JP2000287250A - 移動体通信システムおよびマイクロセル基地局 - Google Patents

移動体通信システムおよびマイクロセル基地局

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JP2000287250A
JP2000287250A JP11093528A JP9352899A JP2000287250A JP 2000287250 A JP2000287250 A JP 2000287250A JP 11093528 A JP11093528 A JP 11093528A JP 9352899 A JP9352899 A JP 9352899A JP 2000287250 A JP2000287250 A JP 2000287250A
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microcell
mobile station
cell
communication
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JP11093528A
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Masahiro Maki
昌弘 牧
Masahiro Mimura
政博 三村
Kazuyuki Aota
一幸 青田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階層化マクロセル方式において、移動する移
動局に対し、通信品質の劣化に影響するハンドオーバー
制御の発生を極力抑えて通信を行う移動体通信システム
およびマイクロセル基地局を提供する。 【解決手段】 マクロセル基地局13は、マクロセル1
1を形成する。マイクロセル基地局14は、マクロセル
11内に位置し、マイクロセル12を形成する。ここ
で、マイクロセル基地局14は、通信を行っている移動
局15から受信する信号に基づいて、当該移動局15の
位置を監視する。そして、マイクロセル基地局14は、
移動局15の移動に追従して、移動局15がマイクロセ
ル12内に留まるように形成するマイクロセル12の形
状を変化させ、ハンドオーバーの発生を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムおよびマイクロセル基地局に関し、より特定的には、
周波数を有効利用するための適応セル形状制御を行う移
動体通信システムおよび当該システムを構成するマイク
ロセル基地局に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、移動体通信システムにおい
て、通信エリアを形成する方式としてマクロセル方式が
存在する。この従来のマクロセル方式とは、例えば、図
6に示すように、正六角形のゾーンを形成しているマク
ロセル11が敷き詰められており、各マクロセル11に
それぞれA〜Iまでの9の周波数が繰り返し割り当てる
ものである。このマクロセル方式において、通信対象で
ある移動局は、いずれかのマクロセル11内において、
当該マクロセル11に予め与えられた周波数(A〜Iの
いずれか1つ)を用いて、対応する基地局との通信を行
う。なお、以下の説明においては、周波数A〜Iを用い
るマクロセルを、それぞれマクロセル11a〜11iと
表現することにする。
【0003】また、上記従来のマクロセル方式において
は、あるマクロセル11内でのトラフィック量が多くな
って通信品質が低下する場合の対策として、階層化セル
構造が提案されている。図7は、従来の移動体通信シス
テムで用いるマクロセル方式における階層化セル構造
(以下、階層化マクロセル方式という)の一例を示す図
である。図7において、従来の階層化マクロセル方式の
マクロセル11は、ゾーン内にマクロセル基地局13
と、マイクロセル基地局34とを有している。マクロセ
ル基地局13は、半径数km程度のマクロセル11内の
通信をカバーする基地局である。マイクロセル基地局3
4は、マクロセル11内に設置され、半径数百m程度の
マイクロセル32のエリアを形成して当該エリアの通信
をカバーする。
【0004】図7に示すように、階層化マクロセル方式
では、マクロセル11内のトラフィックが集中するエリ
アにマイクロセル32が配置されるようにマイクロセル
基地局34を設置する。こうすることにより、マクロセ
ル11内のトラフィック密度が下がり、通信品質を改善
することができるのである。
【0005】ここで、マイクロセル基地局34が形成す
るマイクロセル32は、上述のようにマクロセル11よ
りも小さく、またマイクロセル基地局34は、マクロセ
ル基地局13より小さい電力で運用することで、周波数
再利用のためのセル繰り返し数を小さくすることができ
る。例えば、図8に示すように、周波数Aを使用してい
るマクロセル11a(図中、網掛けで示す)では、隣接
しないマクロセル11f,11hの周波数F,Hが利用
できる。なお、ここでの説明は省略するが、マクロセル
内を複数のセクタに分割したセクタセル方式を用いた移
動体通信システムにおいても、上記と同様のことが言え
る。
【0006】このように、従来の階層化マクロセル方式
によれば、本来のマクロセル方式で割り当てられた周波
数だけで各基地局(マクロセル基地局13およびマイク
ロセル基地局34)を運用し、かつ、加入者容量を増や
すと同時に、トラフィック量の平均化を図ることができ
る。なお、これらの技術内容は、例えば、文献「移動通
信(笹岡修一編著,オーム社,平成10年5月)」の1
27〜157ページに詳しく述べられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の階層化マクロセル方式においては、マイクロセル基
地局34が形成するマイクロセル32のセルサイズが小
さいために、マイクロセル32のエリアとマクロセル3
1のエリアとの境界付近で、ハンドオーバー(エリア間
の移動に伴う通信チャンネルの切り換え)の発生頻度が
高くなる。例えば、図9(a)に示すように、移動局1
5がマイクロセル32内からマクロセル11a側へ移動
する場合(図中、矢印で表す)、同じマクロセル11a
内の移動であっても、通信の周波数を切り替えるために
ハンドオーバー(図中、黒丸印で表す)が発生すること
となる。また、図9(b)に示すように、移動局15が
マイクロセル32内からマクロセル11dを介してマク
ロセル11cへ移動するような場合、移動局15のわず
かな距離の移動であっても、通信の周波数を切り替える
ために3回のハンドオーバーが発生してしまうこととな
る。
【0008】このように、短時間で頻繁にハンドオーバ
ーが生じるシステム環境では、通信品質が劣化する恐れ
があり、また、通信品質を落とさないためには、高速に
ハンドオーバー制御を行う装置の導入が求められるた
め、システム全体のコストが高くなってしまうという問
題がある。
【0009】それ故、本発明の目的は、階層化マクロセ
ル方式において、移動する移動局に対し、通信品質の劣
化に影響するハンドオーバー制御の発生を極力抑えて通
信を行う移動体通信システムおよび当該システムを構成
するマイクロセル基地局を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、マクロセルを平面上に複数敷き詰めると共に、
1つ以上のマイクロセルを階層化によって形成すること
で通信エリアを構成し、当該通信エリア内において移動
局と基地局との通信を行う階層化マクロセル方式の無線
通信システムであって、マクロセルをそれぞれ形成する
複数のマクロ基地局と、マクロセル内に位置し、マクロ
セルより小さなエリアのマイクロセルを形成し、マクロ
基地局が用いる電力より小さい電力で運用する1つ以上
のマイクロセル基地局とを備え、マイクロセル基地局
は、通信中の移動局の位置を監視し、当該移動局の位置
情報を出力する移動局位置監視手段と、移動局位置監視
手段が出力する位置情報に追従して、移動局がマイクロ
セル内に留まるように、形成するマイクロセルの形状を
変化させる制御信号を出力する適応セル形状制御手段
と、適応セル形状制御手段が出力する制御信号に基づい
て、電波の指向性を変化させる指向性アンテナとを備え
ることを特徴とする。
【0011】上記のように、第1の発明によれば、マイ
クロセル内で通信を行う移動局の位置を監視し、移動局
の移動に追従してマイクロセルの形状を変化させる。こ
れにより、通信エリアの狭いマイクロセルを有する階層
化セル構造であっても、ハンドオーバー制御を極力抑え
た通信システムを構築することができ、制御にかかるコ
ストを削減できる。
【0012】第2の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、他の既存の固定通信システムと接続を行う固
定網接続手段をさらに備え、マイクロセル基地局は、固
定網接続手段を介して固定通信システムと接続し、マク
ロセル基地局と独立したマイクロセル内の通信を行うこ
とを特徴とする。
【0013】上記のように、第2の発明によれば、第1
の発明において、ハンドオーバー制御の必要がなけれ
ば、マイクロ基地局を、固定網接続手段を介して固定網
と接続した別個独立の通信システムとして、マクロセル
内に設置する。これにより、第1の発明の効果に加え、
既存の移動体通信システムの設計変更をすることなし
に、マイクロセル基地局の設置が可能となり、移動体通
信システムの上位レイヤとの制御にかかるコストも削減
できる。
【0014】第3の発明は、マクロセル基地局が形成す
るマクロセル上に、階層化で当該マクロセルより小さな
エリアのマイクロセルを構成し、当該マイクロセル内の
移動局との通信を、当該マクロセル基地局が用いる電力
より小さい電力で運用するマイクロセル基地局であっ
て、通信中の移動局の位置を監視し、当該移動局の位置
情報を出力する移動局位置監視手段と、移動局位置監視
手段が出力する位置情報に追従して、移動局がマイクロ
セル内に留まるように、形成するマイクロセルの形状を
変化させる制御信号を出力する適応セル形状制御手段
と、適応セル形状制御手段が出力する制御信号に基づい
て、電波の指向性を変化させる指向性アンテナとを備え
ることを特徴とする。
【0015】上記のように、第3の発明によれば、マイ
クロセル内で通信を行う移動局の位置を監視し、移動局
の移動に追従してマイクロセルの形状を変化させる。こ
れにより、通信エリアの狭いマイクロセルを有する階層
化セル構造であっても、ハンドオーバー制御を極力抑え
た通信システムを構築することができ、制御にかかるコ
ストを削減できる。
【0016】第4の発明は、第3の発明に従属する発明
であって、他の既存の固定通信システムと接続を行う固
定網接続手段をを介して当該固定通信システムと接続
し、マクロセル基地局と独立したマイクロセル内の通信
を行うことを特徴とする、請求項3に記載のマイクロセ
ル基地局。
【0017】上記のように、第4の発明によれば、第3
の発明において、ハンドオーバー制御の必要がなけれ
ば、マイクロ基地局を、固定網接続手段を介して固定網
と接続した別個独立の通信システムとして、マクロセル
内に設置する。これにより、第3の発明の効果に加え、
既存の移動体通信システムの設計変更をすることなし
に、マイクロセル基地局の設置が可能となり、移動体通
信システムの上位レイヤとの制御にかかるコストも削減
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態に係る移動体通信システムで用いる
マクロセル11の構成の一例を示す図である。図1にお
いて、第1の実施形態のマクロセル11は、ゾーン内に
マクロセル基地局13と、マイクロセル基地局14とを
有している。
【0019】マクロセル基地局13は、通信エリアであ
るマクロセル11を形成する。マイクロセル基地局14
は、マクロセル11内に位置し、後述する制御を行って
適応した通信エリアであるマイクロセル12を形成す
る。なお、このマイクロセル基地局14が使用する周波
数は、位置するマクロセル11に接する他のマクロセル
11が使用している周波数以外を使用する。例えば、周
波数Aを使用しているマクロセル11においては、マイ
クロセル基地局14は、周波数Fまたは周波数Hを用い
る(図8を参照)。また、マイクロセル12をマクロセ
ル11に比べてそれぞれ小さく形成し、かつ、マイクロ
セル基地局14を、マクロセル基地局13よりも小さい
電力で運用する。これにより、マイクロセル12が他の
マクロセル11と同一の周波数を使用しても、相互干渉
の影響が少なくなる。
【0020】図2は、図1におけるマイクロセル基地局
14の詳細な構成の一例を示すブロック図である。図2
において、マイクロセル基地局14は、移動局位置監視
部141と、適応セル形状制御部142と、指向性アン
テナ143とを備える。移動局位置監視部141は、移
動局との通信(回線接続)を行っている間、指向性アン
テナ143が移動局から受信する信号に基づいて、常時
または一定の時間間隔で当該移動局の位置を監視し、位
置情報を適応セル形状制御部142へ出力する。適応セ
ル形状制御部142は、移動局位置推定部141が出力
する位置情報に基づいて、形成するマイクロセル12が
移動局の位置をカバーするように、指向性アンテナ14
3の指向性を逐次制御する。
【0021】以下、図3に幾つか具体例を挙げて、本発
明の第1の実施形態に係る移動体通信システムにおける
マイクロセル基地局14が行うマイクロセル12の制御
を説明する。なお、以下の説明においては、周波数A〜
Iを用いるマクロセルを、それぞれマクロセル11a〜
11iと表現することにする。
【0022】(1)まず、図3(a)を参照して、移動
局15が、現在形成されているマイクロセル12内にお
いてマイクロセル基地局14との通信を開始し、その
後、マクロセル11a内を移動する(図中、矢印で表
す)場合を考える。この場合、移動局15が、マイクロ
セル12内においてマイクロセル基地局14との通信を
開始すると、移動局位置監視部141は、当該通信を行
っている移動局15の位置監視を開始する。以後、この
位置監視は、通信が切断させるまでの間、常時または一
定の時間間隔で行われる。その後、移動局15が移動
し、マイクロセル12のエリア外に出ようとすると、適
応セル形状制御部142は、移動局位置監視部141か
ら出力される移動局15の位置情報をもとに、移動局1
5がマイクロセル12のエリア外に出ないように、指向
性アンテナ143の指向性を移動局15の移動方向に変
化させる(図中、波線で示す)。これにより、移動局1
5は、ハンドオーバー制御を行うことなく、マイクロセ
ル12内で通信を継続することができる。
【0023】(2)次に、図3(b)を参照して、移動
局15が、現在形成されているマイクロセル12内にお
いてマイクロセル基地局14との通信を開始し、その
後、マクロセル11dを介してマクロセル11cへ移動
する(図中、矢印で表す)場合を考える。この場合、移
動局15が、マイクロセル12内においてマイクロセル
基地局14との通信を開始すると、移動局位置監視部1
41は、上記と同様に当該通信を行っている移動局15
の位置監視を開始する。以後、この位置監視は、通信が
切断させるまでの間、常時または一定の時間間隔で行わ
れる。その後、移動局15が移動し、マイクロセル12
のエリア外に出ようとすると、適応セル形状制御部14
2は、移動局位置監視部141から出力される移動局1
5の位置情報をもとに、移動局15がマイクロセル12
のエリア外に出ないように、指向性アンテナ143の指
向性を移動局15の移動方向に変化させる。マイクロセ
ル基地局14は、この指向性の変化を移動局15がマク
ロセル11cへ移動するまで追従して行う(図中、波線
で示す)。これにより、移動局15は、マクロセル11
aからマクロセル11cへ移動するまでに、1回のハン
ドオーバー制御(図中、黒丸印で表す)を行うだけでよ
くなる。
【0024】(3)さらに、現在マクロセル11aで通
信を行っている移動局15が、マイクロセル12内を通
過しようとした場合を考える。ここで、マイクロセル1
2は、マクロセル11aと重複して配置されている。従
って、この場合には、マクロセル基地局13は、マイク
ロセル基地局14へのハンドオーバー制御を行うことな
く、継続して移動局15との通信を行う。これにより、
移動局15は、ハンドオーバー制御を行うことなく、マ
クロセル11aのエリア内で通信を継続することができ
る。なお、移動局15がマイクロセル12内に移動した
場合に、マイクロセル基地局14へのハンドオーバー制
御を行うことも勿論可能である。この場合であっても、
マイクロセル基地局14は、移動局15の移動に追従し
てマイクロセル12の形状を変化させるので、従来に比
べ、ハンドオーバー制御を行う回数が少なくなることは
言うまでもない。
【0025】以上のように、本発明の第1の実施形態に
係る移動体通信システムによれば、マイクロセル12内
で通信を行う移動局15の位置を監視し、移動局15の
移動に追従してマイクロセル12の形状を変化させる。
これにより、通信エリアの狭いマイクロセル12を有す
る階層化セル構造であっても、ハンドオーバー制御を極
力抑えた通信システムを構築することができ、制御にか
かるコストを削減できる。
【0026】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の実施形態に係る移動体通信システムで用いるマクロセ
ル11の構成の一例を示す図である。図4において、第
2の実施形態のマクロセル11は、ゾーン内にマクロセ
ル基地局13と、マイクロセル基地局24と、固定網接
続装置25とを有している。
【0027】マクロセル基地局13は、通信エリアであ
るマクロセル11を形成する。マイクロセル基地局24
は、マクロセル11内に位置し、後述する制御を行って
適応した通信エリアであるマイクロセル22を形成す
る。このマイクロセル基地局24は、マクロセル基地局
13とは別個独立した通信システムであり、固定網接続
装置26によって、既存の固定網(例えば、公衆回線)
と接続されている。従って、マクロセル基地局13とマ
イクロセル基地局24との間においては、ハンドオーバ
ー制御を行うことは困難である。なお、マイクロセル基
地局24が使用する周波数は、位置するマクロセル11
に接する他のマクロセル11が使用している周波数以外
を使用する。例えば、周波数Aを使用しているマクロセ
ル11においては、マイクロセル基地局24は、周波数
Fまたは周波数Hを用いる(図8を参照)。また、マイ
クロセル22をマクロセル11に比べてそれぞれ小さく
形成し、かつ、マイクロセル基地局24を、マクロセル
基地局13よりも小さい電力で運用する。これにより、
マイクロセル22が他のマクロセル11と同一の周波数
を使用しても、相互干渉の影響が少なくなる。
【0028】図5は、図4におけるマイクロセル基地局
24の詳細な構成の一例を示すブロック図である。図5
において、マイクロセル基地局24は、移動局位置監視
部241と、適応セル形状制御部242と、指向性アン
テナ243とを備える。移動局位置監視部241は、移
動局との通信(回線接続)を行っている間、指向性アン
テナ243が移動局から受信する信号に基づいて、常時
または一定の時間間隔で当該移動局の位置を監視し、位
置情報を適応セル形状制御部242へ出力する。適応セ
ル形状制御部242は、移動局位置推定部241が出力
する位置情報に基づいて、形成するマイクロセル22が
移動局の位置をカバーするように、指向性アンテナ24
3の指向性を逐次制御する。
【0029】次に、本発明の第2の実施形態に係る移動
体通信システムにおけるマイクロセル基地局24が行う
マイクロセル12の制御の具体例を説明する。現在マク
ロセル11で通信を行っている移動局15が、マイクロ
セル22内を通過しようとした場合を考える。この場
合、マクロセル基地局13は、別個独立して存在するマ
イクロセル基地局14へのハンドオーバー制御を行うこ
となく、継続して移動局15との通信を行う。また、移
動局15が、現在形成されているマイクロセル22内に
おいてマイクロセル基地局24との通信を行っている移
動局15が、マイクロセル22のエリア外へ移動しよう
とする場合を考える。この場合、マイクロセル基地局2
4は、移動局位置監視部241によって、移動局15の
位置を監視している。この位置監視は、通信が切断させ
るまでの間、常時または一定の時間間隔で行われる。そ
の後、移動局15が移動し、マイクロセル22のエリア
外に出ようとすると、適応セル形状制御部242は、移
動局位置監視部241から出力される移動局15の位置
情報をもとに、移動局15がマイクロセル22のエリア
外に出ないように、指向性アンテナ243の指向性を移
動局15の移動方向に変化させる。これにより、移動局
15は、ハンドオーバー制御を行うことなく、マイクロ
セル22のエリア内で通信を継続することができる。
【0030】以上のように、本発明の第2の実施形態に
係る移動体通信システムによれば、マイクロセル22内
で通信を行う移動局15の位置を監視し、移動局15の
移動に追従してマイクロセル22の形状を変化させる。
これにより、通信エリアの狭いマイクロセル22を有す
る階層化セル構造であっても、ハンドオーバー制御の不
要な通信システムを構築することができ、制御にかかる
コストを削減できる。また、既存の移動体通信システム
の設計変更をすることなしに、マイクロセル基地局24
の設置が可能となり、移動体通信システムの上位レイヤ
との制御にかかるコストも削減できる。
【0031】なお、上記第1および第2の実施形態にお
いては、6角形マクロセルを用いたマクロセル方式を一
例に挙げて説明した。しかし、本発明は、これらに限定
されるものではなく、3角形マクロセルや4角形マクロ
セル等の6角形以外のマクロセルにおいても、上記と同
様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る移動体通信シス
テムで用いるマクロセル11の構成の一例を示す図であ
る。
【図2】図1におけるマイクロセル基地局14の詳細な
構成の一例を示すブロック図である。
【図3】図1におけるマイクロセル基地局14が行うマ
イクロセル12の制御の一例を説明する図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る移動体通信シス
テムで用いるマクロセル11の構成の一例を示す図であ
る。
【図5】図4におけるマイクロセル基地局24の詳細な
構成の一例を示すブロック図である。
【図6】従来のマクロセル方式における周波数割り当て
の一例を示す図である。
【図7】従来の移動体通信システムで用いる階層化マク
ロセル方式の一例を示す図である。
【図8】従来の階層化マクロセル方式における周波数割
り当ての一例を示す図である。
【図9】従来の階層化マクロセル方式におけるハンドオ
ーバー発生の一例を説明する図である。
【符号の説明】
11,11a〜11i…マクロセル 12,22,32…マイクロセル 13…マクロセル基地局 14,24,34…マイクロセル基地局 15…移動局 26…固定網接続装置 141,241…移動局位置監視部 142,242…適応セル形状制御部 143,243…指向性アンテナ
フロントページの続き (72)発明者 青田 一幸 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA11 AA23 BB04 EE02 EE10 EE46 EE55 EE56 JJ53 KK02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マクロセルを平面上に複数敷き詰めると
    共に、1つ以上のマイクロセルを階層化によって形成す
    ることで通信エリアを構成し、当該通信エリア内におい
    て移動局と基地局との通信を行う階層化マクロセル方式
    の無線通信システムであって、 前記マクロセルをそれぞれ形成する複数のマクロ基地局
    と、 前記マクロセル内に位置し、前記マクロセルより小さな
    エリアの前記マイクロセルを形成し、前記マクロ基地局
    が用いる電力より小さい電力で運用する1つ以上のマイ
    クロセル基地局とを備え、 前記マイクロセル基地局は、 通信中の前記移動局の位置を監視し、当該移動局の位置
    情報を出力する移動局位置監視手段と、 前記移動局位置監視手段が出力する前記位置情報に追従
    して、前記移動局が前記マイクロセル内に留まるよう
    に、形成する前記マイクロセルの形状を変化させる制御
    信号を出力する適応セル形状制御手段と、 前記適応セル形状制御手段が出力する前記制御信号に基
    づいて、電波の指向性を変化させる指向性アンテナとを
    備えることを特徴とする、移動体通信システム。
  2. 【請求項2】 他の既存の固定通信システムと接続を行
    う固定網接続手段をさらに備え、 前記マイクロセル基地局は、前記固定網接続手段を介し
    て前記固定通信システムと接続し、前記マクロセル基地
    局と独立した前記マイクロセル内の通信を行うことを特
    徴とする、請求項1に記載の移動体通信システム。
  3. 【請求項3】 マクロセル基地局が形成するマクロセル
    上に、階層化で当該マクロセルより小さなエリアのマイ
    クロセルを構成し、当該マイクロセル内の移動局との通
    信を、当該マクロセル基地局が用いる電力より小さい電
    力で運用するマイクロセル基地局であって、 通信中の前記移動局の位置を監視し、当該移動局の位置
    情報を出力する移動局位置監視手段と、 前記移動局位置監視手段が出力する前記位置情報に追従
    して、前記移動局が前記マイクロセル内に留まるよう
    に、形成する前記マイクロセルの形状を変化させる制御
    信号を出力する適応セル形状制御手段と、 前記適応セル形状制御手段が出力する前記制御信号に基
    づいて、電波の指向性を変化させる指向性アンテナとを
    備えることを特徴とする、マイクロセル基地局。
  4. 【請求項4】 他の既存の固定通信システムと接続を行
    う固定網接続手段をを介して当該固定通信システムと接
    続し、前記マクロセル基地局と独立した前記マイクロセ
    ル内の通信を行うことを特徴とする、請求項3に記載の
    マイクロセル基地局。
JP11093528A 1999-03-31 1999-03-31 移動体通信システムおよびマイクロセル基地局 Pending JP2000287250A (ja)

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