JP2000286866A - 通信システム及び端末装置 - Google Patents

通信システム及び端末装置

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JP2000286866A
JP2000286866A JP9420699A JP9420699A JP2000286866A JP 2000286866 A JP2000286866 A JP 2000286866A JP 9420699 A JP9420699 A JP 9420699A JP 9420699 A JP9420699 A JP 9420699A JP 2000286866 A JP2000286866 A JP 2000286866A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 あるネットワークについて受信装置のみ備え
た端末装置の該ネットワークからのパケット受信を可能
とする通信システムを提供すること。 【解決手段】 5GHz帯域無線LANでのパケット受
信と2.4GHz帯域無線LANでの送受信が可能な端
末装置102は、5GHz帯域無線LANと2.4GH
z帯域無線LANで送受信可能な端末装置101との間
で、2.4GHz帯域無線LANを介して端末装置10
2が受信側として5GHz帯域無線LANを使用するた
めの所定の手続を行い、端末装置101は、端末装置1
02が5GHz帯域無線LANを介してパケットを受信
するために5GHz帯域無線LANに送信すべき情報
を、端末装置102の代わりに5GHz帯域無線LAN
に送信し、端末装置102は、5GHz帯域無線LAN
を介して転送されてきたパケットを受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の通信インタ
フェースを有する端末装置及びその端末装置を含む通信
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭内のネットワーク化が注目を
浴びるようになってきたが、特に脚光を浴びているの
が、デジタル化された家電機器間を接続するIEEE1
394である。このIEEE1394バスにおいては、
複数の端末をデイジーチェインもしくはスター型に接続
し、100Mbpsを超える広帯域のデータを転送する
ことができるようになっている。また、その最も大きな
特徴として、同一のケーブル上においてAsynchr
onousデータとIsochronousデータの双
方を伝送することが可能となっている点があげられる。
このため、元々、SCSIの次世代バージョンとして検
討が始まっていた1394をAV機器間を接続するケー
ブルとして使用しようとの動きが活発になってきた。
【0003】また、無線ネットワーク(無線LAN)の
高速化も注目されている。特に、1998年にIEEE
802.11の規格が決まったこともあり、多くの無線
LAN製品が登場しているとともに、その低価格化には
目を見張るものがある。このような、無線技術の高度化
/低価格化にともなって、これを家庭内にも応用しよう
との動きが活発になってきている。米国のHomeRF
やBluetoothなどの業界団体が設立される等、
今後も大きく進歩していくことが予想されている。ま
た、家庭内ネットワークにとっては、新しいケーブルを
敷設する必要のない無線システムは非常に受け入れられ
易いシステムである。このため、高速化された無線LA
Nシステムが、今後、家庭内ネットワークにおける中心
的存在となっていくと考えられる。
【0004】しかし、無線ネットワークを家庭内に応用
する場合には、いくつかの問題が残されている。一つ
は、無線による広帯域データ転送の実現である。家庭内
において転送されるデータとしては、TV放送や衛星放
送等の映像情報が主役であり、このような広帯域データ
を転送できる無線システムが現れなければ家庭内に無線
システムが普及することは難しいと思われる。これに対
して、現在、5GHz帯を用いた無線システムが検討さ
れている。ここでは、20〜30Mbps程度の伝送レ
ートを実現できる無線システムを検討しており、これに
よって、MPEG2映像であれば数チャネルを転送でき
るようになる。また、5GHz帯の無線周波数は、家庭
内に存在する多くの壁を通り抜けることのできる最後の
周波数と言われており、家庭内での広帯域無線の最有力
候補と目されている。
【0005】ただし、5GHz帯無線システムにも問題
がある。それは、現状ではCMOSによってRF機能を
LSI化できない点である。これは、5GHz帯の無線
システムのコスト化にとって大きな弱点であり、課題で
ある。このような5GHz帯の無線システムを如何に安
価に提供できるようになるかが、家庭内での無線システ
ムの普及に大きな影響を与えることが予想される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、5GH
z帯無線のような広帯域データを転送するための無線装
置は、コストが高くなることが予想されている。そのた
め、5GHz帯無線を使って、家庭内での映像データ配
信を実行する場合には、その無線端末自身のコストが高
くなってしまうことが予想される。これは、家庭製品の
ようなコストに敏感な製品にとって大きな問題である。
【0007】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、少なくとも第1のネットワークのインタフェース
と第2のネットワークのインタフェースを有する端末装
置において、第2のネットワークのインタフェースでは
送受信可能であるが、第2のネットワークのインタフェ
ースでは受信だけ可能であるような場合でも、該端末装
置が第2のネットワークにおいて受信ノードとしてデー
タ転送を受けることを可能にする通信システム及び端末
装置を提供することを目的とする。
【0008】具体的には、例えば、2.4GHz帯無線
と5GHz帯無線のような2つのインタフェースを有す
る無線端末において、特に、無線端末が5GHz帯無線
の受信機能しか持たないような場合でも、5GHz帯無
線における認証/加入処理や、IEEE1394バス上
のノードとの間でのAV制御プロトコルに関しては2.
4GHz帯無線を用いて実行し、実際のデータ転送を5
GHz帯無線を用いて実行することを可能とする通信シ
ステム及び端末装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
第1のネットワーク(例えば、5GHz帯無線LAN)
を介したパケットの受信、及び第2のネットワーク(例
えば、2.4GHz帯無線LAN)を介したパケットの
送受信が可能な第1の端末装置(例えば、5GHz帯無
線LANについては受信機能のみを有する無線端末)
と、第1のネットワークを介したパケットの送信及び第
2のネットワークを介したパケットの送受信が可能な第
2の端末装置(例えば、5GHz帯無線LANについて
はPoint Cordinator機能を提供する無
線端末)とを含む通信システムにおいて、前記第1の端
末装置は、前記第2のネットワークを介して、前記第2
の端末装置と通信を行い、該第1の端末装置が受信側と
して前記第1のネットワークを使用するための所定の手
続を行い、前記第2の端末装置は、前記第1の端末装置
が前記第1のネットワークを介してパケットを受信する
ために、該第1のネットワークに送出すべき情報を、前
記第1の端末装置の代わりに該第1のネットワークに送
信し、前記第1の端末装置は、前記第1のネットワーク
を介して前記第2の端末装置から送信されたパケットを
受信することを特徴とする。
【0010】好ましくは、前記第2の端末装置は、前記
第1の端末装置から通知された、該第1の端末装置に対
して送信側となる装置が、前記第1のネットワークを介
したパケットの送受信が可能な他の端末装置(例えば、
5GHz帯無線LANについては送受信機能を有する無
線端末)である場合に、該他の端末装置に対し、該第1
のネットワークを介して、前記他の端末装置が前記第1
の端末装置宛のパケットを送信するために必要な情報を
送信するようにしてもよい。
【0011】なお、上記他の無線端末から第1のネット
ワークを介して第1の無線端末に、パケットを直接転送
する方法と、他の無線端末からのパケットを第2の無線
端末が一旦受信して、第1の無線端末に中継する方法と
が可能である。
【0012】好ましくは、前記第2の端末装置は、前記
第1の端末装置から通知された、該第1の端末装置に対
して送信側となる装置が、前記第1及び第2のネットワ
ークとは異なる第3のネットワーク(例えば、IEEE
1394バス)上の他の装置(例えば、TV装置、DV
D装置等)である場合に、該他の装置に対し、該第3ネ
ットワークを介して、該第2の端末装置宛のパケットを
送出すべき旨の情報を送信し、前記他の装置は、前記第
3のネットワークを介して前記第2の端末装置にパケッ
トを送信し、前記第2の端末装置は、前記第3のネット
ワークを介して前記他の装置から受信したパケットを前
記第1のネットワークを介して前記第1の端末装置宛に
送信するようにしてもよい。
【0013】本発明(請求項4)は、第1のネットワー
ク(例えば、5GHz帯無線LAN)を介したパケット
の受信、及び第2のネットワーク(例えば、2.4GH
z帯無線LAN)を介したパケットの送受信が可能な第
1の端末装置(例えば、5GHz帯無線LANについて
は受信機能のみを有する無線端末)と、前記第1のネッ
トワークを介したパケットの送信及び第3のネットワー
ク(例えば、IEEE1394バス)を介したパケット
の送受信が可能な第2の端末装置(例えば、5GHz帯
無線LANについてはPoint Cordinato
r機能を提供する無線端末)と、前記第2のネットワー
クを介したパケットの送受信、及び前記第3のネットワ
ークを介したパケットの送受信が可能な第3の端末装置
(例えば、2.4GHz帯無線LANについてはPoi
nt Cordinator機能を提供する無線端末)
と、前記第3のネットワークを介したパケットの送受信
が可能な第4の装置(例えば、TV装置、DVD装置
等)とを含む通信システムにおいて、前記第1の端末装
置は、前記第2のネットワークを介して前記第3の端末
装置と通信を行い、該第1の端末装置が受信側として前
記第1のネットワークを使用するための所定の手続を行
い、前記第3の端末装置は、前記第3のネットワークを
介して前記第2の端末装置と通信を行い、該第1の端末
装置が受信側として前記第1のネットワークを使用する
ための所定の手続を行い、前記第3の端末装置は、前記
第3及び前記第1のネットワークを介して、前記第4の
装置から前記第1の端末装置へのパケットの転送を前記
第2の端末装置に中継させるための所定の手続を行い、
前記第1の端末装置は、前記第4の装置宛のパケット送
信要求を前記第2のネットワークを介して前記第3の端
末装置に送信し、前記第3の端末装置は、受信した前記
パケット送信要求を前記第3のネットワークを介して前
記第4の装置に送信し、前記第4の装置は、受信した前
記パケット送信要求に応答して、前記第3のネットワー
クを介して前記第2の端末装置にパケットを送信し、前
記第2の端末装置は、受信した前記パケットを前記第1
のネットワークを介して前記第1の端末装置に送信する
ことを特徴とする。
【0014】本発明(請求項5)に係る端末装置(例え
ば、5GHz帯無線LANについてはPoint Co
rdinator機能を提供する無線端末)は、第1の
ネットワーク(例えば、5GHz帯無線LAN)を介し
て少なくともパケット送信を行う第1のインターフェー
ス手段と、第2のネットワーク(例えば、2.4GHz
帯無線LAN)へのパケット送受信を行う第2のインタ
ーフェース手段と、前記第2のインターフェース手段を
介して通信可能な第1の端末(例えば、5GHz帯無線
LANについては受信機能のみを有する無線端末)か
ら、該第1の端末の有する、前記第1のネットワークか
らのパケット受信を行うインタフェース手段のインタフ
ェースアドレス(例えば、図7のY2)を、該第1のイ
ンタフェースを介して受信するインタフェースアドレス
受信手段と、前記インタフェースアドレス受信手段によ
り受信した前記インタフェースアドレスに対して、前記
第1のインターフェース手段を介して所定のパケットを
送信するパケット送信手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0015】好ましくは、前記第1の端末からの前記第
1のネットワークにおける認証要求およびまたは前記第
1の端末からの前記第1のネットワークへの加入要求
を、前記第2のインタフェース手段を介して受信する要
求受信手段と、前記認証要求およびまたは加入要求に基
づいて、前記第1の端末の前記第1のネットワークにお
ける認証処理およびまたは加入処理を、前記第1のイン
タフェースを介して実行する要求処理手段とをさらに具
備するようにしてもよい。
【0016】好ましくは、前記第1の端末からの前記第
1のネットワークへのパケット送信要求を、前記第2の
インタフェース手段を介して受信するパケット要求受信
手段をさらに具備し、前記パケット送信手段は、前記第
1のネットワークへのパケット送信要求に基づいて、前
記第1の端末へのパケットを前記第1のインタフェース
手段を介して送信するようにしてもよい。
【0017】好ましくは、前記第1の端末からの前記第
1のネットワークへのパケット送信要求内に記載された
パケット送信元端末のアドレスが自端末のアドレスでな
い場合、該パケット送信元端末から自端末へのパケット
送信要求を、前記第1のネットワークに送出するパケッ
ト送信要求変換送信手段と、前記パケット送信要求変換
送信手段により送信された、前記パケット送信元端末か
ら自端末へのパケット送信要求情報に基づいて前記第1
のネットワークを介して転送されてきたパケットを受信
するパケット受信手段と、前記パケット受信手段により
受信されたパケットを、前記第1のインタフェース手段
を介して前記第1の端末に転送するパケット転送手段と
をさらに具備するようにしてもよい。
【0018】好ましくは、前記第1の端末からの前記第
1のネットワークへのリソース獲得要求を、前記第2の
インタフェース手段を介して受信するリソース獲得要求
受信手段と、前記第1のネットワークへのリソース獲得
要求に基づいて、前記第1のネットワーク上でのリソー
ス獲得処理を実行するリソース獲得手段とをさらに具備
するようにしてもよい。
【0019】好ましくは、前記第1の端末から前記第2
のインタフェース手段を介して受信したパケット内に、
前記第1のネットワークに関する制御情報が含まれてい
るか否かを識別するパケット種別識別手段と、前記パケ
ット種別識別手段により、前記パケット内に前記第1の
ネットワークに関する制御情報が含まれていると判断さ
れた場合には、該制御情報に対応する処理を、前記第1
のネットワークに対して実行する制御機能実行手段とを
さらに具備するようにしてもよい。
【0020】好ましくは、前記第1のネットワーク上に
存在する端末の有する、前記第1のネットワークからの
パケット受信を行うインタフェース手段のインタフェー
スアドレス(例えば、図7のY2)と、前記第2のネッ
トワークへのパケット送受信を行うインタフェース手段
の有するインタフェースアドレス(例えば、図7のY
1)との間の対応関係を記憶するためのインタフェース
アドレス対応関係記憶手段と、前記第1の端末から前記
第2のインタフェース手段を介して受信したパケット内
に記載されているパケット送信元端末のインタフェース
アドレスが、前記インタフェースアドレス対応関係記憶
手段に記憶されている、前記第1のネットワークからの
パケット受信を行うインタフェース手段の有するインタ
フェースアドレスと一致するか否かに従って、該受信し
たパケット内に、前記第1のネットワークに関する制御
情報が含まれているか否かを識別するパケット種別識別
手段と、前記パケット種別識別手段により、前記パケッ
ト内に前記第1のネットワークに関する制御情報が含ま
れていると判断された場合には、該制御情報に対応する
処理を、前記第1のネットワークに対して実行する制御
機能実行手段とをさらに具備するようにしてもよい。
【0021】好ましくは、前記パケット送信手段により
送出されたパケットを前記第1の端末が受信した場合に
送出すべき受信確認応答用のパケットを、該第1の端末
の代わりに送出する受信確認応答パケット送出手段をさ
らに具備するようにしてもよい。
【0022】好ましくは、前記第1のネットワーク上に
存在する端末の有する、前記第1のネットワークからの
パケット受信を行うインタフェース手段のインタフェー
スアドレス(例えば、図7のY2)と、前記第2のネッ
トワークへのパケット送受信を行うインタフェース手段
の有するインタフェースアドレス(例えば、図7のY
1)との間の対応関係を記憶するためのインタフェース
アドレス対応関係記憶手段と、前記インタフェースアド
レス対応関係記憶手段に記憶されている情報に基いて、
前記受信確認応答パケット送出手段による前記受信確認
応答パケットの送出を実行するか否かを決定する受信確
認応答パケット送出制御手段とをさらに具備するように
してもよい。
【0023】好ましくは、前記第1の端末の有する、前
記第1のネットワークからのパケット受信を行うインタ
フェース手段のインタフェースアドレス(例えば、図7
のY2)と、前記第2のネットワークへのパケット送受
信を行うインタフェース手段の有するインタフェースア
ドレス(例えば、図7のY1)との間の対応関係を記憶
するインタフェースアドレス対応関係記憶手段をさらに
具備するようにしてもよい。
【0024】好ましくは、第3のネットワーク(例え
ば、IEEE1394バス)へのパケット送受信を行う
第3のインタフェース手段と、前記第2のインターフェ
ース手段を介して前記第1の端末から受信した所定の制
御情報に基づいて、前記第1のインタフェースと前記第
3のインタフェースとの間でのパケット転送経路を自端
末内部において設定する内部経路設定手段とをさらに具
備するようにしてもよい。
【0025】好ましくは、前記第3のインタフェース手
段から受信したパケットを前記第1のインタフェース手
段に中継するかまたは前記第2のインタフェース手段に
中継するかについて、前記内部経路設定手段による前記
自端末内部のパケット転送経路が設定されているか否か
に従って判定する手段をさらに具備するようにしてもよ
い。
【0026】本発明(請求項17)は、第1のネットワ
ーク(例えば、5GHz帯無線LAN)によるパケット
受信および第2のネットワーク(例えば、2.4GHz
帯無線LAN)によるパケット送受信が可能な第1の端
末(例えば、5GHz帯無線LANについては受信機能
のみを有する無線端末)に対して、該第2のネットワー
クにより該第1の端末と通信可能で且つ第3のネットワ
ーク(例えば、IEEE1394バス)にも接続された
他の端末(例えば、2.4GHz帯無線LANについて
はPoint Cordinator機能を提供する無
線端末)から転送される制御情報に基づいて、該第1の
ネットワークを介したデータ転送を行う端末装置(例え
ば、5GHz帯無線LANについてはPoint Co
rdinator機能を提供する無線端末)であって、
前記第1のネットワークを介して少なくともパケット送
信を行う第1のインターフェース手段と、前記第3のネ
ットワークへのパケット送受信を行う第3のインターフ
ェース手段と、前記第1の端末に、前記第1のインター
フェース手段を介して、前記第3のインタフェース手段
のインタフェースアドレスを通知するアドレス通知手段
とを具備したことを特徴とする。
【0027】好ましくは、前記アドレス通知手段は、前
記第1のインターフェース手段を介して、前記第3のイ
ンタフェース手段のインタフェースアドレスをブロード
キャストするブロードキャスト通知手段を含むようにし
てもよい。
【0028】本発明(請求項19)は、第1のネットワ
ーク(例えば、5GHz帯無線LAN)によるパケット
受信および第2のネットワーク(例えば、2.4GHz
帯無線LAN)によるパケット送受信が可能な第1の端
末(例えば、5GHz帯無線LANについては受信機能
のみを有する無線端末)が、該第1のネットワークによ
るパケット送信が可能で且つ第3のネットワーク(例え
ば、IEEE1394バス)にも接続された第2の端末
(例えば、5GHz帯無線LANについてはPoint
Cordinator機能を提供する無線端末)から
の、該第1のネットワークを介したデータ転送を受ける
ことができるように制御を行う端末装置(例えば、2.
4GHz帯無線LANについてはPoint Cord
inator機能を提供する無線端末)であって、前記
第2のネットワークへのパケット送受信を行う第2のイ
ンターフェース手段と、前記第3のネットワークへのパ
ケット送受信を行う第3のインターフェース手段と、前
記第1の端末から、前記第2の端末の有する前記第3の
ネットワークに対応するインターフェース手段のインタ
フェースアドレスを、前記第2のインタフェース手段を
介して受信するインタフェースアドレス受信手段と、前
記インタフェースアドレス受信手段により受信した前記
インタフェースアドレスが、前記第3のネットワーク上
に存在するか否かを確認するアドレス確認手段と、前記
アドレス確認手段によって確認した結果を、前記第2の
インタフェース手段を介して、前記第1の端末に対して
応答する確認結果応答手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0029】好ましくは、前記アドレス確認手段によっ
て確認された前記インタフェースアドレス情報の明示し
てあるパケットを、前記第2のインタフェース手段を介
して受信した際に、該パケットを前記第3のインタフェ
ース手段を介して該インタフェースアドレスに対して転
送するパケット転送手段をさらに具備するようにしても
よい。
【0030】本発明(請求項21)に係る端末装置(例
えば、5GHz帯無線LANについては受信機能のみを
有する無線端末)は、第1のネットワーク(例えば、5
GHz帯無線LAN)を介して少なくともパケット受信
を行う第1のインターフェース手段と、第2のネットワ
ーク(例えば、2.4GHz帯無線LAN)へのパケッ
ト送受信を行う第2のインターフェース手段と、前記第
1のインターフェース手段によって用いるインタフェー
スアドレスと、前記第2のインターフェース手段によっ
て用いるインタフェースアドレスとを、同一に設定する
手段とを具備したことを特徴とする。
【0031】本発明(請求項15)に係る端末装置(例
えば、5GHz帯無線LANについては受信機能のみを
有する無線端末)は、第1のネットワーク(例えば、5
GHz帯無線LAN)を介して少なくともパケット受信
を行う第1のインターフェース手段と、第2のネットワ
ーク(例えば、2.4GHz帯無線LAN)へのパケッ
ト送受信を行う第2のインターフェース手段と、前記第
2のインターフェース手段を介して通信可能な所定の端
末(例えば、2.4GHz帯無線LANについてはPo
int Cordinator機能を提供する無線端
末)に対して、前記第1のインターフェース手段によっ
て用いるインタフェースアドレスを、前記第2のインタ
ーフェース手段を介して通知するインタフェースアドレ
ス通知手段とを具備したことを特徴とする。
【0032】好ましくは、前記第1のネットワークにお
ける認証処理要求およびまたは加入処理要求を、前記第
2のインタフェース手段を介して送出する手段と、前記
第1のネットワークにおける認証処理およびまたは加入
処理要求に必要な所定の情報を、前記第1のインタフェ
ースを介して通知し合う手段とをさらに具備するように
してもよい。
【0033】好ましくは、前記第2のインタフェース手
段を介して送信するパケット内に前記第1のネットワー
クに関する制御情報が搭載されている旨を明示する情報
を、該パケット内に記載するパケット種別通知手段をさ
らに具備するようにしてもよい。
【0034】好ましくは、前記第1のインタフェース手
段を介してパケットを送信する所定の端末(例えば、5
GHz帯無線LANについてはPoint Cordi
nator機能を提供する無線端末)の有する、前記第
1および第2のネットワークとは異なる第3のネットワ
ーク(例えば、IEEE1394バス)へのパケット送
受信を行うインタフェース手段の有する外部インタフェ
ースアドレスを受信する外部インタフェースアドレス受
信手段をさらに具備するようにしてもよい。
【0035】好ましくは、前記外部インタフェースアド
レス受信手段によって受信した、前記所定の端末の有す
る外部インタフェースアドレスを、前記第2のインタフ
ェース手段を介して前記第2のネットワーク上に存在す
る他の端末(例えば、2.4GHz帯無線LANについ
てはPoint Cordinator機能を提供する
無線端末)に対して通知する外部インタフェースアドレ
ス通知手段をさらに具備するようにしてもよい。
【0036】好ましくは、前記第2のインタフェース手
段を介して送信するパケット内に搭載されている情報に
対応する前記外部インタフェースアドレスを明示する情
報を、該パケット内に記載するパケット対応インタフェ
ース種別通知手段をさらに具備するようにしてもよい。
【0037】本発明によれば、少なくとも第1のネット
ワークと第2のネットワークが併用されているネットワ
ーク(例えば、5GHz帯無線LANと2.4GHz帯
無線LANが併用されているホームネットワーク)にお
いて、第2のネットワークではパケット送受信が可能で
あるが第1のネットワークではパケット受信だけ可能で
あるような端末装置(例えば、無線端末)が、第1のネ
ットワークでデータを受信するために必要な手続を第2
のネットワークを利用して行うことができ、これによっ
て、該端末装置は、第1のネットワークからパケットを
送信することなくして、第1のネットワークをパケット
受信ノードとして有効に利用することができる。
【0038】したがって、本発明によれば、例えば、
2.4GHz帯無線の送受信インタフェースと5GHz
帯無線の受信インタフェースを有する無線端末に対し
て、5GHz帯無線ネットワーク上の他の無線端末から
情報を転送することができる。また、5GHz帯無線の
受信インタフェースを有する他の無線端末が中継をする
ことによって、他のネットワーク、例えばIEEE13
94バス上を転送されている各種の情報を送信すること
ができ、あたかも、無線インタフェースによってIEE
E1394バスに接続したかのようにデータ通信を実行
できるようになる。すなわち、無線端末が5GHz帯無
線の受信機能しか持たないような場合でも、5GHz帯
無線における認証/加入処理や、IEEE1394バス
上のノードとの間でのAV制御のプロトコルに関しては
2.4GHz帯無線を用いて実行し、実際のデータ転送
のみを5GHz帯無線を用いて実行することによって、
IEEE1394バス上の動画像データを5GHz帯無
線インタフェースを介して受信できるようになる。
【0039】このように、本発明によれば、例えば、5
GHz帯のような高価な部品を用いる無線端末の低価格
化を実現することができる。特に、無線機能の中の受信
機能のみを端末に持たせ、双方向通信に関しては安価な
無線システムを用いることによって、端末に必要となる
高価な無線部品の数を削減し、それによってコスト低下
を実現することができる。すなわち、家庭内での映像情
報の利用形態は、ビデオや衛星放送から送られてくる映
像を受信/表示して観賞する場合がほとんどである。こ
れは、ユーザが映像情報を受信することはあっても、送
信することはまれであることを意味している。この観点
から、5GHz帯無線機能を低コストで家庭に普及させ
る場合には、その受信機能のみを端末側に持たせる方法
が有効である。よって、5GHz帯のような高価な無線
機能は受信機能のみを持ち、他の安価な無線手段によっ
て送信機能を提供することで、広帯域の画像データも受
信でき、家庭に受け入れられ易い無線端末が提供可能と
なる。
【0040】なお、装置に係る本発明は方法に係る発明
としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明と
しても成立する。
【0041】また、装置または方法に係る本発明は、コ
ンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるため
の(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段と
して機能させるための、あるいはコンピュータに当該発
明に相当する機能を実現させるための)プログラムを記
録したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても成立
する。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。
【0043】以下の第1〜第4の実施形態では、家庭内
に存在するホームネットワークにおいて、第1のネット
ワークとして、より高速(ここでは5GHz帯とする)
の無線LANと、第2のネットワークとして、より低速
(ここでは2.4GHz帯とする)の無線LANとを併
用し、より高速の無線LAN上に単方向のダウンリンク
を定義可能な無線システムを例にとって説明する。ま
た、第3、第4の実施形態では、さらに、第3のネット
ワークとして、IEEE1394バスを一緒に運用可能
とした場合について説明する。
【0044】(第1の実施形態)本実施形態では、5G
Hz帯無線LANについては受信機能のみを有する(も
しくは5GHz帯無線LANからの受信機能のみを使用
可能な)無線端末が、当該5GHz帯無線LANへの処
理(例えば、認証/加入処理等)を、2.4GHz帯無
線LANを介して実行する方式について説明する。
【0045】図1に、5GHz帯を用いた無線LANと
2.4GHz帯を用いた無線LANを併用するネットワ
ークシステムの構成例を示す。これらの無線LANはい
ずれもIEEE802.11のプロトコルに従って運用
されているが、各々の無線LANは異なる無線周波数で
運用されているので、無線LAN間での干渉は生じな
い。
【0046】図1には、5GHz帯無線LAN(図中、
121)におけるP.C.(Point Cordin
ator)機能を提供する無線端末101と、5GHz
帯無線LANへの送受信機能を有する無線端末103
と、5GHz帯無線LANからの受信機能のみを有する
無線端末102が存在する。また、無線端末101と無
線端末102は、2.4GHz帯無線LANへの送受信
機能も有し、これによって通信可能である。
【0047】なお、以下では、無線端末101と無線端
末102とが、2.4GHz帯の無線LAN上のMAC
アドレスと5GHz帯の無線LAN上でのMACアドレ
スを、各々別々に有する場合について述べるが、この
2.4GHz帯の無線LAN上のMACアドレスと5G
Hz帯の無線LAN上でのMACアドレスに、同じMA
Cアドレスを用いることも可能である。以下では、各々
の無線LAN上でのMACアドレスは、無線端末101
の有する2.4GHz帯無線LAN上でのアドレスが
“X1”、5GHz帯無線LAN上でのアドレスが“X
2”、無線端末102の有する2.4GHz帯無線LA
N上でのアドレスが“Y1”、5GHz帯無線LAN上
でのアドレスが“Y2”、無線端末103の有する5G
Hz帯無線LAN上でのアドレスが“Z”であるものと
する。
【0048】IEEE802.11のプロトコルによれ
ば、ある無線端末が所望の無線端末と通信を行なう際に
は、その無線端末間での通信に先だって、無線端末同士
の認証処理が実行されることになっている。また、無線
端末が所望の無線LANに接続する際には、その接続の
ための処理として、無線端末と無線LANのP.C.
(図1の場合、無線端末101)との間で無線LANへ
の加入処理が実行されることになっている。ここで、図
1の構成では無線端末102が5GHz帯無線LANの
受信機能のみしか持たないため、他の無線端末(例え
ば、無線端末101や無線端末102)との通信を行な
う際の認証/加入処理を5GHz帯の無線周波数を用い
ては実行できないことになる。
【0049】本実施形態においては、5GHz帯無線L
ANからの受信機能のみを有する無線端末102が、5
GHz帯無線LANへの認証/加入処理を、2.4GH
z帯無線LANを介して実行する方式について説明す
る。
【0050】IEEE802.11上での認証処理を行
なうためには、自端末で処理可能な認証アルゴリズムを
通知し合うと共に、自端末のMACアドレスも通知しな
ければならない。このため、本実施形態のように5GH
z帯無線LANからの受信機能しか持たない無線端末1
02が、他の無線端末と5GHz帯無線LANにおける
認証処理を実行するためには、認証処理のために必要な
情報(実行可能な認証アルゴリズムの種類とMACアド
レス)を、別の経路を用いて通知する必要がある。図1
中では、これに2.4GHz帯無線LANを用いる場合
を想定している。また、無線端末102が5GHz帯無
線LANのP.C.である無線端末101に加入する際
にも、無線端末102は無線端末101に対して、自端
末のMACアドレスを通知する必要があるが、図1中で
は、これも2.4GHz帯無線LANを用いて実行する
場合を想定している。
【0051】このときの、無線端末101〜103間で
の認証/加入処理がどのように実行されているのかを表
すプロトコルスタックを図2に示す。図2では、5GH
z帯無線LANへの認証/加入処理を「5G制御」、
2.4GHz帯無線LANへの認証/加入処理を「2.
4G制御」として記している。図2からわかるように、
本実施形態においては、5GHz帯無線LANのP.
C.である無線端末101において、無線端末102の
5GHz帯無線LANにおける認証/加入処理を、2.
4GHz帯無線LANを介して実行するようになってい
る。これに対し、5GHz帯無線LANへの送受信機能
を有する無線端末103との間では、5GHz帯無線L
ANにおける認証/加入処理を、5GHz帯無線LAN
を介して実行している。
【0052】また、無線端末101と無線端末102と
の間や、無線端末101と無線端末103との間での実
際のデータ転送をどのように行なっているのかを表すプ
ロトコルスタックを図3に示す。図3からわかるよう
に、実際のデータについては5GHz帯無線LANを介
して転送されているが、無線端末102に対しては、無
線端末101から無線端末102に向かうデータのみが
転送されることになる。
【0053】このような2.4GHz帯の無線LANを
介して5GHz帯の無線LAN上での認証/加入処理を
実行し、実際のデータに関しては5GHz帯の無線LA
Nを介して転送するような場合には、その2.4GHz
帯の無線LAN上におけるパケット識別方法が問題とな
る。つまり、無線端末101において、2.4GHz帯
の無線LANへのインタフェースで受信したパケットの
中の「どのパケット」に「5GHz帯の無線LANの制
御情報」が乗せられているのかを、「どのレイヤ」にお
いて識別するかという問題である。
【0054】このようなパケット識別の具体的な処理と
実際のデータ転送処理の実行方法の2つの例を図4と図
5に示す。
【0055】図4と図5においては、2.4GHz帯の
無線LANと5GHz帯の無線LANの物理レイヤ/M
ACレイヤ(図中、2.4G−MAC/2.4G−PH
Y、5G−MAC/5G−PHY)とともに、各MAC
レイヤ上で動作するドライバ群を示している。なお、認
証/加入やデータ転送要求などの制御系のドライバ(図
中、制御系Driv.)と、実際のデータ転送のための
ドライバ(図中、データ係Driv.)とを区別してい
る。また、各ドライバを用いて実行されるアプリケーシ
ョンとして、通常の2.4GHz帯の無線LAN上で実
行されるアプリケーションを「2.4Gアプリ(ケーシ
ョン)」、通常の5GHz帯の無線LAN上で実行され
るアプリケーションを「5Gアプリ(ケーション)」、
2.4GHz帯の無線LANを介して制御情報を交換し
て、実際のデータ転送は5GHz帯の無線LAN上で実
行するようなアプリケーションを「AWL(Asynm
etric Wireless Link)アプリ(ケ
ーション)」として表している。また、図4と図5にお
いて、点線は、通常の2.4GHz帯の無線LAN上で
のアプリケーションを実行する場合のパケット転送経路
を示しており、破線は、通常の5GHz帯の無線LAN
上でのアプリケーションを実行する場合のパケット転送
経路を示しており、実線は、AWLアプリケーションを
実行する場合のパケット転送経路を示している。図4、
図5ともに、無線端末103は通常の5GHz帯の無線
LAN上の端末であるので、無線端末101と無線端末
103との間では、通常の5GHz帯の無線LANのプ
ロトコル(IEEE802.11)に則った処理が実行
されている。
【0056】以下では、無線端末101と無線端末10
2との間でAWLアプリケーションを実行する場合での
制御系のパケット転送とデータ系のパケット転送おける
具体的な処理方法について説明する。
【0057】最初に、図4の構成例について説明する。
【0058】まず、無線端末101においてAWLアプ
リケーションを実行する場合の処理について説明する。
【0059】無線端末101は、2.4GHz帯の無線
LANの物理レイヤ処理部(図4中の2.4G−PH
Y)によってパケットを受信した後に、その上位のMA
Cレイヤ処理部(図4中の2.4G−MAC)におい
て、受信したパケットが2.4GHz帯の無線LAN上
のアプリケーションに対応するものか、それともAWL
アプリケーションに対応しているものかを識別する「パ
ケット振分け処理」を実行する(このため、MACレイ
ヤ処理部内にパケット振分け処理部が存在する)。この
ように、MACレイヤにおいてパケット識別をするため
には、IEEE802.11のMACレイヤ処理用のパ
ケットとして定義されている、MPDU(MAC Pr
otocol Data Unit)内に、そのパケッ
トがAWLアプリケーションに対応する情報を乗せてい
る旨を識別するためのフラグを定義する必要がある。こ
のようなフラグの有無を識別することによって、その
2.4GHz帯の無線LANへのMACレイヤ処理部に
おいて、受信したパケットをAWLアプリケーションの
制御系ドライバに転送するか、通常の2.4Gアプリの
制御系ドライバに転送するのかを判断する。
【0060】また、無線端末101上のAWLアプリケ
ーションから無線端末102に向けて送出されるデータ
は、そのデータ系ドライバを介して5GHz帯の無線L
ANのMACレイヤ処理部(図4中の5G−MAC)内
の「パケット振分け処理部」に転送される。ここで、そ
のデータパケットがAWLアプリケーションから送出さ
れたものである旨を、MPDU上のフラグによって示し
た後、無線端末101から無線端末102への片方向の
ダウンリンクによるパケット送出アルゴリズムに従っ
て、パケット送出処理が実行される。ここで、無線端末
101から無線端末102への片方向のパケット転送処
理が、通常の5GHz帯の無線LAN上のMACアルゴ
リズムを変更することなく実行できる場合には、5GH
z帯の無線LANへのMACレイヤ処理部内の「パケッ
ト振分け処理部」は不要である。
【0061】次に、無線端末102においてAWLアプ
リケーションを実行する場合の処理について説明する。
【0062】無線端末102が自端末上でAWLアプリ
ケーションを実行する場合は、そのために必要な制御系
処理を2.4GHz帯の無線LAN上で実行する。この
ため、AWLアプリケーションから送出された制御系情
報を運ぶパケットは、その制御系ドライバを介して、
2.4GHz帯の無線LANのMACレイヤ処理(図4
中の2.4G−MAC)内の「パケット振分け処理部」
に転送される。ここで、そのパケットがAWLアプリケ
ーションを実行するための制御系パケットである旨を、
MPDU上のフラグによって示した後、2.4GHz帯
の無線LANのMACレイヤ処理/物理レイヤ処理を介
して無線端末101に転送される。
【0063】また、無線端末102は、5GHz帯の無
線LANからの受信機能(図4中の5G−PHY(R)
や5G−MAC(R))のみを有し、これを介してAW
Lアプリケーションのみを実行可能である。そして、こ
の5GHz帯の無線LANからは、AWLアプリケーシ
ョンのデータ系パケットのみを受信することになる。よ
って、無線端末102の5GHz帯の無線LANへのイ
ンタフェースから受信したパケットは、全てAWLアプ
リケーションに転送することになるので、5GHz帯の
無線LANのMACレイヤ処理部からのパケットは、全
てAWLアプリケーションのデータ系ドライバに転送さ
れるようになっており、無線端末101のような「パケ
ット振分け処理」は不要である。
【0064】ここで上記のように、無線端末102は5
GHz帯の無線LANからのパケット受信処理のみを実
行するので、無線端末102の2.4GHz帯の無線L
AN上でのMACアドレスと5GHz帯の無線LAN上
でのMACアドレスに、同じMACアドレスを用いたと
しても、無線端末101と無線端末102との間でのA
WLアプリケーションの実行が可能となる。この場合
は、無線端末101の「パケット振分け処理部」におい
て、無線端末102の5GHz帯の無線LAN上でのM
ACアドレスと2.4GHz帯の無線LAN上でのMA
Cアドレスが同じであることを認識しておく必要があ
る。
【0065】続いて、図5の構成例について説明する。
【0066】まず、無線端末101においてAWLアプ
リケーションを実行する場合の処理について説明する。
【0067】図5では、図4の場合とは異なり、無線端
末101や無線端末102内の各無線LANへのMAC
レイヤ処理については新規の機能を追加することはせ
ず、その上位のドライバレベルで、受信したパケットが
2.4GHz帯や5GHz帯の無線LAN上のアプリケ
ーションによるものか、AWLアプリケーションによる
ものかを識別する。
【0068】まず、無線端末101は、2.4GHz帯
の無線LANの物理レイヤ処理部(図5中の2.4G−
PHY)とMACレイヤ処理部(図5中の2.4G−M
AC)によって受信したパケットを、対応する制御系の
ドライバに転送する。ここでは、MACレイヤ処理部か
ら受けとったパケットのMPDヘッダを取り除いて、内
部データの情報をチェックする。このときの内部データ
の情報の一つとして、パケットがAWLアプリケーショ
ンに対応する情報を乗せている旨を識別するためのフィ
ールドを定義しておき、ここで、受信したパケットがA
WLアプリケーションに対応するものであるかどうかを
判断する。このようなパケット識別処理を行なうのが、
図5においては、各ドライバの上位のドライバとして定
義されている「AWLドライバ(図中、AWL−Dri
v.)」である。
【0069】また、無線端末101上のAWLアプリケ
ーションから無線端末102に向けて送出されるデータ
は、そのデータを乗せているパケットをAWLドライバ
に転送して、そこで、そのパケットがAWLアプリケー
ションに対応するパケットである旨の情報を付加され、
下位のデータ系ドライバに転送される。そして、このよ
うな情報を付加されたパケットが、5GHz帯の無線L
ANのMACレイヤ/物理レイヤ処理部を介して、片方
向のダウンリンクを通って無線端末102に転送される
ことになる。ここで、図5では、無線端末101から無
線端末102への片方向のパケット転送処理が、通常の
5GHz帯の無線LAN上でのMACアルゴリズムを変
更することなく実行できる場合を想定しているが、も
し、片方向のパケット転送処理のための処理が必要な場
合には、そのための処理を実行する機能が、5GHz帯
の無線LANへのMACレイヤ処理部内に設けられるこ
とになる。
【0070】次に、無線端末102においてAWLアプ
リケーションを実行する場合の処理について説明する。
【0071】無線端末102は、自端末上でAWLアプ
リケーションを実行する場合には、そのために必要な制
御系処理を2.4GHz帯の無線LAN上で実行する。
このため、AWLアプリケーションから送出された制御
系パケットは、一旦、AWLドライバ(図中、AWL−
Driv.)によって、そのパケットがAWLアプリケ
ーションに対応するものである旨を明示された後、その
制御系ドライバや2.4GHz帯の無線LANのMAC
レイヤ処理/物理レイヤ処理部を介して無線端末101
に転送される。
【0072】また、無線端末102は、5GHz帯の無
線LANからの受信機能(図5中の5G−PHY(R)
や5G−MAC(R))のみを有し、これを介してAW
Lアプリケーションのみを実行可能である。そして、こ
の5GHz帯の無線LANからは、AWLアプリケーシ
ョンのデータ系パケットのみを受信することになってい
る。よって、ここでは、無線端末102の5GHz帯の
無線LANへのインタフェースから受信したパケット
は、全てAWLアプリケーションに転送することになる
ので、5GHz帯の無線LANのMACレイヤ処理部か
らのパケットは、全てAWLアプリケーションのデータ
系ドライバに転送されるようになっている。
【0073】このような方式によって、無線端末101
と無線端末102との間でのAWLアプリケーションの
実行が可能となるが、このような方式が運用される無線
ネットワークにおいて、実際に無線端末101から無線
端末102にデータを転送する際の処理シーケンスの一
例を図6に示す。ここでは、無線LAN上の転送プロト
コルとしてIEEE802.11におけるConten
tion Modeでのデータ転送処理が行なわれてい
るものとし、各無線端末からの一連のデータ転送処理に
先だって、キャリアセンス処理が実行されているものと
する。以下に、具体的な処理シーケンスを示す。
【0074】(0)無線端末102が、無線端末101
と認証処理を実行し、2.4GHz帯無線を用いて通信
可能の状態になる。
【0075】(1)無線端末103が、無線端末101
と認証処理を実行した後、無線端末101がP.C.と
なっている5GHz帯無線LANに加入する(5GHz
帯無線LAN経由)。
【0076】(2)無線端末102が、2.4GHz帯
無線を介して、無線端末101と5GHz帯無線での認
証処理を実行した後、無線端末101がP.C.となっ
ている5GHz帯無線LANに加入する。なお、このと
き、2.4GHz帯の無線LANを介して、無線端末1
02の5GHz帯の無線LAN上でのMACアドレス
(=Y2)を無線端末101に通知する。これによっ
て、無線端末101は、2.4GHz帯の無線LAN上
のMACアドレス(=Y1)と、5GHz帯の無線LA
N上でのMACアドレス(=Y2)が対応している旨を
記憶する。
【0077】(3)無線端末102が、無線端末101
から無線端末102に5GHz帯無線LAN経由でデー
タ転送する旨の要求を、2.4GHz帯無線LAN経由
で無線端末101に送出する。なお、無線端末102
は、2.4GHz帯無線LAN上におけるRTS(Re
quest to Send)パケットを用いて5GH
z帯の無線LANへのRTS要求を出してもよいし、
2.4GHz帯無線LAN上に、5GHz帯無線LAN
における制御情報を転送するパケットを定義し、そのパ
ケットを用いてRTS要求を出してもよい。
【0078】(4)無線端末101が、(3)の要求に
基づいて、無線端末102の代わりに5GHz帯無線L
AN上にRTSパケットを送出し、メディアを予約す
る。なお、無線端末101が、このRTSパケットに対
応するCTS(Clearto Send)パケットを
5GHz帯無線LAN上に送出し、メディアを予約して
もよい。
【0079】(5)無線端末101が、無線端末102
に向けてパケットを送出する。
【0080】(6)無線端末101が、(5)の処理で
送信されたパケットに対応するAckパケットを、無線
端末102の代わりに5GHz帯無線LAN上に送出す
る。
【0081】なお、上記(4)から(5)までの一連の
パケット送出間隔は、IEEE802.11で規定され
ている最小のパケット送出間隔であるSIFS間隔であ
る。
【0082】(7)無線端末103が、5GHz帯無線
LAN上にRTSパケットを送出し、無線端末103か
ら無線端末101へのデータ転送のためにメディアを予
約する(このRTSパケットの送出に先だって、キャリ
アセンス処理を実行)。
【0083】(8)無線端末101が、(7)のRTS
パケットに対応するCTSパケットを5GHz帯無線L
AN上に送出し、メディアを予約する。
【0084】(9)無線端末103が、無線端末101
に向けてパケットを送出する。
【0085】(10)無線端末101が、(9)の処理
で送信されたパケットに対応するAckパケットを無線
端末103に送出する。
【0086】なお、上記(7)から(10)までの一連
のパケット送出間隔も、IEEE802.11で規定さ
れている最小のパケット送出間隔であるSIFS間隔で
ある。
【0087】(11)上記(7)から(10)までの処
理が実行されている期間中に、無線端末102が、5G
Hz帯無線LAN経由で無線端末101から無線端末1
02にデータ転送する旨の再要求を、2.4GHz帯無
線LAN経由で無線端末101に送出する((3)と同
等の処理を行う)。
【0088】(12)無線端末101が、(11)の要
求に基づいて、無線端末102の代わりに5GHz帯無
線LAN上にRTSパケットを送出し、メディアを予約
する。なお、無線端末101が、このRTSパケットに
対応するCTS(Clearto Send)パケット
を5GHz帯無線LAN上に送出し、メディアを予約し
てもよい。
【0089】(13)無線端末101が、無線端末10
2に向けてパケットを送出する。
【0090】(14)無線端末101が、(13)の処
理で送信されたパケットに対応するAckパケットを、
無線端末102の代わりに5GHz帯無線LAN上に送
出する。
【0091】なお、上記(12)から(14)までの一
連のパケット送出間隔は、IEEE802.11で規定
されている最小のパケット送出間隔であるSIFS間隔
である。
【0092】このような一連の処理によって、5GHz
帯無線LANからの受信機能しか持たない無線端末10
2でも、通常の無線LANプロトコルで動作している無
線端末103にも影響を与えることなく、5GHz帯無
線LANからのデータを受信できるようになり、IEE
E802.11のようなプロトコルで運用されている無
線LAN上において、片方向のデータダウンロードサー
ビスを提供できるようになる。
【0093】なお、上記の例では、無線端末102にお
いて、2.4GHz帯無線LANのMACアドレスと5
GHz帯無線LANのMACアドレスに別々のアドレス
を用いている場合について示したが、前述のように、必
ずしもMACアドレスが別々のものである必要はなく、
同一のMACアドレスを用いても構わない。
【0094】また、上記の処理(2)において、無線端
末101が記憶する、MACアドレスの対応関係を示す
対応表の一例を図7に示す。図7では、無線端末101
が通信可能な無線端末の有する、各インタフェースへの
MACアドレスが記されている。このような対応表を用
いる方法によって、上記に示したような、2.4GHz
帯無線LANと5GHz帯無線LAN上の片方向ダウン
リンクを用いた通信が可能となる。
【0095】(第2の実施形態)第1の実施形態では
P.C.である無線端末101から無線端末102への
データ転送について説明したが、本実施形態では(基本
的には第1の実施形態と同様の構成において)無線端末
103から無線端末102へのデータ転送について説明
する。また、本実施形態では、通常の(無線端末103
の)MAC処理で無線端末103から無線端末102に
データ転送する場合と、P.C.の無線端末101を中
継して無線端末103から無線端末102にデータ転送
する場合について説明する。
【0096】図8に、第1の実施形態と同様の構成にお
いて、無線端末103から無線端末102へのデータ転
送を実現する場合を示す。ここでは、無線端末102
が、5GHz帯の無線LAN上に存在する端末のMAC
アドレスを、IEEE802.11の枠組により知るこ
とができ、その結果、無線端末103からのパケット転
送を要求する場合を示している。
【0097】ここで、無線端末103は5GHz帯の無
線LANが用いているIEEE802.11のプロトコ
ルに従っているが、無線端末102は、5GHz帯の無
線LANからの受信機能のみが実装された端末である。
よって、本実施形態では、無線端末103から無線端末
102へのデータ転送が5GHz帯の無線LANを介し
て直接実行できる場合と、無線端末103からのデータ
を、無線端末102へのデータ転送機能を有する無線端
末101を介して転送する場合の2通りの方法が考えら
れる。
【0098】通常、IEEE802.11のMACプロ
トコルにおいては、ある端末に対してパケットを送信し
た後に、その端末からのAckパケットが戻らなけれ
ば、パケットを送信した端末はパケットの転送に失敗し
たものと判断して、パケットの再送を行う。よって、無
線端末102のような、パケットの受信機能のみを有す
る端末に対してパケットを転送する場合には、何らかの
工夫をしなければ、同じパケットを何度も繰り返し送信
してしまうことになる。このための工夫としては、例え
ば、自端末から送信したパケットの宛先によってAck
パケットの受信の有無を無視するようにしたり、パケッ
トの宛先端末以外の端末(例えば送信元の端末)が、代
わりにAckパケットを送信する等の処理が考えられ
る。以下では、パケットを送信する端末が無線端末10
3のようなIEEE802.11に準拠した端末である
ことを仮定しているので、前者のようなAckパケット
を無視する方法を用いることはできない。よって、以下
の例では、無線端末103から無線端末102へのパケ
ット送信に対応するAckパケットを、無線端末101
が無線端末102の代わりに送出することで、無線端末
103から無線端末102への直接のパケット転送を実
現する例を示す。
【0099】図9に、上記の無線端末101が代理にA
ckパケットを送出する方式により、無線端末103か
ら無線端末102に直接パケット転送する場合の処理シ
ーケンスの一例を示す。ここでも、5GHz帯の無線L
AN上の転送プロトコルとしてIEEE802.11に
おけるContention Modeでのデータ転送
処理が行なわれているものとする。また、無線端末10
2は第1の実施形態に示したような手順を用いて、5G
Hz帯の無線LANに加入するものとする。以下に、具
体的な処理シーケンスを示す。
【0100】(0)無線端末102が、無線端末101
と認証処理を実行し、2.4GHz帯無線を用いて通信
可能の状態になる。
【0101】(1)無線端末103が、無線端末101
と認証処理を実行した後、無線端末101がP.C.と
なっている5GHz帯無線LANに加入する(5GHz
帯無線LAN経由)。
【0102】(2)無線端末102が、2.4GHz帯
無線を介して、無線端末101と5GHz帯無線での認
証処理を実行した後、無線端末101がP.C.となっ
ている5GHz帯無線LANに加入する。
【0103】(3)無線端末101が、IEEE80
2.11のプロトコルに従って、5GHz帯の無線LA
N内に存在する無線端末のMACアドレス情報を通知す
る。
【0104】(4)無線端末102が、無線端末103
から無線端末102に5GHz帯無線LAN経由でデー
タ転送する旨の要求を、2.4GHz帯無線LAN経由
で無線端末101に送出する。
【0105】(5)無線端末101が、(4)の要求に
基づいて、無線端末102の代わりに5GHz帯無線L
AN上にRTSパケットを送出し、メディアを予約す
る。このときのパケットの送信元端末は無線端末10
3、受信先端末は無線端末102である。
【0106】(6)無線端末103が、(5)のRTS
パケットに対応するCTS(Clear to Sen
d)パケットを5GHz帯無線LAN上に送出し、メデ
ィアを予約する。
【0107】(7)無線端末103が、無線端末102
に向けてパケットを送出する。
【0108】(8)無線端末101が、(7)の処理で
送信されたパケットに対応するAckパケットを、無線
端末102の代わりに5GHz帯無線LAN上に送出す
る。
【0109】なお、上記(5)から(8)までの一連の
パケット送出間隔は、IEEE802.11で規定され
ている最小のパケット送出間隔であるSIFS間隔であ
る。
【0110】次に、無線端末103から無線端末102
への直接のパケット転送が不可能な場合の処理について
説明する。ここでは、図8の構成中、無線端末103は
無線端末101とのみ通信可能であり、無線端末102
は無線端末101からのみパケットを受信可能であるも
のとする。よって、無線端末103から無線端末102
に対してパケットを転送する場合には、一旦、無線端末
101を介さなければならないことになる。以下の例で
は、無線端末102から「無線端末103から無線端末
102へのパケット転送要求」を2.4GHz帯の無線
LAN経由で受信した無線端末101が、無線端末10
3から自端末(無線端末101)までのパケット転送
と、自端末(無線端末101)から無線端末102への
パケット転送の2回のパケット転送を起動する方法を示
している。
【0111】図10に、上記のような方法によって、無
線端末103から無線端末102にパケットを転送する
場合の処理シーケンスの一例を示す。ここでも、5GH
z帯の無線LAN上の転送プロトコルとしてIEEE8
02.11におけるContention Modeで
のデータ転送処理が行なわれているものとする。また、
無線端末102は、第1の実施形態に示したような手順
を用いて5GHz帯の無線LANに加入するものとす
る。以下、具体的な処理シーケンスを示す。
【0112】(0)無線端末102が、無線端末101
と認証処理を実行し、2.4GHz帯無線を用いて通信
可能の状態になる。
【0113】(1)無線端末103が、無線端末101
と認証処理を実行した後、無線端末101がP.C.と
なっている5GHz帯無線LANに加入する(5GHz
帯無線LAN経由)。
【0114】(2)無線端末102が、2.4GHz帯
無線を介して、無線端末101と5GHz帯無線での認
証処理を実行した後、無線端末101がP.C.となっ
ている5GHz帯無線LANに加入する。
【0115】(3)無線端末101が、IEEE80
2.11のプロトコルに従って、5GHz帯の無線LA
N内に存在する無線端末のMACアドレス情報を通知す
る。
【0116】(4)無線端末102が、無線端末103
から無線端末102に5GHz帯無線LAN経由でデー
タ転送する旨の要求を、2.4GHz帯無線LAN経由
で無線端末101に送出する。
【0117】(5)無線端末101が、(4)の要求に
基づいて、無線端末102の代わりに5GHz帯無線L
AN上にRTSパケットを送出し、メディアを予約す
る。このときのパケットの送信元端末は無線端末10
3、受信先端末は無線端末101である。
【0118】(6)無線端末103が、(5)のRTS
パケットに対応するCTS(Clear to Sen
d)パケットを5GHz帯無線LAN上に送出し、メデ
ィアを予約する。
【0119】(7)無線端末103が、無線端末101
に向けてパケットを送出する。
【0120】(8)無線端末101が、(7)の処理で
送信されたパケットに対応するAckパケットを、5G
Hz帯無線LAN上に送出する。
【0121】なお、上記(5)から(8)までの一連の
パケット送出間隔は、IEEE802.11で規定され
ている最小のパケット送出間隔であるSIFS間隔であ
る。
【0122】(9)一定時間(例えばDIFS間隔)経
った後に、無線端末101が、再度(4)の要求に基づ
いて、無線端末102の代わりに5GHz帯無線LAN
上にRTSパケットを送出し、メディアを予約する。こ
のときのパケットの送信元端末は無線端末101、受信
先端末は無線端末102である。なお、無線端末101
が、このRTSパケットに対応するCTS(Clear
to Send)パケットを5GHz帯無線LAN上に
送出し、メディアを予約してもよい。
【0123】(10)無線端末101が、(7)の処理
で受信したパケットを無線端末101に向けて送出す
る。
【0124】(11)無線端末101が、(10)の処
理で送信されたパケットに対応するAckパケットを、
5GHz帯無線LAN上に送出する。
【0125】なお、上記(9)から(11)までの一連
のパケット送出間隔は、IEEE802.11で規定さ
れている最小のパケット送出間隔であるSIFS間隔で
ある。
【0126】このような方法を用いることで、5GHz
帯の無線LANの規格に準拠した無線端末(無線端末1
03)と、5GHz帯の無線LANからの受信機能しか
持たない無線端末(無線端末102)との間でのパケッ
ト転送が可能となる。
【0127】(第3の実施形態)次に、無線ネットワー
ク(2.4GHz帯と5GHz帯の無線LANの併用シ
ステム)をIEEE1394バスと一緒に運用する場合
について説明する。
【0128】本実施形態では、IEEE1394バス上
には2.4GHz帯無線LANと5GHz帯無線LAN
の両方で通信可能なP.C.機能を持つ無線端末を設
け、該無線端末が、IEEE1394バス上のDVD等
の装置から5GHz帯無線LANについては受信機能の
みを有する(もしくは受信機能のみを使用可能な)無線
端末へのデータ転送を仲介するようにした場合について
説明する。
【0129】ここでは、無線ネットワーク上の無線端末
が、IEEE1394バス上に存在するDVDから画像
情報をダウンロードする場合で、特に2.4GHz帯無
線LANを介してDVDとの間でのAV制御プロトコル
を実行し、実際の画像データについては5GHz帯無線
LANを介して受信する場合について説明する。
【0130】図11に、この場合のネットワークシステ
ムの構成例を示す。これらの無線LANは、第1、第2
の実施形態の場合と同様にIEEE802.11のプロ
トコルに従って運用されているものとする。図11にお
いては、5GHz帯無線LAN(図中、621)におけ
るP.C.機能を提供する無線端末601と、5GHz
帯無線LANへの送受信機能を有する無線端末603
と、5GHz帯無線LANからの受信機能のみを有する
無線端末602が存在する。また、無線端末101と無
線端末103は、2.4GHz帯無線LANへの送受信
機能も有し、これによって通信可能である。さらに、無
線端末601はIEEE1394バス(図中、623)
へのインタフェースも有しており、IEEE1394バ
ス経由でTV604とDVD605に接続している。
【0131】本実施形態においては、無線端末602と
DVD605との間で実行されるAV制御のプロトコル
(AV/Cプロトコル)が2.4GHz帯無線LAN/
IEEE1394バス経由で実行され、その結果、DV
D605から送られてくるMPEG2データがIEEE
1394/5GHz帯無線LAN経由で無線端末602
に転送される場合について述べる。
【0132】ここで、AV/Cプロトコルでは、139
4インタフェースを有する1394ノードをUnitと
呼ばれる単位で認識し、さらに1394端末内の構成要
素(例えば、コンポーネントシステム中のカセットテー
プ部分やCD部分など)をSubUnitと呼ばれる単
位で認識する。本実施形態では、IEEE1394バス
上に存在するDVD605と無線端末602が互いに直
接認識し合うのではなく、DVD605や無線端末60
2内に存在する構成要素(AV/CプロトコルでのSu
bUnit)のレベルで認識し合った上で、AV/Cプ
ロトコルを実行する場合を想定している。具体的には、
図11の場合、無線端末602からは、IEEE139
4バス上のDVD605内の構成要素(SubUni
t)が、あたかも無線端末601内に存在するように認
識され、IEEE1394バス上のDVD605から
は、無線端末602内の構成要素(SubUnit)
が、あたかも無線端末601内に存在するように認識さ
れる。
【0133】以下では、このような認識に基づいて、無
線端末602とDVD605との間でAV/Cプロトコ
ルが実行されるものとし、その上でDVD605中のM
PEG2データを無線端末602に転送する場合の処理
方式について詳細に述べる。
【0134】本実施形態において、AV/Cプロトコル
がどのように実行されているのかを図12に、実際のM
PEG2データ転送がどのように実行されているのかを
図13に示す。図12および図13からわかるように、
無線端末601では、IEEE1394バスのプロトコ
ルを終端し、その上位レイヤプロトコル(例えば、AV
/CプロトコルにおけるFCPレイヤや、MPEG2デ
ータ転送におけるCIPレイヤ)のレベルにおいて、
2.4GHz帯無線LANや5GHz帯無線LANとI
EEE1394バスとの間の接続機能を提供している。
【0135】このような方式で運用される無線ネットワ
ークにおいて、実際に無線端末602からの要求にした
がってDVD605上のMPEG2データを無線端末6
02に転送する際の処理について述べる。以下の例で
は、IEEE1394バス上のDVD605内にVTR
SubUnitが存在し、無線端末602内にDis
play SubUnitが存在し、これらSubUn
it間でMPEG2データの転送が行なわれる場合につ
いて説明する。
【0136】図14に、DVD605と無線端末602
が、お互いをどのように認識し、どのような通信リソー
スを確保してMPEG2データ転送を実行するのかを示
す。図14においては、DVD605からは、無線端末
602内のDisplaySubUnitが、あたかも
無線端末601内に存在するように見え、このDisp
lay SubUnitとVTR SubUnitとの
間が、DVD605内の内部コネクションBと、IEE
E1394バス上のIsochronousチャネルX
と、無線端末601内の内部コネクションAによって接
続されている。また、無線端末602からは、DVD6
05内のVTR SubUnitが、あたかも無線端末
601内に存在するように見え、このVTR SubU
nitとDisplay SubUnitの間が、無線
端末602内の内部コネクションDと、5GHz帯無線
LAN上のチャネルYと、無線端末601内の内部コネ
クションCによって接続されている。
【0137】ここで、DVD605や無線端末601、
602内のO_PlugやI_Plugは、IEEE1
394バス上のIsochronousチャネルからの
データ送受信を行なうインタフェースのことであり、I
SO−IEC61883プロトコルによって定義される
ものである。また、DVD605や無線端末601、6
02内の内部コネクションA,B,C,Dは、各139
4ノード内や無線端末内のSubUnit間やSubU
nit−Plug間を接続するものであり、AV/Cプ
ロトコルによって設定/開放される。よって、図11の
ような構成において、DVD605から無線端末602
にMPEG2データを転送するためには、これらISO
−IEC61883プロトコルやAV/Cプロトコルを
用いて通信経路の設定を行なった上で、MPEG2デー
タの転送指示をすることになる。この時の転送指示は、
AV/Cプロトコルによって実行される。
【0138】以下に、図14のような通信リソースを確
保した上で、MPEG2データをDVD605から無線
端末602に転送する際の、処理シーケンスについて説
明する。ここでは、5GHz帯無線LAN上においても
ISO−IEC61883プロトコルが実行可能な場合
を想定しており、5GHz帯無線LAN上でのMPEG
2データ通信は、5GHz帯無線LAN上の何らかの通
信チャネル(図14ではチャネルY)によって転送され
る場合を想定している。また、2.4GHz帯や5GH
z帯無線LAN上では、IEEE802.11プロトコ
ルにおけるContention Modeによるデー
タ転送処理が行なわれているものとする。また、無線端
末602が第1の実施形態に示したような手順を用い
て、5GHz帯無線LANに加入する場合について説明
する。図15に処理シーケンスの一例を示す。以下に、
具体的な処理シーケンスを示す。
【0139】(0)無線端末602が、無線端末601
と認証処理を実行し、2.4GHz帯無線を用いて通信
可能の状態になる。
【0140】(1)無線端末602が無線端末601に
自端末内のSubUnit情報を通知し、DVD605
も無線端末601に自ノード内のSubUnit情報を
通知する。
【0141】(2)無線端末602が、無線端末601
内のSubUnit情報の開示を無線端末601に要求
する。
【0142】(3)無線端末601が、自端末内のSu
bUnit情報として、実際にはDVD605内に存在
するVTR SubUnitを開示する。
【0143】(4)無線端末602が、2.4GHz帯
無線を介して、無線端末601と5GHz帯無線での認
証処理を実行した後、無線端末601がP.C.となっ
ている5GHz帯無線LANに加入する。ここで、2.
4GHz帯無線で利用されているMACアドレス(=
Y)を、そのまま5GHz帯無線LANにおけるMAC
アドレスとして利用する。
【0144】(5)無線端末602が、5GHz帯無線
LAN上でのチャネル獲得要求を2.4GHz帯無線L
AN経由で実行する(無線端末601がチャネルYを獲
得する)。
【0145】(6)無線端末602が、ISO−IEC
61883プロトコルに従って、無線端末601内のO
_Plugから無線チャネルYへのデータ送信を設定
し、自端末内のI_Plugによる無線チャネルYから
のデータ受信を設定する。
【0146】(7)無線端末602が、無線端末601
内に存在すると認識しているVTRSubUnitとO
_Plugとの間を内部コネクションCで接続するため
のAV/Cコマンド(コネクトコマンド)を送出する。
同時に、自端末内のDisplay SubUnitと
I_Plugとの間を内部コネクションCで接続する。
【0147】(8)無線端末601が、無線端末602
からのコネクトコマンドに対応し、IEEE1394バ
ス上のIsochronousチャネルXを獲得する。
【0148】(9)無線端末601が、ISO−IEC
61883プロトコルに従って、DVD605内のO_
PlugからIsochronousチャネルXへのデ
ータ送信を設定し、自端末内のI_PlugによるIs
ochronousチャネルXからのデータ受信を設定
する。
【0149】(10)無線端末601が、DVD605
内に存在するVTR SubUnitとO_Plugと
の間を内部コネクションBで接続するためのAV/Cコ
マンド(コネクトコマンド)を送出する。同時に、自端
末内のDisplay SubUnitとI_Plug
間を内部コネクションAで接続する。
【0150】(11)無線端末602が、コネクトコマ
ンドの正常通知(AV/Cレスポンス)を受信したな
ら、VTR SubUnitに対してAV/Cコマンド
(プレイコマンド)をAV/Cプロトコルによって送信
する。
【0151】(12)無線端末601が、VTR Su
bUnitに対して送られてきたAV/Cコマンド(プ
レイコマンド)をDVD605に転送する。
【0152】(13)DVD605から、所望のMPE
G2データが無線端末601内のDisplay Su
bUnitに対して転送されてくる。
【0153】(14)無線端末601が、転送されてき
たMPEG2データを、実際のデータ転送先である無線
端末602のDisplay SubUnitに向け
て、5GHz帯無線LANを介して転送する。
【0154】このような一連の処理によって、5GHz
帯無線LANからの受信機能しか持たない無線端末60
2でも、5GHz帯無線LANに接続しているIEEE
1394バス上の映像データを受信できるようになる。
特に、MPEG2データのような広帯域のデータを転送
するための通信リソース処理と、MPEG2データ転送
に必要なAV制御プロトコルも実行できるようになって
いる。
【0155】(第4の実施形態)次に、無線ネットワー
クとして2.4GHz帯無線LANと5GHz帯無線L
ANが独立に運用されている場合に、それら2.4GH
z帯無線LAN上のP.C.機能を提供する無線端末と
5GHz帯無線LAN上のP.C.機能を提供する無線
端末とが共に同一のIEEE1394バス上に存在する
場合について説明する。本実施形態でも、無線ネットワ
ーク上の無線端末が、IEEE1394バス上に存在す
るDVDから画像情報をダウンロードする場合で、特に
2.4GHz帯無線LANを介してDVDとの間でのA
V制御プロトコルを実行し、実際の画像データについて
は5GHz帯無線LANを介して受信する場合について
説明する。
【0156】本実施形態と第3の実施形態との相違点
は、本実施形態においては2.4GHz帯無線LANで
通信を行なう端末と5GHz帯無線LANで通信を行な
う端末とが異なる端末であって、これらの端末の間で、
2.4GHz帯無線LAN経由で送られてきた5GHz
帯無線LAN上の制御情報を通知するプロトコルが実行
されている点である。
【0157】つまり、先の第3の実施形態においては、
図11の無線端末601内において実行されていた、
2.4GHz帯無線LAN経由で受信した、図15の処
理(4)の5GHz帯無線LANへの加入処理や、処理
(6)のISO−IEC61883プロトコルによる5
GHz帯無線LAN上のプラグ制御処理などの要求の5
GHz帯無線LAN側に対する反映処理を、本実施形態
においては、異なる無線端末間での通信プロトコルとし
て実行するようになっている。このための制御メッセー
ジの転送プロトコルが定義されているものとして、以下
の実施形態について説明する。
【0158】図16に、この場合のネットワークシステ
ムの構成例を示す。これらの無線LANは、先の場合と
同様にIEEE802.11のプロトコルに従って運用
されているものとする。図16においては、5GHz帯
無線LAN(図中、1201)におけるP.C.機能を
提供する無線端末1101と、5GHz帯無線LANへ
の送受信機能を有する無線端末1103と、5GHz帯
無線LANからの受信機能のみを有する無線端末110
2が存在する。また、無線端末1102は2.4GHz
帯無線LANへの送受信機能も有しており、これによっ
て無線端末1106と通信可能である。さらに、無線端
末1101と無線端末1106は同じIEEE1394
バスへのインタフェースも有しており、IEEE139
4バス(図中、1203)経由でTV1104とDVD
1105に接続している。
【0159】本実施形態においても、無線端末とIEE
E1394バス上のノードの間では、AV/Cプロトコ
ルが2.4GHz帯無線LAN/IEEE1394バス
経由で実行され、実際のMPEG2データがIEEE1
394/5GHz帯無線LAN経由で転送される場合に
ついて述べる。以下に、第3の実施形態の場合と同様
に、AV/Cプロトコル的には図14のようにネットワ
ークを認識している場合において、MPEG2データを
DVD1105から無線端末1102に転送する際の、
処理シーケンスの一例について説明する。ここでも、5
GHz帯無線LAN上においてもISO−IEC618
83プロトコルが実行可能な場合を想定している。ま
た、無線端末1102が第1の実施形態に示したような
手順を用いて、5GHz帯無線LANに加入する場合に
ついて説明する。図17および図18に処理シーケンス
を示す(図18の処理シーケンスが図17の処理シーケ
ンスの続きになっている)。以下に、具体的な処理シー
ケンスを示す。
【0160】(0)無線端末1102が、無線端末11
06と認証処理を実行し、2.4GHz帯無線を用いて
通信可能の状態になる。
【0161】(1)無線端末1101が、無線端末11
02に対して、自端末内の1394インタフェースアド
レス(=A)を通知する(なお、5GHz帯無線LAN
にブロードキャストする方法も考えられる)。
【0162】(2)無線端末1102が、無線端末11
06に対して、(1)の処理で通知された無線端末11
01の有する1394アドレス(=A)を通知する。
【0163】(3)無線端末1106が、受信した13
94アドレス(=A)がIEEE1394バス上に存在
することを確認し、今後、自装置(無線端末1106)
に送られてくる5GHz帯無線に関する制御メッセージ
を無線端末1101に転送する旨の初期設定を行なう。
【0164】(4)無線端末1102が無線端末110
6に自端末内のSubUnit情報を通知し、DVD1
105も無線端末1106に自ノード内のSubUni
t情報を通知する。
【0165】(5)無線端末1102が、無線端末11
06内のSubUnit情報の開示を無線端末1106
に要求する。
【0166】(6)無線端末1106が、自端末内のS
ubUnit情報として、実際にはDVD1105内に
存在するVTR SubUnitを開示する。
【0167】(7)無線端末1102が、2.4GHz
帯無線を介して、無線端末1106に、5GHz帯無線
における認証処理要求や、無線端末1101がP.C.
となっている5GHz帯無線LANへの加入要求を送っ
てきた場合には、無線端末1106がその認証要求や加
入要求を無線端末1101に転送し、無線端末1101
において無線端末1102の認証要求や加入要求を処理
する。ここで、2.4GHz帯無線で利用されているM
ACアドレス(=Y1)を、そのまま5GHz帯無線L
ANにおけるMACアドレスとして利用してもよい。
【0168】(8)無線端末1102が、2.4GHz
帯無線を介して、5GHz帯無線LAN上でのチャネル
獲得要求を送ってきた場合には、無線端末1106が、
そのチャネル獲得要求を無線端末1101に転送し、無
線端末1101において5GHz帯無線LAN上でのチ
ャネル獲得処理を実行する(チャネルYを獲得する)。
【0169】(9)無線端末1102が、2.4GHz
帯無線を介して、ISO−IEC61883プロトコル
に従って無線端末1101内のO_Plugから無線チ
ャネルYへのデータ送信の設定要求を送ってきた場合に
は、無線端末1106がそのデータ送信設定要求を無線
端末1101に転送し、無線端末1101においてデー
タ送信設定処理を実行する。
【0170】(10)無線端末1102が、2.4GH
z帯無線を介して、無線端末1106内に存在すると認
識しているVTR SubUnitとO_Plugとの
間を内部コネクションCで接続するためのAV/Cコマ
ンド(コネクトコマンド)を送出する。同時に、自端末
内のDisplay SubUnitとI_Plug間
を内部コネクションCで接続する。
【0171】(11)無線端末1106が、無線端末1
102からのコネクトコマンドに対応し、IEEE13
94バス上のIsochronousチャネルXを獲得
する。
【0172】(12)無線端末1106が、ISO−I
EC61883プロトコルに従って、DVD1105内
のO_PlugからIsochronousチャネルX
へのデータ送信を設定する。同時に、無線端末1101
内のI_PlugによるIsochronousチャネ
ルXからのデータ受信を設定する。
【0173】(13)無線端末1106が、DVD11
05内に存在するVTR SubUnitとO_Plu
gとの間を内部コネクションBで接続するためのAV/
Cコマンド(コネクトコマンド)を送出する。同時に、
自端末内のDisplaySubUnitとI_Plu
g間を内部コネクションAで接続する。
【0174】(14)DVD1105が、(13)で送
信されたAV/Cコマンドに対応する処理を実行した
後、その処理結果を通知するためのAV/Cレスポンス
を返送する。このAV/Cレスポンスは、2.4GHz
帯無線を介して、無線端末1106から無線端末110
2に転送される。
【0175】(15)無線端末1106が、無線端末1
101内のO_PlugとI_Plugとの間を接続す
るためのAV/Cコマンド(コネクトコマンド)を送出
する。
【0176】(16)無線端末1101が、(15)で
送信されたAV/Cコマンドに対応する処理を実行した
後、その処理結果を通知するためのAV/Cレスポンス
を返送する。
【0177】(17)無線端末1102が、2.4GH
z帯無線を介して、(10)の処理で送信したコネクト
コマンドの正常通知(AV/Cレスポンス)を受信した
ならば、無線端末1106内に存在すると認識している
VTR SubUnitに対して(AV/Cレスポン
ス)を送信する。
【0178】(18)無線端末1106が、VTR S
ubUnitに対して送られてきたAV/Cコマンド
(プレイコマンド)をDVD1105に転送する。
【0179】(19)DVD1105が、(18)で送
信されたAV/Cコマンドに対応する処理を実行した
後、その処理結果を通知するためのAV/Cレスポンス
を返送する。このAV/Cレスポンスは、2.4GHz
帯無線を介して、無線端末1106から無線端末110
2に転送される。
【0180】(20)DVD1105から、所望のMP
EG2データがIsochronousチャネルX上に
送信される。
【0181】(21)無線端末1101が、Isoch
ronousチャネルX上のデータを受信し、それを5
GHz帯無線上のチャネルYに転送し、受信したMPE
G2データを、実際のデータ転送先である無線端末11
02のDisplay SubUnitに向けて送信す
る。
【0182】このような一連の処理によって、5GHz
帯無線LANからの受信機能しか持たない無線端末11
02でも、5GHz帯無線LANに接続しているIEE
E1394バス上の映像データを受信できるようにな
る。特に、IEEE1394バス上に2.4GHz帯の
無線通信機能と5GHz帯の無線通信機能が別々に存在
するような場合でも、2.4GHz帯無線の通信機能と
5GHz帯無線の通信機能との間での初期設定によっ
て、2.4GHz帯の無線を介して5GHz帯無線の制
御/設定が実行できるようになる。また、これにより、
MPEG2データのような広帯域のデータを転送するた
めの通信リソース処理と、MPEG2データ転送に必要
なAV制御プロトコルも実行できるようになっている。
【0183】なお、以上の各実施形態では、無線ネット
ワークとは別のネットワークとしてIEEE1394バ
スを例にとって説明したが、もちろん、本発明は無線ネ
ットワークとは別のネットワークとしてIEEE139
4バス以外のネットワークを用いたものにも適用可能で
ある。
【0184】また、以上では、各実施形態において家庭
網を例にとって説明したが、もちろん、本発明は家庭網
以外のネットワークにも適用可能である。
【0185】なお、以上の各機能は、ソフトウェアとし
ても実現可能である。
【0186】また、本実施形態は、コンピュータに所定
の手段を実行させるための(あるいはコンピュータを所
定の手段として機能させるための、あるいはコンピュー
タに所定の機能を実現させるための)プログラムを記録
したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても実施す
ることもできる。
【0187】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その技術的範囲において種々変形して
実施することができる。
【0188】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも第1のネッ
トワークと第2のネットワークが併用されているネット
ワークにおいて、第2のネットワークではパケット送受
信が可能であるが第1のネットワークではパケット受信
だけ可能であるような端末装置が、第1のネットワーク
でデータを受信するために必要な手続を第2のネットワ
ークを利用して行うことができ、これによって、該端末
装置は、第1のネットワークからパケットを送信するこ
となくして(第1のネットワークでパケット送信するた
めの装置を搭載せずして)、第1のネットワークをパケ
ット受信ノードとして有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る無線端末を含む
家庭内ネットワークの一例を示す図
【図2】2.4GHz帯無線LANおよび5GHz帯無
線LANの制御系パケット転送プロトコルの一例を示す
【図3】2.4GHz帯無線LANおよび5GHz帯無
線LANのデータパケット転送プロトコルの一例を示す
【図4】無線端末間でのパケット転送処理の一例につい
て説明するための図
【図5】無線端末間でのパケット転送処理の他の例につ
いて説明するための図
【図6】無線端末における通信処理シーケンスの一例を
示す図
【図7】各無線端末の2.4GHz帯無線LAN上のM
ACアドレスと5GHz帯無線LAN上のMACアドレ
スとの対応を記憶するアドレス対応表の一例を示す図
【図8】本発明の第2の実施形態に係る無線端末を用い
て通常の無線端末と通信を行なう家庭内ネットワークの
一例を示す図
【図9】無線端末を用いて通常の無線端末と通信を行な
う場合の通信処理シーケンスの一例を示す図
【図10】無線端末を用いて通常の無線端末と通信を行
なう場合の通信処理シーケンスの一例を示す図
【図11】本発明の第3の実施形態に係る通信端末とI
EEE1394バスを融合させた家庭内ネットワークの
一例を示す図
【図12】AV/Cプロトコルを実行する際の実行プロ
トコルの一例を示す図
【図13】MPEG2データを転送する際の転送プロト
コルの一例を示す図
【図14】無線端末とIEEE1394バス上のノード
が認識するネットワーク構成とネットワーク上に確保さ
れる通信リソースの一例を説明するための図
【図15】無線端末とIEEE1394バス上のノード
との間でのAV/CプロトコルやMPEG2データ転送
を実行する際の処理シーケンスの一例を示す図
【図16】本発明の第4の実施形態に係る通信端末とI
EEE1394バスを融合させた家庭内ネットワークの
さらに他の一例を示す図
【図17】無線端末とIEEE1394バス上のノード
との間でのAV/CプロトコルやMPEG2データ転送
を実行する際の処理シーケンスの他の例を示す図
【図18】無線端末とIEEE1394バス上のノード
との間でのAV/CプロトコルやMPEG2データ転送
を実行する際の処理シーケンスの他の例を示す図
【符号の説明】
101〜103,601〜603,1101〜1103
…無線端末 121,621,1201…5GHz無線LAN 604,1104…TV装置 605,1104…DVD装置 623,1203…IEEE1394バス
フロントページの続き (72)発明者 玉田 雄三 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5K032 AA04 CD01 DA21 5K033 AA04 CC01 DA12 5K034 AA10 EE03 FF13 HH01 HH02 MM08 5K067 AA22 BB21 CC08 CC14 DD11 DD17 DD51 EE04 FF02 HH22 HH23 KK15

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のネットワークを介したパケットの受
    信、及び第2のネットワークを介したパケットの送受信
    が可能な第1の端末装置と、第1のネットワークを介し
    たパケットの送信及び第2のネットワークを介したパケ
    ットの送受信が可能な第2の端末装置とを含む通信シス
    テムにおいて、 前記第1の端末装置は、前記第2のネットワークを介し
    て、前記第2の端末装置と通信を行い、該第1の端末装
    置が受信側として前記第1のネットワークを使用するた
    めの所定の手続を行い、 前記第2の端末装置は、前記第1の端末装置が前記第1
    のネットワークを介してパケットを受信するために、該
    第1のネットワークに送出すべき情報を、前記第1の端
    末装置の代わりに該第1のネットワークに送信し、 前記第1の端末装置は、前記第1のネットワークを介し
    て前記第2の端末装置から送信されたパケットを受信す
    ることを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】前記第2の端末装置は、前記第1の端末装
    置から通知された、該第1の端末装置に対して送信側と
    なる装置が、前記第1のネットワークを介したパケット
    の送受信が可能な他の端末装置である場合に、 該他の端末装置に対し、該第1のネットワークを介し
    て、前記他の端末装置が前記第1の端末装置宛のパケッ
    トを送信するために必要な情報を送信することを特徴と
    する請求項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】前記第2の端末装置は、前記第1の端末装
    置から通知された、該第1の端末装置に対して送信側と
    なる装置が、前記第1及び第2のネットワークとは異な
    る第3のネットワーク上の他の装置である場合に、 該他の装置に対し、該第3ネットワークを介して、該第
    2の端末装置宛のパケットを送出すべき旨の情報を送信
    し、 前記他の装置は、前記第3のネットワークを介して前記
    第2の端末装置にパケットを送信し、 前記第2の端末装置は、前記第3のネットワークを介し
    て前記他の装置から受信したパケットを前記第1のネッ
    トワークを介して前記第1の端末装置宛に送信すること
    を特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  4. 【請求項4】第1のネットワークを介したパケットの受
    信、及び第2のネットワークを介したパケットの送受信
    が可能な第1の端末装置と、前記第1のネットワークを
    介したパケットの送信、及び第3のネットワークを介し
    たパケットの送受信が可能な第2の端末装置と、前記第
    2のネットワークを介したパケットの送受信、及び前記
    第3のネットワークを介したパケットの送受信が可能な
    第3の端末装置と、前記第3のネットワークを介したパ
    ケットの送受信が可能な第4の装置とを含む通信システ
    ムにおいて、 前記第1の端末装置は、前記第2のネットワークを介し
    て前記第3の端末装置と通信を行い、該第1の端末装置
    が受信側として前記第1のネットワークを使用するため
    の所定の手続を行い、 前記第3の端末装置は、前記第3のネットワークを介し
    て前記第2の端末装置と通信を行い、該第1の端末装置
    が受信側として前記第1のネットワークを使用するため
    の所定の手続を行い、 前記第3の端末装置は、前記第3及び前記第1のネット
    ワークを介して、前記第4の装置から前記第1の端末装
    置へのパケットの転送を前記第2の端末装置に中継させ
    るための所定の手続を行い、 前記第1の端末装置は、前記第4の装置宛のパケット送
    信要求を前記第2のネットワークを介して前記第3の端
    末装置に送信し、 前記第3の端末装置は、受信した前記パケット送信要求
    を前記第3のネットワークを介して前記第4の装置に送
    信し、 前記第4の装置は、受信した前記パケット送信要求に応
    答して、前記第3のネットワークを介して前記第2の端
    末装置にパケットを送信し、 前記第2の端末装置は、受信した前記パケットを前記第
    1のネットワークを介して前記第1の端末装置に送信す
    ることを特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】第1のネットワークを介して少なくともパ
    ケット送信を行う第1のインターフェース手段と、 第2のネットワークへのパケット送受信を行う第2のイ
    ンターフェース手段と、 前記第2のインターフェース手段を介して通信可能な第
    1の端末から、該第1の端末の有する、前記第1のネッ
    トワークからのパケット受信を行うインタフェース手段
    のインタフェースアドレスを、該第1のインタフェース
    を介して受信するインタフェースアドレス受信手段と、 前記インタフェースアドレス受信手段により受信した前
    記インタフェースアドレスに対して、前記第1のインタ
    ーフェース手段を介して所定のパケットを送信するパケ
    ット送信手段とを具備したことを特徴とする端末装置。
  6. 【請求項6】前記第1の端末からの前記第1のネットワ
    ークにおける認証要求およびまたは前記第1の端末から
    の前記第1のネットワークへの加入要求を、前記第2の
    インタフェース手段を介して受信する要求受信手段と、 前記認証要求およびまたは加入要求に基づいて、前記第
    1の端末の前記第1のネットワークにおける認証処理お
    よびまたは加入処理を、前記第1のインタフェースを介
    して実行する要求処理手段とをさらに具備したことを特
    徴とする請求項5に記載の端末装置。
  7. 【請求項7】前記第1の端末からの前記第1のネットワ
    ークへのパケット送信要求を、前記第2のインタフェー
    ス手段を介して受信するパケット要求受信手段をさらに
    具備し、 前記パケット送信手段は、前記第1のネットワークへの
    パケット送信要求に基づいて、前記第1の端末へのパケ
    ットを前記第1のインタフェース手段を介して送信する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の端末装置。
  8. 【請求項8】前記第1の端末からの前記第1のネットワ
    ークへのパケット送信要求内に記載されたパケット送信
    元端末のアドレスが自端末のアドレスでない場合、該パ
    ケット送信元端末から自端末へのパケット送信要求を、
    前記第1のネットワークに送出するパケット送信要求変
    換送信手段と、 前記パケット送信要求変換送信手段により送信された、
    前記パケット送信元端末から自端末へのパケット送信要
    求情報に基づいて前記第1のネットワークを介して転送
    されてきたパケットを受信するパケット受信手段と、 前記パケット受信手段により受信されたパケットを、前
    記第1のインタフェース手段を介して前記第1の端末に
    転送するパケット転送手段とをさらに具備したことを特
    徴とする請求項7に記載の端末装置。
  9. 【請求項9】前記第1の端末からの前記第1のネットワ
    ークへのリソース獲得要求を、前記第2のインタフェー
    ス手段を介して受信するリソース獲得要求受信手段と、 前記第1のネットワークへのリソース獲得要求に基づい
    て、前記第1のネットワーク上でのリソース獲得処理を
    実行するリソース獲得手段とをさらに具備したことを特
    徴とする請求項5ないし8のいずれか1項に記載の端末
    装置。
  10. 【請求項10】前記第1の端末から前記第2のインタフ
    ェース手段を介して受信したパケット内に、前記第1の
    ネットワークに関する制御情報が含まれているか否かを
    識別するパケット種別識別手段と、 前記パケット種別識別手段により、前記パケット内に前
    記第1のネットワークに関する制御情報が含まれている
    と判断された場合には、該制御情報に対応する処理を、
    前記第1のネットワークに対して実行する制御機能実行
    手段とをさらに具備したことを特徴とする請求項5ない
    し9のいずれか1項に記載の端末装置。
  11. 【請求項11】前記第1のネットワーク上に存在する端
    末の有する、前記第1のネットワークからのパケット受
    信を行うインタフェース手段のインタフェースアドレス
    と、前記第2のネットワークへのパケット送受信を行う
    インタフェース手段の有するインタフェースアドレスと
    の間の対応関係を記憶するためのインタフェースアドレ
    ス対応関係記憶手段と、 前記第1の端末から前記第2のインタフェース手段を介
    して受信したパケット内に記載されているパケット送信
    元端末のインタフェースアドレスが、前記インタフェー
    スアドレス対応関係記憶手段に記憶されている、前記第
    1のネットワークからのパケット受信を行うインタフェ
    ース手段の有するインタフェースアドレスと一致するか
    否かに従って、該受信したパケット内に、前記第1のネ
    ットワークに関する制御情報が含まれているか否かを識
    別するパケット種別識別手段と、 前記パケット種別識別手段により、前記パケット内に前
    記第1のネットワークに関する制御情報が含まれている
    と判断された場合には、該制御情報に対応する処理を、
    前記第1のネットワークに対して実行する制御機能実行
    手段とをさらに具備したことを特徴とする請求項5ない
    し9のいずれか1項に記載の端末装置。
  12. 【請求項12】前記パケット送信手段により送出された
    パケットを前記第1の端末が受信した場合に送出すべき
    受信確認応答用のパケットを、該第1の端末の代わりに
    送出する受信確認応答パケット送出手段をさらに具備し
    たことを特徴とする請求項5ないし11のいずれか1項
    に記載の端末装置。
  13. 【請求項13】前記第1のネットワーク上に存在する端
    末の有する、前記第1のネットワークからのパケット受
    信を行うインタフェース手段のインタフェースアドレス
    と、前記第2のネットワークへのパケット送受信を行う
    インタフェース手段の有するインタフェースアドレスと
    の間の対応関係を記憶するためのインタフェースアドレ
    ス対応関係記憶手段と、 前記インタフェースアドレス対応関係記憶手段に記憶さ
    れている情報に基いて、前記受信確認応答パケット送出
    手段による前記受信確認応答パケットの送出を実行する
    か否かを決定する受信確認応答パケット送出制御手段と
    をさらに具備したことを特徴とする請求項12に記載の
    無線端末。
  14. 【請求項14】前記第1の端末の有する、前記第1のネ
    ットワークからのパケット受信を行うインタフェース手
    段のインタフェースアドレスと、前記第2のネットワー
    クへのパケット送受信を行うインタフェース手段の有す
    るインタフェースアドレスとの間の対応関係を記憶する
    インタフェースアドレス対応関係記憶手段をさらに具備
    したことを特徴とする請求項5ないし10のいずれか1
    項に記載の端末装置。
  15. 【請求項15】第3のネットワークへのパケット送受信
    を行う第3のインタフェース手段と、 前記第2のインターフェース手段を介して前記第1の端
    末から受信した所定の制御情報に基づいて、前記第1の
    インタフェースと前記第3のインタフェースとの間での
    パケット転送経路を自端末内部において設定する内部経
    路設定手段とをさらに具備したことを特徴とする請求項
    5ないし14のいずれか1項に記載の端末装置。
  16. 【請求項16】前記第3のインタフェース手段から受信
    したパケットを前記第1のインタフェース手段に中継す
    るかまたは前記第2のインタフェース手段に中継するか
    について、前記内部経路設定手段による前記自端末内部
    のパケット転送経路が設定されているか否かに従って判
    定する手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1
    5に記載の無線端末。
  17. 【請求項17】第1のネットワークによるパケット受信
    および第2のネットワークによるパケット送受信が可能
    な第1の端末に対して、該第2のネットワークにより該
    第1の端末と通信可能で且つ第3のネットワークにも接
    続された他の端末から転送される制御情報に基づいて、
    該第1のネットワークを介したデータ転送を行う端末装
    置であって、 前記第1のネットワークを介して少なくともパケット送
    信を行う第1のインターフェース手段と、 前記第3のネットワークへのパケット送受信を行う第3
    のインターフェース手段と、 前記第1の端末に、前記第1のインターフェース手段を
    介して、前記第3のインタフェース手段のインタフェー
    スアドレスを通知するアドレス通知手段とを具備したこ
    とを特徴とする端末装置。
  18. 【請求項18】前記アドレス通知手段は、前記第1のイ
    ンターフェース手段を介して、前記第3のインタフェー
    ス手段のインタフェースアドレスをブロードキャストす
    るブロードキャスト通知手段を含むことを特徴とする請
    求項17に記載の無線端末。
  19. 【請求項19】第1のネットワークによるパケット受信
    および第2のネットワークによるパケット送受信が可能
    な第1の端末が、該第1のネットワークによるパケット
    送信が可能で且つ第3のネットワークにも接続された第
    2の端末からの、該第1のネットワークを介したデータ
    転送を受けることができるように制御を行う端末装置で
    あって、 前記第2のネットワークへのパケット送受信を行う第2
    のインターフェース手段と、 前記第3のネットワークへのパケット送受信を行う第3
    のインターフェース手段と、 前記第1の端末から、前記第2の端末の有する前記第3
    のネットワークに対応するインターフェース手段のイン
    タフェースアドレスを、前記第2のインタフェース手段
    を介して受信するインタフェースアドレス受信手段と、 前記インタフェースアドレス受信手段により受信した前
    記インタフェースアドレスが、前記第3のネットワーク
    上に存在するか否かを確認するアドレス確認手段と、 前記アドレス確認手段によって確認した結果を、前記第
    2のインタフェース手段を介して、前記第1の端末に対
    して応答する確認結果応答手段とを具備したことを特徴
    とする端末装置。
  20. 【請求項20】前記アドレス確認手段によって確認され
    た前記インタフェースアドレス情報の明示してあるパケ
    ットを、前記第2のインタフェース手段を介して受信し
    た際に、該パケットを前記第3のインタフェース手段を
    介して該インタフェースアドレスに対して転送するパケ
    ット転送手段をさらに具備したことを特徴とする請求項
    19に記載の端末装置。
  21. 【請求項21】第1のネットワークを介して少なくとも
    パケット受信を行う第1のインターフェース手段と、 第2のネットワークへのパケット送受信を行う第2のイ
    ンターフェース手段と、 前記第1のインターフェース手段によって用いるインタ
    フェースアドレスと、前記第2のインターフェース手段
    によって用いるインタフェースアドレスとを、同一に設
    定する手段とを具備したことを特徴とする端末装置。
  22. 【請求項22】第1のネットワークを介して少なくとも
    パケット受信を行う第1のインターフェース手段と、 第2のネットワークへのパケット送受信を行う第2のイ
    ンターフェース手段と、 前記第2のインターフェース手段を介して通信可能な所
    定の端末に対して、前記第1のインターフェース手段に
    よって用いるインタフェースアドレスを、前記第2のイ
    ンターフェース手段を介して通知するインタフェースア
    ドレス通知手段とを具備したことを特徴とする端末装
    置。
  23. 【請求項23】前記第1のネットワークにおける認証処
    理要求およびまたは加入処理要求を、前記第2のインタ
    フェース手段を介して送出する手段と、 前記第1のネットワークにおける認証処理およびまたは
    加入処理要求に必要な所定の情報を、前記第1のインタ
    フェースを介して通知し合う手段とをさらに具備したこ
    とを特徴とする請求項21または22に記載の端末装
    置。
  24. 【請求項24】前記第2のインタフェース手段を介して
    送信するパケット内に前記第1のネットワークに関する
    制御情報が搭載されている旨を明示する情報を、該パケ
    ット内に記載するパケット種別通知手段をさらに具備し
    たことを特徴とする請求項21ないし23のいずれか1
    項に記載の端末装置。
  25. 【請求項25】前記第1のインタフェース手段を介して
    パケットを送信する所定の端末の有する、前記第1およ
    び第2のネットワークとは異なる第3のネットワークへ
    のパケット送受信を行うインタフェース手段の有する外
    部インタフェースアドレスを受信する外部インタフェー
    スアドレス受信手段をさらに具備したことを特徴とする
    請求項21ないし24のいずれか1項に記載の無線端
    末。
  26. 【請求項26】前記外部インタフェースアドレス受信手
    段によって受信した、前記所定の端末の有する外部イン
    タフェースアドレスを、前記第2のインタフェース手段
    を介して前記第2のネットワーク上に存在する他の端末
    に対して通知する外部インタフェースアドレス通知手段
    をさらに具備したことを特徴とする請求項25に記載の
    端末装置。
  27. 【請求項27】前記第2のインタフェース手段を介して
    送信するパケット内に搭載されている情報に対応する前
    記外部インタフェースアドレスを明示する情報を、該パ
    ケット内に記載するパケット対応インタフェース種別通
    知手段をさらに具備したことを特徴とする請求項25ま
    たは26に記載の端末装置。
JP09420699A 1999-03-31 1999-03-31 通信システム及び端末装置 Expired - Lifetime JP3808660B2 (ja)

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