JP2000286765A - ダイバーシチ装置及びダイバーシチアンテナ - Google Patents

ダイバーシチ装置及びダイバーシチアンテナ

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JP2000286765A
JP2000286765A JP11093962A JP9396299A JP2000286765A JP 2000286765 A JP2000286765 A JP 2000286765A JP 11093962 A JP11093962 A JP 11093962A JP 9396299 A JP9396299 A JP 9396299A JP 2000286765 A JP2000286765 A JP 2000286765A
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antenna
carrier
diversity
signal
intermediate frequency
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JP11093962A
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Noboru Ogawa
昇 小川
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Harada Industry Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/24Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the orientation by switching energy from one active radiating element to another, e.g. for beam switching
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/06Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart
    • H01Q21/20Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart the units being spaced along or adjacent to a curvilinear path
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本来の搬送波との間で干渉が生じるような劣
悪な環境においても、携帯端末の通信品質が劣化しない
ようなダイバーシチ装置及びそのアンテナを提供するこ
と。 【解決手段】 少なくとも第1及び第2のチャンネルで
送受信可能な第1のアンテナ212aと、少なくとも第
3及び第4のチャンネルで送受信可能な第2のアンテナ
212bと、少なくとも2本の受信専用の第3のアンテ
ナ211を有するダイバーシチアンテナ21と、前記ダ
イバーシチアンテナ21で受信した搬送波を所定の受信
信号に変換するダイバーユニット22と、前記第1及び
前記第2のアンテナの送受信用の搬送波を、互いに他の
アンテナで使用可能なチャネルの搬送波に変換する変換
器23とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線中継装置に関
し、特にデジタル多重化された搬送波の無線中継装置で
あって、ダイバーシチ装置及びそのアンテナによる無線
中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線中継装置としてチャンネルセレクト
タイプのものがある。アナログは、一波について1チャ
ンネルであるので、以下の説明においては、デジタル多
重化を対象として記載するものとする。
【0003】このチャンネルセレクトタイプのものは、
例えば、1搬送波の1フレームについて8スロット多重
チャンネルを意味しており、TDMA(時分割多重アク
セス方式)においては、1フレーム毎に8タイムスロッ
ト分のデータが伝送されていることを意味している。
【0004】このフレームは、フレーム制御信号及びユ
ーザー用時分割方法によって多重化されている。チャン
ネルセレクトタイプの無線中継装置はアップリンク、及
ぴダウンリンク双方の各オペレータに割り当てられた指
定チャンネル内で、使用頻度にあわせて、各オペレータ
により決定、運営、設定される。
【0005】さて、基本的に、無線基地局は、固定され
ており、携帯端末は、常時移動して使用される。従っ
て、携帯端末の使用状況は、自動車、鉄道、歩行等々さ
まざまであることから、周辺環境に左右されることにな
る。このように携帯端末は、磁性体としての人体効果を
含み、移動使用する関係上その電波環境状況が刻々変化
する。従って、障害物の無いような地域では、携帯端末
による明瞭な通信が出来るが、都市及び各種障害物等が
ある場合には、この限りではない。例えば、図11に示
すように、基地局からの搬送波は、直接携帯端末に入力
する直接波と、ビルにより反射を受けた後に携帯端末に
入力する遅延反射波とがあり、これらの直接波と遅延反
射波との位相が異なってしまうことから、マルチパスフ
ェージングが生じるて受信信号の強度が減少させられる
ことになる。これによって、搬送波が携帯端末において
正常に受信されない場合が生じる。
【0006】すなわち、都市及び各種障害物がある場合
には、基地局からの搬送波が、建物及び障害物等との反
射により遅延し、障害物等によって反射されていない搬
送波との間で干渉、すなわち、マルチパスフェージン
グ、が生じる場合がある。その結果、通信品質が劣化
し、又は通信不能になる場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来で
は、基地局からの搬送波が建物などの障害物との反射に
より、本来の搬送波との間で干渉が生じ、通信品質が劣
化するという問題がある。
【0008】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、本来の搬送波との間で干渉が生じるよう
な劣悪な環境においても、携帯端末の通信品質が劣化し
ないようなダイバーシチ装置及びそのアンテナを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次のような手段を講じた。
【0010】本発明のダイバーシチ装置は、少なくとも
第1及び第2のチャンネルで送受信可能な第1のアンテ
ナと、少なくとも第3及び第4のチャンネルで送受信可
能な第2のアンテナと、少なくとも2本の受信専用の第
3のアンテナを有するダイバーシチアンテナと、前記ダ
イバーシチアンテナで受信した搬送波を所定の受信信号
に変換するダイバーユニットと、前記第1及び前記第2
のアンテナの送受信用の搬送波を、互いに他のアンテナ
で使用可能なチャネルの搬送波に変換する変換器とを備
えたことを特徴とする。
【0011】本発明のダイバーシチアンテナは、少なく
とも2つのチャンネルの搬送波の送受信が可能なダイバ
ーシチアンテナであって、少なくとも、第1の搬送波を
送受信可能である基準用の第1のアンテナと、第2の搬
送波を送受信可能な第2のアンテナと、受信専用の第3
のアンテナとを備えたことを特徴とする。
【0012】本発明の他のダイバーシチアンテナは、搬
送波を受信する複数のアンテナと、前記アンテナで受信
された搬送波の周波数を第1の中間周波数に変換する第
1の変換器と、前記第1の変換器で変換された前記第1
の中間周波数の搬送波を前記第1の中間周波数よりも低
い周波数の第2の中間周波数に変換する第2の変換器
と、前記第2の中間周波数に基づいてランプ信号を生成
するランプ信号生成器と、前記第1の中間周波数と前記
ランプ信号に基づいて、搬送波の干渉の少ないアンテナ
を選択する選択器とを備えたことを特徴とする。
【0013】上記の構成において、以下のようにするこ
とが好ましい。
【0014】(1)前記第1の中間周波数と前記ランプ
信号の合成信号が所定のサンプリング時間毎にサンプリ
ングされて、そのサンプリング結果に基づいて搬送波の
干渉時間を出力すること。
【0015】(2)前記ダイバーシチ装置が、フレーム
レートに同期していること。
【0016】(3)前記アンテナが、、空間ダイバー、
偏波ダイバー、周波数ダイバー或いはそれらの組み合わ
せであること。
【0017】(4)前記第2の中間周波数が中継周波数
であること。
【0018】上記のような構成とすることにより、フェ
ージングエリア内でたとえ干渉が多い地域であっても、
通信品質を損なうとなく通信が可能となると共に、たと
え環境変化による通信障害が起きるようになった場合で
も、容易に設置が可能なダイバーシチ装置を提供でき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。本発明の特徴は、特に、基地局からの搬
送波が直接或いは間接的に(ビル等の障害物に反射し
て)携帯端末に到達するようなフェージングエリア及び
不感地区(以下、「フェージングエリア」とのみ記載す
る)における通信を可能とするためのダイバーシチ装置
を設けたことにある。
【0020】図1は、本発明の一実施形態に係るダイバ
ーシチ装置の概略構成を示す図である。図1において、
基地局10からの搬送波は、詳細は後述するようなダイ
バーシチ装置20に入力し、このダイバーシチ装置20
が、無線中継装置の役割を果たすことによって、上記の
フェージングエリア内における携帯端末の通信を可能と
している。なお、地下の不感地帯のような、直接又は間
接的に搬送波が携帯端末に到達しないような地区に関し
ては、従来と同様の無線中継装置を使用しても良いし、
本発明に係るダイバーシチ装置を使用しても良い。
【0021】図1において、ダイバーシチ装置は、例え
ば、図2に示すダイバーシチアンテナ21と、ダイバー
ユニット22と、レピーター23とからなる。図2にお
いて、(a)はアンテナの斜視図であり、(b)は
(a)のアンテナを上から見た図である。なお、地下不
感地帯用に、無線中継用のアンテナ25が示されてい
る。以下の説明においては、使用可能なチャンネル数が
9チャンネル(ここでは、9つの周波数帯域)あり、基
地局10からは、チャンネル1とチャンネル2の搬送波
が送信されているものとする。
【0022】ダイバーシチアンテナ21は、基地局及び
フェージングアリア内の携帯端末との搬送波の送受信を
行う。本実施形態において、ダイバーシチアンテナ21
として空間ダイバーシチアンテナを例にとると、搬送波
の波長の数波長分(ここでは、7波長分とする)の位置
に配置された複数(例えば、4本)のアンテナからな
る。図1においては、受信専用の例えば空間ダイバーシ
チー用として4本の受信アンテナ211が用意されてお
り、搬送波の入力を行う。また、また、搬送波の送受波
を行う送受信アンテナ212が2本用意されており、第
1の送受信アンテナ212aは、基準アンテナとして基
地局10との搬送波の送受信に使用される。第2の送受
信アンテナ212bは前記フェージングエリア内の携帯
端末との搬送波の送受信に使用される。なお、以下、ダ
イバーシチアンテナ211として、空間ダイバーシチア
ンテナを例に挙げて説明するが、これに限らず、例え
ば、周波数ダイバーシチーアンテナや、偏波ダイバーシ
チアンテナももちろん使用可能である。
【0023】ダイバーユニット22は、空間ダイバーシ
チアンテナ211で受信された搬送波を増幅し、空間ダ
イバーシチアンテナ211からの入力を切り替えて所定
の空間ダイバーシチアンテナ211の出力のみを選択的
に入力するか、又は空間ダイバーシチアンテナ211か
らの入力を合成するかの処理を行う。そして、例えば、
チャンネル毎の出力をレピーター23に送出する。
【0024】レピーター23は、例えば、国内において
使用可能な設定周波数の全ての帯域をカバーしており、
次のように動作する。基地局からの搬送波がチャンネル
1とチャンネル2の場合に、レピーター23は、その搬
送波をチャンネル8とチャンネル9といったように、基
地局からの搬送波と異なった周波数帯域に変換してダイ
バーユニット22に出力する。ダイバーユニット22
は、この入力搬送波を第2の送受信アンテナ212bか
ら放射する。
【0025】上記の動作により、フェージングエリア内
では、例えば、基地局10からの搬送波と反射波とが干
渉を起こすような環境であっても、例えば、本ダイバー
シチ装置により、そのフェージングエリアにおいて、携
帯端末に対する使用チャンネルが変わるので、あたか
も、フェージングエリア内でのみ、基地局か切り替わっ
たような動作を行うことができ、基地局10からの搬送
波との干渉を起こすこともないので、フェージングエリ
ア内におけるフェージングのない極めて良好な通信が可
能となる。
【0026】フェージングエリア内におけるフェージン
グを減少させるための他の実施形態を以下に示す。ここ
で、受信周波数を1800MHzとして、記載する。
【0027】なお、本説明において、アンテナは、図2
に示すアンテナを使用するものとする。
【0028】図3は、各アンテナの受信回路例を示す図
である。まず、空間ダイバーシチアンテナ211と第2
の送受信アンテナ212bとの受信回路について説明す
る。
【0029】上記の各アンテナ21で受信された180
0MHzの搬送波は、まず、第1の高周波増幅器311
により所定の利得で増幅され、次に第1の帯域フィルタ
312で所定の帯域の周波数を有する搬送波を通過させ
る。この第1の帯域フィルタ312は、受信した搬送波
のみのフィルタリングを行う。そして、第2の高周波増
幅器313で増幅された後に、一旦中間周波数に変換さ
れる。この中間周波数への変換は、例えば、1500M
Hzの局部発振321により、1800MHzの周波数
を300MHzの周波数とミキサー32で合成すること
によって行われる。そして、第2の帯域フィルタ331
で所望の帯域の中間周波数を有する搬送波のみを通過さ
せた後に、その搬送波は、第1の中間周波数増幅器33
2で増幅されて、(A)の経路を通り、第3の帯域フィ
ルタ411、第2の中間周波数増幅器412を介して次
段の第1の検波回路413に送られる。そして、高速直
流アンプ414で増幅されて出力される。第1の検波回
路413は、包落線単方向検波を行うものとし、検波後
の積分時定数は、1800x10−6以下とする。な
お、本第1の検波回路413においては、7波長分の電
力値を直流化している。この出力をAA信号とする。
【0030】一方第1の送受信アンテナ212aからの
出力は、300MHzの中間周波数に変換されて、次段
の第2の検波回路423に送られるまでは、上記の動作
と同様であるので、説明を省略する。第1の中間周波数
増幅器332で増幅された搬送波は、(B)の経路によ
って、さらに局部発振421とミキサー422により周
波数変換され、ここでは、例えば、128KHzに局部
発振により変換されている。この信号は帯域制限され、
増幅された後に、包落線検波され、次段の高速波形整形
回路及ぴランプ信号発生回路へと接続される。この基準
アンテナが干渉を受けると128KHzのランプ信号は
位相の誤差により包落線検波時定数が一定の為ランプ周
期、及び積分傾斜角が変化する。この信号をBB信号と
する。5本のAA信号とBB信号は、高速コンパレータ
に接続される。そして、後述する所定の処理を経て、C
PUによってアンテナ選択信号が出力される。
【0031】図4は、AA信号とBB信号を得るための
他の回路例を示す図である。図4において、図3の回路
と基本的に同じ動作を行う部分には同じ符号を付してお
り、重複説明は省略する。
【0032】各アンテナ21に入力された搬送波は、所
定の帯域のみの周波数を通過させる第1のフィルタ31
2を通過し、その後に、増幅器313で増幅される。増
幅された搬送波は、図3と同じように、BB信号の出力
用のラインと、AA信号の出力用のラインに分かれる。
【0033】BB信号の出力ラインに入力された搬送波
は、スイッチング回路50を経て、合成器51によりス
イッチング回路50から入力された信号が合成されて、
増幅器52で増幅されてBB信号として出力される。な
お、図3には、検波回路が示されていないが、必要に応
じて包落線検波を含むことはもちろんである。一方、A
A信号は図3と同様に、次のように処理されて出力され
る。まず、第1段目の局部発振で例えば、300MHz
に変換され、次段で、例えば128kHzの中間周波数
に変換されて、包落線検波がされて、コンパレータによ
って、AA信号として出力される。
【0034】なお、上記の128kHzのランプ信号
は、中継する帯域に変換されている。更に、ここで、A
A信号としては、干渉を受けているアンテナ、すなわち
干渉により一番レベルの低いアンテナを選定する。AA
信号は、7波長分の干渉波との位相積分の総和値となる
ため、干渉の多いアンテナは検波後の直流値、すなわち
AA信号のレベルが低い。これによりコンパレータでレ
ベル判定が行われる。なお、この信号は、搬送波の干渉
を受けている時間軸上の位置を、パルス幅で表現してい
る信号である。
【0035】そこで、搬送波の干渉を受けているアンテ
ナ以外のアンテナの中でこの時間軸上のパルス幅に同期
していないアンテナ信号、又は影響の少ないアンテナ信
号を選択する。この搬送波の干渉の影響を受けていない
信号を基本打ち抜きサンプルゲート信号として、この信
号のパルス幅に同期してアンテナ選択信号として、高速
アンテナスイッチを使用して、アンテナを切り替えれ
ば、ダイバシチーとして使用する事が出来る。なお、こ
のアンテナの切り換えスピードは、ランプ信号と5本の
アンテナの比較演算によって求められ、ランプスタート
時のコンパレーター出力パルスは、超高速となる。詳細
は後述するCPUは、このコンパレータ出力パルスに基
づいてアンテナを選択する。
【0036】図4における2種類のアナログ検波信号
(各アンテナからの信号BBと、基準信号AA)は、図
5に示すように、ゲート回路61によりサンプリングの
タイミングが設定され、サンプルホールド平滑回路62
で所定時間サンプリングされ、差動アンプ63により比
較出力がなされる。この出力は、干渉を受けている時間
を示す時間を示すものであって、例えば、(c)に示す
ような波形をしている。そして、A/Dコンバータ64
に入力して、デジタルデータに変換される。デジタルデ
ータに変換された信号は詳細は後述するCPUに入力し
て、所定の処理が行われる。この動作は各アンテナ21
に対して、並列に行われる。なお、CPUからのゲート
信号は微分回路65に入力して、例えば、(b)に示す
ような波形になり、例えばトランジスタからなる上記の
ゲート回路61に入力するようになっている。
【0037】図6は、図5の回路の変形例を示す図であ
る。図6においては、回路構成は、図5とほぼ同様であ
るが、入力信号として、検波後の信号を入力するのでは
なく中間周波数の信号をそのまま入力している点が異な
っている。この場合には、入力信号は高周波信号でな
く、例えば、200kHzの中間周波数とする必要があ
る。また、ゲートパルスは、図5では、CPUからの信
号を微分したものを用いたが、CPUからの信号又はコ
ンパレータからのランプ信号のいずれでも良い。
【0038】図7は、図4の回路の変形例を示す図であ
る。図7は、図4において、包落線検波の前段までの回
路を示しており、増幅器316が追加されたのみである
ので、本回路の説明は省略する。図8は、図7の回路か
ら出力される信号を基本信号として出力する処理回路の
一例を示す図である。図7の回路から出力された信号
は、同一の周波数を有する基準信号とミキサー70によ
って合成されて基本信号として出力される。この出力
は、基準信号に対する位相差分の直流電圧となり、
(b)に示すように、0Vから数十mVの値をとる。そ
して、図9に示すように、各アンテナからのそれぞれの
出力信号を基準信号とミキサー71によって合成し、そ
の出力を基本信号とコンパレータ72によって比較した
結果を増幅器73で増幅してCPUに出力する。
【0039】CPUは例えば、図10に示すような、入
出力によって、アンテナの選択等の制御を行っている。
なお、CPU90はその動作のために補助メモリとして
RAM(ランダムアクセスメモリ)91やROM(リー
ドオンリメモリ)92などを有している。CPU90
は、例えば、各アンテナのデータやアンテナの基準信号
を入力して所定の処理を行いアンテナ選択信号を出力す
る。また、各シンセサイザの局部発振用として、クロッ
ク等を出力する機能も当然有している。
【0040】上記のアンテナ切り替えダイバー装置は、
本発明においては、図1に示すような中継装置の役割も
果たしている。しかし、アンテナ切り替えダイバー装置
単独でも、もちろん使用可能である。
【0041】チャンネルセレクトタイプの中継装置は、
通常1波8スロットであるが、一般的に1、2、4、8
チャンネルの選択が出来るようになっている。今、仮に
4チャンネルに設定したとする。また、中継装置は、空
中線電力によるが、かりに100mの範囲をカバーする
ものとする。この中継装置のカバーする地域はフェージ
ングアリア内であるものとする。また、基地局がこの周
辺に2個所存在しており、この基地局をA基地局及びB
基地局とする。複数の基地局(この場合は、A基地局及
びB基地局)が、1つの携帯端末を監視しており、移動
状況により基地局側における携帯端末からの制御信号B
ER率及びRSSIレベルにより、A基地局とB基地局
との切り換えを携帯端末に対して行っている。実際に
は、10秒間くらいでRFレベルが強い方にハンドオー
バーする。
【0042】フェージングエリア内の場合、中継装置の
設定は、空中線電力がサービスエリ内にて少なくとも3
db以上高いレベルを発射出来るものとする。
【0043】チャンネルの設定を2チャンネルに設定す
る。この目的は、同一フレームを2つのチャンネルに設
定し、フェージングエリアに対して、ダイバーシチ装置
を周波数ダイバーシチとして動作させる(2チャンネル
別周波数送信)。ここで、携帯端末のベースバンドビッ
トレートは、さまざまである。ここで、仮に1方向(ア
ップリンク、ダウンリンクのどちらでも良い)、1スロ
ット32Kbpsとする。フレームビットレートとして
は、256Kbps(周波数換算128KHz)とな
る。これは、電気長7.8マイクロセコンドである。
【0044】この場合、アンテナからの干渉位置は、2
343.75mで発生する。この干渉位置に障害物ある
いは移動物質(波、航空機、車等)があれば、通常干渉
が発生する。前記したように、基地局建設時には存在し
なかったが、基地局建設後、障害物としてのビルがこの
障害位置に建ち、周辺に干渉波が多数発生するようにな
った状況も本発明において解決可能である。
【0045】前記ランプ基本信号は、基準アンテナ受信
装置によりこのフレームレートに同期している。すなわ
ち、本発明に係るダイバーシチ装置は、フレームレート
に同期しており、ダイバーシチ用として使用する基準受
信装置への応用が可能である。また、アンテナは、空間
ダイバー、水平垂直偏波ダイバー、周波数ダイバーが設
置環境に応じて選択される。なお、本発明のダイバーシ
チ装置は、上記から明らかなように、中継装置としての
役割も果たすものである。
【0046】本発明において、特にアンテナ切り替えダ
イバー装置は、装置の特徴は以下の通りである。
【0047】まず、基準ランプ信号に対して干渉が発生
した時間を発見可能な高速信号を、アンテナ切り替え信
号としてもつので、基準ランプ信号内における干渉を発
見出来る。現状のデジタル通信システムは、パケット化
されており、ベースバンドおよび有線を含む最大遅延値
はエコーの関係から最大27msec以下の遅延内とさ
れている。従って、本発明を適用することにより、パケ
ット内エラー訂正の可能領域か不可能領域か判断が可能
になると共に、高速スイチングでのアンテナ切り替えに
より、受信デター1クロック内で数回から数百回、アン
テナが切換わるので基本データーが壊れることがない。
特に、本発明は、現在、干渉及ぴドプラー効果で問題に
なっているCDMAシステム(符号分割多重アクセスシ
ステム)に非常に大きな効果を有する。
【0048】なお、本実施形態では、空間ダイバーでア
ンテナ数が全部で6本の場合について示したが、取り扱
いデータ量或いはチャンネル数などに従って、ダイバー
アンテナの多連化、多様化が可能である。具体的には、
チャンネル数の増加に伴って、アンテナ数を増加させた
り、アンテナの配置も図2に示したような形状に限ら
ず、搬送波の有効な送受信が可能であればどのような配
置方法をとっても構わない。また、中継装置についても
必要に応じて、複数個設けることも可能である。また、
ダイバーシチ装置も、上記のように、1種類のアンテナ
を使用する実施形態を示したが、周波数ダイバー、空間
ダイバー、偏波ダイバーの各アンテナを組み合わせて使
用することによってフェージングエリア内の干渉を軽減
するようにしても良い。
【0049】本発明は、上記の発明の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々変形して実施できるのは勿論である。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果が得られ
る。
【0051】上記のように本発明によれば、フェージン
グエリア内の干渉を軽減させ、高品質の通信が可能なダ
イバーシチ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るダイバーシチ装置の
概略構成を示す図。
【図2】ダイバーシチアンテナ21の詳細を示す図。
【図3】各アンテナの受信回路例を示す図。
【図4】AA信号とBB信号を得るための他の回路例を
示す図。
【図5】図4に示す信号の処理回路の例を示す図。
【図6】図5の回路の変形例を示す図。
【図7】図4の回路の変形例を示す図。
【図8】図7の回路から出力される信号を基本信号とし
て出力する処理回路の一例を示す図。
【図9】アンテナからの中間周波数信号の処理回路例を
示す図。
【図10】CPUの構成例を示す図。
【図11】従来の問題点を説明するための図。
【符号の説明】
10…基地局、 21…ダイバーシチアンテナ、 211…受信アンテナ、 212…送受信アンテナ、 22…ダイバーユニット、 23…レピーター。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1及び第2のチャンネルで
    送受信可能な第1のアンテナと、少なくとも第3及び第
    4のチャンネルで送受信可能な第2のアンテナと、少な
    くとも2本の受信専用の第3のアンテナを有するダイバ
    ーシチアンテナと、 前記ダイバーシチアンテナで受信した搬送波を所定の受
    信信号に変換するダイバーユニットと、 前記第1及び前記第2のアンテナの送受信用の搬送波
    を、互いに他のアンテナで使用可能なチャネルの搬送波
    に変換する変換器と、を備えたことを特徴とするダイバ
    ーシチ装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも2つのチャンネルの搬送波の
    送受信が可能なダイバーシチアンテナにおいて、 少なくとも、第1の搬送波を送受信可能である基準用の
    第1のアンテナと、 第2の搬送波を送受信可能な第2のアンテナと、 受信専用の第3のアンテナと、を備えたことを特徴とす
    るダイバーシチアンテナ。
  3. 【請求項3】搬送波を受信する複数のアンテナと、 前記アンテナで受信された搬送波の周波数を第1の中間
    周波数に変換する第1の変換器と、 前記第1の変換器で変換された前記第1の中間周波数の
    搬送波を前記第1の中間周波数よりも低い周波数の第2
    の中間周波数に変換する第2の変換器と、 前記第2の中間周波数に基づいてランプ信号を生成する
    ランプ信号生成器と、 前記第1の中間周波数と前記ランプ信号に基づいて、搬
    送波の干渉の少ないアンテナを選択する選択器と、を備
    えたことを特徴とするダイバーシチ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3のダイバーシチ装置において、
    前記第1の中間周波数と前記ランプ信号の合成信号が所
    定のサンプリング時間毎にサンプリングされて、そのサ
    ンプリング結果に基づいて搬送波の干渉時間を出力する
    ことを特徴とするダイバーシチ装置。
  5. 【請求項5】 請求項3のダイバーシチ装置において、
    前記ダイバーシチ装置が、フレームレートに同期してい
    ることを特徴とするダイバーシチ装置。
  6. 【請求項6】 請求項3のダイバーシチ装置において、
    前記アンテナが、、空間ダイバー、偏波ダイバー、周波
    数ダイバー或いはそれらの組み合わせであることを特徴
    とするダイバーシチ装置。
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