JP2000286074A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JP2000286074A
JP2000286074A JP9430499A JP9430499A JP2000286074A JP 2000286074 A JP2000286074 A JP 2000286074A JP 9430499 A JP9430499 A JP 9430499A JP 9430499 A JP9430499 A JP 9430499A JP 2000286074 A JP2000286074 A JP 2000286074A
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JP
Japan
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time
lighting
dimming
zone
light
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JP9430499A
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English (en)
Inventor
Tomomi Yasuda
智美 安田
Hiroyasu Takeuchi
啓泰 竹内
Kazufumi Nagasoe
和史 長添
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

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  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】時間経過に伴う照度の低下を抑制して光源の寿
命まで照度の再設定を不要とし、昼間と夜間とを問わず
照明による誘引効果を得る。 【解決手段】照明器具2は調光信号を受けてランプ22
の光量を制御する。時計部13aは昼間の時間帯と夜間
の時間帯とを区別し、操作部12では昼間の時間帯と夜
間の時間帯とにおける照明器具2の調光量を調光設定値
として個別に設定する。点灯時間計時部13bはランプ
22の点灯時間を計時し、制御部10における照度補正
部10aでは調光設定値に対して点灯時間に応じて設定
された照度補正値を乗じて調光出力値を求める。調光設
定値は昼間の時間帯における照明器具の光量が夜間の時
間帯における光量よりも多くなるように設定されてい
る。また、照度補正値は点灯時間の関数であって照明器
具の光量の時間経過に伴う低下を打ち消すように設定さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として24時間
営業を行う店舗に用いる照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、店舗においては近隣の他店舗と
の差別化や集客の誘引効果を高めるために人工照明が必
要である。一方、近年増加してきているコンビニエンス
ストアのように24時間営業を行う店舗では常時照明を
行うから、省エネルギを考慮する必要がある。
【0003】ところで、省エネルギを実現する照明装置
としては、従来から、周囲照度を検出して照度を略一定
に保つように制御するもの、自然光を照明として利用す
るもの、タイムスケジュールによって照明時間を管理す
るものなどが知られている。照度を略一定に保つように
制御するものは、光出力を必要以上に高めないことによ
って省エネルギを実現することができ、タイムスケジュ
ールで管理するものは、不要な時間帯には照明を消灯さ
せておくことで省エネルギを実現することができる。
【0004】たとえば、当社のHfコントロール・シス
テムと称する照明装置は、図17に示す構成を有し、高
低2段階の光出力の調節(段調光という)が可能な照明
器具2を複数系統設け、制御ユニット1’を用いて各系
統ごとにタイムスイッチ4に設定したタイムケジュール
によって調光量を変化させ、昼光センサ3で検出した周
囲照度によっても調光量を変化させる構成を採用してい
る。したがって、タイムスケジュールによって店舗の開
店・閉店に合わせた調光を行うことができ、また開店中
には昼光センサ3の出力に基づき天候に合わせて照明器
具2を調光することができ、さらに各系統の照明器具2
の調光量をタイムスケジュールで制御することによっ
て、時間帯に応じて照明のパターンを制御することがで
きる。この照明装置では照明器具2を昼光センサ3の出
力に応じて調光するから、省エネルギを実現することが
できる。ここに、照明器具2に対して指示される調光量
は、昼間の光出力を夜間の光出力よりも小さくするよう
に設定されている。
【0005】省エネルギが可能な照明装置としては、特
開平10−191467号公報に記載されているよう
に、周囲照度を検出する光センサと、調光制御を行う時
間帯を設定するタイマ部とを備えるものも提供されてい
る。この照明装置は、PWM信号等の調光信号を照明器
具に与えることで調光量を連続的に変化させることが可
能になっている。この照明装置においても先の例と同様
にタイムスケジュールを設定し、かつ図18のように、
光センサにより検出した周囲照度に応じて照明器具の調
光量を制御するから、省エネルギを実現することができ
る。照明器具に対して指示される調光量は、昼間の光出
力を夜間の光出力よりも小さくするように設定されてい
る。また、照明器具を配置する場所ごとに周囲照度と調
光量とをの関係を異ならせてある。図示例ではが
それぞれ窓際・中央部・最奥部に配置された照明器具に
対応する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した照
明装置では、昼間の光出力が夜間の光出力よりも小さく
なるように調光量を設定しているが、照明器具の光源の
発光量は時間経過とともに低下し、また照明器具は汚れ
が付着して時間経過とともに光量を低下させる。その結
果、図19に示すように照明器具により照明される部位
の照度が時間経過とともに低下し、やがては夜間の照度
が初期の昼間の照度よりも低下してしまうことになる。
たとえば、図20(a)に示すように、施工時において
昼間(昼モードと記載している)に800lxの照度が
得られ、夜間(夜モードと記載している)に1000l
xの照度が得られるように調整しておいても(図19の
A時点に対応する)、時間経過に伴って図20(b)の
ように照度がそれぞれ750lxと950lxとになり
(図19のB時点に対応する)、照明器具の点灯時間が
数千時間に達すると、図20(c)のように昼間の照度
が550lx、夜間の照度が750lxに低下する(図
19のC時点に対応する)。なお、図20(b)(c)
に破線で示す照度は初期時の照度を示している。このよ
うに、図19のC時点における夜間の照度は、図19の
A時点における昼間の照度よりも低下することになる。
上述した昼間の照度は外光による照度を除いた値であっ
て、夜間では基本的に外光は得られないから、図19の
C時点における夜間の照度は昼間の照明のみによる照度
よりも低く、暗いという印象を受けることになる。この
ように時間経過に伴って照度が低下するから、照度が低
下したときには照度の設定値を変更することが必要であ
って、照度の設定が煩わしいという問題がある。
【0007】また、上述した照明装置では、昼光センサ
や光センサを用い、昼間に自然光が得られるときには調
光して照明器具の光量を低下させることにより、昼間に
おける省エネルギを図っているが、昼間に自然光を十分
に利用できないような立地条件、たとえば間口が狭い場
合や他の建物の影になって日照を得られないような場所
に立地している場合、あるいは天候が悪く日照が得られ
ない場合などでは、調光されないから省エネルギを実現
することが難しいものである。
【0008】一方、道路に面した店舗では目立つ照明に
よって誘引効果を高める必要があるが、上述したように
昼間の光出力を夜間の光出力よりも小さくなるように調
光量を設定しているから、店舗内の照度はほぼ一定に保
たれるとしても、戸外の明るい昼間に店舗外から見たと
きには、店舗内が十分に明るいという印象を与えること
ができず、照明による誘引効果を与えることが難しいも
のである。
【0009】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、時間経過に伴う照度の低下を抑制す
ることにより光源の寿命まで照度の再設定を不要とし、
しかも昼間と夜間とを問わず照明による誘引効果が得ら
れるようにし、さらには時間等に応じて光量を制御する
ことによって省エネルギを達成することができる照明装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、調光
信号を受けて光量が制御される照明器具と、昼間の時間
帯と夜間の時間帯とを区切る時間帯分割手段と、昼間の
時間帯と夜間の時間帯とにおける照明器具の調光量を調
光設定値として個別に設定可能な設定手段と、照明器具
に用いる光源の点灯時間を計時する点灯時間計時手段
と、前記調光設定値に対して前記点灯時間に応じて設定
された照度補正値を乗じて調光出力値を求める照度補正
手段とを備え、前記調光設定値は昼間の時間帯における
照明器具の光量が夜間の時間帯における光量よりも多く
なるように設定され、前記照度補正値は前記点灯時間の
関数であって照明器具の光量の時間経過に伴う低下を打
ち消すように設定されているものである。
【0011】請求項2の発明は、調光信号を受けて光量
が制御される照明器具と、昼間の時間帯と夜間の時間帯
と夜間の時間帯内における深夜の時間帯とを区切る時間
帯分割手段と、昼間の時間帯と夜間の時間帯と深夜の時
間帯とにおける照明器具の調光量を調光設定値として個
別に設定可能な設定手段と、照明器具に用いる光源の点
灯時間を計時する点灯時間計時手段と、前記調光設定値
に対して前記点灯時間に応じて設定された照度補正値を
乗じて調光出力値を求める照度補正手段とを備え、前記
調光設定値は昼間の時間帯における照明器具の光量が夜
間の時間帯における光量よりも多くかつ深夜の時間帯に
おける照明器具の光量が夜間の時間帯における光量より
も少なくなるように設定され、前記照度補正値は前記点
灯時間の関数であって照明器具の光量の時間経過に伴う
低下を打ち消すように設定されているものである。
【0012】請求項3の発明は、調光信号を受けて光量
が制御される照明器具と、昼間の時間帯と夜間の時間帯
と夜間の時間帯内における深夜の時間帯とを区切る時間
帯分割手段と、昼間の時間帯と夜間の時間帯と深夜の時
間帯とにおける照明器具の調光量を調光設定値として個
別に設定可能な設定手段と、照明器具に用いる光源の点
灯時間を計時する点灯時間計時手段と、前記調光設定値
に対して前記点灯時間に応じて設定された照度補正値を
乗じて調光出力値を求める照度補正手段とを備え、前記
調光設定値は昼間の時間帯における照明器具の光量が深
夜における光量よりも多くなるように設定され、前記照
度補正値は前記点灯時間の関数であって照明器具の光量
の時間経過に伴う低下を打ち消すように設定されている
ものである。
【0013】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記照明器具が複数のゾーンに分け
て配置され、前記設定手段でゾーンごとに調光設定値を
設定可能としたものである。
【0014】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、昼間の時間帯には窓際に配置される照明器具の光量
が他の場所に配置される照明器具の光量以上となるよう
に調光設定値が設定されているものである。
【0015】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5の発明において、前記時間帯分割手段が現在時刻を計
時する時計部を備え、前記点灯時間計時手段が前記光源
の点灯開始時における時刻からの経過時間を点灯時間と
して計時するものである。
【0016】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
5の発明において、前記点灯時間計時手段が、前記時間
帯分割手段による時間帯の分割数で24時間を除した値
を単位時間とし、前記光源の点灯開始時以後の時間帯の
切換回数と前記単位時間とを乗じた値を前記点灯時間と
して用いるものである。
【0017】請求項8の発明は、請求項1ないし請求項
7の発明において、前記時間帯分割手段が、使用場所で
の日の入り時刻を昼間の時間帯から夜間の時間帯への境
界の時刻に用いるものである。
【0018】請求項9の発明は、請求項1ないし請求項
8の発明において、前記光源を高周波専用ランプとした
ものである。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下に説明
する実施の形態では、図1にブロック図で示す構成を用
いるものとする。図示する照明装置は、主制御装置1に
調光信号線Ltを介して照明器具2を接続した構成を有
する。調光信号線Ltは3系統(1系統以上であればよ
い)設けられており、系統別に制御可能になっている。
【0020】照明器具2は、インバータ回路を用いた点
灯装置21を有し、商用電源ACから点灯装置21に供
給された交流電源を高周波に電力変換して光源としての
ランプ22を点灯させる。ここにランプ22としては高
周波専用ランプ(高周波点灯用の蛍光ランプ)を用いて
いる。点灯装置21は調光信号線Ltを介して伝送され
る調光信号を受けてランプ22の光出力を調節する調光
器としても機能する。調光信号にはパルス幅変調信号
(PWM信号)を用いており、パルス幅つまりデューテ
ィ比によって調光量を指示する。また、調光量は連続的
に変化させることが可能になっている。
【0021】照明器具2に与える調光信号は主制御装置
1において生成される。主制御装置1は、マイコンを主
構成とする制御部10を有し、制御部10ではスイッチ
群からなる設定手段としての操作部12と後述するタイ
マ部13とからの指示に基づいて調光量を決定し、この
調光量を調光信号出力部11に与えることによって調光
信号線Ltに調光信号を送出させる。制御部10の主要
動作については後述する。
【0022】操作部12は、タクトスイッチやラバース
イッチのような押操作可能なスイッチを複数個用いたり
サムホイールスイッチのような数値選択が可能なデジタ
ルスイッチを用いて構成される。本実施形態では、図3
に示すように、押操作が可能な4個のキーK1〜K4を
制御装置1の器体の前面に表示部14とともに配置する
ことにより操作部12を構成してある。キーK1〜K4
は、モード選択用のキーK1と、数値の増加を指示する
アップスイッチとなるキーK2と、数値の減少を指示す
るダウンスイッチとなるキーK3と、入力を確定する変
更/設定用のキーK4とからなる。また、表示部14は
7セグメント式の発光ダイオードを用いて5桁の数値を
表示することができるように構成されている。
【0023】タイマ部13は、現在時刻を計時する時間
帯分割手段としての時計部13aと、点灯時間を計時す
る点灯時間計時手段としての点灯時間計時部13bとを
備える。本実施形態では、電源投入後にランプ22を連
続点灯させるものを想定しているから、点灯時間は電源
投入後の経過時間としてカウンタなどを用いて計時され
る。点灯時間計時部13bにより計時される点灯時間
は、一定時間毎(たとえば1時間毎)に制御部10に出
力され、表示部14にも表示されるようになっている。
また、時計部13aには照明器具2に対して制御を行う
時間帯がタイムスケジュールとして設定可能であり、そ
の時間帯の開始と終了との時点を制御部10に通知する
機能を有する。
【0024】主制御装置1は商用電源ACを電源として
内部回路の動作に必要な電圧を出力する電源部15から
与えられる。この電源部15は制御部10に対してたと
えば5ボルトの直流定電圧を与えるように構成されてい
る。また、主制御装置1には停電時において各種の設定
値や上述した点灯時間を記憶するEEPROM16を備
え、復電時には制御部10がEEPROM16からこれ
らの値を読み出すことによって動作を復旧させることが
できるようになっている。制御部10にはリセットスイ
ッチ17も接続され、ランプ22を交換したときにリセ
ットスイッチ17を操作することで、点灯時間の計時を
リセットするとともに後述する調光補正値をリセットす
ることができるようにしてある。
【0025】本実施形態においては、キーK1の押操作
によって3種類のモードを選択することができる。すな
わち、表示部14に点灯時間を表示させている通常モー
ド、照明器具2に与える調光信号の調光量を設定する調
光設定モード、設定した調光量の調光信号を照明器具2
に与える時間帯(つまり、上述したタイムスケジュー
ル)を設定する調光制御時間設定モードとの3種類のモ
ードであって、キーK1の押操作毎に各モードが循環的
に変更される。
【0026】調光設定モードでは、昼間・夜間の時間帯
と照明器具2の系統との組み合わせごとに調光量(ラン
プ22の定格点灯を100%として百分率で表される)
を設定する。時間帯は、従来構成としても説明したよう
に、昼間と夜間とでは照明器具2に与える調光量を変更
するから、調光設定モードでは昼間と夜間との調光量を
各別に設定するのである。また、本実施形態では昼間と
夜間との2種類の時間帯が選択可能であるが、後述する
他の実施の形態では昼間と夜間とのほか深夜を選択可能
としたものもある。照明器具2の系統は本実施形態では
1系統を想定しているが、後述する他の実施形態におい
ては、照明器具2が室内の窓際、壁際、中央部のどの部
位に配置されるかに応じて異なる系統として調光量を設
定できるものもある。
【0027】調光設定モードにおいては、表示部14の
上位1桁が時間帯(「モード」と表記されている)、次
の1桁が系統(「ゾーン」と表記されている)、下位3
桁が調光量(「調光比」と表示されている)を示す。こ
こで、キーK2,K3を用いると調光量を5%刻みで増
減させることができ、キーK4を押操作すれば、その時
点で表示されている時間帯と系統との組み合わせに対す
る調光量が設定される。キーK4の押操作毎に時間帯と
系統との組み合わせが変更されるから、調光量を順次設
定してキーK4を押操作すれば、すべての組み合わせに
対する調光量を設定することができる。設定された調光
量は制御部10に記憶される。
【0028】一方、調光制御時間設定モードでは、上述
した時間帯に対応する開始時刻と終了時刻とを設定す
る。このモードにおいては、表示部14の上位2桁が
時、次の2桁が分を示し、下位1桁は地区を示す。ここ
で、地区とは日本国内を複数地区(たとえば9地区)に
分けたときの各地区を意味し、これらの地区の区分は、
日の出時刻・日の入り時刻がほぼ一定となる地域が1つ
の地区になるように分割される。地区ごとの日の出時刻
・日の入り時刻はタイマ部13にテーブルなどの形で格
納されており、地区を選択すれば昼間と夜間とは日の出
時刻・日の入り時刻を境界として区別されることにな
る。
【0029】調光制御時間設定モードにおいて、キーK
2,K3を用いて時を設定した後にキーK4を押操作す
れば時が設定され、次に同様にして分を設定することが
できる。ここに、時の設定は1時間刻みであり、分の設
定は1分刻みで行うことができる。また、地区について
は特定の数値(たとえば0)を選択すると無効になり、
他の数値を選択すると、時・分の設定値に優先して日の
出・日の入りの時刻が使用される。つまり、地区が選択
されると、日の入り時刻から日の出時刻までの時間帯が
夜間となり、それ以外の時間帯が昼間となる。
【0030】次に、本発明の要旨である制御部10にお
ける調光量の求め方について説明する。本発明では、照
明器具2の光量がランプ22の劣化や照明器具2の汚れ
により時間の経過とともに低下することを考慮し、照明
器具2に与える調光量を点灯時間に応じて自動的に補正
することによって、照明器具2の光量が時間経過ととも
に変化するのを抑制した点に特徴を有している。調光量
を設定する際には、照明器具2を点灯させた状態で調光
量を変化させ(上述した調光設定モードにおいて調光量
を変化させるとランプ22の光出力が連動して変化する
ようになっている)、照度計などによって測定される照
度が所望値になったときにその調光量を操作部12で設
定する。
【0031】一方、点灯時間に応じた調光量の補正は、
制御部10に設けた照度補正手段としての照度補正部1
0aにより行われる。照度補正部10aは照度補正値を
点灯時間の範囲に対応付けた照度補正テーブルを有す
る。照度補正値は点灯時間の関数として図4のような形
に設定される。この関数は点灯時間の経過に伴う照明器
具2の光量の低下を打ち消すように設定されている。つ
まり、電源投入直後の照明器具2の光量を100%とす
るときに、ランプ22の寿命末期付近での光量が70%
程度になるとすれば、照度補正値は電源投入直後に70
%とし、ランプ22の寿命末期付近では100%になる
ように設定される。ただし、照度補正値は連続値として
与えられるのではなく点灯時間の適宜間隔毎に与えられ
る。つまり、図4から明らかなように、点灯時間が少な
い期間には照度補正値の変化率は比較的大きいから、短
い時間間隔(たとえば100時間)で照度補正値を設定
してあり、点灯時間が多くなると照度補正値の変化率は
小さくなるから、長い時間間隔(たとえば1000時
間)で照度補正値が設定される。本実施形態では点灯時
間が0〜100時間までは照度補正値を70%とし、1
5000時間以上では照度補正値を100%としてい
る。点灯時間がこれらの中間であるときには、照度補正
値も中間の値になる。
【0032】上述のように設定された照度補正値は、点
灯時間計時部13aから一定時間毎に出力される点灯時
間に応じて照度補正テーブルから選択され、操作部12
の操作により設定されて制御部10に保持されている調
光量に対して乗算される。操作部12の操作により設定
された調光量を調光設定値、照度補正値を乗じた後の調
光量を調光出力値とすれば、調光出力値=調光設定値×
照度補正値であって、たとえば照度補正値が70%の期
間において、調光設定値が80%、50%であるとすれ
ば、調光出力値はそれぞれ56%、35%になる。
【0033】上述の演算によって求めた調光出力値をパ
ルス幅変調のためのテーブルと照合し、調光出力値に対
応したパルス幅変調のデータを選択する。このデータが
調光量として調光信号出力部11に与えられ、調光信号
出力部11から調光信号Ltに対して調光信号が送出さ
れるのである。
【0034】しかして、本実施形態における動作の一例
を図2に示す。図示例では、図2(a)のようにタイム
スケジュールとして日の出時刻と日の入り時刻とを選択
してあり、図2(b)(c)のように日の入り時刻から
日の出時刻までを夜間(夜モードと記載してある)、日
の出時刻から日の入り時刻までを昼間(昼モードと記載
してある)としている。また、昼モードでは調光設定値
を80%とし、夜モードでは調光設定値を50%として
いる。ここで、ランプ22を交換した電源投入直後にお
ける照明器具2を調光しない場合の光量を100%とす
れば、上述のように点灯時間に応じた調光補正値を設定
することで、ランプ22を交換した電源投入直後におけ
る照明器具2の昼モードの光量は56%、夜モードの光
量は35%になる。点灯時間が経過して調光補正値が1
00%になる時点では、照明器具2を調光しない場合の
光量は70%程度になるから、この時点の光量も昼モー
ドで56%、夜モードで35%程度になり、点灯時間に
よらず昼モードと夜モードとの各光量をほぼ一定に保つ
ことができる。つまり、時間経過による光量変化が生じ
ないから、調光量を再設定する必要がないのである。こ
こにおいて、昼間と夜間との光量変化が滑らかになるよ
うに、調光信号出力部11では調光量をフェードさせる
機能を有している。
【0035】さらに、本実施形態では昼モードでは夜モ
ードよりも光量を多くしてあり、昼間に外光があっても
店舗内を目立ちやすくすることができ、誘引効果を高め
ることができるようになっている。夜間には店舗内を適
正照度に保つだけで看板照明や戸外との輝度差により店
舗内を目立ちやすくすることができる。また、ランプ2
2を交換して電源を投入した直後には照度補正値を70
%としているから、この時点では照度補正値による補正
を行わない場合に比較すると30%の省エネルギにな
り、ランプ22の寿命末期付近で照度補正値が100%
になるから全体としても省エネルギになると言える。ラ
ンプ22の交換後には、上述のようにリセットスイッチ
17を操作すれば、表示部14に表示されている点灯時
間が初期値(0)に戻り、これに伴って照度補正値が電
源投入直後の値に戻る。
【0036】なお、本実施形態においては、昼間の調光
設定値を80%とし、夜間の調光設定値を50%とした
例を示したが、昼間は調光設定値を100%とし、昼間
は照度補正値を与えないようにしてもよい(つまり調光
を行わなくてもよい)。また、本実施形態では点灯時間
計時部13bから点灯時間が通知されるたびに、照度補
正値を照度補正テーブルから読み込むとともに調光設定
値に乗算しているが、点灯時間計時部13bから点灯時
間が通知されない間にも照度補正テーブルから照度補正
値を逐次読み出して調光出力値を求めるようにしてもよ
い。あるいはまた、照度補正値が変化する時点をトリガ
として、照度補正値の変化点でのみ調光出力値を求める
ようにしてもよい。この処理を採用すれば、調光出力値
の演算量が少なくなり制御部10の負荷が軽減される。
【0037】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、時間帯として昼間と夜間との2種類の選択が可能で
あったが、本実施形態では昼間と夜間とのほかに深夜を
選択可能としてある。つまり、人通りが少なくなる時間
帯を深夜として設定しているのであって、この時間帯に
は誘引効果を高めても集客力がないから、昼間や夜間よ
りも照明器具2の光量を低下させても差し支えがなく、
したがって夜間よりもさらに光量を低減させるようにし
てある。たとえば、調光設定値を昼間、夜間、深夜の順
に80%、60%、40%などと設定する。深夜の時間
帯は時計部13aにタイムスケジュールとして設定さ
れ、図5に示すように、夜間において深夜として設定す
る時間帯を、深夜設定開始時刻と深夜設定終了時刻とに
より設定する。また、昼間および夜間の時間帯は、第1
の実施の形態と同様に、日の出時刻と日の入り時刻とに
より境界が決まることになる。
【0038】このように夜間に深夜として設定した時間
帯には夜間よりも調光設定値を小さく設定するから、深
夜としての動作を行わない場合よりもさらに省エネルギ
になる。他の構成および動作は第1の実施の形態と同様
である。
【0039】(第3の実施の形態)本実施形態は、第2
の実施の形態と同様に、昼間と夜間と深夜との3つの時
間帯を設定するものではあるが、昼間と夜間とでは調光
設定値を等しくしたものである。つまり、深夜の時間帯
においてのみ他の時間帯よりも調光設定値を小さく設定
しているのである。たとえば、図6に示すように、調光
設定値を昼間、夜間、深夜の順に80%、80%、40
%などと設定する。
【0040】調光設定値を上述のように設定することに
よって、一般のコンビニエンスストアのように深夜には
人の出入りが少ないような立地条件に対応することがで
き、省エネルギを図ることができる。しかも夜間の時間
帯において深夜以外では調光設定値を昼間と同じにする
ことにより、夜間に周囲が明るいような立地条件でも夜
間の誘引効果を高めることができる。他の構成および動
作は第2の実施の形態と同様である。
【0041】(第4の実施の形態)本実施形態は、第2
の実施の形態と同様に、昼間と夜間と深夜との3つの時
間帯を設定するものではあるが、夜間の調光設定値を深
夜よりも小さく設定したものである。たとえば、図7に
示すように、調光設定値を昼間、深夜、夜間の順に80
%、60%、40%などと設定する。
【0042】調光設定値を上述のように設定すると、深
夜に人の出入りが多く、深夜を除く夜間の時間帯には人
の出入りが少ないような場所に立地しているコンビニエ
ンスストアなどに適した照明を行うことができる。他の
構成および動作は第2の実施の形態と同様である。
【0043】(第5の実施の形態)上述した各実施形態
は照明器具2が1系統のみ設けられていることを想定し
たものであるが、本実施形態は複数系統(3系統)の照
明器具2を設け、店舗内の各ゾーンごとに各系統の照明
器具2を配置したものである。店舗内のゾーンとは、た
とえば図8のように壁面部A、中央部B、窓際部Cを意
味する。本実施形態では、各ゾーンごとの照明器具2を
各別のパターンで調光制御するのである。調光制御のパ
ターンは、図9のように設定することができる。図示例
では、壁面部Aと中央部Bとについては第1の実施の形
態と同様に昼間の時間帯と夜間の時間帯との2つの時間
帯で調光設定値を変化させ、窓際部Cについては第2の
実施の形態と同様に昼間の時間帯と夜間の時間帯と深夜
の時間帯との3つの時間帯で調光設定値を変化させるよ
うになっている。
【0044】このような設定により、夜間と深夜とで壁
面部Aや中央部Bの照度を変化させずに商品を十分に照
明できるようにしながらも、集客力に影響のない深夜に
おいては窓際部Cの照度を低下させて省エネルギを図る
ことができる。
【0045】また、3つのゾーンよりもさらに細分化
し、図10のようにゾーンを設定してもよい。図10の
例では中央部Bを細分化してあり、レジ上方Ba、長手
方向が戸外の通りに直交する照明器具2を配列した部位
Bb、長手方向が戸外の通りに沿った照明器具2を配列
した部位Bcを各別の系統として制御する。この場合に
は、たとえば図11に示すように各系統ごとに照明器具
2を制御する。図11において中央部(レジ上)、中央
部(水平)、中央部(垂直)はそれぞれBa,Bc,B
bの各ゾーンに対応する。
【0046】あるいはまた、図12に示すように、窓際
部Cにおける調光設定値を常に他のゾーンの調光設定値
以上に設定しておけば、窓際部Cにおける照度を高める
ことで誘引効果を高めることができる。
【0047】本実施形態では、戸外から見て視界に入ら
ない照明器具2については光量を低減させることによっ
て誘引効果を損なわずに省エネルギを図ることができ
る。他の構成および動作は第1の実施形態と同様であ
る。
【0048】(第6の実施の形態)上述した各実施形態
では、タイマ部13に現在時刻を計時する時計部13a
と点灯時間を計時する点灯時間計時部13bとの2つの
計時手段を設けていた。つまり、図13(a)のよう
に、時計部13aでは現在時刻を計時するとともに表示
部14の時刻表示を1分毎に更新し、また日の入り時刻
・日の出時刻に制御部10に通知を行うとともに、タイ
ムスケジュールとして設定した深夜開始設定時刻・深夜
終了設定時刻においても制御部10に通知を行ってい
た。こうして制御部10に日の入り時刻・日の出時刻、
深夜開始設定時刻・深夜終了設定時刻が通知されると、
制御部10では昼間、夜間、深夜などの判断を行って調
光出力値を演算し、照明器具2に調光信号を伝送してラ
ンプ22を調光制御していた。
【0049】また、図13(b)のように、点灯時間計
時部13bは、点灯開始(リセットスイッチ17が操作
された時刻、電源を投入した時刻、ランプ22を交換し
た時刻のいずれかを用いる)から一定時間毎(たとえば
1時間毎)に、表示部14に点灯時間を表示し、この点
灯時間に対応する照度補正値が従前の値と異なるときに
は調光出力値を演算し、照明器具2に調光信号を伝送し
てランプ22の光出力を変化させるものである。照度補
正値が従前の値と一致するときには調光出力値を演算す
ることなく、調光信号の送出も行わないのである。
【0050】このように上述の各実施形態では、時計部
13aと点灯時間計時部13bとを各別に備えていた
が、主制御装置1はたとえば制御盤などに組み込まれる
ものであるから、表示部14は常時確認されるものでは
なく、また点灯時間については分単位ではなく比較的長
い時間間隔で更新すればよいから、点灯時間の計時には
精度のよいタイマは不要であって、時計部13aとは別
に点灯時間計時部13bを設けることは必ずしも必要で
はない。
【0051】このような知見のもとに、本実施形態では
現在時刻を計時する時計部13aのみを用いて点灯時間
計時部13bを省略したものである。つまり、図14に
示すように、点灯開始の時点での現在時刻を制御部10
に格納する。その後、上述した実施形態と同様に1分毎
に表示部14の時刻表示を更新する。また、制御部10
では点灯開始時点の時刻と現在時刻との差が一定時間
(図示例では1時間)になると、制御部10に格納した
時刻を更新して一定時間経過後の現在時刻を新たに格納
する。また、制御部10は点灯時間を累積して累積され
た点灯時間を照度補正テーブルに照合し、照度補正値が
従前の値と異なるときには調光出力値を演算して照明器
具2に調光信号を伝送する。照度補正値が従前の値と一
致するときには調光出力値を演算することなく、調光信
号の送出も行わない。このような処理によって1時間毎
に点灯時間の累積値を更新し、必要に応じて調光出力値
を変更することができるのである。
【0052】他の構成および動作は他の実施形態と同様
であって、タイマ部13の構成は本実施形態の構成のほ
うが簡単であるから初期コストを低減することができ
る。なお、照度補正テーブルとの照合は1時間毎でなく
てもよい。また、点灯時間や現在時刻は表示してもまた
表示しなくてもよい。
【0053】(第7の実施の形態)本実施形態も、第6
の実施の形態と同様に、タイマ部13として時計部13
aのみを用いるものである。ただし、本実施形態では昼
間、夜間、深夜の時間帯の切換回数に基づいて点灯時間
に相当する値を求めるようにしている。つまり、1日を
何個の時間帯に区分しているかに応じて、24時間を時
間帯の分割数で除した値を点灯時間の単位時間とし、こ
の単位時間に時間帯の切換回数を乗じた値を点灯時間と
みなすのである。
【0054】いま、日の出時刻から日の入り時刻までを
昼間、日の入り時刻から深夜設定開始時刻までを夜間、
深夜設定開始時刻から日の出時刻までを深夜として、1
日を3分割しているとすれば、24時間/3=8時間を
点灯時間の単位時間に設定する。こうして、昼間から夜
間、夜間から深夜、深夜から昼間とそれぞれ状態が切り
換わるときに点灯時間が8時間ずつ増加したとみなすの
である。たとえば、タイマ部13aから制御部10に日
の出時刻が入力されたときに1回目の切り換えが生じる
とすれば、点灯時間を8時間とみなし、次に日の入り時
刻になると2回目の切り換えが生じるから16時間とみ
なすのである。動作例を図15に示す。要するに時間帯
が移行するたびに点灯時間が8時間ずつ増加したものと
みなして、8時間毎の点灯時間を照度補正テーブルと照
合するのである。
【0055】本実施形態の場合には点灯時間は目安とし
て与えられるだけであるが、点灯時間の全体の長さに対
して言えば誤差の範囲であるから問題はない。また、こ
のようにして求めた点灯時間を表示部14に表示しても
よい。他の構成および動作は他の実施の形態と同様であ
る。
【0056】なお、上述した各実施形態では点灯時間や
現在時刻を表示部14に表示しているが、一定時間毎で
はなく常時行うようにしてもよく、あるいはまた行わな
いようにしてもよい。また、表示部14として7セグメ
ント式の発光ダイオードを用いているが、この表示部1
4には点灯時間と調光量を設定する際の表示のみを行う
ようにし、現在時刻の表示や制御の時間帯(タイムスケ
ジュール)の設定を行うために図16のような液晶表示
器14bを別に設けてもよい。ここに、液晶表示器14
bを別に設けるときには、操作部12として時刻合わせ
専用のキーK5〜K8を設けてある。キーK5は時の選
択用、キーK6は分の選択用、キーK7は設定か表示か
のモード変更用、キーK8は設定終了の指示用である。
【0057】
【発明の効果】請求項1の発明は、調光信号を受けて光
量が制御される照明器具と、昼間の時間帯と夜間の時間
帯とを区切る時間帯分割手段と、昼間の時間帯と夜間の
時間帯とにおける照明器具の調光量を調光設定値として
個別に設定可能な設定手段と、照明器具に用いる光源の
点灯時間を計時する点灯時間計時手段と、調光設定値に
対して点灯時間に応じて設定された照度補正値を乗じて
調光出力値を求める照度補正手段とを備え、調光設定値
が昼間の時間帯における照明器具の光量が夜間の時間帯
における光量よりも多くなるように設定され、照度補正
値が点灯時間の関数であって照明器具の光量の時間経過
に伴う低下を打ち消すように設定されているものであ
り、光源の点灯開始時から寿命末期時まで照明器具の光
量をほぼ調光設定値に対応した一定値に保つことがで
き、照明器具の光量が時間経過に伴って低下するのを防
止することができるという利点がある。つまり、調光設
定値を一旦設定すると、光源の寿命まで光量低下に対す
る再設定が不要であり、手間がかからないとともに、室
内が暗くなったという感じるのを防止することができ
る。また、光源の点灯開始時には照度補正値によって寿
命末期時よりも深く調光しているから、全体としては省
エネルギになる。しかも、昼間には夜間よりも光量を多
くしているから、店舗に用いる場合に立地条件や天候に
左右されることなく昼間の戸外からの視認性が高くなっ
て誘引効果を得やすくなる。
【0058】請求項2の発明は、調光信号を受けて光量
が制御される照明器具と、昼間の時間帯と夜間の時間帯
と夜間の時間帯内における深夜の時間帯とを区切る時間
帯分割手段と、昼間の時間帯と夜間の時間帯と深夜の時
間帯とにおける照明器具の調光量を調光設定値として個
別に設定可能な設定手段と、照明器具に用いる光源の点
灯時間を計時する点灯時間計時手段と、調光設定値に対
して点灯時間に応じて設定された照度補正値を乗じて調
光出力値を求める照度補正手段とを備え、調光設定値は
昼間の時間帯における照明器具の光量が夜間の時間帯に
おける光量よりも多くかつ深夜の時間帯における照明器
具の光量が夜間の時間帯における光量よりも少なくなる
ように設定され、照度補正値は点灯時間の関数であって
照明器具の光量の時間経過に伴う低下を打ち消すように
設定されているものであり、光源の点灯開始時から寿命
末期時まで照明器具の光量をほぼ調光設定値に対応した
一定値に保つことができ、照明器具の光量が時間経過に
伴って低下するのを防止することができるという利点が
ある。つまり、調光設定値を一旦設定すると、光源の寿
命まで光量低下に対する再設定が不要であり、手間がか
からないとともに、室内が暗くなったという感じるのを
防止することができる。また、光源の点灯開始時には照
度補正値によって寿命末期時よりも深く調光し、かつ人
通りが少なくなると考えられる深夜には光量をさらに低
下させているから、全体として省エネルギになる。しか
も、昼間には夜間よりも光量を多くしているから、店舗
に用いる場合に立地条件や天候に左右されることなく昼
間の戸外からの視認性が高くなって誘引効果を得やすく
なる。
【0059】請求項3の発明は、調光信号を受けて光量
が制御される照明器具と、昼間の時間帯と夜間の時間帯
と夜間の時間帯内における深夜の時間帯とを区切る時間
帯分割手段と、昼間の時間帯と夜間の時間帯と深夜の時
間帯とにおける照明器具の調光量を調光設定値として個
別に設定可能な設定手段と、照明器具に用いる光源の点
灯時間を計時する点灯時間計時手段と、調光設定値に対
して点灯時間に応じて設定された照度補正値を乗じて調
光出力値を求める照度補正手段とを備え、調光設定値は
昼間の時間帯における照明器具の光量が深夜における光
量よりも多くなるように設定され、照度補正値は点灯時
間の関数であって照明器具の光量の時間経過に伴う低下
を打ち消すように設定されているものであり、光源の点
灯開始時から寿命末期時まで照明器具の光量をほぼ調光
設定値に対応した一定値に保つことができ、照明器具の
光量が時間経過に伴って低下するのを防止することがで
きるという利点がある。つまり、調光設定値を一旦設定
すると、光源の寿命まで光量低下に対する再設定が不要
であり、手間がかからないとともに、室内が暗くなった
という感じるのを防止することができる。また、光源の
点灯開始時には照度補正値によって寿命末期時よりも深
く調光しているから、全体としては省エネルギになる。
しかも、昼間には深夜よりも光量を多くしているから、
店舗に用いる場合に立地条件や天候に左右されることな
く昼間の戸外からの視認性が高くなって誘引効果を得や
すくなる。
【0060】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、照明器具が複数のゾーンに分けて配
置され、設定手段でゾーンごとに調光設定値を設定可能
としたものであり、店舗に用いる場合に各場所に適した
照明の制御が可能になる。
【0061】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、昼間の時間帯には窓際に配置される照明器具の光量
が他の場所に配置される照明器具の光量以上となるよう
に調光設定値が設定されているものであり、昼間におい
て窓際の照明の光量を多くすることで戸外からの視認性
が高くなり誘引効果を得やすくなる。
【0062】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5の発明において、時間帯分割手段が現在時刻を計時す
る時計部を備え、点灯時間計時手段が光源の点灯開始時
における時刻からの経過時間を点灯時間として計時する
ものであり、点灯時間の計時に時計部を兼用することが
でき、構成が簡単になるという利点がある。
【0063】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
5の発明において、点灯時間計時手段が、時間帯分割手
段による時間帯の分割数で24時間を除した値を単位時
間とし、光源の点灯開始時以後の時間帯の切換回数と単
位時間とを乗じた値を点灯時間として用いるものであ
り、点灯時間の計時に時間帯分割手段を兼用することに
なり、構成が簡単になるという利点がある。
【0064】請求項8の発明は、請求項1ないし請求項
7の発明において、時間帯分割手段が、使用場所での日
の入り時刻を昼間の時間帯から夜間の時間帯への境界の
時刻に用いるものであり、昼間と夜間との制御を違和感
が生じないように切り換えることができる。
【0065】請求項9の発明は、請求項1ないし請求項
8の発明において、光源を高周波専用ランプとしたもの
であり、光源を高周波で点灯させることにより高効率に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】同上に用いる主制御装置の要部正面図である。
【図4】同上の原理説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す動作説明図で
ある。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示す動作説明図で
ある。
【図7】本発明の第4の実施の形態を示す動作説明図で
ある。
【図8】本発明の第5の実施の形態における照明器具の
配置を示す図である。
【図9】同上の動作説明図である。
【図10】同上の他例における照明器具の配置を示す図
である。
【図11】図10に示した例の動作説明図である。
【図12】同上のさらに他の例の動作説明図である。
【図13】本発明の第1ないし第5の実施の形態におけ
る動作説明図である。
【図14】本発明の第6の実施の形態における動作説明
図である。
【図15】本発明の第7の実施の形態における動作説明
図である。
【図16】本発明に用いる主制御装置の他例の要部正面
図である。
【図17】従来例を示すブロック図である。
【図18】他の従来例を示す動作説明図である。
【図19】従来例の動作説明図である。
【図20】同上の問題点を示す動作説明図である。
【符号の説明】
1 主制御装置 2 照明器具 10 制御部 10a 照度補正部 11 調光信号出力部 12 設定部 13 タイマ部 13a 時計部 13b 点灯時間計時部 21 点灯装置 22 ランプ
フロントページの続き (72)発明者 長添 和史 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3K073 AA13 AA16 AA21 AA41 AA47 AA67 AA75 AA83 AB04 CA01 CF14 CG06 CG10 CG13 CG15 CH00 CH21 CJ00 CJ01 CJ11 CJ16 CJ17 CJ19 CL14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調光信号を受けて光量が制御される照明
    器具と、昼間の時間帯と夜間の時間帯とを区切る時間帯
    分割手段と、昼間の時間帯と夜間の時間帯とにおける照
    明器具の調光量を調光設定値として個別に設定可能な設
    定手段と、照明器具に用いる光源の点灯時間を計時する
    点灯時間計時手段と、前記調光設定値に対して前記点灯
    時間に応じて設定された照度補正値を乗じて調光出力値
    を求める照度補正手段とを備え、前記調光設定値は昼間
    の時間帯における照明器具の光量が夜間の時間帯におけ
    る光量よりも多くなるように設定され、前記照度補正値
    は前記点灯時間の関数であって照明器具の光量の時間経
    過に伴う低下を打ち消すように設定されていることを特
    徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 調光信号を受けて光量が制御される照明
    器具と、昼間の時間帯と夜間の時間帯と夜間の時間帯内
    における深夜の時間帯とを区切る時間帯分割手段と、昼
    間の時間帯と夜間の時間帯と深夜の時間帯とにおける照
    明器具の調光量を調光設定値として個別に設定可能な設
    定手段と、照明器具に用いる光源の点灯時間を計時する
    点灯時間計時手段と、前記調光設定値に対して前記点灯
    時間に応じて設定された照度補正値を乗じて調光出力値
    を求める照度補正手段とを備え、前記調光設定値は昼間
    の時間帯における照明器具の光量が夜間の時間帯におけ
    る光量よりも多くかつ深夜の時間帯における照明器具の
    光量が夜間の時間帯における光量よりも少なくなるよう
    に設定され、前記照度補正値は前記点灯時間の関数であ
    って照明器具の光量の時間経過に伴う低下を打ち消すよ
    うに設定されていることを特徴とする照明装置。
  3. 【請求項3】 調光信号を受けて光量が制御される照明
    器具と、昼間の時間帯と夜間の時間帯と夜間の時間帯内
    における深夜の時間帯とを区切る時間帯分割手段と、昼
    間の時間帯と夜間の時間帯と深夜の時間帯とにおける照
    明器具の調光量を調光設定値として個別に設定可能な設
    定手段と、照明器具に用いる光源の点灯時間を計時する
    点灯時間計時手段と、前記調光設定値に対して前記点灯
    時間に応じて設定された照度補正値を乗じて調光出力値
    を求める照度補正手段とを備え、前記調光設定値は昼間
    の時間帯における照明器具の光量が深夜における光量よ
    りも多くなるように設定され、前記照度補正値は前記点
    灯時間の関数であって照明器具の光量の時間経過に伴う
    低下を打ち消すように設定されていることを特徴とする
    照明装置。
  4. 【請求項4】 前記照明器具は複数のゾーンに分けて配
    置され、前記設定手段はゾーンごとに調光設定値が設定
    可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項3の
    いずれかに記載の照明装置。
  5. 【請求項5】 昼間の時間帯には窓際に配置される照明
    器具の光量が他の場所に配置される照明器具の光量以上
    となるように調光設定値が設定されていることを特徴と
    する請求項4記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 前記時間帯分割手段は現在時刻を計時す
    る時計部を備え、前記点灯時間計時手段は前記光源の点
    灯開始時における時刻からの経過時間を点灯時間として
    計時することを特徴とする請求項1ないし請求項5のい
    ずれかに記載の照明装置。
  7. 【請求項7】 前記点灯時間計時手段は、前記時間帯分
    割手段による時間帯の分割数で24時間を除した値を単
    位時間とし、前記光源の点灯開始時以後の時間帯の切換
    回数と前記単位時間とを乗じた値を前記点灯時間として
    用いることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいず
    れかに記載の照明装置。
  8. 【請求項8】 前記時間帯分割手段は、使用場所での日
    の入り時刻を昼間の時間帯から夜間の時間帯への境界の
    時刻に用いることを特徴とする請求項1ないし請求項7
    のいずれかに記載の照明装置。
  9. 【請求項9】 前記光源は高周波専用ランプであること
    を特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載
    の照明装置。
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