JP2000283459A - ガス給湯器 - Google Patents

ガス給湯器

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JP2000283459A
JP2000283459A JP11085832A JP8583299A JP2000283459A JP 2000283459 A JP2000283459 A JP 2000283459A JP 11085832 A JP11085832 A JP 11085832A JP 8583299 A JP8583299 A JP 8583299A JP 2000283459 A JP2000283459 A JP 2000283459A
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龍志 岩本
Takao Tanaka
崇夫 田中
Koichi Kanezaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 4段階に切り替えられる燃焼バーナー毎の最
大・最小燃焼量の調節作業時間を短縮し、生産性を向上
する。 【解決手段】 複数個からなる燃焼バーナーを複数段階
に切り替えて燃焼量を制御する燃焼能力切り替え手段1
2と、各段階毎の状態における最大・最小燃焼量を調節
する調整モードスイッチ4と、調整モードスイッチ4に
よって切り替えた状態で、燃焼量を調節する燃焼量変更
手段6とを有するガス給湯器において、各段階毎の最小
燃焼量と最大燃焼量の設定値を、燃焼バーナーの所定状
態にて調節された最小燃焼量の調節値と最大燃焼量の調
節値を元に、前記所定状態以外の段階の状態の最小燃焼
量の設定値と最大燃焼量の設定値を調節することなく自
動的に算出する燃焼量演算手段7を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭用のガス
給湯器に関し、さらに詳しくはガス燃焼量を切り替え制
御する燃焼バーナーの最小、最大燃焼量の調節手段に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ガス給湯器においても地球環境を
考慮した設計が行なわれ、例えば燃焼時のNOx量を低
減した低NOxバーナーを搭載したガス給湯器が一般的
になっている。
【0003】この低NOxバーナーの燃焼方式として、
空気とガスとの混合比において、ガス量が多いバーナー
とガス量が少なく、希薄な燃焼をするバーナーを複数個
組み合わせ、1つの燃焼バーナーユニットとして構成し
ている。
【0004】例えば24号のガス給湯器における最小燃
焼量(3.5号相当)から最大燃焼量(24号相当)ま
での最適な燃焼を確保するため、バーナーの個数を分別
し、切り替える制御を行なっている。
【0005】従って、低NOxバーナーにおいて、最適
な燃焼を得る為には燃焼バーナーの切り替えと個々の燃
焼バーナーの最大・最小燃焼量を設定することが必要で
ある。
【0006】また一方で、ガス給湯器の燃焼性能を左右
している要素部品として、ガス量を出湯温度によって比
例的に制御するガス比例電磁弁があるが、近年の技術的
な進歩により、特にガスの吐出圧力対燃焼量の特性に関
して、直線性やヒステリシスのバラツキ低減など大幅に
性能向上しており、ガス給湯器の各燃焼バーナー毎の燃
焼量の調節の精度が向上され、ガス比例電磁弁の性能に
左右されない燃焼特性が得られるようになってきてい
る。
【0007】例えば従来のガス給湯器において、一実施
例を説明すると、図6の様な構成が一般的である。
【0008】図6において、Kはガス給湯器、Rは操作
リモコン、23は複数個から構成された燃焼バーナー、
24と25は燃焼バーナー23を例えば4段階の燃焼状
態に切り替える燃焼能力切り替え電磁弁(小)と
(大)、27はガス給湯器Kにガスを供給するためのガ
ス元電磁弁、26はガス元電磁弁27より供給されるガ
ス量を燃焼状態に合わせて比例的に制御するガス比例電
磁弁、28はガス給湯器Kを各燃焼バーナー毎に燃焼量
を調節するモード(以下、調整モードという)に切り替
えるための調整モード切り替えスイッチである。調整モ
ード切り替えスイッチ28は、例えば調整モードを16
段階に切り替えることができ、表1に示すような調整モ
ードが割り当てられている。
【0009】
【表1】
【0010】(表1)においては、最小燃焼量をTD
R、最大燃焼量をMAXと表現する。またガス給湯器K
の点火時及び燃焼バーナー切り替え時の最適な燃焼を得
るための燃焼量を緩点火及び切り替え緩点火と表現す
る。また燃焼能力切り替え電磁弁24と25は表1に示
すような開閉状態となり、燃焼量を各調整モード番号毎
の調節値に固定して燃焼する。
【0011】29は、調整モード切り替えスイッチ28
を所定の調整モード番号に切り替え、ガス給湯器Kを燃
焼させて、燃焼量を調節する燃焼量調節スイッチであ
る。燃焼量調節スイッチ手段29は、燃焼量を増やす場
合に操作する増加スイッチ29−aと燃焼量を減らす場
合に操作する減少スイッチ29−bが設けられている。
【0012】次にガス給湯器Kの燃焼量の調節方法につ
いて説明する。
【0013】先ず、調整モード切り替えスイッチ28を
調整モード番号1(第1段燃焼バーナーTDR)に切り
替え、ガス給湯器Kを燃焼状態とする。そして燃焼量調
節スイッチ手29の増加スイッチ29−a及び減少スイ
ッチ29−bを操作して、ガス給湯器機Kの外部の例え
ば圧力測定メーター等を見ながら、目標の最小燃焼量に
調節を行なう。
【0014】次に調整モード切り替えスイッチ28を調
整モード番号2(第1段燃焼バーナーMAX)に切り替
え、ガス給湯器Kを燃焼状態とする。そして燃焼量調節
スイッチ手段7の増加スイッチ29−a及び減少スイッ
チ29−bを操作して、同様に目標の最大燃焼量に調節
を行なう。
【0015】以下同様に、調整モード切り替えスイッチ
28を調整モード番号3から調整モード番号8までの最
小燃焼量及び最大燃焼量の調節を行なう。
【0016】以上の調節操作を行なうことで、ガス給湯
器Kの燃焼バーナー23が切り替えられてもそれぞれの
切り替えた燃焼バーナー状態で最適な燃焼を得ることが
できる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガス給湯器における調節の必要な調整モード数は、上記
に示した通り、調整モード番号1から調整モード番号8
に至る8段階あり、ガス給湯器の生産ラインにおける各
燃焼量の初期設定は、必ず8段階の調節と調節後の燃焼
量の確認を行なう必要があった。
【0018】また、ガス給湯器に風呂釜を搭載したガス
給湯機付風呂釜においては、給湯燃焼バーナーに加え
て、風呂燃焼バーナーに対しても同様に最小燃焼量と最
大燃焼量を調節する必要があり、すなわち燃焼バーナー
状態の切り替え制御が存在する分だけ必ず最小燃焼量と
最大燃焼量の調節を必要とし、生産ラインの初期設定や
市場における調節作業に多くの時間を要するという課題
を有していた。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、ガス給湯機の所定の燃焼バーナー状態にお
けるTDR値とMAX値の調節値と前記TDR値とMA
X値の差を100%とした比率定数を所定の燃焼バーナ
ー状態以外の燃焼バーナー状態のTDR値とMAX値毎
に設け、所定の燃焼バーナー状態以外の調節時には所定
の燃焼バーナー状態におけるTDR値とMAX値とそれ
ぞれの比率定数を用いて自動定期に燃焼量を計算し、所
定の燃焼バーナー状態以外ではTDR値とMAX値の調
節作業を削減するようにしたものである。
【0020】上記発明によれば、ガス給湯器におけるT
DR値とMAX値の燃焼量の調節作業は所定の燃焼バー
ナー状態の場合にのみ行なうことで、全ての燃焼バーナ
ー状態のTDR値とMAX値の燃焼量の調節を行なうこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明は、複数個からなる燃焼バ
ーナーと、前記燃焼バーナーを複数段階に切り替えて燃
焼量を制御する燃焼能力切り替え手段と、各段階の燃焼
バーナー状態における最大・最小燃焼量を調節するモー
ドに切り替える調整モード切り替え手段と、前記調整モ
ード切り替え手段によって調整モードに切り替えた状態
で、燃焼量を調節する調節変更手段とを有するガス給湯
器において、前記燃焼能力切り替え手段によって切り替
えられた燃焼バーナーの各段階毎の最小燃焼量と最大燃
焼量の設定値を、前記調整モード切り替え手段によって
切り替えた、所定燃焼バーナー状態にて調節された最小
燃焼量の調節値と最大燃焼量の調節値を元に、前記所定
燃焼バーナー状態以外の段階の燃焼バーナー状態の最小
燃焼量の設定値と最大燃焼量の設定値を調節することな
く自動的に算出する燃焼量演算手段を有するものであ
る。そして、所定燃焼モードの状態でのみ最小燃焼量と
最大燃焼量を調節するだけで、所定燃焼モード以外の燃
焼モード状態における最小燃焼量と最大燃焼量を自動的
に算出し、調節値を決定することができる。
【0022】さらに本発明は、調節する所定燃焼バーナ
ー状態を、第1段階目の燃焼バーナー状態とするもので
ある。そして、第1段階の燃焼バーナー状態の最小燃焼
量と最大燃焼量を調節すればそれ以外の燃焼バーナー状
態での個々の最小燃焼量と最大燃焼量とを最小段階の燃
焼量をもとに算出することができる。
【0023】さらに本発明は、第1段階目の燃焼バーナ
ー状態における最小燃焼量と最大燃焼量の調節値の差を
100%とした比率定数を、前記燃焼量が第1段階目の
燃焼バーナー状態以外の最小燃焼量と最大燃焼量毎にそ
れぞれ設け、前記第1段階目の燃焼バーナー状態の最小
燃焼量と最大燃焼量の調節値と、前記比率定数によっ
て、各段階の燃焼バーナー状態毎の最小設定値と最大燃
焼量の設定値を自動的に算出する燃焼量演算手段を有す
るものである。そして、予め設定された各燃焼バーナー
状態における比率定数を用いれば、ガス給湯器固有にバ
ラツキが予想される第1段階目の燃焼バーナー状態の最
小燃焼量と最大燃焼量の調節幅にあった、最小段階の燃
焼バーナー以外の個々の調節値を相対的に算出すること
ができる。
【0024】さらに本発明は、燃焼バーナーの最小燃焼
量と最大燃焼量の調節作業が、生産工場におけるもので
あるかまたは機器を設置後の市場におけるものであるか
を判別する工場・市場判別手段を設け、前記工場・市場
判別手段の判定が、工場である場合にのみ第1段階目の
燃焼バーナーの比率定数を用いて、その他の燃焼バーナ
ーの最小燃焼量と最大燃焼量の設定値を自動的に算出す
るものである。そして、ガス給湯器を製造する生産ライ
ンにては、工場モードにして動作させ、第1段階目の燃
焼バーナーの最大、最小燃焼量を調整するだけで、それ
以外調節値を設定でき、生産性を向上することができ
る。
【0025】また市場モードに設定されているときは、
自動的に演算する機能を無効とするため、生産ラインに
て初期設定された燃焼量を元に、すべての燃焼量の調節
を個別に行なうことができる。
【0026】さらに本発明は、第1段階目の燃焼バーナ
ー状態において、手動による燃焼量の調節作業の順番
が、「1.最小燃焼量の設定値が調節された」、「2.
最大燃焼量の設定値が調節された」である場合にのみ、
第1段階目の燃焼バーナーの比率定数を用いて、第1段
階目以外の燃焼バーナー状態の最小燃焼量と最大燃焼量
の設定値を自動的に算出するものである。そして、上記
手順で調節された場合にのみ自動的に算出し、それ以外
では、調節操作を禁止または無効するため、操作方法の
一元化ができ、誤った操作をした場合やランダム操作を
した場合には、自動的に演算させないようにすることが
できる。
【0027】さらに本発明は、第1段階目の燃焼バーナ
ー状態になり、燃焼が開始した時点で、所定時間のカウ
ントを行なうタイマー手段を設け、第1段階目の燃焼バ
ーナー状態での燃焼量の調節作業において、調節操作が
行なわれるか或いは前記タイマー手段にて所定時間が経
過したかの何れかによって、燃焼量の設定値が調節され
たこと確定する第1調節確定モードと、前記第1調節確
定モード以降は、調節操作が行なわれる場合のみ燃焼量
の設定値が調節されたこと確定する第2調節確定モード
を有するものである。そして、最小燃焼量と最大燃焼量
を調節する必要が無かった場合、最小燃焼量を調節モー
ドで、所定時間が経過すれば、調節操作があったものと
して動作するので、必要以上に調節操作をしなくても、
調節動作を正常に終了することができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0029】(実施例1)図1は本発明の実施例1のガ
ス給湯器に関するブロック図である。
【0030】図1において、1は燃焼量を増加する調節
を行なうアップスイッチ、2は燃焼量を減少する調節を
行なうダウンスイッチ、3はアップスイッチ1とダウン
スイッチ2のON/OFF操作内容を入力・判定する調
整スイッチ判定手段である。アップスイッチ1またはダ
ウンスイッチ2は例えば、プッシュスイッチや外部から
のデジタル的な1,0信号等が使用される。
【0031】4はガス給湯器Kを燃焼量を調節するモー
ド(以降、調整モードという)に切り替えるための調整
モードスイッチで、例えば16段階の切り替えが可能で
あり、その内番号1から番号8までが燃焼量を調節する
モードである。
【0032】5は調整モードスイッチ4の入力を判定
し、調整モードがモード番号の何番目であるかどうかを
判定する調整モード切り替え手段である。
【0033】6は調整モード切り替え手段5の調整モー
ド番号が例えば1番或いは2番の場合にそれぞれ割り当
てられた燃焼量の設定値A1或いはA2に対して、調整
スイッチ判定手段3のアップ・ダウン操作判定の結果を
判定し、都度設定値A1或いはA2を設定変更する燃焼
量変更手段、7は前記調整モード番号1或いは調整モー
ド番号2における燃焼量の設定値A1或いはA2と、調
整モード番号1、2以外の固定データ記憶手段8内の固
定燃焼量データを用いて、調整モード番号1、2以外の
調整モード番号3から8までの自動演算設定値群10
(設定値B1から設定値D2)を自動的に算出する燃焼
量演算手段である。固定データ記憶手段8内には、調整
モード番号1のTDR値A1と調整モード番号2のMA
X値A2に対して加減算する調整モード番号2から番号
8までの燃焼量の固定値が、例えば不揮発性メモリ等を
用いて記憶されている。
【0034】9は調整モード番号1から番号8までのそ
れぞれの燃焼量の設定値を記憶するための例えば不揮発
性メモリ等を用いる設定値記憶手段である。
【0035】11は燃焼量変更手段6の燃焼量変更内容
や或いは不揮発性メモリ9内に記憶された自動演算設定
値群10を元に、ガス給湯器Kの燃焼制御を行なう燃焼
制御手段、12は燃焼制御手段11の燃焼制御量に応じ
て、所定の燃焼バーナー状態に燃焼能力切り替え弁13
と14を切り替え制御する燃焼能力切り替え弁手段であ
る。
【0036】本実施例におけるガス給湯機Kの燃焼量の
調節方法について説明する。
【0037】先ず、調整モードスイッチ4を調整モード
番号1の調整モード切り替え手段5によって、調整モー
ド番号1判定する。そして燃焼量変更手段6によって調
整モード番号1に該当する最小燃焼量の設定値A1(以
降、TDR値という)を調整対象値として指定し、アッ
プスイッチ1或いはダウンスイッチ2の操作を調整スイ
ッチ判定手段3によって判定し、TDR値A1に加減算
し、燃焼量の調節を行なう。
【0038】次に調整モードスイッチ4を調整モード番
号8の調整モード切り替え手段5によって、調整モード
番号2判定する。そして燃焼量変更手段6によって調整
モード番号2に該当する最大燃焼量の設定値A2(以
降、MAX値という)を調整対象値として指定し、アッ
プスイッチ1或いはダウンスイッチ2の操作を調整スイ
ッチ判定手段3によって判定し、MAX値A2に加減算
し、燃焼量の調節を行なう。
【0039】燃焼量変更手段6の変更結果を同時に燃焼
制御手段11に伝えて、燃焼能力切り替え弁手段12を
経由して能力切り替え弁13及び14の切り替え制御を
行なう。
【0040】そして、調整モード番号1と調整モード番
号2の調節値が決定された段階で、燃焼量演算手段7
が、設定値A1及び設定値A2と、固定データ記憶手段
8内の燃焼量固定値(固定値x1から固定値z2)とを
加減算して、自動演算設定値群10内の設定値B2から
設定値D2までの各調整モード番号に相当する燃焼量を
自動的に計算する。
【0041】(実施例2)図2は本発明の実施例2のガ
ス給湯器に関するブロック図である。実施例1との相違
点のみ説明する。
【0042】図2において、15は調整モード番号1の
TDR値A1と調整モード番号2のMAX値A2との差
を100%とした場合の比率定数を有する比率データ記
憶手段である。比率データ記憶手段15は、設定値記憶
手段9と同様に例えば不揮発性メモリに固定的に記憶し
ておくものである。
【0043】動作について実施例1との相違点のみ説明
する。
【0044】実施例1は比率データ記憶手段8を用い
て、設定値A2からD1までを自動的に算出するに対し
て、本実施例は比率データ記憶手段15内の比率定数b
1からd2を用いて、設定値B1からD2までの燃焼量
設定値を自動的に算出するものである。
【0045】計算方法は例えば下記のように行なう。
【0046】例えば調整モード番号1のTDR値A1と
MAX値A2の差をΔAとすると、 ΔA=A2−A1 という関係となり、比率定数b1からd2を用いて各調
整モード番号毎の燃焼量を計算時には、 調整モード番号3:設定値B1=TDR値A1+ΔA×
比率定数b1 調整モード番号4:設定値B1=MAX値A2+ΔA×
比率定数b2 調整モード番号5:設定値B1=TDR値A1+ΔA×
比率定数c1 調整モード番号6:設定値B1=MAX値A2+ΔA×
比率定数c2 調整モード番号7:設定値B1=TDR値A1+ΔA×
比率定数d1 調整モード番号8:設定値B1=MAX値A2+ΔA×
比率定数d2 という関係式で演算を行なう。
【0047】上記ではΔA=A2−A1としたが、例え
ばΔA=2×(A2−A1)というように更に演算等の
加工を行なえば、調整できる範囲を増やすこともでき
る。
【0048】以上のように、比率定数b1からd2を使
用することで、設定値A1とA2の調節幅に応じた設定
値を算出することができる。
【0049】(実施例3)図3は本発明の実施例3のガ
ス給湯器に関するブロック図である。実施例2との相違
点のみ説明する。
【0050】図3にて、17は調節作業が生産ラインに
おけるものか、市場におけるものかを切り替えす工場・
市場モード切り替えスイッチ、18は前記工場・市場モ
ード切り替えスイッチ17の設定内容を判定する工場・
市場モード判別手段である。
【0051】動作について実施例1との相違点のみ説明
する。
【0052】実施例2は、工場モード或いは市場モード
のどちらであっても自動的な演算を行なうものに対し
て、本実施例は、前記工場・市場モード切り替えスイッ
チ17が工場モード側に切り替えられた場合にのみに自
動的な演算を行なうができる。
【0053】(実施例4)図4は本発明の実施例4のガ
ス給湯器に関する調整操作のフローチャートである。実
施例3との相違点のみ説明する。
【0054】図4にて、ST1は調整モード番号1にお
いて燃焼量TDR値A1が変更されたことを判定し、次
にST2にて調整モード番号2において燃焼量MAX値
A2が変更されたことを判定する。
【0055】次のST3にて、変更の順序がTDR値A
1→MAX値A2の順序であるかどうかを判定し、TD
R値A1→MAX値A2の順序であることを判別する。
【0056】次にST4にて、調節された前記TDR値
A1とMAX値A2を用いて自動的に所定の燃焼演算を
行ない各調整モード番号毎の燃焼量であるTDR値及び
MAX値を決定する。
【0057】ST5にて、TDR値A1→MAX値A2
の順序以外であれば調整モード番号1或いは番号2の変
更値を無効(例えば、初期値に戻す)とする。
【0058】(実施例5)図5は本発明の実施例5のガ
ス給湯器に関するブロック図である。実施例4との相違
点のみ説明する。
【0059】図5にて、20は調整モードスイッチ4の
調整モード番号1になった時点或いは調整モード番号2
になった時点から所定時間21(例えば、3秒)をカウ
ントするタイマー手段、22はタイマー手段20の時間
経過或いはTDR値A1とMAX値A2の変更確定を判
定する1回目モードと、TDR値A1とMAX値A2の
変更確定時のみを判定する2回目モードを判定し、燃焼
量演算手段16に自動的な演算を行なう指示を出す燃焼
量変更手段ある。
【0060】実施例4は、調整モード番号1或いは番号
2の設定値のTDR値A1とMAX値が初期設定値のま
まで変更する必要がない場合、自動計算しないバターン
となるのに対し、タイマー手段20によって所定時間2
0が経過した時点で変更ありを確定することができる。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ガス給湯
器の燃焼量の調整作業において、所定燃焼バーナー状態
における最小燃焼量と最大燃焼量のみを調節するだけ
で、すべての燃焼バーナー状態のそれぞれの燃焼量を自
動的に調節することができ、ガス給湯器の生産ラインに
おける燃焼量調節工程の時間短縮が可能となり、生産性
を向上することができる。
【0062】また所定燃焼バーナー状態を最小段階の燃
焼バーナーにすることができる。
【0063】また本発明によれば、調整モード番号1の
変更から調整モード番号2の変更があった場合にのみ自
動計算するため、操作の標準化が可能となり、その操作
を無視した場合、初期設定値に戻し、所定順序以外の操
作を撲滅することができる。
【0064】また本発明によれば、燃焼量の初期値が設
定変更しない場合、調整モード番号1と番号2における
変更確定が、所定時間経過とともに確定するため、無駄
な調整作業を撲滅することができ、特に生産ラインにお
ける初期設定用の調整作業においては操作性の向上と調
整作業の時間短縮等による生産性の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のガス給湯器に関するブロッ
ク図
【図2】本発明の実施例2のガス給湯器に関するブロッ
ク図
【図3】本発明の実施例3のガス給湯器に関するブロッ
ク図
【図4】本発明の実施例4のガス給湯器の調整作業を示
すフローチャート
【図5】本発明の実施例5のガス給湯器に関するブロッ
ク図
【図6】従来のガス給湯器の構成図
【符号の説明】
1 アップスイッチ 2 ダウンスイッチ 3 調整スイッチ判定手段 4 調整モードスイッチ 5 調整モード判定手段 6 燃焼量変更手段 7 燃焼量演算手段 8 固定データ記憶手段 9 設定値記憶手段 10 自動演算設定値群 12 燃焼能力切り替え手段 15 比率データ記憶手段 17 工場・市場モード切り替えスイッチ 18 工場・市場モード判別手段 20 タイマー手段 21 所定時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金崎 幸一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K003 AA00 AB02 AB06 AC00 CA01 CC01 CC02 DA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個からなる燃焼バーナーと、前記燃焼
    バーナーを複数段階に切り替えて燃焼量を制御する燃焼
    能力切り替え手段と、前記燃焼バーナーの各段階の状態
    における最大・最小燃焼量を調節する調整モード切り替
    え手段と、前記調整モード切り替え手段によって調整モ
    ードに切り替えた状態で、燃焼量を調節する燃焼量変更
    手段とを有するガス給湯器において、前記燃焼能力切り
    替え手段によって切り替えられた前記燃焼バーナーの各
    段階毎の最小燃焼量と最大燃焼量の設定値を、前記調整
    モード切り替え手段によって切り替えた、前記燃焼バー
    ナーの所定状態にて調節された最小燃焼量の調節値及び
    最大燃焼量の調節値を元に、前記所定状態以外の状態の
    最小燃焼量の設定値と最大燃焼量の設定値を調節するこ
    となく自動的に算出する燃焼量演算手段を有するガス給
    湯器。
  2. 【請求項2】調節する燃焼バーナーの所定状態を、第1
    段階目の状態とする請求項1記載のガス給湯器。
  3. 【請求項3】第1段階目の状態における最小燃焼量と最
    大燃焼量の調節値の差を100%とした比率定数を、燃
    焼量が第1段階目の状態以外の最小燃焼量と最大燃焼量
    毎にそれぞれ設け、前記第1段階目の状態の最小燃焼量
    と最大燃焼量の調節値と、前記比率定数によって、各段
    階の状態毎の最小設定値と最大燃焼量の設定値を自動的
    に算出する請求項2記載のガス給湯器。
  4. 【請求項4】燃焼バーナーの最小燃焼量と最大燃焼量の
    調節作業が、生産工場におけるものであるかまたは機器
    を設置後の市場におけるものであるかを判別する工場・
    市場判別手段を設け、前記工場・市場判別手段の判定
    が、工場である場合にのみ第1段階目の燃焼バーナーの
    比率定数を用いて、その他の燃焼バーナーの最小燃焼量
    と最大燃焼量の設定値を自動的に算出する請求項3記載
    のガス給湯器。
  5. 【請求項5】第1段階目の状態において、手動による燃
    焼量の調節作業の順番が、「1.最小燃焼量の設定値が
    調節された」、「2.最大燃焼量の設定値が調節され
    た」である場合にのみ、第1段階目の燃焼バーナーの比
    率定数を用いて、第1段階目以外の状態の最小燃焼量と
    最大燃焼量の設定値を自動的に算出する請求項4記載の
    ガス給湯器。
  6. 【請求項6】第1段階目の状態になり、燃焼が開始した
    時点で、所定時間のカウントを行なうタイマー手段を設
    け、第1段階目の状態での燃焼量の調節作業において、
    調節操作が行なわれるか或いは前記タイマー手段にて所
    定時間が経過したかの何れかによって、燃焼量の設定値
    が調節されたこと確定する第1調節確定モードと、前記
    第1調節確定モード以降は、調節操作が行なわれる場合
    のみ燃焼量の設定値が調節されたこと確定する第2調節
    確定モードを有する請求項5記載のガス給湯器。
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