JP2000281059A - 組立式箱体 - Google Patents

組立式箱体

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JP2000281059A
JP2000281059A JP11083921A JP8392199A JP2000281059A JP 2000281059 A JP2000281059 A JP 2000281059A JP 11083921 A JP11083921 A JP 11083921A JP 8392199 A JP8392199 A JP 8392199A JP 2000281059 A JP2000281059 A JP 2000281059A
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JP
Japan
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lid
box body
engaging
side panel
liquid
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JP11083921A
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English (en)
Inventor
Juichi Kasai
壽一 葛西
Takeshi Noguchi
武 野口
Yoshiyuki Oshima
義行 大島
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Highpolymer Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D77/00Packages formed by enclosing articles or materials in preformed containers, e.g. boxes, cartons, sacks or bags
    • B65D77/04Articles or materials enclosed in two or more containers disposed one within another
    • B65D77/06Liquids or semi-liquids or other materials or articles enclosed in flexible containers disposed within rigid containers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 折畳み作業が容易で空重量が軽く、減容積率
が大きいのは勿論、補修作業が容易な組立式箱体を提供
することにある。 【解決手段】 箱体の側壁を構成する3枚以上の側板パ
ネル1、底部5及び蓋部10を組み立てて箱体を構成す
る組立式箱体であって、上記各側板パネル1は一端縁側
に山形材からなる支柱2を、他端縁側には該支柱の内側
面に係合し得る少なくとも2面を備えた形状の係合支柱
3をそれぞれ備えていて、各側板パネルの支柱2と係合
支柱3とを互い違いに係合させることにより側壁が構成
されるようにし、上記底部5及び蓋部10には係合した
状態の上記支柱及び係合支柱が嵌合する嵌合部6,11
を備えていて、該底部及び蓋部に対して上記支柱及び係
合支柱が直角に配置されるようにし、分解時には底部及
び蓋部から取り外した各側板パネルを底部と蓋部との間
に重合配置し得るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナー等の大
形の組立式箱体に関し、特に液体用のコンテナー等に適
する組立式箱体に関する。
【0002】
【従来の技術】液体内容物を輸送する手段として、回収
時には減容積が可能な折畳み式容器が従来から各種提案
されている。第一例として、プラスチック製で、側壁を
構成するL字形パネルと底部と蓋部とで組立式の箱体を
構成して内部にプラスチック製の内袋を収容するように
したもの(例えば、特開平9−202325号公報)が
ある。
【0003】しかし、この手段にあっては、組立てや取
扱いは容易であるが、L字形パネルが圧縮圧力に対する
クリープ強度が弱いため、通常行われている2〜3段程
度の積み重ね状態での保管を考慮すると、100kg前
後の重量物の小型コンテナには使用できるが、1t以上
の重量物の大形コンテナーには使用することができない
という問題がある。
【0004】第二例として、コルゲート鋼板製のパネル
を立設した箱体の内部に内装タンクを収納し、不要時に
はパネルと内装タンクに分解して減容積をするようにし
たもの(例えば、特開平10−287388号公報)が
ある。しかし、この手段にあっては、大形のコンテナー
には向いているが、構造が複雑であるため重量が増大
し、内容物重量が例えば1tのコンテナーの場合の空重
量が250Kg前後になることから輸送効率が低下する
のみならず、折畳み作業が困難であり、専用の道具や人
員が必要となる。
【0005】第三例として、六面体の箱体の五面をヒン
ジを介して折畳み形式とするもの(例えば、特開平7−
251838号公報)があるが、この手段にあっては、
取扱いは容易であるが、構造が複雑で重量が重く、ま
た、補修時には専門のメーカーに返送したりする必要が
あることから、コンテナーの回転率が低下したり補修費
が嵩んだりする欠点がある。
【0006】第四例として、樹脂含浸させた幌布製の筒
状袋で、上部は蓋付きの固定フランジとし、下部には脱
着のためのシール材と連結部付きの底部材を複数のガイ
ドリング付きの支持部材で結合するようにしたもの(例
えば、特開平8−268491号公報)があるが、この
手段にあっては、特殊部品が多く、返送時の折畳み作業
の際に専用の道具や人員が必要となるため、特殊な用途
以外には使用できない。
【0007】更に、幌布製の筒状袋が外部に露呈してい
るため、例えば、輸送中にフォークリフトのフォーク等
が当った際に幌布製の袋ではその痕跡が殆ど残らない
が、小さな穴でも液漏れが発生して大きな損失につなが
るおそれがあり、液体輸送には不向きである。また、袋
の洗浄に際し、粘着性の内容物の場合には洗浄が困難を
極めるため限られた用途以外では使用できない等の難点
がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
液体用の折畳み式大形コンテナーは、箱構造では構造が
複雑で折畳み作業が容易ではない、空重量が増大し輸送
効率が低下する、減容積率も充分ではなく、袋構造にお
いては粘着性のある内容物には実質的に使用できなかっ
たり、破損の痕跡が残らないことから液体輸送には不向
きである等の欠点がある。
【0009】本発明の目的は、上述のような従来の手段
の欠点を解消し、折畳み作業が容易で空重量が軽く、減
容積率が大きいのは勿論、補修作業が容易な組立式箱体
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の組立式箱体は、
箱体の側壁を構成する3枚以上の側板パネル、底部及び
蓋部を組み立てて箱体を構成する組立式箱体であって、
上記各側板パネルは一端縁側に山形材からなる支柱を、
他端縁側には該支柱の内側面に係合し得る少なくとも2
面を備えた形状の係合支柱をそれぞれ備えていて、各側
板パネルの支柱と係合支柱とを互い違いに係合させるこ
とにより側壁が構成されるようにし、上記底部及び蓋部
には係合した状態の上記支柱及び係合支柱が嵌合する嵌
合部を備えていて、該底部及び蓋部に対して上記支柱及
び係合支柱が直角に配置されるようにし、分解時には底
部及び蓋部から取り外した各側板パネルを底部と蓋部と
の間に重合配置し得るように構成したことを特徴とす
る。
【0011】これにより、底部に各側板パネルの支柱と
係合支柱を互い違いに重合した状態で立設し、内部に収
納物を収納して蓋部を被せることにより簡単に箱体を組
み立てることができる。
【0012】本発明の組立式箱体の好適な態様において
は、側板パネルが4枚であり、底部及び蓋部の四隅に係
合部が設けられていることを特徴とする。これにより、
四周を4枚の側板パネルで囲繞した安定的な箱体を組み
立てることができる。
【0013】本発明の組立式箱体の他の好適な態様にお
いては、各側板パネルが外方向に膨出していて箱体の側
壁が略円筒状に構成されることを特徴とする。これによ
り、強度の大きな側壁を備えた箱体が得られる。
【0014】本発明の組立式箱体の更に他の好適な態様
においては、底部又は蓋部の少なくとも1箇所に開閉弁
付きの液体出入り口が設けられると共に箱体内部に収容
されるフィルム製の袋体の少なくとも1箇所にブレーカ
ー付きの液体出入り口が設けられ、該袋体の液体出入り
口が上記底部又は蓋部の液体出入り口に連結されること
を特徴とする。これにより、液体を封入する袋体を箱体
内部に収納し、底部又は蓋部に設けた液体出し入れ口か
ら液体を出し入れすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の組立式箱体の実施の形態
を、図1〜図10に基づいて説明する。図1は、蓋部を
取り外した状態の平面図、図2は側板パネルの斜視図、
図3は側板パネルを組み合わせた状態の一部を示す平面
図、図4は支柱を形成する山形材の上端部を示す斜視
図、図5(A),(B)は山形材の形状例を示す斜視
図、図6(A),(B)は係合支柱の形状例を示す斜視
図、図7は底部の構成を示す斜視図、図8は蓋部を示す
側面図、図9は袋体の斜視図、図10は袋体に設けたブ
レーカー付きの液体出入り口を示す斜視図である。
【0016】図2において、1は箱体の側壁を構成する
側板パネルであって、3枚以上(実施例では4枚)が使
用され、これと図7に示す底部5及び図8に示す蓋部1
0を組み立てて箱体を構成する。上記各側板パネル1は
一端縁側に山形材からなる支柱2を、他端縁側には該支
柱2の内側面に係合し得る少なくとも2面を備えた形状
の係合支柱3をそれぞれ備えており、各側板パネル1の
支柱2と係合支柱3とを互い違いに係合させることによ
り側壁が構成されるようになっている。
【0017】この場合、側板パネル1の形状は外方向に
やや膨らんだ状態のものとすることによりパネルの肉厚
を減ずることができて経済的であると共に所望の強度を
得ることができる。支柱2や係合支柱3の長さを側板パ
ネル1の長さ(高さ)よりも長くする。上記支柱2とな
る山形材は直角L字形のものだけでなく、例えば、図5
(A),(B)に示すようにコーナーR形のものや面取
り形のものでもよい。また、上記係合支柱3は重量低減
のために一般的には中空体を用いるが、図6(A),
(B)に示すような異形断面のものでもよく、要するに
上記支柱2の山形材に係合する2面を備えた形状であれ
ばよい。
【0018】支柱2の上端部には図4に示すような係合
片2a,2aが下向きに設けられていて、破線で示すよ
うに、組み合わせるべき隣接の側板パネル1の係合支柱
3が係合保持されるようになっており、底部5に各側板
パネル1を立設した際に蓋部10を被せない状態でも安
定した箱体を構成するようになっている。なお、この係
合片2a,2aの形状等は係合支柱の形状や位置によっ
て決定されるものであり、図示例に限定されない。
【0019】上記底部5及び蓋部10には係合した状態
の上記支柱2及び係合支柱3が嵌合する嵌合部6,11
を備えていて、該底部5及び蓋部10に対して上記支柱
2及び係合支柱3が直角に配置されるようにし、分解時
には底部5及び蓋部10から取り外した各側板パネル1
を底部5と蓋部10との間に重合配置し得るように構成
されている。
【0020】図7に示すように、底部5は周壁を有する
略箱形をなしており、四隅には係合した状態の上記支柱
2及び係合支柱3が嵌合する嵌合部6が設けられてい
る。この嵌合部6はコーナーに対峙するようにL字形の
突起部7を設けることにより嵌合穴として形成されてい
る。また、図8に示す蓋部10も略同様な構成になって
いる。
【0021】必要に応じて上記底部5又は蓋部10(図
示例では底部5)の少なくとも1箇所に開閉弁8a及び
外部接続口8bを付けた液体出入り口8を設けることが
でき、後に説明するように、箱体内部に収容されるフィ
ルム製の袋体12(図9)の少なくとも1箇所に設けた
ブレーカー13a付きの液体出入り口13を上記底部5
(又は蓋部10)の液体出入り口8に連結することによ
って液体用箱体の用途に供することができる。
【0022】袋体12のフィルムの材質は内容物が透過
したり内容物によって劣化したりすることがなければい
かなる材質でもよいが、食品等の水溶性の内容物の場合
にはリニア低密度ポリエチレン(L−LDPE)が適す
る。また、ピンホールの存在の可能性を考慮すると二重
袋が望ましい。この場合、外部に位置するフィルムは突
き刺し強度の優れたポリアミド層やEPゴム層等を配し
た多層フィルムを使用することにより、外部からの衝撃
で袋体にピンホールが発生することを防止することがで
きる。
【0023】低温時に使用する場合には、側板パネル
1、底部5及び蓋部10の内面に、図1に示すように、
保温及び袋体保護のための発泡プラスチック等の保温層
15を設けてもよい。また、底部5の下方にフォークリ
フトに供するための穴を設けたり、市販のパレットを使
用してもよい。
【0024】使用に際しては、先ず、底部5を地上又は
パレット上に設置して底部5の液体出入り口8と袋体1
2の液体出入り口13を連結し、次に側板パネル1の支
柱2と隣接の側板パネル1の係合支柱3とを互い違いに
係合させるようにして底部5の四隅に一枚づつ立設し、
支柱2の上端部の係合片2aに隣接の側板パネル1の係
合支柱3を係合させることにより4枚の側板パネル1は
インターロックされる。
【0025】次に、底部5の外部接続口8bと充填すべ
き液体側の供給口(図示しない)を接続して上記外部接
続口8bまで液体が来た状態で開閉弁8a及び上記充填
すべき液体側の供給弁を開き、袋体12内に液体を充填
する。充填量を目視しながら、或は定められた所定の供
給量が供給されると、開閉弁8aと充填すべき液体側の
供給弁を閉じて外部接続口8と充填すべき液体側の供給
口とを分離する。
【0026】箱体内部の状況を確認した上で蓋部10を
側板パネル1の上端に被せると、蓋部10の四隅の嵌合
部に支柱2及び係合支柱11が嵌合し、固定される。こ
の状態で側板パネル1と底部5及び蓋部10が分離しな
いように底部5と蓋部10をベルト等で堅固に結束す
る。
【0027】使用後の折畳みに際しては組立時の逆工程
を実施すればよい。内容物を排出する際には蓋部10を
開いて内容物の排出状況を確認することもできるし、高
粘度の液体等排出しにくい内容物の場合には必要に応じ
て側板パネル1を取り外し、袋体12の内部に残った内
容物を絞り出すこともできる。
【0028】内容物の排出が終了した際には全ての側板
パネル1を外し、この側板パネル1を底部5の上に重合
して配置し、蓋部10を重ねてベルト等で結束する。こ
のようにして折畳み結束することにより、箱体はその使
用時の体積の約1/3に減容積する。
【0029】内容物の排出末期においては袋体12のフ
ィルムが排出口に張り付いて内容物の確実な排出が困難
になることがあるから、袋体12の液体出入り口13と
しては図10に示すようなブレーカー13a付きの排出
ノズルが取り付けられる。
【0030】一般的に組立式のコンテナーでは、ヒン
ジ、特殊フランジ、支持柱等の複雑な構造部品が多く、
折畳み作業に際しても専用の器具や技術が必要であった
り、補修時には専門の修理業者にコンテナーを渡して修
理する必要があったため、修理に費用と時間がかかる等
の欠点があり、その結果、コンテナーの使用回転率が低
下したり修理費用が嵩んだりする。
【0031】本発明の組立式箱体は各部分ごとに製造さ
れているため互換性が高く、一部が破損しても部品を交
換すればよいから、箱体の使用回転率が低下することは
なく、また、補修自体も部品単位となるため専門技術を
要することなく誰でも簡単に修理することができる。ま
た各種の長さの側壁と袋体を用意すれば、必要に応じて
コンテナーの内容積も容易に変更出来る。
【0032】
【実施例】次に、本発明を実施例に基いて更に詳しく説
明すれば、以下の通りである。図1及び図2に示すよう
に、側板パネル1の一端縁側に取り付けられる支柱2と
して長さ1040mmの亜鉛メッキした50mm等辺山
形鋼を使用し、他端縁側の係合支柱3として長さ104
0mmの亜鉛メッキした50mm中空四角形鋼を使用し
た。側板パネル1は両端部側が上記支柱2と平行になる
ように成形された繊維強化プラスチック(FRP)製
で、半径2530mm,開き角度約20度の円弧により
中央部が40mm隆起したサイズが980mm×980
mmのパネルであり、内面には中央部が10mm、両端
部が50mmの肉厚の楕円状の内面形状を持つ発泡ポリ
ウレタンを接着して保温層15としてある。
【0033】底部5は上記側板パネル1の支柱2と隣接
の側板パネル1の係合支柱11が係合した状態で嵌合す
る深さ100mmの穴(嵌合部6)を有する幅1100
mm×1100mm×高さ270mmのFRP製のもの
であり、底面は中央部が周囲より50mm低くなるよう
な円弧状にして底面全体に10mmの発泡ポリウレタン
を接着したものである。この底面の中央部分には口径5
0mmのステンレス製の液体出入り口8とこれに接続す
る同一口径のボールバルブ8a並びに外部接続口8bを
有し、液体出入り口8と外部接続口8bにはワンタッチ
接続の接続金具を具備しており、底部5の各側面の同一
位置に幅50mmの織物ベルトを各々1本づつ計4本を
取り付け、上記底部5の下側に市販のポリエチレン製の
パレット(岐阜プラスチック工業株式会社製、商品名リ
スパレット、サイズ1100mm×1100mm×高さ
150mm)をボルトで取り付けた。
【0034】蓋部10は、内面の四隅に上記側板パネル
1の支柱2と隣接の側板パネル1の係合支柱11が係合
した状態で嵌合する深さ30mmの穴(嵌合部6)を有
し、内面には全体に10mmの発泡ポリウレタンを接着
したものであり、外面は重ね積みができるように周囲が
僅かに高くなった平板形状をなし、対向的に配置される
上記底部5のベルト取付位置に対応するように側面にタ
ーンバックルを設けて底部5のベルトで結束できるよう
にした。サイズは1100mm×1100mm×高さ1
70mmのFRP製のものである。
【0035】袋体12は、材質が60μL−LDPEの
単層フィルムと40μL−LDPE/20μポリアミド
の積層フィルムを60μL−LDPEのフィルムが袋の
内面側になるように重ね合わせてヒートシールによって
製袋し、周囲の高さ4000mmの円筒体をなすと共に
上端及び下端が正四角形になるように製袋したものであ
り、高さ(上端と下端の長さ)は1060mmで下端の
中央に図10に示すような口径50mmのポリエチレン
製の液体出入り口13を取り付けた。
【0036】以上のような構成部材を使用して4基のコ
ンテナーを組み立てた。4基のコンテナーにそれぞれ1
tの水を充填し、これらを2段に積み重ね、それぞれの
コンテナーが下段になるように組み替えて、1ヵ月×2
サイクルの放置試験を実施した後、分解点検した結果、
いずれのコンテナーにも異常が認められなかった。
【0037】内容物の水を排出した後に側板パネル1を
外して減容積化したが、これに要した時間は1基当り約
7分であり、特別の道具や器具を使用することなく簡単
に作業をすることができた。次に、1tの水を充填した
4基のコンテナーをトラックに積載して関東地区と北海
道を往復(約2200Km)させたが、箱体の歪や水漏
れ等の異常は観察されなかった。
【0038】
【発明の効果】本発明の組立式箱体によれば、側板パネ
ルと底部と蓋部とを用いて簡単に箱体を組み立てること
ができると共に折畳み作業も極めて容易であり、空重量
が軽く、しかも減容積率が大きいという優れた効果があ
る。また、補修が容易で多大の補修コストを要すること
もない等、液体を扱う大型の折畳みコンテナー等として
最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の組立式箱体の実施例を示し、蓋部を
取り外した状態の平面図である。
【図2】 側板パネルの斜視図である。
【図3】 側板パネルを組み合わせた状態の一部を示す
平面図である。
【図4】 支柱を形成する山形材の上端部を示す斜視図
である。
【図5】 山形材の他の形状例を示し、(A)はコーナ
ーR型の山形材の斜視図、(B)は面取り型の山形材の
斜視図である。
【図6】 係合支柱の他の形状例を示し、(A)は断面
略扇形の中空体の斜視図、(B)は六角形型の中空体の
斜視図である。
【図7】 底部の構成を示す斜視図である。
【図8】 蓋部を示す側面図である。
【図9】 袋体の斜視図である。
【図10】 袋体に設けたブレーカー付きの液体出入り
口を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 側板パネル 2 支柱 2a 係合片 3 係合支柱 5 底部 6 嵌合部 7 L字形突起部 8 液体出入り口 8a 開閉弁 8b 外部接続口 10 蓋部 11 嵌合部 12 袋体 13 液体出入り口 13a ブレーカー 15 保温層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月27日(2000.1.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】これにより、底部に各側板パネルの支柱と
係合支柱を互い違いに合した状態で立設し、内部に収
納物を収納して蓋部を被せることにより簡単に箱体を組
み立てることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】本発明の組立式箱体の好適な態様において
は、側板パネルが4枚であり、底部及び蓋部の四隅に
合部が設けられていることを特徴とする。これにより、
四周を4枚の側板パネルで囲繞した安定的な箱体を組み
立てることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】この場合、側板パネル1の形状は外方向に
やや膨らんだ状態のものとすることによりパネルの肉厚
を減ずることができて経済的であると共に所望の強度を
得ることができる。支柱2や係合支柱3の長さを側板パ
ネル1の長さ(高さ)よりも長くする。上記支柱2とな
る山形材は直角L字形のものだけでなく、例えば、図5
(A),(B)に示すようにコーナーR形のものや面取
り形のものでもよい。また、上記係合支柱3は重量低減
のために一般的には中空体を用いるが、図6(A),
(B)に示すような異形断面のものでもよく、要するに
上記支柱2の山形材に係合する少なくとも2面を備えた
形状であればよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】次に、底部5の外部接続口8bと充填すべ
き液体側の供給口(図示しない)を接続して上記外部接
続口8bまで液体が来た状態で開閉弁8a及び上記充填
すべき液体側の供給弁を開き、袋体12内に液体を充填
する。充填量を目視しながら、或は定められた所定の供
給量が供給されると、開閉弁8aと充填すべき液体側の
供給弁を閉じて外部接続口8bと充填すべき液体側の供
給口とを分離する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】箱体内部の状況を確認した上で蓋部10を
側板パネル1の上端に被せると、蓋部10の四隅の嵌合
11に支柱2及び係合支柱が嵌合し、固定される。
この状態で側板パネル1と底部5及び蓋部10が分離し
ないように底部5と蓋部10をベルト等で堅固に結束す
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】底部5は上記側板パネル1の支柱2と隣接
の側板パネル1の係合支柱が係合した状態で嵌合する
深さ100mmの穴(嵌合部6)を有する幅1100m
m×1100mm×高さ270mmのFRP製のもので
あり、底面は中央部が周囲より50mm低くなるような
円弧状にして底面全体に10mmの発泡ポリウレタンを
接着したものである。この底面の中央部分には口径50
mmのステンレス製の液体出入り口8とこれに接続する
同一口径のボールバルブ8a並びに外部接続口8bを有
し、液体出入り口8と外部接続口8bにはワンタッチ接
続の接続金具を具備しており、底部5の各側面の同一位
置に幅50mmの織物ベルトを各々1本づつ計4本を取
り付け、上記底部5の下側に市販のポリエチレン製のパ
レット(岐阜プラスチック工業株式会社製、商品名リス
パレット、サイズ1100mm×1100mm×高さ1
50mm)をボルトで取り付けた。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】蓋部10は、内面の四隅に上記側板パネル
1の支柱2と隣接の側板パネル1の係合支柱が係合し
た状態で嵌合する深さ30mmの穴(嵌合部11)を有
し、内面には全体に10mmの発泡ポリウレタンを接着
したものであり、外面は重ね積みができるように周囲が
僅かに高くなった平板形状をなし、対向的に配置される
上記底部5のベルト取付位置に対応するように側面にタ
ーンバックルを設けて底部5のベルトで結束できるよう
にした。サイズは1100mm×1100mm×高さ1
70mmのFRP製のものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】袋体12は、材質が60μL−LDPEの
単層フィルムと40μL−LDPE/20μポリアミド
の積層フィルムを60μL−LDPEのフィルムが袋の
内面側になるように重ね合わせてヒートシールによって
製袋し、周囲のさ4000mmの円筒体をなすと共に
上端及び下端が正四角形になるように製袋したものであ
り、高さ(上端と下端の長さ)は1060mmで下端の
中央に図10に示すような口径50mmのポリエチレン
製の液体出入り口13を取り付けた。
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体の側壁を構成する3枚以上の側板パ
    ネル、底部及び蓋部を組み立てて箱体を構成する組立式
    箱体であって、上記各側板パネルは一端縁側に山形材か
    らなる支柱を、他端縁側には該支柱の内側面に係合し得
    る少なくとも2面を備えた形状の係合支柱をそれぞれ備
    えていて、各側板パネルの支柱と係合支柱とを互い違い
    に係合させることにより側壁が構成されるようにし、上
    記底部及び蓋部には係合した状態の上記支柱及び係合支
    柱が嵌合する嵌合部を備えていて、該底部及び蓋部に対
    して上記支柱及び係合支柱が直角に配置されるように
    し、分解時には底部及び蓋部から取り外した各側板パネ
    ルを底部と蓋部との間に重合配置し得るように構成した
    ことを特徴とする組立式箱体。
  2. 【請求項2】 側板パネルが4枚であり、底部及び蓋部
    の四隅に係合部が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の組立式箱体。
  3. 【請求項3】 各側板パネルが外方向に膨出していて箱
    体の側壁が略円筒状に構成されることを特徴とする請求
    項1又は2記載の組立式箱体。
  4. 【請求項4】 底部又は蓋部の少なくとも1箇所に開閉
    弁付きの液体出入り口が設けられると共に箱体内部に収
    容されるフィルム製の袋体の少なくとも1箇所にブレー
    カー付きの液体出入り口が設けられ、該袋体の液体出入
    り口が上記底部又は蓋部の液体出入り口に連結されるこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3記載の組立式箱体。
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JP2761198B2 (ja) * 1995-06-16 1998-06-04 株式会社シンワコーポレーション 折畳み式輸送容器

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