JP2000280196A - 直動型ロボット装置 - Google Patents

直動型ロボット装置

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JP2000280196A
JP2000280196A JP11088507A JP8850799A JP2000280196A JP 2000280196 A JP2000280196 A JP 2000280196A JP 11088507 A JP11088507 A JP 11088507A JP 8850799 A JP8850799 A JP 8850799A JP 2000280196 A JP2000280196 A JP 2000280196A
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JP
Japan
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housing
ball screw
screw shaft
storage space
exhaust hole
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JP11088507A
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English (en)
Inventor
Tsuguyoshi Kitagawa
嗣芳 北川
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は駆動源の動力をボールねじ軸に伝
達する動力伝達手段が設けられた収納空間を減圧する直
動型ロボット装置を提供することにある。 【解決手段】 ボールねじ軸6及びナット体5を収容す
る第1の収納空間1aを有する第1の筐体1と、駆動源
16を収容する第2の収納空間15aを有する第2の筐
体15と、第2の筐体の一端面から突出させた駆動源の
駆動軸17と第2の筐体の一端面から突出させたボール
ねじ軸の一端部との間に設けられ駆動軸の回転を上記ボ
ールねじ軸に伝達する動力伝達手段21と、第1の筐体
と第2の筐体との一端面を覆うことで動力伝達手段を収
納する第3の収納空間19を形成するカバー体18と、
ボールねじ軸に軸方向に貫通して形成され一端が第3の
収納空間に連通した排気孔7と、排気孔の他端に連通し
て設けられ排気孔を介して第3の収納空間を減圧する排
気ポンプ25とを具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はナット体をボール
ねじ軸によって直線的に駆動する直動型ロボット装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、クリーンルーム内においては
半導体ウエハなどの搬送に上記直動型ロボット装置が使
用されている。クリーンルーム内で使用されるロボット
装置には発塵がなく、しかも小形であることが重要な性
能として要求されることが多い。
【0003】このような性能を持たせるために、ボール
ねじ軸によって駆動されるナット体が収容される第1の
筐体と、駆動源が収容される第2の筐体とを並設するこ
とで小型化を計るようにしている。また、塵埃は、駆動
源の動力を上記ボールねじ軸に伝達する部分から最も多
く発生する。そこで、その部分をカバー体で覆い、その
カバー体内の収納空間を減圧することで、塵埃が周囲に
飛散するのを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、カバー体内の収
納空間を減圧するためには、吸引チューブの一端を上記
カバー内の収納空間に接続し、他端を吸引ポンプに接続
するようにしている。上記吸引チューブを外部に露出さ
せると、邪魔となるばかりか、外観的にも好ましくない
ので、上記第1の筐体内を通すようにしている。
【0005】しかしながら、吸引チューブを第1の筐体
内に通すようにすると、吸引チューブを通すためのスペ
ースを確保しなければならないから、その分、第1の筐
体が大型化するということがある。
【0006】この発明は、吸引チューブを用いずに、駆
動源の動力をボールねじ軸に伝達する動力伝達手段を覆
うカバー体内の収納空間を減圧できるようにした直動型
ロボット装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ボー
ルねじ軸とこのボールねじ軸の回転によって直線的に駆
動されるナット体とを収容する第1の収納空間を有する
第1の筐体と、この第1の筐体に並設されるとともに駆
動源を収容する第2の収納空間を有する第2の筐体と、
この第2の筐体の一端面から突出させた上記駆動源の駆
動軸と上記第2の筐体の一端面から突出させた上記ボー
ルねじ軸の一端部との間に設けられ上記駆動軸の回転を
上記ボールねじ軸に伝達する動力伝達手段と、上記第1
の筐体と第2の筐体との一端面を覆うことで上記動力伝
達手段を収納する第3の収納空間を形成するカバー体
と、上記ボールねじ軸に軸方向に貫通して形成され一端
が上記第3の収納空間に連通した排気孔と、この排気孔
の他端に連通して設けられ排気孔を介して上記第3の収
納空間を減圧する減圧手段とを具備したことを特徴とす
る直動型ロボット装置にある。
【0008】それによって、ボールねじ軸に形成された
排気孔を通じてカバー体の第3の収納空間を減圧できる
ため、第3の収納空間を減圧するための吸引チューブが
不要となる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記第1の筐体と第2の筐体との他端面には、上記
第1の収納空間と第2の収納空間とを減圧する減圧手段
が接続されていることを特徴とする直動型ロボット装置
にある。
【0010】それによって、直動型ロボット装置のすべ
ての収納空間から塵埃が飛散するのを防止することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面を参照して説明する。
【0012】図1乃至図3に示す直動型ロボット装置は
第1の筐体1を備えている。この第1の筐体1は上面が
開放した細長い箱型形状をなしていて、その上面開口は
筐体カバー2(図3に示す)によって覆われている。
【0013】上記第1の筐体1の内部は第1の収納空間
1aに形成され、その内底部には長さ方向ほぼ全長にわ
たってリニアガイド3が設けられている。このリニアガ
イド3にはスライダ4が移動自在に設けられている。こ
のスライダ4には図3に示すようにナット体5が設けら
れ、このナット体5にはボールねじ軸6が螺合されてい
る。このボールねじ軸6には軸方向に貫通した排気孔7
が形成されている。
【0014】上記ボールねじ軸6は一端部と他端部とが
上記第1の筐体1内の一端部と他端部とにそれぞれ設け
られた軸受8によって回転自在に支持されている。この
ボールねじ軸6の一端部は上記第1の筐体1の一端面か
ら外部に突出し、他端部は第1の筐体1の他端面に形成
された接続口9に対向している。つまり、この接続口9
に上記排気孔7の他端が対向位置している。
【0015】上記第1の筐体1と、この第1の筐体1の
上面開口を覆う筐体カバー2との間には図3に示すよう
に第1の筐体1の幅方向両側に開口した開口部11が形
成されている。この開口部11から外部には上記スライ
ダ4に形成された連結部12が突出し、この連結部12
に上記スライダ4によって駆動される被駆動体13が連
結されている。
【0016】上記第1の筐体1の長手方向一端側の側方
には第2の筐体15が並設されている。この第2の筐体
15の内部空間である、第2の収納空間15aにはモー
タ16aと変速機16bとが一体化された駆動源16が
収容されている。
【0017】上記駆動源16の駆動軸17(出力軸)は
上記第2の筐体15の一端面から外部に突出している。
この第2の筐体15の一端面と、上記第1の筐体1の一
端面とはカバー体18によって覆われている。このカバ
ー体18の内部空間である、第3の収納空間19には上
記駆動軸17の回転を上記ボールねじ軸6に伝達する動
力伝達手段21が設けられている。
【0018】上記動力伝達手段21は、上記ボールねじ
軸6の第1の筐体1から上記第3の収納空間19に突出
した一端に嵌着された第1のプーリ22と、上記駆動軸
17の第3の収納空間19に突出した端部に嵌着された
第2のプーリ23と、これら第1、第2のプーリ22,
23に張設されたベルト24からなる。
【0019】それによって、上記駆動源16が作動して
その駆動軸17が回転駆動されれば、その回転が動力伝
達手段21を介して上記ボールねじ軸6に伝達されるか
ら、このボールねじ軸6の回転によって上記スライダ4
がリニアガイド3に沿って駆動されるようになってい
る。
【0020】上記第1の筐体に形成された接続口9には
減圧手段を構成する排気ポンプ25が排気チューブ26
を介して接続されている。上記排気ポンプ25が作動す
ることで、その吸引力がボールねじ軸6の排気孔7を通
じて上記カバー体18内の第3の収納空間19に作用す
る。それによって、この第3の収納空間19が減圧され
るようになっている。
【0021】さらに、上記第1の筐体1と第2の筐体1
5との他端面にはそれぞれ各収納空間1a,15aに連
通する接続口27,28が設けられ、これら接続部2
7,28は排気チューブ31,32を介して上記排気ポ
ンプ25に接続されている。それによって、上記排気ポ
ンプ25により、第3の収納空間19とともに、第1、
第2の収納空間1a,15aも減圧できるようになって
いる。
【0022】なお、第1の収納空間1aと第2の収納空
間15aとは、第3の収納空間19を減圧する排気ポン
プと別の減圧ポンプ(図示せず)によって減圧するよう
にしてもよい。
【0023】このように構成された直動型ロボット装置
によれば、第1の筐体1の一端部の側方に第2の筐体1
5を並設したことで、これらを直接的に配置、つまりボ
ールねじ軸6の一端に駆動源16を直列に接続する場合
に比べて全体の構成を小型化することが可能となる。
【0024】しかしながら、このような小型化に伴ない
動力伝達手段21が必要となるため、この動力伝達手段
21で発生する塵埃が外部に飛散するのを防止しなけれ
ばならない。
【0025】そこで、この発明は、上記ボールねじ軸6
に軸方向全長にわたる排気孔7を穿設し、その一端を上
記動力伝達手段21を覆ったカバー体18の第3の収容
空間19に連通させ、他端を排気ポンプ25に連通させ
た。
【0026】そのため、上記動力伝達手段21で発生す
る塵埃は上記ボールねじ軸6の排気孔7を通じて排出さ
れるから、たとえばクリーンルーム内などに飛散するの
を防止することができる。
【0027】しかも、第1の筐体1の第1の収納空間1
aと、第2の筐体15の第2の収納空間15aも排気ポ
ンプ25によって減圧することができるから、これらの
収納空間1a,15aで発生する塵埃も確実に排出さ
れ、外部に飛散するのが防止される。
【0028】上記ボールねじ軸6に排気孔7を形成して
このボールねじ軸6を中空状にしたことで、その自重を
軽減することができる。それによって、このボールねじ
軸6の回転に伴なう共振点(危険速度)を上げることが
できるから、とくにロングストロークの場合などにはそ
の最大回転速度を向上させることが可能となるばかり
か、装置全体の軽量化を計ることもできる。
【0029】なお、上記一実施の形態では動力伝達手段
として一対のプーリ間にベルトを張設する構成とした
が、歯車列によって動力を伝達する構成であってもよ
く、その点はなんら限定されるものでない。
【0030】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、ボールねじ軸に形成された排気孔を通じて動力伝達
手段が収納されたカバー体の第3の収納空間を減圧でき
るようにした。
【0031】そのため、従来のように第3の収納空間を
減圧するための吸引チューブが不要となるから、その
分、装置の小型化や軽量化を計ることができる。しかも
ボールねじ軸は排気孔が形成されることで軽量化するか
ら、とくにロングストロークの場合などには共振点が上
がり、回転速度を高速化することが可能となる。
【0032】請求項2の発明によれば、第3の収納空間
だけでなく、第1、第2の収納空間も減圧できるため、
装置全体からの塵埃の流出を確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す装置全体の構成
を示す一部破断した平面図。
【図2】同じく図1のA−A線に沿う第3の収納空間を
示す側面図。
【図3】同じく第1の筐体の拡大縦断面図。
【符号の説明】 1…第1の筐体 1a…第1の収納空間 5…ナット体 6…ボールねじ軸 7…排気孔 15…第2の筐体 15a…第2の収納空間 16…駆動源 18…カバー体 19…第3の収納空間 21…動力伝達手段 25…排気ポンプ(減圧手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールねじ軸とこのボールねじ軸の回転
    によって直線的に駆動されるナット体とを収容する第1
    の収納空間を有する第1の筐体と、 この第1の筐体に並設されるとともに駆動源を収容する
    第2の収納空間を有する第2の筐体と、 この第2の筐体の一端面から突出させた上記駆動源の駆
    動軸と上記第2の筐体の一端面から突出させた上記ボー
    ルねじ軸の一端部との間に設けられ上記駆動軸の回転を
    上記ボールねじ軸に伝達する動力伝達手段と、 上記第1の筐体と第2の筐体との一端面を覆うことで上
    記動力伝達手段を収納する第3の収納空間を形成するカ
    バー体と、 上記ボールねじ軸に軸方向に貫通して形成され一端が上
    記第3の収納空間に連通した排気孔と、 この排気孔の他端に連通して設けられ排気孔を介して上
    記第3の収納空間を減圧する減圧手段とを具備したこと
    を特徴とする直動型ロボット装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の筐体と第2の筐体との他端面
    には、上記第1の収納空間と第2の収納空間とを減圧す
    る減圧手段が接続されていることを特徴とする請求項1
    記載の直動型ロボット装置。
JP11088507A 1999-03-30 1999-03-30 直動型ロボット装置 Pending JP2000280196A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106272557A (zh) * 2016-09-13 2017-01-04 苏州驱指自动化科技有限公司 90度夹功能夹片
CN109895134A (zh) * 2017-12-07 2019-06-18 中国科学院沈阳自动化研究所 一种一体化关节内走线张紧机构
CN111805426A (zh) * 2020-07-27 2020-10-23 广东博智林机器人有限公司 直线模组

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CN109895134B (zh) * 2017-12-07 2023-05-30 中国科学院沈阳自动化研究所 一种一体化关节内走线张紧机构
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