JP2000278656A - Catvシステムの情報処理方法 - Google Patents

Catvシステムの情報処理方法

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JP2000278656A
JP2000278656A JP11077607A JP7760799A JP2000278656A JP 2000278656 A JP2000278656 A JP 2000278656A JP 11077607 A JP11077607 A JP 11077607A JP 7760799 A JP7760799 A JP 7760799A JP 2000278656 A JP2000278656 A JP 2000278656A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】正確性及び信頼性の高いキメ細かい気象情報を
得るとともに、降雨に対しても迅速かつ的確に対応でき
るようにする。 【解決手段】各所に気象状態を検出するセンサ2…を設
置し、各センサ2…の検出データDd…を、CATV伝
送系3を介してCATVセンタ4に送信するとともに、
当該CATVセンタ4に設けたデータ処理部5により、
検出データDdに基づく気象情報を生成し、この生成し
た気象情報を加入者のホームターミナル6…に送信す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気象情報を提供す
る際に用いて好適なCATV(ケーブルテレビジョン)
システムの情報処理方法に関する。
【0002】
【背景及び課題】一般に、気象情報はラジオ,テレビジ
ョン,新聞等の各種マスメディアを通して知ることがで
きるが、このような一般的に知ることのできる気象情報
は、通常、気象庁等から発表される気象データに基づく
ものであるため、次のような問題点があった。
【0003】第一に、一般家庭において洗濯物や布団を
干すことは、主婦にとって日常的に行う仕事であり、天
気、特に、降雨に関する情報は極めて重要な情報とな
る。しかし、一般的な気象情報は、都道府県単位或いは
都道府県の分割地域単位となるため、キメ細かさに欠
け、現実には、細かい地域毎の当たり外れが避けられな
いことから、情報の正確性及び信頼性に劣る。
【0004】第二に、不意に雨が降ってきたような場
合、通常、雨音等によってはじめて気付くため、急いで
洗濯物や布団を家の中に入れようとしても、多かれ少な
かれ洗濯物や布団を濡らしてしまう。したがって、不意
に降ってきた雨に対しては迅速かつ的確に対応できな
い。
【0005】本発明は、このような背景に基づく課題を
解決したものであり、正確性及び信頼性の高いキメ細か
い気象情報を得れるとともに、降雨に対しても迅速かつ
的確に対応できるCATVシステムの情報処理方法の提
供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明に
係るCATVシステム1の情報処理方法は、各所に気象
状態を検出するセンサ2…を設置し、各センサ2…の検
出データDd…をCATV伝送系3を介してCATVセ
ンタ4に送信するとともに、当該CATVセンタ4に設
けたデータ処理部5により、検出データDd…に基づく
気象情報を生成し、この生成した気象情報を加入者のホ
ームターミナル6…に送信するようにしたことを特徴と
する。
【0007】この場合、好適な実施の形態により、セン
サ2…は、予め選定した複数の加入者の家屋11…又は
その近傍に設置し、センサ2…の検出データDd…を当
該加入者のホームターミナル6…からCATVセンタ4
に送信する。なお、センサ2…には、少なくとも雨滴セ
ンサ2r…を含ませる。一方、気象情報を送信するに際
しては、予め、ホームターミナル6…に気象情報に係る
複数の気象情報データDs…を記憶させ、CATVセン
タ4からホームターミナル6…にコードデータDcを送
信することにより、当該コードデータDcに対応する気
象情報データDsをホームターミナル6…から読み出す
ことができる。この際、ホームターミナル6…は、コー
ドデータDcを受信したなら、当該コードデータDcに
対応して所定の周辺機器12を制御する二次制御信号S
dを出力させることもできる。なお、気象情報データD
sは、CATVセンタ4側からの指令によりダウンロー
ドできる。さらに、気象情報を送信するに際しては、気
象情報を、CATVセンタ4からホームターミナル6…
に対して専用チャンネルCcにより送信することもでき
る。他方、気象情報は、センサ2…の検出データDd…
に加え、他地域における他のCATVシステムにおける
気象情報を利用して生成してもよい。
【0008】これにより、センサ2…によって降雨等の
気象状態が検出され、この検出データDd…は、CAT
Vシステムにおける双方向通信機能により、ホームター
ミナル6…からCATV伝送系3を介してCATVセン
タ4に送信される。各センサ2…はCATVシステム1
のサービスエリア内における、例えば、予め選定された
複数の加入者の場所に設置されるため、CATVセンタ
4に備えるデータ処理部5により、受信した検出データ
Dd…を集計し、かつ解析すれば、サービスエリア内に
おける最初に雨が降り出した場所や降雨場所の移動方向
等を知ることができるため、これに基づく気象情報、即
ち、今後の雨の降る地区や降り出す時間等を含めた気象
情報を事前に生成できる。そして、この生成した気象情
報は、CATV伝送系3を介して、再び加入者のホーム
ターミナル6…に送信するようにしたため、加入者は、
正確性及び信頼性の高いキメ細かい気象情報を得れると
ともに、降雨に対しても迅速かつ的確に対応可能とな
る。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0010】まず、本実施例に係る情報処理方法を実施
できるCATVシステム1の構成について、図2〜図7
を参照して説明する。
【0011】最初に、CATVシステム1の基本的構成
部分について説明する。CATVシステム1は図2に示
すように、CATVセンタ4が存在し、このCATVセ
ンタ4側とCATVの各加入者側がCATV伝送系3を
介して接続される基本的構成を有する。
【0012】CATVセンタ4には、図3に示すよう
に、ヘッドエンド30と、このヘッドエンド30に接続
した放送ソース設備31を備える。ヘッドエンド30
は、図4に示すように、合成部32及びこの合成部32
に接続した送信部33を備える。この送信部33には、
テレビ及びFMのシグナルプロセッサ,テレビ及びFM
変調器,BS及びCS衛星受信機,パイロット信号発生
器,スクランブルエンコーダ等が含まれる。また、放送
ソース設備31には、FM,テレビ,BS及びCS等の
各種受信アンテナ設備や自主放送番組用のスタジオ設備
が含まれる。
【0013】一方、加入者の各家屋11…には、図3に
示すように、テレビジョン受像機Tに接続するホームタ
ーミナル6を設置する。ホームターミナル6は、図4に
示すように、RF受信部41,データ受信部42,MP
U(マイクロプロセッサユニット)43,音声信号処理
部44,映像信号処理部45等を備える。なお、ホーム
ターミナル6の外観を図7に示す。ホームターミナル6
はテレビジョン受像機Tの上面などに載置できる。図7
中、Tdはテレビジョン受像機Tのディスプレイ、Ts
…はテレビジョン受像機Tのスピーカ、6rはホームタ
ーミナルを操作するためのリモコンをそれぞれ示す。
【0014】さらに、CATV伝送系3は、加入者の家
屋11…に設置した各ホームターミナル6…とCATV
センタ4に備えるヘッドエンド30を接続するもので、
このCATV伝送系3には、同軸ケーブルや光ファイバ
ケーブル,中継・分岐・分配・延長のための各増幅器,
分岐・分配器,電源供給器等を有し、これらが効果的に
組み合わされる。
【0015】以上が、一般的なCATVシステムの基本
的構成部分であり、いわば公知の部分である。そして、
このようなCATVシステムの基本的構成部分に、本実
施例に係る情報処理方法を実施するための付加的構成部
分が付属する。
【0016】まず、図4に示すように、ホームターミナ
ル6には付加処理部50を設ける。この付加処理部50
には、図3に示すように、当該付加処理部50に対して
検出データDdを付与するセンサ2を接続するととも
に、当該付加処理部50から出力する二次制御信号Sd
が付与される周辺機器12を接続する。
【0017】センサ2は図5に示す雨滴センサ2rを使
用する。この雨滴センサ2rは、雨が降ってきたことを
感知するもので、基板51と、この基板51の表面に狭
い間隔により平行に並べた二本の導体52p,52n
と、この導体52pと52n間に接続した直流電源53
及び抵抗54の直列回路55とを備える。これにより、
基板51上に雨滴が付着すれば、導体52pと52n間
の電気抵抗が小さくなるため、導体52pと52n間の
電位が低くなり、雨が降ってきたことを感知できる。
【0018】ところで、このような雨滴センサ2r…
は、全てのホームターミナル6…に接続する必要はな
く、予め選定した複数の加入者の家屋11…又はその近
傍に設置すれば十分である。即ち、CATVシステム1
のサービスエリアZ内における、例えば、数百メートル
間隔の加入者毎に設置するなどの設置基準を設け、この
設置基準に基づいてできるだけ均一間隔に設置する。こ
の状態を図2に示す。
【0019】一方、周辺機器12は、例えば、図6に示
すような自動物干竿格納装置60を想定できる。この自
動物干竿格納装置60は、水平方向に伸縮する蛇腹状に
構成した左右一対の伸縮アーム機構61…と、一対の伸
縮アーム機構61…の上端間に架設した一又は二以上の
物干竿62,62と、伸縮アーム機構61…を伸縮させ
るための駆動部63を備える。これにより、この駆動部
63に付加処理部50から出力する二次制御信号Sdを
付与すれば、伸縮アーム機構61…を仮想線のように伸
長させ、物干竿62,62が家屋の軒下64から水平方
向に突出する使用位置Xuと、実線のように短縮させ、
物干竿62,62が家屋の軒下64の内側に格納する格
納位置Xrに選択的に位置させることができる。
【0020】他方、CATVセンタ4には、図3に示す
ように、ヘッドエンド30に内蔵するデータ処理部5を
備える。このデータ処理部5は、図4に示すように、合
成部32に接続する処理部本体71,この処理部本体7
1と合成部32間に接続する送信部72,この処理部本
体71に接続する他地域送受信系73を備える。この場
合、処理部本体71は、ホームターミナル6…から送信
される各雨滴センサ2r…の検出データDd…を集計
し、かつ解析して気象情報を生成する機能を有する。ま
た、他地域送受信系73は、他地域をサービスエリアと
する他のCATVシステムからの気象情報を受信した
り、当該他のCATVシステムに対して自ら生成した気
象情報を送信する機能を有する。なお、図3及び図4に
おける各回路ブロックの接続状態を含む具体的な動作
は、後述する本実施例に係る情報処理方法と一緒に説明
する。
【0021】次に、本実施例に係る情報処理方法につい
て、図2〜図7を参照しつつ図1に示すフローチャート
に従って説明する。
【0022】今、CATVシステム1のサービスエリア
Zに雨が降り始めたものとする。この際、任意の雨滴セ
ンサ2r…に雨滴が付着すれば、当該雨滴センサ2r…
により降雨が検出される(ステップS1,S2)。そし
て、雨滴センサ2r…による検出データDd…は、CA
TVセンタ4に備える処理部本体71に送信される。即
ち、CATVシステム1における双方向通信機能によ
り、検出データDd…は、ホームターミナル6の付加処
理部50,CATV伝送系3,CATVセンタ4の合成
部32を介して、処理部本体71に付与される。
【0023】各雨滴センサ2r…のサービスエリアZ内
における設置場所(位置)は予め選定されているため、
処理部本体71が各雨滴センサ2r…の検出データDd
…を受信し(ステップS3)、集計処理を行えば、降雨
場所,降雨開始時刻及び降雨範囲等を知ることができ
る。さらに、時間的な解析処理、例えば、各雨滴センサ
2r…の相互間における降雨開始時刻の時間差等を求め
れば、降雨の移動方向及び移動速度等を知ることができ
る。したがって、検出データDd…の集計結果及び解析
結果により、サービスエリアZ内における降雨状況を詳
細かつ正確に把握できるため、処理部本体71は、当該
集計結果及び解析結果に基づいて加入者のための降雨情
報(気象情報)を生成する(ステップS4)。
【0024】ところで、このような降雨情報は、他地域
をサービスエリアとする他のCATVシステムにおいて
も同様に得られるため、異なる複数のCATVシステム
における降雨情報を相互利用できる。したがって、他地
域送受信系73から周辺地域における同様の降雨情報を
受信し(ステップS5)、上述した検出データDd…の
集計結果及び解析結果に加えて、他地域の降雨情報を含
めた総合的な集計処理及び解析処理を行えば、より正確
で信頼性の高い降雨情報を生成できる。なお、生成する
具体的な降雨情報としては、「×時×分、○○地区に雨
が降り始めました」、「△△地区は、×時×分ごろ雨に
なりそうです」、「□□地区は、×時×分ごろ雨にな
り、×時×分ごろには止みそうです」などである。
【0025】また、降雨情報を生成して送信するとは、
予め降雨情報を作成し、コードデータDcと一緒にCA
TVセンタ4側又はホームターミナル6…側に登録(記
憶)させるとともに、使用時に、コードデータDcによ
り選択して読み出すことにより、そのまま或いは組合わ
せて使用する場合を含む概念である。
【0026】実施例は、予め作成した降雨情報に係る各
種の降雨情報データ(気象情報データ)Ds…を、対応
するコードデータDc…と一緒にホームターミナル6の
MPU43に内蔵するメモリ(ROM,EEP−ROM
等)に記憶させている。したがって、処理部本体71
は、降雨情報が生成(選択)されたなら、これに対応す
るコードデータDcを、送信部72,合成部32及びC
ATV伝送系3を介して、ホームターミナル6のデータ
受信部42に送信する(ステップS6)。
【0027】一方、ホームターミナル6のデータ受信部
42は、コードデータDcを受信すれば(ステップS
7)、このコードデータDcに対応する降雨情報データ
DsをMPU43に内蔵するメモリから読み出し、映像
信号処理部45及び音声信号処理部44に付与する。こ
れにより、映像信号処理部45及び音声信号処理部44
では所定の出力処理を行う(ステップS8)。即ち、映
像信号処理部45は、例えば、「△△地区は、×時×分
ごろ雨になりそうです」の降雨情報データDsを再生
し、スーパーインポーズ方法によって、図7に示すテレ
ビジョン受像機TにおけるディスプレイTdに表示され
た本映像の下部一部に文字Wにより重畳表示する(ステ
ップS9)。この場合の降雨情報データDsは、単独デ
ータであってもよいし、「△△地区は」、「×時×分ご
ろ」、「雨になりそうです」の複数データの組み合わせ
であってもよい。また、音声信号処理部44は、当該降
雨情報データDsの内容をスピーカTs…から音声とし
て出力する(ステップS9)。この場合、スピーカTs
…からは音声の代わりにアラーム(チャイム)音を出力
してもよい。これにより、視聴者はディスプレイTdの
表示に注意を向けさせられることになる。なお、このよ
うなコードデータDcを送信する方法を採用すれば、例
えば、降雨情報の配信を有料化し、指定したホームター
ミナル6…に対して個別に送信する場合に容易に対応で
きる利点がある。
【0028】また、付加処理部50はコードデータDc
を受信することにより、当該コードデータDcを判別
し、その内容が降雨中或いは降雨を予報している場合に
は、周辺機器12に対して二次制御信号Sdを出力す
る。即ち、実施例の場合には、自動物干竿格納装置60
の駆動部63に二次制御信号Sdを付与する。これによ
り、伸縮アーム機構61…は短縮することにより格納位
置Xrへ移動し、物干竿62,62は軒下64の内側に
格納せしめられる。
【0029】このように、本実施例に係る情報処理方法
によれば、加入者の家屋11…に降雨状態を検出する雨
滴センサ2r…を設置し、各雨滴センサ2r…の検出デ
ータDd…を、CATV伝送系3を介してCATVセン
タ4に送信するとともに、当該CATVセンタ4に設け
たデータ処理部5により、各雨滴センサ2r…の検出デ
ータDd…に基づく降雨情報を生成し、この生成した降
雨情報を加入者のホームターミナル6…に送信するよう
にしたため、CATVシステム1のサービスエリアZ内
における、例えば、地区ごとに正確で信頼性の高い降雨
情報を迅速に提供でき、不意に降ってくる雨に対しても
迅速かつ的確に対応できる。
【0030】他方、図8には変更実施例を示す。この変
更実施例は、降雨情報(気象情報)をホームターミナル
6…に送信するに際して、専用チャンネルCcにより送
信するものである。即ち、この場合、CATVセンタ4
では処理部本体71により、降雨情報に係わる映像及び
音声を生成し、通報用の専用チャンネルCcにより送信
するとともに、ホームターミナル6…では、受信部46
で受信した専用チャンネルCcを選択して視聴できるよ
うにする。この際、同時に警報信号を送信し、自動的に
テレビジョン受像機Tの電源スイッチをオンにしたり、
自動で専用チャンネルCcに切換わるようにしてもよ
い。また、警報信号の代わりに、コードデータDcに基
づいて生成される二次制御信号Sdを利用してもよい。
なお、図8中、図4と同一部分には同一符号を付し、そ
の構成を明確にすることにより詳細な説明は省略する。
図8中、Csは一般チャンネルを示している。
【0031】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,手法等において、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で任意に変更,追加,削除することができる。
【0032】例えば、センサ2は加入者の家屋11…又
はその近傍に設置する場合を示したが、CATV伝送系
3における任意の場所に付加装置として接続してもよ
い。なお、センサ2を加入者の家屋11…又はその近傍
に設置した場合、加入者はセンサ2の検出データDdを
直接利用することができる。即ち、別途のアラーム装置
を設けるなどにより降雨を検出したなら、直ちに当該ア
ラーム装置を作動させることにより降雨を報知できる。
また、必要により、雨滴センサ2rは、雨量を定量的に
検出できるセンサを用いたり、誤検出防止装置を付加し
てもよい。誤検出防止装置を付加すれば、鳥の排泄物等
の付着により検出状態になっても、二カ所以上の検出を
条件とするなどによって、その検出データDdをキャン
セルできる。さらに、センサ2としては例示の雨滴セン
サ2rに限定されるものではなく、風の状態を検出する
風力計や風向センサ,雷の放電エネルギにより雷の発生
を検出する雷センサ,曇や晴の程度を検出する光セン
サ,温度センサ,湿度センサ等の各種センサ2が適用さ
れ、各種気象状態を検出することにより総合的な気象情
報を生成できる。
【0033】一方、ホームターミナル6に記憶させた気
象情報データ(降雨情報データ)Ds…は、CATVセ
ンタ4側からの指令によりダウンロードし、気象情報デ
ータDs…の訂正や追加を行ってもよい。また、周辺機
器12は、例示に限らず、例えば、雨により洗濯物が濡
れないように屋根型のカバーを自動で移動させる装置や
開いている窓を自動で閉める装置など任意の周辺機器1
2を利用できる。さらに、ホームターミナル6…に対す
る気象情報の送信は、CATVセンタ4側において一般
番組にテロップ状に付加して送信してもよい。その他、
気象情報の生成に際しては、気象庁等の他の機関から公
表されるデータや過去のデータベース等の各種データを
参照して生成できる。また、例示した個々の実施例を組
合わせて実施してもよい。
【0034】
【発明の効果】このように、本発明に係るCATVシス
テムの情報処理方法は、各所に気象状態を検出するセン
サを設置し、各センサの検出データをCATV伝送系を
介してCATVセンタに送信するとともに、CATVセ
ンタに設けたデータ処理部により、検出データに基づく
気象情報を生成し、この生成した気象情報を加入者のホ
ームターミナルに送信するようにしたため、次のような
顕著な効果を奏する。
【0035】 CATVシステムのサービスエリア内
における地区ごとに正確で信頼性の高い気象情報を提供
できるとともに、不意に降ってくる雨に対しても迅速か
つ的確に対応できる。
【0036】 好適な実施の形態により、センサを、
予め選定した複数の加入者の家屋又はその近傍に設置
し、センサの検出データを加入者のホームターミナルか
らCATVセンタに送信するようにすれば、CATVシ
ステムにおける双方向通信機能の利用により、CATV
伝達系の追加設備が少なくて済むなど、容易に実施でき
るとともに、加入者もセンサの検出データを直接利用で
きるなど、利便性に優れる。
【0037】 好適な実施の形態により、気象情報を
送信するに際し、予め、ホームターミナルに気象情報に
係る複数の気象情報データを記憶させ、CATVセンタ
からホームターミナルにコードデータを送信することに
より、コードデータに対応する気象情報データをホーム
ターミナルから読み出すようにすれば、例えば、気象情
報の配信を有料化し、指定したホームターミナルに対し
て個別に送信する場合にも容易に対応できる。
【0038】 好適な実施の形態により、ホームター
ミナルがコードデータを受信したなら、当該コードデー
タに対応して所定の周辺機器を制御する二次制御信号を
出力するようにすれば、留守などにより気象情報を知る
ことができない状況にあっても、例えば、降雨に対して
洗濯物等を確実に保護できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る情報処理方法の処
理手順を順を追って示すフローチャート、
【図2】同情報処理方法を実施できるCATVシステム
の全体系統図、
【図3】同CATVシステムの要部を含む全体概要図、
【図4】同CATVシステムの要部の回路ブロックを含
む全体構成図、
【図5】同CATVシステムに備える雨滴センサの具体
的構成図、
【図6】同CATVシステムに備える自動物干竿格納装
置の原理構成図、
【図7】同CATVシステムにおけるテレビジョン受像
機及びホームターミナルの外観図、
【図8】同情報処理方法を実施できる変更実施例に係る
CATVシステムの要部の回路ブロックを含む全体構成
図、
【符号の説明】
1 CATVシステム 2… センサ 2r… 雨滴センサ 3 CATV伝送系 4 CATVセンタ 5 データ処理部 6… ホームターミナル 11… 家屋 12 周辺機器 Ds… 気象情報データ(降雨情報データ) Dc コードデータ Sd 二次制御信号 Cc 専用チャンネル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各所に気象状態を検出するセンサを設置
    し、各センサの検出データをCATV伝送系を介してC
    ATVセンタに送信するとともに、当該CATVセンタ
    に設けたデータ処理部により、前記検出データに基づく
    気象情報を生成し、この生成した気象情報を加入者のホ
    ームターミナルに送信することを特徴とするCATVシ
    ステムの情報処理方法。
  2. 【請求項2】 前記センサは、予め選定した複数の加入
    者の家屋又はその近傍に設置し、前記センサの検出デー
    タを当該加入者のホームターミナルから前記CATVセ
    ンタに送信することを特徴とする請求項1記載のCAT
    Vシステムの情報処理方法。
  3. 【請求項3】 前記センサには、少なくとも雨滴センサ
    を含むことを特徴とする請求項1又は2記載のCATV
    システムの情報処理方法。
  4. 【請求項4】 前記気象情報を送信するに際し、予め、
    前記ホームターミナルに気象情報に係る複数の気象情報
    データを記憶させ、前記CATVセンタから前記ホーム
    ターミナルにコードデータを送信することにより、当該
    コードデータに対応する気象情報データを前記ホームタ
    ーミナルから読み出すことを特徴とする請求項1記載の
    CATVシステムの情報処理方法。
  5. 【請求項5】 前記気象情報データは、前記CATVセ
    ンタ側からの指令によりダウンロードすることを特徴と
    する請求項4記載のCATVシステムの情報処理方法。
  6. 【請求項6】 前記ホームターミナルは、前記コードデ
    ータを受信したなら、当該コードデータに対応して所定
    の周辺機器を制御する二次制御信号を出力することを特
    徴とする請求項4記載のCATVシステムの情報処理方
    法。
  7. 【請求項7】 前記気象情報を送信するに際し、前記気
    象情報を、前記CATVセンタから前記ホームターミナ
    ルに対して専用チャンネルにより送信することを特徴と
    する請求項1記載のCATVシステムの情報処理方法。
  8. 【請求項8】 前記気象情報は、前記センサの検出デー
    タに加え、他地域における他のCATVシステムにおけ
    る気象情報を利用して生成することを特徴とする請求項
    1記載のCATVシステムの情報処理方法。
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JP2003087209A (ja) * 2001-09-06 2003-03-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd デジタル放送表示装置
JP2010178298A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Japan Radio Co Ltd 配信装置およびそれを利用した配信システム
JP2015014551A (ja) * 2013-07-08 2015-01-22 ミサワホーム株式会社 洗濯情報表示システム
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