JP2000278229A - ネットワーク情報の送出方法 - Google Patents

ネットワーク情報の送出方法

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JP2000278229A JP2000006343A JP2000006343A JP2000278229A JP 2000278229 A JP2000278229 A JP 2000278229A JP 2000006343 A JP2000006343 A JP 2000006343A JP 2000006343 A JP2000006343 A JP 2000006343A JP 2000278229 A JP2000278229 A JP 2000278229A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローカルエリアにおいて衛星系のデジタルサ
ービス信号を変調変換方式によりケーブル伝送用のデジ
タルサービス信号に変換してケーブルネットワークに再
送出する際に、ローカルエリアにおける番組構成による
新たなネットワークを追加することを可能にする。 【解決手段】 ローカルエリアにおいて衛星系のデジタ
ルサービス信号を変調変換方式によりケーブル伝送用の
デジタルサービス信号に変換してケーブルネットワーク
に再送出するに当たり、衛星系での番組情報作成時に、
ローカルエリアにおいてローカルネットワーク情報を他
ネットワーク情報として挿入するための容量を確保した
スタッフィングテーブルを送出し、ローカルエリアにお
ける番組構成によるローカルネットワーク情報を衛星系
のトランスポートストリーム中に他ネットワーク情報と
して挿入してケーブルネットワークに送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローカルエリアに
おいて衛星系のデジタルサービス信号を変調変換方式に
よりケーブル伝送用のデジタルサービス信号に変換して
ケーブルネットワークに再送出する際のネットワーク情
報の送出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばケーブルテレビ事業者
が、衛星を介して供給されるデジタル多チャネル放送番
組を受信し、自ら有するネットワークを利用して各家庭
に配信する等、任意のネットワークで放送されているデ
ジタル放送番組を他のネットワークで配信サービスする
ことが行われている。
【0003】衛星ネットワークにおいてサービスされて
いるデジタル多チャンネルサービスをケーブルネットワ
ーク(ケーブルテレビ施設や共聴施設)内で変調変換方式
により再送出する変調変換再送出システムでは、衛星事
業者によるデジタル多チャンネル放送を、ケーブル局や
共聴施設の操守設備において受信し、トランスポートス
トリーム(TS:Transport Stream) の状態に戻し、再びケ
ーブル用の変調方式によってケーブルテレビのRF周波
数に変換し、再送出することで、ケーブルネットワーク
内でデジタル多チャンネルサービスを実現している。
【0004】この場合、TS中に多重されているプログ
ラム仕様情報(PSI:Program Specific Information)と呼
ばれる選局に関わる情報の一部であり、主に伝送路に関
する物理的な情報を持つネットワーク情報(NIT: Networ
k Information Table)は、衛星とケーブルとで異なるた
めに、ケーブル用のネットワーク情報に置き換える必要
がある。さらに、NIT中には、周波数情報などの物理
情報の他に、伝送されるチャンネルに含まれるは番組に
関する情報(サービスID)も含まれている。そして、ケ
ーブルテレビの伝送路に接続されるセット・トップ・ボ
ックス (宅内受信装置) は、NITを検出し、それに含
まれる番組情報に基づいて所定の番組を受信するように
構成される。
【0005】セット・トップ・ボックスで番組やサービ
スを正常に表示するためには、再送出において衛星系の
全番組をサービスする場合には上記サービスIDはその
ままとなるが、特定のトランスポンダのみを再送出する
場合には、再送しないトランスポンダに含まれる番組の
サービスIDはNIT中から削除しなければならない。
【0006】デジタル放送受信機では、このNITを基
に番組選局を行うので、伝送路に存在しない番組のサー
ビスIDがあると、存在しない番組を検索してしまうこ
とにより、誤動作をするおそれがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように衛星系の番
組を変調変換再送出方式により、ケーブルネットワーク
に再送出する場合には、基本的にNIT情報以外のスト
リームには手を加えないため、ローカルエリアで付加さ
れたネットワークに関する情報を挿入することは困難で
あり、異なるネットワーク間を関連付けることができな
い。
【0008】また、ローカルエリアにおけるサービスに
関する情報を加工するためにはストリーム中のPSI/
SI情報をすべて付け替えることになり、莫大な設備投
資・運用コストを必要とする。
【0009】また、受信機の動作はネットワーク情報を
元に行われているため、他ネットワーク情報としてロー
カルネットワーク情報を持たないシステムでは、受信動
作が複雑になるおそれがある。
【0010】さらに、ネットワーク毎に電子番組案内情
報(EPG:Electoric Program Guide)などのSI情報が異
なるために、異なるネットワークをネットワーク識別子
によって区別しないシステムでは、受信機での受信動作
に動作不良を起こすおそれがある。
【0011】そこで、本発明の目的は、このように再送
出サービスを行うネットワーク業者及び受信者の双方に
とって不便となってしまう問題を解消し、ローカルエリ
アにおいて衛星系のデジタルサービス信号を変調変換方
式によりケーブル伝送用のデジタルサービス信号に変換
してケーブルネットワークに再送出する際に、ローカル
エリアにおける番組構成による新たなネットワークを追
加することを可能にしたネットワーク情報の送出方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るネットワー
ク情報の送出方法は、ローカルエリアにおいて衛星系の
デジタルサービス信号を変調変換方式によりケーブル伝
送用のデジタルサービス信号に変換してケーブルネット
ワークに再送出するに当たり、衛星系での番組情報作成
時に、ローカルエリアにおいてローカルネットワーク情
報を他ネットワーク情報として挿入するための容量を確
保したスタッフィングテーブルを送出し、ローカルエリ
アにおける番組構成によるローカルネットワーク情報を
衛星系のトランスポートストリーム中に他ネットワーク
情報として挿入してケーブルネットワークに送出するこ
とを特徴とする。
【0013】また、本発明に係るネットワーク情報の送
出方法は、ローカルエリアにおいて衛星系のデジタルサ
ービス信号を変調変換方式によりケーブル伝送用のデジ
タル多チャンネルサービス信号に変換してケーブルネッ
トワークに再送出するに当たり、衛星系のトランスポー
トストリーム中の一部の番組を削除し、削除した番組の
ネットワーク情報に換えて、ローカルエリアにおける番
組構成によるローカルネットワーク情報を衛星系のトラ
ンスポートストリーム中に他ネットワーク情報として挿
入して送出することを特徴とする。
【0014】また、本発明に係るネットワーク情報の送
出方法は、ローカルエリアにおいて複数の衛星系のデジ
タルサービス信号を変調変換方式によりケーブル伝送用
のデジタル多チャンネルサービス信号に変換してケーブ
ルネットワークに再送出するに当たり、再送出しない一
部の衛星系のネットワーク情報に換えて、ローカルエリ
アにおける番組構成によるローカルネットワーク情報を
衛星系のトランスポートストリーム中に他ネットワーク
情報として挿入して送出することを特徴とする。
【0015】また、本発明に係るネットワーク情報の送
出方法は、ローカルエリアにおいて複数の衛星系のデジ
タルサービス信号を変調変換方式によりケーブル伝送用
のデジタル多チャンネルサービス信号に変換してケーブ
ルネットワークに再送出するに当たり、ローカルエリア
における番組構成によるローカルネットワーク情報を衛
星系のトランスポートストリームに含まれる他ネットワ
ーク情報と間欠的に置き換えて送出することを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0017】本発明に係るネットワーク情報の送出方法
は、例えば図1に示すような構成の情報伝送システムに
適用される。
【0018】この情報伝送システムは、複数のケーブル
事業者によって運営されるセンター局1から通信衛星2
を介して送信されてくるデジタル放送信号等をケーブル
テレビ局3が受信して、ケーブルテレビ局3からケーブ
ルテレビ網4を介して視聴者宅5の受信機6に配信する
ようになっている。
【0019】この情報伝送システムにおいて、センター
局1の送信部11は、番組供給事業者から供給されたMP
EG圧縮されている番組情報にスクランブルを施して、電
子番組案内情報(EPG:Electoric Program Guide) 及び視
聴者管理情報等のサービス情報とともに多重化し、直線
偏波のCS波として通信衛星2に向けて送信する。ま
た、視聴者管理部12は、視聴者にICカード60を発
行する。視聴者管理部12の鍵管理部13は、ICカー
ド60に対応した視聴可能な番組を管理する。さらに、
視聴情報処理部14は、視聴者宅5の受信機6から通知
された視聴情報に基づいて視聴料を計算し、ケーブルテ
レビ局3の顧客管理部35に通知する。
【0020】ケーブルテレビ局3は、通信衛星2から送
られてくるCS波をCSアンテナ31により受信し、ア
ナログ波を用いたテレビジョン放送の電波を地上波アン
テナ32により受信し、放送衛星(図示せず)から送られ
てくる衛星放送の電波 (以下、BS波と記述する) をB
Sアンテナ33により受信して、配信部34により、入
力されたCS波とアナログ放送波(地上波及びBS波)を
混合し、その混合波をケーブルテレビ網4を介して視聴
者宅5の受信機6に配信する。また、顧客管理部35
は、センター局1の視聴情報処理部14からの視聴料情
報に基づいて、視聴者に視聴料の請求を行う。
【0021】そして、視聴者宅5の受信機6は、入力さ
れた混合波から所定の番組情報を抽出し、テレビジョン
受像機7に出力する。テレビジョン受像機7は、入力さ
れた番組情報を表示する。
【0022】この情報伝送システムでは、ローカルエリ
アにおいて付加された他ネットワークに関する情報NI
Troを変調変換方式により再送出されるTS内に挿入
できるようにするために、次の3つの方式のいずれかを
採用する。
【0023】第1の方式では、衛星系での送出時に予め
他ネットワーク情報NITroの領域をTS内に確保す
る。
【0024】第2の方式では、再送出情報の減少により
スタッフィング化されたNIT領域の部分を他ネットワ
ーク情報NITroの領域に割り振る。
【0025】第3の方式では、衛星系からのTS中にN
ITo領域が確保されている場合には、この領域を利用
してケーブル伝送用に書き換えられた本来のNIToと
ローカル情報であるNITroを交互に送出する。
【0026】ここで、通信衛星2より送られてくるデジ
タル放送信号について説明する。この実施の形態におい
て、このデジタル放送信号は、DVB(Digital Video B
roadcasting)システムに対応したものである。図2の
(B)はDVBシステムにおけるデジタル放送データのフ
レーム構成を示しており、8個のMPEG2トランスポ
ートパケット(図2の(A)参照)で1フレームが構成され
ている。この場合、パケット内の同期バイト(=47H)
を用い、8パケットに1回同期バイトを反転 (=B8
H) させてフレーム同期を得る構成となっている。な
お、各MPEG2トランスポートパケット(MPEG2
TSパケット)には、リードソロモン (204,188)
による誤り訂正符号が付加される。図2の(B)に示す
デジタル放送データがQPSK(Quadrature Phase Shif
t Keying) 変調され、その後にSHF帯に周波数変換さ
れて通信衛星20より送信されてくるデジタル放送信号
となる。
【0027】図3は、MPEG2トランスポートパケッ
トのパケット構成を示しており、188バイトのうち先
頭の4バイトはパケットヘッダを構成している。パケッ
トヘッダには該当パケットの個別ストリーム(データ列)
の属性を示すパケット識別子(PID: Packet Identificat
ion)が配されている。MPEG2トランスポートパケッ
トのペイロード(データ部)には、図4にパケット構成
を示すPES(Packetized Elementary Stream)パケット
が再分割されて配されるとともに、さらにMPEG2シ
ステムの中で規定されているプログラム仕様情報(PSI:
Program Specific Informetion)としてのプログラム・
アソシエーション・テーブル(PAT: Program Associatio
n Table) 、プログラム・マップ・テーブル(PMT: Progr
am Map Table) 、ネットワーク・インフォメーション・
テーブル(NIT: Network Information Table) 等のテー
ブル類もセクション形式によって配される。
【0028】ここで、PSIは簡便な選局操作及びプロ
グラム選択を実現するために必要な情報である。PAT
は各プログラム番号(16ビット)毎に、そのプログラム
を構成するパケットの情報を伝送するPMTのPIDを
示すものであり、図5はPATのテーブル構造を示して
いる。PAT自体のPIDとしては、固定的にPID=
“0×0000”が割り当てられる。
【0029】主な内容について説明する。テーブルID
は、テーブルの種別を示すものであって、PATでは
“0×00”(16進表記)である。TS ID は、スト
リーム(多重化された符号化データ)を識別するものであ
って、衛星の場合はトランスポンダに相当する。バージ
ョン番号は、テーブルの内容が更新される都度加算され
る。カレント・ネクスト・インジケータは、新旧バージ
ョンを同時に伝送する際の識別に用いられる。プログラ
ム番号は、個々のチャネルを識別するものである。ネッ
トワークPIDは、プログラム番号が“0×0000”
の場合に、NITのPIDを示すものである。プログラ
ム・マップPIDは、PMTのPIDを示すものであ
る。
【0030】また、PMTは、各プログラム番号毎に、
そのプログラムを構成する映像、音声、付加データ等の
ストリームが伝送されるパケットのPIDを示すもので
ある。PMT自体のPIDは、上述したようにPATで
指定される。図6は、PMTのテーブル構造を示してい
る。PATと重複しない主な内容について説明する。テ
ーブルIDは、テーブルの種別を示すものであって、P
MTでは“0×02”である。PCR PIDは復号す
る際の基準となるクロック(PCR:Program ClockReferenc
e)が含まれるパケットのPIDを示すものである。スト
リーム・タイプは、映像、音声、付加データ等、ストリ
ームで伝送される信号の種類を示すものである。
【0031】また、NITは、伝送路に関する物理的な
情報、すなわち衛星においては衛星の軌道、偏波、トラ
ンスポンダ毎の周波数等を示すものである。NIT自体
のPIDは、上述したようにPATで指定される。図7
は、NITのテーブル構造を示している。PAT、PM
Tと重複しない主な内容について説明する。テーブルI
Dは、テーブルの種別を示すものであって、当該ネット
ワークが“0×40”、他のネットワークが“0×4
1”である。ネットワークIDは、ネットワークを識別
するものである。衛星の場合は個々の衛星に相当する。
【0032】変調変換方式によってデジタル多チャンネ
ル放送信号をケーブルテレビにて再送出する場合には、
上記NITが書き換えられる。ここで、NIT中に含ま
れ、書換えが必要となるディスクリプタについて説明す
る。
【0033】まず、衛星系のNIT中にあるサテライト
・デリバリー・システム・ディスクリプタを説明する。
このディスクリプタは、TS (トランスポート・ストリ
ーム) ディスクリプタ長に従って繰り返されるディスク
リプタの1番目として使用するものであって、TS I
Dと一対になる。
【0034】図8は、サテライト・デリバリー・システ
ム・ディスクリプタの構造を示している。ディスクリプ
タ・タグは、DVBで規定されており、ディスクリプタ
の種別を示すものである。このディスクリプタでは、
“0×43”となる。周波数は、ストリーム(ここでは
トランスポンダ)毎の伝送周波数を示すものである。軌
道/西経・東経フラグ/偏波は、衛星の軌道、偏波を示
すものである。変調/シンボル・レート/内側誤り訂正
符号化率は、伝送方式に関する仕様を示すものである。
【0035】ケーブルテレビ局での再送出時には、上記
サテライト・デリバリー・システム・ディスクリプタが
図9に示すようにケーブル・デリバリー・ディスクリプ
タに置き換えられる。ディスクリプタでは、“0×4
4”となる。周波数は、再送出されるケーブルテレビで
の物理チャンネル毎の伝送周波数を示している。変調/
シンボル・レート/内側誤り訂正符号化率は、伝送方式
に関する仕様を示すものである。このディスクリプタ
は、全長が衛星用とケーブル用とで同じあり、単純に置
き換えることができる。
【0036】次に、サービス・リスト・ディスクリプタ
を説明する。このディスクリプタは、TSディスクリプ
タ長に従って繰り返されるディスクリプタの2番目以降
として使用するものであって、当該ストリーム(ここで
はトランスポンダ)に多重されたサービス(チャネル)の
IDを示すものである。すなわち、一つのTSIDに複
数のサービス・リスト・ディスクリプタが附属する。
【0037】図10は、サービス・リスト・ディスクリ
プタの構造を示している。ディスクリプタ・タグは、D
VBで規定されており、ディスクリプタの種別を示すも
のである。このディスクリプタでは、“0×41”とな
る。サービスIDは、サービスを識別するものである。
通常、サービスは視聴者が選局するチャネルと一致す
る。サービスタイプは、映像、音声、データ等、サービ
スの内容を示すものである。
【0038】ケーブルテレビ局での再送出時には、衛星
からの全トランスポンダ分の番組をケーブル内でサービ
スする場合には、このディスクリプタの情報はそのまま
となるが、特定のトランスポンダの信号のみをサービス
する場合には再送出しないトランスポンダに含まれる番
組のサービスIDを削除する。この場合、削除されて減
った分の情報にはダミーデータを付加して、サービス・
リスト・ディスクリプタの全長を衛星系と同じにするこ
とによって、単純に置き換えることができる。
【0039】また、PSIテーブルの伝送は、セクショ
ン(Section) と呼ばれる形式によってセグメント化され
ることがMPEG2システムによって規定されている。
例えば、NITは4kバイト毎にセクション化され、そ
れぞれのセクションは、図7に示す形式によって構成さ
れる。複数のセクションに分けられたNITは、セクシ
ョン番号によって関連付けられる。全セクション数はテ
ーブル中に最終セクション番号として記述されており、
セクション番号と最終セクション番号が一致するまでが
一連のNITデータとなっている。
【0040】次に、図1に示したケーブル伝送システム
におけるケーブルテレビ局3の配信部34の具体的な構
成例について、図11を参照して説明する。
【0041】この図11に示す構成の配信部34におい
て、信号分配器41は、CSアンテナ31を介して入力
されたCS波を変調変換装置42−1乃至42−N (N
は、CS波に含まれるチャンネル数である) に分配す
る。なお、上述したチャンネルとは、アナログ放送波に
おけるチャンネル(放送局)とは異なり、1つのトランス
ポンダにより多重化された複数の番組が含まれる1つの
伝搬波のことである。図12は、信号分配器341に入
力される前のCS波の状態の一例を示している。すなわ
ち、CS波のH偏波には、TS1、TS3及びTS5が
含まれ、CS波のV偏波には、TS2、TS4及びTS
6が含まれていることを示している。
【0042】変調変換装置42は、入力されたTSをケ
ーブルテレビの1つのチャンネル分の信号(QAM信号)
に変換し、信号混合器43に出力する。
【0043】地上波再送出装置44は、地上波受信アン
テナ32を介して受信したアナログ放送波を、RF変換
して信号混合器45に出力し、衛星信号再送出装置45
は、BSアンテナ33が受信したBS波をRF変換(F
M信号からAM信号への変調変換をアナログ処理により
行う)してケーブルテレビへの再送信波として信号混合
器45に出力する。
【0044】図13は、変調変換装置42の具体的な構
成例を示している。この図13に示す構成の変調変換装
置42において、QPSK復調回路421は、入力され
たCS波をQPSK復調して誤り訂正回路422に出力
する。誤り訂正回路422は、入力された信号を誤り訂
正し、誤り訂正済みのTSをネットワーク情報(NIT:Net
work Information Table) 変換回路423に出力する。
【0045】NIT変換回路423は、CS波用のNI
T (CS波の全チャンネルに共通の情報であり、チャン
ネル(伝搬波)に含まれる番組の情報を示している。受信
機において希望する番組を受信する際に必要となる。)
を、ケーブルテレビ用のNITに置き換えてQAM変調
回路424に出力する。
【0046】QAM変調回路424は、入力された信号
をQAM変調し、周波数変換回路425に出力する。周
波数変換回路425は、入力された信号の周波数を所定
の値に変換して信号混合器45に出力する。
【0047】信号混合器45は、変調変換装置42−1
乃至42−N、地上波再送出装置43及び衛星信号再送
出装置44、それぞれから入力された信号を、例えば図
14に示すように混合し、増幅器46に出力する。増幅
器46は、入力された混合波を増幅し、ケーブルテレビ
網4を介して受信機6に供給する。
【0048】ここで、上記NIT変換回路423の具体
的な構成例について図15ないし図24を参照して説明
する。
【0049】NIT変換回路423は、図15に示すよ
うに、制御装置431によりインタフェース432を介
して制御されるNIT抽出部440及びNIT再挿入部
450を備え、上記誤り訂正回路422から順次出力さ
れる誤り訂正済みのTSがNIT抽出部440とNIT
再挿入部450に供給されるようになっている。
【0050】上記NIT抽出部440は、上記TSが供
給されるNIT検出回路441と、このNIT検出回路
441によりTS中から検出されたNITを一時的に記
憶するメモリ442からなる。
【0051】上記NIT抽出部440の具体的な構成例
を図16に示してあるように、NIT検出回路441
は、制御部443によりにより制御されるNIT・PI
Dフィルタ444と、このNIT・PIDフィルタ44
4により検出されたNITを上記メモリ442に出力す
るNITパケット出力回路445からなる。また、上記
メモリ442は、FIFO(First In First Out)メモリ
からなり、上記制御装置431によりインターフェース
432を介してデータの書き込み及び読み出しが制御さ
れる。
【0052】ここで、複数の衛星によりサービスが行わ
れている場合には、TS中に当該TSに関するNITa
と他の衛星によって伝送されているTSに関わるNIT
oの複数のNITを持つことになり、これらはテーブル
IDによって識別することができる。上記NIT抽出部
440では、上記NIT検出回路441においてNIT
aとNIToの両方に対してNIT検出が行われ、検出
した順に上記FIFOメモリ442に書き込まれてい
く。上記FIFOメモリ442への書き込みはTSと同
期した書き込みクロックwrite_clk を使用して行われ、
上記NIT検出回路441によるNITの検出と上記F
IFOメモリ442への書き込み処理はリアルタイムに
行われるようになっている。
【0053】このNIT抽出部440は、図17のフロ
ーチャートに示す手順に従って、NITの抽出処理を行
う。
【0054】すなわち、このNIT抽出部440は、制
御装置431からの検出開始信号start を制御部443
が受け付けることにより動作状態になり、PID (=”
0×0010”) を参照することでTSパケット毎にN
ITの検出動作を行う。
【0055】制御部443は、TSパケットをNIT・
PIDフィルタ44に取り込み (ステップS1) 、NI
TのPIDを判定し(ステップS2)、NITのPIDが
検出されると、NITの先頭データであるか否かを判定
して(ステップS3)、NITのPIDが検出されたパケ
ットにテーブルIDを含む場合には、自ネットワークの
テーブル又は他ネットワークのテーブルであるかをテー
ブルID (自ネットワーク”0×40”、他ネットワー
ク”0×41”) を参照することで確認して (ステップ
S4) 、上記NIT・PIDフィルタ444により検出
されたNITをNITパケット出力回路445から出力
し、検出開始後、最初に受信したテーブルの先頭データ
より(つまりテーブルID)からFIFOメモリ442に
書き込んでいく(ステップS5,S6)。
【0056】さらに、制御部443は、自ネットワーク
のNITa、他ネットワークのNIToの両方のNIT
を抽出したか否かを判定し(ステップS7)、抽出が終了
していない場合にはステップS1に戻ることにより、1
88バイトのTSパケット毎に上記NITを抽出処理を
繰り返し行う(ステップS8)。
【0057】そして、制御部443は、自ネットワーク
のNITa、他ネットワークのNIToの両方のNIT
を一通り検出し、FIFOメモリ442に書き込み後、
制御装置に抽出の終了を通知し、一連の検出動作を終了
する。書き込み終了後、FIFOには図18に示すよう
にNITデータが保持されることになる。
【0058】また、上記NIT再挿入部450は、図1
9に具体的な構成例を示してあるように、上記制御装置
431からインターフェース432を介してケーブル用
のNITデータが送られてくるメモリ部451と、上記
TSが供給されるNIT置換回452からなり、ケーブ
ル用のNITデータをメモリ部451に記憶しておき、
衛星系から送られてくるTSのNITをケーブル用のN
ITデータにNIT置換回路452により順次置き換え
る。
【0059】上記メモリ部451は、上記制御装置43
1からインターフェース432を介してケーブル用のN
ITデータが送られてくるFIFOメモリ453と、こ
のFIFOメモリ453からケーブル用のNITデータ
を引き出して記憶しておく2個のSRAM454A,4
54Bと、SRAM454A,454Bのアドレスを生
成するアドレスカウンタ455からなる。このメモリ部
451は、上記制御装置431によりインターフェース
432を介してFIFOメモリ453へのデータの書き
込み及び読み出しが制御されるようになっており、上記
制御装置431からインターフェース432を介して送
られてくるケーブル用のNITデータをFIFOメモリ
453に保持しておき、このFIFOメモリ453から
ケーブル用のNITデータを引き出してSRAM454
A又はSRAM454Bに記憶しておいて、衛星系から
TSのNITがNIT置換回路452に繰り返し送られ
てくるたびに、ケーブル用のNITデータをSRAM4
54A又はSRAM454Bから上記NIT置換回路4
52に送り出す。
【0060】上記NIT置換回路452は、上記TSが
供給されるNITパケット検出回路456と、このNI
Tパケット検出回路456の検出出力が供給される制御
部457と、この制御部457により切替え制御される
RAM切替回路458と、上記NITパケット検出回路
456の検出出力により切替え制御されるNIT切替回
路459からなる。
【0061】このNIT再挿入部450における上記メ
モリ部451の2個のSRAM454A,454Bは、
上記NIT置換回路452の制御部457によってデー
タの書き込み及び読み出しが制御されるようになってお
り、NITの書換えのたびに交互に使用される。すなわ
ち、上記NIT置換回路452の制御部457は、例え
ば、一方のSRAM454Aに書き込まれたデータを上
記NIT置換回路452に出力している間、他方のSR
AM454Bを出力オフの状態にしておき、最新のケー
ブル用のNITデータをFIFOメモリ454Aを介し
てSRAM454Bに書き込む。そして、SRAM45
4Bへの最新のケーブル用のNITデータの書き込みを
終了すると、SRAM454Bを出力オンの状態にし
て、上記NIT置換回路452にNITデータを出力で
きるようにするとともに、上記SRAM454Aを出力
オフの状態にして次の書換えまで待機させておく。この
FIFOメモリ453からSRAM454A,454B
へデータの転送して書き込むNITデータの書換え処理
は、TSに同期したクロックでリアルタイムに行われ
る。
【0062】ここで、上記FIFOメモリ453には、
上記制御装置431によりインターフェース432を介
してケーブル用のNITデータが自ネットワークのNI
Ta、他ネットワークのNIToの順に書き込まれる。
これにより、自ネットワークのNITaと他ネットワー
クのNIToが、図20に示すように、FIFOメモリ
453に格納される。
【0063】そして、上記NIT置換回路452は、上
記制御装置431から転送開始信号start を制御部45
7が受け付けると、FIFOメモリ453からSRAM
454A又はSRAM454BへNITデータを転送す
る。転送操作は、自ネットワークのNITaから始め、
NITaのデータをSRAMにすべて書き込んだ後に、
他ネットワークのNIToのデータをSRAMのNIT
aの格納場所と異なる格納場所に書き込んでいく。SR
AM454A,454Bに対するNITデータの書き込
みの例を図21に示す。
【0064】このNIT置換回路452において、FI
FOメモリ453からSRAM454A,454Bへの
NITデータの転送処理は、図22のフローチャートに
示す手順に従って行われる。
【0065】すなわち、上記NIT置換回路452で
は、制御部457によりRAM切替回路458を切替え
制御して、TSパケットに対応して例えば一方のSRA
M454Aを選択している状態で(ステップS11)、上
記NITパケット検出回路456により検出されたNI
Tパケットが自ネットワークのNITaパケットである
か否かを判定し(ステップS12)、NITaパケットで
あるときには、制御部457にメモリ部451への書き
込み許可を出すとともにアドレスカウンタ455をスタ
ートさせ(ステップS13)、アドレスカウンタ455に
よりアドレスを生成させて(ステップS14)、FIFO
メモリ453から他方のSRAM454Bに自ネットワ
ークのNITaデータを転送して書き込む (ステップS
15) 。
【0066】そして、SRAM454Bへの自ネットワ
ークのNITaデータの書き込みを終了したとき(ステ
ップS16)、あるいは、上記ステップS12において
上記NITパケット検出回路456により検出されたN
ITパケットが自ネットワークのNITaパケットでな
いときには、上記NITパケット検出回路456により
検出されたNITパケットが他ネットワークのNITo
パケットであるか否かを判定し(ステップS17)、NI
Toパケットでないときには、ステップS11に戻っ
て、上記NITパケット検出回路456により自ネット
ワークのNITaパケットあるいは他ネットワークのN
IToパケットが検出されるのを待機し、NIToパケ
ットであるときには、制御部457にメモリ部451へ
の書き込み許可を出すとともにアドレスカウンタ455
をスタートさせ(ステップS18)、アドレスカウンタ4
55によりアドレスを生成させて(ステップS19)、
SRAM454Bに他ネットワークのNIToデータを
書き込む(ステップS20)。
【0067】SRAM454Bへの他ネットワークの1
パケット分のNIToデータの書き込みを終了すると
(ステップS21)、NIToパケットの全データについ
て処理を終了したか否かを判定し(ステップS22)、N
IToパケットの全データに対する処理が終了していな
いときにはステップS11に戻り、NITaパケット及
びNIToパケットの両データに対する処理を終了した
ときには、制御装置に終了を通知し、他方のSRAM4
54Bを選択するようにRAM切替回路458を制御し
て(ステップS23)、FIFOメモリ453からSRA
M454BへのNITデータの転送処理を終了する。
【0068】このようにして、新たに書き換えられたN
ITデータを格納したSRAM454Bを使用状態に
し、これまで使用していたSRAM454Aを次回のN
IT書換えのために待機状態にしておく。
【0069】また、このNIT置換回路452では、上
述のようにしてFIFOメモリ453から他方のSRA
M454BへのNITデータの転送処理を行いながら、
一方のSRAM454Aに記憶されているNITデータ
を用いて、衛星系から送られてくるTSのNITをケー
ブル用のNITデータに置き換える置換処理を図23の
フローチャートに示す手順に従って行う。
【0070】すなわち、上記NIT置換回路452で
は、上記NITパケット検出回路456により検出され
たNITパケットが自ネットワークのNITaパケット
であるか否かを判定し(ステップS31)、NITaパケ
ットであるときには、メモリ部451からの読み出し許
可を出すとともにアドレスカウンタ455をスタートさ
せ(ステップS32)、アドレスカウンタ455によりア
ドレスを生成させて (ステップS33) 、SRAM45
4Aから自ネットワークのNITaデータを読み出して
RAM切替回路458を介してNIT切替回路457に
供給する (ステップS34) 。
【0071】上記NIT切替回路457は、上記NIT
パケット検出回路456からの検出出力によりNITデ
ータの期間だけ、上記誤り訂正回路422側から上記R
AM切替回路458側に切り替えられる。これにより、
衛星系から送られてきたTSのNITデータの内容をケ
ーブル用のNITaデータに置き換える (ステップS3
5) 。
【0072】そして、SRAM454Aからの自ネット
ワークのNITaデータの読み出しを終了したとき(ス
テップS36)、あるいは、上記ステップ1において上
記NITパケット検出回路456により検出されたNI
Tパケットが自ネットワークのNITaパケットでない
ときには、上記NITパケット検出回路456により検
出されたNITパケットが他ネットワークのNIToパ
ケットであるか否かを判定し(ステップS37)、NIT
oパケットでないときには、ステップS31に戻って、
上記NITパケット検出回路456により自ネットワー
クのNITaパケットあるいは他ネットワークのNIT
oパケットが検出されるのを待機し、NIToパケット
であるときには、メモリ部451からの読み出し許可を
出すとともにアドレスカウンタ455をスタートさせ
(ステップS38)、アドレスカウンタ455によりアド
レスを生成させて(ステップS39)、SRAM454A
から他ネットワークのNIToデータを読み出してRA
M切替回路458を介してNIT切替回路457に供給
する(ステップS40)。
【0073】上記NIT切替回路457は、上記NIT
パケット検出回路456からの検出出力によりNITデ
ータの期間だけ、上記誤り訂正回路422側から上記R
AM切替回路458側に切り替えられる。これにより、
衛星系から送られてきたTSのNITデータの内容をケ
ーブル用のNIToデータに置き換える (ステップS4
1) 。
【0074】上記SRAM454Aからの他ネットワー
クのNIToデータの読み出しを終了すると(ステップ
S42)、ステップS31に戻って、上記NITパケッ
ト検出回路456により次の自ネットワークのNITa
パケットあるいは他ネットワークのNIToパケットが
検出されるのを待機する。
【0075】このような構成のNIT変換回路423に
おいて、上記NIT抽出部440によりFIFOメモリ
442に取り込まれた衛星系のNITデータは、インタ
ーフェース432を介して制御装置431に送られる。
制御装置431は、ソフトウエア処理により上記衛星系
のNITからケーブル伝送に合ったNITを生成する。
そして、ケーブル用に変換されたNITデータが、上記
制御装置431からインターフェース432を介して上
記NIT置換部450のFIFOメモリ453に供給さ
れる。この実施の形態におけるNIT置換部450で
は、NITa,NIToの順でFIFOメモリ453に
データが書き込まれる。
【0076】このような構成のNIT変換回路423で
は、図24のフローチャートに示す手順に従って、NI
T処理を行う。
【0077】すなわち、先ず、バージョン番号を付け替
え(ステップS51)、必要に応じてネットワークIDも
付け替える(ステップS52)。
【0078】そして、衛星ネットワークからのTSの処
理ループに入って(ステップS53)、衛星ネットワーク
からのストリーム(ここではトランスポンダ)がケーブル
ネットワークに再送するトランスポンダであるか否かを
判定する(ステップS54)。
【0079】再送するトランスポンダであるときには、
サービス・リスト・ディスクリプタ(Service_list_desc
riptor) であることを確認して(ステップS55)、再送
サービスであるか否かを判定する(ステップS56)。
【0080】再送サービスでないときには、サービスI
Dやサービスタイプを削除する。すなわち、再送出して
いるストリーム中のサービスをしない番組の情報 (サー
ビスID) やサービスタイプを削除する(ステップS5
7)。
【0081】再送サービスであるとき、又は、上記サー
ビスIDやサービスタイプを削除下後に、ディスクリプ
タ長を確認して(ステップS58)、サービス・リスト・
ディスクリプタ(Service_list_descriptor) 長の付け替
え、スタッフィング・ディスクリプタ(Stuff_descripto
r)を挿入し(ステップS59)、さらに、サテライト・デ
リバリー・ディスクリプタ(Sattelite_delivery_descri
ptor) をケーブル・デリバリー・ディスクリプタ(Cable
_delivery_descriptor) に置き換える (ステップS6
0) 。
【0082】このように、NITの書換え処理におい
て、例えば衛星ネットワークからのストリーム(ここで
はトランスポンダ)をケーブルネットワークに再送する
場合は、少なくともサテライト・デリバリー・ディスク
リプタ(Sattelite_delivery_descriptor) をケーブル・
デリバリー・ディスクリプタ(Cable_delivery_descript
or)に置き換えることで、周波数情報の整合をとる。こ
のことは、ケーブル用の受信機で受信動作を可能にする
めに最小限必要な処理である。また、ケーブルネットワ
ークに再送出されないストリーム(ここではトランスポ
ンダ)に関する情報、再送出しているストリーム中のサ
ービスをしない番組の情報(サービスID)を削除し、ダ
ミーデータ等で目減りしたデータ分を埋め合わせる。さ
らに必要に応じてNIT中のセクション長、ディスクリ
プタ長などのデータ長に関する部分を、NITバージョ
ン番号、ビット誤り指標などの整合をとる。
【0083】なお、ダミーデータは、受信機において不
良動作を起こさないような取決めを行う必要がある。例
えば、スタッフィング・テーブルID,スタッフィング
・ディスクリプタ・タグなどを取り決めて、送信機の仕
様として取り決めておき、そのようなテーブルIDやデ
ィスクリプタ・タグが伝送されてきた場合には、受信機
側で無視するようにすればよい。
【0084】また、再送するトランスポンダでないとき
には、サービス・リスト・ディスクリプタ(Service_lis
t_descriptor) とサテライト・デリバリー・ディスクリ
プタ(Sattelite_delivery_descriptor) をスタッフィン
グ・ディスクリプタ(Stuff_descriptor) に置き換える
(ステップS61)。
【0085】上記再送するトランスポンダに対する処理
(ステップS55〜S60)、又は、再送しないトランス
ポンダに対する処理(ステップS61)を行うたびに、T
Sのループ長を確認して、ステップS53に戻って、ス
テップS3〜S12の処理をTSのループ長に亘って繰
り返し(ステップS62)、その後にCRC32を付け替
えて(ステップS63)、NITの書換え処理を終了す
る。
【0086】同様にして、他ネットワークに関するネッ
トワーク情報を書き換えることができる。例えば、2つ
の衛星によりサービスが行われている場合に、片方のサ
ービスしかケーブルネットワーク内に再送出しないとき
には他ネットワークのNIToのセクションはスタッフ
ィング・テーブルIDを利用してダミーデータ化してし
まう。両衛星ネットワークのNITaをそれぞれケーブ
ルネットワーク内でのサービス状況に合わせた書換えを
行い、同時にNITaと整合をとってNIToを書き換
える。
【0087】次に、ケーブルテレビ局3における配信部
34による情報配信処理について、図25のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0088】ステップS71において、CSアンテナ3
1は、通信衛星2を介してCS波を受信して配信部34
に出力する。地上波アンテナ32は、アナログ放送波を
受信して配信部34に出力する。BSアンテナ33は、
放送衛星を介してBS波を受信し、配信部34に出力す
る。
【0089】ステップS72において、信号分配器41
は、CS波を変調変換装置42−1乃至42−Nに分配
する。地上波再送出装置43は、入力されたアナログ放
送波をRF変換して信号混合器45に出力する。衛星信
号再送出装置44は、入力されたBS波をRF変換(F
M信号からAM信号への変調変換をアナログ処理により
行う)してケーブルテレビへの再送信波として信号混合
器45に出力する。
【0090】ステップS73において、変調変換装置4
2のQPSK復調回路421は、入力されたCS波をQ
PSK復調し、誤り訂正回路422に出力する。
【0091】ステップS74において、誤り訂正回路4
22は、入力された信号の誤り訂正を行い、誤り訂正済
みのTSをNIT変換回路423に出力する。
【0092】ステップS75において、NIT変換回路
423は、CS波用のNITを、ケーブルテレビ用のN
ITに置き換えてQAM変調回路424に出力する。
【0093】ステップS76において、QAM変調回路
424は、入力された信号をQAM変調し、周波数変換
回路425に出力する。
【0094】ステップS77において、周波数変換回路
425は、入力された信号の周波数をケーブルテレビ網
4において伝送可能な所定の値に変換し、信号混合器4
5に出力する。
【0095】ステップS78において、信号混合器45
は、変調変換装置42−1乃至42−N、地上波再送出
装置43及び衛星信号再送出装置44、それぞれから入
力された信号を混合して増幅器46に出力する。
【0096】ステップS79において、増幅器46は、
入力された混合波を増幅し、ケーブルテレビ網4を介し
て受信機6に配信する。
【0097】ここで、この情報伝送システムにおいて、
ローカルエリアにおいて付加された他ネットワークに関
する情報NITroを変調変換方式により再送出される
TS内に挿入できるようにするために採用される第1乃
至第3の方式について説明する。
【0098】先ず、第1の方式では、衛星側で番組デー
タと、その他のPSI/SIを多重化するときにケーブ
ルテレビ局3等のローカルエリアにおいて付け加えられ
たネットワークの情報NITroをTS内に挿入できる
領域を確保するために、図26に示すように、NIT
PID (=”0×0010”)で、テーブルID”0×
72”を持つスタッフィング・テーブルを送出する。
【0099】そして、ケーブルテレビ局3では、この領
域を利用し、変調変換装置42による書換えNITの再
挿入時にローカルエリアにおいて付け加えられたネット
ワークの情報NITroを挿入する。このときテーブル
ID”0×72”は、他のネットワークの情報NITr
oを示すテーブルID”0×41”に変更される。
【0100】次に、第2の方式では、図27に示すよう
に、ケーブル系での再送出時に流さない情報に関するデ
ータはNIT中より削除することで空いた領域をローカ
ルエリアでの他のネットワークの情報NITroの挿入
領域として利用する。なお、この第2の方式は、衛星系
のサービスをすべてケーブルネットワークに再送出する
場合には利用できない。
【0101】さらに、第3の方式は、複数の衛星により
サービスが行われている場合に有効となる。すなわち、
上述の如く複数の衛星によりサービスが行われている場
合には、TS中に当該TSに関するNITaと他の衛星
によって伝送されているTSに関わるNIToを含んで
おり、これらはテーブルIDによって識別することがで
きる。NITは一定の周期内に再送されることが規定さ
れているが、この期間内に2回以上再送されている場合
には、書換え時に、図28に示すように、この内の少な
くとも1回分のNITデータ領域分をローカルでのネッ
トワーク情報NITroに置き換えることで、ネットワ
ーク情報NITroを挿入することができる。例えば、
NITaの再送周期が1秒に1回、NIToの再送周期
が5秒に1回と規定されており、運用上どちらも1秒に
1回の頻度で再送が行われている場合には、5秒内に5
回送られてくるNIToの内、少なくとも1回をNIT
roと置き換えることでローカルネットワーク情報NI
Troの挿入が行われる。
【0102】次に、図1に示したケーブル伝送システム
における受信機6の具体的な構成例について、図29を
参照して説明する。
【0103】この図29に示した構成の受信機6におい
て、ケーブルフロントエンド部61の受信チューナ62
は、混合波から所定の番組を含むTSを抽出し、QAM
復調回路63に出力する。QAM復調回路63は、入力
されたTSをQAM復調して誤り訂正回路64に出力す
る。誤り訂正回路64は、入力されたTSの誤り情報を
訂正し、トランスポート部65に出力する。トランスポ
ート部65のデスクランブラ66は、TSに施されてい
るスクランブルを、センター局1が発行したICカード
60に記録されているデスクランブル情報を用いて復号
(デスクランブル) し、デマルチプレクサ67に出力す
る。
【0104】デマルチプレクサ67は、複数の番組情報
が多重化されたTSから所定の番組情報を抽出してMP
EGデコード部68に供給する。MPEGデコード部6
8は、入力された番組情報をMPEG伸張して映像信号
と音声信号を生成し、テレビジョン受像機7に出力す
る。
【0105】ホストプロセッサ69は、視聴者の選局操
作に基づいて、受信機6全体を制御するとともに、受信
した有料番組の情報(番組視聴情報)をICカード60に
記録する。また、ホストプロセッサ69は、ICカード
60に記録されているデスクランブル情報を読み出して
デスクランブラ66に供給する。さらに、ホストプロセ
ッサ69は、通信部71を制御して、定期的にICカー
ド60に記録されている番組視聴情報を公衆電話回線を
介して衛星放送サービス業者1の視聴情報処理部14に
通知する。
【0106】次に、受信機6におけるネットワーク切替
え動作について説明する。
【0107】ここでは、複数の衛星からのサービスを上
記ケーブルテレビ局3で変調変換方式により再送出した
信号を受信する場合におけるネットワーク切替え動作に
ついて説明する。
【0108】受信機6のホストプロセッサ69は、最新
のネットワーク情報NITaをメモリに記憶しており、
これを元にケーブルフロントエンド部61の受信チュー
ナ62を制御してネットワーク内の選局を行っている。
他ネットワークの存在は、テーブルID”0×41”を
認識することで行い、その他のネットワークがどのネッ
トワークのものであるかはネットワークIDを認識する
ことで知ることができる。
【0109】上記ホストプロセッサ69は、ネットワー
ク切替え要求があると、NIToを取り込み、この情報
に基づいて切替え先のTSを受信できるように受信動作
を行う。
【0110】そして、切替え先のTSを得た受信機6の
ホストプロセッサ69は、そのTSよりネットワーク情
報NITaをメモリに取り込むことで、そのネットワー
ク内での選局動作が可能となる。例えば、2つのネット
ワークによるサービスが行われている場合、第1のネッ
トワークのTS中には自ネットワークの情報NITa1
と他ネットワークの情報NITo2が含まれており、第
2のネットワークのTS中には自ネットワークの情報N
ITa2と他ネットワークの情報NITo1が含まれて
おり、受信機6のホストプロセッサ69は、ネットワー
ク情報NITa1,NITo2又はネットワーク情報N
ITa2,NITo1をメモリに格納している。そし
て、第1のネットワークから第2のネットワークに切り
替えるときには、他ネットワークの情報NITo2に基
づいて、第2のネットワークに切り替わるための情報を
得る。通常、他ネットワーク情報NIToには、他のネ
ットワークのすべての情報が含まれておらず一部の情報
のみが記されているので、NITo2の情報により第2
のネットワークに切り替わった後に、メモリの格納され
ているNITa2の情報により、第2のネットワーク中
のすべてのサービスについて選局可能となる。
【0111】ここで、上記受信機6におけるネットワー
ク切替え動作の具体例として、ネットワークID=”0
1”からネットワークID=”02”に切り替える場合
について説明する。
【0112】図30に示すように、ネットワークID
=”01”を持つネットワークのストリームには、ネッ
トワークID=”01”に関する自ネットワーク情報N
ITaとネットワークID=”02”に関する他ネット
ワーク情報NIToが送出されており、ネットワークI
D=”02”を持つネットワークのストリームには、ネ
ットワークID=”02”に関する自ネットワーク情報
NITaとネットワークID=”01”に関する他ネッ
トワーク情報NIToが送出されている。
【0113】ネットワークID=”01”からネットワ
ークID=”02”に切り替える場合、当初、受信機6
のホストプロセッサ69は、NITa(ネットワークI
D=”01”に関するネットワーク情報)とNITo
(ネットワークID=”02”に関するネットワーク情
報)をメモリに格納しており、NITa内の周波数情
報、番組情報に基づいて当該ネットワーク内での番組選
局を行っている。ここで、NIToには、ネットワーク
ID=”02”のネットワーク内の周波数情報、番組情
報が含まれているが、ネットワークを切り替えるための
必要最小限の情報を持てばよい。図30に示す例では、
ネットワークID=”02”のネットワーク内の情報の
一部として、CH.3に関する周波数情報と、そのスト
リーム中に含まれる番組情報(SID=”05”)のみ
を持っている。
【0114】上記ホストプロセッサ69は、ネットワー
ク切替え要求があると、メモリに格納してある他ネット
ワーク情報NITo中の情報に基づいて、この例ではC
H.3を受信し、SID=”05”に関する番組情報を
画面に表示する。そして、上記ホストプロセッサ69
は、CH.3を受信することで、このネットワークのス
トリームよりネットワークID=”02”を持つネット
ワークに関する自ネットワーク情報NITaとネットワ
ークID=”01”に関するネットワーク情報NITo
を取得し、これをメモリに格納する。
【0115】また、ローカルエリアにおいて、第3のネ
ットワークが追加された場合にも同様に動作することが
できる。
【0116】この場合、図31に示すように、ネットワ
ークID=”01”を持つ第1のネットワークのTSに
は、自ネットワークの情報NITaとネットワークID
=”02”に関する他ネットワーク情報NITo2及び
ネットワークID=”03”に関する他ネットワーク情
報NITo3が送出されており、ネットワークID=”
02”を持つ第2のネットワークのTSには自ネットワ
ークの情報NITaとネットワークID=”01”に関
する他ネットワーク情報NITo及びネットワークID
=”03”に関する他ネットワーク情報NIToが送出
されており、さらに、ネットワークID=”03”を持
つ第3のネットワークのTSには自ネットワークの情報
NITaとネットワークID=”01”に関する他ネッ
トワーク情報NITo及びネットワークID=”02”
に関する他ネットワーク情報NIToが送出されてい
る。
【0117】そして、例えば、第1のネットワークから
第3のネットワークに切り替える場合、当初、受信機6
のホストプロセッサ69は、NITa1(ネットワーク
ID=”01”に関するネットワーク情報)とNITo
2(ネットワークID=”02”に関するネットワーク
情報)及びNITo3(ネットワークID=”03”に
関するネットワーク情報)をメモリに格納しており、N
ITa内の周波数情報、番組情報に基づいて当該第1の
ネットワーク内での番組選局を行っている。ここで、各
NIToには、ネットワークID=”02”とネットワ
ークID=”03”の各ネットワーク内の周波数情報、
番組情報が含まれているが、ネットワークを切り替える
ための必要最小限の情報を持てばよい。図31に示す例
では、一方のNIToはネットワークID=”02”の
ネットワーク内の情報の一部として、CH.3に関する
周波数情報と、そのストリーム中に含まれる番組情報
(SID=”05”)のみを持っており、また、他方の
NIToはネットワークID=”03”のネットワーク
内の情報の一部として、CH.5に関する周波数情報
と、そのストリーム中に含まれる番組情報(SID=”
09”)のみを持っている。
【0118】そして、第1のネットワークから第3のネ
ットワークに切り替えるときには、NITo3を利用す
る。第2のネットワークと第3のネットワークは、他ネ
ットワークを示すテーブルID”0×41”と、そのテ
ーブル中のネットワークIDにより区別することができ
る。NITo3を検出後の動作は、第1のネットワーク
から第2のネットワークに切り替えるときと同じであ
る。
【0119】すなわち、上記ホストプロセッサ69は、
ネットワーク切替え要求があると、メモリに格納してあ
る2つ他ネットワーク情報から要求されたネットワーク
の情報(この例ではネットワークID=”03”に関す
る他ネットワーク情報)を選び出し、このネットワーク
ID=”03”に関する他ネットワーク情報中の情報に
基づいて、この例ではCH.5を受信し、SID=”0
9”に関する番組情報を画面に表示する。そして、上記
ホストプロセッサ69は、CH.5を受信することで、
第3のネットワークのストリームよりネットワークID
=”03”を持つネットワークに関する自ネットワーク
情報NITaとネットワークID=”01”に関する他
ネットワーク情報NIToとネットワークID=”0
2”に関する他ネットワーク情報NIToを取得し、こ
れをメモリに格納する。
【0120】次に、受信機5の番組受信処理について、
図32のフローチャートを参照して説明する。
【0121】ステップS81において、ケーブルフロン
トエンド部61の受信チューナ52は、視聴者が選択し
た番組(CS波に含まれる番組)を含むQAM信号を混合
波から抽出し、QAM復調回路63に出力する。
【0122】ステップS82において、QAM復調回路
63は、入力されQAM信号をQAM復調して誤り訂正
回路64に出力する。
【0123】ステップS83において、誤り訂正回路6
4は、入力されたTSの誤り情報を訂正し、トランスポ
ート部65に出力する。
【0124】ステップS84において、トランスポート
部65のデスクランブラ66は、TSに施されているス
クランブルを、センター局1が発行したICカード60
に記録されているデスクランブル情報を用いて復号し、
デマルチプレクサ67に出力する。
【0125】ステップS85において、デマルチプレク
サ67は、TSを多重分離し、視聴者が選択した番組の
情報を抽出してMPEGデコード部68に供給する。
【0126】ステップS86において、MPEGデコー
ド部68は、入力された番組情報をMPEG伸張して映
像信号と音声信号を生成し、テレビジョン受像機7に出
力する。テレビジョン受像機7は、入力された映像信号
と音声信号を再生する。
【0127】ステップS87において、ホストプロセッ
サ69は、受信した番組が有料(ペイパービュー)番組
である場合、その情報(番組視聴情報)をICカード6
0に記録する。通信部70は、定期的にICカード60
に記録されている番組視聴情報を公衆電話回線及び視聴
情報処理部14を介して顧客管理部35に通知する。
【0128】なお、視聴者が地上波又はBS波で送信さ
れた番組を選択した場合、その番組情報は多重化されて
いないため、デジタルCATV・STBでは受信しな
い。
【0129】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るネットワー
ク情報の送出方法によれば、ローカルエリアにおいて衛
星系のデジタルサービス信号を変調変換方式によりケー
ブル伝送用のデジタルサービス信号に変換してケーブル
ネットワークに再送出するに当たり、衛星系での番組情
報作成時に、ローカルエリアにおいてローカルネットワ
ーク情報を他ネットワーク情報として挿入するための容
量を確保したスタッフィングテーブルを送出し、ローカ
ルエリアにおける番組構成によるローカルネットワーク
情報を衛星系のトランスポートストリーム中に他ネット
ワーク情報として挿入してケーブルネットワークに送出
するので、ローカルエリアにおいて衛星系のデジタルサ
ービス信号を変調変換方式によりケーブル伝送用のデジ
タルサービス信号に変換してケーブルネットワークに再
送出する際に、ローカルエリアにおける番組構成による
新たなネットワークを追加することができる。
【0130】また、本発明に係るネットワーク情報の送
出方法によれば、ローカルエリアにおいて衛星系のデジ
タルサービス信号を変調変換方式によりケーブル伝送用
のデジタル多チャンネルサービス信号に変換してケーブ
ルネットワークに再送出するに当たり、衛星系のトラン
スポートストリーム中の一部の番組を削除し、削除した
番組のネットワーク情報に換えて、ローカルエリアにお
ける番組構成によるローカルネットワーク情報を衛星系
のトランスポートストリーム中に他ネットワーク情報と
して挿入して送出することので、ローカルエリアにおい
て衛星系のデジタルサービス信号を変調変換方式により
ケーブル伝送用のデジタルサービス信号に変換してケー
ブルネットワークに再送出する際に、ローカルエリアに
おける番組構成による新たなネットワークを追加するこ
とができる。
【0131】また、本発明に係るネットワーク情報の送
出方法によれば、ローカルエリアにおいて複数の衛星系
のデジタルサービス信号を変調変換方式によりケーブル
伝送用のデジタル多チャンネルサービス信号に変換して
ケーブルネットワークに再送出するに当たり、再送出し
ない一部の衛星系のネットワーク情報に換えて、ローカ
ルエリアにおける番組構成によるローカルネットワーク
情報を衛星系のトランスポートストリーム中に他ネット
ワーク情報として挿入して送出するので、ローカルエリ
アにおいて衛星系のデジタルサービス信号を変調変換方
式によりケーブル伝送用のデジタルサービス信号に変換
してケーブルネットワークに再送出する際に、ローカル
エリアにおける番組構成による新たなネットワークを追
加することができる。
【0132】さらに、本発明に係るネットワーク情報の
送出方法によれば、ローカルエリアにおいて複数の衛星
系のデジタルサービス信号を変調変換方式によりケーブ
ル伝送用のデジタル多チャンネルサービス信号に変換し
てケーブルネットワークに再送出するに当たり、ローカ
ルエリアにおける番組構成によるローカルネットワーク
情報を衛星系のトランスポートストリームに含まれる他
ネットワーク情報と間欠的に置き換えて送出するので、
ローカルエリアにおいて衛星系のデジタルサービス信号
を変調変換方式によりケーブル伝送用のデジタルサービ
ス信号に変換してケーブルネットワークに再送出する際
に、ローカルエリアにおける番組構成による新たなネッ
トワークを追加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報伝送システムの構成を示
す概念図である。
【図2】MPEG2トランスポートパケットとDVBシ
ステムのフレーム構成を示す図である。
【図3】MPEG2トランスポートパケットのパケット
構造を示す図である。
【図4】PESパケットのパケット構造を示す図であ
る。
【図5】プログラム・アソシエーション・テーブル(P
AT)のテーブル構造を示す図である。
【図6】プログラム・マップ・テーブル(PMT)のテー
ブル構造を示す図である。
【図7】ネットワーク・インフォメーション・テーブル
(NIT)のテーブル構造を示す図である。
【図8】NITにおけるサテライト・デリバリー・シス
テム・ディスクリプタの構造を示す図である。
【図9】NITにおけるCATV・デリバリー・システ
ム・ディスクリプタの構造を示す図である。
【図10】NITにおけるサービス・リスト・ディスク
リプタの構造を示す図である。
【図11】上記情報伝送システムにおけるケーブルテレ
ビ局の配信部の構成例を示すブロック図である。
【図12】CS波の直線偏波を説明する図である。
【図13】上記配信部における変調変換装置の構成例を
示すブロック図である。
【図14】混合波を説明する図である。
【図15】上記変調変換装置におけるNIT変換回路の
構成例を示すブロック図である。
【図16】上記NIT変換回路におけるNIT抽出部の
構成例を示すブロック図である。
【図17】上記NIT抽出部によるNIT抽出処理を説
明するフローチャートである。
【図18】上記NIT抽出部におけるFIFOメモリへ
の書き込み例を示す図である。
【図19】上記NIT変換回路におけるNIT置換部の
構成例を示すブロック図である。
【図20】上記NIT置換部におけるFIFOメモリへ
の書き込み例を示す図である。
【図21】上記NIT置換部におけるSRAMへの書き
込み例を示す図である。
【図22】上記NIT置換部におけるFIFOメモリか
らSRAMへのデータ転送処理を説明するフローチャー
トである。
【図23】上記NIT置換部におけるNIT置換回路に
よるNIT置き換え処理を説明するフローチャートであ
る。
【図24】上記NIT置換部におけるNIT置き換え処
理を説明するフローチャートである。
【図25】上記配信部による情報配信処理を説明するフ
ローチャートである。
【図26】ローカルエリアにおいて付加された他ネット
ワークに関する情報を変調変換方式により再送出される
TS内に挿入できるようにするために採用される第1の
方式におけるネットワーク情報を状態を示す図である。
【図27】ローカルエリアにおいて付加された他ネット
ワークに関する情報を変調変換方式により再送出される
TS内に挿入できるようにするために採用される第2の
方式におけるネットワーク情報を状態を示す図である。
【図28】ローカルエリアにおいて付加された他ネット
ワークに関する情報を変調変換方式により再送出される
TS内に挿入できるようにするために採用される第3の
方式におけるネットワーク情報を状態を示す図である。
【図29】上記情報伝送システムにおける受信機の構成
例を示すブロック図である。
【図30】上記受信機による第1のネットワークから第
2のネットワークへのネットワーク切替え動作の具体例
を示す図である。
【図31】上記受信機による第1のネットワークから第
3のネットワークへのネットワーク切替え動作の具体例
を示す図である。
【図32】上記受信機による番組受信処理を説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 センター局、2 通信衛星、3 ケーブルテレビ
局、4 ケーブルテレビ網、6 受信機、7 テレビジ
ョン受像機、11 送信部、12 視聴者管理部, 1
3 鍵管理部、14 視聴情報処理部、35 顧客管理
部、41 信号分配器、42 変調変換装置、45 信
号混合器、60 ICカード、61 ケーブルフロント
エンド部、62 受信チューナ、63 QAM復調回
路、64 誤り訂正回路、65 トランスポート部、6
6 デスクランブラ、67 デマルチプレクサ、68
MPEGデコード部、69 ホストプロセッサ、70
通信部、421 QPSK復調回路、422 誤り訂正
回路、423 NIT変換回路、424 QAM変調回
路、425 周波数変換回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローカルエリアにおいて衛星系のデジタ
    ルサービス信号を変調変換方式によりケーブル伝送用の
    デジタルサービス信号に変換してケーブルネットワーク
    に再送出するに当たり、 衛星系での番組情報作成時に、ローカルエリアにおいて
    ローカルネットワーク情報を他ネットワーク情報として
    挿入するための容量を確保したスタッフィングテーブル
    を送出し、 ローカルエリアにおける番組構成によるローカルネット
    ワーク情報を衛星系のトランスポートストリーム中に他
    ネットワーク情報として挿入してケーブルネットワーク
    に送出することを特徴とするネットワーク情報の送出方
    法。
  2. 【請求項2】 ローカルエリアにおいて衛星系のデジタ
    ルサービス信号を変調変換方式によりケーブル伝送用の
    デジタル多チャンネルサービス信号に変換してケーブル
    ネットワークに再送出するに当たり、 衛星系のトランスポートストリーム中の一部の番組を削
    除し、削除した番組のネットワーク情報に換えて、ロー
    カルエリアにおける番組構成によるローカルネットワー
    ク情報を衛星系のトランスポートストリーム中に他ネッ
    トワーク情報として挿入して送出することを特徴とする
    ネットワーク情報の送出方法。
  3. 【請求項3】 ローカルエリアにおいて複数の衛星系の
    デジタルサービス信号を変調変換方式によりケーブル伝
    送用のデジタル多チャンネルサービス信号に変換してケ
    ーブルネットワークに再送出するに当たり、 再送出しない一部の衛星系のネットワーク情報に換え
    て、ローカルエリアにおける番組構成によるローカルネ
    ットワーク情報を衛星系のトランスポートストリーム中
    に他ネットワーク情報として挿入して送出することを特
    徴とするネットワーク情報の送出方法。
  4. 【請求項4】 ローカルエリアにおいて複数の衛星系の
    デジタルサービス信号を変調変換方式によりケーブル伝
    送用のデジタル多チャンネルサービス信号に変換してケ
    ーブルネットワークに再送出するに当たり、 ローカルエリアにおける番組構成によるローカルネット
    ワーク情報を衛星系のトランスポートストリームに含ま
    れる他ネットワーク情報と間欠的に置き換えて送出する
    ことを特徴とするネットワーク情報の送出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR20030063834A (ko) * 2002-01-24 2003-07-31 주식회사 인테그라정보통신 위성 방송을 이용한 방송 서비스 방법 및 그 시스템
JP2008178123A (ja) * 2008-02-18 2008-07-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd ローカル局装置およびローカル局の配信方法

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