JP2000276932A - 引掛シーリング - Google Patents

引掛シーリング

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JP2000276932A
JP2000276932A JP11076446A JP7644699A JP2000276932A JP 2000276932 A JP2000276932 A JP 2000276932A JP 11076446 A JP11076446 A JP 11076446A JP 7644699 A JP7644699 A JP 7644699A JP 2000276932 A JP2000276932 A JP 2000276932A
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ceiling
hooking
mounting
pair
hooking blade
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JP11076446A
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Masaru Yoshida
大 吉田
Masuo Kitamura
満寿雄 北村
Masaaki Nakamura
正明 中村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】円盤状の引掛シーリングにおいて、透かし天井
に取り付ける際に、最適な取付位置合わせを簡単に行え
る引掛シーリングを提供することにある。 【解決手段】透かし天井からなる天井に引掛シーリング
1の器体11を取り付ける場合、透かし天井の溝の中心
線上に上記2つの位置合わせ用目印60が位置するよう
に器体11を配置すれば、取付孔15,15が上記溝の
両側の天井裏の所定幅の天井野縁の略中央位置に位置す
ることになり、取付孔15を器体11の下面側から取付
ねじを挿通させて天井板を介して天井野縁に螺入締結さ
せれば、所定の取付強度を確保して透かし天井に取り付
けることができるのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引掛シーリングに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、天井面等の施工面に取り付け
られるとともに、照明器具に設けた引掛栓刃を接続する
引掛栓刃受部を備える引掛シーリングが提供されてい
る。
【0003】ところで、天井には並行する天井板の間に
溝を設けた所謂透かし天井があるが、該透かし天井に引
掛シーリング1を取り付ける場合、図13(a)(b)
に示すように天井Xの溝100の両側の天井板106の
裏側に配設される天井野縁101、101間に渡した目
地板102に、引掛シーリング1の器体103を上下に
貫通させた取付孔104に器体103下面側から貫挿し
た取付ねじ105を螺入締結して取り付けると、取付強
度が十分に得られないという問題がある。
【0004】そこで通常は図14(a)(b)に示すよ
うに溝100に並行する形で天井裏に配設された天井野
縁101に天井板106を介して取付ねじ105を螺入
締結するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図14に示すように取
り付ける場合、上記の引掛シーリング1の器体103の
外形状が略直方体であるため、器体103の長手方向の
側縁を溝100に対して直交するように配置するだけ
で、最適な取り付ける位置を決めることができる。
【0006】しかしながら引掛シーリング1の器体10
3が円盤状のものでは、器体103の外形を利用した位
置合わせができず、取付孔の位置が天井野縁の端に位置
してしまい取付強度が十分に確保できないなどの問題が
あった。
【0007】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、円盤状の引掛シーリングにおいて、
透かし天井に取り付ける際に、最適な取付位置合わせが
簡単に行える引掛シーリングを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、天井面に取り付けられる略円
盤状の器体と、引掛キャップの一対の引掛栓刃に対応す
るように上記器体下面に器体中心を中心として点対称に
開口させた略円弧状の引掛栓刃挿入口と、上記器体内に
設けられ上記各引掛栓刃挿入口の一端から上記器体内に
挿入された上記各引掛栓刃の他端方向への移動時に当該
引掛栓刃を引掛保持し且つ電気的に接続される一対の引
掛栓刃受部と、上記器体の中心から見て対称位置で器体
の上下面を貫通する一対の取付孔とを備え、上記器体を
透かし天井の天井面に取り付ける際に、上記透かし天井
の溝を基準として該溝に合致させることにより器体の取
り付けの位置合わせを行う位置合わせ用目印を、上記器
体下面に形成して成ることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記位置合わせ用目印を、器体の中心を通る直径
線上の対称位置に形成せる溝により構成して成ることを
特徴とする。
【0010】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明において、上記器体内に設けられ、該器体の上面側か
ら導入される電源線を接続し、上記の各引掛栓刃受部に
各別に電気的に接続する一対の速結端子と、上記器体の
外周部に設けられ、照明器具の上面に開口した係合穴に
上記器体を挿入したときに上記係合穴内の被係止部と係
合して上記照明器具の下向き荷重を受ける係止部とを有
して成ることを特徴とする。
【0011】請求項4の発明では、請求項1乃至3の何
れかの発明において、上記係止部を、器体より外向きに
突出させた突起により構成して成ることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施形態により説明
する。
【0013】図1乃至図8は天井面に器体1の上面を当
接させた形で設置される本実施形態の引掛シーリング1
を示している。引掛シーリング1は、上面が開口した円
盤状の器体11と、器体11の上面側から器体11内に
配設される矩形状の端子カバー12とを備え、器体11
と端子カバー12とは、打込鋲13により結合される。
器体11およびカバー12は熱硬化性樹脂であるメラミ
ンフェノール樹脂ないしポリエステル樹脂の成形品であ
って難燃性を有している。
【0014】器体11の底壁内側面には図3のように一
対の立壁14が突設され、立壁14の上に端子カバー1
2を載置した状態で端子カバー12を通して打込鋲13
を立壁14の穴14aに打込むことにより器体11と端
子カバー12とが結合される。ここで、両立壁14の上
に端子カバー12を載置したときに、器体11の上面よ
りも端子カバー12の上面のほうが下方に位置するよう
に、器体11と端子カバー12と立壁14との寸法関係
が設定されている(図5参照)。
【0015】器体11の周壁内周面の2箇所には筒部1
1aが形成され、筒部11aには器体1の上下に貫通す
る取付孔15が形成されている。取付孔15には器体1
の下面側から取付ねじ105(図7参照)が挿入され、
この取付ねじ105の上端部を天井面に螺入することに
よって、器体1を天井面に固定することができる。
【0016】器体11の内部は器体11の底壁内側面に
突設された仕切壁16により2分されて、端子収納室1
7が2室形成されている。仕切壁16は器体11の内部
を2分する分離片16aを備え、仕切壁16の一端部に
は支持リブ16bが両側方に突設され、他端部には支持
リブ16bに対応した受け片16cが両側方に突設され
る。さらに、器体11の底壁内側面には支持リブ16b
に対して分離片16aの反対側に突台18が突設されて
いる。突台18は、分離片16aに対向する中央台18
aと、中央台18aの両側に延設され水平断面がL字状
であって先端部が分離片16a側に延長されたガイドリ
ブ18bとを連続一体に備える。各突台18の一方のガ
イドリブ18bはそれぞれ立壁14に連続している。ま
た、中央台18aはガイドリブ18bよりも高さ寸法が
大きくなっている。ガイドリブ18bは受け片16cと
高さ寸法が略等しく、立壁14とともに端子カバー12
を支持する。したがって、端子カバー12は多箇所で支
持され、ぐらつかないように固定される。
【0017】各端子収納室17に対応する部位において
器体11の底壁の周部には図12に示す引掛キャップ4
0の引掛栓刃41、41が挿入される略円弧状の引掛栓
刃挿入口19、19がそれぞれ1個ずつ開口する。両引
掛栓刃挿入口19,19は器体11の底壁の中心を中心
とする同一円周上に点対称的に形成され形成されてい
る。引掛栓刃挿入口19、19は図1における器体11
の中心から見たときの左端部に他の部位よりも幅の広い
幅広部19aを備える。幅広部19aは他の部位である
幅狭部19bに対して内向きに突出する形で引掛栓刃挿
入口19の幅を広げている。先端部がL字状である引掛
栓刃41を引掛栓刃挿入口19に挿入するには、引掛栓
刃41を幅広部19aから引掛栓刃挿入口19に挿入し
た後に図1における右回りに回転させ、引掛栓刃41の
先端部を引掛栓刃挿入口19の幅狭部19bの周縁に重
複させる。引掛栓刃挿入口19の幅狭部19bには端子
金具20に電気的に接続された引掛栓刃受部22が対応
して設けられており、引掛栓刃41の先端部が幅狭部1
9bに導入されると、引掛栓刃41の先端部が引掛栓刃
受部22に引掛保持される。
【0018】ここで両側の引掛栓刃挿入口19、19は
上述したように器体11の中心に対して略点対称に形成
され、上記取付孔15、15は両引掛栓刃挿入口19,
19の間において対称的に夫々設けられている。そして
器体11の下面を図1において左右に2分する直径線α
の両側方に取付孔15,15が位置するように器体11
を回転させ、器体11の下面を図1において上下に2分
する直径線βに両取付孔15,15を投影してその投影
した位置間の距離(ピッチ)γが、透かし天井の溝10
0を挟んで配置される所定幅の天井野縁101、101
に対して取付ねじ105を螺入させる位置として最適な
値(例えば24mm)となるようにしたときの、上記直
径線α上の中心を挟んだ対称位置に溝からなる位置合わ
せ用目印60を形成してある。
【0019】つまり透かし天井からなる天井Xに本引掛
シーリング1の器体11を取り付ける場合、透かし天井
の溝100の中心線上に上記位置合わせ用目印60,6
0が位置するように器体11を配置すれば、取付孔1
5,15が溝100の両側の天井裏の所定幅の天井野縁
101の略中央位置に位置することになり、器体11の
下面側から取付孔15に取付ねじ105を挿通させ、天
井板106を介して天井野縁101に取付ねじ105を
螺入締結させれば、所定の取付強度を確保して取り付け
ることになる。
【0020】端子金具20は板金により形成されたもの
であり、器体11の底壁内側面に立設された形で配置さ
れる端子板20aと、端子板20aから一体に延長形成
された引掛栓刃受部22とを備える。引掛栓刃受部22
は刃受板22aよりなり、刃受板22aは引掛栓刃挿入
口19に沿って配置される。また、刃受板22aの一端
部において引掛栓刃挿入口19の幅広部19aに臨む先
部は引掛栓刃41が刃受板22a上に乗り上げ易くする
ために先端側から登り傾斜面となっている。またこの先
端部より延長される部位は器体11の底面との間で隙間
があり、引掛栓刃41の先端部と、引掛キャップ40の
ボディとの間に刃受板22aと器体11の底壁とが介在
する際に刃受板22aの上向きばね弾性に抗しながら引
掛栓刃41の先端部が刃受板22aに弾接するようにな
っている。
【0021】尚実施形態では引掛栓刃受部22を一枚の
刃受板22aで形成しているが、2枚の刃受板を重ねて
形成して、引掛栓刃41を先端部より両刃受板間に導入
するようにしてもよい。
【0022】端子金具20における端子板20aは分離
片16aおよび支持リブ16bに当接し、更に端子板2
0aの一部が器体11の底壁内側面に立設された止めリ
ブ16dに当接することによって、端子金具20が器体
11内の定位置に固定される。また、受け片16cと端
子板20aとの間には鎖錠ばね32が配設される。鎖錠
ばね32は帯板の一端部をS字状に屈曲させて接触片3
2aを形成し、他端部をJ字状に屈曲させて鎖錠片32
bを形成したものを用いてあり、接触片32aと鎖錠片
32bとが端子板20aに対向するように配置される。
【0023】しかして、天井Xからの電源線L(図8参
照)を器体11に導入するために端子カバー12に形成
した電線挿入口33を通して鎖錠片32b側から電源線
Lを導入すれば、接触片32aおよび鎖錠片32bと端
子板20aとの間に電源線Lの芯線を挟持することがで
き、このとき接触片32aが電源線Lの芯線に接触して
電気的接続状態を確保し、鎖錠片32bの先端縁が電源
線Lの芯線に食い込んで電源線Lを抜けないように保持
する。上述のように電源線Lを接続する端子部は、端子
板20aと鎖錠ばね32を用いたいわゆる速結端子構造
を有している。
【0024】ところで、端子板20aと鎖錠ばね32と
を用いて保持した電源線Lを取り外すために、器体11
内には解除釦31が配置される。解除釦31は突台18
の内側面に沿って仕切壁16の長手方向に摺動可能とな
るように配置される。解除釦31は端子カバー12に設
けた切欠よりなる操作用開口部12bと突台18の中央
台18aとの間に露出する操作部31aを備え、鎖錠片
32bの一部に当接する一対の押圧片31bを備える。
すなわち、解除釦31は仕切壁16の両側に位置する一
対の押圧片31bを操作部31aを介して連続一体に連
結した形状に形成され、押圧片31bの先端部は鎖錠片
32bに当接する。また、押圧片31bは端子板20の
端子板20aに設けた挿入用切欠20bを通して進退す
る。
【0025】しかして、電源線Lを保持されている状態
で、操作用開口部12bと中央台18aとに囲まれた部
位にマイナスドライバ等の治具の先端部などを挿入し、
操作部31aを押せば、押圧片31bが鎖錠ばね32の
鎖錠片32bを端子板20aから引き離す向きに撓ませ
るから、鎖錠片32bが電源線Lから外れ、電源線Lを
そのまま引き抜くことができる。
【0026】ここで、解除釦31は両端子板20に跨が
る形で配置されており、異極の2個の鎖錠ばね32の鎖
錠片32bを同時に撓ませるから、電源側の2本の電源
線Lを同時に外すことが可能であり、操作性がよい。
【0027】本実施形態における引掛シーリング1は、
図8に示すように、天井Xに器体11の上面を当接させ
た形で取付孔15を通して天井Xに螺入する取付ねじ1
05(図7参照)を用いて固定されるのであって、天井
Xに電源線Lを通すための通し孔Hを形成するだけで容
易に施工設置することができる。
【0028】ところで、器体11の周壁外周面の下端部
には係止部を構成する鍔状突起10が全周に亘って突設
される。器体11の上部外周面および鍔状突起10の水
平断面は円形であって、器体11は、直径φ(図6参
照)が65mm以下、高さhが23mm以下の円柱の範
囲内に収まるように形成されている。本実施形態では器
体11の最大径は鍔状突起10の外径になるから、鍔部
10の外径を65mm以下とする。
【0029】上述のように構成された引掛シーリング1
に照明器具を取り付けるには、図9乃至図11に示すよ
うに、照明器具2の中央部に設けた設けられた取り付け
具42に形成された上下貫通の係合穴43の対向内壁よ
り係合穴43内に出没自在に設けたスライド部材9の係
止爪9aを鍔状突起10の上面に係止する。ここに、ス
ライド部材9は鍔状突起10の上に係止される位置と鍔
状突起10から外れる位置との間で引掛シーリング1の
直径方向に移動自在である係止爪9aと、係止爪9aを
鍔状突起10の上に係止される位置に付勢する復帰ばね
9bと、スライド部材9を復帰ばね9bの復帰に抗して
係止爪9aを取り付け具42内へ後退させるための手動
操作部9cとを備える。したがって、係止爪9aを鍔状
突起10に係止させることにより、この部位で照明器具
2の下向き荷重が受け止められて引掛シーリング1に対
して機械的に保持されることになる。ここで、鍔状突起
10の上下方向の厚み寸法t(図6参照)は3mm以上
に設定されており、器体11を上述の熱硬化性合成樹脂
により形成するとともに、上記寸法に形成することによ
って、10kg程度の荷重でも支持することが可能にな
る。上記係止爪9aと鍔状突起10との係止状態を外す
場合には取り付け具42の下面開口より臨む手動操作部
9cを手で復帰ばね9bに抗するように押して取り付け
具42内へ係止爪9aを後退させ、係止爪9aと鍔状突
起10との係止状態を解除すればよい。
【0030】上述した構成によって、照明器具2の荷重
を電気的接続部である引掛栓刃受部22のみで受けるの
ではなく、器体11に形成した鍔状突起10でも受ける
から、電気用品法に規定された電気的接続部に5kg以
上の荷重が加わらないようにするという条件を満たしな
がらも、5kg以上の重量の照明器具2を取り付けるこ
とが可能になるのである。また、照明器具2との機械的
結合部分が引掛栓刃受部22のみではなく引掛シーリン
グ1の周部にも機械的結合部を設けることになるから、
照明器具2を固定する強度が大きくなり、照明器具2を
ぐらつかないように固定することができる。
【0031】尚図6中51は電源線Lのストリップゲー
ジである。また図11中48は環状の蛍光ランプで、照
明器具2の下面に設けられたランプソケット44に電気
的に接続されるとともに、支持ばね45とで保持され
る。また46がセードで、照明器具2の下面に被着され
る。照明器具2には点灯装置(図示せず)に接続された
接続コード47が導出され、この接続コード47の先部
に図12に示す引掛キャップ40が設けられており、こ
の引掛キャップ40を本実施形態の引掛シーリング1に
接続すれば照明器具2への電源供給が行える。
【0032】引掛キャップ40は図12に示すように一
面に一対の引掛栓刃41、41を突出し、引掛栓刃4
1,41と一体に設けた端子金具49に、他面に開口し
たコード導入口50より内部に導入した接続コード47
を接続してある。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明は、天井面に取り付けら
れる略円盤状の器体と、引掛キャップの一対の引掛栓刃
に対応するように上記器体下面に器体中心を中心として
点対称に開口させた略円弧状の引掛栓刃挿入口と、上記
器体内に設けられ上記各引掛栓刃挿入口の一端から上記
器体内に挿入された上記各引掛栓刃の他端方向への移動
時に当該引掛栓刃を引掛保持し且つ電気的に接続される
一対の引掛栓刃受部と、上記器体の中心から見て対称位
置で器体の上下面を貫通する一対の取付孔とを備え、上
記器体を透かし天井の天井面に取り付ける際に、上記透
かし天井の溝を基準として該溝に合致させることにより
器体の取り付けの位置合わせを行う位置合わせ用目印
を、上記器体下面に形成してあるので、透かし天井に取
り付ける場合には、位置合わせ用目印を透かし天井の溝
に合わせるだけで、取付孔が透かし天井の天井野縁に対
して最適な位置となるように器体の取付位置を決めるこ
とができ、その結果位置合わせがやり難い円盤状の引掛
シーリングにおいても、透かし天井に所定の強度で確実
に取り付けることができるという効果がある。
【0034】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記位置合わせ用目印を、器体の中心を通る直径
線上の対称位置に形成せる溝で構成したので、器体の成
形と同時に位置合わせ用目印を形成することができ、ま
た施工時においては、該対称位置の溝が透かし天井の溝
の中心線上に合致させるようするだけで簡単に位置合わ
せが行える。
【0035】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明において、上記器体の外周部に設けられ、照明器具の
上面に開口した係合穴に上記器体を挿入したときに上記
係合穴内の被係止部と係合して上記照明器具の下向き荷
重を受ける係止部を有してあるので、上述の効果に加え
て、照明器具の荷重の一部を器体に設けた係止部で支持
することができ、そのためアダプタや取付金具のような
別途の部品を用いることなく重量の大きい照明器具を取
り付けることが可能になり、施工作業が容易になって施
工性がよく、しかも部品点数が少ないからコスト増を抑
制することができ、更に、照明器具との機械的結合箇所
を引掛栓刃以外に設けているから、照明器具と確実に結
合されているか否かを確認しやすく、照明器具の落下事
故を防止しやすいとともに、引掛栓刃でのみ照明器具の
荷重を支持するのではないから、引掛栓刃の経年的な変
形を防止することができ、結果的に電気的接続部の信頼
性が向上し、更にアダプタを設ける場合に比較すると施
工面からの照明器具の突出寸法を小さくすることがで
き、また直管多灯の照明器具にも対応しやすく、更に照
明器具の係合穴に器体を嵌め込むだけで良いので、照明
器具の取り付けが容易であるという効果があり、しかも
施工面側から導入される電源線を接続する少なくとも一
対の速結端子からなる端子部を備えているので、配線施
工が簡単に行えるという効果がある。
【0036】請求項4の発明では、請求項1乃至3の何
れかの発明において、上記係止部を、器体より外向きに
突出させた突起により構成してあるので、上述の効果に
加えて、係止部を器体の成形と同時に形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の下面図である。
【図2】(a)は同上の全体の縮小分解斜視図である。
(b)は同上の全体の縮小斜視図である。
【図3】同上の端子カバーを外した状態の上面図であ
る。
【図4】同上の上面図である。
【図5】同上の図4のA−A断面図である。
【図6】同上の側面図である。
【図7】同上の取付説明図である。
【図8】同上の電源線を接続した状態の縦断面図であ
る。
【図9】同上の照明器具を結合した状態の縮小縦断面図
である。
【図10】同上の照明器具取り付け状態説明用の縮小分
解斜視図である。
【図11】同上の照明器具取り付けの説明図である。
【図12】(a)は引掛キャップの一側面図である。
(b)は同上の上面図である。(c)は同上の他側面図
である。(d)は同上の下面図である。
【図13】従来例の取付説明図である。
【図14】従来例の取付説明図である。
【符号の説明】
1 引掛シーリング 10 鍔状突起 15 取付孔 11 器体 19 引掛栓刃挿入口 60 位置合わせ用目印
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月12日(1999.11.
12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、天井面に取り付けられる略円
盤状の器体と、引掛キャップの一対の引掛栓刃に対応す
るように上記器体下面に器体中心を中心として点対称に
開口させた略円弧状の引掛栓刃挿入口と、上記器体内に
設けられ上記各引掛栓刃挿入口の一端から上記器体内に
挿入された上記各引掛栓刃の他端方向への移動時に当該
引掛栓刃を引掛保持し且つ電気的に接続される一対の引
掛栓刃受部と、上記器体の中心から見て対称位置で器体
を上下に貫通する一対の取付孔とを備えるとともに、一
対の端子板と、各端子板に対向する接触片および鎖錠片
を備え接触片および鎖錠片と各端子板との間にそれぞれ
電源線を挟持する一対の鎖錠ばねとからなる端子部を備
え、上記器体を透かし天井の天井面に取り付ける際に、
上記透かし天井の溝を基準として該溝に合致させること
により器体の取り付けの位置合わせを行う位置合わせ用
目印を、上記器体下面に形成して成ることを特徴とす
る。請求項2の発明では、請求項1の発明において、前
記一対の鎖錠片に当接する一対の押圧片を備えるととも
に押されると鎖錠片を端子板から引き離す向きに撓ませ
る解除釦を備えることを特徴とする。請求項3の発明で
は、請求項1又は2の発明において、前記引掛刃受部が
前記端子板から延長されていることを特徴とする
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】請求項の発明では、請求項1乃至3の何
れかの発明において、上記位置合わせ用目印を、器体の
中心を通る直径線上の対称位置に形成せる溝により構成
して成ることを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項の発明では、請求項1乃至4の何
れかの発明において、上記器体の外周部に設けられ、照
明器具の上面に開口した係合穴に上記器体を挿入したと
きに上記係合穴内の被係止部と係合して上記照明器具の
下向き荷重を受ける係止部を有し、上記各端子部は器体
の上面側から導入される電源線を接続することを特徴と
する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項の発明では、請求項1乃至の何
れかの発明において、上記係止部を、器体より外向きに
突出させた突起により構成して成ることを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】ところで、端子板20aと鎖錠ばね32と
を用いて保持した電源線Lを取り外すために、器体11
内には解除釦31が配置される。解除釦31は突台18
の内側面に沿って仕切壁16の長手方向に摺動可能とな
るように配置される。解除釦31は端子カバー12に設
けた切欠よりなる操作用開口部12bと突台18の中央
台18aとの間に露出する操作部31aを備え、鎖錠片
32bの一部に当接する一対の押圧片31bを備える。
すなわち、解除釦31は仕切壁16の両側に位置する一
対の押圧片31bを操作部31aを介して連続一体に連
結した形状に形成され、押圧片31bの先端部は鎖錠片
32bに当接する。また、押圧片31bは端子金具20
の端子板20aに設けた挿入用切欠20bを通して進退
する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】ここで、解除釦31は両端子板20に跨
がる形で配置されており、異極の2個の鎖錠ばね32の
鎖錠片32bを同時に撓ませるから、電源側の2本の電
源線Lを同時に外すことが可能であり、操作性がよい。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明は、天井面に取り付けら
れる略円盤状の器体と、引掛キャップの一対の引掛栓刃
に対応するように上記器体下面に器体中心を中心として
点対称に開口させた略円弧状の引掛栓刃挿入口と、上記
器体内に設けられ上記各引掛栓刃挿入口の一端から上記
器体内に挿入された上記各引掛栓刃の他端方向への移動
時に当該引掛栓刃を引掛保持し且つ電気的に接続される
一対の引掛栓刃受部と、上記器体の中心から見て対称位
置で器体の上下面を貫通する一対の取付孔とを備えると
ともに、一対の端子板と、各端子板に対向する接触片お
よび鎖錠片を備え接触片および鎖錠片と各端子板との間
にそれぞれ電源線を挟持する一対の鎖錠ばねとからなる
端子部を備え、上記器体を透かし天井の天井面に取り付
ける際に、上記透かし天井の溝を基準として該溝に合致
させることにより器体の取り付けの位置合わせを行う位
置合わせ用目印を、上記器体下面に形成してあるので、
透かし天井に取り付ける場合には、位置合わせ用目印を
透かし天井の溝に合わせるだけで、取付孔が透かし天井
の天井野縁に対して最適な位置となるように器体の取付
位置を決めることができ、その結果位置合わせがやり難
い円盤状の引掛シーリングにおいても、透かし天井に所
定の強度で確実に取り付けることができるという効果が
ある。請求項2の発明は、請求項1の発明において、前
記一対の鎖錠片に当接する一対の押圧片を備えるととも
に押されると鎖錠片を端子板から引き離す向きに撓ませ
る解除釦を備えるものである。請求項3の発明では、請
求項1又は2の発明において、前記引掛刃受部が前記端
子板から延長されているものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】請求項の発明では、請求項1乃至3の何
れかの発明において、上記位置合わせ用目印を、器体の
中心を通る直径線上の対称位置に形成せる溝で構成した
ので、器体の成形と同時に位置合わせ用目印を形成する
ことができ、また施工時においては、該対称位置の溝が
透かし天井の溝の中心線上に合致させるようするだけで
簡単に位置合わせが行える。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】請求項5の発明では、請求項1乃至4の何
れかの発明において、上記器体の外周部に設けられ、照
明器具の上面に開口した係合穴に上記器体を挿入したと
きに上記係合穴内の被係止部と係合して上記照明器具の
下向き荷重を受ける係止部を有してあるので、上述の効
果に加えて、照明器具の荷重の一部を器体に設けた係止
部で支持することができ、そのためアダプタや取付金具
のような別途の部品を用いることなく重量の大きい照明
器具を取り付けることが可能になり、施工作業が容易に
なって施工性がよく、しかも部品点数が少ないからコス
ト増を抑制することができ、更に、照明器具との機械的
結合箇所を引掛栓刃以外に設けているから、照明器具と
確実に結合されているか否かを確認しやすく、照明器具
の落下事故を防止しやすいとともに、引掛栓刃でのみ照
明器具の荷重を支持するのではないから、引掛栓刃の経
年的な変形を防止することができ、結果的に電気的接続
部の信頼性が向上し、更にアダプタを設ける場合に比較
すると施工面からの照明器具の突出寸法を小さくするこ
とができ、また直管多灯の照明器具にも対応しやすく、
更に照明器具の係合穴に器体を嵌め込むだけで良いの
で、照明器具の取り付けが容易であるという効果があ
り、しかも施工面側から導入される電源線を接続する端
子部を備えているので、配線施工が簡単に行えるという
効果がある。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】請求項の発明では、請求項1乃至の何
れかの発明において、上記係止部を、器体より外向きに
突出させた突起により構成してあるので、上述の効果に
加えて、係止部を器体の成形と同時に形成することがで
きる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井面に取り付けられる略円盤状の器体
    と、引掛キャップの一対の引掛栓刃に対応するように上
    記器体下面に器体中心を中心として点対称に開口させた
    略円弧状の引掛栓刃挿入口と、上記器体内に設けられ上
    記各引掛栓刃挿入口の一端から上記器体内に挿入された
    上記各引掛栓刃の他端方向への移動時に当該引掛栓刃を
    引掛保持し且つ電気的に接続される一対の引掛栓刃受部
    と、上記器体の中心から見て対称位置で器体を上下に貫
    通する一対の取付孔とを備え、上記器体を透かし天井の
    天井面に取り付ける際に、上記透かし天井の溝を基準と
    して該溝に合致させることにより器体の取り付けの位置
    合わせを行う位置合わせ用目印を、上記器体下面に形成
    して成ることを特徴とする引掛シーリング。
  2. 【請求項2】上記位置合わせ用目印を、器体の中心を通
    る直径線上の対称位置に形成せる溝により構成して成る
    ことを特徴とする請求項1記載の引掛シーリング。
  3. 【請求項3】上記器体内に設けられ、該器体の上面側か
    ら導入される電源線を接続し、上記の各引掛栓刃受部に
    各別に電気的に接続する一対の速結端子と、上記器体の
    外周部に設けられ、照明器具の上面に開口した係合穴に
    上記器体を挿入したときに上記係合穴内の被係止部と係
    合して上記照明器具の下向き荷重を受ける係止部とを有
    して成ることを特徴とする請求項1又は2の何れか記載
    の引掛シーリング。
  4. 【請求項4】上記係止部を、器体より外向きに突出させ
    た突起により構成して成ることを特徴とする請求項1乃
    至3の何れか記載の引掛シーリング。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111051772A (zh) * 2018-06-12 2020-04-21 popIn株式会社 天花板配设器具支承部件、天花板配设器具及天花板配设器具的拆卸方法
CN111051772B (zh) * 2018-06-12 2021-09-14 popIn株式会社 天花板配设器具支承部件、天花板配设器具及天花板配设器具的拆卸方法

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