JP2000276111A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2000276111A
JP2000276111A JP11076935A JP7693599A JP2000276111A JP 2000276111 A JP2000276111 A JP 2000276111A JP 11076935 A JP11076935 A JP 11076935A JP 7693599 A JP7693599 A JP 7693599A JP 2000276111 A JP2000276111 A JP 2000276111A
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liquid crystal
common electrode
capacitance
display device
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JP11076935A
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Tomomi Kamio
知巳 神尾
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TFT方式の液晶表示装置において、簡易な
構成で、映像表示信号(表示パターン)に伴うコモン信
号の波形のなまりを補償して横方向の尾引き現象を抑制
し、表示品質の劣化を改善する。 【解決手段】 信号ラインを介して信号電圧が印加され
る画素電極と、コモン信号Vcomが印加される共通電極
により構成される画素容量Clcの1フィールド期間(1
H)分の平均画素容量Clchに対して、並列に補償容量
の容量Csvを付加し、映像表示信号の信号電圧によって
変化する平均画素容量Clchに応じて、映像表示信号電
圧に基づく信号により補償容量の容量値Csvを変化制御
して、コモン信号駆動アンプから見た負荷を一定になる
ように調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
し、特に、アクティブマトリクス型の液晶画素により構
成される液晶表示パネルを有し、白色背景にウインドウ
表示を行った場合等に生じる横尾引き現象(横クロスト
ーク)を抑制した液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報か社会の急激な進展に伴い、
パーソナルコンピュータのモニタや大型ディスプレイ、
テレビジョンのブラウン管の代替えとして、液晶表示装
置の普及が著しい。液晶表示装置(Liquid Crystal Dis
play;以下、LCDと略記する)は、従来ディスプレイ
の主流であったブラウン管(CRT)に比較して、薄
型、軽量、低消費電力等の特徴を有しており、今後のデ
ィスプレイの主流になるものと期待されている。そのた
め、更なる大画面化、高精細化、高表示品質化に対応し
た技術の確立が求められている。
【0003】従来のLCDの一般的な構成について、図
面を参照して簡単に説明する。図7は、従来の液晶表示
装置の概略構成を示すブロック図である。図7におい
て、10は液晶表示パネル、20は信号ドライバ(ソー
スドライバともいう)、30は走査ドライバ(ゲートド
ライバともいう)、40はRGBデコーダ・反転アン
プ、50はLCDコントローラ、60はコモン信号駆動
アンプ(共通電極駆動アンプ)である。なお、入力端子
には、NTSC標準やPAL標準等の色信号や、Y色
差、RGB等の色成分を含む映像表示信号が入力され
る。
【0004】液晶表示パネル10は、マトリクス状に配
置された画素電極と、画素電極にソースが接続された、
薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;以下、TF
Tと略記する)と、マトリクスの行方向に延伸し、複数
のTFTのゲートに接続された走査ラインと、列方向に
延伸し、複数のTFTのドレインに接続された信号ライ
ンと、画素電極に対向して配置された対向電極(共通電
極ともいう)と、画素電極と対向電極の間に充填された
液晶により構成される。信号ドライバ20には各信号ラ
インが接続され、水平制御信号に基づいて、所定の画像
データを1行単位で記憶し、対応する映像表示信号を各
信号ラインに順次供給する。また、走査ドライバ30に
は各走査ラインが接続され、垂直制御信号に基づいて、
走査ラインに走査信号を順次印加して選択状態とし、上
記信号ラインと交差する位置の画素電極に、上記信号ラ
インに供給された映像表示信号の電圧を印加する。
【0005】RGBデコーダ・反転アンプ40は、映像
表示信号から垂直(V)及び水平(H)のクロック信号
と同期信号を抽出して、LCDコントローラ50に供給
するとともに、このLCDコントローラ50から出力さ
れるフィールド/ライン反転信号FRP及びバーストゲ
ートパルスBGPに基づいて、ペデフタルクランプ、ク
ロマ処理等を実行して、入力端子から入力される映像表
示信号に含まれるRGB色成分信号を抽出して、例えば
各8ビット幅のデジタルRGB信号に変換し、RGB反
転信号を信号ドライバ20に供給する。LCDコントロ
ーラ50は、RGBデコーダ40から供給される水平ク
ロック信号、垂直クロック信号及び同期信号に基づい
て、上記フィールド/ライン反転信号FRP及びバース
トゲートパルスBGPを生成して、RGBデコーダ・反
転アンプ40に出力するとともに、水平制御信号及び垂
直制御信号を生成して、信号ドライバ20及び走査ドラ
イバ30に供給することにより、所定のタイミングで画
素電極に信号電圧を印加して、液晶パネル10に画像デ
ータを表示させる制御を行う。
【0006】コモン信号駆動アンプ60は、上述したL
CDコントローラ50から出力されるフィールド/ライ
ン反転信号FRPに基づいて、液晶表示パネル10の共
通電極に印加されるコモン電位を駆動するための共通電
極駆動信号(以下、単にコモン信号という)Vcomを生
成、出力する。上記構成のLCDにおいて、各行の走査
信号がオンの期間に、信号ラインに供給された画像信号
電圧をTFTを介して画素電極に印加することにより、
画素電極及び対向電極間に液晶を介在させた画素容量
に、印加電圧と対向電極に印加される一定電圧のコモン
信号Vcomとの電位の差が充電され、印加された画像信
号に対応した表示が実現される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したTFT方式の
LCDにおいては、液晶表示パネルの白色背景上に、た
とえば黒色のウインドウ表示(枠表示)を行った場合、
ウインドウ表示の左右方向の背景部分の輝度が変化し、
例えば、黒色の尾引き(横クロストークともいう)を生
じる問題を有している。以下、尾引き現象について、図
面を参照して具体的に説明する。図8は、尾引き現象の
発生例を示す画面図である。図8に示すように、たとえ
ば、背景表示を白色とした液晶表示パネル10の略中央
に、ウインドウ枠W等の黒い表示パターンを表示した場
合、本来は、ウインドウ枠W周辺の全域が同等の白色に
表示されるべきところが、実際には、ウインドウ枠Wの
左右両横の領域Rr、Rlがやや黒味がかかって表示さ
れる「尾引き」が発生する。
【0008】次いで、尾引き現象が発生した際の信号波
形について、図9を参照して説明する。ここでは、図8
に示したウインドウ枠W上方の全域が白色表示されてい
る領域における水平線L1の信号波形と、ウインドウ枠
Wを含む領域における水平線L2の信号波形について示
す。また、図9において、白色表示されている領域(水
平線L1)の映像表示信号の信号電圧はHレベル、ウイ
ンドウ枠Wにより黒色表示されている領域(水平線L
2)の映像表示信号の信号電圧はLレベルで示される。
また、1Hは1フィールド期間を示す。
【0009】図9に示すように、全域が白色表示されて
いる水平線L1においては、映像表示信号の信号電圧は
常時Hレベルであり、一方、ウインドウ枠Wを含む水平
線L2においては、ウインドウ枠W部分の映像表示信号
の信号電圧はLレベルとなる。なお、反転RGB信号及
びコモン信号Vcomは、液晶表示パネルをフィールド反
転駆動するために、1フィールド期間毎に信号極性が反
転制御される。ここで、液晶画素は画素電極と対向電極
の間に液晶が充填された容量(画素容量)であって、こ
の画素容量を充電することにより表示駆動されるもので
あるが、この液晶による画素容量は、液晶の誘電率異方
性により印加される電圧によって容量値が変化し、印加
電圧が高くなると容量値が大きくなる特性を有している
ので、上述したように、映像表示信号(表示パターン)
によって、液晶画素(画素容量)に印加される電圧が異
なると、白色表示されている領域(水平線L1)と、ウ
インドウ枠Wにより黒色表示されている領域(水平線L
2)とでは、画素容量の容量値に違いが生じ、ウインド
ウ枠W表示領域の方が前記容量値が大きくなる。
【0010】そのため、図9に示すように、白色表示さ
れている領域(水平線L1)では、コモン信号Vcomが
1フィールド毎に所定の信号レベル間で反転駆動する理
想的な波形となるが、ウインドウ枠Wにより黒色表示さ
れている領域(水平線L2)では、コモン信号Vcomが
所定の信号レベルに到達せずに反転駆動する、信号レベ
ルになまりが生じた波形となって、液晶画素の駆動電圧
が低下することになり、液晶の表示明度が変化する。こ
れによって、水平ラインL2のウインドウ枠W両横の領
域では、本来白色表示であるべきところがやや黒味がか
かった画面表示となって、上述したような尾引きが発生
する。なお、共通電極は、TFTに接続された画素電極
の対向面側に設けられるが、この共通電極に供給される
コモン信号Vcomは、通常数カ所(たとえば、4カ所)
から印加される構成であるため、同一の共通電極内にお
いても信号レベルの不均一を生じる。
【0011】特に、近年需要が増大している高精細、大
画面の液晶表示パネルにおいては、白色の背景表示に黒
色のウィンドウ表示を行うような場合、液晶画素への書
き込み電圧が大きく、かつ、コモン信号Vcomと信号ラ
イン間の負荷が大きくなるため、画素容量の充電(チャ
ージ)に要する時間が長くなり、上述したコモン信号V
comの信号波形のなまりが大きくなって、尾引き現象が
顕著になる。そこで、本発明は、TFT方式の液晶表示
装置において、上述した問題を解決し、簡易な構成で、
映像表示信号(表示パターン)に伴うコモン信号の波形
のなまりを補償して横方向の尾引き現象を抑制し、表示
品質の劣化を改善することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の液晶表示
装置は、マトリクス状に配列された複数の液晶画素と、
前記複数の液晶画素を行方向に接続し、走査信号が印加
される複数本の走査ラインと、前記複数の液晶画素を列
方向に接続し、映像表示信号が印加される複数本の信号
ラインと、前記各液晶画素に共通電極駆動電圧を印加す
る共通電極と、前記各走査ラインに前記走査信号を順次
印加し、選択状態にする走査ドライバと、前記信号ライ
ンに前記映像表示信号を印加する信号ドライバと、前記
共通電極に前記共通電極駆動信号を印加する共通電極ド
ライバと、を具備する液晶表示装置において、前記共通
電極ドライバは、前記共通電極駆動信号を駆動する共通
電極駆動アンプの出力部に可変容量を有することを特徴
とする液晶表示装置。
【0013】また、請求項2記載の液晶表示装置は、請
求項1記載の液晶表示装置において、前記可変容量の容
量値は、前記共通電極駆動信号の信号波形の時定数を一
定とする方向に調整制御されることを特徴とする。ま
た、請求項3記載の液晶表示装置は、請求項1又は2記
載の液晶表示装置において、前記可変容量の容量値は、
前記映像表示信号の信号電圧に基づいて調整制御される
ことを特徴とする。また、請求項4記載の液晶表示装置
は、請求項1乃至3のいずれかに記載の液晶表示装置に
おいて、前記可変容量の容量値は、前記映像表示信号に
基づいて変化する、前記液晶画素を構成する画素容量の
容量値に対して、逆方向に調整制御されることを特徴と
する。また、請求項5記載の液晶表示装置は、請求項1
乃至4のいずれかに記載の液晶表示装置において、前記
可変容量は、可変容量ダイオードであり、該可変容量ダ
イオードの容量値は、前記映像表示信号に基づく特定信
号に基づいて調整制御されることを特徴とする。
【0014】また、請求項6記載の液晶表示装置は、請
求項5記載の液晶表示装置において、 前記特定信号
は、前記映像表示信号に含まれる色成分を抽出するRG
Bデコーダによって生成、出力される、1フレーム期間
における前記映像表示信号の平均電圧であって、前記可
変容量ダイオードの容量値は、前記平均電圧に基づいて
調整制御されることを特徴とする。さらに、請求項7記
載の液晶表示装置は、請求項5記載の液晶表示装置にお
いて、前記特定信号は、前記RGBデコーダで生成、出
力される自動利得制御信号であって、前記可変容量ダイ
オードの容量値は、前記自動利得制御信号に基づいて調
整制御されることを特徴とする。
【0015】そして、請求項8記載の液晶表示装置は、
マトリクス状に配列された複数の液晶画素と、前記複数
の液晶画素を行方向に接続し、走査信号が印加される複
数本の走査ラインと、前記複数の液晶画素を列方向に接
続し、映像表示信号が印加される複数本の信号ライン
と、前記各液晶画素に共通電極駆動電圧を印加する共通
電極と、前記各走査ラインに前記走査信号を順次印加
し、選択状態にする走査ドライバと、前記信号ラインに
前記映像表示信号を印加する信号ドライバと、前記共通
電極に前記共通電極駆動信号を印加する共通電極ドライ
バと、を具備する液晶表示装置において、前記共通電極
ドライバは、前記共通電極駆動信号を駆動する共通電極
駆動アンプの出力インピーダンスを調整制御する出力イ
ンピーダンス制御部を有していることを特徴とする。
【0016】また、請求項9記載の液晶表示装置は、請
求項8記載の液晶表示装置において、 前記出力イン
ピーダンス制御部は、前記共通電極駆動信号の信号波形
の時定数を一定とする方向に、前記出力インピーダンス
を調整制御することを特徴とする。また、請求項10記
載の液晶表示装置は、請求項8又は9記載の液晶表示装
置において、前記出力インピーダンス制御部は、前記映
像表示信号の信号電圧に基づいて前記出力インピーダン
スを調整制御することを特徴とする。また、請求項11
記載の液晶表示装置は、請求項8乃至10のいずれかに
記載の液晶表示装置において、前記出力インピーダンス
制御部は、前記映像表示信号に基づいて変化する、前記
液晶画素を構成する画素容量の容量値に基づく前記共通
電極駆動アンプの負荷容量の変化に対応して、前記出力
インピーダンスを調整制御することを特徴とする。
【0017】また、請求項12記載の液晶表示装置は、
請求項8乃至11のいずれかに記載の液晶表示装置にお
いて、前記出力インピーダンス制御部は、前記共通電極
駆動アンプのバイアス設定端子に設けられた可変抵抗で
あり、該可変抵抗は、前記映像表示信号に基づく特定信
号が印加されることを特徴とする。また、請求項13記
載の液晶表示装置は、請求項12記載の液晶表示装置に
おいて、前記特定信号は、前記映像表示信号に含まれる
色成分を抽出するRGBデコーダによって生成、出力さ
れる、1フレーム期間における前記映像表示信号の平均
電圧であって、該平均電圧に基づいて前記可変抵抗の抵
抗値を変化させることにより、前記出力インピーダンス
を調整制御することを特徴とする。さらに、請求項14
記載の液晶表示装置は、請求項12記載の液晶表示装置
において、前記特定信号は、前記RGBデコーダで生
成、出力される自動利得制御信号であって、該自動利得
制御信号に基づいて前記可変抵抗の抵抗値を変化させる
ことにより、前記出力インピーダンスを調整制御するこ
とを特徴とする。
【0018】すなわち、第1の発明に係る液晶表示装置
は、コモン信号駆動アンプ(共通電極駆動アンプ)の出
力部に可変容量ダイオード(可変容量)を接続して、R
GBデコータから出力される映像表示信号平均電圧値
(APL信号)あるいは自動利得制御信号(AGC信
号)に基づいて、可変容量ダイオードの容量値を変更制
御して、コモン信号駆動アンプに対する負荷を均一化す
ることにより、コモン信号(共通電極駆動信号)Vcom
の波形なまりを補正して常に一定となる方向に制御し
て、液晶画素への書き込み電圧の変化(表示パターン)
に起因する尾引き現象の発生を抑制するものである。
【0019】また、第2の発明に係る液晶表示装置は、
コモン信号駆動アンプ(共通電極駆動アンプ)のバイア
ス設定端子に可変抵抗を接続して、RGBデコーダから
出力されるAPL信号あるいはAGC信号に基づいて、
コモン信号駆動アンプのバイアス電圧を変更制御するこ
とにより、コモン信号駆動アンプの出力インピーダンス
を映像表示信号の変化に対応して変化させて、コモン信
号Vcomの波形なまりが常に一定となる方向に制御し
て、液晶画素への書き込み電圧の変化に起因する尾引き
現象の発生を抑制するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る液晶表示装
置の実施形態について、図面を参照して詳しく説明す
る。 <第1の実施形態>図1は、第1の発明に係る液晶表示
装置の一実施形態を示す回路構成図である。ここで、従
来技術と同等の構成については、同一の符号を付して、
その説明を簡略化する。図1に示すように、本実施形態
に係る液晶表示装置は、信号ドライバ20、RGBデコ
ーダ・反転アンプ40と、LCDコントローラ50と、
コモン信号駆動アンプ60と、反転増幅回路70と、可
変容量ダイオード(バラクタダイオード、あるいは、バ
リキャップともいう)80と、を有して構成されてい
る。なお、Clcは、液晶画素を構成する画素容量であ
る。
【0021】信号ドライバ20は、図示を省略した走査
ドライバ30により選択された走査ラインに接続された
液晶画素の画素電極に、映像表示信号に対応する信号電
圧を各信号ラインを介して印加する。RGBデコーダ・
反転アンプ40は、映像表示信号から垂直(V)、水平
(H)クロック信号及び同期信号を抽出して、LCDコ
ントローラ50に供給するとともに、LCDコントロー
ラ50から出力されるフィールド/ライン反転信号FR
P及びバーストゲートパルスBGPに基づいて、入力端
子から入力される映像表示信号に含まれるRGB色成分
信号を抽出してデジタルRGB信号に変換し、RGB反
転信号を信号ドライバ20に供給する。また、RGBデ
コーダ・反転アンプ40は、映像表示信号の1フレーム
期間における平均電圧(Average Picture Level;以
下、APLと略記する)を監視し、APL信号として反
転増幅回路70に出力する。なお、このAPL信号出
力、及び、前記AGC信号出力は、現在用いられている
RGBデコーダ・反転アンプ回路に通常備わっている機
能である。
【0022】LCDコントローラ50は、RGBデコー
ダ40から供給される水平クロック信号、垂直クロック
信号及び同期信号に基づいて、上記フィールド/ライン
反転信号FRP及びバーストゲートパルスBGPを生成
して、バーストゲートパルスBGPをRGBデコーダ・
反転アンプ40に出力する。コモン信号駆動アンプ60
は、上述したLCDコントローラ50から出力されるフ
ィールド/ライン反転信号FRPに基づいて、液晶表示
パネル10の共通電極に印加されるコモン信号Vcomを
生成、出力する。また、反転増幅回路70は、APL信
号を反転して後述する可変容量ダイオード80に出力す
る。
【0023】可変容量ダイオード80は、アノードに反
転増幅回路70が、カソードにコモン信号駆動アンプ6
0の出力端が接続されている。ここで、可変容量ダイオ
ードは、周知の通り、印加電圧に応じて容量値が非直線
的に変化するため、可変容量ダイオード80の入力端子
にRGBデコーダ・反転アンプから出力されるAPL信
号を反転増幅回路70を介して入力することにより、容
量値Cbが映像表示信号の電圧変化と逆方向に変化し、
補償容量として画素容量Clcに付加される。このような
構成の液晶表示装置において、コモン信号Vcomの出力
部、すなわち、コモン信号駆動アンプ60の出力端に可
変容量ダイオード80を接続し、RGBデコータ・反転
アンプ40から出力されるAPL信号の電圧変化に応じ
て、可変容量ダイオード80の容量値Cbを変更制御す
ることにより、画素容量Clcとの総和、すなわち、コモ
ン信号駆動アンプ60に対する負荷が常に略一定になる
ように保たれる。
【0024】ここで、上述した液晶表示装置の回路構成
における補償容量の変更制御について、図面を参照し
て、さらに詳しく説明する。図2は、本実施形態に係る
液晶表示装置の等価回路図であり、図3は、コモン信号
の信号波形を示す図である。本実施形態に適用される補
償容量の変更制御の手法は、映像表示信号の信号電圧に
応じて補償容量の容量値を変化制御して、コモン信号駆
動アンプから見た負荷を一定になるように調整するもの
であるが、特に、1フィールド期間(1H)分の信号電
圧を監視して、その変化に基づいて補償容量の容量値を
調整制御することを特徴としている。このような観点か
ら、図1に示した回路構成は、図2に示すような等価回
路で表すことができる。すなわち、信号ラインを介して
信号電圧が印加される画素電極と、コモン信号Vcomが
印加される共通電極により構成される画素容量Clcの1
フィールド期間(1H)分の平均画素容量Clchに対し
て、並列に補償容量Csvを付加した等価回路で表すこと
ができる。
【0025】ところで、画素容量に印加されるコモン信
号Vcomの信号波形は、一般に、図3に示される。信号
ラインに印加される信号電圧の1ライン(1H)平均電
圧Vlchと、コモン信号Vcomの信号電圧との電位差が大
きい場合(Vlch-max)、たとえば、ライン全体が黒色
表示、又は、黒色表示に近似する表示パターンの場合に
は、図中実線(P2)で示すように、所定の信号レベル
に到達することなく反転駆動する、大きな波形なまりを
生じる。一方、1ライン(1H)平均電圧Vlchと、コ
モン信号Vcomの信号電圧との電位差が小さい場合(Vl
ch-min)、たとえば、ライン全体が白色表示の場合に
は、コモン信号Vcomの信号波形は、図中破線(P1)
で示すように、所定の信号レベル相互を反転駆動する理
想的な矩形の信号波形となり、波形なまりがほとんど生
じない。ここで、図中一点鎖線(P3)は、1ライン
(1H)平均電圧Vlchが中間電位の場合のコモン信号
Vcomの信号波形である。
【0026】そこで、本実施形態においては、上述した
等価回路において、1フィールド期間(1H)に液晶画
素Clcに印加される平均電圧VlchであるAPL信号を
監視し、常にライン全体が黒色表示、又は、黒色表示の
状態(図中実線:P2)に近似するように、補償容量の
容量値Csvを変更してコモン信号Vcomの時定数を制御
することにより、コモン信号駆動アンプから見た負荷を
常に略一定にして、表示明度の差を低減するものであ
る。
【0027】図4は、APL信号と画素容量Clcの関係
を示す図である。上述したように、APL信号が低い場
合には、画素容量Clcが小さく、一方、APL信号が高
い場合には、画素容量Clcが大きくなるので、可変容量
ダイオード80により付加する補償容量の容量値Cb
を、APL信号に応じて変更制御することにより、映像
表示信号の電圧変化、すなわち表示パターンに関わら
ず、コモン信号駆動アンプ60から見た負荷(容量値)
を均一化することができる。具体的には、図4に示すよ
うに、APL信号が低い場合(すなわち、白色表示の
時)には、画素容量Clcが小さいので、付加する補償容
量の容量値Cbを大きく(Csva)し、APL信号が高い
場合(すなわち、黒色表示の時)には、画素容量Clcが
大きくなるので、付加する補償容量の容量値Cbを小さ
く(Csvb)設定することにより、図中二点鎖線で示す
ように、コモン信号駆動アンプ60に対する容量値の総
和(Clc+Cb)がAPL信号に関わらず、略同等にな
るように補正される。
【0028】この場合、目標になる容量値の総和(Clc
+Cb)は、理想的には容量値が極力大きくならないよ
うにすることが好ましい。すなわち、補償容量の付加に
より、合計容量値が大きくなりすぎると、コモン信号V
comの信号波形のなまりが顕著となり、画質の劣化が著
しくなるため、理想的には、図4における最大のAPL
信号(max)における容量値を基準にし、APL信号の低
い方(min側)に大きな補償容量を付加して、均一化す
ることが好ましい。上述したように、RGBデコーダ・
反転アンプ40からのAPL信号を反転させて可変容量
ダイオード80に入力することにより、可変容量ダイオ
ード80による容量値CbをAPL信号に応じて、白色
表示の時には大きく、また、黒色表示の時には小さくな
るように調整制御することができるため、コモン信号V
comの時定数が常に黒色表示の状態に近似されて波形な
まりが常時、図3中P2に示した状態に保持されるの
で、コモン信号駆動アンプ60に対する負荷が均一化さ
れて、液晶表示パネルにおける横方向の尾引きの発生が
抑制される。
【0029】<第2の実施形態>次に、第2の発明に係
る液晶表示装置の一実施形態について説明する。図5
は、第2の発明に係る液晶表示装置の要部を示す回路構
成図である。ここで、上述した第1の実施形態、又は、
従来技術と同等の構成については、同一の符号を付し
て、その説明を省略する。図5に示すように、本実施形
態に係る液晶表示装置は、信号ドライバ20、RGBデ
コーダ・反転アンプ40と、LCDコントローラ50
と、コモン信号駆動アンプ60と、APLアンプ90
と、バイアス抵抗100と、を有して構成されている。
【0030】APLアンプ90は、入力されたAPL信
号を、後段のコモン信号駆動アンプ60のバイアスとし
て十分な電圧に増幅する。バイアス抵抗100は、可変
抵抗であって、一端がAPLアンプ90の出力端に接続
され、他端がコモン信号駆動アンプ60のバイアス設定
端子に接続されている。したがって、APLアンプ90
からの出力信号に対応して、抵抗値Rbが変化するた
め、コモン信号駆動アンプ60に印加されるバイアス電
圧がAPL信号に応じて変化する。すなわち、本実施形
態に係る液晶表示装置は、コモン信号駆動アンプ60の
バイアス抵抗100の抵抗値RbをRGBデコーダ・反
転アンプ40から出力されるAPL信号に基づいて変化
させて、コモン信号駆動アンプ60の出力インピーダン
ス、すなわち、駆動能力を、表示パターンに基づく画素
容量(負荷容量)の変化に対応して変更制御することを
特徴としている。
【0031】次に、出力インピーダンスの変更制御につ
いて、図面を参照して、さらに詳しく説明する。図6
は、APL信号と画素容量Clcの関係を示す図である。
図6において、図4に示した場合と同様に、APL信号
が低い場合には、画素容量Clcが小さく、一方、APL
信号が高い場合には、画素容量Clcが大きくなるので、
コモン信号駆動アンプ60の出力インピーダンスを、A
PL信号に応じて変更制御することにより、表示パター
ンの変化に基づいて変化する画素容量に対応するように
制御して、図3に示したコモン信号Vcomの信号波形の
なまりの状態が常に略一定となるようにする。
【0032】具体的には、APL信号が低い場合(すな
わち、白色表示の時)には、画素容量Clcが小さいの
で、コモン信号駆動アンプの出力インピーダンスを大き
くし(駆動能力を下げ)、APL信号が高い場合(すな
わち、黒色表示の時)には、画素容量Clcが大きくなる
ので、コモン信号駆動アンプの出力インピーダンスを小
さくする(駆動能力を上げる)ことにより、負荷容量の
変化に対応するように駆動能力を調整し、コモン信号駆
動アンプ60の出力インピーダンスとLCDの等価回路
の時定数を近似するように補正する。上述したように、
RGBデコーダ・反転アンプ40からのAPL信号をバ
イアス抵抗100を介してコモン信号駆動アンプ60の
バイアス設定端子に入力することにより、APL信号に
応じてコモン信号駆動アンプ60の駆動能力を、白色表
示の時には小さく、また、黒色表示の時には大きくなる
ように調整制御することができるため、コモン信号駆動
アンプ60の出力インピーダンスと、LCDの等価回路
の時定数が白色表示と黒色表示の状態で近似されて、波
形なまりが常に略一定となるように保持され、液晶表示
パネルにおける横方向の尾引きの発生が抑制される。こ
こで、コモン信号駆動アンプ60の出力インピーダンス
の調整制御は、白色表示の領域については、負荷容量が
小さくなるため、それに応じて駆動能力を下げる方向に
制御されるので、表示パターンに関わらず一定の駆動能
力でコモン信号駆動アンプ60を動作させていた従来構
成に比較して、消費電力の低減を図ることができる。
【0033】なお、上述した各実施形態においては、A
PL信号に基づいて可変容量や出力インピーダンスを変
更制御する場合についてのみ説明したが、本発明は、こ
れに限定されるものではなく、APL信号に替えて、R
GBデコーダ・反転アンプにおけるAGC信号を用いる
こともできる。AGC信号は、APL信号と同様に、映
像表示信号の信号電圧に応じて変化する信号であるた
め、上述した実施形態と同等の作用効果を得ることがで
きる。
【0034】
【発明の効果】請求項1乃至3記載の発明によれば、液
晶表示装置において、共通電極ドライバに設けられる共
通電極駆動アンプの出力部に可変容量を備え、さらに、
映像表示信号の信号電圧に基づいて、可変容量の容量値
を調整制御することにより、表示パターンによって変化
する画素容量に補償容量として可変容量を付加すること
ができるため、共通電極駆動アンプに対する負荷を一定
にすることができ、共通電極駆動信号の信号波形のなま
りを均一化することができる。また、請求項2記載の発
明によれば、可変容量の容量値を、前記共通電極駆動信
号の信号波形の時定数を一定とする方向に調整制御する
ことにより、表示パターン、すなわち、白色表示状態、
黒色表示状態であるかに関わらず、共通電極駆動信号の
信号波形を補正して近似することができるため、表示明
度の差を低減することができ、尾引き現象を抑制するこ
とができる。
【0035】また、請求項4記載の発明によれば、映像
表示信号に基づいて変化する画素容量に対して、可変容
量を逆方向に変化させることにより、画素容量の変動を
可変容量により補償することができるため、共通電極駆
動アンプに対する負荷を一定にすることができる。ま
た、請求項5記載の発明によれば、可変容量として可変
容量ダイオードを用い、映像表示信号に基づく特定信号
を入力とすることにより、映像表示信号に基づいて変化
する画素容量に対して、可変容量ダイオードを逆特性で
動作させることができるため、画素容量の変動を可変容
量により簡易に補償することができる。また、請求項6
記載の発明によれば、特定信号として1フレーム期間に
おける映像表示信号の平均電圧(APL信号)を用いて
可変容量ダイオードの容量値を調整制御することによ
り、1フレーム毎の表示パターンに基づいて可変容量を
制御することができるため、画素容量の補償を簡易な処
理方法により実現することができる。さらに、請求項7
記載の発明によれば、特定信号として反転アンプの自動
利得制御信号(AGC信号)を用いて可変容量ダイオー
ドの容量値を調整制御することにより、映像表示信号の
信号電圧の変化を適切に把握することができるため、画
素容量の補償を簡易な処理方法により実現することがで
きる。
【0036】そして、請求項8乃至10記載の発明によ
れば、液晶表示装置において、共通電極ドライバに設け
られる共通電極駆動アンプに出力インピーダンス制御部
を備え、さらに、映像表示信号の信号電圧に基づいて、
共通電極駆動アンプの出力インピーダンスを調整制御す
ることにより、表示パターンによって変化する画素容量
(負荷容量)に応じて、共通電極駆動アンプの駆動能力
を変化させることができるため、共通電極駆動アンプと
画素容量周辺の等価回路の時定数を表示パターンに関わ
らず略一定にすることができ、共通電極駆動信号の信号
波形のなまりを均一化することができる。また、請求項
9記載の発明によれば、共通電極駆動信号の信号波形の
時定数を一定とする方向に、出力インピーダンスを調整
制御することにより、表示パターンに関わらず、共通電
極駆動信号の信号波形を補正して近似することができる
ため、表示明度の差を低減することができ、尾引き現象
を抑制することができる。
【0037】また、請求項11記載の発明によれば、映
像表示信号に基づいて変化する、液晶画素を構成する画
素容量の容量値に基づく共通電極駆動アンプの負荷容量
の変化に対応して、出力インピーダンスを調整制御する
ことにより、共通電極駆動アンプと画素容量周辺の等価
回路の時定数を表示パターンに関わらず略一定にするこ
とができるため、共通電極駆動信号の信号波形のなまり
を均一化することができる。
【0038】また、請求項12記載の発明によれば、出
力インピーダンス制御部として共通電極駆動アンプに接
続されたバイアス抵抗を用い、映像表示信号に基づく特
定信号が印加することにより、映像表示信号に基づいて
変化する負荷容量に対応して、共通電極駆動アンプにバ
イアスを印加することができるため、共通電極駆動アン
プの駆動能力を簡易かつ適正に調整することができる。
また、請求項13記載の発明によれば、特定信号として
1フレーム期間における映像表示信号の平均電圧(AP
L信号)を用いて可変抵抗の抵抗値を変化させることに
より、1フレーム毎の表示パターンに基づいて出力イン
ピーダンスを制御することができるため、共通電極駆動
アンプの駆動能力の制御を簡易な処理方法で、かつ、表
示パターンに適切に対応させることができる。さらに、
請求項14記載の発明によれば、特定信号として反転ア
ンプの自動利得制御信号(AGC信号)を用いて可変抵
抗の抵抗値を変化させることにより、映像表示信号の信
号電圧の変化を適切に把握することができるため、共通
電極駆動アンプの駆動能力の制御を簡易な処理方法で、
かつ、表示パターンに適切に対応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る液晶表示装置の要部を示
す回路構成図である。
【図2】本実施形態に係る液晶表示装置の等価回路図で
ある。
【図3】コモン信号の信号波形を示す図である。
【図4】APL信号と画素容量Clcの関係を示す図(そ
の1)である。
【図5】第2の実施形態に係る液晶表示装置の要部を示
す回路構成図である。
【図6】APL信号と画素容量Clcの関係を示す図(そ
の2)である。
【図7】従来の液晶表示装置の概略構成を示すブロック
図である。
【図8】尾引き現象の発生例を示す画面図である。
【図9】尾引き現象が発生した際の信号波形図である。
【符号の説明】
10 液晶表示パネル 20 信号ドライバ 30 走査ドライバ 40 RGBデコーダ・反転アンプ 50 LCDコントローラ 60 コモン信号駆動アンプ 70 反転増幅回路 80 可変容量ダイオード 90 APLアンプ 100 バイアス抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA16 NC09 NC18 NC21 NC34 ND15 5C006 AA01 AA22 AC11 AC27 AC28 AF42 AF44 AF46 AF50 AF52 BB16 BC03 BC12 BF25 BF26 BF36 BF37 FA18 FA25 FA37 5C080 AA10 BB05 DD05 DD06 EE28 FF11 JJ02 JJ03 JJ04 JJ05

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配列された複数の液晶画
    素と、前記複数の液晶画素を行方向に接続し、走査信号
    が印加される複数本の走査ラインと、前記複数の液晶画
    素を列方向に接続し、映像表示信号が印加される複数本
    の信号ラインと、前記各液晶画素に共通電極駆動電圧を
    印加する共通電極と、前記各走査ラインに前記走査信号
    を順次印加し、選択状態にする走査ドライバと、前記信
    号ラインに前記映像表示信号を印加する信号ドライバ
    と、前記共通電極に前記共通電極駆動信号を印加する共
    通電極ドライバと、を具備する液晶表示装置において、 前記共通電極ドライバは、前記共通電極駆動信号を駆動
    する共通電極駆動アンプの出力部に可変容量を有するこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記可変容量の容量値は、前記共通電極
    駆動信号の信号波形の時定数を一定とする方向に調整制
    御されることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記可変容量の容量値は、前記映像表示
    信号の信号電圧に基づいて調整制御されることを特徴と
    する請求項1又は2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記可変容量の容量値は、前記映像表示
    信号に基づいて変化する、前記液晶画素を構成する画素
    容量の容量値に対して、逆方向に調整制御されることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の液晶表示
    装置。
  5. 【請求項5】 前記可変容量は、可変容量ダイオードで
    あり、該可変容量ダイオードの容量値は、前記映像表示
    信号に基づく特定信号に基づいて調整制御されることを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の液晶表示
    装置。
  6. 【請求項6】 前記特定信号は、前記映像表示信号に含
    まれる色成分を抽出するRGBデコーダによって生成、
    出力される、1フレーム期間における前記映像表示信号
    の平均電圧であって、前記可変容量ダイオードの容量値
    は、前記平均電圧に基づいて調整制御されることを特徴
    とする請求項5記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記特定信号は、前記RGBデコーダで
    生成、出力される自動利得制御信号であって、前記可変
    容量ダイオードの容量値は、前記自動利得制御信号に基
    づいて調整制御されることを特徴とする請求項5記載の
    液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 マトリクス状に配列された複数の液晶画
    素と、前記複数の液晶画素を行方向に接続し、走査信号
    が印加される複数本の走査ラインと、前記複数の液晶画
    素を列方向に接続し、映像表示信号が印加される複数本
    の信号ラインと、前記各液晶画素に共通電極駆動電圧を
    印加する共通電極と、前記各走査ラインに前記走査信号
    を順次印加し、選択状態にする走査ドライバと、前記信
    号ラインに前記映像表示信号を印加する信号ドライバ
    と、前記共通電極に前記共通電極駆動信号を印加する共
    通電極ドライバと、を具備する液晶表示装置において、 前記共通電極ドライバは、前記共通電極駆動信号を駆動
    する共通電極駆動アンプの出力インピーダンスを調整制
    御する出力インピーダンス制御部を有していることを特
    徴とする液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 前記出力インピーダンス制御部は、前記
    共通電極駆動信号の信号波形の時定数を一定とする方向
    に、前記出力インピーダンスを調整制御することを特徴
    とする請求項8記載の液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 前記出力インピーダンス制御部は、前
    記映像表示信号の信号電圧に基づいて前記出力インピー
    ダンスを調整制御することを特徴とする請求項8又は9
    記載の液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 前記出力インピーダンス制御部は、前
    記映像表示信号に基づいて変化する、前記液晶画素を構
    成する画素容量の容量値に基づく前記共通電極駆動アン
    プの負荷容量の変化に対応して、前記出力インピーダン
    スを調整制御することを特徴とする請求項8乃至10の
    いずれかに記載の液晶表示装置。
  12. 【請求項12】 前記出力インピーダンス制御部は、前
    記共通電極駆動アンプのバイアス設定端子に設けられた
    可変抵抗であり、該可変抵抗は、前記映像表示信号に基
    づく特定信号が印加されることを特徴とする請求項8乃
    至11のいずれかに記載の液晶表示装置。
  13. 【請求項13】 前記特定信号は、前記映像表示信号に
    含まれる色成分を抽出するRGBデコーダによって生
    成、出力される、1フレーム期間における前記映像表示
    信号の平均電圧であって、該平均電圧に基づいて前記可
    変抵抗の抵抗値を変化させることにより、前記出力イン
    ピーダンスを調整制御することを特徴とする請求項12
    に記載の液晶表示装置。
  14. 【請求項14】 前記特定信号は、前記RGBデコーダ
    で生成、出力される自動利得制御信号であって、該自動
    利得制御信号に基づいて前記可変抵抗の抵抗値を変化さ
    せることにより、前記出力インピーダンスを調整制御す
    ることを特徴とする請求項12記載の液晶表示装置。
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