JP2000276047A - 情報重畳処理方法と情報重畳処理装置およびその処理を行う記録媒体 - Google Patents

情報重畳処理方法と情報重畳処理装置およびその処理を行う記録媒体

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JP2000276047A
JP2000276047A JP11078178A JP7817899A JP2000276047A JP 2000276047 A JP2000276047 A JP 2000276047A JP 11078178 A JP11078178 A JP 11078178A JP 7817899 A JP7817899 A JP 7817899A JP 2000276047 A JP2000276047 A JP 2000276047A
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English (en)
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Eiji Noguchi
栄治 野口
Minoru Eito
稔 栄藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重畳される情報の強さと画質の劣化量との関
係を考慮しないまま埋め込みをしているため、予想以上
に画質劣化が生じることがある。 【解決手段】 系列データF0を演算手段101により
データ列v0に射影し、情報重畳された系列データF1
を演算手段101によりデータ列v1に射影し、それら
データ列v0,v1に対して、n記憶手段105に記憶
された乱数系列nと間に、v1=v0+nとなる関係を
保ちながら、系列データF0とF1のベクトルの差のノ
ルム距離を演算手段106で計算し、その結果を射影R
をパラメータとして最小値検出手段108で最小化を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子媒体や系列デ
ータに対する情報重畳処理方法、情報重畳処理装置およ
び重畳情報処理を記録した媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、音声、画像、その他のデータを統
合的に扱うマルチメディア時代を迎え、従来からの情報
メディア、すなわち新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、電話
等の情報を人に伝達する手段がマルチメディアの対象と
して取り上げられるようになってきた。一般に、マルチ
メディアとは、文字だけでなく、図形、音声、特に画像
等を同時に関連づけて表すことをいうが、上記従来の情
報メディアをマルチメディアの対象とするには、その情
報をディジタル形式にして表すことが必須条件となる。
【0003】ところが、上記各情報メディアをディジタ
ル化すると、まったく同じものを複製コピーすることが
容易に実現できるため、データの配信を行うと、著作権
の保護が難しいという問題があげられる。そこで、必要
となってくるのが電子透かし等に代表される電子媒体に
対する情報重畳処理技術であり、各種電子媒体の著作権
保護ならびに、不正な複製防止・改ざん防止が可能とな
る。
【0004】ここで、電子透かしとは、画像・音声等の
電子媒体に対して、媒体を受けたものには知覚できない
ように情報を画像・音声等に埋め込み、その埋め込みデ
ータを画像・音声から取り出すことが可能なものであ
る。MPEG(Moving PictureExperts Group)でも、
電子透かしの標準化の提案があがっており、マルチメデ
ィア時代の必須技術となりつつある。
【0005】従来の情報重畳処理装置では、画像を一定
のブロック単位にわけて、周波数変換を行い、その周波
数データに乱数系列を重畳することにより情報重畳処理
を行っていた。(文献 "Secure Spread Spectrum Waterm
arking for Multimedia", NEC Research Institute, Te
chnical Report 95-10, Ingemar J.Cox, Joe Kiliant,
Tom Leighton, and Talal Shamoon)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】画像等の系列データに
対して、情報を重畳する際には、画像であれば画質劣化
が、音声であれば音質劣化が少なからず必ず生じること
になる。しかも、劣化の度合いと重畳された情報の強度
とは相反する関係にあり、強く埋め込むほど劣化が著し
くなる傾向にある。
【0007】しかしながら、従来の情報重畳処理方法で
は、埋め込んだ情報の強さと画質の劣化量との関係を考
慮しないまま埋め込みをしているため、予想以上に画質
劣化が生じることがあるという課題を有していた。
【0008】本発明は、従来のこのような課題を考慮
し、情報重畳のために用いられる演算手段に対し、系列
データの劣化度合いを最小値を求める方法により決定
し、最良の演算手段を得ることにより、系列データの劣
化を最小にする強固な情報重畳処理方法、情報重畳処理
装置、および情報重畳処理を行う記録媒体を提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、離
散化された系列データF0に射影Rを行いデータ列v0
を得るステップと、情報が重畳され離散化された系列デ
ータF1に射影Rを行いデータ列v1を得るステップ
と、得られたデータ列v0を記憶するステップと、得ら
れたデータ列v1を記憶するステップと、既知の乱数系
列nをデータ列v0に重畳し、データ列v1に埋め込む
ステップと、系列データF0、F1の距離を計算するス
テップと、その距離計算による結果Dの最小値を射影R
の演算に対して演算するステップとを備えた情報重畳処
理方法である。
【0010】また、請求項2の本発明は、離散化された
系列データF0を記憶するF0記憶手段と、情報を重畳
され離散化された系列データF1を記憶するF1記憶手
段と、F0記憶手段の系列データF0及びF1記憶手段
の系列データF1に射影Rを行うR演算手段と、系列デ
ータF0を射影して得られたデータ列v0を記憶するv
0記憶手段と、系列データF1を射影して得られたデー
タ列v1を記憶するv1記憶手段と、既知の乱数系列n
をv0記憶手段に記憶されたデータ列v0に重畳し、v
1記憶手段に埋め込む乱数系列埋め込み手段と、F0記
憶手段及びF1記憶手段にそれぞれ記憶された系列デー
タF0、F1の距離を計算する演算手段と、その演算手
段からの結果Dを記憶するD記憶手段と、そのD記憶手
段に記憶された結果Dの最小値をR演算手段に対して演
算する最小値検出手段とを備えた情報重畳処理装置であ
る。
【0011】上記請求項1または2によれば、離散化さ
れた系列データF0を入力として射影Rによりデータ列
v0に射影される。また、同様に、情報を重畳され離散
化された系列データF1を入力として射影Rによりデー
タ列v1に射影される。それらv0,v1に対して、既
知の乱数系列nと間に、例えば、v1=v0+nとなる
関係を保ちながら、F0とF1のベクトルの差のノルム
距離を計算し、その結果を射影Rをパラメータとして最
小化を行うことにより、F0とF1の差が最小となり、
情報重畳を行った系列データF1が得られる。
【0012】また、請求項3の本発明は、離散化された
系列データF0に射影Rを行いデータ列v0を得るステ
ップと、情報が重畳され離散化された系列データF1に
射影Rを行いデータ列v1を得るステップと、得られた
データ列v0を記憶するステップと、得られたデータ列
v1を記憶するステップと、既知の乱数系列nをデータ
列v0に重畳し、データ列v1に埋め込むステップと、
系列データF0及びデータ列v0及びデータ列v1にお
ける特徴量に関するデータCを記憶するステップと、系
列データF0、F1の距離を記憶したデータCを用いて
計算するステップと、その距離計算による結果Dの最小
値を射影Rの演算に対して演算するステップとを備えた
情報重畳処理方法である。
【0013】また、請求項4の本発明は、離散化された
系列データF0を記憶するF0記憶手段と、情報を重畳
され離散化された系列データF1を記憶するF1記憶手
段と、F0記憶手段の系列データF0及びF1記憶手段
の系列データF1に射影Rを行うR演算手段と、系列デ
ータF0を射影して得られたデータ列v0を記憶するv
0記憶手段と、系列データF1を射影して得られたデー
タ列v1を記憶するv1記憶手段と、既知の乱数系列n
をv0記憶手段に記憶されたデータ列v0に重畳し、v
1記憶手段に埋め込む乱数系列埋め込み手段と、v0記
憶手段及びv1記憶手段及びF0記憶手段の各データに
おける特徴量に関するデータCを記憶するC記憶手段
と、F0記憶手段及びF1記憶手段にそれぞれ記憶され
た系列データF0、F1の距離をC記憶手段に記憶され
たデータCを用いて計算する演算手段と、その演算手段
からの結果Dを記憶するD記憶手段と、そのD記憶手段
に記憶された結果Dの最小値をR演算手段に対して演算
する最小値検出手段とを備えた情報重畳処理装置であ
る。
【0014】上記請求項3または4によれば、離散化さ
れた系列データF0を入力として射影Rによりデータ列
v0に射影される。また、同様に、情報を重畳され離散
化された系列データF1を入力として射影Rによりデー
タ列v1に射影される。それらv0,v1に対して、既
知の乱数系列nと間に、例えば、v1=v0+nとなる
関係を保ちながら、F0とF1のベクトルの差のノルム
距離に重みCを乗じて計算し、その結果を射影Rをパラ
メータとして最小化を行うことにより、F0とF1の差
が最小となり、かつ重みCにより重み付けを考慮した情
報重畳を行った系列データF1が得られる。
【0015】また、請求項5の本発明は、離散化された
系列データF0を所定のルールで分割するステップと、
その分割された各データ列に周波数変換を行うステップ
と、その周波数変換された各データ列に射影RRを行う
ステップと、その射影演算を行って得られたデータ列v
0を記憶するステップと、情報を重畳され離散化された
系列データF1を所定のルールで分割するステップと、
その分割された各データ列に周波数変換を行うステップ
と、その周波数変換された各データ列に射影RRを行う
ステップと、その射影演算を行って得られたデータ列v
1を記憶するステップと、既知の乱数系列nをデータ列
v0に重畳し、データ列v1に埋め込むステップと、系
列データF0、F1の距離を計算するステップと、その
計算の結果Dの最小値を射影RR演算それぞれに対して
演算するステップとを備えた情報重畳処理方法である。
【0016】また、請求項6の本発明は、離散化された
系列データF0を記憶するF0記憶手段と、その記憶さ
れた系列データF0を所定のルールで分割する分割手段
Aと、その分割された各データ列に周波数変換を行う周
波数変換手段Aと、その周波数変換された各データ列に
射影RRを行うRR演算手段Aと、その射影演算を行っ
て得られたデータ列v0を記憶するv0記憶手段と、情
報を重畳され離散化された系列データF1を記憶するF
1記憶手段と、その記憶された系列データF1を所定の
ルールで分割する分割手段Bと、その分割された各デー
タ列に周波数変換を行う周波数変換手段Bと、その周波
数変換された各データ列に射影RRを行うRR演算手段
Bと、その射影演算を行って得られたデータ列v1を記
憶するv1記憶手段と、既知の乱数系列nをv0記憶手
段に記憶されたデータ列v0に重畳し、v1記憶手段に
埋め込む乱数系列埋め込み手段と、F0記憶手段及びF
1記憶手段にそれぞれ記憶された系列データF0、F1
の距離を計算する演算手段と、その演算手段からの結果
Dを記憶するD記憶手段と、そのD記憶手段に記憶され
た結果Dの最小値をRR演算手段A,Bそれぞれに対し
て演算する最小値検出手段とを備えた情報重畳処理装置
である。
【0017】上記請求項5または6によれば、離散化さ
れた系列データF0を入力としてあるルールに基づきF
01,F02,F03,・・・、F0Nに分割され、そ
れぞれ周波数変換Rによりそれぞれ変換されたRF0
1,RF02,RF03,・・・、RF0Nに変換され
た後、射影RRによりデータ列v0に射影される。ま
た、同様に、情報を重畳され離散化された系列データF
1を入力としてあるルールに基づきF11,F12,F
13,・・・、F1Nに分割され、それぞれ周波数変換
Rによりそれぞれ変換されたRF11,RF12,RF
13,・・・、RF1Nに変換された後、射影RRによ
りデータ列v1に射影される。それらv0,v1に対し
て、既知の乱数系列nと間に、例えば、v1=v0+n
となる関係を保ちながら、F0とF1のベクトルの差の
ノルム距離を計算し、その結果を射影RRをパラメータ
として最小化を行うことにより、F0とF1の差が最小
となり、情報重畳を行った系列データF1が得られる。
【0018】また、請求項7の本発明は、離散化された
系列データF0を所定のルールで分割するステップと、
その分割された各データ列に周波数変換を行うステップ
と、その周波数変換された各データ列に射影RRを行う
ステップと、その射影演算を行って得られたデータ列v
0を記憶するステップと、情報を重畳され離散化された
系列データF1を所定のルールで分割するステップと、
その分割された各データ列に周波数変換を行うステップ
と、その周波数変換された各データ列に射影RRを行う
ステップと、その射影演算を行って得られたデータ列v
1を記憶するステップと、既知の乱数系列nをデータ列
v0に重畳し、データ列v1に埋め込むステップと、系
列データF0及びデータ列v0及びデータ列v1におけ
る特徴量に関するデータCを記憶するステップと、系列
データF0、F1の距離を記憶したデータCを用いて計
算するステップと、その計算の結果Dの最小値を射影R
R演算それぞれに対して演算するステップとを備えた情
報重畳処理方法である。
【0019】また、請求項8の本発明は、離散化された
系列データF0を記憶するF0記憶手段と、その記憶さ
れた系列データF0を所定のルールで分割する分割手段
Aと、その分割された各データ列に周波数変換を行う周
波数変換手段Aと、その周波数変換された各データ列に
射影RRを行うRR演算手段Aと、その射影演算を行っ
て得られたデータ列v0を記憶するv0記憶手段と、情
報を重畳され離散化された系列データF1を記憶するF
1記憶手段と、その記憶された系列データF1を所定の
ルールで分割する分割手段Bと、その分割された各デー
タ列に周波数変換を行う周波数変換手段Bと、その周波
数変換された各データ列に射影RRを行うRR演算手段
Bと、その射影演算を行って得られたデータ列v1を記
憶するv1記憶手段と、既知の乱数系列nをv0記憶手
段に記憶されたデータ列v0に重畳し、v1記憶手段に
埋め込む乱数系列埋め込み手段と、v0記憶手段及びv
1記憶手段及びF0記憶手段の各データにおける特徴量
に関するデータCを記憶するC記憶手段と、F0記憶手
段及びF1記憶手段にそれぞれ記憶された系列データF
0、F1の距離をC記憶手段に記憶されたデータCを用
いて計算する演算手段と、その演算手段からの結果Dを
記憶するD記憶手段と、そのD記憶手段に記憶された結
果Dの最小値をRR演算手段A,Bそれぞれに対して演
算する最小値検出手段とを備えた情報重畳処理装置であ
る。
【0020】上記請求項7または8によれば、離散化さ
れた系列データF0を入力としてあるルールに基づきF
01,F02,F03,・・・、F0Nに分割され、そ
れぞれ周波数変換Rによりそれぞれ変換されたRF0
1,RF02,RF03,・・・、RF0Nに変換され
た後、射影RRによりデータ列v0に射影される。ま
た、同様に、情報を重畳され離散化された系列データF
1を入力としてあるルールに基づきF11,F12,F
13,・・・、F1Nに分割され、それぞれ周波数変換
Rによりそれぞれ変換されたRF11,RF12,RF
13,・・・、RF1Nに変換された後、射影RRによ
りデータ列v1に射影される。それらv0,v1に対し
て、既知の乱数系列nと間に、例えば、v1=v0+n
となる関係を保ちながら、F0とF1のベクトルの差の
ノルム距離に重みCを乗じて計算し、その結果を射影R
Rをパラメータとして最小化を行うことにより、F0と
F1の差が最小となり、かつ重みCにより重み付けを考
慮した情報重畳を行った系列データF1が得られる。
【0021】このような本発明の情報重畳処理方法、情
報重畳処理装置および情報重畳処理を行う記録媒体で
は、以下の理由により、従来の情報重畳処理技術を用い
るよりも埋め込んだ情報の強さと画質の劣化量との関係
を考慮できる情報重畳処理方法、情報重畳処理装置およ
び情報重畳処理を行う記録媒体を提供可能となる。 (1)パラメータとして源系列データと情報重畳された
系列データを比較しているため、画像が対象であれば、
画質劣化(S/N)の指標がはっきりする。 (2)重み付けを行うことにより、画像が対象であれ
ば、視覚特性に合わせた埋め込みが可能となり、SN比
のみならず、主観的な視覚劣化を低くとることが可能で
ある。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施の形態
について、図面を参照しながら説明する。
【0023】図1は、本発明にかかる第1の実施の形態
の情報重畳処理装置に関するブロック図であり、100
は、画像や音声等の離散化された系列データ(ベクト
ル)を記憶するF0記憶手段である。101は、系列デ
ータに対して、射影Rに基づき射影演算を行う演算手段
である。102は、F0記憶手段100の系列データを
射影して作成されたベクトルを記憶するv0記憶手段で
ある。103は、情報を重畳させた画像や音声等の離散
化された系列データ(ベクトル)を記憶するF1記憶手
段である。104は、F1記憶手段103の情報重畳さ
れた系列データを射影して作成されたベクトルを記憶す
るv1記憶手段である。105は、乱数系列を記憶して
おくn記憶手段である。106は、F0記憶手段100
の系列データとF1記憶手段103の情報重畳された系
列データとの差を計算する演算手段である。107は、
演算手段106の計算結果を記憶するD記憶手段であ
る。108は、D記憶手段107の値から演算手段10
1をパラメータとして最小値を計算する最小値検出手段
である。109は、v0記憶手段102の系列データよ
り、v1記憶手段104に記憶されている系列データへ
n記憶手段105に記憶されている乱数を埋め込む乱数
系列埋め込み手段である。
【0024】以上のように構成された本実施の形態の情
報重畳処理装置の動作を、図面を用いて以下で説明しな
がら、それに対応する本発明の情報重畳処理方法の一実
施の形態についても同時に述べる。
【0025】図5に示されるように、長さ9の系列デー
タF0:900に対して、そのベクトル成分3個ずつを
加算する射影手段R901を用いて、長さが3の系列デ
ータv0:902に射影を行う。F0の成分表現をF0
(i)、v0の成分表現をv0(j)とすると、v0
(0)=F0(0)+F0(1)+F0(2)、v0
(1)=F0(3)+F0(4)+F0(5)、v0
(2)=F0(6)+F0(7)+F0(8)、という
ように射影を行う。
【0026】同様に長さ9の情報が重畳されている系列
データF1:903に対して、そのベクトル成分3個ず
つを加算する射影手段R901を用いて、長さが3の系
列データv1:904に射影を行う。F1の成分表現を
F1(i)、v1の成分表現をv1(j)とすると、v
1(0)=F1(0)+F1(1)+F1(2)、v1
(1)=F1(3)+F1(4)+F1(5)、v1
(2)=F1(6)+F1(7)+F1(8)というよ
うに射影を行う。
【0027】ここで、平均0、分散が1の乱数系列をn
(i)として、v1(i)=v0(i)+n(i)とい
う関係を保つようにする。さらに、系列データF0とF
1の差のノルムを計算し、それをDとすると、例えば、
D=|F1(0)−F0(0)|+|F1(1)−F0
(1)|+・・・+|F1(8)−F0(8)|と表せ
る。このDが最小化するように、射影手段R901をパ
ラメータとして最小化問題を解くことになる。
【0028】最小化問題を解くには、例えば、図9に示
されるような射影手段R1701を用意する。長さ9の
系列データF0:1700に対して、そのベクトル成分
3個ずつを加算する射影手段R1701を用いて、長さ
が3の系列データv0:1702に射影を行う。F0の
成分表現をF0(i)、v0の成分表現をv0(j)と
すると、v0(0)=F0(0)+F0(3)+F0
(6)、v0(1)=F0(1)+F0(4)+F0
(7)、v0(2)=F0(2)+F0(5)+F0
(8)、というように射影を行う。
【0029】この射影手段R1701を用いて、同様に
長さ9の情報が重畳されている系列データF1:170
3に対して、そのベクトル成分3個ずつを加算する射影
手段R1701を用いて、長さが3の系列データv1:
1704に射影を行う。F1の成分表現をF1(i)、
v1の成分表現をv1(j)とすると、v1(0)=F
1(0)+F1(3)+F1(6)、v1(1)=F1
(1)+F1(4)+F1(7)、v1(2)=F1
(2)+F1(5)+F1(8)というように射影を行
う。
【0030】ここで、平均0、分散が1の乱数系列をn
(i)として、v1(i)=v0(i)+n(i)とい
う関係を保つようにする。さらに、系列データF0とF
1の差のノルムを計算し、それをDとすると、例えば、
D=|F1(0)−F0(0)|+|F1(1)−F0
(1)|+・・・+|F1(8)−F0(8)|と表せ
る。このDについて上記図5で定義された射影手段R9
01の時と射影手段R1701の時とどちらが小さくな
るかを比較することにより最小となる射影手段Rを求め
ることができる。
【0031】具体的な実現例として一例を示すと、図1
3に示されるように、原画像データF0:2501に対
して、各画素の列毎の加算値を原画像の系列データv
0:2502に格納し、その系列データに対し、各要素
毎に埋め込みたい乱数系列n2503の情報を加算し埋
め込む。乱数系列n2503を埋め込んだ電子透かし入
り画像の系列データv1:2504を電子透かし入り画
像データF1:2505に変換するに当たっては、一例
として、画質の劣化を最小化するために、各画素列の中
でもっとも影響の少ないものを選び埋め込む実現を行
う。第0列においては、原画像データF0:2501の
第0列の中で画素値が最大のものを選び、その場所に埋
め込みたい透かし情報を埋め込む。例えば、0行0列の
画素の値が10、1行0列の画素の値が20、2行0列
の画素の値が30である場合、最大の2行0列の部分に
乱数系列の値5を埋め込む。同様に、第1列、第2列に
対しても、その列内で最大値を取る画素に乱数系列を埋
め込むことができる。このことにより、画像全体の劣化
を抑えながら電子透かし情報を画像に埋め込むことが可
能となる。
【0032】以上のように、本実施の形態では、二つの
系列データ(オリジナルと情報埋め込みをおこなったも
の)の差を最小化する射影Rを求めることにより、画像
であれば画質劣化の少ない情報埋め込み方法を計算する
ことが可能となる。
【0033】図2は、本発明にかかる第2の実施の形態
の情報重畳処理装置に関するブロック図であり、300
は、画像や音声等の離散化された系列データ(ベクト
ル)を記憶するF0記憶手段である。301は、系列デ
ータに対して、射影Rに基づき射影演算を行う演算手段
である。302は、系列データを射影して作成されたベ
クトルを記憶するv0記憶手段である。303は、情報
を重畳させた画像や音声等の離散化された系列データ
(ベクトル)を記憶するF1記憶手段である。304
は、情報重畳された系列データを射影して作成されたベ
クトルを記憶するv1記憶手段である。305は、乱数
系列を記憶しておくn記憶手段である。306は、F0
記憶手段300の系列データとF1記憶手段303の情
報を重畳させた系列データとの差を計算する演算手段で
ある。307は、演算手段306の計算結果を記憶する
D記憶手段である。308は、D記憶手段307の値か
ら演算手段301をパラメータとして最小値を計算する
最小値検出手段である。309は、演算手段306に用
いられる重み係数Cを記憶する重みC記憶手段であり、
重み係数Cは、例えば、画像の場合、離散化されてた系
列データF0記憶手段300に対して、視覚的に目立ち
にくいエッジ部分を抽出し、そのエッジ部分に重きをお
く重み係数などを利用する。他には、音声の場合は、聴
覚の聞き取りに関係する周波数マスキング、時間マスキ
ングなどを考慮する重み係数を利用する。さらに、v0
記憶手段302、v1記憶手段303の係数値の中で値
が一定値を超える部分の重みを計算し、重み係数Cに考
慮することも可能である。310は、v0記憶手段30
2の系列データより、v1記憶手段304に記憶されて
いる系列データへn記憶手段305に記憶されている乱
数を埋め込む乱数系列埋め込み手段である。
【0034】以上のように構成された本実施の形態の情
報重畳処理装置の動作を、図面を用いて以下で説明しな
がら、それに対応する本発明の情報重畳処理方法の一実
施の形態についても同時に述べる。
【0035】図6に示されるように、長さ9の系列デー
タF0:1100に対して、そのベクトル成分3個ずつ
を加算する射影手段R1101を用いて、長さが3の系
列データv0:1102に射影を行う。F0の成分表現
をF0(i)、v0の成分表現をv0(j)とすると、
v0(0)=F0(0)+F0(1)+F0(2)、v
0(1)=F0(3)+F0(4)+F0(5)、v0
(2)=F0(6)+F0(7)+F0(8)、という
ように射影を行う。
【0036】同様に長さ9の情報が重畳されている系列
データF1:1103に対して、そのベクトル成分3個
ずつを加算する射影手段R1101を用いて、長さが3
の系列データv1:1104に射影を行う。F1の成分
表現をF1(i)、v1の成分表現をv1(j)とする
と、v1(0)=F1(0)+F1(1)+F1
(2)、v1(1)=F1(3)+F1(4)+F1
(5)、v1(2)=F1(6)+F1(7)+F1
(8)というように射影を行う。
【0037】ここで、平均0、分散が1の乱数系列をn
(i)として、v1(i)=v0(i)+n(i)とい
う関係を保つようにする。さらに、系列データF0とF
1の差に対して重みCを乗じてからノルムを計算し、そ
れをDとすると、例えば、D=|C(0)・(F1
(0)−F0(0))|+|C(1)・(F1(1)−
F0(1))|+・・・+|C(8)・(F1(8)−
F0(8))|と表せる。このDが最小化するように、
射影手段R1101をパラメータとして最小化問題を解
くことになる。
【0038】最小化問題を解くには、例えば、図10に
示されるような射影手段R1901を用意する。長さ9
の系列データF0:1900に対して、そのベクトル成
分3個ずつを加算する射影手段R1901を用いて、長
さが3の系列データv0:1902に射影を行う。F0
の成分表現をF0(i)、v0の成分表現をv0(j)
とすると、v0(0)=F0(0)+F0(3)+F0
(6)、v0(1)=F0(1)+F0(4)+F0
(7)、v0(2)=F0(2)+F0(5)+F0
(8)、というように射影を行う。
【0039】この時、重みCを、対象が画像であれば、
視覚劣化の原因となるエッジ情報の逆数を取り入れるこ
とにより、画質劣化の度合いを反映することが可能とな
る。この射影手段R1901を用いて、同様に長さ9の
情報が重畳されている系列データF1:1903に対し
て、そのベクトル成分3個ずつを加算する射影手段R1
901を用いて、長さが3の系列データv1:1904
に射影を行う。F1の成分表現をF1(i)、v1の成
分表現をv1(j)とすると、v1(0)=F1(0)
+F1(3)+F1(6)、v1(1)=F1(1)+
F1(4)+F1(7)、v1(2)=F1(2)+F
1(5)+F1(8)というように射影を行う。
【0040】ここで、平均0、分散が1の乱数系列をn
(i)として、v1(i)=v0(i)+n(i)とい
う関係を保つようにする。さらに、系列データF0とF
1の差のノルムに対して重みCを乗じてから計算し、そ
れをDとすると、例えば、D=|C(0)・(F1
(0)−F0(0))|+|C(1)・(F1(1)−
F0(1))|+・・・+|C(8)・(F1(8)−
F0(8))|と表せる。この時のDが、上記図6で定
義された射影手段R1101の時と射影手段R1901
の時とどちらが小さくなるかを比較することにより最小
となる射影手段Rを求めることができる。
【0041】以上のように、本実施の形態では、二つの
系列データ(オリジナルと情報埋め込みをおこなったも
の)の差を最小化する射影Rを求めることにより、画像
であれば画質劣化の少ない情報埋め込み方法を計算する
ことが可能となる。
【0042】図3は、本発明にかかる第3の実施の形態
の情報重畳処理装置に関するブロック図であり、500
は、画像や音声等の離散化された系列データ(ベクト
ル)を記憶するF0記憶手段である。501は、系列デ
ータを所定のルールに従って複数のブロックに分割する
分割手段である。502は、各ブロックの系列データに
対して、周波数変換Rに基づき周波数変換を行う周波数
変換手段である。503は、複数のブロック系列データ
に対して、それらを統合し、射影RRを演算する演算手
段である。504は、F0記憶手段500に基づいて射
影演算された演算手段503からの結果ベクトルを記憶
するv0記憶手段である。505は、情報を重畳された
画像や音声等の離散化された系列データ(ベクトル)を
記憶するF1記憶手段である。506は、F1記憶手段
505に基づいて射影演算された演算手段503からの
結果ベクトルを記憶するv1記憶手段である。507
は、乱数系列を記憶しておくn記憶手段である。508
は、F0記憶手段500の系列データとF1記憶手段5
05の系列データとの差を計算する演算手段である。5
09は、演算手段508の計算結果を記憶するD記憶手
段である。510は、D記憶手段509の値を演算手段
503をパラメータとして最小値を計算する最小値検出
手段である。
【0043】511は、F0記憶手段500から分割手
段501を用いて分割したブロックの一部を記憶するF
01記憶手段である。以下、同様に512は、分割した
ブロックの一部を記憶するF02記憶手段、513は、
分割したブロックの一部を記憶するF03記憶手段であ
り、519は、F0記憶手段500から分割手段501
を用いて分割したブロックの一部を記憶するF0N記憶
手段である。521は、F01記憶手段511の値を元
に周波数変換手段R502により変換された値を記憶す
るRF01記憶手段である。以下、同様に522は、変
換された値を記憶するRF02記憶手段、523は、変
換された値を記憶するRF03記憶手段であり、529
は、F0N記憶手段519の値を元に周波数変換手段R
502により変換された値を記憶するRF0N記憶手段
である。
【0044】531は、F1記憶手段505から分割手
段501を用いて分割したブロックの一部を記憶するF
11記憶手段である。以下、同様に532は、分割した
ブロックの一部を記憶するF12記憶手段、533は、
分割したブロックの一部を記憶するF13記憶手段であ
り、539は、F1記憶手段505から分割手段501
を用いて分割したブロックの一部を記憶するF1N記憶
手段である。541は、F11記憶手段531の値を元
に周波数変換手段R502により変換された値を記憶す
るRF11記憶手段である。以下、同様に542は、変
換された値を記憶するRF12記憶手段、543は、変
換された値を記憶するRF13記憶手段である。549
は、F1N記憶手段539の値を元に周波数変換手段R
502により変換された値を記憶するRF1N記憶手段
である。
【0045】550は、v0記憶手段504の系列デー
タより、v1記憶手段506に記憶されている系列デー
タへn記憶手段507に記憶されている乱数を埋め込む
乱数系列埋め込み手段である。
【0046】以上のように構成された本実施の形態の情
報重畳処理装置の動作を、図面を用いて以下で説明しな
がら、それに対応する本発明の情報重畳処理方法の一実
施の形態についても同時に述べる。
【0047】図7に示されるように、長さ12の系列デ
ータF0:1300に対して、そのベクトル成分4個ず
つ一定の区間に分割する分割手段1301により、長さ
が4の分割後データ群1302が生成される。その分割
後データ群1302の各ブロック毎に周波数変換手段R
1303を用いて周波数変換を行い、周波数変換後デー
タ群1304を得る。その周波数変換後データ群に対し
て、1要素ずつピックアップして加算する手法の射影手
段RR1305を用いて、長さが4の系列データv0:
1306に射影を行う。
【0048】同様に長さ12の情報が重畳されている系
列データF1:1310に対して、そのベクトル成分4
個ずつ一定の区間に分割する分割手段1301により、
長さが4の分割後データ群1312が生成される。その
分割後データ群1312の各ブロック毎に周波数変換手
段R1303を用いて周波数変換を行い、周波数変換後
データ群1314を得る。その周波数変換後データ群に
対して、1要素ずつピックアップして加算する手法の射
影手段RR1305を用いて、長さが4の系列データv
1:1316に射影を行う。
【0049】ここで、平均0、分散が1の乱数系列n1
329をn(i)として、v1(i)=v0(i)+n
(i)という関係を保つようにする。さらに、系列デー
タF0とF1の差に対してノルムを計算し、それをDと
すると、例えば、D=|F1(0)−F0(0)|+|
F1(1)−F0(1)|+・・・+|F1(11)−
F0(11)|と表せる。このDが最小化するように、
射影手段RR1305をパラメータとして最小化問題を
解くことになる。
【0050】最小化問題を解くには、例えば、図11に
示されるような射影手段RR2105を用意する。
【0051】長さ12の系列データF0:2100に対
して、そのベクトル成分4個ずつ一定の区間に分割する
分割手段2101により、長さが4の分割後データ群2
102が生成される。その分割後データ群2102の各
ブロック毎に周波数変換手段R2103を用いて周波数
変換を行い、周波数変換後データ群2104を得る。そ
の周波数変換後データ群2104に対して、1要素ずつ
ピックアップして加算する手法の射影手段RR2105
を用いて、長さが4の系列データv0:2106に射影
を行う。
【0052】同様に長さ12の情報が重畳されている系
列データF1:2110に対して、そのベクトル成分4
個ずつ一定の区間に分割する分割手段2101により、
長さが4の分割後データ群2112が生成される。その
分割後データ群2112の各ブロック毎に周波数変換手
段R2103を用いて周波数変換を行い、周波数変換後
データ群2114を得る。その周波数変換後データ群2
114に対して、1要素ずつピックアップして所定のル
ールで加算する手法の射影手段RR2105を用いて、
長さが4の系列データv1:2116に射影を行う。
【0053】ここで、平均0、分散が1の乱数系列n2
120をn(i)として、v1(i)=v0(i)+n
(i)という関係を保つようにする。さらに、系列デー
タF0とF1の差に対してノルムを計算し、それをDと
すると、例えば、D=|F1(0)−F0(0)|+|
F1(1)−F0(1)|+・・・+|F1(11)−
F0(11)|と表せる。上記射影手段RR1305に
より得られたDと射影手段RR2105により得られた
Dとを比較することにより、より小さい値をとる射影手
段を求めることが可能となる。考えられる全ての組合せ
に対する射影を比較検討することにより最小値Dをとる
射影手段を求めることができる。
【0054】以上のように、本実施の形態では、二つの
系列データ(オリジナルと情報埋め込みをおこなったも
の)の差を最小化する射影RRを求めることにより、画
像であれば画質劣化の少ない情報埋め込み方法を計算す
ることが可能となる。
【0055】なお、周波数変換手段は、FFT、DC
T、Wavelet等どのような手段でも構わない。
【0056】図4は、本発明にかかる第4の実施の形態
の情報重畳処理装置に関するブロック図であり、700
は、画像や音声等の離散化された系列データ(ベクト
ル)を記憶するF0記憶手段である。701は、系列デ
ータを所定のルールに従って複数のブロックに分割する
分割手段である。702は、各ブロックの系列データに
対して、周波数変換Rに基づき周波数変換を行う周波数
変換手段である。703は、複数のブロック系列データ
に対して、それらを統合し、射影RRを演算する演算手
段である。704は、F0記憶手段700に基づいて射
影演算された演算手段703からの結果ベクトルを記憶
するv0記憶手段である。705は、情報を重畳された
画像や音声等の離散化された系列データ(ベクトル)を
記憶するF1記憶手段である。706は、F1記憶手段
705に基づいて射影演算された演算手段703からの
結果ベクトルを記憶するv1記憶手段である。707
は、乱数系列を記憶しておくn記憶手段である。708
は、F0記憶手段700の系列データとF1記憶手段7
05の系列データとの差に重みを考慮して計算する演算
手段である。709は、演算手段708の計算結果を記
憶するD記憶手段である。710は、D記憶手段709
の値を演算手段703をパラメータとして最小値を計算
する最小値検出手段である。
【0057】711は、F0記憶手段700から分割手
段701を用いて分割したブロックの一部を記憶するF
01記憶手段である。以下、同様に712は、分割した
ブロックの一部を記憶するF02記憶手段、713は、
分割したブロックの一部を記憶するF02記憶手段であ
り、719は、F0記憶手段700から分割手段701
を用いて分割したブロックの一部を記憶するF0N記憶
手段である。721は、F01記憶手段711の値を元
に周波数変換手段R702により変換された値を記憶す
るRF01記憶手段である。以下、同様に722は、変
換された値を記憶するRF02記憶手段、723は、変
換された値を記憶するRF03記憶手段であり、729
は、F0N記憶手段719の値を元に周波数変換手段R
702により変換された値を記憶するRF0N記憶手段
である。
【0058】731は、F1記憶手段705から分割手
段701を用いて分割したブロックの一部を記憶するF
11記憶手段である。以下、同様に732は、分割した
ブロックの一部を記憶するF12記憶手段、733は、
分割したブロックの一部を記憶するF13記憶手段であ
り、739は、F1記憶手段705から分割手段701
を用いて分割したブロックの一部を記憶するF1N記憶
手段である。741は、F11記憶手段731の値を元
に周波数変換手段R702により変換された値を記憶す
るRF11記憶手段である。以下、同様に742は、変
換された値を記憶するRF12記憶手段、743は、変
換された値を記憶するRF13記憶手段であり、749
は、F1N記憶手段739の値を元に周波数変換手段R
702により変換された値を記憶するRF1N記憶手段
である。
【0059】750は、演算手段708に用いられる重
み係数Cを記憶する重みC記憶手段である。751は、
v0記憶手段704の系列データより、v1記憶手段7
06に記憶されている系列データへn記憶手段707に
記憶されている乱数を埋め込む乱数系列埋め込み手段で
ある。
【0060】以上のように構成された本実施の形態の情
報重畳処理装置の動作を、図面を用いて以下で説明しな
がら、それに対応する本発明の情報重畳処理方法の一実
施の形態についても同時に述べる。なお、図14に本実
施の形態に対応する処理方法のフローチャートを示す。
図14において、左側が系列データF0に対する処理を
示し、右側が情報が重畳されている系列データF1に対
する処理を示す。
【0061】図8に示されるように、長さ12の系列デ
ータF0:1500に対して、そのベクトル成分4個ず
つ一定の区間に分割する分割手段1501により、長さ
が4の分割後データ群1502が生成される。その分割
後データ群1502の各ブロック毎に周波数変換手段R
1503を用いて周波数変換を行い、周波数変換後デー
タ群1504を得る。その周波数変換後データ群150
4に対して、1要素ずつピックアップして加算する手法
の射影手段RR1505を用いて、長さが4の系列デー
タv0:1506に射影を行う。
【0062】同様に長さ12の情報が重畳されている系
列データF1:1510に対して、そのベクトル成分4
個ずつ一定の区間に分割する分割手段1501により、
長さが4の分割後データ群1512が生成される。その
分割後データ群1512の各ブロック毎に周波数変換手
段R1503を用いて周波数変換を行い、周波数変換後
データ群1514を得る。その周波数変換後データ群1
514に対して、1要素ずつピックアップして加算する
手法の射影手段RR1505を用いて、長さが4の系列
データv1:1516に射影を行う。
【0063】ここで、平均0、分散が1の乱数系列n1
520をn(i)として、v1(i)=v0(i)+n
(i)という関係を保つようにする。さらに、系列デー
タF0とF1の差に対して重みCを乗してからノルムを
計算し、それをDとすると、例えば、D=|C(0)・
(F1(0)−F0(0))|+|C(1)・(F1
(1)−F0(1))|+・・・+|C(11)・(F
1(11)−F0(11))|と表せる。このDが最小
化するように、射影手段RR1505をパラメータとし
て最小化問題を解くことになる。
【0064】この時、重みCを、対象が画像であれば、
視覚劣化の原因となるエッジ情報の逆数を取り入れるこ
とにより、画質劣化の度合いを反映することが可能とな
る。
【0065】最小化問題を解くには、例えば、図12に
示されるような射影手段RR2305を用意する。
【0066】長さ12の系列データF0:2300に対
して、そのベクトル成分4個ずつ一定の区間に分割する
分割手段2301により、長さが4の分割後データ群2
302が生成される。その分割後データ群2302の各
ブロック毎に周波数変換手段R2303を用いて周波数
変換を行い、周波数変換後データ群2304を得る。そ
の周波数変換後データ群2304に対して、1要素ずつ
ピックアップして加算する手法の射影手段RR2305
を用いて、長さが4の系列データv0:2306に射影
を行う。
【0067】同様に長さ12の情報が重畳されている系
列データF1:2310に対して、そのベクトル成分4
個ずつ一定の区間に分割する分割手段2301により、
長さが4の分割後データ群2312が生成される。その
分割後データ群2312の各ブロック毎に周波数変換手
段R2303を用いて周波数変換を行い、周波数変換後
データ群2314を得る。その周波数変換後データ群2
314に対して、1要素ずつピックアップして所定のル
ールで加算する手法の射影手段RR2305を用いて、
長さが4の系列データv1:2316に射影を行う。
【0068】ここで、平均0、分散が1の乱数系列n2
320をn(i)として、v1(i)=v0(i)+n
(i)という関係を保つようにする。さらに、系列デー
タF0とF1の差に対して重みCを乗じてからノルムを
計算し、それをDとすると、例えば、D=|C(0)・
(F1(0)−F0(0))|+|C(1)・(F1
(1)−F0(1))|+・・・+|C(11)・(F
1(11)−F0(11))|と表せる。上記図8の射
影手段RR1505により得られたDと射影手段RR2
305により得られたDとを比較することにより、より
小さい値をとる射影手段を求めることが可能となる。考
えられる全ての組合せに対する射影を比較検討すること
により最小値Dをとる射影手段を求めることができる。
【0069】以上のように、本実施の形態では、二つの
系列データ(オリジナルと情報埋め込みをおこなったも
の)の差を最小化する射影RRを求めることにより、画
像であれば画質劣化の少ない情報埋め込み方法を計算す
ることが可能となる。
【0070】なお、周波数変換手段は、FFT、DC
T、Wavelet等どのような手段でも構わない。
【0071】また、上記実施の形態では、いずれも専用
のハードウェアによる構成として説明したが、これに限
らず、同様の機能をコンピュータを用いてソフトウェア
的に構成しても良い。また、その場合に、上述した各手
段及び処理ステップの機能の全部あるいは一部をコンピ
ュータで実行できるプログラムとして記録媒体に記録
し、その記録媒体を提供することにより実行できるよう
にしてもよい。
【0072】また、上記各実施の形態における射影演算
の方法は一例を示すものであって、上記説明に限定され
るものではない。
【0073】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、従来のブロック処理による情報重畳処理技術を
用いるよりも、位置ずれに対して強固な情報重畳、重畳
情報復号が行えるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施の形態における情報
重畳処理装置のブロック図である。
【図2】本発明にかかる第2の実施の形態における情報
重畳処理装置のブロック図である。
【図3】本発明にかかる第3の実施の形態における情報
重畳処理装置のブロック図である。
【図4】本発明にかかる第4の実施の形態における情報
重畳処理装置のブロック図である。
【図5】上記第1の実施の形態における射影手段を説明
するサンプル概念図である。
【図6】上記第2の実施の形態における射影手段を説明
するサンプル概念図である。
【図7】上記第3の実施の形態における分割手段・周波
数変換手段・射影手段を説明するサンプル概念図であ
る。
【図8】上記第6の実施の形態における分割手段・周波
数変換手段・射影手段を説明するサンプル概念図であ
る。
【図9】上記第1の実施の形態における最小値検出手段
を説明するサンプル概念図である。
【図10】上記第2の実施の形態における最小値検出手
段を説明するサンプル概念図である。
【図11】上記第3の実施の形態における最小値検出手
段を説明するサンプル概念図である。
【図12】上記第4の実施の形態における最小値検出手
段を説明するサンプル概念図である。
【図13】上記第1の実施の形態における乱数系列デー
タの埋め込み方法を説明するサンプル概念図である。
【図14】図4の情報重畳処理装置に対応する処理方法
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100、300、500、700 F0記憶手段 101、106、301 演算手段 102、302、504、704 v0記憶手段 103、303、505、705 F1記憶手段 104、304、506、706 v1記憶手段 105、305、507、707 n記憶手段 106、306、508、708 演算手段 107、307、509、709 D記憶手段 108、308、510、710 最小値検出手段 109、310、550、751 乱数系列埋め込み手
段 309、750 重みC記憶手段 501、701 分割手段 502、702 周波数変換手段R 503、703 演算手段(射影RR) 511、711 F01記憶手段 512、712 F02記憶手段 513、713 F03記憶手段 519、719 F0N記憶手段 521、721 RF01記憶手段 522、722 RF02記憶手段 523、723 RF03記憶手段 529、729 RF0N記憶手段 531、731 F11記憶手段 532、732 F12記憶手段 533、733 F13記憶手段 539、739 F1N記憶手段 541、741 RF11記憶手段 542、742 RF12記憶手段 543、743 RF13記憶手段 549、749 RF1N記憶手段 901、1101、1701、1901 射影手段R 1301、1501、2101、2301 分割手段 1303、1503、、2103、2303 周波数変
換手段R 1305、1505、2105、2305 射影手段R
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CA12 CA16 CB12 CB16 CE08 CH08 DA17 DB02 DC02 DC19 5C076 AA14 BA03 BA04 BA06 5J104 AA14 AA18

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離散化された系列データF0に射影Rを
    行いデータ列v0を得るステップと、情報が重畳され離
    散化された系列データF1に射影Rを行いデータ列v1
    を得るステップと、前記得られたデータ列v0を記憶す
    るステップと、前記得られたデータ列v1を記憶するス
    テップと、既知の乱数系列nを前記データ列v0に重畳
    し、前記データ列v1に埋め込むステップと、前記系列
    データF0、F1の距離を計算するステップと、その距
    離計算による結果Dの最小値を前記射影Rの演算に対し
    て演算するステップとを備えたことを特徴とする情報重
    畳処理方法。
  2. 【請求項2】 離散化された系列データF0を記憶する
    F0記憶手段と、情報を重畳され離散化された系列デー
    タF1を記憶するF1記憶手段と、前記F0記憶手段の
    系列データF0及び前記F1記憶手段の系列データF1
    に射影Rを行うR演算手段と、前記系列データF0を射
    影して得られたデータ列v0を記憶するv0記憶手段
    と、前記系列データF1を射影して得られたデータ列v
    1を記憶するv1記憶手段と、既知の乱数系列nを前記
    v0記憶手段に記憶されたデータ列v0に重畳し、前記
    v1記憶手段に埋め込む乱数系列埋め込み手段と、前記
    F0記憶手段及びF1記憶手段にそれぞれ記憶された系
    列データF0、F1の距離を計算する演算手段と、その
    演算手段からの結果Dを記憶するD記憶手段と、そのD
    記憶手段に記憶された結果Dの最小値を前記R演算手段
    に対して演算する最小値検出手段とを備えたことを特徴
    とする情報重畳処理装置。
  3. 【請求項3】 離散化された系列データF0に射影Rを
    行いデータ列v0を得るステップと、情報が重畳され離
    散化された系列データF1に射影Rを行いデータ列v1
    を得るステップと、前記得られたデータ列v0を記憶す
    るステップと、前記得られたデータ列v1を記憶するス
    テップと、既知の乱数系列nを前記データ列v0に重畳
    し、前記データ列v1に埋め込むステップと、前記系列
    データF0及び前記データ列v0及び前記データ列v1
    における特徴量に関するデータCを記憶するステップ
    と、前記系列データF0、F1の距離を前記記憶したデ
    ータCを用いて計算するステップと、その距離計算によ
    る結果Dの最小値を前記射影Rの演算に対して演算する
    ステップとを備えたことを特徴とする情報重畳処理方
    法。
  4. 【請求項4】 離散化された系列データF0を記憶する
    F0記憶手段と、情報を重畳され離散化された系列デー
    タF1を記憶するF1記憶手段と、前記F0記憶手段の
    系列データF0及び前記F1記憶手段の系列データF1
    に射影Rを行うR演算手段と、前記系列データF0を射
    影して得られたデータ列v0を記憶するv0記憶手段
    と、前記系列データF1を射影して得られたデータ列v
    1を記憶するv1記憶手段と、既知の乱数系列nを前記
    v0記憶手段に記憶されたデータ列v0に重畳し、前記
    v1記憶手段に埋め込む乱数系列埋め込み手段と、前記
    v0記憶手段及び前記v1記憶手段及び前記F0記憶手
    段の各データにおける特徴量に関するデータCを記憶す
    るC記憶手段と、前記F0記憶手段及び前記F1記憶手
    段にそれぞれ記憶された系列データF0、F1の距離を
    前記C記憶手段に記憶されたデータCを用いて計算する
    演算手段と、その演算手段からの結果Dを記憶するD記
    憶手段と、そのD記憶手段に記憶された結果Dの最小値
    を前記R演算手段に対して演算する最小値検出手段とを
    備えたことを特徴とする情報重畳処理装置。
  5. 【請求項5】 離散化された系列データF0を所定のル
    ールで分割するステップと、その分割された各データ列
    に周波数変換を行うステップと、その周波数変換された
    各データ列に射影RRを行うステップと、その射影演算
    を行って得られたデータ列v0を記憶するステップと、
    情報を重畳され離散化された系列データF1を所定のル
    ールで分割するステップと、その分割された各データ列
    に周波数変換を行うステップと、その周波数変換された
    各データ列に射影RRを行うステップと、その射影演算
    を行って得られたデータ列v1を記憶するステップと、
    既知の乱数系列nを前記データ列v0に重畳し、前記デ
    ータ列v1に埋め込むステップと、前記系列データF
    0、F1の距離を計算するステップと、その計算の結果
    Dの最小値を前記射影RR演算それぞれに対して演算す
    るステップとを備えたことを特徴とする情報重畳処理方
    法。
  6. 【請求項6】 離散化された系列データF0を記憶する
    F0記憶手段と、その記憶された系列データF0を所定
    のルールで分割する分割手段Aと、その分割された各デ
    ータ列に周波数変換を行う周波数変換手段Aと、その周
    波数変換された各データ列に射影RRを行うRR演算手
    段Aと、その射影演算を行って得られたデータ列v0を
    記憶するv0記憶手段と、情報を重畳され離散化された
    系列データF1を記憶するF1記憶手段と、その記憶さ
    れた系列データF1を所定のルールで分割する分割手段
    Bと、その分割された各データ列に周波数変換を行う周
    波数変換手段Bと、その周波数変換された各データ列に
    射影RRを行うRR演算手段Bと、その射影演算を行っ
    て得られたデータ列v1を記憶するv1記憶手段と、既
    知の乱数系列nを前記v0記憶手段に記憶されたデータ
    列v0に重畳し、前記v1記憶手段に埋め込む乱数系列
    埋め込み手段と、前記F0記憶手段及びF1記憶手段に
    それぞれ記憶された系列データF0、F1の距離を計算
    する演算手段と、その演算手段からの結果Dを記憶する
    D記憶手段と、そのD記憶手段に記憶された結果Dの最
    小値を前記RR演算手段A,Bそれぞれに対して演算す
    る最小値検出手段とを備えたことを特徴とする情報重畳
    処理装置。
  7. 【請求項7】 離散化された系列データF0を所定のル
    ールで分割するステップと、その分割された各データ列
    に周波数変換を行うステップと、その周波数変換された
    各データ列に射影RRを行うステップと、その射影演算
    を行って得られたデータ列v0を記憶するステップと、
    情報を重畳され離散化された系列データF1を所定のル
    ールで分割するステップと、その分割された各データ列
    に周波数変換を行うステップと、その周波数変換された
    各データ列に射影RRを行うステップと、その射影演算
    を行って得られたデータ列v1を記憶するステップと、
    既知の乱数系列nを前記データ列v0に重畳し、前記デ
    ータ列v1に埋め込むステップと、前記系列データF0
    及び前記データ列v0及び前記データ列v1における特
    徴量に関するデータCを記憶するステップと、前記系列
    データF0、F1の距離を前記記憶したデータCを用い
    て計算するステップと、その計算の結果Dの最小値を前
    記射影RR演算それぞれに対して演算するステップとを
    備えたことを特徴とする情報重畳処理方法。
  8. 【請求項8】 離散化された系列データF0を記憶する
    F0記憶手段と、その記憶された系列データF0を所定
    のルールで分割する分割手段Aと、その分割された各デ
    ータ列に周波数変換を行う周波数変換手段Aと、その周
    波数変換された各データ列に射影RRを行うRR演算手
    段Aと、その射影演算を行って得られたデータ列v0を
    記憶するv0記憶手段と、情報を重畳され離散化された
    系列データF1を記憶するF1記憶手段と、その記憶さ
    れた系列データF1を所定のルールで分割する分割手段
    Bと、その分割された各データ列に周波数変換を行う周
    波数変換手段Bと、その周波数変換された各データ列に
    射影RRを行うRR演算手段Bと、その射影演算を行っ
    て得られたデータ列v1を記憶するv1記憶手段と、既
    知の乱数系列nを前記v0記憶手段に記憶されたデータ
    列v0に重畳し、前記v1記憶手段に埋め込む乱数系列
    埋め込み手段と、前記v0記憶手段及び前記v1記憶手
    段及び前記F0記憶手段の各データにおける特徴量に関
    するデータCを記憶するC記憶手段と、前記F0記憶手
    段及び前記F1記憶手段にそれぞれ記憶された系列デー
    タF0、F1の距離を前記C記憶手段に記憶されたデー
    タCを用いて計算する演算手段と、その演算手段からの
    結果Dを記憶するD記憶手段と、そのD記憶手段に記憶
    された結果Dの最小値を前記RR演算手段A,Bそれぞ
    れに対して演算する最小値検出手段とを備えたことを特
    徴とする情報重畳処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1、3、5,7のいずれかに記載
    の前記各ステップの全部または一部のステップの機能、
    あるいは請求項2,4,6,8のいずれかに記載の各手
    段の全部または一部の手段の機能をコンピュータに実行
    させるためのプログラムとして記録したことを特徴とす
    る媒体。
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