JP2000274913A - 貯蔵庫 - Google Patents

貯蔵庫

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JP2000274913A
JP2000274913A JP8184899A JP8184899A JP2000274913A JP 2000274913 A JP2000274913 A JP 2000274913A JP 8184899 A JP8184899 A JP 8184899A JP 8184899 A JP8184899 A JP 8184899A JP 2000274913 A JP2000274913 A JP 2000274913A
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peltier element
heat
cooling
storage chamber
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Kenji Iwasa
賢治 岩佐
Kenji Nojima
健二 野島
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B21/00Machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
    • F25B21/02Machines, plants or systems, using electric or magnetic effects using Peltier effect; using Nernst-Ettinghausen effect
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D31/00Other cooling or freezing apparatus
    • F25D31/005Combined cooling and heating devices

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペルチェ素子の放熱及び吸熱を利用すること
により、効率よく設定温度の異なる貯蔵室を形成するこ
とができる貯蔵庫を提供する。 【解決手段】 貯蔵庫1は、断熱箱体2内に画成された
貯蔵室11、12と、圧縮機7、凝縮器8、キャピラリ
チューブ9及び冷却器10などから冷媒回路が構成され
た冷却装置とを備え、冷却器と熱交換した冷気を各貯蔵
室内に循環して成るものであって、放熱面と冷却面とを
備えたペルチェ素子23を備え、このペルチェ素子の放
熱面により貯蔵室11を加熱し、冷却面により貯蔵室1
2を冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱箱体内に第1
及び第2の貯蔵室が画成された貯蔵庫に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より例えば小規模飲食店や家庭には
冷蔵庫が設置されている。そして、近年のワインブーム
に伴い、この種冷蔵庫においてもワインを貯蔵するのに
適した温度帯の貯蔵室を形成することが要望されてい
る。係る冷蔵庫は、従来は貯蔵室内を第1、第2の貯蔵
室に画成し、一方の貯蔵室を10℃乃至18℃のワイン
貯蔵に適した温度に設定可能とすると共に、他方の貯蔵
室を5℃乃至10℃の冷蔵温度とするものである。
【0003】図3を参照して係る従来の冷蔵庫の構造を
説明する。図3は従来の冷蔵庫101の構造説明図であ
る。従来の冷蔵庫101は前面に開口した断熱箱体2内
に貯蔵室3を構成しており、係る貯蔵室3内には該貯蔵
室3を上下に画成するための断熱性の仕切板4が取り付
けられている。これにより、仕切板4の上方には上部貯
蔵室11が形成され、仕切板4の下方には下部貯蔵室1
2が形成されている。また、係る断熱箱体2の前面に
は、回動自在の扉5が枢支されている。
【0004】一方、冷蔵庫101の断熱箱体2の下方に
は図示しない機械室が形成されており、この機械室には
周知の冷凍サイクルを構成する圧縮機7、凝縮器8など
が設置されている。また、上部貯蔵室11の背部には前
記圧縮機7及び凝縮器8と、キャピラリチューブ(減圧
装置)9と共に冷却装置の冷媒回路を構成する冷却器1
0が配設されている。
【0005】この冷却器10の前側には、上部貯蔵室1
1の背面を構成する隔壁13が取り付けられており、こ
の隔壁13と断熱箱体2の内面間に冷気ダクト16が形
成されている。この隔壁13の下端は前記仕切板4の上
側まで降下していると共に、その下端には仕切板4の上
面と所定の間隔を存して前方に延在するダクト板14が
取り付けられている。このとき、仕切板4の上面には電
気ヒータ115が取り付けられている。そして、隔壁1
3の上部には吸込口17が形成されており、この吸込口
17に対応する冷気ダクト16内には送風機18が取り
付けられている。
【0006】他方、前記仕切板4の下側には該仕切板4
と所定の間隔を存してダクト板19が取り付けられてお
り、このダクト板19の後端は断熱箱体2の背面に至
る。そして、下部貯蔵室12の側方には前記冷気ダクト
16の送風機18の吸込側に連通した図示しないダクト
が形成されている。
【0007】以上の構成で、圧縮機7の運転により冷却
器10が冷却作用を発揮すると、冷却器10にて冷却さ
れた冷気は、冷気ダクト16を通過した後、一部は仕切
板4とダクト板14間を通って、電気ヒータ115によ
り加熱された後、上部貯蔵室11内に吐出される。残り
の冷気は、仕切板4とダクト板19間を通過して下部貯
蔵室12内に吐出される。そして、各貯蔵室11、12
内を循環した冷気は再び冷気ダクト16内に帰還し、冷
却器10により冷却される。
【0008】係る構成により、上部貯蔵室11内は前記
10℃乃至18℃のワイン貯蔵に適した温度に維持され
ると共に、下部貯蔵室12内は5℃乃至10℃の冷蔵温
度に冷却されるものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の冷
蔵庫101では、上部貯蔵室11の温度を調節する(上
げる)方法として電気ヒータ115を取り付けることに
より行っていたため、貯蔵庫101全体としては冷気の
循環による冷却を行いながら加熱を行うことになり、運
転効率が著しく悪いものとなっていた。一方で、近年で
は特開平3−91662号公報に示されるようなペルチ
ェ素子を用いた冷蔵庫の開発が進められてきている。
【0010】そこで、本発明は係る従来の技術的課題を
解決するために成されたものであり、ペルチェ素子の放
熱及び吸熱を利用することにより、効率よく設定温度の
異なる貯蔵室を形成することができる貯蔵庫を提供する
ことを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の貯蔵庫
は、断熱箱体内に画成された第1及び第2の貯蔵室と、
圧縮機、凝縮器、減圧装置及び冷却器などから冷媒回路
が構成された冷却装置とを備え、冷却器と熱交換した冷
気を各貯蔵室内に循環して成るものであって、放熱面と
冷却面とを備えたペルチェ素子を備え、このペルチェ素
子の放熱面により第1の貯蔵室を加熱し、冷却面により
第2の貯蔵室を冷却するものである。
【0012】請求項1の発明によれば、断熱箱体内に画
成された第1及び第2の貯蔵室と、圧縮機、凝縮器、減
圧装置及び冷却器などから冷媒回路が構成された冷却装
置とを備え、冷却器と熱交換した冷気を各貯蔵室内に循
環して成る貯蔵庫において、放熱面と冷却面とを備えた
ペルチェ素子を設け、このペルチェ素子の放熱面により
第1の貯蔵室を加熱し、冷却面により第2の貯蔵室を冷
却するようにしたので、第1の貯蔵室は高く、第2の貯
蔵室は低い温度とすることができるようになる。
【0013】即ち、第2の貯蔵室は、冷却装置による冷
却に加えてペルチェ素子の冷却面からの吸熱作用によっ
ても冷却されるため、ペルチェ素子を備えない場合と比
して、冷却装置の運転率が低下する。一方、第1の貯蔵
室はペルチェ素子の放熱面からの放熱により加熱される
ため、格別な電気ヒータを取り付ける場合に比して、装
置全体の運転効率を著しく向上させることができる。
【0014】請求項2の発明の貯蔵庫は、断熱箱体内に
画成された第1及び第2の貯蔵室と、放熱面と冷却面と
を備えた第1のペルチェ素子とを備え、この第1のペル
チェ素子の冷却面と熱交換した冷気を各貯蔵室内に循環
して成るものであって、放熱面と冷却面とを備えた第2
のペルチェ素子を備え、この第2のペルチェ素子の放熱
面により第1の貯蔵室を加熱し、第2のペルチェ素子の
冷却面により第2の貯蔵室を冷却するものである。
【0015】請求項2の発明によれば、断熱箱体内に画
成された第1及び第2の貯蔵室と、放熱面と冷却面とを
備えた第1のペルチェ素子とを備え、この第1のペルチ
ェ素子の冷却面と熱交換した冷気を各貯蔵室内に循環し
て成る貯蔵庫において、放熱面と冷却面とを備えた第2
のペルチェ素子を設け、この第2のペルチェ素子の放熱
面により第1の貯蔵室を加熱し、第2のペルチェ素子の
冷却面により第2の貯蔵室を冷却するので、第1の貯蔵
室は高く、第2の貯蔵室は低い温度とすることができる
ようになる。
【0016】即ち、第2の貯蔵室は、第1のペルチェ素
子の冷却面による冷却に加えて第2のペルチェ素子の冷
却面からの吸熱作用によっても冷却されるため、第2の
ペルチェ素子を備えない場合と比して、第1のペルチェ
素子の消費電力が低下する。一方、第1の貯蔵室は第2
のペルチェ素子の放熱面からの放熱により加熱されるた
め、格別な電気ヒータを取り付ける場合に比して、装置
全体の運転効率を著しく向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用した実施例の貯蔵
庫1の構造説明図を示している。本実施例の貯蔵庫1
は、例えば小規模飲食店や家庭内において使用され、ワ
インを貯蔵するために2温度帯を形成するワイン保冷庫
である。
【0018】貯蔵庫1は、前面に開口した断熱箱体2か
ら成り、この断熱箱体2内に貯蔵室3を構成している。
この貯蔵室3内には該貯蔵室3を上下に画成するための
断熱性の仕切板4が取り付けられており、これにより、
仕切板4の上方には上部貯蔵室(第1の貯蔵室)11が
形成されると共に、仕切板4の下方には下部貯蔵室(第
2の貯蔵室)12が形成されている。また、断熱箱体2
の前面には、回動自在の扉5が枢支されている。
【0019】一方、貯蔵庫1の断熱箱体2の下方には図
示しない機械室が形成されており、この機械室には周知
の冷凍サイクルを構成する圧縮機7、凝縮器8などが設
置されている。また、上部貯蔵室11の背部には前記圧
縮機7及び凝縮器8と、キャピラリチューブ(減圧装
置)9と共に冷却装置の冷媒回路を構成する冷却器10
が配設されている。
【0020】この冷却器10の前側には、上部貯蔵室1
1の背面を構成する隔壁13が取り付けられており、こ
の隔壁13と断熱箱体2の内面間に冷気ダクト16が形
成されている。この隔壁13の上部には吸込口17が形
成されており、吸込口17に対応する冷気ダクト16内
には送風機18が配設されている。
【0021】そして、この隔壁13の下端は前記仕切板
4の上側まで降下していると共に、隔壁13の下端から
は仕切板4の上面と所定間隔を存して前方に向けて延在
するダクト板14が設けられている。これにより、仕切
板4とダクト板14の間には第1の冷気循環ダクト20
が形成されると共に、ダクト板14の前端部と仕切板4
間には上部貯蔵室11に冷気を吐出するための第1の吐
出口26が形成されている。
【0022】一方、前記冷気ダクト16の下端部である
前記仕切板14の下側には、断熱箱体2の背面から前方
に向かって延在するダクト板19が取り付けられてい
る。これにより、仕切板4とダクト板19の間には第2
の冷気循環ダクト21が形成されていると共に、ダクト
板19の前端部と仕切板4間には下部貯蔵室12に冷気
を吐出するための第2の吐出口27が形成されている。
【0023】また、断熱箱体2の例えば側面であって、
仕切板4の下方には図示しない吸込口が形成されてお
り、係る吸込口は冷気帰還ダクト40を通過して冷気ダ
クト16内の送風機18の吸込側に連通されている。
【0024】他方前記仕切板4には矩形状の開口22が
形成されており、この開口22にはペルチェ素子23が
収容されている。このときペルチェ素子23は、放熱面
が上側で、冷却面が下側となるように配置されており、
このペルチェ素子23の放熱面側、即ちペルチェ素子2
3の位置に相当する第1の冷気循環ダクト20内にはペ
ルチェ素子23の放熱面と交熱的に放熱シンク24が取
り付けられている。そして、ペルチェ素子23の冷却面
側、即ちペルチェ素子23に位置に相当する第2の冷気
循環ダクト21内にはペルチェ素子23の冷却面と交熱
的に冷却シンク25が取り付けられている。
【0025】以上の構成により、前記圧縮機7が運転さ
れると前記冷却器10が吸熱作用を奏し、冷気ダクト1
6内の空気を冷却する。そして、冷気は送風機18によ
り降下され、第1の冷気循環ダクト20及び第2の冷気
循環ダクト21に吐出される。
【0026】一方、前記ペルチェ素子23が通電される
ことにより、ペルチェ素子23の放熱面を介して放熱シ
ンク24により放熱が行われる。これにより、第1の冷
気循環ダクト20内を通過する冷気は、放熱シンク24
により加熱される。これにより、温度が上がった冷気
は、図1に矢印で示される如く第1の吐出口26より上
部貯蔵室11内に吐出される。そして、上部貯蔵室11
内を循環した冷気は、吸込口17より冷気ダクト16内
に帰還する。
【0027】他方、ペルチェ素子23の冷却面では吸熱
が行われる。これにより、第2の冷気循環ダクト21内
を通過する冷気は、冷却シンク25により冷却される。
これにより、更に温度低下した冷気は、図1に矢印で示
される如く第2の吐出口27より下部貯蔵室12内に吐
出される。下部貯蔵室23内を循環した冷気は、冷気帰
還ダクト40を経て冷気ダクト16に帰還する。
【0028】ペルチェ素子23の通電は上部貯蔵室11
内の温度に基づき、図示しない制御装置によって行われ
る。そして、圧縮機7の運転は下部貯蔵室12内の温度
に基づいて制御装置により実行される。この場合、制御
装置は下部貯蔵室12内の温度を5℃乃至10℃の冷蔵
温度に維持すると共に、上部貯蔵室11内の温度は10
℃乃至18℃のワイン貯蔵に適した温度とする。
【0029】これにより、ワインを上部貯蔵室11内に
て適切な温度で保存することができるようになると共
に、下部貯蔵室12では通常の冷蔵食品の保存を行うこ
とが可能となる。
【0030】この場合、上部貯蔵室11はペルチェ素子
23の放熱面により加熱されるため、従来の貯蔵庫の如
く別途に電気ヒータを取り付けるなどの必要がなくなる
と共に、下部貯蔵室12をペルチェ素子23の冷却面に
より更に冷却されることになるので、圧縮機7の運転率
は低下する。これにより、貯蔵庫1全体の運転効率を向
上させ、消費電力の低減を図ることができる。
【0031】次に、図2を参照してもう一つの本発明の
貯蔵庫31の実施例を説明する。図2はこの場合の実施
例の貯蔵庫31の構造説明図を示している。本実施例の
貯蔵庫31は、上記実施例と同様に例えば小規模飲食店
や家庭内において使用されるワイン保冷庫であり、図2
中、図1と同一符号で示すものは同様であるため説明は
省略する。
【0032】この場合における断熱箱体2の背面には矩
形状の開口32が形成されており、この開口32には第
2のペルチェ素子33が収容されている。このときペル
チェ素子33は、放熱面が貯蔵庫31の外側となり、冷
却面が冷気ダクト16側となるように配置し、このペル
チェ素子33の放熱面には放熱シンク34が放熱面と交
熱的に取り付けられている。そして、ペルチェ素子33
の位置に相当する冷気ダクト16内にはペルチェ素子3
3の冷却面と交熱的に冷却シンク35が取り付けられて
いる。
【0033】以上の構成により、前記ペルチェ素子33
が通電されるとペルチェ素子33の冷却面は吸熱作用を
発揮して冷気ダクト16内の空気を冷却する。そして、
冷気は送風機18により第1の冷気循環ダクト20及び
第2の冷気循環ダクト21に吐出される。尚、ペルチェ
素子33の放熱面から発生する熱は、放熱シンク34を
介して外気に拡散される。
【0034】また、ペルチェ素子23が通電されること
により、ペルチェ素子23の放熱面を介して放熱シンク
24により放熱が行われる。これにより、第1の冷気循
環ダクト20内を通過する冷気は、放熱シンク24によ
り加熱される。これにより、温度が上がった冷気は、図
2に矢印で示される如く第1の吐出口26より上部貯蔵
室11内に吐出される。そして、上部貯蔵室11内を循
環した冷気は、吸込口17より冷気ダクト16内に帰還
する。
【0035】他方、ペルチェ素子23の冷却面では吸熱
が行われる。これにより、第2の冷気循環ダクト21内
を通過する冷気は、冷却シンク25により冷却される。
これにより、更に温度低下した冷気は、図2に矢印で示
される如く第2の吐出口27より下部貯蔵室12内に吐
出される。下部貯蔵室23内を循環した冷気は、冷気帰
還ダクト40を経て冷気ダクト16に帰還する。
【0036】尚、ペルチェ素子23の通電は同様に上部
貯蔵室11内の温度に基づき、図示しない制御装置によ
って行われる。そして、ペルチェ素子33の通電は下部
貯蔵室12内の温度に基づいて制御装置により実行され
る。この場合、制御装置は下部貯蔵室12内の温度を5
℃乃至10℃の冷蔵温度に維持すると共に、上部貯蔵室
11内の温度は10℃乃至18℃のワイン貯蔵に適した
温度とする。
【0037】これにより、ワインを上部貯蔵室11内に
て適切な温度で保存することができるようになると共
に、下部貯蔵室12では通常の冷蔵食品の保存を行うこ
とが可能となる。
【0038】この場合、上部貯蔵室11はペルチェ素子
23の放熱面により加熱されるため、従来の貯蔵庫の如
く別途に電気ヒータを取り付けるなどの必要がなくなる
と共に、下部貯蔵室12をペルチェ素子23の冷却面に
より更に冷却されることになるので、ペルチェ素子33
の通電率は低下する。これにより、貯蔵庫1全体の運転
効率を向上させ、消費電力の低減を図ることができる。
特に、この場合には圧縮機を用いていないので、著しい
静音化を図ることが可能となるものである。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、断熱箱体内に画成された第1及び第2の貯蔵室と、
圧縮機、凝縮器、減圧装置及び冷却器などから冷媒回路
が構成された冷却装置とを備え、冷却器と熱交換した冷
気を各貯蔵室内に循環して成る貯蔵庫において、放熱面
と冷却面とを備えたペルチェ素子を設け、このペルチェ
素子の放熱面により第1の貯蔵室を加熱し、冷却面によ
り第2の貯蔵室を冷却するようにしたので、第1の貯蔵
室は高く、第2の貯蔵室は低い温度とすることができる
ようになる。
【0040】即ち、第2の貯蔵室は、冷却装置による冷
却に加えてペルチェ素子の冷却面からの吸熱作用によっ
ても冷却されるため、ペルチェ素子を備えない場合と比
して、冷却装置の運転率が低下する。一方、第1の貯蔵
室はペルチェ素子の放熱面からの放熱により加熱される
ため、格別な電気ヒータを取り付ける場合に比して、装
置全体の運転効率を著しく向上させることができる。
【0041】請求項2の発明によれば、断熱箱体内に画
成された第1及び第2の貯蔵室と、放熱面と冷却面とを
備えた第1のペルチェ素子とを備え、この第1のペルチ
ェ素子の冷却面と熱交換した冷気を各貯蔵室内に循環し
て成る貯蔵庫において、放熱面と冷却面とを備えた第2
のペルチェ素子を設け、この第2のペルチェ素子の放熱
面により第1の貯蔵室を加熱し、第2のペルチェ素子の
冷却面により第2の貯蔵室を冷却するので、第1の貯蔵
室は高く、第2の貯蔵室は低い温度とすることができる
ようになる。
【0042】即ち、第2の貯蔵室は、第1のペルチェ素
子の冷却面による冷却に加えて第2のペルチェ素子の冷
却面からの吸熱作用によっても冷却されるため、第2の
ペルチェ素子を備えない場合と比して、第1のペルチェ
素子の消費電力が低下する。一方、第1の貯蔵室は第2
のペルチェ素子の放熱面からの放熱により加熱されるた
め、格別な電気ヒータを取り付ける場合に比して、装置
全体の運転効率を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した貯蔵庫の構造説明図である。
【図2】本発明を適用したもう一つの貯蔵庫の構造説明
図である。
【図3】従来の冷蔵庫の構造説明図である。
【符号の説明】
1、31 貯蔵庫 2 断熱箱体 4 仕切板 7 圧縮機 8 凝縮器 9 キャピラリーチューブ 10 冷却器 11 上部貯蔵室 12 下部貯蔵室 13 隔壁 14、19 ダクト板 16 冷気ダクト 18 送風機 20 第1の冷気循環ダクト 21 第2の冷気循環ダクト 23、33 ペルチェ素子 24、34 放熱シンク 25、35 冷却シンク 26 第1の吐出口 27 第2の吐出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱体内に画成された第1及び第2の
    貯蔵室と、圧縮機、凝縮器、減圧装置及び冷却器などか
    ら冷媒回路が構成された冷却装置とを備え、前記冷却器
    と熱交換した冷気を前記各貯蔵室内に循環して成る貯蔵
    庫において、 放熱面と冷却面とを備えたペルチェ素子を備え、このペ
    ルチェ素子の前記放熱面により前記第1の貯蔵室を加熱
    し、前記冷却面により前記第2の貯蔵室を冷却すること
    を特徴とする貯蔵庫。
  2. 【請求項2】 断熱箱体内に画成された第1及び第2の
    貯蔵室と、放熱面と冷却面とを備えた第1のペルチェ素
    子とを備え、この第1のペルチェ素子の前記冷却面と熱
    交換した冷気を前記各貯蔵室内に循環して成る貯蔵庫に
    おいて、 放熱面と冷却面とを備えた第2のペルチェ素子を備え、
    この第2のペルチェ素子の前記放熱面により前記第1の
    貯蔵室を加熱し、前記第2のペルチェ素子の冷却面によ
    り前記第2の貯蔵室を冷却することを特徴とする貯蔵
    庫。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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