JP2000274910A - 牛乳の急速冷却装置 - Google Patents
牛乳の急速冷却装置Info
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- JP2000274910A JP2000274910A JP11076994A JP7699499A JP2000274910A JP 2000274910 A JP2000274910 A JP 2000274910A JP 11076994 A JP11076994 A JP 11076994A JP 7699499 A JP7699499 A JP 7699499A JP 2000274910 A JP2000274910 A JP 2000274910A
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- metering tank
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2400/00—General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
- F25D2400/28—Quick cooling
Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】細菌の増殖を抑制し風味のある牛乳を得るた
め、搾乳した温かい牛乳を急速に冷却できる装置を提供
する。 【解決手段】搾乳量を35℃から4℃に冷却できる氷量
を冷凍機2で製氷するとともに、2℃から4℃の冷水を
収容する氷蓄熱槽1を設け、氷蓄熱槽1からプレートク
ーラ9に所定量の冷水量をポンプ6で循環させる。搾乳
した牛乳を液面計19を備えた調量タンク13に受け、
送乳ポンプ15で調量タンク13からプレートクーラ9
に所定量の牛乳を送乳し4℃に冷却する。プレートクー
ラ9の排出側の牛乳排出管18に流量調整弁20を設
け、プレートクーラ9に供給される牛乳量を加減し、牛
乳の冷却温度を4℃に保つようにする。
め、搾乳した温かい牛乳を急速に冷却できる装置を提供
する。 【解決手段】搾乳量を35℃から4℃に冷却できる氷量
を冷凍機2で製氷するとともに、2℃から4℃の冷水を
収容する氷蓄熱槽1を設け、氷蓄熱槽1からプレートク
ーラ9に所定量の冷水量をポンプ6で循環させる。搾乳
した牛乳を液面計19を備えた調量タンク13に受け、
送乳ポンプ15で調量タンク13からプレートクーラ9
に所定量の牛乳を送乳し4℃に冷却する。プレートクー
ラ9の排出側の牛乳排出管18に流量調整弁20を設
け、プレートクーラ9に供給される牛乳量を加減し、牛
乳の冷却温度を4℃に保つようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、氷蓄熱槽から冷水
を循環するプレートクーラに搾乳した温かい牛乳を通過
させ、急速に冷却する装置に関する。
を循環するプレートクーラに搾乳した温かい牛乳を通過
させ、急速に冷却する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】搾乳された牛乳の細菌増殖を抑制するた
め、貯乳タンクで牛乳を約4℃に冷却し保冷する装置と
してバルククーラが用いられている。バルククーラとし
て広く用いられている直膨式バルククーラは、冷凍機の
冷却サイクルの回路にR22という冷媒を充填し、冷凍
機の蒸発器を貯乳タンクの底部から側面に配設し、前記
冷媒が周囲から熱を奪って気化することによって貯乳タ
ンク内の牛乳を冷却するものである。
め、貯乳タンクで牛乳を約4℃に冷却し保冷する装置と
してバルククーラが用いられている。バルククーラとし
て広く用いられている直膨式バルククーラは、冷凍機の
冷却サイクルの回路にR22という冷媒を充填し、冷凍
機の蒸発器を貯乳タンクの底部から側面に配設し、前記
冷媒が周囲から熱を奪って気化することによって貯乳タ
ンク内の牛乳を冷却するものである。
【0003】現在、酪農家は朝夕1回ずつ搾乳を行い、
1頭から5分間で牛乳約15lを搾乳している。バルク
クーラの貯乳タンクにおいては、初回に投入され約4℃
に冷却されているところに、次回に搾乳された約35℃
の牛乳が投入されるので、乳温が上昇し細菌が増殖する
という問題があった。この牛乳投入毎におきる貯乳タン
ク内の乳温上昇を無くする提案として、特開平10−2
15718号公報の発明がある。この公報の発明は、搾
乳室から温かい牛乳を調量のためのバランスタンクで受
け、バランスタンクから牛乳をプレートクーラに供給し
約4℃に冷却して貯乳タンクに供給し、投入毎におきる
貯乳タンク内の乳温上昇を無くするものである。
1頭から5分間で牛乳約15lを搾乳している。バルク
クーラの貯乳タンクにおいては、初回に投入され約4℃
に冷却されているところに、次回に搾乳された約35℃
の牛乳が投入されるので、乳温が上昇し細菌が増殖する
という問題があった。この牛乳投入毎におきる貯乳タン
ク内の乳温上昇を無くする提案として、特開平10−2
15718号公報の発明がある。この公報の発明は、搾
乳室から温かい牛乳を調量のためのバランスタンクで受
け、バランスタンクから牛乳をプレートクーラに供給し
約4℃に冷却して貯乳タンクに供給し、投入毎におきる
貯乳タンク内の乳温上昇を無くするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来から牛
乳とくに飲用乳においておいしさや風味についての関心
が高くなっている。おいしく風味のある牛乳は、搾った
ばかりの温かい牛乳を早く4℃に下げることによって得
られる。施設面においては、搾乳牛の増加や高泌乳牛を
導入した場合、乳量の増加によって既設のバルクーラで
は対応できなくなり、新たに大型のバルククーラを導入
しなければならなくなる。バルクーラを大型にすると、
多くの場合、バルクーラを設置する建物の改築に多額の
出費が必要になるという問題点があった。またバルクク
ーラを更新する際、まだ貯乳タンクが使用できる場合に
は、搾乳した牛乳を冷却する装置だけを購入し、安価に
更新をしたいという要望がある。
乳とくに飲用乳においておいしさや風味についての関心
が高くなっている。おいしく風味のある牛乳は、搾った
ばかりの温かい牛乳を早く4℃に下げることによって得
られる。施設面においては、搾乳牛の増加や高泌乳牛を
導入した場合、乳量の増加によって既設のバルクーラで
は対応できなくなり、新たに大型のバルククーラを導入
しなければならなくなる。バルクーラを大型にすると、
多くの場合、バルクーラを設置する建物の改築に多額の
出費が必要になるという問題点があった。またバルクク
ーラを更新する際、まだ貯乳タンクが使用できる場合に
は、搾乳した牛乳を冷却する装置だけを購入し、安価に
更新をしたいという要望がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、既設の貯乳
タンクを利用して搾乳量の増加に対応することができ、
牛乳の風味を保つように牛乳を急速に冷却できる装置を
得ることを課題とする。
タンクを利用して搾乳量の増加に対応することができ、
牛乳の風味を保つように牛乳を急速に冷却できる装置を
得ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】氷蓄熱槽と、この氷蓄熱
槽から冷水を循環するプレートクーラと、搾乳した牛乳
を受ける調量タンクと、前記調量タンクに設け調量タン
クの乳面を検知する液面計と、前記調量タンクから前記
プレートクーラへ送乳する送乳ンプと、前記プレートク
ーラの牛乳排出管に設ける流量調整弁と、を備えて牛乳
の急速冷却装置を構成する。
槽から冷水を循環するプレートクーラと、搾乳した牛乳
を受ける調量タンクと、前記調量タンクに設け調量タン
クの乳面を検知する液面計と、前記調量タンクから前記
プレートクーラへ送乳する送乳ンプと、前記プレートク
ーラの牛乳排出管に設ける流量調整弁と、を備えて牛乳
の急速冷却装置を構成する。
【0007】
【発明の実施の形態】氷蓄熱槽を、朝夕いずれか1回の
搾乳量を35℃から4℃に冷却できる氷量を冷凍機で造
るものにする。氷蓄熱槽の氷量で造る冷水をプレートク
ーラに循環し、搾乳された牛乳をプレートクーラに通過
させ4℃に冷却する。プレートクーラは、前記の朝また
は夕の搾乳量を約1時間で35℃から4℃に冷却できる
ものを用いる。調量タンクは、搾乳装置から間歇的に送
られる乳量を受け、流量を均してプレートクーラに送乳
できる容積にする。調量タンクの下方に送乳ポンプを設
け、調量タンクに設ける液面計で乳面を検知し、前記送
乳ポンプの回転および停止を自動制御する。プレートク
ーラの牛乳排出管に流量を加減して牛乳の冷却状態を調
整する流量調整弁を設ける。
搾乳量を35℃から4℃に冷却できる氷量を冷凍機で造
るものにする。氷蓄熱槽の氷量で造る冷水をプレートク
ーラに循環し、搾乳された牛乳をプレートクーラに通過
させ4℃に冷却する。プレートクーラは、前記の朝また
は夕の搾乳量を約1時間で35℃から4℃に冷却できる
ものを用いる。調量タンクは、搾乳装置から間歇的に送
られる乳量を受け、流量を均してプレートクーラに送乳
できる容積にする。調量タンクの下方に送乳ポンプを設
け、調量タンクに設ける液面計で乳面を検知し、前記送
乳ポンプの回転および停止を自動制御する。プレートク
ーラの牛乳排出管に流量を加減して牛乳の冷却状態を調
整する流量調整弁を設ける。
【0008】
【実施例】実施例は、搾乳頭数84頭、1回の搾乳量約
1,260lを冷却する装置である。図1は本発明装置
の系統図、図2は氷蓄熱槽と冷凍機の斜視図である。図
1、図2において、1は氷蓄熱槽であり、内径約160
cm、深さ約130cmの断熱水槽の内部に冷凍機2の
蒸発器3を配置している。氷蓄熱槽1の理論氷量は、前
記1,260lの牛乳を35℃から4℃まで冷却する熱
量が、牛乳の比熱1kcal/℃として(35−4)×1,
260×1kcal/℃=39,060kcalなので、こ
れを氷の蓄熱量80kal/kgで除した488kgで
ある。氷蓄熱槽1内には前記氷量で造られる2℃から4
℃の冷水1,400lを収容する。氷蓄熱槽1は、図2
のように、上面に防水布36をはと目に通したロープ3
7で取付け屋外配置可能にし、新たに格納の建物を必要
としないようにした。38は台枠である。
1,260lを冷却する装置である。図1は本発明装置
の系統図、図2は氷蓄熱槽と冷凍機の斜視図である。図
1、図2において、1は氷蓄熱槽であり、内径約160
cm、深さ約130cmの断熱水槽の内部に冷凍機2の
蒸発器3を配置している。氷蓄熱槽1の理論氷量は、前
記1,260lの牛乳を35℃から4℃まで冷却する熱
量が、牛乳の比熱1kcal/℃として(35−4)×1,
260×1kcal/℃=39,060kcalなので、こ
れを氷の蓄熱量80kal/kgで除した488kgで
ある。氷蓄熱槽1内には前記氷量で造られる2℃から4
℃の冷水1,400lを収容する。氷蓄熱槽1は、図2
のように、上面に防水布36をはと目に通したロープ3
7で取付け屋外配置可能にし、新たに格納の建物を必要
としないようにした。38は台枠である。
【0009】蒸発器3は、外径19mmの銅管を用い、
1m当たりの蓄熱量490kcalの氷量として総延長
を39,060÷490≒80mにした。そしてこの総
延長の銅管を、1コイル長13mのコイルとし、6段に
配置してヘッダに接続され、外周に前記の氷量より多い
約500kgを造るようにしている。冷凍機2は、スク
ロール冷凍機であり、使用冷媒がR22、蒸発温度−1
5℃、冷凍能力6,700kcal/hで、圧縮機の定
格出力が3.75kWである。4は冷媒送り出し管、5
は冷媒もどり管である。
1m当たりの蓄熱量490kcalの氷量として総延長
を39,060÷490≒80mにした。そしてこの総
延長の銅管を、1コイル長13mのコイルとし、6段に
配置してヘッダに接続され、外周に前記の氷量より多い
約500kgを造るようにしている。冷凍機2は、スク
ロール冷凍機であり、使用冷媒がR22、蒸発温度−1
5℃、冷凍能力6,700kcal/hで、圧縮機の定
格出力が3.75kWである。4は冷媒送り出し管、5
は冷媒もどり管である。
【0010】6は氷蓄熱槽1内に設けたポンプであり、
冷水送り管7、冷水もどり管8によってプレートクーラ
9に2℃の冷水10,000kg/hを循環するように
なっている。ポンプ6は0.75kWの水中ポンプであ
る。プレートクーラ9は、牛乳流量1,545kg/h
を、前記の冷水流量で入口温度35℃から出口温度4.
0℃にパス数2で冷却するパラフロー形式のものであ
る。10はドレンバルブであり、プレートクーラ9の底
部に設け、洗浄時にプレートクーラ9から牛乳または後
述する洗浄液を排出するようになっている。図2、図3に
おける矢印aは冷水送り方向、bは冷水もどり方向であ
る。
冷水送り管7、冷水もどり管8によってプレートクーラ
9に2℃の冷水10,000kg/hを循環するように
なっている。ポンプ6は0.75kWの水中ポンプであ
る。プレートクーラ9は、牛乳流量1,545kg/h
を、前記の冷水流量で入口温度35℃から出口温度4.
0℃にパス数2で冷却するパラフロー形式のものであ
る。10はドレンバルブであり、プレートクーラ9の底
部に設け、洗浄時にプレートクーラ9から牛乳または後
述する洗浄液を排出するようになっている。図2、図3に
おける矢印aは冷水送り方向、bは冷水もどり方向であ
る。
【0011】図1において、11は搾乳装置であり、6
頭2列で搾乳時間約5分、牛の入れ替え時間約7分、1
サイクル平均12分で搾乳を行うものである。1頭の乳
牛は5分間で約15lの牛乳を出し、84頭では前述の
約1,260lが搾乳される。また84頭の搾乳牛は、
84頭/12頭で7サイクルの搾乳が行われ、1サイク
ルで15lの12頭分、約180lが搾乳される。
頭2列で搾乳時間約5分、牛の入れ替え時間約7分、1
サイクル平均12分で搾乳を行うものである。1頭の乳
牛は5分間で約15lの牛乳を出し、84頭では前述の
約1,260lが搾乳される。また84頭の搾乳牛は、
84頭/12頭で7サイクルの搾乳が行われ、1サイク
ルで15lの12頭分、約180lが搾乳される。
【0012】12は牛乳送り管、13は調量タンクであ
る。牛乳送り管12は一端が搾乳装置11に接続された
図示省略のポンプに接続され、他端が調量タンク13の
受入れ口14に挿入されている。搾乳装置11において
乳牛入れ替え時には搾乳がないので、調量タンク13に
は連続的に牛乳が供給されない。すなわち、調量タンク
13には搾乳時と乳牛入れ替え時とで間歇的に牛乳が供
給される。調量タンク13は、前記間歇的に供給される
乳量を一時貯留し、プレートクーラ9に供給するもので
ある。
る。牛乳送り管12は一端が搾乳装置11に接続された
図示省略のポンプに接続され、他端が調量タンク13の
受入れ口14に挿入されている。搾乳装置11において
乳牛入れ替え時には搾乳がないので、調量タンク13に
は連続的に牛乳が供給されない。すなわち、調量タンク
13には搾乳時と乳牛入れ替え時とで間歇的に牛乳が供
給される。調量タンク13は、前記間歇的に供給される
乳量を一時貯留し、プレートクーラ9に供給するもので
ある。
【0013】図3も参照して説明すると、15は送乳ポ
ンプであり、吸入管16を調量タンク13の底部に接続
し、プレートクーラ9への送乳量が毎分26l、馬力が
0.75kWである。17は送乳ポンプ15の排出管で
あり、水平にプレートクーラ9の上部背面に接続されて
いる。調量タンク13の容積は、前述の12頭で毎分3
6lの搾乳量からプレートクーラ9への送乳量毎分26
lを差し引いた毎分10lの搾乳時間5分間に対する5
0lあればよいが、余裕をみて110lにしている。1
8は、プレートクーラ9の出口に接続された牛乳排出管
で、外周を断熱材で被覆している。図中、矢印cは牛乳
排出方向である。
ンプであり、吸入管16を調量タンク13の底部に接続
し、プレートクーラ9への送乳量が毎分26l、馬力が
0.75kWである。17は送乳ポンプ15の排出管で
あり、水平にプレートクーラ9の上部背面に接続されて
いる。調量タンク13の容積は、前述の12頭で毎分3
6lの搾乳量からプレートクーラ9への送乳量毎分26
lを差し引いた毎分10lの搾乳時間5分間に対する5
0lあればよいが、余裕をみて110lにしている。1
8は、プレートクーラ9の出口に接続された牛乳排出管
で、外周を断熱材で被覆している。図中、矢印cは牛乳
排出方向である。
【0014】19は、調量タンク13の上面から着脱自
在に挿入した液面計であり、公知のアッパーリミット検
知体、ミドルリミット検知体、ロアーリミット検知体お
よびアースを備え、頂部に乳面の高低を検知した信号を
伝える電気導線49が接続されている。液面計19は、
調量タンク13内の乳面がアッパーリミット検知体に触
れると、操作ボックス22に設けた警報ブザーが鳴り、
調量タンク13から牛乳がオーバーフローする危険を知
らせ、ミドルリミット検知体が液面を感知すると、送乳
ポンプ15が自動的に運転を開始し、プレートクーラ9
に調量タンク13の牛乳を供給するようになっている。
在に挿入した液面計であり、公知のアッパーリミット検
知体、ミドルリミット検知体、ロアーリミット検知体お
よびアースを備え、頂部に乳面の高低を検知した信号を
伝える電気導線49が接続されている。液面計19は、
調量タンク13内の乳面がアッパーリミット検知体に触
れると、操作ボックス22に設けた警報ブザーが鳴り、
調量タンク13から牛乳がオーバーフローする危険を知
らせ、ミドルリミット検知体が液面を感知すると、送乳
ポンプ15が自動的に運転を開始し、プレートクーラ9
に調量タンク13の牛乳を供給するようになっている。
【0015】またロアーリミット検知体が液面を感知す
ると、送乳ポンプ15が自動的に運転を停止し、送乳ポ
ンプ15が空気吸い込んで吸い上げ不能になるのを防ぐ
ようになっている。これらの自動制御は電気導線49が
接続された電磁スイッチ23によって作動する公知の電
子機器を操作ボックス22に設けて行っている。電磁ス
イッチ23は操作ボックス22内に格納されている。2
4は電磁スイッチ23から送乳ポンプ15に配線された
電線である。
ると、送乳ポンプ15が自動的に運転を停止し、送乳ポ
ンプ15が空気吸い込んで吸い上げ不能になるのを防ぐ
ようになっている。これらの自動制御は電気導線49が
接続された電磁スイッチ23によって作動する公知の電
子機器を操作ボックス22に設けて行っている。電磁ス
イッチ23は操作ボックス22内に格納されている。2
4は電磁スイッチ23から送乳ポンプ15に配線された
電線である。
【0016】20は流量調整弁であり、プレートクーラ
9の排出側の牛乳排出管18に設け、牛乳の冷却温度が
高いときは流量を絞って低温になるようにし、冷却温度
が低すぎるときは流量を増加し、冷却状態を4℃に保つ
ために設けている。図1の26は牛乳投入管であり、プ
レートクーラ9の排出側に接続された牛乳排出管18の
先端部に継手25で一端が連結され、他端が図示省略の
貯乳タンク上面の注乳口に挿入され、冷却された牛乳を
貯乳タンクに供給するものである。
9の排出側の牛乳排出管18に設け、牛乳の冷却温度が
高いときは流量を絞って低温になるようにし、冷却温度
が低すぎるときは流量を増加し、冷却状態を4℃に保つ
ために設けている。図1の26は牛乳投入管であり、プ
レートクーラ9の排出側に接続された牛乳排出管18の
先端部に継手25で一端が連結され、他端が図示省略の
貯乳タンク上面の注乳口に挿入され、冷却された牛乳を
貯乳タンクに供給するものである。
【0017】27は洗浄液配管であり、洗浄時に継手2
5から牛乳投入管26を取外して一端を繋ぎ替え、他端
を調量タンク13の上面に立設し内部に開口する洗浄液
管28の上端部に連結具29で連結するようになってい
る。洗浄液管28の下端に公知のスプレーボール30が
取付けられ、外周の微小孔から洗浄液を噴出し調量タン
ク13内を洗浄するようになっている。
5から牛乳投入管26を取外して一端を繋ぎ替え、他端
を調量タンク13の上面に立設し内部に開口する洗浄液
管28の上端部に連結具29で連結するようになってい
る。洗浄液管28の下端に公知のスプレーボール30が
取付けられ、外周の微小孔から洗浄液を噴出し調量タン
ク13内を洗浄するようになっている。
【0018】31は洗浄液ホースであり、洗浄ホッパー
21の底部から調量タンク13の受入れ口14に端末部
を挿入し、洗浄ホッパー21の洗浄液を調量タンク13
に供給するものである。洗浄液ホース31を受入れ口1
4に挿入する際は、牛乳送り管12の端末を受入り口1
4から取外して挿入する。洗浄ホッパー21は、バルブ
33を備えたすすぎ水送り管32とバルブ35を備えた
洗浄液送り管34を設けている(図4参照)。
21の底部から調量タンク13の受入れ口14に端末部
を挿入し、洗浄ホッパー21の洗浄液を調量タンク13
に供給するものである。洗浄液ホース31を受入れ口1
4に挿入する際は、牛乳送り管12の端末を受入り口1
4から取外して挿入する。洗浄ホッパー21は、バルブ
33を備えたすすぎ水送り管32とバルブ35を備えた
洗浄液送り管34を設けている(図4参照)。
【0019】次に図3は本発明装置の牛乳受入れ時にお
ける要部正面斜視図、図4は同じく洗浄時の要部右側面
の斜視図である。これらの図において、39はフレーム
であり、4柱形に形成し中間部にポンプ取付台41を水
平に固定し、その上面に送乳ポンプ15を固定してい
る。40は、送乳ポンプ15を覆っているポンプカバー
である。42はキヤップ付点検口であり、キャップを取
り外し調量タンク13の内部を点検するために設けてい
る。43はテーブルであり、送乳ポンプ15の上方で水
平にフレーム39の中間部に固定し、上面に調量タンク
13を載せ固定している。
ける要部正面斜視図、図4は同じく洗浄時の要部右側面
の斜視図である。これらの図において、39はフレーム
であり、4柱形に形成し中間部にポンプ取付台41を水
平に固定し、その上面に送乳ポンプ15を固定してい
る。40は、送乳ポンプ15を覆っているポンプカバー
である。42はキヤップ付点検口であり、キャップを取
り外し調量タンク13の内部を点検するために設けてい
る。43はテーブルであり、送乳ポンプ15の上方で水
平にフレーム39の中間部に固定し、上面に調量タンク
13を載せ固定している。
【0020】フレーム39の右側面の上部には前述した
洗浄ホッパー21を取り付け、同じく中間部に操作ボッ
クス22を取付けている。フレーム39の左側下方の床
面上にプレートクーラ9を設けている。図3において、
プレートクーラ9は37枚のプレート46をヘッド44
とフォロアー45の間に挟み、タイトニングバー47で
固定し、下部に脚48を設けている。本発明装置は、設
置面積を小さくするために、フレーム39を4柱形に
し、調量タンク13、送乳ポンプ15、洗浄ホッパー2
1、操作ボックス22を一体的に配設している。
洗浄ホッパー21を取り付け、同じく中間部に操作ボッ
クス22を取付けている。フレーム39の左側下方の床
面上にプレートクーラ9を設けている。図3において、
プレートクーラ9は37枚のプレート46をヘッド44
とフォロアー45の間に挟み、タイトニングバー47で
固定し、下部に脚48を設けている。本発明装置は、設
置面積を小さくするために、フレーム39を4柱形に
し、調量タンク13、送乳ポンプ15、洗浄ホッパー2
1、操作ボックス22を一体的に配設している。
【0021】図5および図6は、それぞれ牛乳受入れ時
および洗浄時における調量タンク13の一部省略の斜視
図である。これらの図において、28は洗浄管であり、
上部と下部に連結具29を備えている。洗浄時には、プ
レートクーラ9のドレンバルブ10から調量タンク13
およびプレートクーラ9の牛乳を排出し、前述したよう
に継手25に繋ぎ替えた洗浄液ホース27の端末を、洗
浄液管28の上端部に連結具29で結合するものであ
る。そして調量タンク13の受入れ口14から牛乳送り
管12をはずし、洗浄ホッパー21の底部から洗浄液ホ
ース31の一端を受入れ口14の挿入し(図6参照)、
調量タンク13に洗浄液を供給する。
および洗浄時における調量タンク13の一部省略の斜視
図である。これらの図において、28は洗浄管であり、
上部と下部に連結具29を備えている。洗浄時には、プ
レートクーラ9のドレンバルブ10から調量タンク13
およびプレートクーラ9の牛乳を排出し、前述したよう
に継手25に繋ぎ替えた洗浄液ホース27の端末を、洗
浄液管28の上端部に連結具29で結合するものであ
る。そして調量タンク13の受入れ口14から牛乳送り
管12をはずし、洗浄ホッパー21の底部から洗浄液ホ
ース31の一端を受入れ口14の挿入し(図6参照)、
調量タンク13に洗浄液を供給する。
【0022】そして送乳ポンプ15を運転すると、調量
タンク13内の洗浄液が、プレートクーラ9、流量調節
弁20、継手25、洗浄ホース27、洗浄液管28を順
次通過し、スプレーボール30から噴霧状態で調量タン
ク13に噴出することを繰り返し洗浄が行われる。所定
時間の洗浄を終了すれば、プレートクーラ9に設けたド
レンバルブ10で洗浄液を排出し、すすぎ水送り管32
からすすぎ水を洗浄ホッパー21に供給する。そして洗
浄ホッパー21から洗浄すすぎ水を調量タンク13に供
給し、前記洗浄液の通過した箇所のすすぎを行い洗浄を
終了する。
タンク13内の洗浄液が、プレートクーラ9、流量調節
弁20、継手25、洗浄ホース27、洗浄液管28を順
次通過し、スプレーボール30から噴霧状態で調量タン
ク13に噴出することを繰り返し洗浄が行われる。所定
時間の洗浄を終了すれば、プレートクーラ9に設けたド
レンバルブ10で洗浄液を排出し、すすぎ水送り管32
からすすぎ水を洗浄ホッパー21に供給する。そして洗
浄ホッパー21から洗浄すすぎ水を調量タンク13に供
給し、前記洗浄液の通過した箇所のすすぎを行い洗浄を
終了する。
【0023】
【発明の効果】本発明の牛乳の急速冷却装置は、間歇的
に搾乳される牛乳を調量タンクで受け流量を均してプレ
ートクーラに送乳するようにしたので、プレートクーラ
が安定した牛乳冷却作用を発揮することができる。そし
てプレートクーラで連続的に4℃に冷却するものなの
で、細菌の増殖を抑制し風味のよいおいしい牛乳を得る
ことができる。
に搾乳される牛乳を調量タンクで受け流量を均してプレ
ートクーラに送乳するようにしたので、プレートクーラ
が安定した牛乳冷却作用を発揮することができる。そし
てプレートクーラで連続的に4℃に冷却するものなの
で、細菌の増殖を抑制し風味のよいおいしい牛乳を得る
ことができる。
【0024】また氷蓄熱槽を用いたので、日中に比べ格
段に料金が安い深夜電気料金で製氷すれば、ランニング
コストを低下させることができる。搾乳を受ける調量タ
ンクに液面計を設け、調量タンクの乳面を的確に検知
し、液面計の発する信号により送乳ポンプの運転を自動
制御したので、調量タンクからプレートクーラに的確に
送乳することができる。また牛乳排出管に流量調整弁を
設けたので、プレートクーラにおける通過乳量を加減
し、牛乳の冷却状態を4℃に保つことができる。
段に料金が安い深夜電気料金で製氷すれば、ランニング
コストを低下させることができる。搾乳を受ける調量タ
ンクに液面計を設け、調量タンクの乳面を的確に検知
し、液面計の発する信号により送乳ポンプの運転を自動
制御したので、調量タンクからプレートクーラに的確に
送乳することができる。また牛乳排出管に流量調整弁を
設けたので、プレートクーラにおける通過乳量を加減
し、牛乳の冷却状態を4℃に保つことができる。
【0025】さらに貯乳タンクが使用可能な場合には、
本発明の装置だけを購入すれば、安価にバルクーラの更
新ができる。また搾乳頭数の増加で乳量が増加する場合
は、乳量に対応した処理量の本発明装置を備えることに
よって、既存の貯乳タンクを利用して毎日集乳にすれ
ば、従来の2倍までの乳量を保冷することが可能にな
り、しかもバルクーラを格納する新規の建物を必要とし
ないというすぐれた効果がある。
本発明の装置だけを購入すれば、安価にバルクーラの更
新ができる。また搾乳頭数の増加で乳量が増加する場合
は、乳量に対応した処理量の本発明装置を備えることに
よって、既存の貯乳タンクを利用して毎日集乳にすれ
ば、従来の2倍までの乳量を保冷することが可能にな
り、しかもバルクーラを格納する新規の建物を必要とし
ないというすぐれた効果がある。
【図1】本発明装置の一例を示す系統図である。
【図2】本発明装置中の氷蓄熱槽と冷凍機の斜視図であ
る。
る。
【図3】本発明装置の牛乳受入れ時における要部正面の
斜視図である。
斜視図である。
【図4】本発明装置の洗浄時における要部右側面の斜視
図である。
図である。
【図5】牛乳受入れ時における調量タンクの一部省略の
前方斜視図である。
前方斜視図である。
【図6】洗浄時における調量タンクの一部省略の前方斜
視図である。
視図である。
1 氷蓄熱槽 2 冷凍機 3 蒸発器 6 送乳ポンプ 7 冷水送り管 8 冷水もどり管 9 プレートクーラ 13 調量タンク 15 送乳ポンプ 18 牛乳排出管 19 液面計 20 流量調整弁 21 洗浄ホッパー 22 操作ボックス 39 フレーム
Claims (1)
- 【請求項1】氷蓄熱槽から冷水を循環するプレートクー
ラと、搾乳した牛乳を受ける調量タンクと、前記調量タ
ンクに設け調量タンクの乳面を検知する液面計と、前記
調量タンクから前記プレートクーラへの送乳ポンプと、
前記プレートクーラの牛乳排出管に設ける流量調整弁と
を備えた牛乳の急速冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11076994A JP2000274910A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 牛乳の急速冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11076994A JP2000274910A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 牛乳の急速冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000274910A true JP2000274910A (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=13621345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11076994A Pending JP2000274910A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 牛乳の急速冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000274910A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008164213A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Orion Mach Co Ltd | 恒温水槽の冷却装置およびファンクーラ |
JP2008309365A (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-25 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷却装置 |
JP2009082085A (ja) * | 2007-10-01 | 2009-04-23 | Nissho:Kk | 牛乳の急速冷却システム |
GB2509515A (en) * | 2013-01-04 | 2014-07-09 | Drilling And Pumping Supplies Ltd | Milk cooling system |
-
1999
- 1999-03-23 JP JP11076994A patent/JP2000274910A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008164213A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Orion Mach Co Ltd | 恒温水槽の冷却装置およびファンクーラ |
JP2008309365A (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-25 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷却装置 |
JP2009082085A (ja) * | 2007-10-01 | 2009-04-23 | Nissho:Kk | 牛乳の急速冷却システム |
GB2509515A (en) * | 2013-01-04 | 2014-07-09 | Drilling And Pumping Supplies Ltd | Milk cooling system |
GB2509515B (en) * | 2013-01-04 | 2018-10-17 | Drilling And Pumping Supplies Ltd | Milk cooling system |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040825 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061128 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070403 |