JP2000272526A - 車両用操舵装置 - Google Patents

車両用操舵装置

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JP2000272526A
JP2000272526A JP8442599A JP8442599A JP2000272526A JP 2000272526 A JP2000272526 A JP 2000272526A JP 8442599 A JP8442599 A JP 8442599A JP 8442599 A JP8442599 A JP 8442599A JP 2000272526 A JP2000272526 A JP 2000272526A
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output shaft
input shaft
rotation
shaft
limit angle
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JP8442599A
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Yoshitomo Tokumoto
欣智 徳本
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルクセンサに接続されるリード線の破断を
防止するための回転限界角設定手段の長さを短くするこ
とができるようにする。 【解決手段】 出力軸2の回転が所定の回転角未満では
停止し、所定の回転角を超えることによって出力軸2に
連動して適宜の回転角を回転したあとハウジング9に当
接してその回転が停止される回転環81を備え、該回転
環81の回転によって出力軸2の回転限界角を設定する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入力軸及び該入力軸
にトーションバーを介して同軸的に繋がる出力軸の相対
角変位によって前記入力軸に加わる操舵トルクを検出す
るセンサ及び該センサに接続されたスパイラルのリード
線を備えた車両用操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用操舵装置としては、例えば入力軸
及び該入力軸にトーションバーを介して同軸的に繋がる
出力軸の相対角変位によって前記入力軸に加わる操舵ト
ルクを検出するセンサと、該センサの検出結果に基づい
て駆動される操舵補助用の電動モータの回転を減速して
前記出力軸に伝達する減速機構と、操舵輪の回転に応じ
た舵取機構の動作を前記電動モータの回転により補助
し、舵取りのための運転者の労力負担を軽減するように
構成されている。
【0003】この車両用操舵装置のセンサとしては、例
えば特開平64−70264号公報に記載されているよ
うに接触式センサと、実開平5−65750号公報に記
載されているように非接触式センサとが知られている。
【0004】前者の接触式センサは、円環状の抵抗体及
び該抵抗体に接続された複数個の入出力端子を有し、前
記出力軸に設けられた抵抗体保持部材と、前記抵抗体に
接触する検出子を有し、前記入力軸に設けられた検出子
保持部材とを備えたポテンシオメータを用いてなり、前
記出力軸の周りに巻回されたスパイラルのリード線が前
記入出力端子に接続されている。
【0005】後者の非接触式センサは、入力軸及び出力
軸の一方の周りに配置され、端面に矩形状の歯部が周方
向に形成されている一対の磁性体製リングと、該磁性体
製リングの外側に配置される環状のトルク検出コイルと
を備え、前記トーションバーの捩じれに対応して前記磁
性体製リングが相対回転したとき前記歯部の対向面積が
変化し、トルク検出コイルのインピーダンスが変化する
ことにより前記操舵トルクを検出するように構成されて
いる。
【0006】また、前者の接触式センサを備えた車両用
操舵装置には、前記出力軸の回転限界角を設定するため
の回転限界角設定手段が設けられている。この回転限界
角設定手段は、出力軸の外周に刻設されたねじ部と、該
ねじ部にその回転を拘束して螺合されたナットと、該ナ
ットが軸長方向一方側及び他方側へ相対移動したとき当
接して前記出力軸の回転を制限する一対の当接部とを備
え、ナットが当接部の一方と当接することによって出力
軸及び入力軸の回転が制限され、前記スパイラルのリー
ド線の破断を防止するように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の接触
式センサと、スパイラルのリード線及び回転限界角設定
手段とを備えた車両用操舵装置にあっては、出力軸に対
しナットを軸長方向へ相対移動させて回転限界角を設定
するようにしたねじ式であるため、回転限界角設定手段
の長さ、ひいては車両用操舵装置の軸長方向の長さが所
定の長さ以上に長くなるという問題があった。
【0008】また、後者の非接触式センサを備えた車両
用操舵装置にあっては、トルク検出コイル及び端面に矩
形状の歯部が周方向に設けられている一対の磁性体製リ
ングを備えているため、構造が複雑であり、しかも、組
立てるとき、磁性体製リングの歯部の対向面積及び歯部
間のギャップを調整することによってトルクセンサの操
舵トルク中立点が調整されるため、その組立てが行い難
く、コスト高になるという問題があった。
【0009】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであり、入力軸及び出力軸の一方に連動して
適宜の回転角を回転する回転環を設けて入力軸及び出力
軸の一方の回転限界角を設定することにより、回転限界
角設定手段の長さを短くすることができる車両用操舵装
置を構成することを目的とし、また、センサを、入力軸
及び出力軸の一方に設けられる変位基準部と、他方に設
けられ、前記相対角変位に対し変位した変位量に対応す
る電気的出力を発生する変位量検出器とを備えた構成と
することにより、非接触式のセンサの構造を簡単にでき
るとともに、組立てが行い易い車両用操舵装置を構成す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る車両用操
舵装置は、静止部材に回転可能に支持される入力軸及び
該入力軸にトーションバーを介して同軸的に繋がる出力
軸の相対角変位によって前記入力軸に加わる操舵トルク
を検出するセンサと、該センサに接続され、前記入力軸
及び出力軸の一方の周りに巻回されるリード線と、前記
入力軸及び出力軸の一方の回転限界角を設定する回転限
界角設定手段とを備えた車両用操舵装置において、前記
回転限界角設定手段は、前記入力軸及び出力軸の一方の
回転が所定の回転角未満では停止し、所定の回転角を超
えることによって前記入力軸及び出力軸の一方に連動し
て適宜の回転角を回転したあと前記静止部材に当接して
その回転が停止される回転環を備えていることを特徴と
する。
【0011】第1発明にあっては、操舵中立点から操舵
されるとき、操舵中立点の入力軸は、略180度までは
回転環と関係なく回転させることができ、更にそれ以上
に操舵される際には入力軸に連動して回転環が略180
度回転し、該回転環が静止部材に当接して入力軸の回転
が制限されることになるため、操舵中立点から左右に略
360度に操舵される際においてもリード線の破断を防
止することができ、しかも、回転環を軸長方向へ移動さ
せることなく回転させるため、ねじ式の回転限界角設定
手段を備えたものに比較して車両用操舵装置の全体を短
くすることができる。
【0012】第2発明に係る車両用操舵装置は、前記回
転環は軸長方向の一方側へ突出する第1当接部及び軸長
方向の他方側へ突出する第2当接部を備え、前記入力軸
及び出力軸の一方又は該一方と連動する部材は前記第1
当接部に当接が可能な第3当接部を備え、前記静止部材
は前記第2当接部に当接が可能な第4当接部を備えてい
ることを特徴とする。
【0013】第2発明にあっては、操舵中立点の入力軸
が略180度以上操舵される際には第3当接部が第1当
接部に当接し、この当接状態で回転環が入力軸と一体化
して適宜の回転角を回転し、第2当接部が第4当接部に
当接して、それ以上の回転を阻止することができる。
【0014】第3発明に係る車両用操舵装置は、前記セ
ンサは、前記入力軸及び出力軸の一方に設けられる変位
基準部と、他方に設けられ、前記相対角変位に対応して
前記変位基準部に対し変位し、該変位した変位量に対応
する電気的出力を発生する変位量検出器とを備え、該変
位量検出器に前記リード線が接続されていることを特徴
とする。
【0015】第3発明にあっては、変位基準部として例
えばマグネットを用い、変位量検出器としてマグネチッ
ク・レジスタンス素子、ホール素子等の非接触式の磁気
変位検出器を用いることができるため、コイル及び磁性
体製リングを備えた非接触式センサに比較してセンサの
構造を非常に簡単にでき、しかも、センサが検出した検
出値は、巻回されたリード線によって該リード線を絡ま
せることなく容易に取り出すことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る車両用
操舵装置の操舵軸部分の模式的断面図、図2は車両用操
舵装置の全体の縦断面図である。
【0017】この車両用操舵装置は、一端部が舵取りの
ための操舵輪(図示せず)に連動する筒状の入力軸1
と、車体の前部に左右方向に延設されたラック軸及び該
ラック軸の中途部に噛合するピニオン21を有する舵取
機構(図示せず)の前記ピニオン21が形成された出力
軸2と、前記入力軸1の内部に挿入されて入力軸1及び
出力軸2を同軸的に連結し、前記舵輪に加わる操舵トル
クの作用によって捩れるトーションバー3と、該トーシ
ョンバー3の捩れに応じた入力軸1及び出力軸2の相対
角変位によって前記操舵輪に加わる操舵トルクを検出す
るセンサ4と、該センサ4の検出結果に基づいて駆動制
御される操舵補助用の電動モータ5と、該電動モータ5
の回転を前記出力軸2に伝達する減速機構6と、前記セ
ンサ4に接続されたスパイラルのリード線7と、前記出
力軸2の回転限界角を設定する回転限界角設定手段8
と、前記センサ4、リード線7及び減速機構6を収容す
るとともに前記入力軸1及び出力軸2を回転可能に支持
する静止部材(以下ハウジングという)9とを備えてい
る。
【0018】出力軸2は、一端部に前記入力軸1の他端
部の外周に挿嵌される挿嵌孔22及び該挿嵌孔22と連
続する凹凸条孔23と、円板状の第1保持体24とが設
けてあり、他端部の外周に前記ピニオン21が設けられ
ている。また、出力軸2の中途部は一対の玉軸受10,
10を介して前記ハウジング9の中途部に支持されてお
り、他端部はニードル軸受30を介して前記ハウジング
9の他端部に支持されている。
【0019】トーションバー3は、所望の捩じれ特性を
得るべく外径及び軸長を定めた中間部と、該中間部より
もやや大径であり、前記入力軸1の一端部に嵌合されて
同軸的に繋がる一端部と、前記中間部よりもやや大径で
あり、前記凹凸条孔23に嵌合されて同軸的に繋がる他
端部とを備え、前記一端部にラジアル方向へ貫通するピ
ン孔が設けられている。
【0020】入力軸1は、その一端部に前記ピン孔に対
応するピン孔を設け、これらピン孔に打設されるダウエ
ルピン31によってトーションバー3の一端部が結合さ
れており、中間部の外周面には前記第1保持体24と軸
長方向に適宜の間隔を隔てて対向する円板状の第2保持
体11が設けられている。また、入力軸1の中間部は玉
軸受32を介して前記ハウジング9の一端部に支持され
ており、他端部はニードル軸受33を介して前記挿嵌孔
22に支持されている。
【0021】センサ4は、前記第1保持体24の一面に
設けられるマグネット等の一つの変位基準部40と、前
記入力軸1の軸長方向へ適宜の間隔を隔てて対向するよ
うに前記第2保持体11に設けられ、入力軸1及び出力
軸2の相対角変位に対応して前記変位基準部40に対し
変位し、該変位した変位量に対応する電気的出力を発生
する変位量検出器41とを備えている。
【0022】この変位量検出器41はマグネチック・レ
ジスタンス素子、ホール素子等の非接触式の磁気変位検
出器を用いてなり、変位基準部40に対し変位量検出器
41の位置が入力軸1の回転方向へ変位したときの磁束
密度の変化量を入力軸1及び出力軸2の相対角変位量と
して検出するように構成されており、該変位量検出器4
1に前記リード線7の一端部が接続されている。
【0023】このリード線7は、舵輪の下側に配設され
るエアーバッグ用のスパイラルケーブルを利用し、該ス
パイラルケーブルと一体的に設けられている。スパイラ
ルケーブルは複数本の導線を一方向に整列させた状態で
一括して被覆したフラットに形成されており、このスパ
イラルケーブルの幅方向一方に複数本の導線を増設し、
該増設部分を前記リード線7とするのである。リード線
7はスパイラルケーブルとともに巻回され、前記入力軸
1の周りに配設される。
【0024】リード線7の巻回中心側端部は導線を介し
て前記変位量検出器41の電源端子及び出力端子に接続
され、また、巻回外周側は前記ハウジング9に固定さ
れ、その巻回外周側端部を外部電源及びマイクロプロセ
ッサを用いてなる制御部に接続されており、操舵輪の操
舵に伴ってリード線7の巻回中心側が縮径/拡径するよ
うに構成されている。
【0025】リード線7は、操舵輪が操舵中立点のとき
リード線7が縮径/拡径を伴なわないように組込みされ
た場合、操舵によってリード線7を適正に縮径/拡径さ
せることができるのであるが、操舵輪が操舵中立点のと
きリード線7が予め余分に縮径又は拡径された状態で組
込みされた場合、リード線7の中間部が断線、又は接続
端部が破断することが危惧されるため、出力軸2及びハ
ウジング9の間に、出力軸2の回転限界角を設定する回
転限界角設定手段8が設けられている。
【0026】図3は回転限界角設定手段8を示す斜視
図、図4は回転限界角設定手段8の動作を示す模式図で
ある。この回転限界角設定手段8は、操舵輪の回転限界
角を操舵中立点から略360度に設定できるようにした
もので、出力軸の一端部の周りに360度以上にわたっ
て回転が可能に支持され、軸芯に対して偏倚した位置か
ら軸長方向の一方側へ突出する第1当接部81a及び軸
長方向の他方側へ突出する第2当接部81bを有する回
転環81と、出力軸2に軸芯に対し偏倚して設けられ、
出力軸2の回転が所定の回転角を超えたとき前記第1当
接部81aに当接する第3当接部82と、ハウジング9
に設けられて出力軸2の軸長方向へ突出し、前記回転環
81が適宜の回転角を回転したあと前記第2当接部81
bに当接する第4当接部83とを備えている。
【0027】第3当接部82は、出力軸2に嵌合固定さ
れる環部材82aの軸長方向一端部に突設されており、
回転環81の第1当接部81aに当接が可能にしてあ
る。第4当接部83は、ハウジング9における出力軸2
の周りに取付けられる環部材83aの軸長方向一端部に
突設されており、回転環81の第2当接部81bと係合
が可能にしてある。
【0028】減速機構6は、前記出力軸2の外周であり
前記回転限界角設定手段8と軸長方向に隣合う位置に嵌
合によって固定されるウォームホイール61及びこれに
噛合するウォーム62とを備え、前記電動モータ5の回
転を減速して出力軸2に伝達するようにしてある。
【0029】以上の如く構成された車両用操舵装置は、
操舵輪が操舵中立点から左又は右へ回転されるとき、そ
の操舵トルクによってトーションバー3が捩じれ、この
捩じれに応じて入力軸1が出力軸2に対し相対角変位す
るとともに、変位基準部40に対し変位量検出器41の
位置が変位し、この変位に伴う磁束密度の変化量が入力
軸1及び出力軸2の相対角変位量として検出され、この
変位量検出器41の検出結果がリード線7を介して制御
部に入力される。このようにセンサ4は、入力軸1に設
けられた変位量検出器41と、出力軸2に設けられる変
位基準部40との相対位置の変位を検出する非接触式の
簡易な磁気変位センサであるため、コイル及び磁性体製
リングを備えた非接触式センサに比較してセンサの構造
を非常に簡単にでき、コストを低減できる。
【0030】また、リード線7は、スパイラルになって
いるため、操舵輪が左又は右へ回転されるとリード線7
の巻回中心側部分が縮径又は拡径されることになり、リ
ード線7の中間部が断線したり、接続端部が破断したり
することを防止することができる。また、リード線7は
標準装備されるエアーバックのスパイラルケーブルと一
体に設けられているため、センサ専用のリード線を用い
るものに比較して安価に構成することができる。
【0031】操舵輪が操舵中立点から左又は右へ回転さ
れるとき、出力軸2は、第3当接部82が回転環81の
第1当接部81aに当接するまでの略180度を回転す
る。これによって回転環81が出力軸2と一体化して略
180度を回転し、該回転環81の第2当接部81bが
ハウジング9の第4当接部83に当接する。この当接に
よって出力軸2はそれ以上の回転が阻止される。
【0032】このように出力軸2が回転環81に対して
略180度回転し、さらに、回転環81が出力軸2と一
体化して略180度回転することになるので、出力軸2
を操舵中立点から左右へ略360度回転させることがで
き、操舵中立点からの回転限界角を略360度に設定す
ることができる。
【0033】尚、回転環81は1個である他、第3当接
部82と第4当接部83との間に複数個設けてもよい。
回転環81が例えば2個である場合、一つ目の回転環8
1が出力軸2と一体化して略180度回転したあと、該
一つ目の回転環81の第2当接部81bが二つ目の回転
環81の第1当接部81aに当接し、一つ目及び二つ目
の回転環81,81が出力軸2と一体化して略180度
回転したあと、二つ目の回転環81の第2当接第81b
がハウジング9の第4当接部83に当接することにな
る。従って、回転環81を1個増加する都度、操舵中立
点からの回転限界角を約180度増加することができ
る。
【0034】また、以上説明した実施の形態では出力軸
2に変位基準部40を設け、入力軸1に変位量検出器4
1を設けたが、その他、例えば入力軸1に前記変位基準
部40を設け、出力軸2に前記変位量検出器41を設け
てもよいのであり、また、変位基準部40及び変位量検
出器41は入力軸1、出力軸2に設ける他、これら入力
軸1、出力軸2と連動する部材に設けてもよい。
【0035】また、変位基準部40及び変位量検出器4
1は入力軸1の軸長方向に適宜の間隔を隔てて対向させ
る他、例えば変位基準部40を第1保持体24の外周面
に設け、第2保持体12の外周部に前記第1保持体24
の外周面とラジアル方向に適宜の間隔を隔てて対向する
筒部を設け、該筒部に前記変位量検出器41を前記変位
基準部40とラジアル方向に適宜の間隔を隔てて対向す
るように設けてもよい。また、リード線7は、入力軸1
の周りに巻回したスパイラルとする他、出力軸2の周り
に巻回したスパイラルとしてもよいし、また、入力軸1
又は出力軸2と連動する部材の周りに巻回してスパイラ
ルとしてもよい。
【0036】
【発明の効果】第1発明によれば、回転環を軸長方向へ
移動させることなく回転させることによって回転限界角
を設定するため、ねじ式の回転限界角設定手段を備えた
ものに比較して車両用操舵装置の全体を短くすることが
できる。
【0037】第2発明によれば、入力軸又は出力軸に回
転自在に支持される回転環と、入力軸等の回転側部材及
びハウジング等の静止部材に設けられる当接部とによっ
て回転限界角設定手段を構成することができるため、該
回転限界角設定手段の構造が簡単であり、回転限界角設
定手段を備えた車両用操舵装置を安価に提供することが
できる。
【0038】第3発明によれば、センサは、入力軸及び
出力軸の一方に設けられる例えばマグネット等の変位基
準部と、他方に設けられる例えばマグネチック・レジス
タンス素子、ホール素子等の変位量検出器とを備え、該
変位量検出器にスパイラルのリード線が接続されている
簡易な構造であるため、コイル及び磁性体製リングを備
えた非接触式センサに比較してセンサの構造を非常に簡
単にでき、しかも、センサが検出した検出値は、リード
線を絡ませることなく容易に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用操舵装置の操舵軸部分の模
式的断面図である。
【図2】本発明に係る車両用操舵装置の全体の縦断面図
である。
【図3】本発明に係る車両用操舵装置の回転限界角設定
手段の斜視図である。
【図4】本発明に係る車両用操舵装置の回転限界角設定
手段の動作を示す模式図である。
【図5】本発明に係る車両用操舵装置の回転限界角設定
手段の別の形態を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る車両用操舵装置の回転限界角設定
手段の別の形態の動作を示す模式図である。
【符号の説明】
1 入力軸 2 出力軸 3 トーションバー 4 センサ 40 変位基準部 41 変位量検出器 7 リード線 8 回転限界角設定手段 81 回転環 81a 第1当接部 81b 第2当接部 82 第3当接部 83 第4当接部 9 静止部材(ハウジング)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止部材に回転可能に支持される入力軸
    及び該入力軸にトーションバーを介して同軸的に繋がる
    出力軸の相対角変位によって前記入力軸に加わる操舵ト
    ルクを検出するセンサと、該センサに接続され、前記入
    力軸及び出力軸の一方の周りに巻回されるリード線と、
    前記入力軸及び出力軸の一方の回転限界角を設定する回
    転限界角設定手段とを備えた車両用操舵装置において、
    前記回転限界角設定手段は、前記入力軸及び出力軸の一
    方の回転が所定の回転角未満では停止し、所定の回転角
    を超えることによって前記入力軸及び出力軸の一方に連
    動して適宜の回転角を回転したあと前記静止部材に当接
    してその回転が停止される回転環を備えていることを特
    徴とする車両用操舵装置。
  2. 【請求項2】 前記回転環は軸長方向の一方側へ突出す
    る第1当接部及び軸長方向の他方側へ突出する第2当接
    部を備え、前記入力軸及び出力軸の一方又は該一方と連
    動する部材は前記第1当接部に当接が可能な第3当接部
    を備え、前記静止部材は前記第2当接部に当接が可能な
    第4当接部を備えている請求項1記載の車両用操舵装
    置。
  3. 【請求項3】 前記センサは、前記入力軸及び出力軸の
    一方に設けられる変位基準部と、他方に設けられ、前記
    相対角変位に対応して前記変位基準部に対し変位し、該
    変位した変位量に対応する電気的出力を発生する変位量
    検出器とを備え、該変位量検出器に前記リード線が接続
    されている請求項1又は請求項2記載の車両用操舵装
    置。
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