JP2000271449A - 半地下設置塔構造及びその製造方法 - Google Patents

半地下設置塔構造及びその製造方法

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JP2000271449A
JP2000271449A JP11079952A JP7995299A JP2000271449A JP 2000271449 A JP2000271449 A JP 2000271449A JP 11079952 A JP11079952 A JP 11079952A JP 7995299 A JP7995299 A JP 7995299A JP 2000271449 A JP2000271449 A JP 2000271449A
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underground
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JP11079952A
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English (en)
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Shinji Sakai
信二 酒井
Minoru Seto
実 瀬戸
Nobuhiko Tsui
伸彦 津井
Masashi Tanaka
昌司 田中
Toru Kondo
徹 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chiyoda Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Chiyoda Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一部または全部が地下に設けられた孔
に設置される塔を容易に組み立て、設置可能であり、内
部に充填材を充填するのも容易な半地下設置塔構造及び
その製造方法を提供する。 【解決手段】 一部または全部が地下に設けられた孔
に設置され、保持用フランジ部が設けられた複数の筒状
部分の端面を接合することにより構成される塔が、下端
の前記筒状部分を、前記孔の開口部に保持用フランジ部
をもって仮止めした後、仮止めした筒状部分の上端面に
次の筒状部分を接合して下降させ、次の筒状部分を孔の
開口部に保持用フランジ部をもって仮止めする過程を繰
り返して作ることで、建屋、クレーンを低く、小型にで
き、組み立て作業が容易になる。特に、塔が反応塔また
は蒸留塔からなり、内部に充填材を充填する場合、筒状
部分を仮止めした後、接合前に仮止めした筒状部分の内
部に充填することで、充填作業が容易になると共に均一
に充填され、その性能が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一部または全部が
地下に設けられた孔に設置される塔の構造及び塔の製造
方法に関し、より具体的には反応塔、蒸留塔に適した塔
の構造及び塔の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一部または全部が地下に設けられ
た孔に設置される反応塔や蒸留塔を製造するには、横置
きの状態で組み立てた後、クレーンなどで吊り上げ、ケ
ーシング等で覆われた孔内に受容するようにしていた。
【0003】一方、同位体を分離するのに従来、例えば
三フッ化ホウ素による10Bの濃縮、一酸化窒素による14
Nと17Oの濃縮、一酸化炭素による13Cの濃縮、或いは
メタンからの13Cメタンの濃縮分離等では低温蒸留塔を
用いた同位体分離プロセスが使用されている。この蒸留
による分離は混合成分の目的成分と他の成分の蒸気圧の
差を利用して目的成分を分離するものであるが、例えば
12Cメタンから13Cメタンを分離する際の両成分の蒸気
圧比(比揮発度)で定義される分離係数αは1に非常に
近いため、1回(1理論段)の気液平衡で得られる濃度
変化はわずかであり、所定濃度に達するには多くの理論
段数が必要であり、更に実際の装置での必要段数は最小
理論段数の1.2倍程度となるため、数十m〜数百mの
長い蒸留塔が必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような長い蒸留塔
を上記方法で組み立てて設置すると、大きな建屋、クレ
ーンが必要なばかりでなく、その長さ、太さ等によって
は変形しやすく、組み立て後の取り扱いも厄介であっ
た。これは蒸留塔に限らず長い塔に共通の問題である。
【0005】また、蒸留塔、反応塔など、内部に充填材
を充填する塔の場合、通常カラム内に充填材の保持、蒸
気・還流の整流のための仕切りが設けられていることか
ら横置きの状態で組み立てると充填材を充填する作業が
煩雑なばかりでなく、必ずしも均一に分布せず、その性
能が低下する虞があった。
【0006】本発明は、上記した従来技術の問題点を解
決するべくなされたものであり、一部または全部が地下
に設けられた孔に設置される塔を容易に組み立て、設置
可能であり、内部に充填材を充填するのも容易な半地下
設置塔構造及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的は、本発明
によれば、一部または全部が地下に設けられた孔に設置
される塔構造であって、その軸線方向について分割され
た複数の筒状部分の端面を接合することにより構成され
ていることを特徴とする半地下設置塔構造、及び一部ま
たは全部が地下に設けられた孔に設置され、保持用フラ
ンジ部が設けられた複数の筒状部分の端面を接合するこ
とにより構成される塔の製造方法であって、下端の前記
筒状部分を、前記孔の開口部に保持用フランジ部をもっ
て仮止めした後、前記仮止めした筒状部分の上端面に次
の筒状部分を接合して下降させ、前記次の筒状部分を前
記孔の開口部に保持用フランジ部をもって仮止めする過
程を繰り返すことを特徴とする半地下設置塔の製造方法
を提供することにより達成される。特に、当該塔が反応
塔または蒸留塔からなり、内部に充填材を充填する場
合、前記筒状部分を仮止めした後、接合前に仮止めした
前記筒状部分の内部に充填すると良い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
について添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明が適用された低温蒸留塔の
構造を示す図である。図中、蒸留カラム及び外塔以外の
被分離液(被蒸留物)の供給管、高沸点成分の導出管、
低沸点成分の導出管等の記載は省略している。この低温
蒸留塔1は、地下に掘られた孔2内にその半分以上が受
容されている。この孔2の内面はケーシング3に覆われ
ている。また、低温蒸留塔1の有底筒状をなす外塔5内
には複数の蒸留カラム6が受容されている。各蒸留カラ
ム6の上端にはコンデンサ7が接続され、各蒸留カラム
2の下端にはリボイラ8が接続されている。
【0010】図2(a)〜図2(c)は塔の製造手順を
示す図である。まず、孔2の開口2aから低温蒸留塔1
の外塔5の下端部を構成する有底の筒状部分11を孔2
内に入れ、その上部に設けられた保持用フランジ部11
aを開口2aに設けられた受け台10に仮止めし、その
内部にリボイラ8及びこれと一体をなすカラム筒状部分
21を受容し、仮止めする。(図2(a))。この状態
でカラム筒状部分21内に充填材を充填する(図示せ
ず)。
【0011】次に、次段のカラム筒状部分22の下端を
カラム筒状部分21の上端に合わせ、両者を溶接により
接合し、充填材を充填後、カラム筒状部分21を覆うよ
うに外塔の次の筒状部分12を被せ、その下端を筒状部
分11の上端に合わせ、両者を溶接する。その後下降さ
せ、筒状部分12の上部に設けられた保持用フランジ部
12aを開口2aに設けられた受け台10に仮止めす
る。同様にカラム筒状部分23及び筒状部分13を溶接
し、その上部に設けられた保持用フランジ部13aを受
け台10に仮止めする(図2(b))。
【0012】次に、次段のカラム筒状部分24の下端を
カラム筒状部分23の上端に合わせ、両者を溶接により
接合し、充填材を充填後、その上端にコンデンサ7を取
り付ける。そして、これらを覆うように外塔の上端部を
構成する有底の筒状部分14を被せ、コンデンサ7また
は蒸留カラム6の上部を外塔5の適所に保持すると共に
筒状部分14に保持その下端を筒状部分13の上端に合
わせ、両者を溶接する。その後塔全体を下降させ、塔保
持用フランジ部5aを開口2aの縁部に係合させること
で低温蒸留塔1が完成する。実際には各種配管、断熱材
の充填などを行うが、その説明は省略する。
【0013】尚、上記した各保持用フランジ部11a、
12a、13aは組み付け後は補強部材として機能す
る。
【0014】本構成では半地下設置塔を低温蒸留塔とし
たが、これに限定されず、一般の蒸留塔や反応塔に同様
に適用できることは云うまでもない。また、本構成では
外塔内の蒸留カラム内部に充填材を充填するものとした
が、塔内に直接断熱材、触媒等を充填するものであって
も同様な手順で行うことができる。
【0015】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明による半地下設置塔構造及びその製造方法によれば、
一部または全部が地下に設けられた孔に設置され、保持
用フランジ部が設けられた複数の筒状部分の端面を接合
することにより構成される塔が、下端の前記筒状部分
を、前記孔の開口部に保持用フランジ部をもって仮止め
した後、仮止めした筒状部分の上端面に次の筒状部分を
接合して下降させ、次の筒状部分を孔の開口部に保持用
フランジ部をもって仮止めする過程を繰り返して作るこ
とで、建屋、クレーンを低く、小型にでき、組み立て作
業が容易になる。特に、塔が反応塔または蒸留塔からな
り、内部に充填材を充填する場合、筒状部分を仮止めし
た後、接合前に仮止めした筒状部分の内部に充填するこ
とで、充填作業が容易になると共に均一に充填され、そ
の性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された低温蒸留塔の概略構成を示
す断面図。
【図2】(a)〜(c)は塔の製造手順を示す図。
【符号の説明】
1 低温蒸留塔 2 孔 2a 開口 3 ケーシング 5 外塔 5a 塔保持用フランジ部 6 蒸留カラム 7 コンデンサ 8 リボイラ 10 受け台 11、12、13、14 筒状部分 11a、12a、13a 保持用フランジ部 21、22、23、24 カラム筒状部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津井 伸彦 東京都杉並区下井草5−16−7 (72)発明者 田中 昌司 神奈川県横浜市磯子区岡村4−12−22 (72)発明者 近藤 徹 神奈川県横浜市金沢区東朝比奈3−11−20 Fターム(参考) 4D047 AA07 DA04 DA12 DB01 4D076 BB04 FA33 FA35 4G070 AA01 AA03 AB06 AB07 BB05 CA30 4G075 AA56 BB02 BD03 BD04 BD13 EB09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部または全部が地下に設けられた
    孔に設置される塔構造であって、 その軸線方向について分割された複数の筒状部分の端面
    を接合することにより構成されていることを特徴とする
    半地下設置塔構造。
  2. 【請求項2】 前記各筒状部分に接合時の保持用フ
    ランジ部が設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載の半地下設置塔構造。
  3. 【請求項3】 当該塔が反応塔または蒸留塔からな
    り、その内部に充填材が充填されていることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の半地下設置塔構造。
  4. 【請求項4】 当該塔が内部に反応または蒸留カラ
    ムを有する反応塔または蒸留塔からなり、前記反応また
    は蒸留カラムもその軸線方向について分割された複数の
    筒状部分の端面を接合することにより構成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の半地下設置塔構造。
  5. 【請求項5】 前記反応または蒸留カラム内に充填
    材が充填されていることを特徴とする請求項4に記載の
    半地下設置塔構造。
  6. 【請求項6】 一部または全部が地下に設けられた
    孔に設置され、保持用フランジ部が設けられた複数の筒
    状部分の端面を接合することにより構成される塔の製造
    方法であって、 下端の前記筒状部分を、前記孔の開口部に保持用フラン
    ジ部をもって仮止めした後、 前記仮止めした筒状部分の上端面に次の筒状部分を接合
    して下降させ、前記次の筒状部分を前記孔の開口部に保
    持用フランジ部をもって仮止めする過程を繰り返すこと
    を特徴とする半地下設置塔の製造方法。
  7. 【請求項7】 当該塔が反応塔または蒸留塔からな
    り、前記筒状部分を仮止めした後、接合前に仮止めした
    前記筒状部分の内部に充填材を充填することを特徴とす
    る請求項6に記載の半地下設置塔の製造方法。
  8. 【請求項8】 当該塔が内部に反応または蒸留カラ
    ムを有する反応塔または蒸留塔からなり、前記筒状部分
    を前記仮止めした後、接合前に、カラム用筒状部分も仮
    止めし、その端面に次のカラム用筒状部分の端面を接合
    することにより前記反応または蒸留カラムも形成するこ
    とを特徴とする請求項6または請求項7に記載の半地下
    設置塔の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記カラム用筒状部分も仮止め後、
    次のカラム用筒状部分の接合前に仮止めした前記カラム
    用筒状部分の内部に充填材を充填することを特徴とする
    請求項8に記載の半地下設置塔の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012110825A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Matsui Machine Ltd 蒸留塔及びその組立方法
KR20190137874A (ko) * 2017-04-14 2019-12-11 크리스티아누 갈비아티 높은 길이의 동위원소 분리 컬럼 및 조립 방법

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