JP2000270918A - 加温具 - Google Patents

加温具

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JP2000270918A
JP2000270918A JP11169373A JP16937399A JP2000270918A JP 2000270918 A JP2000270918 A JP 2000270918A JP 11169373 A JP11169373 A JP 11169373A JP 16937399 A JP16937399 A JP 16937399A JP 2000270918 A JP2000270918 A JP 2000270918A
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JP
Japan
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heating
opening
cap
hair
sheet
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Pending
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JP11169373A
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English (en)
Inventor
Masaru Tsuchiya
勝 土屋
Akira Shiga
章 志賀
Takashi Ito
隆司 伊藤
Takao Orii
孝男 折井
Hiroaki Kobayashi
洋昭 小林
Masamichi Shigekane
正倫 重兼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 髪の柔軟化、くせ矯正、弾性付与、染色等の
頭髪処理や養毛・育毛処理等の頭皮処理を手軽に効率よ
く行うことができ、しかも、加熱ムラの生じない、頭髪
・頭皮加熱用の加温具を提供すること。 【解決手段】 複数の加温体24を有する加温用キャッ
プ2からなる頭髪・頭皮加温用の加温具であり、加温用
キャップ2は、その開口部4の半周縁の長さLが、32
〜42cm、その高さTが15〜23cmであり、開口
部4側に位置し、加温用キャップの横断面積が頂部11
に向かって順次減少する開口部側領域42と、頂部11
側に位置し、加温用キャップの横断面積が頂部に向かっ
て順次減少する頂部側領域12とからなり、開口部側領
域42と頂部側領域12とは、加温用キャップ2の横断
面積が急激に減少する段差部8により区分されている、
加温具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡便に、加熱ムラ
なく、頭髪又は頭皮を加熱できる頭髪・頭皮加温用の加
温具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】各種頭
髪・頭皮の処理を行う際に、頭部に装着して用いる加温
具は、頭部へのフィット性の観点から加温部を複数の加
温体により構成していたが、このように複数の加温体に
より構成すると各加温体間に加温体の存在しない部分が
生じ、このことから加温ムラが生じる。また、頭部の形
や髪型、その髪毛量によっては、加温体が加熱したい箇
所から離隔される場合があり、このような場合には迅速
に加熱できない。
【0003】従って、本発明の目的は、髪の柔軟化、く
せ矯正、弾性付与、染色等の頭髪処理や養毛・育毛処理
等の頭皮処理を手軽に効率よく行うことができ、しか
も、加熱ムラの生じない、頭髪・頭皮加熱用の加温具を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、加温部を有す
る加温用キャップからなる頭髪・頭皮加温用の加温具で
あって、前記加温用キャップの開口部の半周縁の長さ
が、32〜42cmである加温具を提供することにより
前記目的を達成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい1実施形
態について詳細に説明する。本実施形態の加熱具1は、
図1及び2に示すように、加温部20を有するキャップ
(以下「加温用キャップ」という)2からなる頭髪・頭
皮加温用の加温具である。本実施形態における加温具1
は、加温部20が複数の加温体24により形成され、加
温用キャップ2は、加温部20を有する加温用シート2
1を2枚接合してなる。従って、加温部20は、加温具
1の前後両側に2つ設けられている。
【0006】加温用シート21は、耐水性の内層シート
23と、内層シート23の表面全面を覆って配された通
気性シート25と、内層シート23及び通気性シート2
5とにより狭持固定された複数の加温体24とからな
る。そして、加温用キャップ2は、2枚の略同形の加温
用シート21における互いの周縁部(湾曲周縁部22
a)を、キャップの開口部4が形成されるように且つそ
れぞれ内層シート23がキャップ内面を形成するように
接合固定されている。湾曲周縁部22aは、通気性シー
ト25同士を当接させてヒートシールして接合固定され
ており、シールされた部分は、加温用キャップ2(加温
具1)の内面側に位置している。また、各加温体24
は、それぞれ、内層シート23と通気性シート25とを
接合させることにより、それぞれ分離されている。
【0007】加温部20は、複数個の加温体24を略楕
円形状に配して、楕円の長手方向両端部を切り欠いた形
状となされている。本実施形態においては、6つの加温
体24が配されて、6つに分割された形態の加温部20
が形成されている。
【0008】而して、本実施形態の加温用キャップ2
は、その開口部4の半周縁の長さLが、32〜42c
m、好ましくは35〜39cmである。また、加温用キ
ャップ2の深さTが好ましくは15〜23cm、更に好
ましくは17〜21cmである。前記長さLが、32c
m未満であると、多くの人にとって、加温用キャップを
被る事が困難になり、42cmを超えると、加温用キャ
ップと頭部の間に大きな隙間ができ、加温効率が悪い。
前記深さTを、15cm以上とすることにより、多くの
人にとって加温具を被る事が容易となり、23cm以下
とすることにより、加温具と頭部との間に隙間を生じさ
せずに、加温効率を向上させることができる。ここで、
前記「深さ」は、加温用キャップ2の内面の高さであ
り、キャップを畳んで(本実施形態においてはキャップ
の前方と後方とが当接するように畳んで半円形とする)
開口部周縁を直線状とし、直線状になされた開口部周縁
の中心点とキャップ頂点とを結ぶ線の長さを意味する。
【0009】また、加温部20は、複数個の加温体24
で形成され、隣接する2つの加温体24間の間隔が80
mm以下であるのが好ましく、40mm以下であるのが
更に好ましく、20mm以下であるのが特に好ましく、
10mm以下であるのが最も好ましい。前記間隔を80
mm以下とすることにより、加温ムラが生じることがな
くなる。なお、加温体24間の間隔とは、加温体24に
おける発熱体が収納された収納部間の間隔、即ち、該発
熱体が存在しうる収納部間の間隔を意味する。従って、
加温体が、通気性シートと裏面シートと発熱体とからな
り、発熱体の周縁外方にて通気性シートと裏面シートと
をシールしてなるものである場合には、シール部分を除
いた、加温体間の間隔となる。
【0010】また、本実施形態の加温用キャップ2は、
開口部4側に位置し、加温用キャップの横断面積が頂部
11に向かって順次減少する開口部側領域42と、頂部
11側に位置し、加温用キャップの横断面積が頂部に向
かって順次減少する頂部側領域12とからなり、開口部
側領域42と頂部側領域12とは、加温用キャップ2の
横断面積が急激に減少する段差部8により区分されてい
る。頂部側領域12が狭く、開口部側領域42が広いこ
とにより、キャップの頭部への密着性と、被りやすさが
両立される。
【0011】また、本実施形態においては、開口部4の
縁部41を着用者の頭部に密着させる開口縁部密着手段
5を有する。具体的には、開口縁部密着手段5は、開口
部4の縁部41のほぼ全域に亘って設けられ、2つの端
部51aを有するチューブ状の縁取り部51と、縁取り
部51の両端部51a,51aから端部が延出されるよ
うに該縁取り部51の内部を挿通して配されたひも部材
52とからなる。開口縁部密着手段5が設けられている
ことにより、本発明の頭髪・頭皮加温用具1を、装着し
た際に、開口部4の縁部41を頭部に密着させて固定す
ることができる。
【0012】更に、本実施形態においては、開口部4側
に位置する開口部側領域42を着用者の頭部に密着させ
る開口部側領域密着手段6を有する。具体的には、開口
部側領域密着手段6は、開口部4周縁に沿って配された
係合部材61としての機械的ファスナーのメス材と、係
合部材61に着脱自在に係合される止着部63としての
機械的ファスナーのオス材を有する止着テープからなる
止着部材62とにより構成されている。止着部材62
は、幅広の固定部64と固定部64に比して幅細で先端
側に止着部63が配された自由部65とからなる。そし
て、自由部65が下方に向くように、固定部64を斜め
下向きに、図1における裏面側の加温用シート20にヒ
ートシールされている。また、係合部材61は、長方形
状であり、図1における表面側の加温シート20に、開
口部4側即ちキャップ下方に位置するように配されてい
る。尚、端部51a,51aも、係合部材61の下方に
位置されており、係合部材61及び端部51a,51a
を共に着用者の正面に向けて着用するのが、最も装着性
に優れるような形態になされている。
【0013】複数個の加温体24間には、高熱伝導シー
トが配されている(図示せず)。この高熱伝導シート
は、各加温体24を連結するように、各加温体間の隙間
を埋めて配される。これにより、加熱ムラをより減少さ
せることができる。
【0014】内層シート23としては、耐水性と柔軟性
とを備える素材、例えばポリエチレンのシート、ポリプ
ロピレンのシート、塩化ビニルのシート等が用いられ
る。通気性シート25としては、通常の使い捨てカイロ
等に用いられているものの他、通気性のあるシートであ
れば、特に制限なく用いることができる。
【0015】本実施形態において、加温体24は、通常
の使い捨てカイロと同様に、鉄粉を主成分とし、空気に
触れることにより発熱する発熱体である。本実施形態の
加温具1は、所望の形態におり畳んだ後、通常の使い捨
てカイロと同様に非通気性のシートで密封して市販等さ
れ、使用時においては、該シートを開封して密封状態を
開放し、加温部20が着用者の正面を向くようにする以
外は、通常のヘアキャップと同様にして、頭部に装着し
て、頭髪・頭皮の加温処理を行うことができる。
【0016】本実施形態の加温用キャップ2の発熱温度
及び発熱時間は、通気性シートの通気性と発熱体組成物
の組成により適宜調節することができるが、25℃の室
内において水等で濡れた頭髪に被せた場合に、10分以
内で35〜40℃にまで上昇し、40〜60℃で10〜
120分間維持されるような温度特性を有するように調
節するのが頭髪頭皮の加温用として好ましい。
【0017】本実施形態の加温具1は、開口部4から頭
部に被せて、ひも部材を締めて開口縁部密着手段により
開口縁部を頭部に密着させると共に、止着部材の止着部
を係合部材に係合させて、開口部側領域を頭部に密着さ
せる。本実施形態の加温具1は、このように簡便な使用
操作で、安全に頭髪・頭皮の加温及び処理を行うことが
でき、頭部に密着するので、加温ムラが生じにくい。
【0018】本実施形態の加温具は、内層シートと通気
性シートとを貼り合わせつつ、両シート間の所定位置に
発熱体を封入して加温体を形成して、加温用シートを作
成する発熱体含有シート作成工程、得られた発熱体含有
シートを、通気性シート側を内側にして2つ折りに折り
畳むか、又は得られた発熱体含有シートを通気性シート
を内側にして2枚重ね合わせる重ね合わせ工程、及び重
ね合わせられた縁部を封止して、発熱体を外気から絶縁
する封止工程を行う等して、加温用キャップを製造し、
更に、常法に従って、開口縁部にひも部材を通し、また
止着部材及び係合部材を貼り付ける密着手段形成工程を
行うことにより、得られる。
【0019】尚、上述の実施形態においては、加温具
は、加温用キャップのみからなるものを例示して説明し
たが、さらに、通気性シートの外側に、通気性且つ非透
水性の外層シートからなる外層キャップを配し、両者を
それらの開口部側で固定した、外層キャップを有するも
のを用いることもできる。この際用いられる外層シート
は、通気・非通水シートであり、耐水性と保温性とを与
えているもので、例えば、使い捨ておむつ等に使用され
る通気/非通水シート等が用いられる。非透水性の外層
キャップを具備することにより、お風呂の中等の加温具
に水がかかる恐れがある場所でも使用できる。尚、外層
キャップを用い、開口部側領域密着手段を設ける場合、
例えば、前記止着部材及び前記係合部材を設ける場合に
は、両者ともに外層シート上に設ける。
【0020】また、加温用キャップは、2枚の加温用シ
ートにより形成する必要はなく、1枚若しくは3枚以上
の多数枚の加温用シートで形成したり、加温用シートと
加温体を含まない通常の樹脂製シート等とを組み合わせ
て形成しても良い。
【0021】開口縁部密着手段としては、上述のひも部
材の他に、ゴムなどの弾性体により形成しても良い。ま
た、開口部側領域密着手段は、止着部材及び係合部材
を、機械的ファスナーのオス部材及びメス部材に代え
て、粘着テープと剥離テープ、ボタンとひも状部材、フ
ック状部材等により形成することができる。また、左右
一対ではなく、片側のみとしても良い。
【0022】
【発明の効果】本発明の加温具は、髪の柔軟化、くせ矯
正、弾性付与、染色等の頭髪処理や養毛・育毛処理等の
頭皮処理が手軽に効率よく行え、加温ムラの生じにくい
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の加温具の1実施形態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 加温具 11 頂部 12 頂部側領域 2 加温用キャップ 20 加温部 21 加温用シート 23 内層シート 24 加温体 25 通気性シート 4 開口部 41 縁部 42 開口部側領域 5 開口縁部密着手段 51 縁取り部 52 ひも部材 6 開口部側領域手段 61 係合部材 62 止着部材 63 止着部 8 段差部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 隆司 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 折井 孝男 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 小林 洋昭 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 重兼 正倫 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加温部を有するキャップからなる頭髪・
    頭皮加温用の加温具であって、 前記キャップの開口部の半周縁の長さが、32〜42c
    mである加温具。
  2. 【請求項2】 前記キャップの深さが、15〜23cm
    である請求項1記載の加温具。
  3. 【請求項3】 前記加温部は、複数個の加温体で形成さ
    れ、隣接する2つの加温体間の間隔が80mm以下であ
    る請求項1又は2記載の加温具。
  4. 【請求項4】 開口部縁部を着用者の頭部に密着させる
    開口縁部密着手段を有する請求項1〜3の何れかに記載
    の加温具。
  5. 【請求項5】 開口部側に位置する開口部側領域を着用
    者の頭部に密着させる開口部側領域密着手段を有する請
    求項1〜4の何れかに記載の加温具。
JP11169373A 1999-01-18 1999-06-16 加温具 Pending JP2000270918A (ja)

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