JP2000270824A - 連続焼米機 - Google Patents
連続焼米機Info
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Abstract
用するものであるため焼米の製造に長時間を必要とし、
また、浸漬工程用の設備を必要とするので非経済的であ
る。さらに加熱にむらが生じ、安定して上等の焼米を製
造することができない。 【解決手段】 少なくとも籾Rが投入されるホッパー1
0と、ホッパー10の下位に設けられ、ホッパー10内
の少なくとも籾Rを下流方向へ連続的に搬送するスクリ
ューコンベヤ20と、スクリューコンベヤ20から搬送
され籾Rが投入され長手方向に籾Rを送る回転多角外筒
30と、多角外筒30の近傍に設けられ、多角外筒30
内の籾Rを加熱するバーナー40と、ホッパー10内ま
たは多角外筒30の上流側に、籾Rと混ざり合う水Wを
供給する給水部50と、から構成する。
Description
連続して製造することのできる連続焼米機に関するもの
である。
連続焼米機が存在する。この連続焼米機は、円筒状の外
筒にスクリューコンベヤを内蔵し、ホッパーを介して外
筒に投入された籾を、外筒と逆方向へ回転するスクリュ
ーコンベアで外筒内を移動させながら、当該外筒の下位
に設けたバーナーで加熱して焼米を連続的に製造するも
のである。ちなみに、この籾Rは、稲穂の上から2/3
程度が糊熟したものを使用する場合が多い。
それに先だって水中に浸漬する工程を必要とする。籾に
十分な水分を吸収させて、米の内部まで加熱すると共に
バーナーによる加熱時の米の澱粉のα化のむらを防止
し、上等の焼米を製造するためである。この浸漬工程
は、通常、約15時間を必要とする。従って、籾から焼
米を製造するには、必然的に15時間以上という長時間
を要する。また、籾を浸漬するための別個の設備を必要
とし、設備費が嵩んで非経済的である。
が円筒状であるため、当該外筒を回転させても籾が外筒
の円滑な内周面に沿って緩やかに滑る傾向にあり、良好
に掻き混ぜられない。従って、一部の籾が必要以上に加
熱される反面、他の籾は十分に加熱されないといった加
熱むらが発生し、安定して上等の焼米を製造することが
できないといった問題がある。
題は、従来の連続焼米機は、浸漬工程を経た籾を使用す
るものであるため焼米の製造に結果として長時間を必要
とし、また、浸漬工程用の設備を必要とするので非経済
的であることである。さらに従来の連続焼米機では、加
熱にむらが生じ、安定して上等の焼米を製造することが
できないことである。
て説明する。本発明に係る連続焼米機は、少なくとも籾
Rが投入されるホッパー10と、ホッパー10の下位に
設けられ、ホッパー10内の少なくとも籾Rを下流方向
へ連続的に搬送するスクリューコンベヤ20と、スクリ
ューコンベヤ20から搬送された籾Rが投入され長手方
向に籾Rを送る回転多角外筒30と、多角外筒30の近
傍に設けられ、多角外筒30内の籾Rを加熱するバーナ
ー40と、ホッパー10内または多角外筒30の上流側
に、籾Rと混ざり合う水Wを供給する給水部50とから
なるものである。
て、図1および図2を参照して説明する。この連続焼米
機は、ホッパー10、スクリューコンベヤ20、多角外
筒30、バーナー40および給水部50を主な機構とし
て構成されている。
された籾Rがシュートパイプ12を通して投入されもの
であると共に、給水部50から水Wも注入される。本実
施形態における給水部50は、通常の水道によって構成
されている。スクリューコンベヤ20は、ホッパー10
の直下に連結して設けられ、ホッパー10内の籾Rと水
Wの混合物を下流方向へ連続的に搬送する。このスクリ
ューコンベヤ20は、その中心軸21がコンベヤ用モー
ター22によってベルトやチェーンを介して連続的に回
転される。
れ、スクリューコンベヤ20から搬送された籾Rと水W
の混合物が投入されるもので、下流方向に向かって僅か
に下方に傾斜している(図1及び図3では傾斜を誇張し
て画いてある)。この、断面正六角形状の多角外筒30
の上流側には搬入開口部33を有する円筒形状の端部円
筒32が一体設されており、この端部円筒32をチェー
ンを介して多角外筒用モーター35で回転することによ
って、多角外筒30を一定周速度で連続的に回転させて
いる。当該多角外筒30の支持は、その上流側の端部円
筒32の下面にローラーを設けると共に、下側に軸を突
設して、当該軸をボールベアリングやブッシュで回転自
在に固定する等の適宜の手段で行うことができる。バー
ナー40は、多角外筒30に沿って複数設けられ、多角
外筒30の周壁を介して籾Rと水Wの混合物を加熱す
る。このバーナー40は、灯油やガスを燃焼源としてい
る。
しいが、籾Rを十分に掻き混ぜることができ、かつバー
ナー40の加熱を妨げないものであれば、他の多角形状
であっても良い。また、外筒は下流方向に向かって僅か
に下方に傾斜したものを図示したが、構造によっては水
平に配置することもある。
いて説明する。まず、籾タンク11に貯蔵されている籾
Rと、給水部50から供給される水Wとをホッパー10
に入れ、このホッパー10内で籾Rと水Wとを混合す
る。次に、スクリューコンベヤ20を回転させて、籾R
と水Wとの混合物を、定量づつ端部円筒32の搬入開口
部33から回転している多角外筒30内に連続的に搬入
する。
混合物は、多角外筒30の回転により十分に掻き混ぜら
れながら、バーナー40によって加熱されると共に多角
外筒30の傾斜に従って下流側にゆっくり送られる。こ
の際、籾Rは水Wと混合した状態で加熱されるので、米
の内部まで十分に熱が行き届くと共に、澱粉のα化がむ
らなくできる。よって、上等な焼米に仕上がる。
程を経た籾Rで製造した焼米と同等の品質を有する。な
お、下流側に送られた籾R(焼米)は、搬出開口部34
から順次搬出される。
が、円筒状の外筒と異なり、平面状の筒壁が周方向に連
続したものであることである。従って、多角外筒30内
の籾Rと水Wの混合物は、筒壁の内面を緩やかに滑るの
ではなく、多角外筒30の一定回転毎に急激に落下を強
いられる状態となる。従って、全ての籾Rはきわめて良
好かつ十分に掻き混ぜられることになり、加熱不足や加
熱過多の焼米は製造されない。
び図4を参照して説明する。この実施形態に係る連続焼
米機において、ホッパー10は、籾タンク11からの籾
Rがシュートパイプ12を通って投入されるものであ
る。このホッパー10の直下には、ホッパー10内の籾
Rを下流方向へ連続的に搬送するスクリューコンベヤ2
0が設けられている。このスクリューコンベヤ20は、
その中心軸21を中心としてコンベヤ用モーター22に
よって一定周速度で連続的に回転される。
は、当該スクリューコンベヤ20から搬送された籾Rが
投入される断面六角形状で下流方向に向かって下方に傾
斜し、連続的に回転する多角外筒30が設けられてい
る。この多角外筒30は、その回転軸31を中心として
外筒用モーターによって一定周速度で連続的に回転され
る。この多角外筒30は、その中心に位置する回転軸3
1と、その回転軸31と多角外筒30の本体部(筒壁)
とを複数のスポーク36で連結して構成される。回転軸
31の両端部は、ボールベアリングやブッシュによって
適宜回転自在に固定される。
40が設けられている。このバーナー40は、多角外筒
30の筒壁を介して多角外筒30内の籾Rを加熱するも
のである。また、多角外筒30の上流側には、その搬入
開口部33から、籾Rと混ざり合う水Wを供給する給水
部50が設けられている。本実施形態における給水部5
0は、通常の水道および配水管で構成されている。
いて説明する。この連続焼米機における特徴は、籾Rと
水Wとが多角外筒30の上流側で混合されることであ
る。ここで混合された籾Rと水Wの混合物は、第一実施
形態の連続焼米機と同様に、多角外筒30内で十分に掻
き混ぜられながら加熱されて下流側へ送られ、焼米とな
って搬出開口部34から搬出される。
して焼米を製造した場合について説明する。多角外筒3
0を1分間に2回転させ、籾Rが多角外筒30を10分
間で通過して焼米となった。また、1分間に3回転させ
ると7分間で焼米になった。試作の連続焼米機は、連続
的に焼米を製造するものであり、1分間で製造できる焼
米の量は20リットルであった。なお、籾に混合した水
Wの量は、重量比で籾の1〜7%であり、1分間に1.
4〜2リットルを必要とした。また、オイルバーナー4
0の燃焼源として使用する灯油は1分間に約2.7リッ
トルを必要とし、1時間では約160リットルとなっ
た。乳熟期後半から登熟期までの籾を刈り取って焼米に
加工出来たが、乳熟期に近い程給水量は少なくなった。
で多角外筒30内で加熱するので、米の内部まで十分に
熱が行き届くと共に焼き焦げることがなく、上等な焼米
に仕上げることができる。従って、あらかじめ籾Rを約
15時間、水Wに浸漬する工程を不要とすることがで
き、製造時間を大幅に短縮することができる。
使用したので、多角外筒30内で籾Rを十分に掻き混ぜ
ることができ、加熱むらが発生せず、安定して上等の焼
米を製造することができる。
である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも籾(R)が投入されるホッパ
ー(10)と、 ホッパー(10)の下位に設けられ、ホッパー(10)
内の少なくとも籾(R)を下流方向へ連続的に搬送する
スクリューコンベヤ(20)と、 スクリューコンベヤ(20)から搬送された籾(R)が
投入され長手方向に籾(R)を送る回転多角外筒(3
0)と、 多角外筒(30)の近傍に設けられ、多角外筒(30)
内の籾(R)を加熱するバーナー(40)と、 ホッパー(10)内または多角外筒(30)の上流側
に、籾(R)と混ざり合う水(W)を供給する給水部
(50)と、からなる連続焼米機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08136899A JP4293669B2 (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 連続焼米機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08136899A JP4293669B2 (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 連続焼米機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000270824A true JP2000270824A (ja) | 2000-10-03 |
JP4293669B2 JP4293669B2 (ja) | 2009-07-08 |
Family
ID=13744384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08136899A Expired - Fee Related JP4293669B2 (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 連続焼米機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4293669B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109007915A (zh) * | 2018-07-26 | 2018-12-18 | 广州华夏职业学院 | 一种烘炒机 |
CN115553474A (zh) * | 2022-10-27 | 2023-01-03 | 徐州企润食品有限公司 | 一种瓜子炒货加工用烘炒装置 |
-
1999
- 1999-03-25 JP JP08136899A patent/JP4293669B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109007915A (zh) * | 2018-07-26 | 2018-12-18 | 广州华夏职业学院 | 一种烘炒机 |
CN115553474A (zh) * | 2022-10-27 | 2023-01-03 | 徐州企润食品有限公司 | 一种瓜子炒货加工用烘炒装置 |
CN115553474B (zh) * | 2022-10-27 | 2023-08-29 | 徐州企润食品有限公司 | 一种瓜子炒货加工用烘炒装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4293669B2 (ja) | 2009-07-08 |
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