JP2000269968A - 通信ネットワークシステムにおける通信制御方法及び通信ネットワークシステム並びに通信制御処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

通信ネットワークシステムにおける通信制御方法及び通信ネットワークシステム並びに通信制御処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2000269968A
JP2000269968A JP7223499A JP7223499A JP2000269968A JP 2000269968 A JP2000269968 A JP 2000269968A JP 7223499 A JP7223499 A JP 7223499A JP 7223499 A JP7223499 A JP 7223499A JP 2000269968 A JP2000269968 A JP 2000269968A
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Masaki Hoshina
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無線LANシステムにおいて送信されるフレー
ムの破棄率を減少するとともにトラフィックの増大を防
ぐ。 【解決手段】アクセスポイントAP1,AP2は、複数
のステーションに関する情報を保持したステーションリ
ストの管理を行うステーションリスト管理部15と、こ
のステーションリスト管理部15を制御する制御部12
とを少なくとも有する。アクセスポイントAP1,AP
2は、それぞれが保有するステーションリストを他のア
クセスポイント間で相互に交換することで、共通の内容
を有したステーションリストを作成する。そして、ある
アクセスポイントがフレーム信号を受信すると、そのフ
レーム信号の宛先が自己宛でない場合には、当該フレー
ム信号に格納されている情報を基に自己のステーション
リストを参照し、その宛先が、仮に、他のアクセスポイ
ントが管理する端末であればその端末宛にそのフレーム
信号を転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有線通信伝送路とし
ての有線LANに接続された複数のアクセスポイントと
このアクセスポイントとの間で無線通信が可能な複数の
ステーションを有する通信ネットワークシステムにおい
て、ネットワーク上を行き来するフレームの送受信処理
を効率よく行う通信ネットワークシステムにおける通信
制御方法及び通信ネットワークシステム並びに通信制御
処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より情報処理機器間の通信手段とし
てLAN(Local Area Network)が普及してきている。
このLANは従来では有線LANが一般的であったが、
この有線LANは、そのLANに接続された情報処理機
器の設置場所や移設に制約があったり、ケーブリングの
複雑さなど様々な問題がある。
【0003】また、最近では携帯可能な情報処理機器の
普及もめざましく、このような機器を用いてネットワー
クを構築する場合には、無線でのネットワーク化が望ま
れ、最近では無線LANについての技術開発が盛んに行
われるようになってきた。
【0004】たとえば、図1に示されるような通信ネッ
トワークシステムがある。この図1の通信システムは、
有線伝送路としての有線LAN1で接続された幾つかの
アクセスポイントAP1,AP2.・・・と、これら幾
つかのアクセスポイントAP1,AP2.・・・に対
し、無線通信によってアクセス可能な幾つかの端末(ス
テーションという)ST1、ST2,・・・が存在す
る。なお、この図1の場合、ステーションST1,ST
2,ST3はアクセントポイントAP1によって管理さ
れ、ステーションST4,ST5,ST6はアクセント
ポイントAP2によって管理されているものとする。
【0005】このような通信ネットワークシステムにお
いて、あるアクセスポイントにあるステーションからの
データが送られてきた場合、そのデータの宛先が自己の
アクセスポイント宛でなかったり、自己が管理している
ステーション宛でなかったりすると、そのデータは破棄
されるか、あるいは、有線LAN1上に送出されたり、
無線伝送路(無線LAN)上に送出されるなどの処理が
なされる。
【0006】しかし、データの破棄が多ければそれだけ
通信ネットワークシステムとしての信頼性に欠けること
になり、また、破棄されないまでも、有線LAN上や無
線LAN上に送出されると、伝送路上のトラフィックの
増大にもつながる問題がある。特に、無線LANは有線
LANに比べると帯域も狭く通信速度も低いので、トラ
フィックの増加は好ましくない。
【0007】したがって、この種の通信ネットワークシ
ステムにあっては、効率のよい通信制御を行う必要があ
り、特に、アクセスポイントは有線LAN1と無線LA
Nとのブリッジ機能を果たす際、トラフィックの増大を
招かないような効率の良い通信制御を行う必要がある。
【0008】これを実現する従来技術例として、特開平
8−274804(従来技術という)がある。
【0009】この従来技術は、アクセスポイントに有線
側ブリッジ学習テーブルと無線側ブリッジ学習テーブル
を持ち、有線LAN側からのデータ(パケット)の送信
先が、有線側ブリッジ学習テーブルに学習されず、か
つ、無線側ブリッジ学習テーブルに学習されていないと
きに、パケットの中継動作を行わずに破棄するという動
作を行うものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
自己のアクセスポイントで学習されているパケットであ
れば、そのパケットの転送先を決めることができるが、
学習されていない場合には常に破棄されることになる。
つまり、自己のアクセスポイントで管理されているステ
ーション宛のパケットであれば、正しく転送されること
になるが、それ以外のステーション宛のパケットである
場合には、全て破棄されることになる。
【0011】このように、自己のアクセスポイントが管
理するステーション以外の端末宛のパケットが全て破棄
されるのは、従来技術が個々のアクセスポイントごとに
閉じた状態でのステーション管理を行っているためであ
る。つまり、自己のアクセスポイントで管理されている
ステーションに関する情報については学習して持ってい
るが、他のアクセスポイントにどのようなステーション
が存在するかなどについての情報は持たないためであ
る。
【0012】この従来技術のように、個々のアクセスポ
イントごとに閉じた状態でのステーション管理による通
信制御では、破棄されるフレーム数が多くなるおそれが
あり、信頼性の低い通信ネットワークシステムとなる問
題がある。
【0013】そこで本発明は、自己のアクセスポイント
で管理するステーションに関する情報だけではなく、他
のアクセスポイントでの管理下にあるステーションに関
する情報をも知ることができるようにすることで、自己
のアクセスポイントの管理下にないステーション宛のフ
レームをも破棄することなく適正に転送可能とし、フレ
ームの破棄率の低減を図り、かつ、効率の良い通信制御
を行うことでトラフィックが増大するのを未然に防ぐこ
とを可能とした通信ネットワークシステムにおける通信
制御方法及び通信ネットワークシステム並びに通信制御
処理プログラムを記録した記録媒体を提供することを目
的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明の通信ネットワークシステムにおける通
信制御方法は、複数のアクセスポイントとこれらそれぞ
れのアクセスポイントに管理される複数の端末を有する
通信ネットワークシステムにおける通信制御方法におい
て、前記それぞれのアクセスポイントは前記端末を管理
するための端末リストを有し、この端末リストを複数の
アクセスポイント間で相互に交換することで、それぞれ
のアクセスポイントの端末リスト内容を、他のアクセス
ポイントで管理される端末についての情報をも保有した
内容とし、あるアクセスポイントにおいてフレームを受
信すると、そのフレームの最終的な宛先が自己宛である
か否かを判定し、自己宛でない場合には、当該フレーム
に格納されている情報を基に、自己の端末リストを参照
して、その内容に基づく通信制御処理を行うようにして
いる。
【0015】また、本発明の通信ネットワークシステム
は、複数のアクセスポイントとこれらそれぞれのアクセ
スポイントに管理される複数の端末を有する通信ネット
ワークシステムにおいて、前記それぞれのアクセスポイ
ントは、前記端末に関する情報を保持した端末リストを
保有するとともにその端末管理リストの管理を行う端末
リスト管理部と、この端末リスト管理部を制御するとと
もにアクセスポイントとしての全般的な処理の制御を行
う制御部とを少なくとも有し、前記それぞれのアクセス
ポイントは、それぞれが保有する端末リストを他のアク
セスポイント間で相互に交換することで、それぞれのア
クセスポイントの端末リスト内容を、他のアクセスポイ
ントで管理される端末についての情報をも保有した内容
とし、あるアクセスポイントにおいてフレームを受信す
ると、そのフレームの最終的な宛先が自己宛であるか否
かを判定し、自己宛でない場合には、当該フレームに格
納されている情報を基に、自己の端末リストを参照し
て、その内容に基づく通信制御処理を行うようにしてい
る。
【0016】さらに、本発明の通信制御処理プログラム
を記録した記録媒体は、複数のアクセスポイントとこれ
らそれぞれのアクセスポイントに管理される複数の端末
を有する無線通信ネットワークシステムにおける通信制
御処理プログラムを記録した記録媒体であって、あるア
クセスポイントにおける通信制御処理プログラムは、前
記そのアクセスポイントが保有する端末リストを他のア
クセスポイント間で相互に交換する手順と、これによっ
て、そのアクセスポイントの端末リスト内容を、他のア
クセスポイントで管理される端末についての情報をも保
有した内容とする手順と、そのアクセスポイントにおい
てフレームを受信すると、そのフレームの最終的な宛先
が自己宛であるか否かを判定する手順と、この判定結果
が自己宛でないと判定された場合には、当該フレームに
格納されている情報を基に、自己の端末リストを参照し
て、その内容に基づく通信制御処理を行う手順と含むこ
とを特徴としている。
【0017】これらそれぞれの発明において、前記端末
リストを複数のアクセスポイント間で相互に交換する処
理は、それぞれのアクセスポイントが所定の時間ごとに
その時点において自己が保有する端末リスト内容を、他
のアクセスポイントが受信可能な端末リストフレームと
して送出し、それを他のアクセスポイントが受信して、
受信したアクセスポイントが自己の保有する端末リスト
と送られてきた端末リスト内容の比較を行って、自己の
端末リスト内容の追加や更新を行うようにしている。
【0018】また、前記フレームの最終的な宛先が自己
宛でない場合に行われる自己の端末リストの内容に基づ
く通信制御処理は、当該フレーム信号に格納された最終
的な宛先が当該端末リストに存在する場合は、その宛先
へ当該フレームを転送し、当該フレームに格納された最
終的な宛先が当該端末リストに存在しない場合は、その
フレームを破棄するようにしている。
【0019】このように本発明は、端末を管理するため
の端末リストを複数のアクセスポイント間で相互に交換
することで、それぞれのアクセスポイントの端末リスト
内容は、他のアクセスポイントで管理される端末につい
ての情報をも保有した内容となる。つまり、どのアクセ
スポイントも共通の内容を有する端末リストを保有する
ことになり、これによって、あるアクセスポイントにお
いて受信したフレームの最終的な宛先が自己宛でなく、
また、自己が管理する端末宛でもない場合であっても、
自己の端末リストを参照することで、そのフレームに記
載された宛先アドレスを有する端末がその端末リスト内
に有れば、そのフレームを他のアクセスポイントを中継
して確実に転送することができる。
【0020】また、それぞれのアクセスポイントの保有
する端末リストの内容は、所定の時間ごとに追加や更新
されるので、常に最新の内容が保持され、的確な通信制
御がなされる。
【0021】そして、受信されたフレームに格納された
宛先が当該端末リストに存在する場合は、その宛先へそ
のフレームを転送し、当該フレームに格納された宛先が
当該端末リストに存在しない場合のみに、そのフレーム
を破棄するようにしているので、破棄されるフレームの
数を大幅に少なくすることができる。これにより、従来
のように、宛先がわからないフレームをそのまま破棄し
たり、有線LANや無線LANにとりあえず送出すると
いうことを大幅に減らすことができる。このように、破
棄されるフレームが減少すれば通信システムそのものの
信頼性の向上にもつながり、また、有線LANや無線L
AN上にむやみにフレームが送出されなくなるので、ト
ラフィックの増大を抑えることができる。さらに、アク
セスポイント間で共通の内容を有する端末リストを持つ
ことで、どのアクセスポイントでどのような端末を管理
しているかを即座に知ることができることから、効率の
良い通信を行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。なお、この実施の形態で説明する内容は、
本発明の通信ネットワークシステムにおける通信制御方
法及び通信ネットワークシステムについての説明である
とともに、本発明の通信制御処理プログラムを記録した
記録媒体における通信制御処理プログラムの具体的な処
理内容をも含むものである。
【0023】図1は本発明の実施の形態を説明するため
の概略的なシステム構成図であり、有線通信伝送路とし
ての有線LAN1に接続された複数のアクセスポイント
AP1,AP2.・・・と、それぞれのアクセントポイ
ントAP1,AP2.・・・の管理下にある複数の端末
(ステーションという)ST1,ST2,・・・が存在
している。なお、この実施の形態では、ある時点におい
ては、アクセントポイントAP1はステーションST
1,ST2,ST3を管理し、アクセントポイントAP
2はステーションST4,ST5,ST6を管理してい
るものとする。なお、他のアクセスポイントも同様に幾
つかのステーションがその管理下に置かれているが、こ
こでは、それらの図示は省略する。
【0024】図2はアクセスポイントAP1,AP2,
・・・ の構成を示すものであるが、ここでは、これら
アクセスポイントAP1,AP2,・・・を代表してア
クセスポイントAP1の構成についてを説明する。アク
セスポイントAP1は、有線LAN1との間での信号送
受信を可能とするための有線信号送受信部11、このア
クセスポイントAP1全体を制御する制御部(CPU)
12、いずれかのステーションとの間での信号送受信を
可能とするための無線信号送受信部13、送受信される
様々なデータを保持するためのバッファメモリ14、こ
の無線伝送路(無線LAN)に論理的に接続されている
ステーションST1,ST2,・・・に関する情報を端
末リスト(ステーションリストという)として格納する
とともにそのステーションリストを管理するステーショ
ンリスト管理部15などを有した構成となっている。
【0025】なお、有線信号送受信部は11、たとえ
ば、一般的に知られているCSMA/CD(Carrier Se
nse Multiple Access with Collision Detection)方式
を採用し、無線信号送受信部13は、たとえば、一般的
に知られているCSMA/CA(Carrier Sense Multip
le Access with Collision Avoidance)方式を採用して
いる。
【0026】このように、アクセスポイントAP1,A
P2,・・・は、有線信号送受信部11と無線信号送受
信部13を有し、有線LANと無線LANとの間で送受
信されるフレームを中継する機能を有している。なお、
これらアクセスポイントAP1,AP2,・・・の構成
は、図2で示された構成要素以外にもアクセスポイント
としての働きを行う様々な構成要素が存在するが、本発
明を説明する上で直接関係しない構成要素についてはそ
の図示及び説明は省略されている。
【0027】図3は本発明で用いられるフレームの基本
的なフォーマットを示すもので、宛先アドレスDA1、
送信元アドレスSA、最終宛先アドレスDA2、スペー
ス領域SP、フレームの種類などが記述されるコントロ
ールフィールドCF、データ部DT、エラーチェックコ
ードCRCなどから構成されている。
【0028】上述のコントロールフィールドCFに記述
されるフレームの種類としては、たとえば、接続要求フ
レーム、接続応答フレーム、ACKフレーム、データフ
レーム、ステーションリストフレームなど様々な種類が
あり、それぞれの種類を示す情報がこのコントロールフ
ィールドCFにセットされる。また、データ部DTに
は、その時に送られるデータがセットされるが、データ
無しという場合もある。
【0029】また、宛先アドレスDA1、送信元アドレ
スSA、最終宛先アドレスDA2、は、そのフレームの
行き先のアドレスや、そのフレームの送信元のアドレス
がセットされる部分であるが、フレームを受信した機器
では、宛先アドレスDA1によって当該フレームがどこ
宛であるかを見るとともに、送信元アドレスSAによっ
て当該フレームはどこから来たのかを見る。
【0030】このため、宛先アドレスDA1と送り元ア
ドレスSAの2つのアドレスは必ず何らかのアドレスが
セットされる必要がある。一方、最終宛先アドレスDA
2は、そのフレームを受け取った機器が、当該フレーム
のその後の最終的な宛先を調べるためのものであり、自
己が最終的な宛先であって、その後の行き先がない場合
などは何もセットされないスペース状態の場合もある。
【0031】なお、この最終宛先アドレスDA2に何も
セットされないスペース状態のときは、宛先アドレスD
A1が最終宛先となる。また、スペース領域SPも必要
に応じてアドレスなどが書き込まれるもので、たとえ
ば、フレームが中継される場合などは、最初に発信した
機器のアドレスなどが書き込まれる。なお、これらの具
体例については後に触れる。
【0032】図4は前述のステーションリストの内容を
示すものである。このステーションリストは、個々のス
テーションST1,ST2,・・・のアドレスST、そ
のステーションアドレスを管理しているアクセスポイン
トのアドレスAP、そのステーションのどのLANに接
続されているかを表すLANの種類などの情報が記述さ
れている。
【0033】ステーションアドレスSTの欄には、それ
ぞれのステーションST1,ST2,ST3,・・・の
アドレス(ここでは、そのアドレスをST1,ST2,
ST3,・・・などの符号で表す)が書き込まれてい
る。また、アクセスポイントアドレスAPの欄には、そ
れぞれのアクセスポイントAP1,AP2,・・・のア
ドレス(ここでは、そのアドレスをAP1,AP2,・
・・などの符号で表す)が書き込まれている。
【0034】また、LANの種類としては、ステーショ
ンST1,ST2,ST3,・・・はどれも無線LAN
に接続された端末であるので、「無線LAN」というよ
うに書き込まれている。なお、実際には、有線LANに
直接接続される端末も存在するので、その場合には、こ
のLANの種類の欄には「有線LAN」というように書
き込まれる。
【0035】次に本発明の主な動作について、図5から
図7のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
この図5から図7に示されるフローチャートはアクセス
ポイントAP1,AP2,・・・の制御部12が主に行
う動作である。なお、ここではアクセスポイントAP1
の制御部12が行う処理について説明する。
【0036】図5において、アクセスポイントAP1の
パラメータの初期設定(ステップs1)を行ったのち、
タイマをスタートさせる(ステップs2)。このタイマ
は制御部12内に設けられているもので、ここでは、ス
テーションリストを定期的に送り出すためのタイマ動作
を行う。このステーションリストはBroadcastフレーム
として出力されるが、これについては後に説明する。
【0037】そして、有線LAN1からのフレーム(有
線データという)を受信したか否かを判定し(ステップ
s3)、有線データを受信した場合には、図6の処理に
入る。なお、この図6の処理については後述する。
【0038】一方、有線データの受信でないと判定した
場合には、無線LANからのフレーム(無線データとい
う)を受信したか否かを判定する(ステップs4)。こ
こで、無線データの受信でないと判定した場合には、タ
イマの設定値に達したか否かを調べ(ステップs5)、
設定値に達していなければステップ3に戻り、設定値に
達していれば、タイマストップとなり(ステップs
6)、ステーションリストフレームの作成を行い(ステ
ップs7)、そのステーションリストフレームを有線信
号送受信部11と無線信号送受信部13に転送する(ス
テップs8)。これにより、そのステーションリストフ
レームは無線LANと有線LANに送出され、その後、
ステップs2に戻る。つまり、ここでのタイマ動作はス
テーションリストフレームを所定時間ごとに発生させる
ものであり、タイマセットがなされたあと、有線データ
または無線データの受信がなければ、タイマセットされ
てから所定時間後にステーションリストフレームが発せ
されることになる。
【0039】このステーションリストフレームは図8の
ようなフレーム構成となっている。すなわち、宛先アド
レスDA1には、この場合すべてのアクセスポイントで
あるため「Broadcast」がセットされ、送信元アドレス
にはこの場合、アクセスポイントAP1のアドレスとし
て「AP1」がセットされ、最終アドレスDA2は何も
セットされないスペース状態となっており、同じく何も
セットされないスペース領域SPがあり、そのあとのコ
ントロールフィールドCFにはフレームの種類として
「ステーションリスト」がセットされ、データ部DTに
は自己(この場合アクセスポイントAP1)が管理して
いるステーションリストの内容がセットされ、その次に
エラーチェックコードCRCといった構成となってい
る。
【0040】ところで、上述のステップs3の判断処理
において、有線データ受信と判定された場合には、図6
の処理に入るが、これを図6のフローチャートを参照し
ながら説明する。
【0041】図6において、まず、その有線データが自
己宛であるか否か、つまり、最終的な宛先が自己宛であ
るか否かを判定し(ステップs21)、自己宛であれ
ば、その有線データをバッファメモリ14に転送し(ス
テップs22)、そのあと、図5のステップs4に処理
が移る。また、有線データの最終的な宛先が自己宛でな
ければ、Broadcast/Multicastフレームであるか否かを
調べ(ステップs23)、 Broadcast/Multicastフレ
ームである場合には、それがステーションリストフレー
ムであるか否かを判定し(ステップs24)、ステーシ
ョンリストフレームでない場合には、取り込むべきその
他のデータであるとしてバッファメモリ14に転送(ス
テップs22)したのち、図5のステップs4に処理が
移る。
【0042】また、ステップs24の判断処理におい
て、ステーションリストフレームであると判定した場合
には、一旦、それをバッファメモリ14に格納し、その
後、ステーションリスト管理部15に対しステーション
リストの更新を指示する(ステップs25)。これによ
り、ステーション管理部15は、バッファメモリ14に
格納されたステーションリストを解析し、現在自己が管
理しているステーションリストの内容と比較し、現在の
ステーションリストにない新たなアドレスのステーショ
ンを発見したときは、その新たなステーションのアドレ
スやそれを管理しているアクセスポイント、LANの種
類などを追加する。また、すでにステーションリスト内
に存在するステーションに関する情報に変更があった場
合には、その変更された情報を新たな情報に更新する。
【0043】これによって、どのアクセスポイントAP
1,AP2,・・・のステーションリストも常に定期的
に内容の更新がなされ、どのステーションリストも共通
の容となる。
【0044】このようにステップs25によるステーシ
ョンリストの更新がなされると、図5のステップs4に
処理が移る。
【0045】また、前述のステップs23の判断処理に
おいて、 Broadcast/Multicastフレームでない場合、
つまり、送られてきたフレームが、自己宛でもなく、Br
oadcast/Multicastフレームでもない場合には、ステー
ションリスト管理部15に対し、ステーションリストを
検索する指示を与える(ステップs26)。
【0046】これによって、ステーションリスト管理部
15がそのステーションリスト内を検索し、その中に、
当該有線データのフレームにセットされているアドレス
があるかどうかを調べ(ステップs27)、そのステー
ションリストの中に、該当するアドレスがあれば、その
アドレスを有したステーションがどのアクセスポイント
で管理されているかや、そのステーションがどのような
LANに接続されているかなどを調べる。
【0047】たとえば、そのステーションがアクセスポ
イントAP2で管理されている端末であるとすれば、受
信した有線データにおけるフレームの宛先アドレスDA
1をアクセスポイントAP2のアドレス「AP2」に書
き替えるとともに、送信元アドレスSAに自己のアドレ
ス「AP1」をセットする(ステップs28)。なお、
このフレームのアドレス書き替えについての具体例につ
いては後に図9を参照して説明する。
【0048】そして次に、LANの種類を調べて(ステ
ップs29)、有線LANであれば、有線信号送受信部
11にそのフレームを転送し(ステップs30)、無線
LANであれば有線信号送受信部11にそのフレームを
転送して(ステップs31)、図5のステップs4に処
理が移る。
【0049】一方、前述のステップs27における判断
処理において、そのステーションリストの中に、該当す
るアドレスがなければ、受信した有線データ(フレー
ム)を破棄し(ステップs32)、図5のステップs4
に処理が移る。
【0050】ところで、図5におけるステップs4の判
断処理において、無線データ受信と判定された場合に
は、その無線データの最終的な宛先が自己宛であるか否
かを判定し(ステップs9)、自己宛であれば図7の処
理に入る。この図7の処理については後に説明する。一
方、自己宛でなければ、Broadcast/Multicastフレーム
であるか否かを調べ(ステップs10)、 Broadcast/
Multicastフレームである場合には、それがステーショ
ンリストフレームであるか否かを判定し(ステップs1
1)、ステーションリストフレームでない場合には、取
り込むべきその他のデータであるとしてバッファメモリ
14に転送(ステップs13)したのち、ステップs5
に処理が移る。
【0051】また、ステーションリストフレームである
と判定した場合には、一旦、それをバッファメモリ14
に格納し、その後、ステーションリスト管理部15に対
しステーションリストの更新を指示する(ステップs1
2)。
【0052】なお、このステップs12で行われるステ
ーションリストの更新処理は、図6のステップs25と
同じであり、その処理はすでに説明したのでここではそ
の説明は省略する。
【0053】また、前述のステップs10における判断
処理において、 Broadcast/Multicastフレームでない
場合、つまり、送られてきたフレームが、自己宛でもな
く、Broadcast/Multicastフレームでもない場合には、
図6のステップs26に処理が移り、ステップs26以
降の処理がなされる。この処理はすでに説明したのでこ
こではその説明は省略する。ただし、この場合、ステッ
プs30,s31,s32のいずれかの処理が終了した
後は、図5のステップs5に処理が移る。
【0054】ところで、図5のステップs9の処理にお
いて、最終的な宛先が自己宛であると判定された場合
は、図7の処理に入るが、これについて説明する。
【0055】自己宛のフレームを受信すると、 その自
己宛のフレームがどのようなフレームであるかを判定す
るが、ここでは、接続要求フレームであるか否かを判定
する(ステップs41)。接続要求フレームでなけれ
ば、すでに接続処理が完了しているか否かを見て(ステ
ップs42)、接続処理が完了していれば、取り込むべ
きデータであるとして、それをバッファメモリ14に転
送する(ステップs43)。
【0056】一方、接続要求フレームである場合には、
その接続要求に対する接続応答フレームを作成し(ステ
ップs44)、その接続応答フレームを無線信号送受信
部13へ転送(ステップs45)するとともに、その接
続応答フレームを自己のステーションリスト管理部15
に転送する(ステップs46)。これによって、その接
続応答フレームは無線LAN上に送出される。また、ス
テーションリスト管理部15では、そのとき論理的接続
がなされたステーションが自己のステーションリストに
ない端末である場合には、そのステーションのアドレス
や、自己のアクセスポイントアドレス、さらには、LA
Nの種類などの情報を自己のステーションリストに追加
する。そして、これらの処理が終了すると、図5のステ
ップs5に処理が移る。
【0057】以上説明したように、この実施の形態で
は、それぞれのアクセスポイントAP1,AP2.・・
・に、ステーションリスト管理部15を設け、それぞれ
のステーションリスト管理部15はステーションリスト
を有している。このステーションリストには、それぞれ
のアクセスポイントで管理される端末(ステーションS
T1,ST2,・・・)について、そのステーション個
々のアドレスとそれを管理するアクセスポイントのアド
レス、さらには、接続されるLANの種類などの情報が
書き込まれている。このようなステーションリストを全
てのアクセスポイントが共通した内容で所有している。
【0058】これによって、たとえば、あるアクセスポ
イントにフレームが送られてきた場合、そのフレームの
最終的な宛先が自己宛でなくても、自己のステーション
リストを参照することによって、そのフレームの行き先
を見つけることができる。これを一つの具体例で説明す
る。
【0059】今、図1におけるステーションST1から
アクセスポイントAP1,AP2を中継してステーショ
ンST4にフレームを送信することを考える。この場合
のそれぞれの段階におけるフレーム構成は図9(a),
(b),(c)のようになる。
【0060】まず、ステーションST1からアクセスポ
イントAP1への送信を行う段階では、図9(a)のよ
うなフレーム構成で送信される。つまり、宛先アドレス
DA1にはアクセスポイントAP1のアドレス「AP
1」がセットされ、送信元アドレスSAにはステーショ
ンST1のアドレス「ST1」がセットされ、最終宛先
アドレスDA2にはステーションST4のアドレス「S
T4」がセットされる。そして、そのあとのスペース領
域SPは何もセットされずスペース状態となっており、
そのあとのコントロールフィールドCFにはフレームの
種類(この場合「データフレーム」)がセットされ、デ
ータ部DTには送るべきデータがセットされ、最後にエ
ラーチェックコードCRCがセットされた構成となって
いる。
【0061】このようなフレームがアクセスポイントA
P1に送信されると、アクセスポイントAP1ではその
フレームをチェックして宛先を調べる。この場合、最終
的な行き先として最終宛先アドレスDA2には、ステー
ションST4のアドレス「ST4」がセットされている
ので、最終的な宛先は自己宛ではないと判断し、また、
Broadcast/Multicastフレームでもないので、自己の
ステーションリストを検索し、この場合、最終宛先アド
レスDA2に書き込まれているステーションST4のア
ドレス「ST4」がそのステーションリストに有るか否
かを調べる。これによって、ステーションST4はアク
セスポイントAP2に管理されているステーションであ
ることを知る(図3参照)。そして、そのステーション
リストから、アクセスポイントAP2のアドレスを調
べ、図9(b)のようなフレームを生成する。
【0062】つまり、宛先アドレスDA1にはアクセス
ポイントAP2のアドレス「AP2」がセットされ、送
信元アドレスSAにはアクセスポイントAP1のアドレ
ス「AP1」がセットされ、最終宛先アドレスDA2に
はステーションST4のアドレス「ST4」がセットさ
れる。そのあとのスペース領域SPには、この場合、最
初の送信元であるステーションST1のアドレス「ST
1」がセットされ、以下、図9(a)と同じである。
【0063】これによって、そのフレームデータはアク
セスポイントAP2に転送される。アクセスポイントA
P2がそのフレームを受け取ると、アクセスポイントA
P2ではそのフレームをチェックして宛先を調べる。こ
の場合、最終宛先アドレスDA2にステーションST4
のアドレス「ST4」が書き込まれているので、最終的
な宛先は自分宛ではないと判断し、また、 Broadcast/
Multicastフレームでもないので、自己のステーション
リストを検索し、この場合、最終宛先アドレスDA2に
書き込まれているステーションST4のアドレス「ST
4」がそのステーションリストに有るか否かを調べる。
これによって、ステーションST4は自己のアクセスポ
イントAP2が管理されているステーションであること
を知る(図3参照)。これによって、図9(c)のよう
なフレームを生成する。
【0064】つまり、宛先アドレスDA1にはステーシ
ョンST4のアドレス「ST4」がセットされ、送信元
アドレスSAにはアクセスポイントAP2のアドレス
「AP2」がセットされ、最終宛先アドレスDA2は、
この場合、何も書き込まれないスペースとしておく。そ
して、そのあとのスペース領域SPには、この場合、最
初の送信元であるステーションST1のアドレス「ST
1」がセットされ、以下、図9(a)と同じ内容であ
る。
【0065】これによって、そのフレームはステーショ
ンST4に転送されることになる。このように、ステー
ションST1から他のアクセスポイントで管理されてい
るステーションST4にデータを送信する場合であって
も、アクセスポイントAP1では、他のアクセスポイン
トで管理しているステーションの情報をも保有したステ
ーションリストを用いて通信制御を行うことにより、最
終的な宛先であるステーションがどのアクセスポイント
で管理されているかなど、ステーションST4の所在を
知ることができるので、そのステーションST4に対し
て確実にデータを送ることができる。
【0066】これにより、従来のように、自己が管理し
ていないステーション宛のフレームや、宛先がわからな
いフレームをそのまま破棄したり、宛先がわからないま
まとりあえず有線LANや無線LANに送出するという
ことを大幅に減らすことができる。このように、破棄さ
れるフレームが減少すれば通信システムそのものの信頼
性の向上にもつながり、また、有線LANや無線LAN
上にむやみにフレームが送出されなくなるので、トラフ
ィックの増大を抑えることができる。さらに、アクセス
ポイント間で共通の内容を有するステーションリストを
持つことで、どのアクセスポイントでどのようなステー
ションを管理しているかを即座に知ることができるの
で、効率の良い通信を行うことができる。
【0067】なお、本発明は以上説明した実施の形態に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能となるものである。
【0068】また、以上説明した本発明の処理を行う無
線通信制御処理プログラムは、フロッピィディスク、光
ディスク、ハードディスクなどの記録媒体に記録させて
おくことができ、本発明はその記録媒体をも含むもので
ある。また、ネットワークから処理プログラムを得るよ
うにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、それぞれ
のアクセスポイントは前記端末を管理するための端末リ
ストを複数のアクセスポイント間で相互に交換すること
で、それぞれのアクセスポイントの端末リスト内容は、
他のアクセスポイントで管理される端末についての情報
をも保有した内容となる。つまり、どのアクセスポイン
トも共通の内容を有する端末リストを保有することにな
り、これによって、あるアクセスポイントにおいて受信
したフレームの最終的な宛先が自己宛でなく、また、自
己が管理する端末宛でもない場合であっても、自己の端
末リストを参照することで、そのフレームに記載された
宛先アドレスを有する端末がその端末リスト内に有れ
ば、そのフレームを他のアクセスポイントを中継して確
実に転送することができる。
【0070】これによって、従来のように、自己が管理
していない端末宛のフレームをそのまま破棄したり、有
線LANや無線LANにむやみに送出するということを
大幅に減らすことができる。このように、破棄されるフ
レームが減少すれば通信システムそのものの信頼性の向
上にもつながり、また、有線LANや無線LAN上にむ
やみにフレームが送出されなくなるので、トラフィック
の増大を抑えることができる。さらに、アクセスポイン
ト間で共通の内容を有するテーションリストを持つこと
で、どのアクセスポイントでどのようなステーションを
管理しているかを即座に知ることができることから、効
率の良い通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される通信システムの概略的な構
成を示す図である。
【図2】図1におけるアクセスポイントの概略構成を示
す図である。
【図3】本発明の実施の形態で用いられるフレームの基
本的なフォーマットを示す図である。
【図4】本発明の実施の形態で用いられるステーション
リストの一例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の処理手順を説明するフロ
ーチャートであり、アクセスポイントの制御部が行う処
理手順の一部を示すフローチャートである。
【図6】図5のフローチャートにおけるステップs3の
判断処理で有線データ受信と判定した場合、それ以降の
処理手順を説明するフローチャートである。
【図7】図5のフローチャートにおけるステップs9の
判断処理で自分宛であると判定した場合およびステップ
s10の判断処理でBroadcast/Multicastフレームでな
いと判断した場合、それ以降の処理手順を説明するフロ
ーチャートである。
【図8】あるアクセスポイントから他の全てのアクセス
ポイントに対して送信されるステーションリストフレー
ムの構成例を示す図である。
【図9】図1におけるステーションST1からステーシ
ョンST4に対してデータ送信を行う場合のフレーム構
成例を示す図であり、(a)はステーションST1から
アクセスポイントAP1へのフレーム構成例、(b)は
アクセスポイントAP1からアクセスポイントAP2へ
のフレーム構成例、(c)はアクセスポイントAP2か
らステーションST4へのフレーム構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 有線LAN 11 有線信号送受信部 12 制御部 13 無線信号送受信部 14 バッファメモリ 15 ステーションリスト管理部 AP1,AP2,・・・ アクセスポイント ST1,ST2,・・・ ステーション

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアクセスポイントとこれらそれぞ
    れのアクセスポイントに管理される複数の端末を有する
    通信ネットワークシステムにおける通信制御方法におい
    て、 前記それぞれのアクセスポイントは前記端末を管理する
    ための端末リストを有し、この端末リストを複数のアク
    セスポイント間で相互に交換することで、それぞれのア
    クセスポイントの端末リスト内容を、他のアクセスポイ
    ントで管理される端末についての情報をも保有した内容
    とし、あるアクセスポイントにおいてフレームを受信す
    ると、そのフレームの最終的な宛先が自己宛であるか否
    かを判定し、自己宛でない場合には、当該フレームに格
    納されている情報を基に、自己の端末リストを参照し
    て、その内容に基づく通信制御処理を行うことを特徴と
    する通信ネットワークシステムにおける通信制御方法。
  2. 【請求項2】 前記端末リストを複数のアクセスポイン
    ト間で相互に交換する処理は、それぞれのアクセスポイ
    ントが所定の時間ごとにその時点において自己が保有す
    る端末リスト内容を、他のアクセスポイントが受信可能
    な端末リストフレームとして送出し、それを他のアクセ
    スポイントが受信して、受信したアクセスポイントが自
    己の保有する端末リストと送られてきた端末リスト内容
    の比較を行って、自己の端末リスト内容の追加や更新を
    行うことを特徴とする請求項1記載の通信ネットワーク
    システムにおける通信制御方法。
  3. 【請求項3】 前記フレームの最終的な宛先が自己宛で
    ない場合に行われる自己の端末リストの内容に基づく通
    信制御処理は、当該フレーム信号に格納された最終的な
    宛先が当該端末リストに存在する場合は、その宛先へ当
    該フレームを転送し、当該フレームに格納された最終的
    な宛先が当該端末リストに存在しない場合は、そのフレ
    ームを破棄することを特徴とする請求項1または2記載
    の通信ネットワークシステムにおける通信制御方法。
  4. 【請求項4】 複数のアクセスポイントとこれらそれぞ
    れのアクセスポイントに管理される複数の端末を有する
    通信ネットワークシステムにおいて、 前記それぞれのアクセスポイントは、前記端末に関する
    情報を保持した端末リストを保有するとともにその端末
    管理リストの管理を行う端末リスト管理部と、この端末
    リスト管理部を制御するとともにアクセスポイントとし
    ての全般的な処理の制御を行う制御部とを少なくとも有
    し、 前記それぞれのアクセスポイントは、それぞれが保有す
    る端末リストを他のアクセスポイント間で相互に交換す
    ることで、それぞれのアクセスポイントの端末リスト内
    容を、他のアクセスポイントで管理される端末について
    の情報をも保有した内容とし、あるアクセスポイントに
    おいてフレームを受信すると、そのフレームの最終的な
    宛先が自己宛であるか否かを判定し、自己宛でない場合
    には、当該フレームに格納されている情報を基に、自己
    の端末リストを参照して、その内容に基づく通信制御処
    理を行うことを特徴とする通信ネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 前記端末リストを複数のアクセスポイン
    ト間で相互に交換する処理は、それぞれのアクセスポイ
    ントが所定の時間ごとにその時点において自己が保有す
    る端末リスト内容を、他のアクセスポイントが受信可能
    な端末リストフレームとして送出し、それを他のアクセ
    スポイントが受信して、受信したアクセスポイントが自
    己の保有する端末リストと送られてきた端末リスト内容
    の比較を行って、自己の端末リスト内容の追加や更新を
    行うことを特徴とする請求項4記載の通信ネットワーク
    システム。
  6. 【請求項6】 前記フレームの最終的な宛先が自己宛で
    ない場合に行われる自己の端末リストの内容に基づく通
    信制御処理は、当該フレーム信号に格納された最終的な
    宛先が当該端末リストに存在する場合は、その宛先へ当
    該フレームを転送し、当該フレームに格納された最終的
    な宛先が当該端末リストに存在しない場合は、そのフレ
    ームを破棄することを特徴とする請求項4または5記載
    の通信ネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 複数のアクセスポイントとこれらそれぞ
    れのアクセスポイントに管理される複数の端末を有する
    無線通信ネットワークシステムにおける通信制御処理プ
    ログラムを記録した記録媒体であって、あるアクセスポ
    イントにおける通信制御処理プログラムは、 前記そのアクセスポイントが保有する端末リストを他の
    アクセスポイント間で相互に交換する手順と、 これによって、そのアクセスポイントの端末リスト内容
    を、他のアクセスポイントで管理される端末についての
    情報をも保有した内容とする手順と、 そのアクセスポイントにおいてフレームを受信すると、
    そのフレームの最終的な宛先が自己宛であるか否かを判
    定する手順と、 この判定結果が自己宛でないと判定された場合には、当
    該フレームに格納されている情報を基に、自己の端末リ
    ストを参照して、その内容に基づく通信制御処理を行う
    手順と、 含むことを特徴とする通信制御処理プログラムを記録し
    た記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記端末リストを複数のアクセスポイン
    ト間で相互に交換する処理は、それぞれのアクセスポイ
    ントが所定の時間ごとにその時点において自己が保有す
    る端末リスト内容を、他のアクセスポイントが受信可能
    な端末リストフレームとして送出し、それを他のアクセ
    スポイントが受信して、受信したアクセスポイントが自
    己の保有する端末リストと送られてきた端末リスト内容
    の比較を行って、自己の端末リスト内容の追加や更新を
    行うことを特徴とする請求項7記載の通信制御処理プロ
    グラムを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記フレームの最終的な宛先が自己宛で
    ない場合に行われる自己の端末リストの内容に基づく通
    信制御処理は、当該フレーム信号に格納された最終的な
    宛先が当該端末リストに存在する場合は、その宛先へ当
    該フレームを転送し、当該フレームに格納された最終的
    な宛先が当該端末リストに存在しない場合は、そのフレ
    ームを破棄することを特徴とする請求項7または8記載
    の通信制御処理プログラムを記録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018501669A (ja) * 2015-10-28 2018-01-18 小米科技有限責任公司Xiaomi Inc. 情報の伝送方法、装置および機器
CN107852441A (zh) * 2015-07-07 2018-03-27 Nec平台株式会社 通信控制装置、通话控制方法和存储通话控制程序的非瞬时性计算机可读介质

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