JP2000268168A - 画像変換方法および装置並びに記録媒体 - Google Patents

画像変換方法および装置並びに記録媒体

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JP2000268168A
JP2000268168A JP11076085A JP7608599A JP2000268168A JP 2000268168 A JP2000268168 A JP 2000268168A JP 11076085 A JP11076085 A JP 11076085A JP 7608599 A JP7608599 A JP 7608599A JP 2000268168 A JP2000268168 A JP 2000268168A
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moiré
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JP11076085A
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English (en)
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Eiji Ogawa
英二 小川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グリッドを用いて撮影を行った画像を拡大縮
小する場合に、グリッドに起因するモアレを低減する。 【解決手段】 撮影に使用するグリッドのピッチの情報
H1および画像データS0のサンプリング周波数の情報
H2に基づいて、モアレ拡大率算出手段8においてモア
レが生じる拡大率を予め算出し記憶手段9に記憶する。
オペレータにより入力された拡大率がモアレ拡大率と一
致する場合は、モアレ拡大率とは異なる拡大率を新たに
設定し、この新たな拡大率により画像データS0を拡大
縮小して変換画像データS1を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グリッドを使用し
て撮影を行うことにより得られた画像データを指定され
た拡大率により拡大縮小する画像変換方法および装置並
びに画像変換方法をコンピュータに実行させるためのプ
ログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、放射線(X線、α線、β線、
γ線、電子線、紫外線等)を照射するとこの放射線エネ
ルギの一部が蓄積され、その後可視光等の励起光を照射
すると蓄積されたエネルギに応じた光量の輝尽発光光を
放射する蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、人
体等の被写体の放射線画像を一旦シート状の蓄積性蛍光
体に撮影記録し、蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の励
起光で走査して輝尽発光光を発生させ、得られた輝尽発
光光をフォトマルチプライヤ等の読取手段により光電的
に読取って画像データを得、この画像データに基づいて
被写体の放射線画像を写真感光材料等の記録材料、CR
T等に可視像として出力させる放射線記録再生システム
が提案されている(特開昭55-12429号、同56-11395号、
同55-163472号、同56-164645 号、同55-116340 号
等)。
【0003】上述した蓄積性蛍光体シート等に被写体の
放射線画像を撮影記録する際に、被写体により散乱され
た放射線がシートに照射されないように2本/mm程度の
細かなピッチで放射線の透過しない鉛等と透過しやすい
アルミニウムや木材等とが交互に配置されたグリッドを
被写体とシートとの間に配置して撮影を行うことがあ
る。グリッドを用いて撮影を行うと被写体により散乱さ
れた放射線がシートに照射されにくくなるため、被写体
の放射線画像のコントラストを向上させることができ
る。しかしながら、グリッドを用いて撮影を行うと、得
られた画像中にグリッド像が含まれることとなり、この
グリッド像が含まれた画像を拡大縮小すると、拡大率に
応じてグリッドに対応した細かな縞模様(モアレ)が生
じ、再生画像が見難いものとなってしまう。
【0004】例えば、2本/mmのグリッドを用いて撮影
を行った画像を、10cycle/mmのサンプリング周期によ
りサンプリングすることにより得られた画像データにお
いては、ナイキスト周波数は10cycle/mmとなり、図3
に示すようにグリッドに起因する信号が2,4,6,
8,10cycle/mmに存在することとなる。したがって、
この画像データを拡大率が50%となるように縮小する
と、5cycle/mmをナイキスト周波数として5cycle/mm以
上のレスポンスが低周波数側に折り返されるため、2お
よび8cycle/mm、4および6cycle/mmのレスポンスが重
なる。これにより、グリッドに起因する信号が増幅され
るため、モアレが生じてしまう。
【0005】このため、画像データをフーリエ変換し、
グリッドの縞模様に対応する周波数データをフィルタリ
ング処理により除去した後逆フーリエ変換を施す、ある
いはグリッドの縞模様の空間周波数成分を除去するフィ
ルタリング処理を施すことにより、モアレが低減した観
察しやすい画像を得る方法が提案されている(特開平3-
12785号、同3-114039号等)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなフィルタリング処理はグリッド像を低減させる
のみならず、グリッド像と同一の周波数成分をも低減さ
せてしまうため、この周波数成分を有する被写体像が画
像から除去されてしまうこととなる。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、グリッドを用いて撮影を行った画像を拡大縮小する
場合に、被写体像のレスポンスを低減することなくモア
レの発生を防止することができる画像変換方法および装
置並びに画像変換方法をコンピュータに実行させるため
のプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録
媒体を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による画像変換方
法は、グリッド像を含む画像を所定のサンプリング周波
数によりサンプリングすることにより得られた画像デー
タを、指定された拡大率により拡大縮小処理する画像変
換方法において、前記グリッドの周期および前記所定の
サンプリング周波数に基づいて、モアレが生じるモアレ
拡大率を予め算出することを特徴とするものである。
【0009】なお、本発明による画像変換方法において
は、前記モアレ拡大率を予め表示することが好ましい。
【0010】また、前記指定された拡大率が前記モアレ
拡大率である場合には、該モアレ拡大率とは異なる新た
な拡大率により前記拡大縮小処理を行うことが好まし
く、この場合は、前記新たな拡大率を表示することが好
ましい。
【0011】さらに、前記指定された拡大率が前記モア
レ拡大率である場合には、前記拡大縮小処理を禁止する
ことが好ましく、前記拡大縮小処理が禁止された場合に
は、警報を発することが好ましい。
【0012】ここで、「警報」としては、例えばモニタ
に拡大縮小処理が禁止された旨を表示するようにしても
よく、アラームあるいは音声によるものであってもよ
い。
【0013】また、本発明による画像変換方法において
は、前記モアレ拡大率の指定を禁止することが好まし
い。
【0014】本発明による画像変換装置は、グリッド像
を含む画像を所定のサンプリング周波数によりサンプリ
ングすることにより得られた画像データを、指定された
拡大率により拡大縮小処理する拡大縮小手段を備えた画
像変換装置において、前記グリッドの周期および前記所
定のサンプリング周波数に基づいて、モアレが生じるモ
アレ拡大率を予め算出するモアレ拡大率算出手段を備え
たことを特徴とするものである。
【0015】なお、本発明による画像変換装置において
は、前記モアレ拡大率を予め表示する表示手段をさらに
備えることが好ましい。
【0016】また、前記拡大縮小手段は、前記指定され
た拡大率が前記モアレ拡大率である場合には、該モアレ
拡大率とは異なる新たな拡大率により前記拡大縮小処理
を行う手段であることが好ましく、この場合、前記新た
な拡大率を表示する表示手段をさらに備えることが好ま
しい。
【0017】さらに、前記拡大縮小手段は、前記指定さ
れた拡大率が前記モアレ拡大率である場合には、前記拡
大縮小処理を禁止する手段であることが好ましく、前記
拡大縮小処理が禁止された場合に、警報を発する警報手
段をさらに備えることが好ましい。
【0018】また、本発明による画像変換方法において
は、前記モアレ拡大率の指定を禁止する禁止手段をさら
に備えることが好ましい。
【0019】なお、本発明による画像変換方法をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムとして、コンピュ
ータ読取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、グリッドの周期および
サンプリング周波数に基づいて、モアレが生じる拡大率
を予め設定するようにしたため、この拡大率を表示する
あるいはこの拡大率を設定不可能とする等により、モア
レが生じる拡大率により画像データが拡大縮小されるこ
とが防止される。したがって、モアレのない高画質の画
像となるように拡大縮小処理を行うことができる。
【0021】また、モアレ拡大率を予め表示すれば、こ
の拡大率を設定すべきでないことがオペレータに分かる
ため、オペレータに対してモアレ拡大率以外の拡大率の
指定を促すことができる。
【0022】さらに、指定された拡大率がモアレ拡大率
である場合には、モアレ拡大率とは異なる新たな拡大率
により拡大縮小処理を行うことにより、モアレが生じな
い拡大率により拡大縮小処理がなされることとなり、こ
れによりモアレのない高画質の画像となるように拡大縮
小処理を行うことができる。この場合、新たな拡大率を
表示すれば、画像データの拡大率をオペレータが知るこ
とができる。
【0023】また、指定された拡大率がモアレ拡大率で
ある場合には、拡大縮小処理を禁止することにより、オ
ペレータに対してモアレ拡大率以外の拡大率の指定を促
すことができ、これによりモアレが生じない拡大率によ
り画像を拡大縮小することができる。なお、拡大縮小処
理が禁止された場合に警報を発するようにすれば、その
旨をオペレータに知らしめることができる。
【0024】さらに、モアレ拡大率の設定を禁止するこ
とにより、この拡大率を設定すべきでないことがオペレ
ータに分かるため、オペレータに対してモアレ拡大率以
外の拡大率の指定を促すことができ、これによりモアレ
が生じない拡大率により画像を拡大縮小することができ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態について説明する。
【0026】図1は本発明の実施形態による画像変換装
置を適用した画像出力システムの構成を示す概略ブロッ
ク図である。図1に示すように、本実施形態による画像
出力システムは、グリッドを用いて被写体の撮影を行っ
て蓄積性蛍光体シートに被写体像を記録する撮影手段1
と、撮影手段1において蓄積性蛍光体シートに記録され
た被写体像を所定のサンプリング周波数により光電的に
読取って被写体像を表す画像データS0を得る読取手段
2と、画像データS0に対して拡大縮小処理を施して変
換画像データS1を得る拡大縮小手段3と、変換画像デ
ータS1を再生するプリンタ、モニタ等の再生手段4と
を備える。
【0027】拡大縮小手段3は、撮影手段1において用
いられるグリッドのピッチに関する情報H1を入力する
グリッド情報入力手段6と、読取手段2における読取時
のサンプリング周波数に関する情報H2を入力する周波
数入力手段7と、情報H1,H2に基づいてモアレが生
じる拡大率であるモアレ拡大率を算出するモアレ拡大率
算出手段8と、算出されたモアレ拡大率を記憶する記憶
手段9と、画像データS0に対して拡大縮小処理を施す
とともに、階調処理、周波数処理等の画像処理を施す画
像処理手段10と、オペレータが画像データS0を出力
する際の拡大率を入力する入力手段11と、種々の表示
を行うモニタ12とを備える。
【0028】モアレ拡大率算出手段8においては、下記
のようにして情報H1,H2に基づいてモアレ拡大率が
算出される。撮影手段1において用いられるグリッドの
ピッチがX本/mmである場合には、画像データS0にお
いてグリッドに起因する信号はX,2X,3X…nXcy
cle/mm(nは1以上の整数)の周波数に存在することと
なる。また、読取手段2におけるサンプリング周波数が
Ycycle/mmの場合、ナイキスト周波数はYcycle/mmとな
る。ここで、Y=6Xcycle/mmとした場合におけるグリ
ッドに起因する信号の周波数とレスポンスとの関係を図
2に示す。図2に示すように図中実線矢印部分がグリッ
ドに起因する信号の周波数となる。また、画像データS
0を拡大縮小する際の拡大率をZ(Z=1の場合100
%)とすると、拡大縮小後の変換画像データS1のナイ
キスト周波数はZYcycle/mmとなり、ZYcycle/mm以上
の周波数におけるレスポンスがZYcycle/mm未満の低周
波数側に折り返されることとなる。ここで、 ZY=n(X/2)(nは1以上の整数) (1) となるように拡大率Zが設定された場合、図2における
ナイキスト周波数は,0.5X,X,1.5X,2X
…,4.5Xcycle/mmとなり、このナイキスト周波数に
おいて高周波数側のレスポンスを低周波数側に折り返す
と、グリッドに起因する周波数のレスポンスが重なり合
って、グリッド像が増幅されてモアレが生じてしまう。
したがって、本実施形態においては、モアレが生じるZ
Y=n(X/2)となる拡大率をモアレ拡大率として求
めるものである。なお、図2においてナイキスト周波数
が4Xcycle/mm以上およびXcycle/mm以下となる場合に
は、高周波数側のレスポンスを低周波数側に折り返して
もグリッドに起因する周波数のレスポンスは重なり合わ
ないため、ナイキスト周波数が4Xcycle/mm以上、Xcy
cle/mm以下となるような拡大率はモアレ拡大率には含ま
れないこととなる。例えば、2本/mmのグリッドを用い
て撮影を行った画像を、10cycle/mmのサンプリング周
期によりサンプリングすることにより得られた画像デー
タS0においては、ナイキスト周波数は10cycle/mmと
なり、図3に示すようにグリッドに起因する信号が2,
4,6,8,10cycle/mmに存在することとなる。した
がって、上記式(1)を満たす拡大率は10,20,3
0,40,50,60,70,80,90,100%と
なるが、20%以下および80%以上の拡大率について
は、ナイキスト周波数よりも高周波数側のレスポンスを
低周波数側に折り返しても、グリッドに起因する周波数
のレスポンスが重ならないため、モアレ拡大率は、3
0,40,50,60,70%として求められることと
なる。
【0029】一方、グリッドに起因する周波数のレスポ
ンスが低周波数側、特に0.5cycle/mm未満に折り返さ
れるとき、すなわち拡大率Zが、 ZY−(nX−kZY)<0.5(nは1以上の整数、kは奇数) nX−kZY<0.5(nは1以上の整数、kは偶数) (2) となる場合には、拡大縮小処理後の画像に波打つような
モアレが生じてしまう。例えば、図4に示すようにナイ
キスト周波数ZYが破線矢印の位置である場合、2Xcy
cle/mmのレスポンスが0.5cycle/mm未満のレスポンス
(斜線部分)と重なり、波打つようなモアレが生じるこ
ととなる。したがって、本実施形態においては、上記式
(2)の関係が成立するような拡大率もモアレ拡大率と
して求められる。
【0030】そしてモアレ拡大率算出手段8において算
出されたモアレ拡大率は、記憶手段9に記憶される。
【0031】画像処理手段10においては、オペレータ
により入力手段11から入力された拡大率に基づいて画
像データS0に対して拡大縮小処理を施して変換画像デ
ータS1を得るものであるが、入力手段11から入力さ
れた拡大率と記憶手段9に記憶されたモアレ拡大率とを
比較し、入力された拡大率がモアレ拡大率と一致する場
合に、その拡大率から若干ずれた拡大率により画像デー
タS0を拡大する。例えば、モアレ拡大率が50%であ
る場合には49%、51%等の、入力された拡大率に近
い値を有しかつモアレ拡大率とはならない拡大率を新た
に設定し、この新たに設定された拡大率により画像デー
タS0に対して拡大縮小処理を施すとともに、他の必要
な画像処理を施して変換画像データS1を得るものであ
る。なお、拡大率を新たに設定した場合には、モニタ1
2に新たに設定された拡大率を表示して、拡大率が変更
されたことをオペレータに知らせることが好ましい。
【0032】次いで、本実施形態の動作について説明す
る。図5は本実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。まず、撮影手段1において用いられるグリッドのピ
ッチに関する情報H1がグリッド情報入力手段6に、読
取手段2のサンプリング周波数に関する情報H2が周波
数入力手段7に入力され(ステップS1)、モアレ拡大
率算出手段8において情報H1,H2に基づいてモアレ
が生じるモアレ拡大率が予め算出され(ステップS
2)、記憶手段9に記憶される(ステップS3)。一
方、撮影手段1においてはグリッドを用いた撮影を行っ
て被写体像を蓄積性蛍光体シートに記録し(ステップS
4)、読取手段2において蓄積性蛍光体シートから画像
を読取って画像データS0が得られる(ステップS
5)。画像データS0は画像処理手段10に入力される
(ステップS6)。なお、モアレ拡大率の記憶手段9へ
の記憶は、画像データS0が画像処理手段10に入力さ
れるまでに完了していればよいものである。
【0033】画像処理手段10は入力手段11から入力
された拡大率がモアレ拡大率に一致するか否かを判断し
(ステップS7)、一致する場合には入力された拡大率
とは異なる新たな拡大率を設定し(ステップS8)、新
たに設定された拡大率により画像データS0に対して拡
大縮小処理を施すとともに(ステップS9)、必要な画
像処理を施して変換画像データS1を得る(ステップS
10)。変換画像データS1は再生手段4に入力され、
ここで可視像として再生され(ステップS11)、処理
を終了する。
【0034】一方、入力された拡大率がモアレ拡大率と
一致しない場合は、入力された拡大率により画像データ
S0に対して拡大縮小処理を施すとともに(ステップS
12)、必要な画像処理を施して変換画像データS1を
得る(ステップS10)。変換画像データS1は再生手
段4に入力され、ここで可視像として再生され(ステッ
プS11)、処理を終了する。
【0035】このように本実施形態においては、入力さ
れた拡大率がモアレ拡大率である場合には、モアレ拡大
率とは異なる新たな拡大率を設定して拡大縮小処理を行
うようにしたため、モアレが生じない拡大率により画像
データS0が拡大縮小処理されることとなり、これによ
りモアレのない高画質の再生画像を得ることができる。
【0036】なお、上記実施形態においては、オペレー
タによる拡大率の入力時に記憶手段9に記憶されたモア
レ拡大率をモニタ12に表示するようにしてもよい。こ
れにより、オペレータは拡大率の入力時にモアレ拡大率
を認識することができるため、モアレ拡大率を入力する
ことがなくなり、モアレが生じない拡大率により画像デ
ータS0を拡大縮小することができる。
【0037】また、上記実施形態においては入力手段1
1において拡大率を入力しているが、この際にモアレ拡
大率を指定できないようにしてもよい。すなわち、オペ
レータが入力手段11より入力しようとする拡大率がモ
アレ拡大率である場合には、そのモアレ拡大率の入力を
強制的にできないようにすればよい。これは例えばモア
レ拡大率が50%である場合に、50%と入力できない
ようにするものである。
【0038】さらに、上記実施形態においては、入力さ
れた拡大率がモアレ拡大率である場合に、新たな拡大率
を設定して拡大縮小処理を行っているが、入力された拡
大率がモアレ拡大率である場合には拡大縮小処理を禁止
してもよい。この場合は、拡大縮小処理が禁止された旨
をモニタ12に表示したり、アラームを発するようにし
て、オペレータに拡大縮小処理が禁止された旨を知らせ
ることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による画像変換装置を適用し
た画像出力システムの構成を示す概略ブロック図
【図2】グリッドに起因する信号の周波数とレスポンス
との関係を示す図
【図3】2本/mmピッチのグリッドを用いて撮影を行っ
た画像を、10cycle/mmのサンプリング周期により読取
ることにより得られた画像データにおけるグリッドに起
因する信号の周波数とレスポンスとの関係を示す図
【図4】グリッドに起因する信号の周波数とレスポンス
との関係を示す図
【図5】本実施形態の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 撮影手段 2 読取手段 3 拡大縮小手段 4 再生手段 6 グリッド情報入力手段 7 周波数入力手段 8 モアレ拡大率算出手段 9 記憶手段 10 画像処理手段 11 入力手段 12 モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA08 CD09 CE02 DA15 5C021 PA52 PA58 PA62 PA78 YA00 YC10 YC13 ZA03 5C023 AA02 AA37 AA40 BA01 BA17 CA02 EA17 5L096 AA06 BA13 EA03 EA05 FA46 9A001 HH24 JJ09 KK60

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリッド像を含む画像を所定のサンプリ
    ング周波数によりサンプリングすることにより得られた
    画像データを、指定された拡大率により拡大縮小処理す
    る画像変換方法において、 前記グリッドの周期および前記所定のサンプリング周波
    数に基づいて、モアレが生じるモアレ拡大率を予め算出
    することを特徴とする画像変換方法。
  2. 【請求項2】 前記モアレ拡大率を予め表示することを
    特徴とする請求項1記載の画像変換方法。
  3. 【請求項3】 前記指定された拡大率が前記モアレ拡大
    率である場合には、該モアレ拡大率とは異なる新たな拡
    大率により前記拡大縮小処理を行うことを特徴とする請
    求項1または2記載の画像変換方法。
  4. 【請求項4】 前記新たな拡大率を表示することを特徴
    とする請求項3記載の画像変換方法。
  5. 【請求項5】 前記指定された拡大率が前記モアレ拡大
    率である場合には、前記拡大縮小処理を禁止することを
    特徴とする請求項1または2記載の画像変換方法。
  6. 【請求項6】 前記拡大縮小処理が禁止された場合に、
    警報を発することを特徴とする請求項5記載の画像変換
    方法。
  7. 【請求項7】 前記モアレ拡大率の指定を禁止すること
    を特徴とする請求項1または2記載の画像変換方法。
  8. 【請求項8】 グリッド像を含む画像を所定のサンプリ
    ング周波数によりサンプリングすることにより得られた
    画像データを、指定された拡大率により拡大縮小処理す
    る拡大縮小手段を備えた画像変換装置において、 前記グリッドの周期および前記所定のサンプリング周波
    数に基づいて、モアレが生じるモアレ拡大率を予め算出
    するモアレ拡大率算出手段を備えたことを特徴とする画
    像変換装置。
  9. 【請求項9】 前記モアレ拡大率を予め表示する表示手
    段をさらに備えたことを特徴とする請求項8記載の画像
    変換装置。
  10. 【請求項10】 前記拡大縮小手段は、前記指定された
    拡大率が前記モアレ拡大率である場合には、該モアレ拡
    大率とは異なる新たな拡大率により前記拡大縮小処理を
    行う手段であることを特徴とする請求項8または9記載
    の画像変換装置。
  11. 【請求項11】 前記新たな拡大率を表示する表示手段
    をさらに備えたことを特徴とする請求項10記載の画像
    変換装置。
  12. 【請求項12】 前記拡大縮小手段は、前記指定された
    拡大率が前記モアレ拡大率である場合には、前記拡大縮
    小処理を禁止する手段であることを特徴とする請求項8
    または9記載の画像変換装置。
  13. 【請求項13】 前記拡大縮小処理が禁止された場合
    に、警報を発する警報手段をさらに備えたことを特徴と
    する請求項12記載の画像変換装置。
  14. 【請求項14】 前記モアレ拡大率の指定を禁止する禁
    止手段をさらに備えたことを特徴とする請求項8または
    9記載の画像変換装置。
  15. 【請求項15】 グリッド像を含む画像を所定のサンプ
    リング周波数によりサンプリングすることにより得られ
    た画像データを、指定された拡大率により拡大縮小処理
    する画像変換方法をコンピュータに実行させるためのプ
    ログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
    において、 前記プログラムは、前記グリッドの周期および前記所定
    のサンプリング周波数に基づいて、モアレが生じるモア
    レ拡大率を予め算出する手順を有することを特徴とする
    コンピュータ読取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記モアレ拡大率を予め表示する手順
    をさらに有することを特徴とする請求項15記載のコン
    ピュータ読取り可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】 前記指定された拡大率が前記モアレ拡
    大率である場合には、該モアレ拡大率とは異なる新たな
    拡大率により前記拡大縮小処理を行う手順を有すること
    を特徴とする請求項15または16記載のコンピュータ
    読取り可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 前記新たな拡大率を表示する手順をさ
    らに有することを特徴とする請求項17記載のコンピュ
    ータ読取り可能な記録媒体。
  19. 【請求項19】 前記指定された拡大率が前記モアレ拡
    大率である場合には、前記拡大縮小処理を禁止する手順
    を有することを特徴とする請求項15または16記載の
    コンピュータ読取り可能な記録媒体。
  20. 【請求項20】 前記拡大縮小処理が禁止された場合
    に、警報を発する手順をさらに有することを特徴とする
    請求項19記載のコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  21. 【請求項21】 前記モアレ拡大率の指定を禁止する手
    順をさらに有することを特徴とする請求項15または1
    6記載のコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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