JP2000267901A - ソフトウェア実行システム - Google Patents

ソフトウェア実行システム

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JP2000267901A
JP2000267901A JP11070861A JP7086199A JP2000267901A JP 2000267901 A JP2000267901 A JP 2000267901A JP 11070861 A JP11070861 A JP 11070861A JP 7086199 A JP7086199 A JP 7086199A JP 2000267901 A JP2000267901 A JP 2000267901A
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processor
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memory device
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Masami Aihara
雅己 相原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウェアの実行時における無駄なキャッ
シュリフィルに伴う不要なサイクルを省略し、ソフトウ
ェアの実行処理速度を向上させる。 【解決手段】 ソフトウェア実行システム100は、オ
リジナルソフトウェア7の入力や修正版ソフトウェア8
の出力などの他様々なデータ等の入出力を行う入出力デ
バイス5と、汎用コンピュータに内蔵或いは外付けされ
るハードディスク6と、種々の演算処理を行うプロセッ
サ4と、データを記憶するメインメモリ11と、これら
の各部を接続するバス12とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャッシュを持つ
プロセッサを用いたシステム上で動作するソフトウェア
の実行を最適化するソフトウェア実行システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、集積技術の発展によりプロセッサ
を内蔵したASICが開発できるようになり、またプロ
セッサの高性能化によりハードウェアでのみ実現できた
機能がソフトウェア上でも実現可能となり、ハードウェ
アとソフトウェアで構成されるシステムを1つのチップ
で実現するシステムオンチップの時代になりつつある。
【0003】このようなLSIは、これを種々の電子製
品に組み込む、いわゆる組み込みシステムの分野でニー
ズが特に高い。すなわち、かかる組み込みシステムで
は、リアルタイム性が強く要求される場合が多く、特に
要求される制約時間内でソフトウェアの処理を完了でき
ることが重要である。
【0004】ところで、最近のプロセッサは、キャッシ
ュメモリと呼ばれる二次的なメモリを持つものが多い。
通常、このキャッシュメモリはメインメモリとプロセッ
サの間に置かれ、メインメモリのデータの一部をキャッ
シュメモリに置いておくことで、プロセッサは高速なキ
ャッシュメモリだけをアクセスするようにする。キャッ
シュメモリは、メインメモリに比べ高速なので、キャッ
シュメモリに必要なデータがあればメモリアクセスが速
くなることになる。
【0005】ところで、かかるキャッシュメモリを備え
たプロセッサにおいて、必要なデータがキャッシュメモ
リにないときは、メインメモリからキャッシュメモリへ
転送すること(キャッシュリフィル)が必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たキャッシュリフィルのサイズは、プログラム内で変更
可能な場合もあるが、プログラムを作成する際に、プロ
グラムが現実に実行された場合にどの程度のデータ量が
メモリ装置からキャッシュメモリに転送されるのかを考
慮するのは困難であることから、予め転送データ量を所
定値に設定してプログラムを作成するのが一般的であ
る。一方、例えばC言語など高級言語でソフトウェアを
作成した場合、現在使われているコンパイラはリフィル
サイズを全く考慮せずにコードを生成している。
【0007】また、アセンブリ言語を用いると、リフィ
ルサイズを変更すること自体は比較的容易であるが、ほ
とんどの場合、先ず機能が正しく動作するコードを作成
することに重点が置かれ、実行時におけるリフィルサイ
ズは全く考慮されないのが実状である。
【0008】従って、プログラム作成当初に設定された
リフィルサイズのままコンパイルされるため、コンパイ
ルされたソフトウェアは、リフィルサイズが調整される
ことなく実行されることとなり、ソフトウェアの実行時
においてはキャッシュリフィルに無駄なサイクルを費や
しているという問題がある。
【0009】そこで、本発明は上記事情に鑑みて成され
たものであり、その目的は、ソフトウェアの実行時にお
ける無駄なキャッシュリフィルに伴う不要なサイクルを
省略し、ソフトウェアの実行処理速度を向上させること
のできるソフトウェアの実行システム、その実行方法及
び実行プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、プロセッサと、該プロセッサとは独立し
て設けられるメモリ装置との間でデータの転送を行いつ
つソフトウェアを実行するシステムであって、前記デー
タ転送量を所定量に設定して前記ソフトウェアをシミュ
レーションするシミュレーション手段と、前記シミュレ
ーションの際に、前記メモリ装置から前記プロセッサへ
のデータ転送を要する実行命令及び転送されるデータ量
を検出する検出手段と、検出された前記データ量に応じ
た最適転送量を解析する解析手段と、この解析結果に基
づいて、前記実行命令を実行する前に前記所定の転送量
を前記最適転送量に変更するソフトウェア修正手段とを
有するものである。
【0011】このような本発明によれば、実行対象とな
るプログラムを予めシミュレーションすることによって
実行時におけるメモリからデータ転送量を把握し、これ
に基づいてプログラムを修正することができる。従っ
て、本発明によれば、修正後のソフトウェアは、アクセ
スの連続性などに基づいてキャッシュリフィルを最適な
サイズに変更しながら、実行されるので、従来のよう
に、キャッシュリフィルに要するサイクル数を削除で
き、結果としてソフトウェアの実行性能を向上させるこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】(ソフトウェア実行システムの構
成)以下、この発明に係るソフトウェア実行システムの
実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る
ソフトウェア実行システム100の構成を示すブロック
図である。なお、本実施形態に係るソフトウェア実行シ
ステム100は、パーソナルコンピュータ等の汎用コン
ピュータによって実現されるものである。
【0013】同図において、ソフトウェア実行システム
100は、オリジナルソフトウェア7の入力や修正版ソ
フトウェア8の出力などの他様々なデータ等の入出力を
行う入出力デバイス5と、汎用コンピュータに内蔵或い
は外付けされるハードディスク6と、種々の演算処理を
行うプロセッサ4と、データを記憶するメインメモリ1
1と、これらの各部を接続するバス12とから構成され
ている。
【0014】入出力デバイス5は、フロッピーディスク
ドライブやCD−ROMドライブ等、一般的に用いられ
ているデバイスを用いることができる。また、プロセッ
サ4は、CPUやメモリその他の周辺装置によって構成
される通常のハードウェアである。特に、本実施形態に
おいてこのプロセッサ4は、後述するプロセッサシミュ
レータ1と、ログ解析手段2と、ソフトウェア修正手段
3の機能を果たすものである。
【0015】前記プロセッサシミュレータ1は、シミュ
レーションの対象となるソフトウェアを仮想的に実行す
るものであり、特に、ソフトウェアを実行してログ情報
を生成する機能を有する。このログ情報とは、メインメ
モリ11からプロセッサ4へのデータ転送を要した実行
命令のプログラムカウンタの履歴や、データアクセス時
のアドレスの履歴、リフィルサイズ等を含むものであ
る。
【0016】前記ログ解析手段2は、ログ情報を解析し
て、プログラムカウンタや、データアクセスそれぞれに
ついてアクセスの連続性を求め、これによってデータ転
送を要した実行命令のデータ量に応じた最適転送量を算
出する機能を有するものである。
【0017】前記ソフトウェア修正手段3は、ログ解析
手段2による解析結果に基づいて、実行命令の前に前記
所定の転送量を前記最適転送量に変更する機能を有する
ものである。具体的には、ログ解析手段2による解析結
果に基づいて、連続アクセスの状況からそのアクセスに
適したキャッシュリフィルサイズを求め、連続アクセス
が始まる命令の直前に、デフォルトのリフィルサイズを
最適なリフィルサイズに変更する実行命令を挿入する。
【0018】なお、本実施形態に係るソフトウェア実行
システム100では、プロセッサ4で処理されたログ情
報やデータアクセス情報、修正後のソフトウェア8は、
必要に応じて入出力デバイス5から外部に出力したり、
ハードディスク6に保存したりすることができる。
【0019】(ソフトウェア実行システムの動作)この
ような構成のソフトウェア実行システム100の動作に
ついて説明する。図2は、ソフトウェア実行システム1
00の動作を示すフロー図である。同図に示すように、
先ず、入出力デバイス5から入力されたオリジナルソフ
トウェア7が、バス10を介してプロセッサ4に入力さ
れる。式1は、オリジナルソフトウェア7の一例を示す
ものである。
【0020】
【式1】 なお、このオリジナルソフトウェア7を読み込む際、後
の処理のためにメインメモリ11やハードディスク6に
保存しておくこともできる。
【0021】次に、プロセッサ4に入力されたオリジナ
ルソフトウェア7は、プロセッサシミュレータ1によっ
てシミュレーションされ、ログ情報9が生成される。式
2は、ログ情報9の一例を示すものである。
【0022】
【式2】 同式に示すように、このログ情報9には、各実行命令の
プログラムカウンタと併せて、各実行命令の処理時にお
けるデータの転送量、アクセスしたアドレスの履歴及び
転送されたデータが命令トレースなのかデータなのか等
のデータの種類について記録されている。なお、このロ
グ情報9は、必要に応じてメインメモリ11や ハード
ディスク6に保存するようにしてもよく、さらには入出
力デバイス5を介してフロッピーディスク等の記録媒体
に保存することもできる。
【0023】その後、この生成されたログ情報9を、ロ
グ解析手段2によって解析し、アクセス状況等を抽出す
る。このときログ情報9は、プロセッサシミュレータ1
から直接受け取るようにしてもよいし、一旦ハードディ
スク6やメインメモリ11或いはフロッピーディスクに
保存されたものを読み込むようにすることもできる。式
3は、解析結果を示すものである。
【0024】
【式3】 同式に示すように、この解析結果10には、メインメモ
リ11に対してアドレスが連続した領域へのアクセスが
開始されたプログラムカウンタとアクセスが終了したプ
ログラムカウンタ、及びこの間で転送されるデータ(命
令)数が示される。例えば、同式2行目には、プログラ
ムカウンタ「80020eb0 => 800202d0」とあり、この間の
データ転送回数181回が、アドレスが連続している領
域にアクセスしていることが示されている。なお、この
抽出された解析結果もやはり必要に応じてメインメモリ
11やハードディスク6若しくはフロッピーディスク等
に保存するようにしてもよい。
【0025】そして、オリジナルソフトウェア7と解析
結果10とをソフトウェア修正手段3に入力し、ここに
おいてオリジナルソフトウェア7を修正し、修正版ソフ
トウェア8を生成する。このオリジナルソフトウェア7
の入力は入出力デバイス5を介してフロッピーやCD−
ROM等に記録されたものを読み込むようにしてもよ
く、予めメインメモリ11やハードディスク6に保存さ
れたものを呼び出すようにしてもよい。さらに、解析結
果10の入力は、ログ解析手段2から直接受け取るよう
にしてもよく、ハードディスク6やメインメモリ11若
しくは入出力デバイス5を介して外部から取り込むよう
にしてもよい。式4は、修正後のソフトウェア8の一例
を示すものである。
【0026】
【式4】 上述したように、プログラムカウンタ「80020000 => 80
0202d0」間において処理される命令では、181命令を
命令キャッシュに連続的にリフィルすることが必要なた
め、この命令の直前においてリフィルサイズを拡張し、
一回のリフィルあたりの転送量を増加させることにより
リフィルのためのメインメモリへのアクセス頻度を低減
する必要がある。従って、本実施形態では、式1中にお
けるプログラムカウンタ「80020000」の命令が実行され
る直前にリフィルサイズを変更するリフィル命令(式4
中に示す式(a))を挿入する。
【0027】このリフィルに要するサイクル数について
詳述すると、キャッシュリフィルは、例えば、メモリWa
it数が0のとき、1データずつシングル転送する場合で
は1データ毎に3サイクル要する。これに対して、複数
データを一括して転送するバースト転送では、4データ
を一括して転送する場合で6サイクル要し、8データを
一括して転送する場合で10サイクル、16データで1
8サイクル、32データで34サイクル要する。
【0028】従って、例えば32データキャッシュリフ
ィルするのに、シングル転送で96(3×32)サイク
ルかかるところを、バースト転送では4データで48
(6×8)サイクル、8データで40(10×4)サイ
クル、16データで36(18×2)サイクル、32デ
ータで34(34×1)サイクルで済むこととなり、リ
フィルサイズを拡張することによって、サイクル数を少
なくすることができる。本実施形態では、データ転送を
より効率よく行うことのできるリフィルサイズに逐次変
更するようなリフィルを挿入する。
【0029】また、ソフトウェアを実行するときに、命
令読み出しとデータ読み出し/書き込みが行われるが、
このうち命令読み出しは、連続したメモリ領域にアクセ
スすることが多く、唯一分岐命令で大きく変わることが
ある。従って、命令読み出しが連続しているメモリ領域
にアクセスし、するような命令列の先頭部分にリフィル
サイズを変更する命令を挿入する。
【0030】一方、データ読み出し/書き込みは、離散
的な領域を少しずつアクセスすることが多く、行列演算
など特殊な処理を行う場合に比較的連続した領域にアク
セスすることがある。従って、本実施形態では、読み出
すデータの形式が配列変数などまとまったデータ領域に
アクセスするような場合には、そのアクセスの直前にお
いてリフィルサイズを最適な大きさにサイズを変更する
命令を挿入する。
【0031】そして、このようにリフィルサイズ変更命
令が挿入されて修正された修正版ソフトウェア8はソフ
トウェア修正手段3から出力され、バス12を介して入
出力デバイス5から出力される。なお、このとき、後に
この修正版ソフトウェア8を当該ソフトウェア実行シス
テム100上で実行する場合は、外部に出力せずに、ハ
ードディスク6やメインメモリ11に保存するようにし
てもよい。
【0032】(ソフトウェア実行システムの作用及び効
果)このような本実施形態に係るソフトウェア実行シス
テム100によれば、修正版ソフトウェア8は、アクセ
スの連続性などに基づいてキャッシュリフィルを最適な
サイズに変更しながら実行されるので、キャッシュリフ
ィルに要するサイクル数を削除でき、結果としてソフト
ウェアの実行性能を向上させることができる。
【0033】すなわち、上述したように、プロセッサ4
がメインメモリ11にアクセスする場合、一旦キャッシ
ュメモリにデータを転送するが、比較的連続した領域に
アクセスする場合は、キャッシュリフィルサイズを大き
くして転送に要するサイクル数を削減する。逆に、離散
的な領域にアクセスする場合は、リフィルサイズを小さ
くして無用なデータの転送を抑止した分のサイクル数が
削減できる。
【0034】従って、本発明によれば、このようにプロ
セッサ4が行うメモリアクセスの状況に応じてリフィル
サイズを調整することによって、キャッシュリフィルに
要するサイクル数を削減し、その分のサイクルをソフト
ウェアの実行に割り当てることが可能となり、ソフトウ
ェアの機能を全く修正することなく、実行性能を向上さ
せることができる。
【0035】(ソフトウェア実行プログラム)なお、上
記ソフトウェア実行システムは、例えばパーソナルコン
ピュータ等の汎用コンピュータに、ソフトウェア実行プ
ログラムをインストールすることによっても実現するこ
とができる。
【0036】具体的には、上述したプロセッサシミュレ
ータ1は、オリジナルソフトウェア7をシミュレーショ
ンするステップと、メインメモリ11からプロセッサ4
へのデータ転送を要するプログラムカウンタや回数を検
出するステップと、この検出結果をログ情報9として出
力するステップとを有するシミュレーションプログラム
を、汎用コンピュータ上で実行させることによって実現
することができる。
【0037】また、上述したログ解析手段2は、ログ情
報9を読み込むステップと、このログ情報9に登録され
たアクセス状況に応じた最適転送量を算出するステップ
と、この解析結果を出力するステップとを有する解析プ
ログラムを汎用コンピュータ上で実行させることによっ
て実現することができる。
【0038】さらに、上述したソフトウェア修正手段3
は、ログ解析手段2から出力された解析結果を読み込む
ステップと、この解析結果に基づいて、リフィルサイズ
を変更する命令をオリジナルソフトウェア7内に挿入す
るステップと、このようにして修正された修正版ソフト
ウェア8を出力するステップとを有するソフトウェア修
正プログラムを汎用コンピュータ上で実行させることに
より実現することができる。なお、このようにして生成
された修正版ソフトウェア8は、汎用コンピュータによ
って通常通りに実行することができる。
【0039】なお、これらのシミュレーションプログラ
ム、解析プログラム及びソフトウェア修正プログラム
は、オールインワン形式のパッケージソフトウェアとす
ることができ、この場合には、オリジナルソフトウェア
7の読み込みから修正版ソフトウェア8の実行までの一
連の処理を一括して行うことができる。
【0040】そして、このソフトウェア実行プログラム
は、図3に示すような、汎用コンピュータ15で読み取
り可能な記録媒体16〜19に記録することができる。
具体的には、同図に示すような、フロッピーディスク1
6やカセットテープ19等の磁気記録媒体、若しくはC
D−ROM17等の光ディスクの他、RAMカード18
などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録す
ることができる。
【0041】このようなソフトウェア実行プログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれ
ば、ソフトウェアの実行時間を短縮することができると
いう有用なプログラムの保存、運搬及びインストールを
容易に行うことができる。
【0042】
【発明の効果】本発明に係るソフトウェア実行システ
ム、実行方法及び実行プログラムによれば、実行対象で
あるソフトウェアをシミュレーションしたうえで、この
シミュレーション結果に基づいてオリジナルソフトウェ
ア内にリフィルサイズを調整する命令を挿入するため、
この修正したソフトウェアの実行時における無駄なキャ
ッシュリフィルに伴う不要なサイクルを省略し、その分
のサイクルをソフトウェアの実行に割り当てることが可
能となり、ソフトウェアの実行処理速度を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るソフトウェア実行シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るソフトウェア実行シス
テムの動作を示すブローチャート図である。
【図3】本発明の実施形態に係るソフトウェア実行プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…プロセッサシミュレータ、2…ログ解析手段、3…
ソフトウェア修正手段 4…プロセッサ、5…入出力デバイス、6…ハードディ
スク 7…オリジナルソフトウェア、8…修正版ソフトウェ
ア、9…ログ情報 10…解析結果、11…メインメモリ、12…バス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセッサと、該プロセッサとは独立し
    て設けられるメモリ装置との間でデータの転送を行いつ
    つソフトウェアを実行するシステムであって、 前記データの転送量を所定量に設定して前記ソフトウェ
    アをシミュレーションするシミュレーション手段と、 前記シミュレーションの際に、前記メモリ装置から前記
    プロセッサへのデータ転送を要する実行命令及び転送さ
    れるデータ量を検出する検出手段と、 検出された前記データ量に応じた最適転送量を解析する
    解析手段と、 この解析結果に基づいて、前記実行命令を実行する前に
    前記所定量を前記最適転送量に変更するソフトウェア修
    正手段とを有することを特徴とするソフトウェア実行シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 プロセッサと該プロセッサとは独立して
    設けられるメモリ装置との間でデータの転送を行いつつ
    ソフトウェアを実行する方法であって、 前記プロセッサと前記メモリ装置間におけるデータの転
    送量を所定量に設定して予め前記ソフトウェアを実行
    し、 前記メモリ装置から前記プロセッサへデータの転送を要
    する実行命令及び転送されるデータ転送量を検出し、 検出された前記データ量に応じた最適転送量を解析し、 前記実行命令を実行する前に、前記所定量を前記最適転
    送量に変更して前記ソフトウェアを実行することを特徴
    とするソフトウェア実行方法。
  3. 【請求項3】 プロセッサと該プロセッサとは独立して
    設けられるメモリ装置との間でデータの転送を行いつつ
    実行されるソフトウェアを実行するためのプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
    て、該プログラムは、 前記プロセッサと前記メモリ装置間におけるデータの転
    送量を所定量に設定して前記ソフトウェアをシミュレー
    ションするステップと、 前記メモリ装置から前記プロセッサへのデータ転送を要
    する実行命令及び転送されるデータ量を検出するステッ
    プと、 検出された前記データ量に応じた最適転送量を解析する
    ステップと、 この解析結果に基づいて、前記実行命令の前に前記所定
    の転送量を前記最適転送量に変更する変更命令を前記ソ
    フトウェア内に挿入するステップと、 この変更命令が挿入された修正後のプログラムを実行す
    るステップとを有することを特徴とするソフトウェア実
    行プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  4. 【請求項4】 プロセッサと該プロセッサとは独立して
    設けられるメモリ装置との間でデータの転送を行いつつ
    実行されるソフトウェアをシミュレーションするための
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体であって、該シミュレーションプログラムは、 前記プロセッサと前記メモリ装置間におけるデータの転
    送量を所定量に設定して前記ソフトウェアをシミュレー
    ションするステップと、 前記メモリ装置から前記プロセッサへのデータ転送を要
    する実行命令及び転送されるデータ量を検出するステッ
    プと、 この検出結果をログ情報として出力するステップとを有
    することを特徴とするソフトウェアのシミュレーション
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  5. 【請求項5】 プロセッサと該プロセッサとは独立して
    設けられるメモリ装置との間でデータの転送を行いつつ
    実行されるソフトウェアを修正するためのプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
    て、該修正プログラムは、 前記メモリ装置から前記プロセッサへのデータ転送を要
    する実行命令及び転送されるデータ量が登録されたログ
    情報を読み込むステップと、 このログ情報に登録された前記データ量に応じた最適転
    送量を解析するステップと、 この解析結果に基づいて、前記実行命令の前に前記所定
    の転送量を前記最適転送量に変更する変更命令を前記ソ
    フトウェア内に挿入するステップと、を有することを特
    徴とするソフトウェアの修正プログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007004400A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Oki Data Corp プログラム・デバッグ方法

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