JP2000266861A - 物体探知装置及び方法 - Google Patents

物体探知装置及び方法

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JP2000266861A
JP2000266861A JP7466499A JP7466499A JP2000266861A JP 2000266861 A JP2000266861 A JP 2000266861A JP 7466499 A JP7466499 A JP 7466499A JP 7466499 A JP7466499 A JP 7466499A JP 2000266861 A JP2000266861 A JP 2000266861A
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radio wave
sensor
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English (en)
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Masanori Kosugi
正則 小杉
Tetsuji Yamato
哲二 大和
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミリ波を用いた平易な構成で物体探知装置を
構成する。 【解決手段】 電圧制御発振器21から生成されたミリ
波は、サーキュレータ22を介してアンテナ23から放
射され、物体によって反射された後、アンテナ23に受
信され、サーキュレータ22を介して乗算器24におい
て、電圧制御発信器22から出力される信号と乗算さ
れ、増幅器25に出力された後、信号処理装置26にビ
ート成分として入力される。信号処理装置26は、ビー
ト成分の強度と、振動がある場合の最大振幅に基づい
て、予め設定された許容範囲内にあるか否かを判定し、
判定結果に対応して、物体あるいは人間を検知し、出力
装置29に出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体探知装置およ
び方法に関し、特に、ミリ波によって、物体の有無を探
知できるようにした、物体探知装置および方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、外部からの侵入者等を探知する
方法として反射型の光センサを用いる方法がよく知られ
ている。反射型の光センサは、その発光部が発する光
を、光の進入方向に対して垂直に設置される反射板に照
射し、反射板からの反射光をその受光部で感知するよう
になされており、光センサが反射光を感知できないと
き、光センサと反射板の間に物体が存在するものと判定
される。
【0003】図1は、反射型の光センサの構成例を示し
ている。図1(A)のセンサ1aは、光を発生すると共
に反射板からの光を受信する。センサ1aは、横偏光フ
ィルタ2aおよび縦偏光フィルタ3aを有しており、横
偏光フィルタ2aに光を通過させることによって放射光
4a(横方向の波)を発し、縦偏光フィルタ3aを通過
する反射光(縦方向の波)を受光するようになされてい
る。反射板5aは、センサ1aから離れた所定の位置に
光の進行方向に対して垂直に設置され、センサ1aから
の放射光を、反射させる。このとき、反射板5aは、放
射光の波の向きを90度偏光させて反射させる。
【0004】次に、図1(A)の光センサの動作につい
て説明する。センサ1aは、光を発生すると横偏光フィ
ルタ2aを通過させて、放射光4a(横方向の波)を反
射板5aに放射する。反射板5aは、放射光4aを受け
ると、この光の波の向きを90度偏光させて、反射光6a
(縦方向の波)として反射する。センサ1aは、この縦
偏光フィルタ3aを通過してくる縦方向の波である反射
光6aを受光することによって、センサ1aと反射板5
aの間に、物体が存在しないものと判断し、反射光6a
を受光することができないとき、センサ1aと反射板5
aの間に物体が存在するものと判断する。
【0005】例えば、図1(B)に示すように、表面に
光沢がある物体7が、センサ1bと反射板5bを結ぶ直
線上にあるような場合、物体7は、センサ1bの横偏光
フィルタ2bから放射される放射光4bを受光し、これ
を反射する。しかしながら、反射光6bが、縦偏光フィ
ルタ3bに受光されても、このときの反射光6bは、90
度の偏光がなされていない(横方向の波である)ため、
反射光6bは、縦偏光フィルタ3bを通過することがで
きず、センサ1bは、反射光6bを受光することができ
ない。このため、センサ1bは、センサ1bと反射板5
bの間に物体7が存在することを検知することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
光センサでは、霧、雨、埃等による光の拡散等の外的要
因によって、検知可能な距離が制限されてしまうという
課題があった。
【0007】また、光と同じ電磁波であるミリ波を用い
れば、上記の構成において、拡散の問題は解消され、検
知可能な距離の制限は緩和されるが、ミリ波専用の特殊
な偏光反射板を使用する等によって装置が複雑化すると
共に装置が高価なものになるという課題があった。
【0008】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、光と同じ電磁波であるミリ波を用いて、
特殊な反射板等を使用せず、平易な装置構成によって物
体の探知を行えるようにするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の物体探
知装置は、電波を発生する発生手段と、発生手段によっ
て発生された電波の発生方向に、発生手段から所定の距
離だけ離れた位置に、発生手段によって発生される電波
を正反射させる反射手段と、反射手段によって反射され
た電波、または発生手段によって発生された電波の物体
により反射された電波を受信する受信手段と、受信手段
によって受信された電波が、所定の強度範囲内、かつ、
所定の強度変動範囲内であるか否かを判定する判定手段
と、判定手段の判定結果に対応して物体を探知する探知
手段とを含むことを特徴とする。
【0010】請求項6に記載の物体探知方法は、電波を
発生する発生ステップで発生された電波の発生方向に、
発生ステップで電波が発生される位置から所定の距離だ
け離れた位置に、発生ステップで発生される電波を正反
射させる反射ステップと、反射ステップで反射された電
波、または発生ステップで発生された電波の物体により
反射された電波を受信する受信ステップと、受信ステッ
プで受信された電波が、所定の強度範囲内、かつ、所定
の強度変動範囲内であるか否かを判定する判定ステップ
と、判定ステップの判定結果に対応して物体を探知する
探知ステップとを含むことを特徴とする。
【0011】請求項1に記載の物体探知装置および請求
項6に記載の物体探知方法においては、発射された電波
の反射波が受信され、受信された電波が所定の強度範囲
内、かつ、所定の強度変動範囲であるか否かの判定結果
に対応して、物体が検知される。
【0012】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の物体探知装置の
使用状態を模式的に表している。センサ11は、電波を
発生し、反射板12に向かって出射する。反射板12
は、完全導体としての金属などにより構成され、入射さ
れた電波を正反射する位置に配置される。センサ11
は、この反射された電波を受信することによって、セン
サ11および反射板12の間に物体が存在しないことを
検知する。センサ11と反射板12の間の空間に物体が
存在する場合、出射された電波は、反射板12に到達で
きないので、センサ11は、物体によって反射された電
波を受信する。このときセンサ11は、反射板12から
反射される反射波とは異なる反射波(物体からの反射
波)を受信するため、センサ11および反射板12の間
に物体が存在することを検知することができる。
【0013】図3は、センサ11の内部の構成例を表し
ている。電圧制御発振器21は、信号を発生し、サーキ
ュレータ22と乗算器24に出力している。サーキュレ
ータ22は、図中時計回転方向に隣接する端子に入力を
出力するように動作する。即ち、電圧制御発振器21よ
り入力された信号は、その時計回転方向側の端子に接続
されているアンテナ23に供給される。これにより、電
圧制御発振器21より出力された周波数60GHz帯域の
信号(ミリ波)が、アンテナ23から反射板12に向け
て出射される。
【0014】反射板12あるいは物体から反射された電
波は、アンテナ23で受信され、時計回転方向に隣接す
る端子に接続されている乗算器24に出力される。即
ち、サーキュレータ22は、アンテナ23を送信と受信
とで兼用するため必要とされるものであり、アンテナ2
3を送信用と受信用とで分ける場合には必要がなくな
る。
【0015】乗算器24は、電圧制御発振器21より出
力された信号と、アンテナ23により受信された信号と
を乗算し、そのビート成分を出力する。乗算器24の出
力は、増幅器25により増幅され、信号処理装置26に
出力される。
【0016】増幅器25の出力は、アンテナ23から出
射された電波と受信された電波のビート成分(差の成
分)であるので、センサ11から反射板12の間に物体
がない場合は、図4に示すように、高いレベルで、許容
範囲内のほぼ一定の出力となる。従って、信号処理装置
26は、予め増幅器25からの出力に対して、許容範囲
を設定しておくことによって、これからはずれた場合
に、物体の存在を検知する。
【0017】図5は、センサ11と反射板12の間に不
導体である物体が存在する場合の増幅器25の出力を示
している。不導体は、反射係数が小さいため、増幅器2
5の出力は、図5に示すように、許容範囲として設定し
た範囲より低い出力値となる。このため、信号処理装置
26は、物体が存在することを検知する。
【0018】また、センサ11と反射板12の間に人間
が存在した場合、人間は完全導体ではないため、反射板
12に比べると反射係数が小さく、大部分の電波(ミリ
波)は、人間によって遮断される。しかしながら、セン
サ11の至近距離に人間が存在する場合は、強度の反射
を起すことがあり、前述の許容範囲との大小関係からだ
けでは、誤検知の可能性がある。また、人間は、照射さ
れる電波に対して動く物体となるので、その反射波の波
長は、ドップラー効果により変化する。これによって、
増幅器25からの出力は、図6に示すように、許容範囲
内にあるが、ビート成分に振動(変化成分)が生じるこ
とが知られている。
【0019】そこで、増幅器25によって増幅された出
力の強度が許容範囲内にある場合、信号処理装置26
は、増幅器25から入力されたビート成分をHPF(High P
ass Filter)27に出力し、その高周波成分を取り出
し、ピーク値検出回路28に出力する。ピーク値検出回
路28は、入力された高周波成分の最大振幅を検出し、
信号処理装置26に出力する。信号処理装置26は、こ
の高周波成分の最大振幅に対して予め許容範囲を設定し
ており、この高周波成分の最大振幅が予め設定された許
容範囲を越えた場合、増幅器25から出力されるビート
成分の強度が、許容範囲内にあっても、物体(人間)が
存在することを検知する。
【0020】また、図7に示すように、センサ11と反
射板12の間に金属体41が存在する場合、金属体41
は、電波(ミリ波)に対して正反射物体として、強度の
反射波を発する。従って、金属体41が静止している場
合、図8に示すように、増幅器25の出力は、一定の出
力となるが、許容範囲より、高い値となる。このとき、
信号処理装置26は、許容範囲をはずれた出力値である
ので物体が存在することを検知する。
【0021】さらに、金属体41が、センサ11と反射
板12の間で動いている場合、金属体41から反射され
る電波は、ドップラー効果により波長が変化するので、
許容範囲以上の強度の反射波であるが、出射した電波と
反射波のビート成分は変化するため、図9に示すよう
に、振動が生じる。このとき、信号処理装置26は、増
幅器25からのビート成分が、許容範囲を超えているた
め、物体が存在することを検知する。
【0022】出力装置29は、信号処理装置26から入
力される物体あるいは人間が検知されたことを示す信号
が入力された場合、内蔵するスピーカ(図示せず)に物
体を検知したことを表す警告音を発生させると共に、内
蔵するLCD(Liquid Crystal Display) (図示せず)に、
物体が検出されたことを示す文字やマークを表示させ、
非検知の信号が入力された場合、警告音を発生させず、
LCDに非検出の文字またはマークを表示させる。
【0023】次に、図10のフローチャートを参照し
て、センサ11の動作について説明する。
【0024】ステップS1において、センサ11の電圧
制御発振器21より出力された信号は、サーキュレータ
22および乗算器24に出力される。ステップS2にお
いて、サーキュレータ22は、電圧制御発信器21から
の信号をアンテナ23に出力し、アンテナ23は、受信
した信号を電波として出射する。
【0025】ステップS3において、アンテナ23は、
反射板12あるいは物体によって反射された反射波を受
信し、サーキュレータ22を介して乗算器24に出力す
る。ステップS4において、乗算器24は、電圧制御発
振器21が出力した信号と、アンテナ23からサーキュ
レータ22を介して入力された反射波の信号を乗算し、
そのビート成分(差の成分)を増幅器25に出力する。
ステップS5において、増幅器は、このビート成分を増
幅し、信号処理装置26に出力する。
【0026】ステップS6において、信号処理装置26
は、増幅器25から出力されたビート成分に基づいて、
反射波の強度を測定する。
【0027】ステップS7において、信号処理装置26
は、反射波の強度が、予め設定された許容範囲内である
か否かを判定する。ステップS7において反射波の強度
が予め設定された許容範囲内ではないと判定された場
合、ステップS8において、信号処理装置26は、物体
を検知したことを出力装置29に出力し、出力装置29
に、内蔵するスピーカに物体を検知したことを表す警告
音を発生させると共に、内蔵するLCDに、物体が検出さ
れたことを示す文字やマークを表示させて、処理が終了
される。
【0028】ステップS7において、反射波の強度が予
め設定された許容範囲内であると判定された場合、ステ
ップS9において、信号処理装置26は、ビート成分の
出力をHPF27に出力し、HPF27は、ビート成分の高周
波成分だけを抽出し、ピーク値検出回路28に出力す
る。
【0029】ステップS10において、ピーク値検出回
路28は、高周波成分の中の最大振幅を検出し、信号処
理装置26に出力する。ステップS11において、信号
処理装置26は、入力された最大振幅が予め設定された
許容範囲内であるか否かを判定し、許容範囲を越えてい
ると判定した場合、ステップS12において、人間を検
知したことを出力装置29に出力し、出力装置29に、
内蔵するスピーカに人間を検知したことを表す警告音を
発生させると共に、内蔵するLCDに、人間が検出された
ことを示す文字やマークを表示させて、処理が終了され
る。
【0030】ステップS11において、最大振幅が予め
設定された許容範囲内であると判定された場合、ステッ
プS13において、非検知が出力装置29に出力され、
出力装置29は、警告音を発生させず、LCDに非検出の
文字またはマークを表示させた後、ステップS1に戻
り、それ以降の処理が繰り返される。
【0031】次に、侵入者または侵入物を検出する防犯
装置としてセンサを使用する例について説明する。この
場合、図11に示すように、家屋51を長方形状に取り
囲むように電波の伝送路を形成させるようにセンサ11
a乃至11cおよび反射板12a乃至12fが配置され
る。
【0032】センサ11a乃至11cは、制御装置61
によって制御されている。センサ11aは、制御装置6
1の指令に基づいて、電波(ミリ波)を発生し、伝送路
52aを介して反射板12aに向けて出射する。
【0033】反射板12aは、センサ11aに対して4
5度に傾けられており、入射した電波を入射方向に対し
て90度の方向に反射し、伝送路52bを介して反射板
12bに入射させる。
【0034】反射板12bも反射板12aと同様に、入
射する電波に対して45度に傾けられており、入射した
電波を入射方向に対して90度左に曲げて伝送路52c
を介して反射板12cに入射させる。
【0035】反射板12cは、入射する電波に対して垂
直に設置されており、このため反射板12cに入射され
た電波は、入射方向に対して180度進行方向が変えら
れて、反射する。従って、反射板12cによって反射さ
れた電波は、再び反射板12b,12aによって、90
度右に進行方向が曲げられて、センサ11aで受信され
る。
【0036】また、センサ11bは、電波を発生し、伝
送路52dを介して反射板dに向けて出射する。反射板
12dは、センサ11bに対して45度に傾けられてお
り、入射した電波を90度の方向に反射し、伝送路52
eを介して反射板12eに入射させる。
【0037】反射板12eは、入射する電波に対して垂
直に設置されており、このため反射板12eに入射され
た電波は、入射方向に対して180度進行方向が変えら
れて、反射する。従って、反射板12eによって反射さ
れた電波は、再び反射板12dによって、90度左に進
行方向が曲げられて、センサ11bで受信される。
【0038】同様に、センサ11cは、発生した電波を
伝送路52fを介して反射板12fに向けて出射する。
反射板12fは、入射する電波に対して垂直に設置され
ており、このため反射板12fに入射された電波は、入
射方向に対して180度進行方向が変えられて、反射
し、センサ11cで受信される。
【0039】尚、センサ11a乃至11cで受信された
信号の処理については、上述した場合と同様であるの
で、その説明は省略する。
【0040】上述のように、センサ11a乃至11cお
よび反射板12a乃至12fよって、伝送路52a乃至
52fが、家屋51の周りを取り囲むように配置されて
いる。このため、長方形状の取り囲む範囲の各辺にあた
る部分を境界53a乃至53dとすることによって、制
御装置61は、どの境界から侵入者または侵入物が侵入
したかを特定することができる。
【0041】例えば、境界53a(図11中の左方向)
からの侵入者または侵入物は、センサ11aの伝送路5
2aとセンサ11cの伝送路52fを横切ることにな
る。従って、このときセンサ11a,11cは、侵入者
または侵入物の検出信号の出力を制御装置61に出力す
ることになる。
【0042】また、境界53b(図11中の下方向)か
らの侵入者または侵入物は、センサ11aの伝送路52
bを横切ることになる。従って、このときセンサ11a
のみが、侵入者または侵入物の検出信号の出力を制御装
置61に出力することになる。
【0043】さらに、境界52c(図11中の右方向)
からの侵入者または侵入物は、センサ11aの伝送路5
2cとセンサ11bの伝送路52eを横切ることにな
る。従って、このときセンサ11a,11bは、侵入者
または侵入物の検出信号の出力を制御装置61に出力す
ることになる。
【0044】同様に、境界53dから(図11中の上方
向)からの侵入者または侵入物は、センサ11bの伝送
路52dを横切ることになるので、このときは、センサ
11bのみが、侵入者または侵入物の検出信号の出力を
制御装置61に出力する。
【0045】図12は、上述の侵入者または侵入物の検
出信号を出力するセンサと侵入者または侵入物が横切る
境界との関係を示している。図12に示すように、侵入
者または侵入物が横切る境界と、侵入者または侵入物の
検出信号を出力するセンサとのパターンは、一意的な関
係になっている。そこで、制御装置61は、このパター
ンを予め内蔵のメモリに記憶し、センサ11a乃至11
cから侵入者または侵入物の検出信号を受信した場合、
このパターンと照合することによって、侵入者または侵
入物が、侵入した境界を特定することができる。尚、図
11中の○印は、センサ11a乃至11cが、各境界か
らの侵入者または侵入物を検知したことを示している。
【0046】次に、図13のフローチャートを参照し
て、防犯装置の動作について説明する。制御装置61か
らの指令に基づいて、センサ11a乃至11cによって
電波が発生され、防犯装置が作動している状態で処理が
開始され、ステップS21において、制御装置61は、
センサ11a乃至11cが侵入者または侵入物を検知し
たか否かを判定する。ステップS21において、制御装
置61がセンサ11a乃至11cの全てから非検出の出
力を受信している場合、ステップS22において、制御
装置61は、内蔵するスピーカ(図示せず)に警告音を
発生させず、内蔵するLCD(図示せず)に侵入者または
侵入物が非検出であることを表す文字やマークを表示す
る。
【0047】例えば、境界53aから侵入者が侵入した
場合、侵入者は、センサ11aから出射される電波の伝
送路52aと、センサ11cから出射される電波の伝送
路52fを横切ることになるので、センサ11a,11
cは、侵入者を検知し、制御装置61に出力する。従っ
て、ステップS21において、制御装置61は、侵入者
が検知されたと判断し、ステップS23において、既に
受信しているセンサ11a乃至11cからの検出結果
を、内蔵するメモリに予め記憶されている上述の図12
のパターンと照合し、侵入者が侵入した境界を特定す
る。この例では、センサ11a,11cにおいて侵入者
が検知されているので、制御装置61は、境界53aか
ら侵入者が侵入したことを検出する。
【0048】ステップS24において、制御装置61
は、内蔵するスピーカに警告音を発生させると共に、内
蔵するLCDに侵入者が境界53aから侵入したことを表
す文字やマークを表示し、処理が終了される。
【0049】図11の例におけるセンサ11a乃至11
bおよび反射板12a乃至12fの配置は、1つの例で
あり、他の配置によって各境界からの侵入者または侵入
物を検知するようにしても良い。
【0050】また、図11の例においては、長方形の監
視区域について説明を行ったが、センサと反射板の設置
個所を増やすことによって、さらに複雑な形状の監視区
域の防犯装置として使用しても良い。
【0051】さらに、図11の例において、各センサの
検出結果は、制御装置61に内蔵のスピーカおよびLCD
によって出力されるが、この出力は、例えば、電話回線
などによって警察や警備会社などに出力するようにして
も良い。
【0052】上述のように、電波(ミリ波)を使用した
センサによって、特殊な反射板等を使用せず、平易な回
路構成で、光の散乱等の外的要因による距離の制約を受
けないセンサを構成できる。
【0053】
【発明の効果】請求項1に記載の物体探知装置および請
求項5に記載の物体探知方法によれば、電波のセンサを
特殊な偏光板等を使用せず、平易な回路構成によるセン
サを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光センサの構成例を示す図である。
【図2】本発明を適用したセンサの構成例を示す回路図
である。
【図3】図2のセンサの構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】センサと反射板の間に物体が存在しない場合の
増幅器の出力を示す図である。
【図5】センサと反射板の間に物体が存在する場合の増
幅器の出力を示す図である。
【図6】センサと反射板の間に人間が存在する場合の増
幅器の出力を示す図である。
【図7】センサと反射板の間に金属体がある例を説明す
る図である。
【図8】センサと反射板の間に静止した金属体が存在す
る場合の増幅器の出力を示す図である。
【図9】センサと反射板の間に移動する金属体が存在す
る場合の増幅器の出力を示す図である。
【図10】センサの動作を説明するフローチャートであ
る。
【図11】家屋を取り囲む防犯装置の例を示す図であ
る。
【図12】図11の例において、センサの検出結果と侵
入者または侵入物が侵入する境界の位置の関係を示す図
である。
【図13】図11の例において、防犯装置の動作を説明
するフローチャートである。
【符号の説明】
1a,1b センサ 2a,2b 横偏光フィルタ 3a,3b 縦偏光フィルタ 4a,4b 放射光 5a,5b 反射板 6a,6b 反射光 7 物体 11,11a乃至11c センサ 12,12a乃至12f 反射板 21 電圧制御発信器 22 サーキュレータ 23 アンテナ 24 乗算器 25 増幅器 26 信号処理装置 27 HPF 28 ピーク値検出回路 29 出力装置 51 家屋 52a乃至52f 伝送路 53a乃至53d 境界 61 制御装置
フロントページの続き Fターム(参考) 2G005 DA04 5G055 ED01 ED05 EG08 EG13 5J070 AB24 AD01 AE09 AH25 AH39 AK22 BA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波を発生する発生手段と、 前記発生手段によって発生された電波の発生方向に、前
    記発生手段から所定の距離だけ離れた位置に、前記発生
    手段によって発生される電波を正反射させる反射手段
    と、 前記反射手段によって反射された電波、または前記発生
    手段によって発生された電波の物体により反射された電
    波を受信する受信手段と、 前記受信手段によって受信された電波が、所定の強度範
    囲内、かつ、所定の強度変動範囲内であるか否かを判定
    する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に対応して物体を探知する探知
    手段とを含むことを特徴とする物体探知装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、受信された電波の時間
    的変化を判定することを特徴とする請求項1に記載の物
    体探知装置。
  3. 【請求項3】 前記発生手段によって発生される電波
    は、ミリ波であることを特徴とする請求項1または2に
    記載の物体探知装置。
  4. 【請求項4】 前記物体を探知したとき、警告音を出力
    する出力手段をさらに含むことを特徴とする請求項1,
    2または3に記載の物体探知装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段の判定結果から、前記物体
    の位置を検出する検出手段をさらに含むことを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の物体探知装置。
  6. 【請求項6】 電波を発生する発生ステップと、 前記発生ステップで発生された電波の発生方向に、前記
    発生ステップで前記電波が発生される位置から所定の距
    離だけ離れた位置に、前記発生ステップで発生される電
    波を正反射させる反射ステップと、 前記反射ステップで反射された電波、または前記発生ス
    テップで発生された電波の物体により反射された電波を
    受信する受信ステップと、 前記受信ステップで受信された電波が、所定の強度範囲
    内、かつ、所定の強度変動範囲内であるか否かを判定す
    る判定ステップと、 前記判定ステップの判定結果に対応して物体を探知する
    探知ステップとを含むことを特徴とする物体探知方法。
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