JP2000265448A - 水 門 - Google Patents

水 門

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Publication number
JP2000265448A
JP2000265448A JP11069945A JP6994599A JP2000265448A JP 2000265448 A JP2000265448 A JP 2000265448A JP 11069945 A JP11069945 A JP 11069945A JP 6994599 A JP6994599 A JP 6994599A JP 2000265448 A JP2000265448 A JP 2000265448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weir plate
sheathing board
guide groove
screw shaft
guides
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11069945A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Ito
孝博 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHUBU BIKA KIGYO KK
Original Assignee
CHUBU BIKA KIGYO KK
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Publication date
Application filed by CHUBU BIKA KIGYO KK filed Critical CHUBU BIKA KIGYO KK
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Publication of JP2000265448A publication Critical patent/JP2000265448A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 堰板を水路内において全開させる。 【解決手段】 スクリュー軸5の回動操作によって昇降
動作される堰板2の両サイドに、堰板2が上限に到達す
るまでは係止作用により垂直姿勢を維持させるためのガ
イド3,3を設け、堰板2が上限に到達し、ガイド3,
3に対する係止作用が解除されたら、チェーン8を引っ
張ることによって水平姿勢になるよう跳ね上げ、全開可
能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水門の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】田に水を引いたり用水路内の水を融雪に
利用する場合など、用水路を一時堰き止めて貯水した
り、分水路に送り出す場合に利用されている。そのよう
な水門の一例を挙げると、図7に示すように、地上に突
出させて組み付けたフレーム12により回転自在に支持
されたスクリュー軸5のねじ送りにより、堰板2を開閉
操作するものが知られている。
【0003】この水門は、ハンドル6の位置が高いの
で、中腰になったりしゃがんだりする必要がないため操
作性には優れるが、使用しないときにはフレーム12が
邪魔である。そこで水路の底に堰板を退避させる格納溝
を掘設し、その格納溝内に堰板を押し込み可能とした構
造の水門も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】側溝の上を通路や生活
空間の一部として利用する場合、堰板を上方に引き上げ
できるよう枠体を突出させると昇降機構が通行の邪魔に
なるし、水路の底に格納溝を設ければ、格納溝内に砂や
水草などの異物が詰まり、肝心なときに動作不良を起こ
すことがあるため、メンテナンスを頻繁に行わなくては
ならない。そうなると、枠体を用水路から突出させず、
格納溝も無くした方が良いことになるが、それであると
堰板の大きさが制限されてしまい、例えば、堰板が水路
の高さの半分以上あると、堰板の高さ分にあたる全開位
置まで引き上げようとしてもその途中で上縁が枠につか
えてしまい、それ以上は引き上げられず、全開(堰板の
面積分を開放)させることはできない。つまり、水路か
ら引き出すことなく全開可能とするには、堰板は用水路
の半分以下の高さのものしか採用できないことになる。
それでは充分な貯水量を確保できず、水門としての機能
は半減する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも用
水路の高さの半分以上の高さを有した堰板を、水路から
引き出すことなく全開を可能としたもので、その構成
は、堰板を、所定高さ以下にてほぼ垂直姿勢を維持させ
つつ昇降動作を可能とする昇降機構と、堰板を、所定高
さ以上にて水平姿勢になるまで跳ね上げ動作を可能とす
る跳ね上げ機構とを備えた水門にあり、前記水門は、ガ
イド溝を底から途中まで連続して設け、堰板は、前記ガ
イド溝に両サイドを係合されて垂直姿勢を維持し、ガイ
ド溝から抜け出すことによって跳ね上げ動作を可能とす
ることができる。尚本発明において、ほぼ垂直とは、流
れに対して立ちはだかり、水を堰き止め可能な姿勢をい
うのであって、鉛直である必要はなく、15度位の傾斜
した状態でもかまわない。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る一実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1においては1は枠体であ
り、この枠体1には堰板2が昇降可能に組み付けられて
いる。前記枠体1の両側には、断面コ字状のガイド3,
3が互いに開口面を向かい合わせ、底部から堰板が上限
に到達したときにその堰板の下端より僅かに下に位置す
る高さまで連続して設けられている。即ち、ガイド3,
3は、水路の底部から上部まで連続して設けられてはお
らず、途中までしか設けられていない。それによって堰
板2は、下限から上限に到達する高さの寸前まではガイ
ド3,3と係合するが、上限位置ではガイド3,3から
外れるようになっている。
【0007】枠体1の上縁の中央には軸受け4が固定さ
れ、その軸受け4によってスクリュー軸5が回動自在に
垂直支持されている。前記スクリュー軸5は、前記軸受
け4により支持されている部位より僅かに下の部分Pが
中折れ式構造になっており、上端にはハンドル6が装着
可能になっている。
【0008】一方堰板2の上端には、ナット部材7が固
着されており、そのナット部材7には前記スクリュー軸
5が螺合され、前記ハンドル6を回動操作することで、
堰板2をねじ送りにより昇降移動することができる。又
堰板2の下端にはチェーン8が結び付けられており、そ
のチェーン8の先はグレーチング9などに引っ掛けられ
る。
【0009】このように形成された水門は、堰板2を下
限まで降ろした状態で全閉となり、水位は堰板2の上縁
まで維持されて、それをオーバーする分は、堰板2を乗
り越えて流れ出す(図1)。ハンドル6を回動させて堰
板2を上げてゆくと、堰板2は両サイドがガイド3,3
に係合されてているので、垂直姿勢を保ったまま移動す
る。その間水は堰板2の下を潜って流れ出すので、堰板
2の高さを変化させて流れ出す水の量を調整し、一定水
位を維持することも可能となる(図2)。堰板2は、上
限位置に到達するとガイド3,3から外れてフリーな状
態になり、そこでスクリュー軸5を微少角度回動させな
がら、中折れ部分の折れ曲がり方向を水の流れ方向と一
致させれば、チェーン8を引っ張ることにより堰板2を
跳ね上げ動作させることができる。
【0010】堰板2を水平になるまで跳ね上げ動作する
と、水路は全開され、チェーン8の途中を前記グレーチ
ング9などに設けたフックに係止させるておくことによ
って、その全開状態が維持される(図3)。
【0011】前記実施例はスクリュー軸5を中折れ式と
することで跳ね上げ動作を可能としているが、図4の
(a),(b)に示すように、堰板2をナット部材7に
対して回動自在とすることで跳ね上げ動作を可能にする
こともできる。
【0012】又、図5に示すように、ナット部材7を、
堰板2の両サイドがヒンジプレート10にて蝶着された
昇降ビーム11に取り付けた構造や、図6に示すよう
に、枠体1上縁の梁部12を回動可能に構成し、スクリ
ュー軸5ごと堰板2を跳ね上げ可能とすることもでき、
後者の場合、全開時にスクリュー軸が水路内に突出しな
いので、塵や藻のからみ着きがなくなる。更に図示はし
ないが、ウォームギヤや傘歯車を利用して、回動操作用
の軸をねじ送り用のスクリュー軸と連結し、回動操作用
のスクリュー軸を水平に配置したり、リンクを利用して
跳ね上げ動作させたり、堰板を垂直に保持するための手
段を解除する解除機構を設け、跳ね上げ動作が可能とな
る高さを自由に選択できる構造にしてもかまわない。
【0013】本発明は、堰板を跳ね上げ動作することに
より水門を全開可能とするもので、堰板を昇降動作させ
る昇降機構は、スクリュー軸によるねじ送りに限定され
るものでなく、ラック及びピニオン歯車を利用した引き
上げ式や、紐体による巻き上げ式等が採用される。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、通行の邪魔にならない
よう水路内に組み込んだままでも、跳ね上げ動作させる
ことによって堰板を全開できる。又、ガイド溝を底から
途中まで連続して設け、堰板を、前記ガイド溝に両サイ
ドが係合されている間は垂直姿勢を維持させつつ昇降移
動せしめ、ガイド溝から抜け出すことによって跳ね上げ
動作を可能とすれば、シンプルな構造にて実施できるの
で、動作不良を起こすことがないし、安価にて提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る水門の実施例を、全閉状態にて
示した説明図である。
【図2】 堰板を半開期した状態の説明図である。
【図3】 水路を全開させた状態の説明図である。
【図4】 変更例の説明図である。
【図5】 別の変更例を示した説明図である。
【図6】 更なる別の変更例を示した説明図である。
【図7】 従来例の説明図である。
【符号の説明】
1・・枠体、2・・堰板、3・・ガイド、4・・軸受
け、5・・スクリュー軸、6・・ハンドル、7・・ナッ
ト部材、8・・チェーン、9・・グレーチング、10・
・ヒンジプレート、11・・昇降ビーム、12・・梁
部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 堰板を、所定高さ以下にてほぼ垂直姿勢
    を維持させつつ昇降動作を可能とする昇降機構と、堰板
    を、所定高さ以上にて水平姿勢になるまで跳ね上げ動作
    を可能とする跳ね上げ機構とを備えた水門。
  2. 【請求項2】 ガイド溝を底から途中まで連続して設
    け、堰板は、前記ガイド溝に両サイドを係合されて垂直
    姿勢を維持し、ガイド溝から抜け出すことによって跳ね
    上げ動作を可能とした請求項1に記載の水門。
JP11069945A 1999-03-16 1999-03-16 水 門 Pending JP2000265448A (ja)

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JP11069945A JP2000265448A (ja) 1999-03-16 1999-03-16 水 門

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JP11069945A JP2000265448A (ja) 1999-03-16 1999-03-16 水 門

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ID=13417312

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JP11069945A Pending JP2000265448A (ja) 1999-03-16 1999-03-16 水 門

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200470604Y1 (ko) * 2013-06-10 2013-12-31 주식회사 신정기공 하향개폐식 수문의 상단구조
CN110230292A (zh) * 2019-05-28 2019-09-13 蔡静静 一种带有复位装置且能自动锁定的水利闸门装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200470604Y1 (ko) * 2013-06-10 2013-12-31 주식회사 신정기공 하향개폐식 수문의 상단구조
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