JP2000265302A - 防刃ベスト装着被服の構造 - Google Patents

防刃ベスト装着被服の構造

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JP2000265302A
JP2000265302A JP11074641A JP7464199A JP2000265302A JP 2000265302 A JP2000265302 A JP 2000265302A JP 11074641 A JP11074641 A JP 11074641A JP 7464199 A JP7464199 A JP 7464199A JP 2000265302 A JP2000265302 A JP 2000265302A
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Japan
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vest
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proof vest
proof
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JP11074641A
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English (en)
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Masaru Abe
阿部  勝
Kenzo Koike
顕三 小池
Shunji Koike
俊二 小池
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SUNLIT SANGYO CO Ltd
Original Assignee
SUNLIT SANGYO CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】合繊基材防具を封入した防刃ベストを前身頃の
内側に脱着自在に取り付けた防刃ベスト装着被服の構造
を提供する。 【解決手段】前身頃の内側に、合繊基材防具を袋体封入
形態の防刃ベストを、被服の衿Vゾ−ンで外部から視認
できない部位に、ファスナ−係合部材により装着自在に
取り付けた構成とする。 【効果】簡便な操作により脱着自在に装着でき、凶器等
による突き刺しから人体の器官を防護し、安全性を確保
できる。また、合繊基材の防刃ベストは柔軟性、撓曲性
及び通気性を有し、体型にそい常時動作の妨げとならな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は防刃ベスト装着被服の構
造に関し、合繊基材防具を袋体封入した通気性及び撓曲
性を備えた防刃ベストを前身頃の内側に装着自在に取り
付けた防刃ベスト装着被服の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】古来、武器をとっての戦いは原始時代か
らあり、普通の服装の上にさらに固い皮革や金属板を重
ねて敵の武器による攻撃を防ぐことが行われた歴史があ
るが、現代においても銃弾を防御のための防弾チョッキ
のごとき形態の銃弾防具が知られている。我が国におけ
る甲冑の歴史をみても、古く防御武具として縄文時代頃
にも初期の甲冑があったとももいわれるが、やはり著し
い発達を遂げたのは平安時代後期以後、鎌倉・室町時代
のことであり、ヨ−ロッパのそれと年代をほぼ並行して
おり、その起こりは金属文化になってからのことであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】社会情勢の変遷に伴っ
て我が国でも銃弾による死傷事件が多発しており、たと
えば新聞社会面記事にもみられるところである。また、
銃不法所持のほか、危害を加える銃剣や出刃包丁等の凶
器が犯行に使用されることが多く、警察等の治安担当関
係部門のほか、たとえば銀行、ス−パ−マ−ケットやコ
ンビニ等の警備要員のごとく絶えず凶器の危険に曝され
ている職種も拡がりつつある。
【0004】しかしながら、いわゆる防刃ベスト又は防
刃チョッキと呼ばれるものについてみても、生死にかか
わる身体の重要な器官を守るためにより安全な対応のた
めに金属パネル若しくは樹脂素材を使用されてきている
が、柔軟性や通気性、さらに重量が増える等の難点があ
った。また、防弾チョッキや防刃ベスト等は相手に対し
威圧感や警戒感を与える虞れがある為、不慮の事態や警
護予防対策として通常服装の内側に外部より視認し難
く、できるだけ着装した防具が外観上も目立たない状態
に着装できる必要があり、このため柔軟性や通気性、さ
らに軽量化が望まれる。さらに、身体の重要器官の防護
手段として防護具として少なくとも防刃性能で必要、か
つ十分条件を充足する優れた安全性のほか、該防護具が
可及的広い防護面積を有すると共に、上記の柔軟性なら
びに通気性、軽量化の他、通常着衣の上に着装してでき
るだけ外観上並びに着装上も違和感を解消しえるため、
該防護具を衣服内側に装着する形態についても改善が望
まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために、次のごとき構成とするものである。前
身頃の内側に包袋状の袋体に封入された形態とし、衿合
わせ部でV字状にカットした形状からなり、該袋体の内
部には合成繊維より選ばれた素材の不織布からなる身体
側防具基材、さらに合成繊維より選ばれた素材の織物か
らなる外側防具基材をそれぞれ少なくとも複数枚以上を
積層状とし、かつ右上部に地縫したファスナ−係合部
材、左上部および下側左右には力布芯を貼り中心線上に
穴かがりを設けた三角蓋の構成からなり、総重量800
g以下、防刃性能20ジュ−ル以上である防刃ベスト
を、被服の衿Vゾ−ンで外部から視認できない部位に装
着自在に取り付けた防刃ベスト装着被服の構造とするこ
とにより達成した。
【0006】
【実施例】図1は本発明の防刃ベストを装着した被服の
構造を示す正面説明図、図2は防刃ベストを装着した被
服の構造を示す一部切欠正面説明図、図3は防刃ベスト
を装着する前身頃の内側の形態を示す要部説明図であ
る。図1〜3に示す如く、被服本体1での前身頃2の内
側において、3は身返し、4は前裏、5は細腹、6は脇
線、7は左内ポケット、8は裾ベルトであって、前記前
身において、前身頃2で前記左内ポケット7の上部位置
に防刃ベスト9を装着自在に取り付ける為のファスナ−
係合部材11のファスナ−留歯具13を縫合する装着用
当布9が縫着されている。
【0007】装着用当布10には力布芯を貼り、そのほ
ぼ中心位置にはファスナ−係合部材11のファスナ−係
合金具12と噛み合わせるファスナ−留歯具13を前身
頃2の内側の左内ポケット7の上部位置に縫い付け固定
された構成であり、該留歯具13は例えば1インチ間1
1ケである。また、前身頃2の内側には防刃ベスト9の
三角蓋16の穴かがり15に対応した装着止め釦20が
縫着固定されている。
【0008】本発明における防刃ベスト9では、該防刃
ベスト9の側の右上部近傍に縫合されたファスナ−係合
金具12と噛み合わせるファスナ−留歯具13は被服本
体1の前身頃2の内側に縫合固定されており、相互に噛
み合わせ閉塞状態とすることにより該防刃ベスト9を被
服本体1の前身頃2の内側での装着状態を達成する。ま
た、装着を必要としない場合には、前身頃2の内側のフ
ァスナ−係合部材11の部位でファスナ−係合金具12
をスライドしてファスナ−留歯具13より離脱状態とす
ることにより、該防刃ベスト9を前身頃2の内側のファ
スナ−係合部材11の部位より外すことができる。この
様に本発明における防刃ベスト9を装着自在とした被服
の構造では、防刃ベスト9はファスナ−留歯具13と噛
み合わせるファスナ−係合金具12をスライドさせ端縁
を超えて離脱させることにより防刃ベスト9を被服本体
1より分離した形態とすることが可能である。
【0009】本発明において、前身頃2の内側のファス
ナ−係合部材11は着装に際してできるだけ嵩張りとな
らず、且つ着装上も普通衣、或いは職服、制服等の下に
着ていても体型にできるだけフィットし常時動作でも妨
げにならず、違和感を抑制できるようにした構成が適当
である。この為前記ファスナ−係合部材11のファスナ
−係合金具12も嵩張らず、また、ファスナ−留歯具1
3も比較的小さく、これらの係合機構の厚さを抑えた構
成とすることが適当である。さらに前記ファスナ−係合
部材11の部位では反復係合脱着の操作により被服生地
等を傷め易い難点があるため、上記のごとき係合機構が
嵩張らず、力布芯を貼り防刃ベスト9を装着係合する箇
所には装着用当布10を設け、これに縫合し取り付けた
柔軟性や撓曲性を保持又は吸収できるファスナ−係合部
材11の形態が適当である。
【0010】本発明に係る防刃ベスト装着被服の構造に
おいて、該防刃ベストは突き刺し等により人体の重要な
器官を守る為防護面積を広く取るとき嵩高さや重量増加
を伴うが、可及的広い防護面積を設けた構成が適当であ
る。また、被服での防刃ベストの装着箇所並びにその装
着手段こそ取扱の集約箇所であるが、前記装着箇所は被
服の前身頃2の内側に少なくとも外部より視認状態を避
けた構成並びに防刃ベスト9が防具基材を内蔵封入した
形態の為、着装上も異常な嵩張りや膨隆感、違和感が難
点である。この為上記の様なファスナ−係合部材11の
採用の他、違和感の解消には優れた安全性を確保できる
ことを前提とするが、できるだけ薄く且つ突き刺し等の
攻撃に対し強靱な防護機能を発揮することが適当であ
る。
【0011】図4は本発明に係る被服本体に装着自在と
した防刃ベストの構造を示す正面説明図、図5は図4の
A−A線断面説明斜視図であり、防刃ベスト9は衿合わ
せ部14でV字状にカットした形状からなり、防刃ベス
ト9の装着用当布10に地縫したファスナ−係合部材1
1でのファスナ−係合金具12、左上部の突出端には1
箇所および下側左右にはそれぞれ1箇所には力布芯を貼
り中心線上に穴かがり15を設けた三角蓋16が縫合し
取り付けられた構成である。
【0012】前記防刃ベスト9は図5の断面説明図で示
すごとく袋体封入形態であって、該袋体17の内部に
は、着装時の身体側にパラ系アラミド繊維(商標トアロ
ン)からなる身体側防具基材18の不織布を2枚、ま
た、外側にはパラ系アラミド繊維(商標ケブラ−)から
なる外側防具基材19の織物10枚を積層状とした内蔵
封入した構成からなり、総重量800g以下、防刃性能
20ジュ−ル以上、好ましくは25ジュ−ル以上であ
る。上記のようにパラ系アラミド繊維のごとく従来の金
属系素材を用いた防刃ベストに代えて、合成繊維素材を
用いた構成では、優れた安全性の確保の課題を達成する
ことができると共に、柔軟性、通気性および撓曲性を備
え、また、防刃機能という目的に沿って、外部から視認
できない衿合わせ部14でV字状にカットした防刃ベス
ト9の形態は、人体の生死にかかわる重要な器官を出刃
包丁やアイスピックその他の凶器等による突き刺しや攻
撃に対応できる構成である。
【0013】以上本発明の一実施例を説明したが、本発
明は上述の構成に限定されるものではなく本発明の要旨
を逸脱しない限りの設計変更等は本発明の範囲に含まれ
る。
【0014】
【発明の効果】本発明は上記のような構成からなり、凶
器等による突き刺しから人体の生死にかかわる重要な器
官を防護する防刃ベストを、外部より視認し難く、広い
防護面積を確保し、かつ前身頃の内側に縫合した装着用
当布に開閉型ファスナ−の係合部材を嵩高とせず設け、
簡便な操作により着脱自在に装着できる利点がある。ま
た、防刃ベストには主として合繊素材を使用するため柔
軟性、撓曲性および通気性を有し、平常の職服等の下に
装着して違和感がなく常時動作を損なわず着装すること
ができ、不意の攻撃に対応できる優れた安全性を確保で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防刃ベストを装着した被服の構造を示
す正面説明図である。
【図2】防刃ベストを装着した被服の構造を示す一部切
欠正面説明図である。
【図3】防刃ベストを装着する前身頃の内側の形態を示
す要部説明図である。
【図4】被服本体に装着自在とした防刃ベストの構造を
示す正面説明図である。
【図5】図4のA−A線断面説明斜視図である。
【符号の説明】
1 被服本体 2 前身頃 3 身返し 4 前裏 5 細腹 6 脇線 7 左内ポケット 8 裾ベルト 9 防刃ベスト 10 装着用当布 11 ファスナ−係合部材 12 ファスナ−係合金具 13 ファスナ−留歯具 14 衿合わせ部 15 穴かがり 16 三角蓋 17 袋体 18 身体側防具基材 19 外側防具基材 20 装着止め釦
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月24日(1999.5.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 俊二 大阪府大阪市中央区谷町3丁目6番7号 株式会社サンリット産業内 Fターム(参考) 3B011 AA01 AB04 AC04 AC17 AC18 AC22 3B031 AA01 AB06 AB08 AB09 AB11 AC02 AC03 AC16 AC20 AD05 AE02 3B035 AA02 AA03 AB03 AB06 AB07 AB14 AB18 AC02 AC20 AC24 AD02 AD03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前身頃の内側に袋体封入形態の防刃ベス
    トを被服の衿Vゾ−ンで外部から視認できない部位に装
    着自在に取り付けたことを特徴とする防刃ベスト装着被
    服の構造。
  2. 【請求項2】 前記防刃ベストが衿合わせ部でV字状に
    カットした形状からなり、右上部に地縫したファスナ−
    係合部材、左上部および下側左右には力布芯を貼り中心
    線上に穴かがりを設けた三角蓋の構成からなる請求項1
    記載の防刃ベスト装着被服の構造。
  3. 【請求項3】 前記防刃ベストが袋体封入形態であっ
    て、該袋体の内部には合成繊維素材を用いた不織布から
    なる身体側防具基材、さらに合成繊維素材を用いた織物
    からなる外側防具基材をそれぞれ少なくとも複数枚以上
    を積層状とし封入形態に構成してなり、総重量800g
    以下、防刃性能20ジュ−ル以上である請求項1〜2記
    載の防刃ベスト装着被服の構造。
JP11074641A 1999-03-19 1999-03-19 防刃ベスト装着被服の構造 Pending JP2000265302A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004049845A1 (ja) * 2002-12-02 2004-06-17 Marubun Satoh Co.,Ltd. インナー付き制服および制服用インナー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004049845A1 (ja) * 2002-12-02 2004-06-17 Marubun Satoh Co.,Ltd. インナー付き制服および制服用インナー

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