JP2000264072A - 自動車用epdmゴム製紐状シール製品 - Google Patents

自動車用epdmゴム製紐状シール製品

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JP2000264072A
JP2000264072A JP11067682A JP6768299A JP2000264072A JP 2000264072 A JP2000264072 A JP 2000264072A JP 11067682 A JP11067682 A JP 11067682A JP 6768299 A JP6768299 A JP 6768299A JP 2000264072 A JP2000264072 A JP 2000264072A
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JP
Japan
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string
sealant
epdm rubber
door
sealing material
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Pending
Application number
JP11067682A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobumasa Sato
信雅 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nishikawa Rubber Co Ltd filed Critical Nishikawa Rubber Co Ltd
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の自動車用のウエザーストリップやグラ
スラン等のEPDMゴム製紐状シール製品は、ボディや
ドアガラスから受ける衝撃や摩擦によって伸び易いため
にシール性が低下してしまい、また、その取付けも困難
である。 【解決手段】 EPDMゴムで押出成形される自動車用
の紐状シール材21に、同じオレフィン系のポリプロピ
レンまたはポリエチレンの繊維で構成される糸22を、
前記押出成形時に埋設して、前記紐状シール材21の伸
びを低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、例えば、自動車
のドアに取り付けられボディとのシール性を維持するド
アウエザーストリップや、同じくドアに取り付けられド
アガラスとのシール性を維持するグラスラン等のEPD
M(エチレンプロピレン非共役ジエン三元共重合体)ゴ
ム製の紐状シール製品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 一般に、自動車用ウエザーストリップ
はEPDMゴムで成形され、そのうち特にEPDMゴム
を発泡してスポンジゴム状としたものは、モジュラス
(引張応力)が低いため伸び易い。従って、ドアの開閉
などによる衝撃や摩擦等によってずれが生じ易く、ドア
とボディとの間のシール性が低下するといった問題があ
る。
【0003】この自動車用ウエザーストリップは、基部
へ両面テープを貼り付ける際の貼着加工や、基部からク
リップ頭部挿入用中空までの穴あけ加工等を行う際にも
容易に伸びてしまうため、それらの加工が難しくなると
いう問題も併せて有する。
【0004】また、自動車用のEPDMゴム製グラスラ
ンは、ドアガラスの昇降による衝撃や摩擦によって伸び
易く、ドアとドアガラスとのシール性が低下したり、ま
た、サッシュやリテーナー等に取付ける際の加工が必ず
しも容易ではないといった問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 解決しようとする課
題は、従来の自動車用のウエザーストリップやグラスラ
ン等の芯材を含まないEPDMゴム製紐状シール製品
は、ボディやドアガラスから受ける衝撃や摩擦によって
伸び易いためにシール性が低下してしまい、また、その
取付けも困難なことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 図1乃至図4を参照し
て説明する。本発明は、EPDMゴムで押出成形される
自動車用の紐状シール材21に、同じオレフィン系のポ
リプロピレンまたはポリエチレンの繊維を撚って構成さ
れる糸22を、前記押出成形時に埋設して、前記紐状シ
ール材21の伸びを低減してなるウエザーストリップや
グラスラン等の紐状シール製品である。
【0007】
【発明の実施の形態】 本発明の第一実施形態につい
て、図1および図2を参照して説明する。この自動車用
EPDMゴム製紐状シール製品20は、図1のAで示す
部分において、ドア12のドア枠13に取り付けられ、
ボディ11との間をシールするドアウエザーストリップ
である。このドアウエザーストリップ20は、リテーナ
に取付けられる基部23と、ボディ11に弾接する中空
シール部24およびリップ部25とで構成される。本体
部分であるEPDMゴム製の紐状シール材21は発泡さ
れてスポンジゴム化されている。
【0008】この紐状シール材21の基部23には、E
PDMゴムと同じオレフィン系のポリプロピレン繊維を
撚って構成された糸22が二本埋設されている。当該糸
22の埋設は、EPDMゴム材を押出成形して紐状シー
ル材21を成形する際に埋設されるものであり、紐状シ
ール材21の全長にわたって存在する。なお、本実施形
態において、糸22は基部23に埋設されているが、必
要に応じて中空シール部24やリップ部25等に埋設す
ることができる。
【0009】本発明の第二実施形態を、図1および図3
に示す。本実施形態も、図1のAで示す部分におけるド
ア枠13に取付けられ、ボディ11との間のシールを達
成するEPDMゴム製でスポンジゴム状のドアウエザー
ストリップであり、その基部23の全長にわたって4本
のポリエチレン繊維で構成される糸22が埋設されてい
る。なお、糸22の数は、必要に応じて適宜設定され
る。
【0010】本発明の第三実施形態を、図1および図4
を参照して説明する。この紐状シール製品20も、同じ
く図1のAで示す部分におけるドア枠13に取り付けら
れるもので、ドアガラス14と弾接するEPDMゴム製
のグラスランである。このグラスラン20は、スポンジ
ゴム状とされておらず、リテーナに取付けられるベース
部26とドアガラス14に弾接する一対の弾接部27と
から構成されている。また、ベース部26にはその全長
にわたってポリプロピレンで構成される糸22が三本、
押出成形時に埋設されている。
【0011】作用について説明する。上記第一実施形態
と第二実施形態に示す紐状シール製品(ドアウエザース
トリップ)20および第三実施形態に係る紐状シール製
品(グラスラン)20のいずれにおいても、紐状シール
材21中に埋設されたポリプロピレンまたはポリエチレ
ンの繊維で構成された糸22は、紐状シール材21を構
成するEPDMゴムと同じオレフィン系であるので、紐
状シール材(EPDMゴム)21を加硫する際に当該紐
状シール材21に熱融着して強固に接着する。
【0012】従って、ドア12の開閉またはドアガラス
14の昇降によって衝撃や摩擦を受けて、紐状シール材
21が伸長する状態となっても、その状態は糸22によ
って阻まれる。従って、紐状シール製品20は原形を維
持することができ、ボディ11またはドアガラス14と
のシール性を良好に維持することができる。
【0013】また、紐状シール材21の伸びが抑制され
るので、当該紐状シール製品20の基部23に両面テー
プを貼着加工する際や、基部23からクリップ頭部挿入
中空28までの穴あけ加工等を行う際に従来製品のよう
に伸びることがない。従って、その取付けや加工が容易
である。
【0014】また、埋設される糸22はポリプロピレン
等の繊維を複数撚って構成されるものであるので、紐状
シール材21を押出成形する際に当該紐状シール材21
に容易に挿入埋設することができる。すなわち、複数の
繊維を撚って構成した糸22は、一本の繊維等で構成さ
れる糸と比較して巻き癖がつきにくい。この糸22は、
ドラム等に巻いておいたものを紐状シール材21の押出
成形時に送り出すものであるが、巻き癖がついていない
ので、容易に紐状シール材21中に挿入埋設することが
でき、取り扱い時における自由度が高い。また、この糸
22は、複数の繊維で構成されているので、一本の繊維
で構成される糸と比較して折れ難く、従って、強度も高
い。
【0015】さらに、EPDMゴムとポリエチレンまた
はポリプロピレンは同じオレフィン系であるので、分離
することなくリサイクルすることができる。よって、リ
サイクルが容易である。
【0016】なお、本発明に係る自動車用EPDM製紐
状シール製品20は、各実施形態で説明したドアウエザ
ーストリップとグラスランに限定されるものではなく、
他のEPDMゴム製の紐状シール製品を含むものであ
る。また、自動車用シール製品20以外のEPDMゴム
製品への利用も可能である。
【0017】
【発明の効果】 本発明は、EPDMゴムで押出成形さ
れる自動車用の紐状シール材21に、同じオレフィン系
のポリプロピレンまたはポリエチレンの繊維で構成され
る糸22を、押出成形時に埋設したので、当該糸22は
紐状シール材(EPDMゴム)21を加硫する際に紐状
シール材21に熱融着して強固に接着する。
【0018】従って、ドア12の開閉等によって紐状シ
ール材21が伸びる状態となっても、その伸びは糸22
によって阻止され、紐状シール製品20はそのシール性
を良好に維持することができる。
【0019】また、紐状シール材21の伸びが糸22に
よって抑制されるので、基部への両面テープの貼着や基
部への穴あけ加工等が容易である。
【0020】また、埋設される糸22は繊維を撚って構
成されているので、ドラム等に巻いても巻き癖がつか
ず、容易に紐状シール材21中に挿入埋設することがで
きると共に、折れ難いので強度も高く、紐状シール材2
1の伸びをより効果的に低減することができる。
【0021】さらに、EPDMゴムとポリエチレンまた
はポリプロピレンは同じオレフィン系であるので、リサ
イクルが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の紐状シール製品が取付けられる自動
車を示す側面図である。
【図2】 本発明の第一実施形態に係る紐状シール製品
を示す垂直断面図である。
【図3】 本発明の第二実施形態に係る紐状シール製品
を示す垂直断面図である。
【図4】 本発明の第三実施形態に係る紐状シール製品
を示す垂直断面図である。
【符号の説明】
10 自動車 11 ボディ 12 ドア 13 ドア枠 14 ドアガラス 20 紐状シール製品 21 紐状シール材 22 糸 23 基部 24 中空シール部 25 リップ部 26 ベース部 27 弾接部 28 クリップ頭部挿入用中空
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 223:00 B29L 31:30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 EPDMゴムで押出成形される自動車用
    の紐状シール材(21)に、同じオレフィン系のポリプ
    ロピレンまたはポリエチレンの繊維を撚って構成される
    糸(22)を、前記押出成形時に埋設して、前記紐状シ
    ール材(21)の伸びを低減してなる自動車用EPDM
    ゴム製紐状シール製品。
  2. 【請求項2】 紐状シール材がウエザーストリップであ
    ることを特徴とする請求項1記載の自動車用EPDMゴ
    ム製紐状シール製品。
  3. 【請求項3】 紐状シール材がグラスランであることを
    特徴とする請求項1記載の自動車用EPDMゴム製紐状
    シール製品。
JP11067682A 1999-03-15 1999-03-15 自動車用epdmゴム製紐状シール製品 Pending JP2000264072A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6386619B1 (en) * 1999-08-24 2002-05-14 Nishikawa Rubber Co., Ltd. Retainerless weather strip
JP2006239907A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd 軟質長尺ワークの加工方法
US7669370B2 (en) 2006-04-24 2010-03-02 Toyoda Gosei Co., Ltd. Automobile weather strip
JP2011084119A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd グラスラン

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