JP2000260048A - 光情報記録方法 - Google Patents

光情報記録方法

Info

Publication number
JP2000260048A
JP2000260048A JP11059639A JP5963999A JP2000260048A JP 2000260048 A JP2000260048 A JP 2000260048A JP 11059639 A JP11059639 A JP 11059639A JP 5963999 A JP5963999 A JP 5963999A JP 2000260048 A JP2000260048 A JP 2000260048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording power
test writing
average value
optimum
writing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11059639A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyouso Watanabe
祥聡 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP11059639A priority Critical patent/JP2000260048A/ja
Publication of JP2000260048A publication Critical patent/JP2000260048A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 最適記録パワーを求めるための試し書きに際
して基準となる記録パワーを極力適確に設定し得る光情
報記録方法を提供する。 【解決手段】 光情報記録媒体に情報を記録する際に、
保管領域から前回までの試し書きで求めた最適記録パワ
ーの平均値を読み出して(S1)、今回の試し書きの基
準となる記録パワーを設定し記録パワー選択範囲を設定
して試し書きを行ない(S2)、最適記録パワーを求め
る(S4)ことで、試し書きを行なうべき記録パワー選
択範囲を狭め得るのはもちろん、基準となる記録パワー
の設定には前回までの全ての各試し書きにおける最適記
録パワーを同じ重みで考慮した平均値(S5)を用いる
ので、試し書きを数回行なっている場合、直前の前回の
試し書きの結果のみに大きく左右されることなく、その
光情報記録媒体に適した安定かつ適確な基準となる記録
パワーの設定が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書込み可能な光情
報記録媒体に対して記録を行なうための記録パワーを最
適化し得る光情報記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種情報を記録する情報記録分野におい
て、書込み可能な色素系メディアや相変化型メディアの
ような光情報記録媒体や書込み可能な光情報記録媒体用
の光情報記録再生装置が出てきている。このような光情
報記録再生装置を用いて情報の記録を行なおうとする場
合、光情報記録媒体の薄膜の密度や斑など個体差により
特性が微妙に異なるため、情報の記録を行なう光情報記
録媒体の特性に合わせたレーザビームによる記録パワー
制御を行なう必要がある。
【0003】また、記録前に照射するレーザビームの最
適記録パワー制御(OPC:Optimum Power Contro
l)と称される試し書きが行われていないと、記録した
情報を再生する際にジッタが大きくなり、正確な情報の
再生が行なえなくなる可能性も生ずる。OPCはジッタ
を抑えるために非常に有効な方法の一つであり、光情報
記録媒体のPCA(Power Calibration Area)と称
される試し書き領域に所定の情報を記録し再生すること
により行われれる。
【0004】ここに、情報を記録するデータ領域に対し
て最適記録パワーを求めるためには、試し書きをする際
の基準となる記録パワーの設定を行なう必要がある。こ
の試し書きをする際の基準となる記録パワーを素早く決
められれば記録時間を短縮し得ることとなる。
【0005】このため、従来にあっては、例えば特開平
10−134355号公報に示されるように、光情報記
録媒体に情報を記録する光記録方法において、テスト記
録(試し書き)により最適記録パワーを求める際に、前
回又は以前に行なったテスト記録により求めた最適記録
パワーの値を含んで記録パワー選択範囲を設定し、この
記録パワー選択範囲中から記録パワーを選択してテスト
記録を行なうようにしたものがある。これによれば、新
たなテスト記録によって求まる最適記録パワーが前回の
最適記録パワーの近傍にある確率が極めて高いため、前
回の最適記録パワーを中心としてその近傍のみをカバー
する比較的狭い範囲の記録パワー選択範囲を設定すれば
よいので、テスト記録に要する時間を短縮できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平10
−134355号公報に示される従来方式の場合、試し
書きを行なう際の記録パワー選択範囲を比較的狭められ
るものの、試し書きを何回か行なった場合でも、前回の
試し書き時の結果に大きく左右される基準となる記録パ
ワーの設定となってしまい、今回のテスト記録に際して
基準となる記録パワーの設定がその光情報記録媒体にと
って必ずしも適確とはならない。
【0007】そこで、本発明は、最適記録パワーを求め
るための試し書きに際して基準となる記録パワーを極力
適確に設定し得る光情報記録方法を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所定の情報を保管しておく保管領域と試し書きを行う試
し書き領域とを有する光情報記録媒体に対する最適記録
パワーを前記試し書き領域に対する試し書きにより求め
る際、前回までの試し書きで求めた最適記録パワーの平
均値を前記保管領域から読み出し、その最適記録パワー
の平均値に基づき今回の試し書き時の記録パワー選択範
囲を設定し、この記録パワー選択範囲内で複数の記録パ
ワーを選択して各々前記試し書き領域に対する試し書き
を行い、その試し書き結果の検出・評価により最適記録
パワーを求めて前記保管領域中に新たに保管させるとと
もに、前記保管領域中に保管されている前回までの各試
し書きによる全ての最適記録パワーと今回の試し書きに
よる最適記録パワーとの平均値を算出してこの保管領域
中に新たな最適記録パワーの平均値として更新保管させ
るようにした。
【0009】従って、光情報記録媒体に情報を記録する
際に、保管領域から前回までの試し書きで求めた最適記
録パワーの平均値を読み出して今回の試し書きの基準と
なる記録パワーを設定して記録パワー選択範囲を設定す
るので、この記録パワー選択範囲を狭め得るのはもちろ
ん、前回までの全ての各試し書きにおける最適記録パワ
ーを同じ重みで考慮した平均値を用いるので、試し書き
を数回行なっている場合、直前の前回の試し書きの結果
のみに大きく左右されることなく、その光情報記録媒体
に適した安定かつ適確な基準となる記録パワーの設定が
可能となる。
【0010】請求項2記載の発明は、所定の情報を保管
しておく保管領域と試し書きを行う試し書き領域とを有
する光情報記録媒体に対する最適記録パワーを前記試し
書き領域に対する試し書きにより求める際、前回までの
試し書きで求めた最適記録パワーの平均値を前記保管領
域から読み出し、その最適記録パワーの平均値に基づき
今回の試し書き時の記録パワー選択範囲を設定し、この
記録パワー選択範囲内で複数の記録パワーを選択して各
々前記試し書き領域に対する試し書きを行い、その試し
書き結果の検出・評価により最適記録パワーを求めると
ともに、前記保管領域中に保管されている前回までの最
適記録パワーの平均値と今回の試し書きによる最適記録
パワーとの2つの値の平均値を算出してこの保管領域中
に新たな最適記録パワーの平均値として更新保管させる
ようにした。
【0011】従って、光情報記録媒体に情報を記録する
際に、保管領域から前回までの試し書きで求めた最適記
録パワーの平均値を読み出して今回の試し書きの基準と
なる記録パワーを設定して記録パワー選択範囲を設定す
るので、この記録パワー選択範囲を狭め得るのはもちろ
ん、前回までの試し書きによる最適記録パワーの平均値
と今回の試し書きによる最適記録パワーとの平均値を新
たな最適記録パワーの平均値とするので、直前の試し書
きに重みを持たせた最適記録パワーの平均値となり、光
情報記録媒体の記録面の状態変化や経時変化に則して、
その光情報記録媒体に適した安定かつ適確な基準となる
記録パワーの設定が可能となる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の光情報記録方法において、今回の試し書き時の基準
となる記録パワーを前回までの試し書きで求められて前
記保管領域から読み出された最適記録パワーの平均値に
基づき設定した後、その基準となる記録パワーを中心と
して微小な前後範囲の記録パワー選択範囲内で試し書き
用の複数の記録パワーを割り振るようにした。
【0013】従って、請求項1又は2記載の光情報記録
方法を実現する上で、記録パワー選択範囲を極力狭める
ことができ、最適記録パワーを求める時間を短縮でき
る。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の光情報記録方法において、今回の試し書き時の基準
となる記録パワーを前回までの試し書きで求められて前
記保管領域から読み出された最適記録パワーの平均値に
基づき設定した後、その基準となる記録パワーを中心と
して微小な前後範囲の記録パワー選択範囲内で試し書き
用の複数の記録パワーを細分割して割り振るようにし
た。
【0015】従って、請求項1又は2記載の光情報記録
方法を実現する上で、記録パワー選択範囲を極力狭める
ことができ、処理時間を特に短縮しなくてもよければ、
この狭い範囲で試し書き用の記録パワーを細分割して割
り振ることで、最適記録パワーを高精度に求めることが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図3に基づいて説明する。図1は本実施の形態が
適用される光情報記録媒体1の構成例を示すもので、そ
の最内周部付近には保管領域2が割当てられ、中間部分
には試し書きを行うための試し書き領域3が割当てら
れ、それ以外の部分の大半は実際の各種情報を記憶する
ためのデータ領域4が割当てられている。保管領域2
は、図1(b)中に示すように過去の各試し書きで求め
た最適記録パワーPnなる所定の情報を保管しておく保
管領域Mdと、前回までの試し書きて求めた最適記録パ
ワーの平均値Paなる所定の情報を保管しておく保管領
域Maとを有する。試し書き領域3は、図1(b)中に
示すようにn個分の領域Tnを有する。
【0017】このような光情報記録媒体1に対して試し
書きを行い、レーザビームの最適記録パワーを求める処
理例を図2に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、情報を光情報記録媒体1に書き込む指示を受ける
ことにより、その保管領域Maから前回までの試し書き
で求めた最適記録パワーの平均値Paの情報を読み出し
(ステップS1)、対応する試し書き領域3中の領域T
nに試し書きを行なう(S2)。このとき、保管領域M
aから読み出した最適記録パワーの平均値Paを今回の
試し書きにおける基準の記録パワーとして設定し、この
基準の記録パワーの強度に対してより強い強度の記録パ
ワーとより弱い強度の記録パワーとの複数の記録パワー
を用いて試し書きを行なう。領域Tnへの試し書きが終
了したら、書き込んだ情報を読み出して(S3)、その
試し書き結果を元のデータと比較し評価することによ
り、最適記録パワーを求める(S4)。
【0018】引き続き、今回の試し書きで求めた最適記
録パワーと前回までの各試し書きで求めた各々の最適記
録パワーとの全ての最適記録パワーについてその平均値
を求め(S5)、求められた平均値を新たな最適記録パ
ワーの平均値として保管領域Maに更新保管し、併せ
て、今回の試し書きで求めた最適記録パワーを保管領域
Mdに保管する(S6)。
【0019】このようなステップS5,S6の処理例を
図3に示す模式図を参照して説明する。図3(a)は今
回の試し書きを行なう前の保管領域2の状態、図3
(b)は今回の試し書きによる最適記録パワー決定後の
保管領域2の状態を模式的に示すものである。まず、今
回の試し書きに先立ち、保管領域Mdには前回までの各
試し書きで各々求めてきた最適記録パワーがP1,P
2,…,Pn-1の如く、全て記憶されている。また、前
回までのn−1回の試し書きで求めてきた最適記録パワ
ーP1,P2,…,Pn-1全ての平均値が保管領域Ma
にPa(n-1)として記憶されている。今回の試し書きの
際の基準とする記録パワーにはこの平均値Pa(n-1)を
用いて行なう。
【0020】そして、実際に今回の試し書きを行ない、
その結果の検出・評価により求められた今回の最適記録
パワーをPnとすると、保管領域Mdに保管されている
情報を用いて、(P1+P2+…+Pn-1+Pn)/n
=Pa(n)なる新たな平均値を求める演算を行ない、図
3(b)に示すように求めた最適記録パワーの平均値P
a(n)を保管領域Maに更新保管させるとともに、今回
求めた最適記録パワーPnをそのまま保管領域Mdに保
管する。
【0021】従って、本実施の形態によれば、光情報記
録媒体1に情報を記録する際に、保管領域Maから前回
までの試し書きで求めた最適記録パワーの平均値Paを
読み出して今回の試し書きの基準となる記録パワーを設
定して記録パワー選択範囲を設定するので、試し書きを
行なうべき記録パワー選択範囲を狭め得るのはもちろ
ん、前回までの全ての各試し書きにおける最適記録パワ
ーP1〜Pn-1を同じ重みで考慮した平均値Pa(n-1)
を用いるので、試し書きを数回行なっても、直前の前回
の試し書きの結果のみに大きく左右されることなく、そ
の光情報記録媒体1が持つ特性に適した安定かつ適確な
基準となる記録パワーの設定が可能となる。
【0022】本発明の第二の実施の形態を図4及び図5
に基づいて説明する。本実施の形態は、基本的には、第
一の実施の形態と同様であるが、光情報記録媒体1にお
いて保管領域2中に保管領域Mdを有さず、保管領域M
aのみを有するものである。
【0023】このような光情報記録媒体1に対して試し
書きを行い、レーザビームの最適記録パワーを求める処
理例を図4に示すフローチャートを参照して説明する。
今回の試し書きにより最適記録パワーPnを求めるまで
の処理は、図2の場合のステップS1〜S4と同様に行
われる。
【0024】最適記録パワーPnを求めた後(S4)、
本実施の形態では、この最適記録パワーPnと保管領域
Maから読み出した最適記録パワーの平均値Pa(n-1)
との2つの値の平均値Pa(n)を求める(S7)。この
ように求められた平均値Pa(n)を新たな最適記録パワ
ーの平均値として保管領域Maに更新保管する(S
8)。
【0025】このようなステップS7,S8の処理例を
図5に示す模式図を参照して説明する。図5(a)は今
回の試し書きを行なう前の保管領域2の状態、図5
(b)は今回の試し書きによる最適記録パワー決定後の
保管領域2の状態を模式的に示すものである。まず、今
回の試し書きに先立ち、保管領域2には前回までのn−
1回の試し書きで求めてきた最適記録パワーの平均値の
みが保管領域MaにPa(n-1)として記憶されている。
今回の試し書きの際の基準とする記録パワーにはこの平
均値Pa(n-1)を用いて行なう。
【0026】そして、実際に今回の試し書きを行ない、
その結果の検出・評価により求められた今回の最適記録
パワーをPnとすると、(Pa(n-1)+Pn)/2=P
a(n)なる新たな平均値を求める演算を行ない、図5
(b)に示すように求めた最適記録パワーの平均値Pa
(n)を保管領域Maに更新保管させる。
【0027】従って、本実施の形態によれば、光情報記
録媒体1に情報を記録する際に、保管領域Maから前回
までの試し書きで求めた最適記録パワーの平均値Pa(n
-1)を読み出して今回の試し書きの基準となる記録パワ
ーを設定して記録パワー選択範囲を設定するので、試し
書きを行なうべき記録パワー選択範囲を狭め得るのはも
ちろん、前回までの試し書きによる最適記録パワーの平
均値Pa(n-1)と今回の試し書きによる最適記録パワー
Pnとの2つの値の平均値を新たな最適記録パワーの平
均値Pa(n)とするので、特に最新なる直前の試し書き
に重みを持たせた最適記録パワーの平均値Pa(n)とな
り、光情報記録媒体1の記録面の状態変化や経時変化に
則して、その光情報記録媒体1に適した安定かつ適確な
基準となる記録パワーの設定が可能となる。
【0028】本発明の第三の実施の形態を図6に基づい
て説明する。本実施の形態は、前述した実施の形態の何
れにも適用し得るもので、試し書きを行なう際の基準と
する記録パワーを中心とした複数の記録パワーの割り振
りに関するものである。
【0029】ここでは、その2通りの割り振り例を示
す。図6において、縦線は記録パワー値の大小を示す。
第1は、図6(a)に示すように最適記録パワーの平均
値を試し書き時の基準となる記録パワーPaとして設定
し、この基準となる記録パワーPaを中心として微小な
前後範囲の記録パワー選択範囲Eを設定し、この記録パ
ワー選択範囲E内で試し書き用の数個の記録パワーを割
り振り、各々の記録パワーで試し書きを行なわせる例で
ある。即ち、割り振りされる記録パワーのレベル数の少
ないものである。
【0030】第1の例によれば、試し書き時の基準とな
る記録パワーPaとして前述したような前回までの試し
書きにより求められた最適記録パワーの平均値を用いて
いるため、その前後に割り振る記録パワー選択範囲Eを
最小範囲に狭く抑えることができ、試し書き時間を最小
限に短縮させることができる。よって、最適記録パワー
を迅速に求めることができる。そして、求めた最適記録
パワーと平均値による記録パワーとを比較し、大きな誤
差がなければ求めた値を実際の情報記録時の記録パワー
に設定する。しかし、大きな誤差が生じた場合には、再
度、同様な試し書きを行ない、最適記録パワーを求め直
す。再度試し書きを行なって最適記録パワーを求め直し
ても、平均値による記録パワーと比較して大きな誤差を
生じている場合には、試し書きを行なう記録パワー選択
範囲を広げて試し書きを行ない最適記録パワーを求めれ
ばよい。
【0031】第2は、図6(b)に示すように最適記録
パワーの平均値を試し書き時の基準となる記録パワーP
aとして設定し、この基準となる記録パワーPaを中心
として微小な前後範囲の記録パワー選択範囲Eを設定
し、かつ、この記録パワー選択範囲E内で試し書き用の
細分割された多数の記録パワーを割り振り、各々の記録
パワーで試し書きを行なわせる例である。即ち、割り振
りされる記録パワーのレベル数の多いものである。
【0032】第2の例によれば、試し書き時の基準とな
る記録パワーPaとして前述したような前回までの試し
書きによる求められた最適記録パワーの平均値を用いて
いるため、その前後に割り振る記録パワー選択範囲Eを
最小範囲に狭く抑えることができる。このような状況下
に、従来のOPCによる処理時間と同等の時間がかかっ
てもよければ、図6(b)に示すように、狭い記録パワ
ー選択範囲E内で細分割された多数の記録パワーを割り
振って試し書きを行なわせることで、高精度に最適記録
パワーを求めることができる。この場合も、今回求めた
最適記録パワーと平均値による記録パワーとを比較し、
大きな誤差がなければ求めた値を実際の情報記録時の記
録パワーに設定する。しかし、大きな誤差が生じた場合
には、再度、同様な試し書きを行ない、最適記録パワー
を求め直す。再度試し書きを行なって最適記録パワーを
求め直しても、平均値による記録パワーと比較して大き
な誤差を生じている場合には、試し書きを行なう記録パ
ワー選択範囲を広げて試し書きを行ない最適記録パワー
を求めればよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、光情報記
録媒体に情報を記録する際に、保管領域から前回までの
試し書きで求めた最適記録パワーの平均値を読み出して
今回の試し書きの基準となる記録パワーを設定して記録
パワー選択範囲を設定するようにしたので、この記録パ
ワー選択範囲を狭め得るのはもちろん、前回までの全て
の各試し書きにおける最適記録パワーを同じ重みで考慮
した平均値を用いるので、試し書きを数回行なっている
場合、直前の前回の試し書きの結果のみに大きく左右さ
れることなく、その光情報記録媒体に適した安定かつ適
確な基準となる記録パワーの設定が可能となる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、光情報記録
媒体に情報を記録する際に、保管領域から前回までの試
し書きで求めた最適記録パワーの平均値を読み出して今
回の試し書きの基準となる記録パワーを設定して記録パ
ワー選択範囲を設定するようにしたので、この記録パワ
ー選択範囲を狭め得るのはもちろん、前回までの試し書
きによる最適記録パワーの平均値と今回の試し書きによ
る最適記録パワーとの2つの値の平均値を新たな最適記
録パワーの平均値とするので、直前の試し書きに重みを
持たせた最適記録パワーの平均値となり、光情報記録媒
体の記録面の状態変化や経時変化に則して、その光情報
記録媒体に適した安定かつ適確な基準となる記録パワー
の設定が可能となる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の光情報記録方法において、今回の試し書き時
の基準となる記録パワーを前回までの試し書きで求めら
れて保管領域から読み出された最適記録パワーの平均値
に基づき設定した後、その基準となる記録パワーを中心
として微小な前後範囲の記録パワー選択範囲内で試し書
き用の複数の記録パワーを割り振るようにしたので、請
求項1又は2記載の光情報記録方法を実現する上で、記
録パワー選択範囲を極力狭めることができ、最適記録パ
ワーを求める時間を短縮できる。
【0036】請求項4記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の光情報記録方法において、今回の試し書き時
の基準となる記録パワーを前回までの試し書きで求めら
れて保管領域から読み出された最適記録パワーの平均値
に基づき設定した後、その基準となる記録パワーを中心
として微小な前後範囲の記録パワー選択範囲内で試し書
き用の複数の記録パワーを細分割して割り振るようにし
たので、請求項1又は2記載の光情報記録方法を実現す
る上で、記録パワー選択範囲を極力狭めることができ、
処理時間を特に短縮しなくてもよければ、この狭い範囲
で試し書き用の記録パワーを細分割して割り振ること
で、最適記録パワーを高精度に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の光情報記録媒体の
構成例を示す模式図である。
【図2】最適記録パワー等を求める処理例を示すフロー
チャートである。
【図3】保管領域における保管情報の様子を示す模式図
である。
【図4】本発明の第二の実施の形態の最適記録パワー等
を求める処理例を示すフローチャートである。
【図5】保管領域における保管情報の様子を示す模式図
である。
【図6】本発明の第三の実施の形態を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 光情報記録媒体 2 保管領域 3 試し書き領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の情報を保管しておく保管領域と試
    し書きを行う試し書き領域とを有する光情報記録媒体に
    対する最適記録パワーを前記試し書き領域に対する試し
    書きにより求める際、 前回までの試し書きで求めた最適記録パワーの平均値を
    前記保管領域から読み出し、その最適記録パワーの平均
    値に基づき今回の試し書き時の記録パワー選択範囲を設
    定し、この記録パワー選択範囲内で複数の記録パワーを
    選択して各々前記試し書き領域に対する試し書きを行
    い、その試し書き結果の検出・評価により最適記録パワ
    ーを求めて前記保管領域中に新たに保管させるととも
    に、前記保管領域中に保管されている前回までの各試し
    書きによる全ての最適記録パワーと今回の試し書きによ
    る最適記録パワーとの平均値を算出してこの保管領域中
    に新たな最適記録パワーの平均値として更新保管させる
    ようにした光情報記録方法。
  2. 【請求項2】 所定の情報を保管しておく保管領域と試
    し書きを行う試し書き領域とを有する光情報記録媒体に
    対する最適記録パワーを前記試し書き領域に対する試し
    書きにより求める際、 前回までの試し書きで求めた最適記録パワーの平均値を
    前記保管領域から読み出し、その最適記録パワーの平均
    値に基づき今回の試し書き時の記録パワー選択範囲を設
    定し、この記録パワー選択範囲内で複数の記録パワーを
    選択して各々前記試し書き領域に対する試し書きを行
    い、その試し書き結果の検出・評価により最適記録パワ
    ーを求めるとともに、前記保管領域中に保管されている
    前回までの最適記録パワーの平均値と今回の試し書きに
    よる最適記録パワーとの2つの値の平均値を算出してこ
    の保管領域中に新たな最適記録パワーの平均値として更
    新保管させるようにした光情報記録方法。
  3. 【請求項3】 今回の試し書き時の基準となる記録パワ
    ーを前回までの試し書きで求められて前記保管領域から
    読み出された最適記録パワーの平均値に基づき設定した
    後、その基準となる記録パワーを中心として微小な前後
    範囲の記録パワー選択範囲内で試し書き用の複数の記録
    パワーを割り振るようにした請求項1又は2記載の光情
    報記録方法。
  4. 【請求項4】 今回の試し書き時の基準となる記録パワ
    ーを前回までの試し書きで求められて前記保管領域から
    読み出された最適記録パワーの平均値に基づき設定した
    後、その基準となる記録パワーを中心として微小な前後
    範囲の記録パワー選択範囲内で試し書き用の複数の記録
    パワーを細分割して割り振るようにした請求項1又は2
    記載の光情報記録方法。
JP11059639A 1999-03-08 1999-03-08 光情報記録方法 Pending JP2000260048A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11059639A JP2000260048A (ja) 1999-03-08 1999-03-08 光情報記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11059639A JP2000260048A (ja) 1999-03-08 1999-03-08 光情報記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000260048A true JP2000260048A (ja) 2000-09-22

Family

ID=13119008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11059639A Pending JP2000260048A (ja) 1999-03-08 1999-03-08 光情報記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000260048A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001015148A1 (fr) * 1999-08-20 2001-03-01 Teac Corporation Lecteur de disque optique
KR100426718B1 (ko) * 2000-09-13 2004-05-22 티아크 가부시키가이샤 광 디스크 드라이브장치
KR100473462B1 (ko) * 2001-03-23 2005-03-08 티아크 가부시키가이샤 광 디스크장치
EP1551010A3 (en) * 2004-01-05 2007-09-05 Taiyo Yuden Co., Ltd. Recording method, recording apparatus, and signal processing circuit for recording information on optical recording medium

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001015148A1 (fr) * 1999-08-20 2001-03-01 Teac Corporation Lecteur de disque optique
US6859426B1 (en) 1999-08-20 2005-02-22 Teac Corporation Optical disk drive unit
KR100426718B1 (ko) * 2000-09-13 2004-05-22 티아크 가부시키가이샤 광 디스크 드라이브장치
KR100473462B1 (ko) * 2001-03-23 2005-03-08 티아크 가부시키가이샤 광 디스크장치
EP1551010A3 (en) * 2004-01-05 2007-09-05 Taiyo Yuden Co., Ltd. Recording method, recording apparatus, and signal processing circuit for recording information on optical recording medium
US7599265B2 (en) 2004-01-05 2009-10-06 Taiyo Yuden Co., Ltd. Recording method, recording apparatus, and signal processing circuit for recording information on optical recording medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5607562B2 (ja) 最適化された書き込み戦略を選択する方法及び記録装置並びに前記方法による利用のための記録媒体
JP3720624B2 (ja) 光ディスク記録再生装置と光ディスクの最適記録パワー値決定方法
US5818807A (en) Optical medium having a test recording area and method for recording test data thereon
USRE38602E1 (en) Optical recording medium and method for setting power of laser beam
US5706271A (en) Method for recording information on an erasable optical recording medium
US8144569B2 (en) Multi-layer optical disc, and recording method and apparatus for multi-layer optical disc
JPH06309669A (ja) 光学的記録方式
JP2001052337A (ja) 最適記録パワー値決定方法と最適記録パワー値決定装置
JP4115773B2 (ja) 光ディスクの最適パワー書込みパワー校正方法
EP1783755A2 (en) Recording and reproducing apparatus
JP2000260048A (ja) 光情報記録方法
JP4216204B2 (ja) 光記録条件設定方法、光記録再生装置、制御プログラム、及び記録媒体
JP2005322304A (ja) 光情報記録装置
KR100613913B1 (ko) 광기록재생기의 데이터 기록 방법
US20070115775A1 (en) Method of determining optimum write power of optical disk and optical disk driving apparatus
JP2004213865A (ja) 光記録パルス条件設定方法、光変調記録再生装置、制御プログラム、及び記録媒体
US7167422B2 (en) Optical recording apparatus capable of optimizing write defocus and method thereof
US7684298B2 (en) Optical information recording method and optical information recording apparatus
KR100531381B1 (ko) 디스크 아이디에 따른 최적 기록 파워 결정 방법
JP3989735B2 (ja) 光情報記録装置、光情報記録方法、光情報記録装置の制御プログラムおよびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4068128B2 (ja) 光情報記録装置、光情報記録方法、光情報記録装置の制御プログラムおよびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006099889A (ja) 光ディスク記憶装置における最適パワー記録方法
CN101300629A (zh) 用于控制可记录光学存储系统中的写入功率的方法和设备
JP2007103006A (ja) 光記録条件設定方法、光記録再生装置、制御プログラム、及び記録媒体
JP2006099888A (ja) 複数ピックアップ光ディスク記録装置におけるパワー決定方法