JP2000258427A - 検知装置及び当該検知装置を有する自動分析装置 - Google Patents

検知装置及び当該検知装置を有する自動分析装置

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JP2000258427A
JP2000258427A JP11066608A JP6660899A JP2000258427A JP 2000258427 A JP2000258427 A JP 2000258427A JP 11066608 A JP11066608 A JP 11066608A JP 6660899 A JP6660899 A JP 6660899A JP 2000258427 A JP2000258427 A JP 2000258427A
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automatic analyzer
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Kazuyoshi Ikeda
和由 池田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】円形サンプラ2に架設されている各試料容器2
01の有無を正確に検知し、試料容器201に貼付され
たバーコードの読み取りを迅速に行う自動分析装置の実
現。 【解決手段】試料容器を架設して移動させる円形サンプ
ラ2と、円形サンプラ2に架設された試料容器を検知す
る有無センサ204と、有無センサ204が発する光を
正反射及び全反射しない角度で円形サンプラ2の側面に
設定されている検知用窓205とを具備する自動分析装
置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的センサによ
り対象物を検知する装置を有する自動分析装置等に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動分析装置は、血液、尿、髄液等の体
液や組織の試料(検体)に試薬を混ぜ、光で反応を調べ
て成分分析、調査をする手順を自動化した装置である。
この自動分析装置により同時に大量の分析、調査が可能
であり、病院、検査機関等において広く利用され作業性
の向上に大きく貢献している。
【0003】図5は従来の自動分析装置を示したもので
ある。
【0004】図5において、まず、円形サンプラ2に架
設された各試料容器201(試験管等)中の各試料は、
試料分注機構3により定量取り出され、硬質ガラス等か
らなる複数の反応管4へ分注される。反応管4は、例え
ば試料が血清であれば、人体温度(約37℃)程度に保
たれる状態になっている。
【0005】円形サンプラ2に架設された各試料容器2
01には、患者のIDや測定のオーダ等を識別するため
のバーコードが貼付されており、後述する検知手段によ
って読み取りが行われる。
【0006】各試薬庫5、6中には、各種試薬が、各試
薬容器51、61に格納されて設置されている。各試薬
は、必要に応じ各分注機構7、8によって反応管4に定
量分注される。
【0007】試薬が試料の入った反応管4に分注された
後、攪拌子を有する攪拌部9により試料と試薬は攪拌、
混合される。
【0008】そして、図示していない測光部により当該
反応管4内の試料の吸光度を測定し、試料の特定成分量
が分析する。
【0009】また、必要に応じて電解質測定部10によ
り、反応管4中の特定電解質の成分量を測定する。
【0010】上記特定成分量の分析及び特定電解質の測
定の後、洗浄部11により反応管4は洗浄される。
【0011】このような一連の動作によって、円形サン
プラ2にセットされた各試料の分析は、繰り返し行われ
る。
【0012】図6は、自動分析装置1に内蔵されてい
て、円形サンプラ2に架設された試料容器201のバー
コードを検知する検知装置12の例を示す図である。
【0013】図6において、円形サンプラ2は、架設外
周部21と架設内周部22の二重円状の試料配置を有し
ており、回転により試料容器201を移動させる。実際
の分析調査においては、必ずしも架設外周部21及び架
設内周部22の全ての架設場所に試料容器201を架設
するわけではなく、架設されていない場所もあることが
多い。
【0014】試料容器201の有無を検知する有無セン
サ204と、試料容器201に貼付されたバーコードを
読み取るバーコードリーダ203は、発するビーム方向
を円形サンプラ2の中心に向けて設置されている。
【0015】なお、円形サンプラ2の側面部には、バー
コードリーダ203及び有無センサ204からのビーム
を通過させるための開口部202が設けてある。
【0016】また、架設外周部21の試料容器201
は、バーコードリーダ203及び有無センサ204から
のビームが通過できる程度に間隔を開けて配置されてお
り、また、架設内周部22の試料容器201は、前記ビ
ームが当たるように前記間隔の中間に配置されている。
【0017】上記検知手段において、まず、有無センサ
204はビームを直接試料容器201に当て、その反射
成分の有無により試料容器201の有無を判別する。そ
して、有と判別された試料容器201のみバーコードリ
ーダ203でバーコード読み取りを行い、測定オーダ等
を認識して個々の試料に合った試料分析を開始する。
【0018】上記検知手段を有する自動分析装置1は、
特願平7−042070号において開示されており、存
在しない試料容器201のバーコード読み取りを省略
し、検知の時間短縮を目的としている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各試料の蒸
発防止、熱による変化等を防止するため、円形サンプラ
2において試料の保冷を必要とする場合がある。この場
合、円形サンプラ2内の温度維持のため、例えば図7に
示すように開口部202の代わりに光を透過させる検知
用窓200を設け、有無センサ204は、当該検知用窓
200を通して試料容器201を検知する構成が考えら
れる。検知用窓200の材質としては、アクリルやガラ
ス等が考えられる。
【0020】しかし、単に検知用窓200を設けるのみ
では、有無センサ204のビームは、検知用窓200に
対して垂直に当たることによる反射、すなわち、正反射
の成分が多くなり、当該有無センサ204は、検知用窓
200を誤って検知してしまうことがある。その結果、
存在しない試料容器201のバーコード読み取り動作を
行い、バーコードの読み取りエラーの発生や必要のない
バーコード読み取りによる無駄な処理時間がかかってし
まうという問題が生じる。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記事情に鑑
みてなされたもので、正確に各試料容器の有無を検知
し、バーコード読み取りを迅速に行う自動分析装置の実
現を目的とし、以下の特徴を具備するものである。
【0022】本発明は、検知対象物を架設し移動させる
架設手段と、前記架設手段に架設された検知対象物を検
知する光学的検知手段と、前記光学的検知手段が発する
光を正反射及び全反射しない角度で前記架設手段の側面
に設定されている検知用窓とを具備する検知装置であ
る。
【0023】このような構成によれば、光学的検知手段
が検知用窓を誤って検知対象物として検知するのを防止
でき、正確に検知対象物の有無を判別することができ
る。
【0024】そして、無と判別した検知対象物の処理を
省略することにより、作業の迅速化、処理のエラー防止
を図ることができる。
【0025】また、本発明は、検知対象物を架設し移動
させる架設手段と、検知対象物の移動方向に対して垂直
に光を発し当該検知対象物を検知する光学的検知手段
と、前記光学的検知手段が発する光を正反射及び全反射
しない角度で前記架設手段の側面に設定されている検知
用窓とを具備する検知装置である。
【0026】このような構成によれば、光学的検知手段
が検知用窓を誤って検知するのを防止でき、正確に検知
対象物の有無を判別することができる。
【0027】そして、無と判別した検知対象物の処理を
省略することにより、作業の迅速化、処理のエラー防止
を図ることができる。
【0028】さらに、前記検知装置において、前記架設
手段は、前記光学的検知手段が発する光線上に検知対象
物が一つ存在する架設配置を有することを特徴とするも
のである。
【0029】このような構成によれば、前記光学的検知
手段の一回の検知において、対応した検知対象物が存在
しない場合、対応とは別の検知対象物を誤検知したり、
同一の検知対象物を重複検知したりすることを防止でき
る。
【0030】また、本発明は、試料容器を架設し移動さ
せる架設手段と、前記架設手段に架設された試料容器を
検知する光学的センサと、前記光学的センサが発する光
を正反射及び全反射しない角度で前記架設手段の側面に
設定されている検知用窓とを具備する自動分析装置であ
る。
【0031】このような構成によれば、光学的センサが
検知用窓を誤って検知するのを防止でき、正確に試料の
有無を判別することができる。
【0032】そして、無と判別した試料の処理を省略す
ることにより、作業の迅速化、処理のエラー防止を図る
ことができる。
【0033】また、本発明は、試料容器を架設し移動さ
せる架設手段と、試料容器の移動方向に対して垂直に光
を発し当該試料容器を検知する光学的センサと、前記光
学的センサが発する光を正反射及び全反射しない角度で
前記架設手段の側面に設定されている検知用窓とを具備
するセンサ検知装置である。
【0034】このような構成によれば、光学的センサが
検知用窓を誤って検知するのを防止でき、正確に試料の
有無を判別することができる。
【0035】その結果、無と判別した試料の処理を省略
することにより、作業の迅速化、処理のエラー防止を図
ることができる。
【0036】さらに、前記自動分析装置において、前記
架設手段は、前記光学的センサが発する光線上に試料容
器が一つ存在する架設配置を有することを特徴とするも
のである。
【0037】このような構成によれば、前記光学的セン
サの一回の検知において、対応した試料容器が存在しな
い場合、対応とは別の試料容器を誤検知したり、同一の
は試料容器を重複検知したりすることを防止できる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1及び第2の実
施形態を図面に従って説明する。
【0039】なお、以下の説明において、本発明に係る
自動分析装置1の全体図は図5と同様であるから、同図
を援用するものとする。
【0040】(第1の実施形態)図1(a)、(b)
は、第1の実施形態に係る自動分析装置1において、試
料容器201の有無の検知とバーコードの読み取りを行
う検知装置14の概略構成を示している。
【0041】図1(a)、(b)において、円形サンプ
ラ2は、架設外周部21と架設内周部22によって試料
容器201を二重円状に配置させ、回転することにより
試料容器201を移動させる。当該円形サンプラ2の中
は、熱による試料の変化や蒸発を防止するため一定温度
に保冷されている。
【0042】また、容器201の有無を検知する有無セ
ンサ204及び試料容器201に貼付されたバーコード
を読み取るバーコードリーダ203が、円形サンプラ2
の中心方向に向かって光を発するように設置されてい
る。従って、バーコードリーダ203の光は、試料容器
201の移動方向に直交するように発せられる。
【0043】さらに、円形サンプラ2の側面部には、円
形サンプラ2内を断熱し上記有無センサ204とバーコ
ードリーダ203の光を透過させる検知用窓205が設
けてある。当該検知用窓205は、材質をアクリルとし
た膜から成り、有無センサ204が発する光に対して1
0度程度傾けて設置されている。これは、有無センサ2
04の発する光が、検知用窓205によって正反射及び
全反射されるのを防ぐためである。
【0044】なお、本検知用窓205については、材質
をアクリルとしていることから有無センサ204が発す
る光に対して10度程度傾けたが、屈折率は検知用窓の
材質によって異なる。従って、その材質に応じて正反射
及び全反射を防止する角度に設定することが好ましい。
【0045】また、当該角度は、正反射及び全反射を防
ぐ角度、すなわち、有無センサ204が検知用窓205
を誤検知しない角度の範囲のうち、反射成分がより少な
い角度であることが好ましい。
【0046】上記構成を持つ自動分析装置において、試
料容器201の有無の検知及びバーコード読み取り動作
について、以下説明する。
【0047】図1(a)において、有無センサ204は
検知光を発し、当該検知光は検知用窓205を透過して
試料容器201aによって反射される。
【0048】有無センサ204はこの検知光の反射成分
を検知し、図示していない自動分析装置1の制御部は、
試料容器201a有と判別する。
【0049】前記判別の後、円形サンプラ2は、図1
(b)に示すように試料容器201aがバーコードリー
ダ203の正面になるように所定量回転し、当該バーコ
ードリーダ203により、試料容器201aに貼付され
たバーコードの読み取りが行われる。
【0050】また、試料容器201aのバーコード読み
取りと同時に、有無センサ204は架設内周部22に架
設されている次の試料容器201bの有無判別を行う。
【0051】なお、試料容器201bの存在の有無を正
確に検知するためには、試料容器201aと試料容器2
01cの間に検知光が通過できる程度の間隔があればよ
い。
【0052】以下、自動分析装置1の動作は、同様にし
て各試料容器201の有無判別及びバーコード読み取り
作業の後、所定の試料分析処理へと移行する。
【0053】一方、図2(a)は、試料容器201aが
存在しない場合を示している。
【0054】図2(a)において、有無センサ204は
検知光を発し、当該検知光は検知用窓205を透過する
が、試料容器201aが存在しないので反射されない。
従って、有無センサ204は反射光を検知できず、図示
していない自動分析装置1の制御部は、試料容器201
a無と判別する。
【0055】その後、円形サンプラ2は、試料容器20
1aがバーコードリーダ203の正面に来るように所定
量回転する。そして、前記図示していない制御部は、バ
ーコードリーダ203による試料容器201aのバーコ
ード読み取りを省略し、有無センサ204により、試料
容器201bの有無判別作業を行う。
【0056】このような構成によれば、検知用窓205
による検知光の正反射及び全反射を防止することがで
き、検知用窓205を試料容器201として誤検知する
ことなく正確に試料容器201の有無の判別を行うこと
ができる。
【0057】その結果、自動分析装置1の動作を安定さ
せることができる。
【0058】また、検知用窓205により円形サンプラ
2内を一定に保つことができ、熱による試料の変化及び
蒸発を防止できる。
【0059】また、存在しない試料容器201はバーコ
ード読み取りをおこなわず、次の作業に移行するので、
作業時間の短縮を実現できる。
【0060】さらに、有無センサ204及びバーコード
リーダ203が発する光線上に一つ存在する配置で試料
容器201が架設されているから、正確な有無の検知及
びバーコード読み取りを行うことができる。また、各試
料容器201の間隔は、上記配置を実現する距離であれ
ばよいから、同じスペースでより多くの試料容器201
を架設することができる。
【0061】(第2の実施形態)第1の実施形態におい
ては自動分析装置1を例とし、架設手段としての円形サ
ンプラ2は、円状の架設外周部21と架設内周部22に
より試料を配置する構成であった。
【0062】しかし、架設手段は二重円状である必要は
なく、例えば図3(a)、(b)に示すように、ラック
サンプラ15を使用して試料容器201を架設第1列1
51と架設第2列152に配列し、当該ラックサンプラ
15を図示していない移動手段設置して移動させる架設
手段であっても適用可能である。
【0063】なお、架設第1列151の試料容器201
は、ビームが通過できる程度の間隔を開けて配置されて
おり、また、架設第2列152の試料容器201は、前
記間隔の中間に来るように配置されている。
【0064】図3(a)において、有無センサ204は
検知光を発する。そして、架設第2列152に試料容器
201dが存在すれば、有無センサ204は、当該試料
容器201dによって反射される検知光を検知し、自動
分析装置1の図示していない制御部は、試料容器201
d有と判別する。
【0065】前記判別の後、ラックサンプラ15は、図
3(b)に示すように、試料容器201dがバーコード
リーダ203の正面になるように所定量移動する。そし
て、当該バーコードリーダ203により、試料容器20
1dに貼付されたバーコードの読み取りが行われる。
【0066】上記試料容器201dによるバーコード読
み取りと同時に、有無センサ204は、架設第1列15
1に架設されている次の試料容器201eの有無判別を
行う。
【0067】一方、試料容器201が存在しない場合に
は、有無センサ204は反射光を検知できず、自動分析
装置1の制御部は試料容器201d無と判別する。そし
て、バーコードリーダ203による試料容器201dの
バーコード読み出しを省略し、有無センサ204は、架
設第1列151に架設されている次の試料容器201e
の有無判別を行う。
【0068】以下、自動分析装置1は、同様な各試料容
器201の有無判別及びバーコード読み取り作業の後、
所定の試料分析処理へと移行する。
【0069】このような構成によれば、円状架設の架設
手段のみならず、直列架設の架設手段においても、検知
用窓205による検知光の正反射及び全反射を防止する
ことができ、正確に試料容器201の有無の判別を行う
ことができる。
【0070】その結果、自動分析装置1の動作を安定さ
せることができる。
【0071】また、存在しない試料容器201はバーコ
ード読み取りを行わず、次の作業に移行するので、作業
時間の短縮を実現できる。
【0072】さらに、試料容器201有無の正確な検知
には、架設内周部22の各試料容器201間に検知光が
通過できる程度の間隔があればよいから、同じスペース
でより多くの試料容器201を架設することができる。
【0073】(第3の実施形態)第1、第2の実施形態
において、有無センサ204及びバーコードリーダ20
3は、それぞれの発するビームが試料容器201の移動
方向に直交するように設置され、検知用窓205は当該
ビームに対して10度程度、すなわち、正反射及び全反
射しない角度に傾けられた構成であった。
【0074】しかし、装置の構造上、有無センサ204
及びバーコードリーダ203を上記第1、第2の実施形
態に示したように設定できない場合がある。
【0075】第3の実施形態は、このような場合に対応
する自動分析装置を実現するものである。
【0076】図4は、第3の実施形態に係る自動分析装
置において、試料容器201の有無の検知とバーコード
読み取りを行う検知装置15を示している。
【0077】図5において、円形サンプラ2の架設外周
部21に試料容器201が配置されている。円形サンプ
ラ2の側面には、検知用窓200が試料容器201の移
動方向に平行に設置されている。当該検知用窓200に
対して、10度程度傾けて有無センサ204及びバーコ
ードリーダ203が設置されている。そして、所定のシ
ーケンス制御に従って架設外周部21側のみ有無センサ
204が検知した試料容器201のバーコード読み取り
を行う。
【0078】このような構成であっても、有無センサ検
知用窓200と有無センサ204及びバーコードリーダ
203のそれぞれのビームとは、相対的に正反射及び全
反射しない角度に設定されており、正確に試料容器20
1の有無の判別を行うことができる。
【0079】その結果、自動分析装置1の動作エラーを
防止することができる。
【0080】また、存在しない試料容器201はバーコ
ード読み取りを行わず、次の作業に移行するので、作業
時間の短縮を実現できる。
【0081】なお、架設内周部22にも試料容器201
を配置し、架設外周部21と架設内周部22の双方の有
無検知及びバーコード読み取りを行う場合は、有無セン
サ204及びバーコード読み取りの一回の検知及び読み
取りに対して別の試料容器201が一つ対応する配置に
すればよい。
【0082】以上、本発明を第1、第2、第3の実施形
態に基いて説明したが、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、例えば以下に示す(1)、(2)、(3)の
ように、その要旨を変更しない範囲で種々変形可能であ
る。
【0083】(1)第1、第2、第3の実施形態におい
ては、自動分析装置1を例として説明を行った。しか
し、本発明は、自動分析装置に限定されるものではな
く、例えば一定温度や無塵、無菌に保つため検知用窓を
有し、当該検知用窓を介して検知対象物に光学的センサ
を当てて検知を行う構成のものであれば適用可能であ
る。
【0084】(2)第1、第2、第3の実施形態におい
ては、試料容器201を円状に架設する円形サンプラ2
若しくは試料容器201を列に架設するラックサンプラ
15を架設手段とした構成であった。
【0085】しかし、本発明は、上記架設手段の形態に
限定されるものではなく、複数の列に試料容器201を
規則的に並べたものであり、有無センサ204の一回の
検知に対して別の試料容器201が一つ対応する配置で
あれば適用可能である。
【0086】(3)第1、第2、第3の実施形態におい
ては、試料容器201の有無判別処理をした後、有と判
別した試料容器201について連続的にバーコード読み
取り処理を行った。
【0087】これに対し、まず、全ての架設箇所につい
て有無判別処理を行って各架設場所の有無判別情報を図
示していない記憶手段に記憶し、当該有無判別情報に基
づきバーコード読み取り処理を行う構成であっても同様
の効果が期待できる。
【0088】
【発明の効果】以上第1、第2、第3の実施形態で述べ
たように、検知用窓205を正反射及び全反射しない角
度で円形サンプラ2の側面に設置することで、円形サン
プラ内の温度を一定に維持し、有無センサ204による
試料容器201の有無検知を正確に行うことができ、バ
ーコードリーダ203によるバーコード読み取りにかか
る時間を短縮することができる。その結果、作業の迅速
化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る自動分析装置において、
試料容器有の判別とバーコード読み取りの動作を説明す
るための図。
【図2】第1の実施形態に係る自動分析装置において、
試料容器無の判別とバーコード読み取り省略の動作を説
明するための図。
【図3】第2の実施形態に係る自動分析装置の動作説明
をするための図。
【図4】第3の実施形態に係る自動分析装置の動作説明
をするための図。
【図5】自動分析装置の外観図。
【図6】従来の自動分析装置における試料容器検知装置
の概略構成図。
【図7】従来の自動分析装置において、円形サンプラの
側面に検知用窓を設けた試料検知装置の概略構成図。
【符号の説明】
1…自動分析装置 2…円形サンプラ 21…架設外周部 22…架設内周部 201…試料容器 203…バーコードリーダ 204…有無センサ 205…検知用窓 3…試料分注機構 4…反応管 5…試薬庫 51…試薬容器 6…試薬庫 61…試薬容器 14…検知装置 15…ラックサンプラ 151…架設第1列 152…架設第2列

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検知対象物を架設し移動させる架設手段
    と、 前記架設手段に架設された検知対象物を検知する光学的
    検知手段と、 前記光学的検知手段が発する光を正反射及び全反射しな
    い角度で前記架設手段の側面に設置されている検知用窓
    と、 を具備する検知装置。
  2. 【請求項2】 検知対象物を架設し移動させる架設手段
    と、 検知対象物の移動方向に対して垂直に光を発し当該検知
    対象物を検知する光学的検知手段と、 前記光学的検知手段が発する光を正反射及び全反射しな
    い角度で前記架設手段の側面に設置されている検知用窓
    と、 を具備する検知装置。
  3. 【請求項3】 識別子を有する試料容器を架設し移動さ
    せる架設手段と、 前記架設手段に架設された試料容器を検知する光学的セ
    ンサと、 前記光学的センサが発する光を正反射及び全反射しない
    角度で前記架設手段の側面に設置されている検知用窓
    と、 前記光学的センサが検知した試料容器の識別子を読み取
    る識別子読み取り手段と、 を具備する自動分析装置。
  4. 【請求項4】 識別子を有する試料容器を架設し移動さ
    せる架設手段と、 試料容器の移動方向に対して垂直に光を発し当該試料容
    器を検知する光学的センサと、 前記光学的センサが発する光を正反射及び全反射しない
    角度で前記架設手段の側面に設置されている検知用窓
    と、 前記光学的センサが検知した試料容器の識別子を読み取
    る識別子読み取り手段と、 を具備する自動分析装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の自動分析装置にお
    いて、 前記架設手段は、前記光学的検知手段が発する光線上に
    検知対象物が一つ存在する架設配置を有することを特徴
    とする検知装置。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4記載の自動分析装置にお
    いて、 前記架設手段は、前記光学的センサが発する光線上に試
    料容器が一つ存在する架設配置を有することを特徴とす
    る自動分析装置。
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