JP2000258080A - ヒートパイプ及びその製造方法 - Google Patents

ヒートパイプ及びその製造方法

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JP2000258080A
JP2000258080A JP11058284A JP5828499A JP2000258080A JP 2000258080 A JP2000258080 A JP 2000258080A JP 11058284 A JP11058284 A JP 11058284A JP 5828499 A JP5828499 A JP 5828499A JP 2000258080 A JP2000258080 A JP 2000258080A
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heat pipe
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synthetic resin
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water
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JP11058284A
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Mitsuru Shimokouchi
満 下河内
Kenichi Kobayashi
健一 小林
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Maruyasu Industries Co Ltd
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Maruyasu Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被覆層にピンホールが発生したり、被覆層が
剥れることのない、耐久性に優れたヒートパイプを提供
すること。 【解決手段】 内部に作動液として水が充填される金属
製のヒートパイプ。ヒートパイプ本体13の内周面に全
面にわたって形成される合成樹脂製の被覆層17を備
え、ヒートパイプ本体13は、その両端が塑性加工され
ることによって密閉されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水を作動液とする
ヒートパイプに関し、特に、内面が合成樹脂により被覆
されて耐久性に優れたヒートパイプに関する。
【0002】
【従来の技術】ヒートパイプは、通常、パイプが、アル
ミニウム、銅、鉄等の伝熱性の良好な金属材料で形成さ
れており、作動液としてアルコール等の有機溶剤や水が
使用されている。しかし、作動液として有機溶剤を使用
した場合、有機溶剤はそのほとんどが200℃程度の温
度で分解してしまうため、使用温度の範囲が限定され
る。そのため、現在では、作動液として水を使用したヒ
ートパイプが多く用いられている。
【0003】しかし、作動液として水を使用する場合、
パイプが、アルミニウム、鉄等の金属材料で形成されて
いると、水とこれらの金属材料との接触反応(金属の酸
化反応)により、長期間使用すると水素ガスが発生し、
パイプが腐食されて、最終的には破壊されてしまう。
【0004】従って、近年では、パイプ内面に被覆処理
して、パイプの内周面と水とが直に接触しないヒートパ
イプが製造・使用されている。例えば、鉄系のヒートパ
イプの内面をアルカリ溶液により酸化処理して酸化皮膜
が形成されているヒートパイプ(特公平5−9719号
公報)や、アルミニウム製のヒートパイプの内面に耐水
性金属からなる液密被覆が形成されているヒートパイプ
(特公平5−34597号公報)が、開示されている。
【0005】これら従来のヒートパイプの構成の一例と
しては、図4に示すものを挙げることができる。ヒート
パイプ1は、ヒートパイプ本体3と、ヒートパイプ本体
3の両端に配置される端蓋5、5とを備え、一方の端蓋
5には、充填中空針6が形成されている。この充填中空
針6は、ヒートパイプ1形成時に、ヒートパイプ1内を
真空状態にし、作動液が注入されるもので、その先端は
密封溶着されている。ヒートパイプ本体3の内周面及び
端蓋5の一面には、全面にわたって被覆層(酸化被膜)
7が形成されており、ヒートパイプ1の内部には、作動
液として水(図示せず)が注入されている。また、ヒー
トパイプ1の内部には、横向きで使用されてもヒートパ
イプ使用時に毛管現象による液移動が可能なように、ウ
ィック9が配置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のヒート
パイプ1では、被覆層(酸化被膜)7にピンホールが発
生し易く、ヒートパイプ1の劣化を回避することは困難
であった。特に、図4の如く、端蓋5が形成されている
ヒートパイプ1の場合、ヒートパイプ本体3と端蓋5と
の境界部分付近において被覆層(酸化被膜)7が剥れ易
く、ヒートパイプの耐久性において問題があった。
【0007】本発明は、上記にかんがみて、被覆層にピ
ンホールが発生したり、被覆層が剥れることのない、耐
久性に優れたヒートパイプを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を下
記構成により解決するものである。
【0009】(1) 内部に作動液として水が充填される金
属製のヒートパイプであって、ヒートパイプ本体の内周
面に全面にわたって形成される合成樹脂製の被覆層を備
え、ヒートパイプ本体は、その両端が塑性加工されるこ
とによって密閉されていることを特徴とする。
【0010】また、上記構成に加えて、合成樹脂が、撥
水性を備えていることとすれば、被覆層における水の遮
断性が向上するため、ヒートパイプの耐久性も向上し、
望ましい。
【0011】上記合成樹脂としては、フッ素系樹脂、オ
レフィン系樹脂を挙げることができる。
【0012】さらに、上記構成に加えて、被覆層が、5
〜20μmの厚みを備えている構成とすれば、耐久性に
優れ、かつ、伝熱性も優れたヒートパイプを提供するこ
とができるため、望ましい。
【0013】(2) 次に、上記構成のヒートパイプの製造
方法について、下記に示す。
【0014】金属製のヒートパイプ本体の内周面に、合
成樹脂からなる被覆層を形成し、ヒートパイプ本体の一
端を、塑性加工により縮径させて密閉し、次いで、ヒー
トパイプ本体の他端を塑性加工により縮径させて、開口
部から作動液である水を注入し、ヒートパイプ本体内部
を真空状態にした後、ヒートパイプ本体の他端を塑性加
工により密閉させることを特徴とする。
【0015】また、上記製造方法において、合成樹脂
が、撥水性を備えていることとすれば、被覆層における
水の遮断性が向上するため、耐久性の向上したヒートパ
イプを製造することができ、望ましい。
【0016】上記合成樹脂としては、フッ素系樹脂、オ
レフィン系樹脂を挙げることができる。
【0017】さらに、上記製造方法において、被覆層
が、5〜20μmの厚みを備えている構成とすれば、耐
久性に優れ、かつ、伝熱性も優れたヒートパイプを製造
することができ、望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0019】(1) 本発明の一実施形態であるヒートパイ
プを、図1に示す。
【0020】ヒートパイプ11は、ヒートパイプ本体1
3と、ヒートパイプ本体13の内周面に、全面にわたっ
て形成される合成樹脂からなる被覆層17とを備えてお
り、内部に作動液として水(図示せず)が注入されてい
る構成である。また、ヒートパイプ本体13の内部に
は、ヒートパイプ11使用時に毛管現象作用を奏するウ
ィック9が配置されており、ヒートパイプ11の両端
は、スウェージング加工により縮径されて密閉されてい
る。
【0021】ヒートパイプ本体13としては、汎用の金
属材料からなるパイプを使用可能であり、具体的には、
アルミニウムパイプ、銅パイプ、及び、鉄パイプ等を使
用可能である。また、ヒートパイプ本体の外径は3〜3
00mmであり、ヒートパイプ本体13の厚みは0.5
〜10mmであるものとする。
【0022】被覆層17を形成する合成樹脂としては、
ポリ塩化ビニル(PVC)、エポキシ樹脂等の極性樹脂
を使用することもできるが、被覆層17における水の流
れ性の見地から、撥水性を備えた非極性熱可塑性樹脂を
使用することが好ましく、具体的には、ポリエチレン
(PE)、ポリプロピレン(PP)等のオレフィン系樹
脂、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチ
レン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、
テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共
重合体、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体、
ポリクロロトリフルオロエチレン、クロロトリフルオロ
エチレン・エチレン共重合体、ポリビニリデンフルオラ
イド、ポリビニルフルオライド等のフッ素系樹脂等が使
用可能である。また、被覆層17の厚みは、通常、5〜
20μm(望ましくは5〜8μm)とする。被覆層17
は、伝熱性の見地から可能な限り薄いことが好ましい
が、5μm未満では、被覆層17の耐久性に問題が生
じ、20μm以上では、ヒートパイプの伝熱性が悪くな
るためである。
【0023】また、ウィック9としては、従来からヒー
トパイプに使用されているものを使用可能であり、具体
的には、金属繊維、有機繊維、又は、無機繊維からなる
不織布や、金属メッシュ体、金属粉末等の多孔質焼結体
等を使用可能である。また、ウィック9は、150〜5
00μm(望ましくは、150〜200μm)の厚みを
備えているものを使用する。
【0024】(2) 次に、本発明の一実施形態であるヒー
トパイプ11の製造方法について、下記に説明する。
【0025】本発明のヒートパイプ11は、まず、ヒー
トパイプ本体13を洗浄した後、ヒートパイプ本体13
を、合成樹脂を溶媒に溶解させた合成樹脂溶液に浸漬
し、乾燥して被覆層17を形成する。次いで、ヒートパ
イプ本体13内にウィック9を挿入し、ヒートパイプ本
体13の一端をテーパースウェージング加工により、縮
径させて密閉する。次いで、ヒートパイプ本体13の他
端を平行スウェージング加工により、縮径させた後、ヒ
ートパイプ本体13の他端から、ヒートパイプ本体13
内部に作動液である水を注入し、ヒートパイプ本体13
内部の空気を吸引して真空状態にする。その後、ヒート
パイプ本体13の他端をテーパースウェージング加工に
より密閉して本実施形態のヒートパイプ11を得る。
【0026】合成樹脂を溶解させる溶媒としては、溶解
する合成樹脂と溶解パラメーター(SP値)の近似して
いる有機溶媒を使用することができる。使用可能な有機
溶媒としては、使用する合成樹脂により異なるが、具体
的には、ヘキサン、エチルエーテル、四塩化炭素、キシ
レン、トルエン、ベンゼン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサン、アセトン、シクロヘキサノール等を挙げる
ことができる。また、溶媒中に含まれる合成樹脂の濃度
は30〜35wt%とする。合成樹脂の濃度を上記範囲内
とすれば、得られる被覆層が好ましい厚みを備えるため
である。
【0027】また、被覆層の形成方法としては、合成樹
脂溶液へのパイプ本体の浸漬に限らず、例えば、パイプ
本体内部に、パイプ本体を回転させながら上記と同様の
合成樹脂溶液を流し入れたり、または、パイプ本体内周
面に刷毛で塗布したり、合成樹脂溶液を含浸させたスポ
ンジを針金等で吊り、該スポンジをパイプ本体内部を通
過するように引き上げて塗布する等の方法によっても被
覆層を形成することが可能である。また、合成樹脂溶液
の代わりとして、合成樹脂の懸濁液や、乳濁液を使用す
ることも可能であり、更には、合成樹脂粉体をパイプ本
体内部に静電塗装して被覆層を得ることも可能である。
【0028】また、外径の大きなパイプ(1インチ以
上)は、スウェージング加工が困難なため、ヒートパイ
プ本体の外径が大きな場合、ヒートパイプ本体の両端を
密閉する手段として、端部を一旦縮径加工した後に、テ
ーパースウェージング加工により密閉する手段が採られ
る。なお、スウェージング加工においては、通常、パイ
プの外径が1インチ未満のものが加工に適している。ま
た、外径が1フィート以上のパイプを使用する場合に
は、端部をカーリング加工した後に、縮径加工を行い、
最終的にはテーパースウェージング加工により密閉する
手段が採られる。この場合、カーリング加工でヒートパ
イプ本体を密閉することも可能である。
【0029】さらに、パイプ本体として、板金から直接
成形したパイプを使用することも可能である。パイプ本
体を板金から直接成形する場合、パイプ本体の接合部分
は融着させて成形する。
【0030】なお、上記製造方法において、被覆層17
に、非極性樹脂であるオレフィン系樹脂やフッ素系樹脂
を使用する場合には、ヒートパイプ本体13の表面と被
覆層17との接着性の見地から、ヒートパイプ本体13
洗浄後にプライマー処理する必要がある。このプライマ
ー処理に使用されるプライマー塗料としては、金属の表
面処理に使用される汎用のものを使用可能である。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明する。
【0032】<実施例>直径8mm、0.7mmの厚み
を備えたアルミニウム製のパイプをヒートパイプ本体と
して使用し、30〜35wt%濃度のフッ素系樹脂の懸濁
液を含浸させたスポンジを針金で吊り、該スポンジをパ
イプ本体内部を通過するように引き上げて塗布して、1
0μmの厚さの被覆層を形成する。ヒートパイプ本体内
部に、ウィックを挿入し、ヒートパイプ本体の一端をテ
ーパースウェージング加工により、縮径させて密閉す
る。次いで、ヒートパイプ本体の他端を平行スウェージ
ング加工により、縮径させた後、ヒートパイプ本体の他
端から、ヒートパイプ本体内部に作動液である水を注入
し、ヒートパイプ本体内部の空気を吸引して真空状態に
する。その後、ヒートパイプ本体の他端をテーパースウ
ェージング加工により密閉して実施例のヒートパイプを
得る。また、被覆層の形成方法として、パイプ本体内部
に、パイプ本体を回転させながら上記フッ素樹脂の懸濁
液を流し入れて被覆層を形成することも可能である。
【0033】<対照例>直径8mm、0.7mmの厚み
を備えた銅パイプに、作動液である水を注入し、内部を
真空状態にして両端を密閉して、対照例のヒートパイプ
とした。
【0034】上記のようにして製造した実施例及び対照
例のヒートパイプを使用して、伝熱量を測定する試験を
行った。
【0035】ヒートパイプの伝熱量を測定する装置を、
図2に示す。この伝熱量測定装置20は、ヒートパイプ
Hの上半分が水冷ジャケット22に覆われ、ヒートパイ
プHの下端付近にはコイル24が配置されてヒートパイ
プHの下端付近を加熱する構成であり、水冷ジャケット
は、上端及び下端付近にそれぞれ開口部22a、22b
が形成され、開口部22aから開口部22bに向かって
水が流れる構成である。
【0036】上記装置を使用して測定したヒートパイプ
の伝熱量とヒートパイプの加熱温度のグラフ図を、図3
に示す。図3のグラフにおける縦軸のヒートパイプの伝
熱量は、開口部22a付近の水温をt1 、開口部22b
付近の水温をt2 とし、水冷ジャケット24を流れる水
の流量をRとした場合、ヒートパイプの伝熱量=R×
(t2 −t1 )の計算式で求められる。また、横軸のヒ
ートパイプの加熱温度は、ヒートパイプの下端付近で測
定されたものである。
【0037】図3に示す結果より、実施例のヒートパイ
プは、合成樹脂製の被覆層を備えているにもかかわら
ず、金属のみからなる対照例のヒートパイプに比較して
も遜色のない伝熱量を示すことが分かる。従って、本発
明のヒートパイプは、従来のヒートパイプと同等の伝熱
効果を備えるものである。
【0038】
【発明の作用・効果】本発明のヒートパイプは下記のよ
うな構成であるため、以下に示すような作用・効果を奏
する。
【0039】本発明のヒートパイプは、内部に作動液と
して水が充填されるものであり、ヒートパイプ本体と、
ヒートパイプ本体の内周面に全面にわたって形成される
合成樹脂製の被覆層とを備え、その両端を塑性加工する
ことによって密閉されている構成である。本発明のヒー
トパイプは、ヒートパイプ本体の内周面に合成樹脂製の
被覆層が全面にわたって形成されているため、作動液で
ある水がヒートパイプ本体と接触するのを防ぐ。また、
両端を塑性加工することによって密閉し、端蓋を使用し
ていないため、製造時、被覆層を損傷することなくヒー
トパイプを密封できると同時に、使用時に被覆層が剥離
することもないため、耐久性に優れたヒートパイプを提
供することができる。
【0040】また、被覆層を撥水性を備えた合成樹脂で
形成した場合には、被覆層上において水の流れ性が向上
するため、ヒートパイプの耐久性もさらに向上する。
【0041】さらに、被覆層が、5〜20μmの厚みを
備えている構成とすれば、耐久性に優れ、かつ、伝熱性
も優れたヒートパイプを提供することができ、望まし
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるヒートパイプの断面
【図2】ヒートパイプの伝熱量を測定する装置を示すモ
デル図
【図3】本発明のヒートパイプと従来のヒートパイプの
伝熱量を示すグラフ図
【図4】従来のヒートパイプの断面図
【符号の説明】
1、11 ヒートパイプ 3、13 ヒートパイプ本体 7、17 被覆層 9 ウィック

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に作動液として水が充填される金属
    製のヒートパイプであって、 ヒートパイプ本体の内周面に全面にわたって形成される
    合成樹脂製の被覆層を備え、 前記ヒートパイプ本体は、その両端が塑性加工されるこ
    とによって密閉されていることを特徴とするヒートパイ
    プ。
  2. 【請求項2】 前記合成樹脂は、撥水性を備えているこ
    とを特徴とする請求項1記載のヒートパイプ。
  3. 【請求項3】 前記合成樹脂は、フッ素系樹脂、オレフ
    ィン系樹脂の中から選択されるものであることを特徴と
    する請求項2記載のヒートパイプ。
  4. 【請求項4】 前記被覆層が、5〜20μmの厚みを備
    えていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のヒ
    ートパイプ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のヒートパイプの製造方
    法であって、 金属製のヒートパイプ本体の内周面に、合成樹脂からな
    る被覆層を形成し、 前記ヒートパイプ本体の一端を、塑性加工により縮径さ
    せて密閉し、 次いで、前記ヒートパイプ本体の他端を塑性加工により
    縮径させて、開口部から作動液である水を注入し、 前記ヒートパイプ本体内部を真空状態にした後、前記ヒ
    ートパイプ本体の他端を塑性加工により密閉させること
    を特徴とするヒートパイプの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記合成樹脂が、撥水性を備えているこ
    とを特徴とする請求項5記載のヒートパイプの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記合成樹脂は、フッ素系樹脂、オレフ
    ィン系樹脂の中から選択されるものであることを特徴と
    する請求項6記載のヒートパイプの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記被覆層が、5〜20μmの厚みを備
    えていることを特徴とする請求項5、6又は7記載のヒ
    ートパイプの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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