JP2000257595A - ポンプの吸込整流板 - Google Patents

ポンプの吸込整流板

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JP2000257595A
JP2000257595A JP6303699A JP6303699A JP2000257595A JP 2000257595 A JP2000257595 A JP 2000257595A JP 6303699 A JP6303699 A JP 6303699A JP 6303699 A JP6303699 A JP 6303699A JP 2000257595 A JP2000257595 A JP 2000257595A
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JP
Japan
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suction
inlets
flow
impeller
straightening
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JP6303699A
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Takuji Tsugawa
卓司 津川
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 羽根車への流入量を羽根車の円周方向で均一
にするとともに、吸込整流板の入口でハクリが発生する
のを防止し、整流された流れを羽根車に流入させて、ポ
ンプ効率を向上させるポンプの吸込整流板を提供する。 【解決手段】 吸込水路4から吸込ベルマウス3に向か
う流れFに沿って中心Oを通る直線Y−Y上に存在して
いる吸込整流板BV1、BV8以外の吸込整流板BV2
〜BV7の各入口P2〜P7での基礎円Rの接線Sに対
する水の流入角βP2〜βP7を所定の値βに統一して
設定する。各入口P2〜P7の上端から各出口P12〜
P17の半径方向外端5までの間は、外端5が最大ふく
らみ位置になるように滑らかな曲面6で連続させ、各入
口P2〜P7の下端から各出口P12〜P17の半径方
向内端7までの間は、内端7が最大ふくらみ位置になる
ように滑らかな曲面8で連続させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、羽根車の上流側に
設置されるポンプの吸込整流板に関する。
【0002】
【従来の技術】図3および図4に示す主軸1に取付けら
れた羽根車2の上流側に同心で環状の吸込ベルマウス3
が設けられ、この吸込ベルマウス3にたとえば8枚の吸
込整流板BV1、BV2、BV3、BV4、BV5、B
V6、BV7、BV8を設置して、ポンプ効率を高める
ように工夫したポンプの吸込整流板は知られている。
【0003】従来のポンプの吸込整流板は、たとえば8
枚の吸込整流板BV1〜BV8の入口P1、P2、P
3、P4、P5、P6、P7、P8と出口P11、P1
2、P13、P14、P15、P16、P17、P18
を、投影平面上で主軸1および羽根車2の中心Oを通る
線上に設け、入口P1〜P8の位置は、主軸1および羽
根車2の中心Oから各入口P1〜P8までの距離rを半
径とする基礎円R上に設定するとともに、投影平面上で
は円周方向に等間隔で半径方向にのびる放射状を呈し、
投影立面上では、入口P1〜P8から出口P11〜P1
8にかけて、主軸1に平行に垂直に立ち上げた構造にな
っている。
【0004】このように構成されたポンプの吸込整流板
において、吸込整流板BV1は、吸込水路4から吸込ベ
ルマウス3に向かう流れFに沿っているので、入口P1
での半径方向流入速度Vr1は、吸込水路4から吸込ベ
ルマウス3に向かう流れFの流速V1によって決定され
るとともに、入口P1での基礎円Rの接線Sに対する水
の流入角βP1は90度になり、入口P1での水の流入
速度VB1は半径方向流入速度Vr1に等しくなる。
【0005】ところが、吸込整流板BV2、BV3は、
吸込水路4から吸込ベルマウス3に向かう流れFに45
度で向う傾斜角で対応しているので、入口P2、P3で
の半径方向流入速度Vr2、Vr3は、入口P1での半
径方向流入速度Vr1よりも小さくなるとともに、入口
P2、P3では、基礎円Rの接線方向に接線方向流入速
度V2θ、V3θが生じる。このため、入口P2、P3
での基礎円Rの接線Sに対する水の流入角βP2、βP
3は、接線方向流入速度V2θ、V3θの影響により、
入口P1での水の流入角βP1よりも小さくなり、入口
P2、P3での水の流入速度VB2、VB3は、入口P
1での水の流入速度VB1よりも小さくなる。
【0006】また、吸込整流板BV4、BV5は、吸込
水路4から吸込ベルマウス3に向かう流れFに直交し
て、中心Oを通る直線X−X上に存在しているので、入
口P4、P5での半径方向流入速度Vr4、Vr5は、
入口P2、P3での半径方向流入速度Vr2、Vr3よ
りも小さくなるとともに、入口P4、P5では、基礎円
Rの接線方向に大きい接線方向流入速度V4θ、V5θ
が生じる。このため、入口P4、P5での基礎円Rの接
線Sに対する水の流入角βP4、βP5は、接線方向流
入速度V4θ、V5θの影響により、入口P2、P3で
の水の流入角βP2、βP3よりも小さくなり、入口P
4、P5での水の流入速度VB4、VB5は、入口P
2、P3での水の流入速度VB2、VB3よりも小さく
なる。
【0007】さらに、吸込整流板BV6、BV7は、吸
込水路4から吸込ベルマウス3に向かう流れFに45度
で逃げる傾斜角で対応しているとともに、中心Oを通る
直線X−Xよりも下流側の反吸込域に存在しているの
で、入口P6、P7での半径方向流入速度Vr6、Vr
7は最も小さくなる。また、入口P6、P7では、基礎
円Rの接線方向に小さい接線方向流入速度V6θ、V7
θが生じる。このため、入口P6、P7での基礎円Rの
接線Sに対する水の流入角βP6、βP7は、接線方向
流入速度V6θ、V7θの影響により最も小さくなり、
入口P6、P7での水の流入速度VB6、VB7は、入
口P4、P5での水の流入速度VB4、VB5よりも小
さくなる。
【0008】なお、吸込整流板BV8の入口P8は、吸
込整流板BV1の入口P1と同様に、中心Oを通って直
線X−Xに直交する直線Y−Y上に存在しているが、直
線X−Xよりも下流側の反吸込域に存在している入口P
8では、直線Y−Y上で合流して乱れる複雑な流れにな
るので、入口P8での半径方向流入速度Vr8および水
の流入速度VB8の説明は省略する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のポンプの吸込整
流板は、複数の吸込整流板が投影平面上で主軸および羽
根車の中心を通る線上に設けられ、それぞれの入口の位
置は、主軸および羽根車の中心から各入口までの距離を
半径とする基礎円上に設定するとともに、投影平面上で
は円周方向に等間隔で半径方向にのびる放射状を呈し、
投影立面上では入口から出口にかけて、主軸に平行に垂
直に立ち上げた構造になっているので、各入口における
水の流入角と流入速度に差を生じた状態で吸込ベルマウ
スに流入し、吸込ベルマウスを通過して各出口から羽根
車に向かって流れることになるので、羽根車への流入量
が羽根車の円周方向で不均一になってポンプ効率を低下
させている。また、吸込水路から吸込ベルマウスに向か
う流れは、前記直線Y−Y上に存在する吸込整流板以外
の吸込整流板の入口でハクリを生じた状態で吸込ベルマ
ウスに流入するとともに、これら吸込整流板に沿って急
激に主軸に平行に垂直に立ち上がる流れに変換されるの
で乱れが生じ、乱れた流れが羽根車に流入することにな
るので、このことによってもポンプ効率の向上を妨げて
いる。
【0010】そこで、本発明は、羽根車への流入量が羽
根車の円周方向で均一になってポンプ効率を向上させる
ことができるとともに、前記直線Y−Y上に存在する吸
込整流板以外の吸込整流板の入口でハクリが発生するの
を防止し、かつ、吸込ベルマウスに流入した流れが急激
に主軸に平行に垂直に立ち上がる流れに変換されるのを
抑えることで、整流された流れを羽根車に流入させて、
ポンプ効率を向上させることができるポンプの吸込整流
板を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係るポンプの吸込整流板は、主軸1に取付
けられた羽根車2の上流側に主軸1と同心で環状の吸込
ベルマウス3が設けられ、この吸込ベルマウス3に主軸
1および羽根車2の中心Oから各入口P1〜Pnまでの
直線距離rを半径とする基礎円R上に入口P1〜Pnを
設定した複数の吸込整流板BV1〜BVnが設けられ、
これら吸込整流板BV1〜BVnの各出口P11〜P1
nが投影平面上では円周方向に等間隔で半径方向にの
び、投影立面上では主軸1に平行に垂直に立ち上げられ
ており、吸込水路4から前記吸込ベルマウス3に向かう
流れFに沿って前記中心Oを通る直線Y−Y上に存在し
ている吸込整流板BV1、BVn以外の吸込整流板BV
2〜BVn−1の各入口P2〜Pn−1での基礎円Rの
接線Sに対する水の流入角βP2〜βPn−1を所定の
値に統一して設定するとともに、各入口P2〜P1n−
1の上端から各出口P12〜P1n−1の半径方向外端
5までの間は、該半径方向外端5が最大ふくらみ位置に
なるように滑らかな曲面6で連続させ、各入口P2〜P
n−1の下端から各出口P12〜P1n−1の半径方向
内端7までの間は、該半径方向内端7が最大ふくらみ位
置になるように滑らかな曲面8で連続させたことを特徴
としている。
【0012】本発明によれば、主軸1および羽根車2の
中心Oを通る直線Y−Y上に存在している吸込整流板B
V1、BVn以外の吸込整流板BV2〜BVn−1の各
入口P2〜Pn−1での基礎円Rの接線Sに対する水の
流入角βP2〜βPn−1が所定の値に統一して設定さ
れているので、各入口P2〜Pn−1における流入速度
VB2〜VBn−1を、中心Oを通る直線Y−Y上に存
在している吸込整流板BV1、BVnの入口P1、Pn
の流入速度VB1〜VBnと略等しい値にして、羽根車
2への流入量を羽根車2の円周方向で均一にすることが
できる。
【0013】また、吸込整流板BV2〜BVn−1の各
入口P2〜Pn−1が基礎円Rの接線Sに対して所定の
値に統一して設定された水の流入角βP2〜βPn−1
を有していることにより、各入口P2〜Pn−1におい
てハクリの発生を防止することができる。しかも、各入
口P2〜Pn−1の上端から各出口P12〜P1n−1
の半径方向外端までの間は、該半径方向外端が最大ふく
らみ位置になるように滑らかな曲面で連続させ、各入口
P2〜Pn−1の下端から各出口P12〜P1n−1の
半径方向内端までの間は、該半径方向内端が最大ふくら
み位置になるように滑らかな曲面で連続させているの
で、吸込ベルマウスに流入した流れは、急激に主軸に平
行に垂直に立ち上がる流れに変換されることなく、緩や
かに主軸に平行に垂直に立ち上がる流れに変換されるこ
とになり、乱れのない整流された流れを羽根車に流入さ
せることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係るポンプ(例
えば立軸ポンプ)の吸込整流板の一実施の形態を示す平
面図、図2は図1の第2直線Y−Yに沿う縦断面図であ
る。なお、図3および図4で説明した従来例と同一もし
くは相当部分には同一符号を付して説明する。
【0015】図1および図2において、主軸1に取付け
られた羽根車2の上流側に同心で環状の吸込ベルマウス
3が設けられ、この吸込ベルマウス3にたとえば8枚の
吸込整流板BV1、BV2、BV3、BV4、BV5、
BV6、BV7、BV8が設置されている。
【0016】8枚の吸込整流板BV1〜BV8の入口P
1、P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8は、主
軸1および羽根車2の中心Oから各入口P1〜P8まで
の直線距離rを半径とする基礎円R上に設定されてい
る。また、吸込整流板BV1〜BV8の出口P11、P
12、P13、P14、P15、P16、P17、P1
8は、投影平面上で主軸1および羽根車2の中心Oを通
る線上に存在し、円周方向に等間隔で半径方向に円弧状
にのび、かつ、投影立面上では主軸1に平行に垂直に立
ち上げられている。
【0017】吸込水路4から吸込ベルマウス3に向かう
流れFに沿って前記中心Oを通る直線Y−Y上に存在し
ている吸込整流板BV1、BV8以外の吸込整流板BV
2〜BV7は、直線Y−Yの両側で対称に配置され、各
入口P2〜P7での基礎円Rの接線Sに対する水の流入
角βP2〜βP8を所定の値βに統一して設定してあ
る。
【0018】また、各入口P2〜P7の上端から各出口
P12〜P17の半径方向外端5までの間は、該半径方
向外端5が最大ふくらみ位置になるように滑らかな曲面
6で連続させ、各入口P2〜P7の下端から各出口P1
2〜P17の半径方向内端7までの間は、該半径方向内
端が最大ふくらみ位置になるように滑らかな曲面8で連
続させている。
【0019】このような構成であれば、吸込整流板BV
1、BV8は、吸込水路4から吸込ベルマウス3に向か
う流れFに沿っているので、入口P1、P8での半径方
向流入速度Vr1、Vr8は、吸込水路4から吸込ベル
マウス3に向かう流れFの流速V1によって決定される
とともに、入口P1、P8での水の流入角βP1、βP
8は90度になり、入口P1、P8での水の流入速度V
B1、VB8は半径方向流入速度Vr1、Vr8に等し
くなる。
【0020】一方、吸込整流板BV2〜BV7の各入口
P2〜P7での基礎円Rの接線Sに対する水の流入角β
P2〜βP7が所定の値βに統一して設定されているの
で、各入口P2〜P7における流入速度VB2〜VB7
を、中心Oを通る直線Y−Y上に存在している吸込整流
板BV1、BV8の入口P1、P8の流入速度VB1〜
VB8と略等しい値にして、羽根車2への流入量を羽根
車2の円周方向で均一にすることができる。
【0021】なお、流入角βP2〜βP7を所定の値β
に統一して設定し、かつ、流入速度VB2〜VB7を流
入速度VB1〜VB8と略等しい値にするためには、各
入口P2〜P7での半径方向流入速度Vr2〜Vr7を
入口P1、P8での半径方向流入速度Vr1、Vr8に
略等しくしなければならない。このような条件は、直線
X−X上の半径r0 を吸込水路3の両側立壁3A,3A
間の水路幅Wの1/2に略相当する値に設定するととも
に、両側立壁3A,3Aに連続して直線X−Xの下流側
に立壁9A,9Aを設け、中心Oから立壁9A,9Aま
での半径を直線X−X上の半径r0 に相当する最大値か
ら直線Y−Y上で基礎円Rに交わる基礎円Rの半径rに
相当する最小値にかけて数式1、数式2で算出して小さ
く設定することができ、数式1、数式2は、数式3→数
式4→数式5→数式6→数式7→数式8の順序に基づい
て算出することができる。 [なお、基礎円Rの半径r
をri 、基礎円上の半径方向流入速度VrをCr 、吸込
水路4から吸込ベルマウス3に向かう流れFの流速V1
をCとおく]
【0022】
【数式1】
【0023】
【数式2】
【0024】
【数式3】
【0025】
【数式4】
【0026】
【数式5】
【0027】
【数式6】
【0028】
【数式7】
【0029】
【数式8】
【0030】このように、各入口P2〜P7における流
入速度VB2〜VB7を、中心Oを通る直線Y−Y上に
存在している吸込整流板BV1、BV8の入口P1、P
8の流入速度VB1〜VB8と略等しい値にして、羽根
車2への流入量を羽根車2の円周方向で均一にすること
ができるので、ポンプ効率を向上させることができる。
【0031】また、吸込整流板BV2〜BV7の各入口
P2〜P7が基礎円Rの接線Sに対して所定の値βに統
一して設定された水の流入角βP2〜βP7を有してい
ることにより、各入口P2〜P7においてハクリの発生
を防止することができる。しかも、各入口P2〜P7の
上端から各出口P12〜P17の半径方向外端5までの
間は、該半径方向外端7が最大ふくらみ位置になるよう
に滑らかな曲面6で連続させ、各入口P2〜P7の下端
から各出口P12〜P17の半径方向内端7までの間
は、該半径方向内端7が最大ふくらみ位置になるように
滑らかな曲面8で連続させているので、吸込ベルマウス
3に流入した流れは、急激に主軸1に平行に垂直に立ち
上がる流れに変換されることなく、緩やかに主軸1に平
行に垂直に立ち上がる流れに変換されることになり、乱
れのない整流された流れを羽根車2に流入させて、ポン
プ効率を向上させることができる。
【0032】なお、前記実施の形態では、8枚の吸込整
流板BV1、BV2、BV3、BV4、BV5、BV
6、BV7、BV8を設け、吸込整流板BV1、BV8
以外に6枚の吸込整流板BV2、BV3、BV4、BV
5、BV6、BV7を設けた構造で説明しているが、吸
込整流板BV1とBV8以外の吸込整流板の数は6枚の
みに限定されるものではなく、任意の枚数の吸込整流板
をY−Y線の両側で対称に設けた構成でもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、主軸1
および羽根車2の中心Oを通る直線Y−Y上に存在して
いる吸込整流板BV1、BVn以外の吸込整流板BV2
〜BVn−1の各入口P2〜Pn−1での基礎円Rの接
線Sに対する水の流入角βP2〜βPn−1を所定の値
に統一して設定しているので、各入口P2〜Pn−1に
おける流入速度VB2〜VBn−1を、中心Oを通る直
線Y−Y上に存在している吸込整流板BV1、BVnの
入口P1、Pnの流入速度VB1〜VBnと略等しい値
にして、羽根車2への流入量を羽根車2の円周方向で均
一にすることができるので、ポンプ効率を向上させるこ
とができる。また、各入口P2〜Pn−1においてハク
リが発生するのを防止することができるとともに、各入
口P2〜Pn−1の上端から各出口P12〜P1n−1
の半径方向外端までの間は、該半径方向外端が最大ふく
らみ位置になるように滑らかな曲面で連続させ、各入口
P2〜Pn−1の下端から各出口P12〜P1n−1の
半径方向内端までの間は、該半径方向内端が最大ふくら
み位置になるように滑らかな曲面で連続させているの
で、吸込ベルマウス3に流入した流れは、急激に主軸1
に平行に垂直に立ち上がる流れに変換されることなく、
緩やかに主軸1に平行に垂直に立ち上がる流れに変換さ
れることになり、乱れのない整流された流れを羽根車2
に流入させることができるので、このことによっても、
ポンプ効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るポンプの吸込整流板の一実施の形
態を示す平面図である。
【図2】図1の直線Y−Yに沿う縦断面図である。
【図3】従来例の平面図である。
【図4】図3の直線Y−Yに沿う縦断面図である。
【符号の説明】
1 主軸 2 羽根車 3 環状の吸込ベルマウス 4 吸込水路 5 出口P12〜P1n−1の半径方向外端 6 滑らかな曲面 7 出口P12〜P1n−1の半径方向内端 8 滑らかな曲面 F 吸込水路4から吸込ベルマウス3に向かう流れ O 主軸1および羽根車2の中心 S 吸込整流板BV2〜BVn−1の各入口P2〜Pn
−1での基礎円Rの接線 R 基礎円 r 基礎円の半径(主軸1および羽根車2の中心Oから
各入口P1〜Pnまでの直線距離) Y−Y 流れFに沿って中心Oを通る直線 BV1〜BVn 吸込整流板 P1〜Pn 吸込整流板の入口 P11〜P1n 吸込整流板の出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸1に取付けられた羽根車2の上流側
    に主軸1と同心で環状の吸込ベルマウス3が設けられ、
    この吸込ベルマウス3に主軸1および羽根車2の中心O
    から各入口P1〜Pnまでの直線距離rを半径とする基
    礎円R上に入口P1〜Pnを設定した複数の吸込整流板
    BV1〜BVnが設けられ、これら吸込整流板BV1〜
    BVnの各出口P11〜P1nが投影平面上では円周方
    向に等間隔で半径方向にのび、投影立面上では主軸1に
    平行に垂直に立ち上げられており、吸込水路4から前記
    吸込ベルマウス3に向かう流れFに沿って前記中心Oを
    通る直線Y−Y上に存在している吸込整流板BV1、B
    Vn以外の吸込整流板BV2〜BVn−1の各入口P2
    〜Pn−1での基礎円Rの接線Sに対する水の流入角β
    P2〜βPn−1を所定の値に統一して設定するととも
    に、各入口P2〜Pn−1の上端から各出口P12〜P
    1n−1の半径方向外端5までの間は、該半径方向外端
    5が最大ふくらみ位置になるように滑らかな曲面6で連
    続させ、各入口P2〜Pn−1の下端から各出口P12
    〜P1n−1の半径方向内端7までの間は、該半径方向
    内端7が最大ふくらみ位置になるように滑らかな曲面8
    で連続させたことを特徴とするポンプの吸込整流板。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010048191A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Torishima Pump Mfg Co Ltd 立軸ポンプ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010048191A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Torishima Pump Mfg Co Ltd 立軸ポンプ

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