JP2000255488A - 粒状発泡プラスチック収容体及び浮力補助具 - Google Patents
粒状発泡プラスチック収容体及び浮力補助具Info
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- JP2000255488A JP2000255488A JP11064670A JP6467099A JP2000255488A JP 2000255488 A JP2000255488 A JP 2000255488A JP 11064670 A JP11064670 A JP 11064670A JP 6467099 A JP6467099 A JP 6467099A JP 2000255488 A JP2000255488 A JP 2000255488A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 体にフィットして、水中での運動性を向上さ
せることができる浮力補助具としての水着を提供する。 【解決手段】 粒状発泡プラスチック収容体1は、軽く
て水に浮きやすく、例えば、水着4の内側に収容され
る。ここで、粒状発泡プラスチック収容体1(1a,1
b,1c)は、水着4の形状に合うように、左右一対の
フロント側部1a,1bと背面側部1cとに分けて形成
され、それぞれ水着4の内側に形成されたポケット(収
容部)4a,4b,4cにそれぞれ取り付けられるよう
になっている。そして、このような粒状発泡プラスチッ
ク収容体1a,1b,1cが内部に取り付けられた水着
4は、人体に浮力を作用させる浮力補助具として機能す
る。
せることができる浮力補助具としての水着を提供する。 【解決手段】 粒状発泡プラスチック収容体1は、軽く
て水に浮きやすく、例えば、水着4の内側に収容され
る。ここで、粒状発泡プラスチック収容体1(1a,1
b,1c)は、水着4の形状に合うように、左右一対の
フロント側部1a,1bと背面側部1cとに分けて形成
され、それぞれ水着4の内側に形成されたポケット(収
容部)4a,4b,4cにそれぞれ取り付けられるよう
になっている。そして、このような粒状発泡プラスチッ
ク収容体1a,1b,1cが内部に取り付けられた水着
4は、人体に浮力を作用させる浮力補助具として機能す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水着や救命胴衣等
の内部に組み付けられて浮力を増大させたり、衝撃を吸
収して人体等を保護するために使用される粒状発泡プラ
スチック収容体及びこのような粒状発泡プラスチック収
容体を備えた浮力補助具(例えば、水着,救命胴衣)に
関する。
の内部に組み付けられて浮力を増大させたり、衝撃を吸
収して人体等を保護するために使用される粒状発泡プラ
スチック収容体及びこのような粒状発泡プラスチック収
容体を備えた浮力補助具(例えば、水着,救命胴衣)に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、健常者の健康増進を目的とし
た水中運動や、長期療養者や身体障害者のリハビリテー
ションを目的とした水中運動が盛んに行われれている。
そして、このような水中運動を補助するための様々な道
具が案出されている。
た水中運動や、長期療養者や身体障害者のリハビリテー
ションを目的とした水中運動が盛んに行われれている。
そして、このような水中運動を補助するための様々な道
具が案出されている。
【0003】例えば、水中運動をする者が必ず着用する
水着においては、その内側に発泡プラスチックで形成さ
れた板状の浮力シートを取り付け、水中運動する者に作
用する浮力を増加させて、水中運動を補助するようにな
っている。
水着においては、その内側に発泡プラスチックで形成さ
れた板状の浮力シートを取り付け、水中運動する者に作
用する浮力を増加させて、水中運動を補助するようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来から使用されている水着は、浮力シートが板状であ
り、様々な体型の人間の体に必ずしもフィットするもの
ではないため、より一層着心地が良く、より一層運動性
が良い水着の提供が望まれていた。
来から使用されている水着は、浮力シートが板状であ
り、様々な体型の人間の体に必ずしもフィットするもの
ではないため、より一層着心地が良く、より一層運動性
が良い水着の提供が望まれていた。
【0005】本発明は、このような要望に応えるために
案出されたものである。
案出されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、多数
の粒状発泡プラスチックを伸縮性のある袋内に収容した
ことを特徴とする粒状発泡プラスチック収容体に関する
ものである。
の粒状発泡プラスチックを伸縮性のある袋内に収容した
ことを特徴とする粒状発泡プラスチック収容体に関する
ものである。
【0007】請求項2の発明は、伸縮性のある袋内を複
数の収容部に仕切り、その収容部内に多数の粒状発泡プ
ラスチックを収容したことを特徴とする粒状発泡プラス
チック収容体に関するものである。
数の収容部に仕切り、その収容部内に多数の粒状発泡プ
ラスチックを収容したことを特徴とする粒状発泡プラス
チック収容体に関するものである。
【0008】請求項3の発明は、弾性を有するシート材
で形成された袋内に、粒状発泡プラスチックを多数収容
したことを特徴とする粒状発泡プラスチック収容体に関
するものである。
で形成された袋内に、粒状発泡プラスチックを多数収容
したことを特徴とする粒状発泡プラスチック収容体に関
するものである。
【0009】請求項4の発明は、所望形状の袋内に多数
の粒状発泡プラスチックを収容したことを特徴とする粒
状発泡プラスチック収容体に関するものである。
の粒状発泡プラスチックを収容したことを特徴とする粒
状発泡プラスチック収容体に関するものである。
【0010】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
か1項に記載の粒状発泡プラスチック収容体を内部に組
み付けたことを特徴とする浮力補助具に関するものであ
る。ここで、浮力補助具は、浮力増強機能を備えた水
着,救命胴衣,浮き輪,ビート板代用マットやブイ等が
該当する。
か1項に記載の粒状発泡プラスチック収容体を内部に組
み付けたことを特徴とする浮力補助具に関するものであ
る。ここで、浮力補助具は、浮力増強機能を備えた水
着,救命胴衣,浮き輪,ビート板代用マットやブイ等が
該当する。
【0011】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、袋の内部に収
容した発泡プラスチックが粒状であり、この粒状発泡プ
ラスチックを収容する袋が伸縮性を有するため、粒状発
泡プラスチック収容体の全体形状を任意の形に変形させ
ることができ、様々な用途に使用することが可能にな
る。
容した発泡プラスチックが粒状であり、この粒状発泡プ
ラスチックを収容する袋が伸縮性を有するため、粒状発
泡プラスチック収容体の全体形状を任意の形に変形させ
ることができ、様々な用途に使用することが可能にな
る。
【0012】請求項2の発明によれば、粒状発泡プラス
チックが袋の一方側へ偏ってしまうことがなくなり、袋
内に粒状発泡プラスチックを均等に分散させることが可
能になる。
チックが袋の一方側へ偏ってしまうことがなくなり、袋
内に粒状発泡プラスチックを均等に分散させることが可
能になる。
【0013】請求項3の発明によれば、粒状発泡プラス
チックをエアーと共に袋内に密封することが可能にな
る。尚、このように、エアーと粒状発泡プラスチックを
併用することにより、エアー漏れを生じても浮力や緩衝
機能を維持することが可能になる。
チックをエアーと共に袋内に密封することが可能にな
る。尚、このように、エアーと粒状発泡プラスチックを
併用することにより、エアー漏れを生じても浮力や緩衝
機能を維持することが可能になる。
【0014】請求項4の発明によれば、粒状発泡プラス
チック収容体自体を浮き輪やマット等の浮力補助具とし
て使用することが可能になる。
チック収容体自体を浮き輪やマット等の浮力補助具とし
て使用することが可能になる。
【0015】請求項5の発明によれば、水着の内部の粒
状発泡プラスチックが体型に応じて移動し、水着が体に
フィットするため、人の動きを阻害することなく浮力を
発生するが可能になる。従って、本発明の水着は、水中
での運動性を格段に向上させることができる。
状発泡プラスチックが体型に応じて移動し、水着が体に
フィットするため、人の動きを阻害することなく浮力を
発生するが可能になる。従って、本発明の水着は、水中
での運動性を格段に向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。
に基づき詳述する。
【0017】図1は、本発明の第1の実施の形態を示す
斜視図である。この図1に示す粒状発泡プラスチック収
容体1は、伸縮性のある繊維(例えば、ポリエステルや
ナイロン等)で編まれた袋2の内部に、粒状の発泡プラ
スチック3を多数収容してある。ここで、発泡プラスチ
ック3は、ポリスチレンやポリウレタン等のプラスチッ
クを球状に発泡させた粒状物であり、独立気泡となるよ
うに発泡成形されている。尚、袋2は、粒状発泡プラス
チック収容体1の使用目的に応じた形状に形成される。
そして、この袋2内に収容される粒状発泡プラスチック
3の大きさや数量は、粒状発泡プラスチック収容体1の
使用目的等に応じて調整する。
斜視図である。この図1に示す粒状発泡プラスチック収
容体1は、伸縮性のある繊維(例えば、ポリエステルや
ナイロン等)で編まれた袋2の内部に、粒状の発泡プラ
スチック3を多数収容してある。ここで、発泡プラスチ
ック3は、ポリスチレンやポリウレタン等のプラスチッ
クを球状に発泡させた粒状物であり、独立気泡となるよ
うに発泡成形されている。尚、袋2は、粒状発泡プラス
チック収容体1の使用目的に応じた形状に形成される。
そして、この袋2内に収容される粒状発泡プラスチック
3の大きさや数量は、粒状発泡プラスチック収容体1の
使用目的等に応じて調整する。
【0018】このように構成された粒状発泡プラスチッ
ク収容体1は、袋2の内部に収容された粒状発泡プラス
チック3が軽くて水に浮き、又、断熱性及び緩衝性を有
するため、このような性質が必要とされる製品に広く適
用することができる。
ク収容体1は、袋2の内部に収容された粒状発泡プラス
チック3が軽くて水に浮き、又、断熱性及び緩衝性を有
するため、このような性質が必要とされる製品に広く適
用することができる。
【0019】そして、このように構成された粒状発泡プ
ラスチック収容体1は、袋2の内部に収容した発泡プラ
スチック3が粒状であり、この粒状発泡プラスチック3
を収容する袋2が伸縮性を有するため、その全体形状を
任意の形に変形させることができる。従って、このよう
な粒状発泡プラスチック収容体1を様々な製品に適合す
る形状に変形させて使用することができ、粒状発泡プラ
スチック3の機能を必要とする様々な用途に広く使用す
ることが可能になる。
ラスチック収容体1は、袋2の内部に収容した発泡プラ
スチック3が粒状であり、この粒状発泡プラスチック3
を収容する袋2が伸縮性を有するため、その全体形状を
任意の形に変形させることができる。従って、このよう
な粒状発泡プラスチック収容体1を様々な製品に適合す
る形状に変形させて使用することができ、粒状発泡プラ
スチック3の機能を必要とする様々な用途に広く使用す
ることが可能になる。
【0020】一方、袋2の内部に板状の発泡プラスチッ
クを収容する従来例は、板状の発泡プラスチックの剛性
によってその形状を自由に変形させることができず、そ
の使用用途が限定されてしまう。又、本実施の形態の粒
状発泡プラスチック収容体1の代用として、機密性の高
い袋2の内部に空気を密封するものの使用が考えられる
が、空気圧で元の形状に復元しようとする性質があるた
め、本実施の形態のように任意の形状に変形させて使用
することが難しく、変形の自由度にかけるという不具合
がある。
クを収容する従来例は、板状の発泡プラスチックの剛性
によってその形状を自由に変形させることができず、そ
の使用用途が限定されてしまう。又、本実施の形態の粒
状発泡プラスチック収容体1の代用として、機密性の高
い袋2の内部に空気を密封するものの使用が考えられる
が、空気圧で元の形状に復元しようとする性質があるた
め、本実施の形態のように任意の形状に変形させて使用
することが難しく、変形の自由度にかけるという不具合
がある。
【0021】図2は、本発明の他の実施の形態に係る粒
状発泡プラスチック収容体1を示すものである。即ち、
この図2に示す粒状発泡プラスチック収容体1は、袋2
の内部を複数の収容部2aに分けて、各収容部2aに粒
状発泡プラスチック3を多数収容するようになってい
る。
状発泡プラスチック収容体1を示すものである。即ち、
この図2に示す粒状発泡プラスチック収容体1は、袋2
の内部を複数の収容部2aに分けて、各収容部2aに粒
状発泡プラスチック3を多数収容するようになってい
る。
【0022】このように構成することにより、粒状発泡
プラスチック3が袋2の一方側へ偏ってしまうことがな
くなり、袋2内に粒状発泡プラスチック3を均等に分散
させることが可能になる。
プラスチック3が袋2の一方側へ偏ってしまうことがな
くなり、袋2内に粒状発泡プラスチック3を均等に分散
させることが可能になる。
【0023】尚、袋2の伸縮性を要求されない場合に
は、袋2を伸縮性が乏しい繊維で形成してもよい。又、
袋2は、弾性を有する樹脂シートやゴムシートで形成し
てもよい。又、袋2を気密性の良い樹脂シートやゴムシ
ートで形成した場合には、その袋2の内部にエアーと粒
状発泡プラスチック3とを封入して、浮力を増大させる
ようにしても良い。更に、粒状発泡プラスチック3の形
状は、球形が好ましいが、立方体でも良い。
は、袋2を伸縮性が乏しい繊維で形成してもよい。又、
袋2は、弾性を有する樹脂シートやゴムシートで形成し
てもよい。又、袋2を気密性の良い樹脂シートやゴムシ
ートで形成した場合には、その袋2の内部にエアーと粒
状発泡プラスチック3とを封入して、浮力を増大させる
ようにしても良い。更に、粒状発泡プラスチック3の形
状は、球形が好ましいが、立方体でも良い。
【0024】(第1の応用例)以上のように構成された
粒状発泡プラスチック収容体1は、軽くて水に浮きやす
く、例えば、図3に示すように水着4の内側に収容され
る。ここで、粒状発泡プラスチック収容体1(1a,1
b,1c)は、水着4の形状に合うように、左右一対の
フロント側部1a,1bと背面側部1cとに分けて形成
され、それぞれ水着4の内側に形成されたポケット(収
容部)4a,4b,4cにそれぞれ取り付けられるよう
になっている。そして、このような粒状発泡プラスチッ
ク収容体1a,1b,1cが内部に取り付けられた水着
4は、人体に浮力を作用させる浮力補助具として機能す
る。
粒状発泡プラスチック収容体1は、軽くて水に浮きやす
く、例えば、図3に示すように水着4の内側に収容され
る。ここで、粒状発泡プラスチック収容体1(1a,1
b,1c)は、水着4の形状に合うように、左右一対の
フロント側部1a,1bと背面側部1cとに分けて形成
され、それぞれ水着4の内側に形成されたポケット(収
容部)4a,4b,4cにそれぞれ取り付けられるよう
になっている。そして、このような粒状発泡プラスチッ
ク収容体1a,1b,1cが内部に取り付けられた水着
4は、人体に浮力を作用させる浮力補助具として機能す
る。
【0025】ここで、粒状発泡プラスチック収容体1a
〜1cの大きさや粒状発泡プラスチック3の量は、必要
とされる浮力の大きさに応じて適宜変更される。又、粒
状発泡プラスチック収容体1a〜1cの取り付け部位
は、浮力の作用位置や全体の浮力バランスを考慮して決
定される。
〜1cの大きさや粒状発泡プラスチック3の量は、必要
とされる浮力の大きさに応じて適宜変更される。又、粒
状発泡プラスチック収容体1a〜1cの取り付け部位
は、浮力の作用位置や全体の浮力バランスを考慮して決
定される。
【0026】このような、粒状発泡プラスチック収容体
1a〜1cのうちで、特に袋2が伸縮性を有する水着4
は、体型に応じて自由に変形して体にフィットし、人の
動きを阻害することなく浮力を発生する。従って、本応
用例の水着4は、水中での運動性を格段に向上させるこ
とができる。
1a〜1cのうちで、特に袋2が伸縮性を有する水着4
は、体型に応じて自由に変形して体にフィットし、人の
動きを阻害することなく浮力を発生する。従って、本応
用例の水着4は、水中での運動性を格段に向上させるこ
とができる。
【0027】一方、袋2の内部に板状の発泡プラスチッ
クを収容する従来例は、板状の発泡プラスチックの剛性
によってその形状を自由に変形させることができず、体
にフィットさせることができないため、本応用例の水着
4のような優れた運動性を発揮することが困難である。
又、本実施の形態の粒状発泡プラスチック収容体1a〜
1cの代用として、機密性の高い袋2の内部に空気を密
封するものの使用が考えられるが、このような代用物
は、空気圧で元の形状に復元しようとする性質があるた
め、本実施の形態のように任意の形状に変形させて使用
することが難しく、体に着けた場合の感触が本実施の形
態の粒状発泡プラスチック収容体1a〜1cよりも悪
く、本応用例の水着4のような優れた運動性を発揮する
ことが困難であった。
クを収容する従来例は、板状の発泡プラスチックの剛性
によってその形状を自由に変形させることができず、体
にフィットさせることができないため、本応用例の水着
4のような優れた運動性を発揮することが困難である。
又、本実施の形態の粒状発泡プラスチック収容体1a〜
1cの代用として、機密性の高い袋2の内部に空気を密
封するものの使用が考えられるが、このような代用物
は、空気圧で元の形状に復元しようとする性質があるた
め、本実施の形態のように任意の形状に変形させて使用
することが難しく、体に着けた場合の感触が本実施の形
態の粒状発泡プラスチック収容体1a〜1cよりも悪
く、本応用例の水着4のような優れた運動性を発揮する
ことが困難であった。
【0028】尚、本応用例は、水着4に粒状発泡プラス
チック収容体1a〜1cを使用する例を示したが、これ
に限られず、浮力補助具としての救命胴衣に適用するよ
うにしてもよい。このようにすれば、従来の救命胴衣よ
りも体にフィットさせることができ、水中での運動性を
向上させることができる。ここで、粒状発泡プラスチッ
ク収容体1a〜1cは、断熱性を有するため、体温が冷
水で奪われるのを抑えることができる。
チック収容体1a〜1cを使用する例を示したが、これ
に限られず、浮力補助具としての救命胴衣に適用するよ
うにしてもよい。このようにすれば、従来の救命胴衣よ
りも体にフィットさせることができ、水中での運動性を
向上させることができる。ここで、粒状発泡プラスチッ
ク収容体1a〜1cは、断熱性を有するため、体温が冷
水で奪われるのを抑えることができる。
【0029】又、図示しない水中キャップの内部に本実
施の形態の粒状発泡プラスチック収容体1を取り付けた
り、粒状発泡プラスチック収容体1で水中キャップを形
成すれば、水中運動者の頭が水没するのを防止すること
が可能になる。従って、このような構成の水中キャップ
は、水中運動者の運動性を向上させることができる浮力
補助具として機能する。
施の形態の粒状発泡プラスチック収容体1を取り付けた
り、粒状発泡プラスチック収容体1で水中キャップを形
成すれば、水中運動者の頭が水没するのを防止すること
が可能になる。従って、このような構成の水中キャップ
は、水中運動者の運動性を向上させることができる浮力
補助具として機能する。
【0030】又、本実施の形態の粒状発泡プラスチック
収容体1は、輪状に形成することにより浮き輪として使
用したり、図4に示すようにマット状に形成して、エア
ーマットの代わりに使用することができる。このような
粒状発泡プラスチック収容体1を使用した浮き輪やマッ
ト(浮力補助具)は、人の体になじみやすく、エアー封
入式のものよりも感触が良いため、遊技用途の他に、介
護必要者の入浴を補助するための介護用マットとして使
用することも可能である。ここで、図4に示す粒状発泡
プラスチック収容体1は、複数の収容部2bに分割され
ており、その収容部2bに粒状発泡プラスチックが収容
されるようになっている。
収容体1は、輪状に形成することにより浮き輪として使
用したり、図4に示すようにマット状に形成して、エア
ーマットの代わりに使用することができる。このような
粒状発泡プラスチック収容体1を使用した浮き輪やマッ
ト(浮力補助具)は、人の体になじみやすく、エアー封
入式のものよりも感触が良いため、遊技用途の他に、介
護必要者の入浴を補助するための介護用マットとして使
用することも可能である。ここで、図4に示す粒状発泡
プラスチック収容体1は、複数の収容部2bに分割され
ており、その収容部2bに粒状発泡プラスチックが収容
されるようになっている。
【0031】又、図5に示すように、袋2の内部に粒状
発泡プラスチック3を収容すると共に、袋2の下端部に
おもり5を付け、プールや海中に浮かぶブイ(浮力補助
具)6として使用することも可能である。このようなブ
イ6は、柔らかく、子供が衝突してもけがをすることが
なく、又、長時間使用しても萎んで使用できなくなるよ
うなことがない。この点、エアーを封入した風船形式の
ブイは、長時間使用するとエアーが抜けて萎んでしまっ
たり、子供が接触すると衝撃で破裂するなどの不都合を
生じる虞がある。
発泡プラスチック3を収容すると共に、袋2の下端部に
おもり5を付け、プールや海中に浮かぶブイ(浮力補助
具)6として使用することも可能である。このようなブ
イ6は、柔らかく、子供が衝突してもけがをすることが
なく、又、長時間使用しても萎んで使用できなくなるよ
うなことがない。この点、エアーを封入した風船形式の
ブイは、長時間使用するとエアーが抜けて萎んでしまっ
たり、子供が接触すると衝撃で破裂するなどの不都合を
生じる虞がある。
【0032】更に、本実施の形態に係る粒状発泡プラス
チック収容体1は、プールのコースロープのフロート
(浮力補助具)として使用することができる。このよう
にすれば、水中運動者がコースロープのフロートに接触
しても、フロートが柔らかいため、水中運動者がけがを
する虞がない。これは、水中運動者が、子供や高齢者の
場合に一層効果的である。
チック収容体1は、プールのコースロープのフロート
(浮力補助具)として使用することができる。このよう
にすれば、水中運動者がコースロープのフロートに接触
しても、フロートが柔らかいため、水中運動者がけがを
する虞がない。これは、水中運動者が、子供や高齢者の
場合に一層効果的である。
【0033】加えて、本実施の形態に係る粒状発泡プラ
スチック収容体1は、浮力があり、柔らかいため、水中
玩具に広く適用することができる。
スチック収容体1は、浮力があり、柔らかいため、水中
玩具に広く適用することができる。
【0034】(第2の応用例)本実施の形態に係る粒状
発泡プラスチック収容体1は、優れた緩衝機能を備えて
いるため、衝撃を吸収し、人体を保護するものに広く適
用することができる。例えば、図6に示すように、帽子
7を本実施の形態に係る粒状発泡プラスチック収容体1
で形成することにより、帽子7を個体差のある頭部形状
にフィットさせることができ、転倒時の頭部損傷を防止
することができる。又、図示しないヘルメットの内側に
本実施の形態に係る粒状発泡プラスチック収容体1を取
り付けることにより、ヘルメットの硬質プラスチックと
頭部の隙間を埋めることができ、ヘルメットの緩衝機能
を向上させることができる。
発泡プラスチック収容体1は、優れた緩衝機能を備えて
いるため、衝撃を吸収し、人体を保護するものに広く適
用することができる。例えば、図6に示すように、帽子
7を本実施の形態に係る粒状発泡プラスチック収容体1
で形成することにより、帽子7を個体差のある頭部形状
にフィットさせることができ、転倒時の頭部損傷を防止
することができる。又、図示しないヘルメットの内側に
本実施の形態に係る粒状発泡プラスチック収容体1を取
り付けることにより、ヘルメットの硬質プラスチックと
頭部の隙間を埋めることができ、ヘルメットの緩衝機能
を向上させることができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る粒状発泡プラスチッ
ク収容体の一部を切り欠いて示す外観斜視図である。
ク収容体の一部を切り欠いて示す外観斜視図である。
【図2】本発明の他の実施の形態に係る粒状発泡プラス
チック収容体の一部を切り欠いて示す正面図である。
チック収容体の一部を切り欠いて示す正面図である。
【図3】本発明の第1の応用例に係る水着及び該水着の
内部に取り付けられる粒状発泡プラスチック収容体の形
状を示す図である。
内部に取り付けられる粒状発泡プラスチック収容体の形
状を示す図である。
【図4】本発明の第1の応用例に係る浮力補助具として
のマットの正面図である。
のマットの正面図である。
【図5】本発明の第1の応用例に係る浮力補助具として
のブイを示す図である。図5(a)は水中投入前のブイ
の状態図であり、図5(b)は水中投入後のブイの状態
図である。
のブイを示す図である。図5(a)は水中投入前のブイ
の状態図であり、図5(b)は水中投入後のブイの状態
図である。
【図6】本発明の第2の応用例に係る帽子を示す図であ
る。
る。
1,1a,1b,1c……粒状発泡プラスチック収容
体、2……袋、2a……収容部、3……発泡プラスチッ
ク、4,6……浮力補助具
体、2……袋、2a……収容部、3……発泡プラスチッ
ク、4,6……浮力補助具
Claims (5)
- 【請求項1】 多数の粒状発泡プラスチックを、伸縮性
を有する繊維で形成された袋内に収容したことを特徴と
する粒状発泡プラスチック収容体。 - 【請求項2】 伸縮性を有する繊維で形成された袋内を
複数の収容部に仕切り、その収容部内に多数の粒状発泡
プラスチックを収容したことを特徴とする粒状発泡プラ
スチック収容体。 - 【請求項3】 弾性を有するシート材で形成された袋内
に、粒状発泡プラスチックを多数収容したことを特徴と
する粒状発泡プラスチック収容体。 - 【請求項4】 所望形状の袋内に多数の粒状発泡プラス
チックを収容したことを特徴とする粒状発泡プラスチッ
ク収容体。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の粒
状発泡プラスチック収容体を内部に組み付けたことを特
徴とする浮力補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11064670A JP2000255488A (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 粒状発泡プラスチック収容体及び浮力補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11064670A JP2000255488A (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 粒状発泡プラスチック収容体及び浮力補助具 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000255488A true JP2000255488A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13264864
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11064670A Pending JP2000255488A (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 粒状発泡プラスチック収容体及び浮力補助具 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000255488A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014515968A (ja) * | 2011-06-07 | 2014-07-07 | シンクレア シェリー | フレキシブルウエイトパッド |
JP2015168888A (ja) * | 2014-03-04 | 2015-09-28 | 一般財団法人日本自動車研究所 | 頭部保護具 |
JP2015200043A (ja) * | 2014-04-07 | 2015-11-12 | ヤスヲ 中村 | スイミングバランサー |
-
1999
- 1999-03-11 JP JP11064670A patent/JP2000255488A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014515968A (ja) * | 2011-06-07 | 2014-07-07 | シンクレア シェリー | フレキシブルウエイトパッド |
JP2015168888A (ja) * | 2014-03-04 | 2015-09-28 | 一般財団法人日本自動車研究所 | 頭部保護具 |
JP2015200043A (ja) * | 2014-04-07 | 2015-11-12 | ヤスヲ 中村 | スイミングバランサー |
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