JP2000254238A - 加温治療用プローブ - Google Patents

加温治療用プローブ

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JP2000254238A
JP2000254238A JP11064777A JP6477799A JP2000254238A JP 2000254238 A JP2000254238 A JP 2000254238A JP 11064777 A JP11064777 A JP 11064777A JP 6477799 A JP6477799 A JP 6477799A JP 2000254238 A JP2000254238 A JP 2000254238A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、治療部位への電極部の穿刺が可能で
あり、しかも冷却用液体の回収が可能な加温治療用プロ
ーブを提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は、先端に冷却用流体を吐出する吐
出口を有する管状部材7の先端部に穿刺用電極針8を設
け、上記管状部材7の内部を通じて、上記吐出口より流
体を吐出すると共に、穿刺用電極針8の外周にまわり込
んだ上記流体を上記第1の管状部材7の外周と上記シー
ス3の内周との間の空間を通じて吸引して灌流するよう
にした加温治療用プローブ1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体内の患部に電極
部分を挿入し、電極に通電することにより患部を加温治
療する加温治療用プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平9−239042号公報に開示さ
れた加温治療用プローブが知られている。この加温治療
用プローブは生体管腔に挿入するシースの先端部に外径
寸法が小さい細径部を形成する。また、上記シースの太
径部内には加温用プローブ本体を配置したものである。
そして、シースとプローブ本体との間を通じて冷却水が
供給され、そのシースの太径部内から細径部内を経て体
腔内に一方通行で冷却水を流入させるようになってい
る。
【0003】このような構成の加温治療用プローブによ
れば、それなりに挿入部の構成が簡略化し、その挿入部
の外径もそれなりに細くできる。しかし、依然として以
下のような問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の加温治療用
プローブにあっては加温部における送液管路が電極本体
とシースの太径部との間で構成されており、従って、電
極部が太く、この電極部の部分を前立腺に穿刺すること
が困難であった。
【0005】また、上記加温治療用プローブを用いて、
前立腺を経尿道的に加温する場合、比較的太い電極部で
尿道を塞いでしまうため、排液が膀胱内に溜まってしま
い、その結果、患者が尿意を催すために加温に必要な時
間をかけての治療の継続が困難になる場合がある。従っ
て、この加温治療用プローブを用いて治療できる部位が
排液を放置しておける消化器等のような部位に限られて
しまう。
【0006】本発明は上記課題に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、治療部位への穿刺が
可能な程、電極部の細径化が図れ得ると共に、構成の簡
略化が図れ、しかも、冷却用液体の回収が可能な加温治
療用プローブを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】請求項1の発明
は、組織に穿刺する先端部を有し、この先端部の先端に
流体を吐出する吐出口を開口した第1の管状部材と、上
記第1の管状部材の先端部に備えられた電極と、上記電
極と電気的に導通したコネクタと、上記第1の管状部材
の外径より大きな内径を有する第2の管状部材と、上記
第1の管状部材を上記第2の管状部材の内部にて摺動自
在に保持する保持手段と、上記第1の管状部材の内部と
連通し、上記第1の管状部材の上記吐出口より吐出する
流体を上記第1の管状部材の内部に供給する流体供給手
段と、上記第1の管状部材の外周と上記第2の管状部材
の内周との間の空間に連通し、上記空間を通じて流体を
吸引する吸引手段とを具備したことを特徴とする加温治
療用プローブである。
【0008】そして、この請求項1の発明では、電極を
備えた第1の管状部材の先端部を患部に穿刺すると共
に、第2の管状部材の先端部分を組織に密着させる。上
記電極に通電するとき、第1の管状部材の吐出口を通し
て冷却用液体を吐出し、電極と穿刺組織の隙間に送液
し、この冷却用液体を第1の管状部材と第2の管状部材
の間の隙間を通じて回収する。
【0009】また、請求項2の発明は、流体を吐出する
吐出口を有する第1の管状部材と、上記第1の管状部材
の先端部に備えられた電極と、上記電極と電気的に導通
したコネクタと、上記第1の管状部材の吐出口と連通
し、該吐出口より吐出する流体を上記第1の管状部材の
内部に供給する流体供給手段と、上記第1の管状部材を
摺動自在に挿通する第1の管路、先端部分に設けられた
開口部、及びこの開口部に連通する第2の管路を有する
第2の管状部材と、上記第2の管路と連通し、該第2の
管路から流体を吸引する吸引手段とを具備したことを特
徴とする加温治療用プローブである。
【0010】そして、この請求項2の発明では先端の開
口部が膀胱内に突出するように第2の管状部材を挿入す
る。第2の管状部材の開口部から電極を有する第1の管
状部材を突き出して穿刺したとき、その加温用電極部が
目的部位に位置すると共に、第1の管状部材の吐出口が
第2の管状部材の開口部の側方に位置する。そして、通
電時、中空の電極を通して冷却用液体を膀胱内へ送液
し、膀胱内の冷却用液体を、先端の開口部が膀胱内に突
出するように挿入された第2の管状部材の第2の管路を
通じて回収する。
【0011】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1及び図2を
参照して本発明の第1実施形態に係る加温治療用プロー
ブについて説明する。
【0012】(構成)図1で示すように、上記加温治療
用プローブ1は、患者の体内に挿入される挿入部2を有
し、この挿入部2は管状部材としてのシース3によって
形成されている。シース3は可撓性があり、しかも電気
的絶縁性がある等径で長尺な中空シャフト状の部材によ
って形成される。シース3の基端には本体4が固定的に
接続されている。シース3の先端には先端外周がテーパ
状に加工されているリング状の密着部材5が設けられて
いる。この密着部材5は電気的絶縁性を持つ材料によっ
て形成されている。この密着部材5は、これを体内組織
部位に押し付けたとき、隙間なく組織部位と密着するよ
うに弾性体で作ることが望ましい。
【0013】上記シース3内にはこのシース3の内径よ
りも外径が小さな電極用針部(ユニット)6が摺動自在
に内挿されている。この針部6は可撓性のある電気的絶
縁性の管状部材7を有し、この管状部材7の先端には、
中空の金属製パイプからなる導電性の電極としての穿刺
用電極針8が取り付けられている。上記電極針8の先端
開口はシース3内を通じて送り込まれる冷却用流体を吐
出する吐出口を形成する。
【0014】上記管状部材7の基端側部分は上記本体4
の部分を貫き抜けてその本体4にスライド自在に取り付
けられている。管状部材7の貫通基端部には操作部材9
が固定的に取り付けられ、この操作部材9によりシース
3に対して針部6を全体的に進退させることで、針部6
の先端に位置する電極針8がシース3の先端開口から突
き出し、或いはシース3内に収納させることができる。
【0015】上記操作部材9には送液口11が設けられ
ており、この送液口11は管状部材7内を通じて上記電
極針8に連通しており、これによって送水管路12を形
成している。上記送液口11には図示しない送水ポンプ
やシリンジなどの送水手段が接続される。そして、上記
送水管路12を通じて冷却用流体を供給する流体供給手
段を構成する。
【0016】上記操作部材9には給電用コネクタ13が
設けられている。このコネクタ13は上記管状部材7内
に挿通した電線14により上記電極針8に電気的に接続
されている。このコネクタ13には図示しない高周波電
源装置に電気的に接続するための電源コードが接続され
る。
【0017】上記本体4にはシース3に針部6を装着し
たときにその本体4と管状部材7との間の水密をとるた
めのシール部材15が取り付けられている。
【0018】また、本体4にはその側壁に位置して吸引
口16が設けられており、この吸引口16は上記シース
3内と連通している。上記吸引口16には図示しない吸
引装置やシリンジなどの吸引源が接続される。シース3
に針部6が内挿されたとき、シース3の内周面と針部6
の管状部材7の外周面との間で吸引管路17を形成す
る。そして、上記吸引管路17を通じて冷却用流体を吸
引する吸引手段を構成する。
【0019】(作用)上記加温治療用プローブ1を使用
するときの作用を説明する。経内視鏡的に加温治療用プ
ローブ1を体内の治療部位まで誘導し、シース3の先端
より電極針8を突き出し、例えば肝臓等の体内臓器の組
織20に穿刺する。図2は組織20に電極針8を穿刺し
た状態を示す。そしてシース3の先端にある密着部材5
を穿刺部位の周辺組織部分に隙間なく押し当て穿刺孔部
位の周辺部分を閉鎖しながら冷却液を流す。このときの
冷却液は生理食塩水のような導電性のある冷却用液体を
使用する。
【0020】そこで、送液口11から送液された冷却液
は送水管路12と電極針8の内部を経て電極針8の穿刺
した先端開口から吐出し、組織部分に穿刺した電極針8
の外周と、その電極針8を穿刺した組織20との間の隙
間21にまわり込み、シース3内の吸引管路17へ流
れ、冷却液は回収される。
【0021】以上の如く、冷却液を灌流しながら、図示
しない体外電極と、体内電極としての電極針8との間に
高周波電流を通電し、その電極針8の周辺組織を高周波
電流で焼灼または凝固する。冷却液は導電性のある、例
えば生理食塩水のような電解質の液体を使用するから高
周波電流を流したとき、電極針8と組織20の隙間の接
触状態の如何に拘らず、高周波電流が患部に効率良く通
電することができる。
【0022】(効果)患部と電極針8との隙間を冷却液
の灌流路として利用することで、灌流路を電極針8内に
特別に構成する必要がなくなり、電極針8の構造が簡単
になる。また、電極針8の電極部分まで組織に穿刺し易
いように電極針8を細径化することができる。また、冷
却用液体に導電性のある液体を利用すれば、穿刺した電
極と組織の間の隙間に冷却液を満たし、組織への確実な
電流経路を形成できるため、組織と電極針8が局所的に
のみ不均一に電気的接触を持つ事態を防止でき、電流経
路を偏らせることなく、高周波電流を治療範囲の組織全
体に均等に通電することができる。従って、効果的で良
好な治療を行うことができる。
【0023】[第2実施形態]図3を参照して本発明の
第2実施形態に係る加温治療用プローブについて説明す
る。
【0024】(構成)この第2実施形態に係る加温治療
用プローブ1では金属パイプで形成した管状部材7の先
端を針状に加工し、穿刺用電極針8と、送水管路を形成
する管状部材7の部分を単一の管状部材によって一体に
構成した針部6の例である。その他の部分についての構
成は前述した第1実施形態のものと同じである。
【0025】穿刺用電極針8と送水管路を形成する管状
部材7の部分が単一の管状部材によって一体に構成した
から針部6の構成が簡略化できる。この他の作用及び効
果については前述した第1実施形態のものと略同じであ
る。
【0026】[第3実施形態]図4及び図5を参照して
本発明の第3実施形態に係る加温治療用プローブについ
て説明する。
【0027】(構成)この第3実施形態に係る加温治療
用プローブは前立腺肥大症の治療用穿刺電極の例であ
り、図4はその全体的構成を示す。
【0028】この加温治療用プローブ41は患者の体内
に挿入される挿入部42を有し、この挿入部42は可撓
性をもつ素材で作られた可撓性を有するシース43と、
針部44を備える。シース43の基端には本体45が固
定的に設けられている。
【0029】上記シース43は少なくとも2つ以上の管
路を持つ。ここでは第1管路46と第2管路47の2つ
のものが上下に配置して設けた。一方の第1管路46は
上記針部44の後述する電極針の部分を挿通できる内径
を持ち、シース43の基端から先端部近傍の上側面に形
成された開口部48まで貫通して設けられている。
【0030】他方の第2管路47はシース43の基端か
ら先端部に達するように形成されている。シース43に
おける最先端壁面部には一つ以上の開口49が設けら
れ、ここでは複数の開口49が形成されている。これら
の開口49はいずれも上記第2管路47に連通してい
る。各開口49はシース43の半球状に形成された先端
部の周壁に広く分散して配置されている。シース43の
先端部内には各開口49を第2管路47に連通する接続
空間50が第2管路47よりも広く大きい径で形成され
ている。
【0031】上記第2管路47の後端は上記本体45に
形成した吸引口51に連通し、第2管路47を通じて冷
却用流体を吸引する吸引手段を構成する。上記吸引口5
1には図示しない吸引装置やシリンジなどの吸引源が接
続される。
【0032】第1管路46は上記本体45に形成した貫
通孔45aに接続され、この貫通孔45aから第1管路
46にわたり上記針部44の後述する電極針を挿通する
ことができる。また、上記貫通孔45aの基端部にはO
リングからなるシール部材52が設けられていて、貫通
孔45aに挿通する針部44の部分を液密的に保持する
ようになっている。
【0033】上記針部44は薄肉で適度な弾性を持つ金
属パイプ55を有し、この金属パイプ55はその先端を
針状に加工して電極針56としたものである。電極針5
6の基端部分には操作部材57が固定的に取り付けられ
ている。電極針56の先端電極部58は露出した通電部
59として形成されており、その通電部59以外の、電
極針56の部分には全長にわたり絶縁被覆60が施され
ている。また、電極針56内に形成される送水管路62
は上記操作部材57に設けられた送液口63に連通し、
流体供給手段を構成している。電極針56は操作部材5
7に設けたコネクタ64と電気的に接続される。
【0034】上記電極針56は図4で示すように、シー
ス43の第1管路46内に摺動自在に挿入され、その開
口部48よりシース43の長軸方向に対し、ある一定の
角度を持つように突き出される。ここでは斜め前方へ突
き出される。
【0035】上述した吸引口51にはシリンジや吸引装
置など図示しない吸引手段が接続され、送液口63には
シリンジや送水ポンプなどの図示しない送水手段が接続
される。また、コネクタ64には図示しない高周波電源
装置に電源コードが接続される。
【0036】(作用)図5で示すように、シース43の
開口部48が前立腺70への穿刺位置に位置するように
プローブ41の挿入部42を尿道内に挿入する。このと
き、挿入部42の先端部にある開口部48は膀胱頸部付
近に位置する。そこで、第1管路46に針部44の電極
針56の部分を挿入し、操作部材57により押し進めて
開口部48から電極針56を突き出し、これを前立腺7
0に穿刺する。そして、凝固予定範囲71に通電部59
が位置し、電極針56の先端が膀胱72内に突き出すま
で刺入する。
【0037】次に、送液口63から冷却液を送液し、電
極針56内の送水管路62を通じて膀胱72内に流出さ
せる。膀胱72内に流出した液体はシース43の開口4
9より吸引することで、冷却液を灌流させる。このよう
に、冷却液を灌流させながら高周波電流を通電し、前立
腺を加熱、凝固して治療を行う。
【0038】(効果)冷却液の流れが一方向のため電極
の構造を簡単にでき、電極の細径化、さらには前立腺へ
の穿刺性が向上する。さらに、冷却液が膀胱に溜まるこ
とがなく、患者の尿意のため治療が中断されることを防
止できる。
【0039】本発明は前述した実施形態のものに限定さ
れるものではない。上記説明によれば、少なくとも以下
に列記する事項及びそれらを任意に組み合わせた事項の
ものが得られる。
【0040】<付記> (1) 組織に穿刺する先端部を有し、この先端部の先
端に流体を吐出する吐出口を開口した第1の管状部材
と、上記第1の管状部材の先端部に備えられた電極と、
上記電極と電気的に導通したコネクタと、上記第1の管
状部材の外径より大きな内径を有する第2の管状部材
と、上記第1の管状部材を上記第2の管状部材の内部に
て摺動自在に保持する保持手段と、上記第1の管状部材
の内部と連通し、上記第1の管状部材の上記吐出口より
吐出する流体を上記第1の管状部材の内部に供給する流
体供給手段と、上記第1の管状部材の外周と上記第2の
管状部材の内周との間の空間に連通し、上記空間を通じ
て流体を吸引する吸引手段と、を具備したことを特徴と
する加温治療用プローブ。
【0041】(2) 流体を吐出する吐出口を有する第
1の管状部材と、上記第1の管状部材の先端部に備えら
れた電極と、上記電極と電気的に導通したコネクタと、
上記第1の管状部材の上記吐出口と連通し、該吐出口よ
り吐出する流体を上記第1の管状部材の内部に供給する
流体供給手段と、上記第1の管状部材を摺動自在に挿通
する第1の管路と、先端部分に設けられた開口部と、こ
の開口部に連通する第2の管路を有する第2の管状部材
と、上記第2の管路と連通し、該第2の管路から流体を
吸引する吸引手段と、を具備したことを特徴とする加温
治療用プローブ。
【0042】(3) 先端に設けられた穿刺部分で開口
している管状部材と基端に接続されている操作部に設け
られた送液口とが連通しており、上記穿刺部分と操作部
に設けられた外部の電源と接続するコネクタが電気的に
接続している電極針と、上記電極針を内挿できる管腔を
持つ管状部材の先端に上記電極針の穿刺部分を挿通で
き、さらに穿刺部分との間の隙間で液体を吸引できる大
きさの管腔を持った密着部材が取付けられており、基端
に上記電極針を進退自在に挿入可能な管腔を持ち、管腔
に電極針との隙間を密封するためのシール部材が設けら
れた本体部分が取付けられており、上記本体部分に上記
管状部材の管腔と連通する吸引口が設けられた可撓性シ
ースとからなり、上記シースに電極針を挿入したとき
に、シース先端の密着部材より前方へ穿刺部分を突き出
し可能で、シースと電極針の間の隙間により吸引管路を
形成する加温治療用穿剌電極。
【0043】(4) 先端に設けられた穿刺部分で開口
している管状部材と基端に接続されている操作部に設け
られた送液口とが連通し、穿刺部分の後縁部分の加温部
の位置決めをしたときに先端が膀胱内に突出するのに十
分な長さを持ち、上記加温部が操作部に設けられた外部
の電源と接続するコネクタが電気的に接続しており、加
温部以外は絶縁被覆が設けられている電極針と、2つ以
上の管路を持つ管状部材の基端に本体部分が接続されて
おり、上記管路の1つが管状部材の先端からある距離の
ところで側方に開口しており、本体部分に設けられた上
記電極針を進退自在に挿入可能な管腔と連通し、管腔に
電極針との間の隙間を密封するためのシール部材が設け
られた本体部分が取付けられており、残りの管路は先端
部分で開口しており、基端側で本体部分に設けられた吸
引口と連通しているシースとを具備した前立腺肥大症加
温治療用穿刺電極。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
極針の冷却液灌流路に穿刺電極部と穿刺部位との間の隙
間や膀胱などを利用することで、電極の穿刺部の構造を
簡単にすることができ、その電極部分を細径化し、穿刺
性を向上させることができる。また、構造が簡略化して
加温治療用プローブの原価低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る加温治療用プローブの縦断
面図。
【図2】同じく第1実施形態に係る加温治療用プローブ
を用いて体内臓器を治療する説明図。
【図3】第2実施形態に係る加温治療用プローブの縦断
面図。
【図4】第3実施形態に係る加温治療用プローブの縦断
面図。
【図5】同じく第3実施形態に係る加温治療用プローブ
を用いて体内臓器を治療する説明図。
【符号の説明】
1…加温治療用プローブ、2…挿入部、3…シース、4
…本体、5…密着部材、6…針部、7…管状部材、8…
穿刺用電極針、9…操作部材、11…送液口、12…送
水管路、13…給電用コネクタ、14…電線、16…吸
引口、17…吸引管路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】組織に穿刺する先端部を有し、この先端部
    の先端に流体を吐出する吐出口を開口した第1の管状部
    材と、 上記第1の管状部材の先端部に備えられた電極と、 上記電極と電気的に導通した給電用コネクタと、 上記第1の管状部材の外径より大きな内径を有する第2
    の管状部材と、 上記第1の管状部材を上記第2の管状部材の内部にて摺
    動自在に保持する保持手段と、 上記第1の管状部材の内部と連通し、上記第1の管状部
    材の上記吐出口より吐出する流体を上記第1の管状部材
    の内部に供給する流体供給手段と、 上記第1の管状部材の外周と上記第2の管状部材の内周
    との間の空間に連通し、上記空間を吸引管路として流体
    を吸引する吸引手段と、 を具備したことを特徴とする加温治療用プローブ。
  2. 【請求項2】流体を吐出する吐出口を有する第1の管状
    部材と、 上記第1の管状部材の先端部に備えられた電極と、 上記電極と電気的に導通した給電用コネクタと、 上記第1の管状部材の上記吐出口と連通し、該吐出口よ
    り吐出する流体を上記第1の管状部材の内部に供給する
    流体供給手段と、 上記第1の管状部材を摺動自在に挿通する第1の管路
    と、先端部分に設けられた開口部と、この開口部に連通
    する第2の管路を有する第2の管状部材と、 上記第2の管路と連通し、該第2の管路から流体を吸引
    する吸引手段と、 を具備したことを特徴とする加温治療用プローブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021519668A (ja) * 2018-03-22 2021-08-12 クライオライフ、インコーポレイテッド 中枢神経系局所的低体温装置および方法

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