JP2000253518A - 着脱母線装置 - Google Patents

着脱母線装置

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JP2000253518A
JP2000253518A JP11047707A JP4770799A JP2000253518A JP 2000253518 A JP2000253518 A JP 2000253518A JP 11047707 A JP11047707 A JP 11047707A JP 4770799 A JP4770799 A JP 4770799A JP 2000253518 A JP2000253518 A JP 2000253518A
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Japan
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bellows
detachable
flange
compression
expansion
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JP11047707A
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Toshimasa Honda
俊正 本田
Koji Kotani
幸慈 小谷
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ベローズの伸縮作業を各種機構に伝達すること
により、労力の軽減と工期短縮が可能な着脱母線装置を
提供すること。 【解決手段】ベローズと、ベローズの両端に設けられた
左右のフランジを有し、ベローズ内の接続導体を接離可
能に連結する着脱導体を収納し、ベローズの外周には、
一端がベローズ端部に設けた一方のフランジ部に固定さ
れ,他端がベローズ端部に設けた他方のフランジ部を挿
通するスタッドを設け、スタッドのフランジ部の貫通部
分の内外には当該フランジの伸縮を拘束するナットをね
じ込んだ着脱母線装置において、スタッドのうち少なく
とも1本のスタッドには、ベローズの圧縮限度を超えず
着脱に必要な伸縮量に制限するベローズ圧縮制限装置を
設けているので、ベローズ伸縮作業において伸縮量を発
生させる労力を、ベローズ圧縮制限装置により伝達させ
ることにより労力の軽減と工期短縮を図ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス絶縁開閉装置
に用いられる着脱母線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガス絶縁開閉装置は、遮断器・
断路器・母線等の主要機器で構成されている。これらの
各主要機器は保守点検及び据付時の作業性を考慮して、
母線の途中で分割可能になるように着脱母線装置を設け
た構成とされている。
【0003】このような着脱母線装置の従来例を図11
に示す。この図において、母線1,2は絶縁ガスを封入
した容器1a,2aに絶縁スペーサ3,4で絶縁支持さ
れた導体7を挿通して構成されており、母線1,2の間
には着脱母線装置5が設けられている。この着脱母線装
置5は、絶縁スペーサ3,4のフランジ部間に伸縮自在
に挿着されかつ容器1aとほぼ同径を有するベローズ6
と、絶縁スペーサ3,4に設けられた導体7にそれぞれ
摺動自在に接続された接続導体8,10と、この接続導
体8,10間に着脱自在に接続された着脱導体9とを備
えている。また、ベローズ6の端部にはフランジ6a,
6bが設けられ、図12に示す如く、フランジ6bを貫
通するスタッド20がフランジ6aにねじ込まれ、ナッ
ト21にて固定される一方、フランジ6bを貫通するス
タッド20の両端にナット22,23が装着され、フラ
ンジ6bが固定されている(例えば、実開昭59−16
9530号公報参照)。
【0004】このように構成された着脱母線装置5の取
外す手順を図13及び図14を参照して説明する。ま
ず、図13において、ベローズ6のフランジ6bを貫通
したスタッド20に装着されているナット22を緩め、
他方のナット23をねじ込むことにより、スタッド20
は図面右方に移動し、スタッド20がねじ込まれている
ベローズ6の他端フランジ6aが、スタッド20と共に
図面右方に移動し、図13に示す如く開口部15が形成
され、この開口部15より着脱自在に接続された着脱導
体9が取外される。この後、図14に示す如く接続導体
10が絶縁スペーサ4から取外され、ベローズ6とスタ
ッド20等とは一体的に母線1,2から取外される。
【0005】ところで、このような従来の着脱母線装置
においては、内部導体の取外し等のため、ベローズの伸
縮量は通常据付寸法吸収等に使用されるベローズの伸縮
量に比べてかなり大きく、また着脱作業時においては着
脱を可能とする開口部を形成させるためのナットのねじ
込みは人力により行っていたため、保守点検・据付等の
工期短縮の阻害要因となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の着脱
母線装置のベローズは、着脱作業時の伸縮工程におい
て、多大な労力を必要とし保守点検・据付等の工期短縮
の阻害要因となっている。このことは特にスペースのな
い機器構成部分に設けられた着脱母線及び高電圧機器に
設けられた着脱母線においては顕著であった。
【0007】本発明(請求項1乃至請求項3対応)は、
上記状況に鑑みてなされたもので、その目的はベローズ
の伸縮作業を各種機構に伝達することにより、労力の軽
減と工期短縮が可能な着脱母線装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、ベローズと、このベローズの
両端に設けられた左右のフランジを有し、前記ベローズ
内の接続導体を接離可能に連結する着脱導体を収納し、
前記ベローズの外周には、一端がベローズ端部に設けた
一方のフランジ部に固定され,他端がベローズ端部に設
けた他方のフランジ部を挿通するスタッドを設け、この
スタッドのフランジ部の貫通部分の内外には当該フラン
ジの伸縮を拘束するナットをねじ込んだ着脱母線装置に
おいて、前記スタッドのうち少なくとも1本のスタッド
には、ベローズの圧縮限度を超えず着脱に必要な伸縮量
に制限するベローズ圧縮制限装置を設けたことを特徴と
する。
【0009】請求項1によると、ベローズ伸縮作業工程
において伸縮量を発生させる労力を、ベローズ圧縮制限
装置により伝達させることにより労力の軽減と工期短縮
が図れる。
【0010】本発明の請求項2は、請求項1記載の着脱
母線装置において、ベローズ圧縮制限装置は、ウォーム
ギヤ構造、内部に圧縮可能媒体を封入したシリンダとピ
ストンよりなるポンプ構造、電磁力を発生させる電極構
造またはパンタグラフ機構のいずれか一つであることを
特徴とする。
【0011】請求項2によると、ベローズ伸縮作業工程
において伸縮量を発生させる労力を、ウォームギヤ構
造、圧縮可能媒体の圧力差による構造、パンタグラフ構
造、電磁力の吸着・反発原理を利用する構造のいずれか
により伝達させることにより労力の軽減と工期短縮が図
れる。
【0012】本発明の請求項3は、ベローズと、このベ
ローズの両端に設けられた左右のフランジを有し、前記
ベローズ内の接続導体を接離可能に連結する着脱導体を
収納し、前記ベローズの外周には、一端がベローズ端部
に設けた一方のフランジ部に固定され,他端がベローズ
端部に設けた他方のフランジ部を挿通するスタッドを設
け、このスタッドのフランジ部の貫通部分の内外には当
該フランジの伸縮を拘束するナットをねじ込んだ着脱母
線装置において、前記ベローズは当該ベローズの伸縮方
向と直交した補強部品を有し、圧縮可能媒体を封入して
いる二重化したベローズ構造とし、前記ベローズの圧縮
限度を超えず着脱に必要な伸縮量を、前記圧縮可能媒体
の圧力を可変可能なポンプにより伝達し動作させるよう
に構成したことを特徴とする。
【0013】請求項3によると、ベローズ伸縮作業工程
において伸縮量を発生させる労力を、圧縮可能媒体の圧
力差による構造により伝達させることにより労力の軽減
と工期短縮が図れる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の第1実施例(請求項
1及び請求項2対応)の断面図であり、既に説明した図
11の従来の着脱母線装置と異なる構成についてのみ説
明し、同一構成部分については同一符号を付して重複説
明は省略する。
【0015】図に示すように、本実施例の着脱母線装置
5は、この着脱母線装置5のベローズ6を拘束する複数
のスタッド20のうち少なくとも1本が、フランジ6a
にねじ込まれたピン33と、このピン33を固定するナ
ット32と、ベローズ6の伸縮に必要な動力を伝達する
ウォーム30と、ベローズ6の圧縮限度を超えず着脱に
必要な開口部15と同等の中空寸法を有するウォームホ
イル31と、ウォームホイル31を固定するナット34
と、フランジ6bを貫通するスタッド35と、フランジ
6bの内外にねじ込まれたナット36及び37により固
定されるように構成されている。
【0016】次に、本実施例の着脱母線装置の取外し手
順を図2について説明する。初めにベローズ6のフラン
ジ6bを貫通する各スタッド20を固定しているフラン
ジ6bの内側のナット22緩め、次にウォームホイル3
1を固定しているナット34を緩める。次いでウォーム
30を人力もしくは他の動力により巻上げて、ウォーム
ホイル31の回転によりスタッド35をウォームホイル
31のねじ部にねじ込み、ベローズ6の一方のフランジ
6aを図面右方に移動させる。この場合、複数のスタッ
ド20のうち少なくとも1本には、ベローズ6の圧縮限
度を超えず着脱に必要な開口部15と同等の中空寸法を
有するウォームホイル31が設けてあるので、スタッド
35は一定量以上ねじ込むことができなくなり、所定の
開口部15が形成されたところで、ベローズ6の圧縮作
業は終了する。
【0017】その後、開口部15から着脱導体9が取外
され、接続導体10が絶縁スペーサ4から取外され、ベ
ローズ6とウォーム30,ウォームホイル31等のウォ
ームギヤ構造は一体的に母線1,2から取外される。
【0018】このように、本実施例では、内部導体取外
しのための開口部15を設けるためのベローズ6の圧縮
作業時において、圧縮に必要な人力によるねじ込み作業
をベローズ圧縮制限装置であるウォームギヤ構造で与え
ることにより、労力の軽減と工期短縮を図ることが可能
となる。またベローズ6の圧縮寸法をウォームホイル3
1に設けた圧縮寸法と同等の中空部へのスタッド35の
ねじ込み可能な量を強制することにより、スタッド35
自身をストッパとすることにより、ベローズ6の圧縮過
剰に配慮することなく取外し作業が可能となる。
【0019】図3は本発明の第2実施例(請求項2対
応)の断面図であり、既に説明した図11の従来の着脱
母線装置と異なる構成についてのみ説明し、同一構成部
分については同一符号を付して重複説明は省略する。
【0020】図に示すように、本実施例の着脱母線装置
5は、この着脱母線装置5のベローズ6を拘束する複数
のスタッド20のうち少なくとも1本がフランジ6aに
ねじ込まれたピストン40と、このピストン40を固定
するナット43と、ベローズ6の圧縮限度を超えず着脱
に必要な開口部15と同等のストローク寸法を有する圧
縮可能媒体を封入したシリンダ41と、このシリンダ4
1を固定するナット44,45と、シリンダ41内の圧
縮可能媒体の圧力可変用ポンプ42とから構成されてい
る。
【0021】次に、本実施例の着脱母線装置の取外し手
順を図4について説明する。初めにベローズ6のフラン
ジ6bを貫通する各スタッド20を固定しているフラン
ジ6bの内側のナット22を緩め、次いでシリンダ41
内に封入した圧縮可能媒体の圧力を可変可能なポンプ4
2を動作させ、ピストン40の図面左方シリンダ室の圧
力を上げることにより、ベローズ6の一方のフランジ6
aを図面右方に移動させる。この場合、複数のスタッド
20のうち少なくとも1本には、ベローズ6の圧縮限度
を超えず着脱に必要な開口部15と同等のストローク寸
法を有するシリンダ41が設けてあるので、ピストン4
0は一定量以上動作することができなくなり、所定の開
口部15が形成されたところでベローズ6の圧縮作業は
終了する。その後、開口部15から着脱導体9が取外さ
れ、接続導体10が絶縁スペーサ4から取外され、ベロ
ーズ6とピストン40,シリンダ41,ポンプ42等の
ポンプ構造は一体的に母線1,2から取外される。
【0022】このように本実施例では、内部導体取外し
のための開口部15を設けるためのベローズ6の圧縮作
業時において、圧縮に必要な人力によるねじ込み作業を
ベローズ圧縮制限装置であるポンプ構造で与えることに
より、労力の軽減と工期短縮が図れる。またベローズ6
の圧縮寸法をシリンダ41に設けた圧縮寸法と同等のス
トロークによりピストン40の動作可能な量を制限する
ことでピストン40自身をストッパとしているため、ベ
ローズ6の圧縮過剰に配慮することなく取外し作業が可
能となる。
【0023】図5は本発明の第3実施例(請求項2対
応)の構成図であり、既に説明した図11の従来の着脱
母線装置と異なる構成についてのみ説明し、同一構成部
分については同一符号を付して重複説明は省略する。
【0024】図に示すように、本実施例の着脱母線装置
5は、この着脱母線装置5のベローズ6を拘束する複数
のスタッド20のうち少なくとも1本がフランジ6aに
ねじ込まれたスタッド51と、このスタッド51を固定
するナット53と、ベローズ6の伸縮に必要な動力を伝
達しベローズ6の圧縮限度を超えず着脱に必要な開口部
15と同等のストローク寸法を有するパンタグラフ機構
50と、フランジ6bを貫通するスタッド52と、フラ
ンジ6bの内外にねじ込まれたナット54及び55によ
り固定されている。
【0025】次に、本実施例の着脱母線装置の取外し手
順を図6について説明する。初めにベローズ6のフラン
ジ6bを貫通する各スタッド20を固定しているフラン
ジ6bの内側のナット22を緩め、次いでパンタグラフ
機構50を人力もしくは他の動力により巻上げ、ベロー
ズ6の一方のフランジ6aを図面右方に移動させる。こ
の場合、複数のスタッド20のうち少なくとも1本に
は、ベローズ6の圧縮限度を超えず着脱に必要な開口部
15と同等のストローク寸法を有するパンタグラフ機構
50が設けてあるので、フランジ6aは一定量以上図面
右方に移動することができなくなり、所定の開口部15
が形成されたところで、ベローズ6の圧縮作業は終了す
る。その後、開口部15から着脱導体9が取外され、接
続導体10が絶縁スペーサ4から取外され、ベローズ6
とパンタグラフ機構50が一体的に母線1,2から取外
される。
【0026】このように本実施例では、内部導体取外し
のための開口部15を設けるためのベローズ6の圧縮作
業時において、圧縮に必要な人力によるねじ込み作業を
ベローズ圧縮制限装置であるパンタグラフ機構50で与
えることにより、労力の軽減と工期短縮が図れる。また
ベローズ6の圧縮寸法をパンタグラフ機構50に設けた
圧縮寸法と同等のストロークにより制限することでパン
タグラフ機構50自身をストッパとすることによりベロ
ーズ6の圧縮過剰に配慮することなく作業が可能とな
る。
【0027】図7は本発明の第4実施例(請求項2対
応)の構成図であり、既に説明した図11の従来の着脱
母線装置と異なる構成についてのみ説明し、同一構成部
分については同一符号を付して重複説明は省略する。
【0028】図に示すように、本実施例の着脱母線装置
5は、この着脱母線装置5のベローズ6を拘束する複数
のスタッド20のうち少なくとも1本が、フランジ6a
にねじ込まれた電極60と、ベローズ6の圧縮限度を超
えず着脱に必要な開口部15と同等の中空寸法を有する
ように配置され、フランジ6bにねじ込まれた電極61
により構成されている。
【0029】次に、本実施例の着脱母線装置の取外し手
順を図8ついて説明する。初めにベローズ6のフランジ
6bを貫通する各スタッド20を固定しているフランジ
6bの内側のナット22を緩め、次いで電極60,61
に通電を行い、電磁力の吸着によりベローズ6の一方の
フランジ6aを図面右方に移動させる。この場合、複数
のスタッド20のうち少なくとも1本には、ベローズ6
の圧縮限度を超えず着脱に必要な開口部15と同等の中
空寸法を有するように配置された電極60,61が設け
てあるので、フランジ6aは一定量以上図面右方に移動
することができなくなり、所定の開口部15が形成され
たところで、ベローズ6の圧縮作業は終了する。その
後、開口部15から着脱導体9が取外され、接続導体1
0が絶縁スペーサ4から取外され、ベローズ6と電極構
造は一体的に母線1,2から取外される。
【0030】このように本実施例では、内部導体取外し
のための開口部15を設けるためのベローズ6の圧縮作
業時において、圧縮に必要な人力によるねじ込み作業を
ベローズ圧縮制限装置である電極構造による電磁力で与
えることにより、労力の軽減と工期短縮が図れる。また
ベローズ6の圧縮寸法を電極60,61間に設けた圧縮
寸法と同等の中空寸法により制限することで電極60,
61自身をストッパとすることによりベローズ6の圧縮
過剰に配慮することなく取外し作業が可能となる。
【0031】また、上記した第1実施例乃至第4実施例
においては、着脱母線装置自身に各伝達構造を付加した
もので説明しているが、本発明は各伝達構造を着脱可能
な構造としても本発明の精神を逸脱するものではない。
このように各伝達構造を着脱可能な構造とすると、各着
脱母線装置ごとに製作することがなく、経済的に極めて
有効である。
【0032】図9は本発明の第5実施例(請求項3対
応)の構成図であり、既に説明した図11の従来の着脱
母線装置と異なる構成についてのみ説明し、同一構成部
分については同一符号を付して重複説明は省略する。
【0033】図に示すように、本実施例では、上記各実
施例の着脱母線装置に代えてベローズ部分を圧縮可能媒
体を封入可能な二重化構造とした着脱母線装置70とし
ており、この二重化構造とした着脱母線装置70は、ベ
ローズの伸縮方向と直交した補強部品72と、圧縮可能
媒体を封入可能な二重化したベローズ71と、二重化構
造のベローズ71内の圧縮可能媒体の圧力可変用ポンプ
73と、ベローズ71の圧縮限度を超えず着脱に必要な
開口部15と同等の寸法強制用ストッパ74とから構成
されており、また着脱母線装置70のフランジ71bを
貫通するスタッド20がフランジ71aにねじ込まれ、
ナット21にて固定される一方、フランジ71bを貫通
するスタッド20の両端にナット22,23が装着さ
れ、フランジ71bが固定されている。
【0034】次に、本実施例の着脱母線装置の取外し手
順を図10について説明する。初めにベローズ71のフ
ランジ71bを貫通する各スタッド20を固定している
フランジ71bの内側のナット22を緩め、次いで二重
化構造のベローズ71内に封入した圧縮可能媒体の圧力
を可変可能なポンプ73を動作させ、ベローズ71の一
方のフランジ71aを図面右方に移動させる。この場
合、複数のスタッド20のうち少なくとも1本には、ベ
ローズ71の圧縮限度を超えず着脱に必要な開口部15
と同等のストローク寸法に制限するストッパ74が設け
てあるので、フランジ71aは一定量以上図面右方に移
動することができなくなり、所定の開口部15が形成さ
れたところで、ベローズ71の圧縮作業は終了する。そ
の後、開口部15から着脱導体9が取外され、接続導体
10が絶縁スペーサ4から取外され、ベローズ71と補
強部品72と圧力可変用ポンプ73等が一体的に母線
1,2から取外される。
【0035】このように本実施例においては、内部導体
取外しのための開口部を設けるためのベローズ71の圧
縮作業時において、圧縮に必要な人力によるねじ込み作
業を二重化したベローズ71内部の圧力変動で与えるこ
とにより、労力の軽減と工期短縮が図れる。またベロー
ズ71の圧縮寸法をストッパ74により制限することに
より、ベローズ71の圧縮過剰に配慮することなく作業
が可能となる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項1
乃至請求項3対応)によれば、ベローズの伸縮作業にお
いて圧縮に必要な人力によるねじ込み作業を代替機構で
あるベローズ圧縮制限装置による動力により行うので、
労力の軽減と作業効率改善による作業時間短縮が可能と
なり工期短縮が図ることができ、また、各機構とも機構
自身及びストッパによりベローズの圧縮過剰に気を配る
ことなく作業を進められると共にベローズの品質確保も
図ることができる、という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である着脱母線装置の断面
図。
【図2】図1に示す着脱母線装置の取外し手順を示す断
面図。
【図3】本発明の第2実施例である着脱母線装置の断面
図。
【図4】図3に示す着脱母線装置の取外し手順を示す断
面図。
【図5】本発明の第3実施例である着脱母線装置の断面
図。
【図6】図5に示す着脱母線装置の取外し手順を示す断
面図。
【図7】本発明の第4実施例である着脱母線装置の断面
図。
【図8】図7に示す着脱母線装置の取外し手順を示す断
面図。
【図9】本発明の第5実施例である着脱母線装置の断面
図。
【図10】図9に示す着脱母線装置の取外し手順を示す
断面図。
【図11】従来の着脱母線装置の断面図。
【図12】図11に示す着脱母線装置のベローズのスタ
ッド取付け状態の断面図。
【図13】図11に示す着脱母線装置の取外し手順を示
す断面図。
【図14】図11に示す着脱母線装置の取外し手順を示
す断面図。
【符号の説明】
1,2…母線、1a,2a…容器、3,4…絶縁スペー
サ、5…着脱母線装置、6…ベローズ、6a,6b…フ
ランジ、7…導体、8,10…接続導体、9…着脱導
体、15…開口部、20,35,51,52…スタッ
ド、21,22,23,32,34,36,37,4
3,44,45,53,53,55…ナット、30…ウ
ォーム、31…ウォームホイル、33…ピン、40…ピ
ストン、41…シリンダ、42,73…ポンプ、50…
パンタグラフ、60,61…電極、70…着脱母線装
置、71…ベローズ、72…補強部品、74…ストッ
パ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベローズと、このベローズの両端に設け
    られた左右のフランジを有し、前記ベローズ内の接続導
    体を接離可能に連結する着脱導体を収納し、前記ベロー
    ズの外周には、一端がベローズ端部に設けた一方のフラ
    ンジ部に固定され,他端がベローズ端部に設けた他方の
    フランジ部を挿通するスタッドを設け、このスタッドの
    フランジ部の貫通部分の内外には当該フランジの伸縮を
    拘束するナットをねじ込んだ着脱母線装置において、前
    記スタッドのうち少なくとも1本のスタッドには、ベロ
    ーズの圧縮限度を超えず着脱に必要な伸縮量に制限する
    ベローズ圧縮制限装置を設けたことを特徴とする着脱母
    線装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の着脱母線装置において、
    ベローズ圧縮制限装置は、ウォームギヤ構造、内部に圧
    縮可能媒体を封入したシリンダとピストンよりなるポン
    プ構造、電磁力を発生させる電極構造またはパンタグラ
    フ機構のいずれか一つであることを特徴とする着脱母線
    装置。
  3. 【請求項3】 ベローズと、このベローズの両端に設け
    られた左右のフランジを有し、前記ベローズ内の接続導
    体を接離可能に連結する着脱導体を収納し、前記ベロー
    ズの外周には、一端がベローズ端部に設けた一方のフラ
    ンジ部に固定され,他端がベローズ端部に設けた他方の
    フランジ部を挿通するスタッドを設け、このスタッドの
    フランジ部の貫通部分の内外には当該フランジの伸縮を
    拘束するナットをねじ込んだ着脱母線装置において、前
    記ベローズは当該ベローズの伸縮方向と直交した補強部
    品を有し、圧縮可能媒体を封入している二重化したベロ
    ーズ構造とし、前記ベローズの圧縮限度を超えず着脱に
    必要な伸縮量を、前記圧縮可能媒体の圧力を可変可能な
    ポンプにより伝達し動作させるように構成したことを特
    徴とする着脱母線装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111181061A (zh) * 2019-12-20 2020-05-19 河南平高电气股份有限公司 用于气体绝缘金属封闭电器设备的可拆连接节及组合电器
JP7444961B1 (ja) 2022-12-23 2024-03-06 東芝プラントシステム株式会社 伸縮継手装置及びその伸縮調整方法
JP7458539B2 (ja) 2022-03-28 2024-03-29 東芝プラントシステム株式会社 ベローズ調整方法、及びベローズ調整装置

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