JP2000251194A - 道路走行支援システム - Google Patents

道路走行支援システム

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JP2000251194A
JP2000251194A JP11053809A JP5380999A JP2000251194A JP 2000251194 A JP2000251194 A JP 2000251194A JP 11053809 A JP11053809 A JP 11053809A JP 5380999 A JP5380999 A JP 5380999A JP 2000251194 A JP2000251194 A JP 2000251194A
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road
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JP11053809A
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Hiroyuki Kikuchi
裕之 菊地
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各車両の運転者に対して該当車両に有用な情
報のみを提供する。 【解決手段】 車線6を走行する車両7に搭載された車
載装置9から送信された該当車両の車両データを受信す
るとともに該当車両固有の走行支援情報を送信する複数
のデータ送受信部5と、各区間における平均速度、平均
所要時間及び渋滞度を記憶する群データメモリ11と、
各車両における区間、速度、走行車線、目的地を記憶す
る車両別データメモリ12と、各車両データを用いて各
データメモリの記憶内容を更新するデータメモリ更新手
段13,14と、各車両毎に目的地までの各区間におけ
る走行車線の指示、目的地までの旅行時間、渋滞時の代
替ルートの指示を含む走行支援情報を各データメモリの
記憶内容に基づいて編集する走行支援情報編集手段17
と、編集された各車両毎の走行支援情報をデータ送受信
部を介して車両へ送出させる走行支援情報提供手段20
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速道路や一般の
幹線道路を走行する車両の運転者に対して道路走行に関
する走行支援情報を提供する道路走行支援システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】道路交通を円滑にするために、高速道路
や幹線道路における道路交通上重要な複数箇所に、該当
個所を通過する車両の単位時間当たりの通過車両数、速
度、車種(大型又は小型)等の交通情報を測定するトラ
フィックカウンタが配設されている。
【0003】従来まで、以下に示す方式のトラフィック
カウンタが採用されていた。 (a) 超音波式 車両が走行する路線の上方位置に設置された超音波送受
信器から超音波を路面に向けて間欠的に発射し、車両か
らの反射波と路面からの反射波を比較して車両の存在を
感知する。
【0004】(b) 光学式 車両が走行する路線の上方位置に設置された赤外線送受
信器から赤外線を路面に向けて発射し、車両からの反射
波と路面からの反射波を比較して車両の存在を感知す
る。
【0005】(c) ループコイル式 車両が走行する路面下にループコイルを埋め込み、車両
が通過した際に発生する電流により車両の存在を感知す
る。
【0006】そして、このようなトラフィックカウンタ
で測定された交通情報に基づいて、高速道路や幹線道路
における渋滞発生位置を特定し、その渋滞発生位置を電
光掲示板に表示して運転者に走行支援情報として提供し
ていた。また、渋滞の規模(速度、距離)を算出して該
当渋滞を通過するのに要する渋滞通過所要予想時間を算
出して、同じく電光掲示板に表示していた。
【0007】さらに、各トラフィックカウンタが配設さ
れた各区間の車両に速度から該当区間の平均所要時間を
算出して、各区間の平均所要時間を算出して、主要都市
や主要インターチェンジ(IC)までの平均予測所要時
間を算出して、電光掲示板に表示して運転者に走行支援
情報として提供していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たトラフィックカウンタを用いた道路走行支援システム
においてもまだ改良すべき次のような課題があった。
【0009】すなわち、各トラフィックカウンタは車両
1台1台を個別情報として認識しているのではないの
で、電光掲示板に表示された主要都市や主要インターチ
ェンジまでの平均予測所要時間は、あくまでも全部の車
両の運転者に対して平均的に提供するものであり、個々
の運転者の多様な要望に沿うものではない。
【0010】このような不都合を解消するためには、電
光掲示板を大型化して、表示項目を増大することが考え
られるが、電光掲示板に表示できる項目数に一定の制限
があるので、全ての運転者に満足できるものではない。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、道路に沿って、各車両に搭載された搭載装
置から該当車両を特定する個別情報を含む車両データを
受信するデータ送受信部を配設することによって、各車
両毎に該当車両の運転者に対して、該当車両に有用な情
報のみを提供できる道路走行支援システムを提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明の道路走行支援システムにおいては、道路の
各区間毎に配設され、道路の各車線を走行する車両に搭
載された車載装置から送信された該当車両を特定する個
別情報及び走行情報を含む車両データを受信するととも
に、該当車両固有の走行支援情報を該当車両の車載装置
へ送信する複数のデータ送受信部と、道路の各区間にお
ける現在時点における少なくとも平均速度、平均所要時
間及び渋滞度を記憶する群データメモリと、道路を走行
する各車両における少なくとも現在時点における区間、
速度、走行車線、目的地を記憶する車両別データメモリ
と、各データ送受信部で受信した各車両データを用いて
群データメモリ及び車両別データメモリの記憶内容を更
新するデータメモリ更新手段と、車両別データメモリに
記憶されている各車両毎に、該当車両の目的地までの各
区間における走行車線の指示、目的地までの旅行時間、
渋滞時の代替ルートの指示を含む走行支援情報を各デー
タメモリの記憶内容に基づいて編集する走行支援情報編
集手段と、走行支援情報編集手段で編集された各車両毎
の走行支援情報を各車両が走行しているデータ送受信部
を介して、該当する車両へ送出させる走行支援情報提供
手段とを備えている。
【0013】このように構成された道路走行支援システ
ムにおいては、道路を走行する各車両には、該当車両を
特定する個別情報及び走行情報を含む車両データを車外
へ電波送信する車載装置が搭載されている。一方、道路
の各区間毎に配設されたデータ送受信部は、各車線を走
行する車両に搭載された車載装置から送信された車両デ
ータを受信する。
【0014】群データメモリには道路の各区間を走行す
る全ての車両に有用な平均速度、平均所要時間及び渋滞
度等が記憶されている。また、車両別データメモリに
は、各車両毎に現在時点における区間、速度、走行車
線、目的地等が記憶されている。そして、各データメモ
リの記憶内容は常時最新データに更新される。
【0015】これらの各データメモリに記憶された情報
に基づいて、各車両毎の個別の走行支援情報が編集され
る。この各車両毎の個別の走行支援情報とは、例えば、
該当車両の目的地までの各区間における走行車線の指
示、目的地までの旅行時間、渋滞時の代替ルートの指示
である。こららの走行支援情報はデータ送受信部を介し
て、該当車両の車載装置へ送信される。
【0016】その結果、各車両の運転者は自己に有用な
走行支援情報のみを自己の車内で確認することが可能と
なる。
【0017】また、別の発明においては、上記発明の道
路走行支援システムに対して、さらに、道路の各区間毎
に、該当区間を走行する車両の画像を撮影して車両デー
タに変換するAVI装置を配設している。そして、デー
タメモリ更新手段は、AVI装置から出力された各車両
の車両データのうち、車載装置を搭載していない車両の
車両データを用いて群データメモリを更新する。
【0018】このように構成された道路走行支援システ
ムにおいては、AVI装置を採用することによって、道
路の各区間を走行する多数の車両のうちで車載装置を搭
載していない車両の情報もこの道路走行支援システムに
おける群データメモリに記憶されている平均速度、平均
所要時間及び渋滞度等に反映される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
を用いて説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態に係る道
路走行支援システムの概略構成を示すブロック図であ
り、図2、図3、図4は実施形態の道路走行支援システ
ムが適用される高速道路を示す模式図である。
【0020】図2において、高速道路1には、多数のイ
ンターチェンジ(IC)2、パーキングエリア(PA)
3、分岐点(JCT)4が設けられている。そして、高
速道路1の始点a、終点g、j及び上述した各特異点を
含む複数の位置(点)にデータ送受信部5が配設されて
いる。そして、データ送受信部5が設置された位置相互
間を区間と定義する。
【0021】図3、図4に示すように高速道路1は、中
央分離帯1cを挟んで上り線1aと下り線1bとに分離
され、さらに、上り線1aと下り線1bはそれぞれ3つ
の車線6に区分けされる。データ送受信部5は、図3示
すように、各車線6毎に設けられており、自己が管轄す
る車線6を走行する車両7に搭載された車載装置との間
でデータの送受信を実施する。さらに、高速道路1の上
方位置には、各種走行支援情報を表示する複数の電光表
示板8が設けられている。
【0022】図1において、高速道路1の各車線6を走
行する各車両7内には、例えばカーナビゲータ装置が組
込まれた車載装置9が搭載されている。この車載装置9
は該当車両7を特定する個別情報及び走行情報からなる
車両データをデータ送受信部5の送信要求に応じて該当
データ送受信部5へ送信する。
【0023】以下に車両データの例を示す。 (a) 車両認識番号 (車両番号) (b) 車種 (普通車、中型車、軽・自動二輪車、大
型車、特大車、エンジン排気量) (c) 車両速度、車両現在位置(速度計及びカーナビ
ゲータ装置から得られる車両速度、車両現在位置) (d) 走行経路、最終目的地、主要IC、立ち寄りS
A、PA(運転者がカーナビゲータ装置に設定) 高速道路1の各区間に配設された各データ送受信部5で
受信した該当区間を走行中の各車両7の車両データは、
受信したデータ送受信部5のIDが付されて車両データ
取込部10へ取込まれる。具体的には、各データ送受信
部5は、該当データ送受信部5の設置位置を1台の車両
7が通過する毎に、該当車両7の車両データを読取って
車両データ取込部10へ送出する。
【0024】また、この道路走行支援システム内には、
群データメモリ11及び車両別データメモリ12が設け
られている。群データメモリ11内には、図5に示すよ
うに、高速道路の各区間毎に、距離、単位時間当りの通
行車両数、平均速度、平均所要時間、渋滞度等が記憶さ
れる。また、車両別データメモリ12内には、図6に示
すように、この高速道路1を通行する個別の各車両の車
両番号、車種、速度、走行車線、現在走行区間、最終目
的地、目的地までの旅行時間等が記憶されている。さら
に、この車両別データメモリ12内には、目的地までの
旅行時間の他に、運転者がカーナビゲータ装置に設定し
て、データ送受信部5で読取られた、走行経路上のIC
や立寄り予定のSA、PAも記憶されている。
【0025】群データ更新部13は、車両データ取込部
10に新規の車両データが取込まれる毎にこの車両デー
タで群データメモリ11の記憶内容を更新する。例え
ば、通行車両数においては、該当データ送受信部5が設
置された区間における現在時刻から過去1分間における
通行車両数の再計算を行う。平均速度も同様な手法で過
去1分間における通行車両の平均速度の再計算を行う。
また、平均所要時間は該当区間の距離を平均速度で除算
して求める。渋滞度は、通行車両数と平均速度と平均所
要時間から所定の演算式を用いて算出する。したがっ
て、群データメモリ11の記憶内容は常時最新のデータ
となる。
【0026】なお、各区間のデータは3つの車線6の各
交通データを合算したものであるが、上り線1aと下り
線1bとは区別して記憶されている。
【0027】車両別データ更新部14は、車両データ取
込部10に新規の車両データが取込まれる毎にこの車両
データで車両別データメモリ12の記憶内容を更新す
る。例えば、車両データに含まれる車両番号(ナンバー
プレートの番号)がこの車両別データメモリ12に記憶
されていなければこの車両番号を新たな領域に書込む。
同時にこの車両データに含まれる車種、速度、最終目的
地を該当領域に追加設定する。そして、この車両データ
を受信したデータ送受信部5で特定される走行車線、同
じくこの車両データを受信したデータ送受信部5の設置
位置で定まる現在走行区間を該当領域に書込む。
【0028】さらに、現在走行区間から最終目的地まで
に存在する各区間の平均所要時間を群データメモリ11
から読出して、これらの平均所要時間を加算することに
よって、該当車両における現在走行区間から最終目的地
までの旅行時間を算出して、該当領域に書込む。
【0029】一方、入力された車両データに含まれる車
両番号が既にこの車両別データメモリ12のいずれかの
領域に記憶されている場合は、該当領域に記憶されてい
る速度と走行車線と現在走行区間とを車両データに含ま
れるデータで最新値に更新する。さらに、現在走行区間
から最終目的地までの旅行時間を再度計算して、該当領
域に記憶されている最終目的地までの旅行時間を更新す
る。したがって、車両別データメモリ12の記憶内容は
常時最新のデータとなる。
【0030】なお、インターチェンジIChの出口や高
速道路1の終点g、jに設置されたデータ送受信部5か
らの車両データの場合は、該当車両7はこの高速道路1
を出るので、この車両別データメモリ12に記憶されて
いる該当車両のデータを全てクリアする。
【0031】区間所要時間編集部15は、群データメモ
リ11から各区間における各平均所要時間を読出して、
高速道路1の各地に設置された各電光掲示板8に表示す
べき、各電光掲示板8の設置位置から主要都市又は主要
ICまでの各所要時間を算出する。区間所要時間編集部
15は、算出した各所要時間を次の掲示板別支援情報出
力部16へ送出する。その結果、高速道路1の各位置に
設置された各電光掲示板8には、該当設置位置から主要
都市又は主要ICまでの各所要時間が電光表示される。
【0032】車両別走行支援情報編集部17は、旅行時
間編集部18と付加支援情報編集部19とで構成されて
いる。旅行時間編集部18は、車両別データメモリ12
の各領域に記憶された各目的地までの旅行時間と現在走
行区間と車両番号とのセットを読出して車両支援情報出
力部20へ送出する。
【0033】付加支援情報編集部19は、車両別データ
メモリ12内に記憶された各車両毎の、最終目的地や最
終目的地までの所要時間や、進入IC、立ち寄りSA,
PA等に基づいて、該当車両の運転継続時間を算出し
て、基準値を超えた場合、現在走行区間と車両番号とを
付加した休憩指示情報を車両支援情報出力部20へ送出
する。
【0034】また、付加支援情報編集部19は、車両別
データメモリ12内に記憶された各車両毎の、退出I
C、立ち寄りSA,PA等と、現在走行区間及び走行車
線とを比較参照して、該当車両が退出IC、立ち寄りS
A,PAに接近している場合、その接近情報と走行車線
変更指示とを、現在走行区間と車両番号とを付加した状
態で車両支援情報出力部20へ送出する。
【0035】さらに、付加支援情報編集部19は、車両
別データメモリ12内に記憶された各車両毎の、現在走
行区間と群データメモリ11に記憶されている該当走行
区間の次の区間の渋滞度を調べて、該当区間が渋滞して
いる場合で、かつ代替ルートが存在する場合は、その代
替ルートを現在走行区間と車両番号とを付加した状態で
車両支援情報出力部20へ送出する。
【0036】その他、付加支援情報編集部19は、必要
に応じて、高速道路1を走行する各車両に必要な支援情
報を編集して、車両別支援情報出力部20へ送出する。
【0037】車両別支援情報出力部20は、車両別走行
支援情報送信部17から送信されて来た前述した各車両
の走行支援情報を車両を指定して該当車両が走行してい
る区間のデータ送受信部5へ送信する。各データ送受信
部5は、受信した各走行支援情報を自己が管轄する区間
を走行中の対応する車両7の車載装置9へ電波で送信す
る。
【0038】具体的には、データ送受信部5は、各車両
7に送信するデータを多チャネル多重方式で一つの送信
電波に組込んで電波送出する。各車両7に搭載された車
載装置9は、該当電波を受信して、予め自己に与えられ
たチャネルのみを抽出して、このチャネルに組込まれた
自己宛の走行支援情報をカーナビゲータ装置の表示画面
に表示出力したり、音声出力する。
【0039】このように構成された道路走行支援システ
ムの全体動作を図7に示す流れ図を用いて説明する。各
データ送受信部5が走行している車両7から一つの車両
データを受信すると(S1)、該当車両データの車両7
が車両別データメモリ12の領域に登録されていない場
合は(S2)、この車両を登録する(S3)。また、高
速道路1の出口等に設定されたデータ送受信部5からの
車両データの場合は(S4)、該当車両データの車両を
車両別データメモリ12から抹消する(S5)。
【0040】該当車両データの車両を車両別データメモ
リ12から抹消する以外の場合、群データメモリ11の
記憶内容を今回の車両データで更新するとともに、車両
別データメモリ12の記憶内容を更新する(S6)。そ
して、車両別データメモリ12から目的地までの旅行時
間を読出す(S7)。
【0041】次に、該当車両データの車両7の運転時間
を算出して、この運転時間が規定を超える場合(S
8)、該当車両7の車載装置9に対して、休息指示の走
行支援情報を提供する(S9)。また、該当車両7が位
置する区間の前方の区間に渋滞が検出されると(S1
0)、該当渋滞が発生している区間に代為ルートが存在
するか否かを調べて(S11)、存在すれば、該当代為
ルート存在の走行支援情報を該当車両7の車載装置9に
提供する(S12)。そして、先に読出した該当車両の
現在位置から最終目的地までの旅行時間を該当車両7の
車載装置9に提供する(S13)。
【0042】このように構成された道路走行支援システ
ムにおいては、高速道路1を走行する各車両7には、車
両番号等の識別情報及び最終目的地や走行速度等の走行
情報を含む車両データを車外へ電波送信する車載装置9
が搭載されている。一方、高速道路1の各区間毎に配設
されたデータ送受信部5は、各車線6を走行する車両7
に搭載された車載装置9との間で各種のデータ送受信を
行う。
【0043】群データメモリ11には高速道路1の各区
間を走行する全ての車両7に有用な平均速度、平均所要
時間及び渋滞度等が記憶されている。また、車両別デー
タメモリ12には、各車両毎に現在時点における区間、
速度、走行車線、目的地等が記憶されている。そして、
各データメモリ11,12の記憶内容は常時最新データ
に更新される。これらの各データメモリ11.12に記
憶された情報に基づいて、各車両毎の個別の走行支援情
報が編集されて、各車両7に提供される。
【0044】したがって、高速道路1を走行中の各車両
7の運転者は、自己の車両に特有の、目的地までの各区
間における走行車線の指示、目的地までの旅行時間、渋
滞時の代替ルートの指示等の走行支援情報を自己の車内
で確認することが可能となる。
【0045】(第2実施形態)図8は本発明の第2実施
形態に係る道路走行支援システムの概略構成を示すブロ
ック図である。図1に示す第1実施形態の道路走行支援
システムと同一部分には同一符号が付してある。したが
って、重複する部分の詳細説明を省略する。
【0046】この第2実施形態の道路走行支援システム
においては、高速道路1の各区間に配設された各データ
送受信部5の隣接位置に、AVI装置21が設置されて
いる。このAVI装置21は、このAVI装置21が設
置された車線6を通行する車両7の画像を順次撮影し
て、撮影された画像を画像認識して、ナンバープレート
から該当車両の車両番号を認識すると共に、車種、速度
等も検出する。そして、これらの車両車両番号、車種、
速度等を該当車両7の車両データとして、データ取込部
10を介して群データ更新部13aへ送出する。
【0047】群データ更新部13aは、AVI装置21
から入力された車両データの車両番号が同一位置に設置
されたデータ送受信部5から入力された車両データの車
両番号に一致する場合は、AVI装置21で検出した車
両7は既にデータ送受信部5で検出した車両7に一致す
るので、AVI装置21で検出した車両7の車両データ
を破棄する。
【0048】該当車両番号が同一位置に設置されたデー
タ送受信部5から入力された車両番号に一致しない場合
は、車載装置9が搭載されていない車両7の車両番号で
あると判断する。この場合は、AVI装置21から入力
された車両データで群データメモリ11の記憶内容を更
新する。なお、このAVI装置21から入力された車両
データには、該当車両7の運転者が目指す最終目的地が
含まれず、かつ該当車両7へ個別の走行支援情報を送信
できないので、車両別データメモリ12をデータ更新す
ることはない。
【0049】その他の各部の動作は、図1に示した第1
実施形態の道路走行支援システムと同じである。
【0050】このように構成された第2実施形態の道路
走行支援システムにおいては、データ送受信部5に隣接
してAVI装置21を設置している。したがって、高速
道路1の各区間を走行する多数の車両7のうちで車載装
置9を搭載していない車両1における車種、速度、通行
車両数の情報もこの道路走行支援システムにおける群デ
ータメモリ11に記憶されている平均速度、平均所要時
間及び渋滞度等に反映される。
【0051】したがって、各電光掲示板8に表示される
全部の車両に対する走行支援情報の精度が向上するのみ
ならず、車載装置9が搭載された各車両7に提供する個
別の走行支援情報の精度も向上する。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の道路走行
支援システムにおいては、道路に沿って、各車両に搭載
された搭載装置から該当車両を特定する個別情報及び交
通情報を含む車両データを受信するデータ送受信部を配
設している。そして、各車両毎に、走行に関する各種の
最新のデータを記憶する車両別データメモリを設けてい
る。したがって、各車両毎に、該当車両の運転者に対し
て、該当車両に有用な情報のみを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の道路走行支援システム
の概略構成を示すブロック図
【図2】第1実施形態の道路走行支援システムが適用さ
れる高速道路を示す図
【図3】高速道路に設けられたデータ送受信部及び電光
掲示板を示す図
【図4】高速道路の各車線を示す図
【図5】第1実施形態の道路走行支援システム内に形成
された群データメモリの記憶内容を示す図
【図6】第1実施形態の道路走行支援システム内に形成
された車両別データメモリの記憶内容を示す図
【図7】第1実施形態の道路走行支援システムの全体の
処理動作を示す流れ図
【図8】本発明の第2実施形態の道路走行支援システム
の概略構成を示すブロック図
【符号の説明】
1…高速道路 5…データ送受信部 7…車両 8…電光掲示板 9…車載装置 10…車両データ取込部 11…群データメモリ 12…車両別データメモリ 13,13a…群データ更新部 14…車両別データ更新部 15…区間所有時間編集部 17…車両別走行支援情報編集部 20…車両別走行支援情報出力部 21…AVI装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路の各区間毎に配設され、道路の各車
    線を走行する車両に搭載された車載装置から送信された
    該当車両を特定する個別情報及び走行情報を含む車両デ
    ータを受信するとともに、該当車両固有の走行支援情報
    を該当車両の車載装置へ送信する複数のデータ送受信部
    と、 前記道路の各区間における現在時点における少なくとも
    平均速度、平均所要時間及び渋滞度を記憶する群データ
    メモリと、 前記道路を走行する各車両における少なくとも現在時点
    における区間、速度、走行車線、目的地を記憶する車両
    別データメモリと、 前記各データ送受信部で受信した各車両データを用いて
    前記群データメモリ及び前記車両別データメモリの記憶
    内容を更新するデータメモリ更新手段と、 前記車両別データメモリに記憶されている各車両毎に、
    該当車両の目的地までの各区間における走行車線の指
    示、目的地までの旅行時間、渋滞時の代替ルートの指示
    を含む走行支援情報を前記各データメモリの記憶内容に
    基づいて編集する走行支援情報編集手段と、 この走行支援情報編集手段で編集された各車両毎の走行
    支援情報を各車両が走行しているデータ送受信部を介し
    て、該当する車両へ送出させる走行支援情報提供手段と
    を備えた道路走行支援システム。
  2. 【請求項2】 前記道路の各区間毎に、該当区間を走行
    する車両の画像を撮影して車両データに変換するAVI
    装置を配設し、 前記データメモリ更新手段は、前記AVI装置から出力
    された各車両の車両データのうち、前記車載装置を搭載
    していない車両の車両データを用いて前記群データメモ
    リを更新することを特徴とする請求項1記載の道路走行
    支援システム。
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JP (1) JP2000251194A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007188353A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 交通管理システム
CN103886756A (zh) * 2014-04-17 2014-06-25 交通运输部公路科学研究所 基于obu的高速公路路网运行状态检测方法

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