JP2000249697A - 津液作用の鑑別法 - Google Patents

津液作用の鑑別法

Info

Publication number
JP2000249697A
JP2000249697A JP11054209A JP5420999A JP2000249697A JP 2000249697 A JP2000249697 A JP 2000249697A JP 11054209 A JP11054209 A JP 11054209A JP 5420999 A JP5420999 A JP 5420999A JP 2000249697 A JP2000249697 A JP 2000249697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sugar
secretion
action
glucose
index
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11054209A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuo Kosuge
卓夫 小菅
Makoto Fukushima
信 福島
Yasutomo Nishimori
康友 西森
Katsuo Matsumoto
克夫 松本
Mitsuo Kawai
充夫 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Orbis Holdings Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP11054209A priority Critical patent/JP2000249697A/ja
Publication of JP2000249697A publication Critical patent/JP2000249697A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全身に於いて、或いはどこかの局所に於いて
津液の作用がどの様な状態にあるかを鑑別する手段を提
供することを課題とする。 【解決手段】 生体内のガラクトースやグルコースなど
の糖の動態を指標とし、津液作用を鑑別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、代謝・吸収につい
ての漢方の重要な概念である、津液作用のメカニズムに
関する。
【0002】
【従来の技術】津液作用は、漢方の思想概念の中では、
水にまつわる物質の移動を司る作用を表すものであり、
この作用を改善することにより、発汗、利尿、便秘改
善、血中脂質の低下、薬物の吸収促進、生体内活性物質
の不均一の改善等が発現することが既に知られている。
又、この様な津液改善作用を発現する物質としては、利
水薬、清熱薬等の漢方生薬はもとより、グルコースやガ
ラクトース等の糖類、カプサイシン、アロエニン、ダイ
ズイン、、各種のフラボン類及びイソフラボン類、アン
トラキノン類及びエストラジオール等の各種女性ホルモ
ン等が存在することが知られているが、この様に多種に
わたる物質群が、どの様にして津液作用を改善するかと
いうメカニズムについては全く知られていなかった。
【0003】一方、グルコースやガラクトースの投与が
津液作用を改善することは、上記の如く既に知られてい
ることではあるが、生体内に於ける津液作用の改善はこ
れら糖類がメディエーターになっていることは、今まで
全く知られていなかった。
【0004】更に、津液作用は、漢方の気の作用、血の
作用と並んで重要な作用であるため、全身に於いて、或
いはどこかの局所に於いて津液の作用がどの様な状態に
あるかを鑑別することは、津液の作用を改善する必要性
の要否、又、どの部位の津液作用を改善すべきか等を知
るために必要なことであり、望まれてはいるものの、こ
の様な鑑別は現実に現れている症状より推測する以外に
は知る手だてがないのが現状であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、全身に於いて、或いはどこか
の局所に於いて津液の作用がどの様な状態にあるかを鑑
別する手段を提供することを課題とする。
【0006】
【課題の解決手段】この様な状況に鑑みて、本発明者ら
は、全身に於いて、或いはどこかの局所に於いて津液の
作用がどの様な状態にあるかを鑑別する手段を求めて、
鋭意研究努力を重ねた結果、生体内のグルコースやガラ
クトースなどの糖の動態を指標とすることにより、この
様な鑑別が可能であることを見出し、発明を完成させる
に至った。以下、本発明について、実施の形態を中心に
詳細に説明を加える。
【0007】
【発明の実施の形態】(1)本発明の津液作用の鑑別法 本発明の津液作用の鑑別法は、生体内の糖の動態を指標
とすることを特徴とする。本発明の指標となる糖として
は、生体内に存在するものであれば特段の限定なく使用
でき、例えば、グルコース及びガラクトースが好ましく
例示できる。これらの糖の単一種を指標とすることもで
きるし、2種を指標とすることもできる。単一種を指標
とする場合には、この中では、生体に存在する量、分布
ともに多いグルコースを指標とすることが特に好まし
い。しかしながら、何れの糖も津液作用のメディエータ
ーであるので、糖の総量の動態を指標とするのが特に好
ましい。これら糖の体内に於ける動態は通常知られてい
る方法により測定できる。例えば、血中であれば、委託
業者等に依頼することにより、測定してもらうことが出
来る。
【0008】(2)津液作用と糖の関係 前述の如く、糖類を投与することにより、津液作用が改
善されることは既に知られている。即ち、糖を投与する
ことにより、利尿作用、便秘改善作用、血中脂質改善作
用、発汗作用、育毛作用等が発現する。このことより、
糖類が津液作用に影響を及ぼすことは推測がつく。しか
しながら、カプサイシン、アロエニン、ダイズイン、、
各種のフラボン類及びイソフラボン類、アントラキノン
類及びエストラジオール等の各種女性ホルモン等他の津
液改善剤との関係を調べたところ、これらの津液改善剤
の何れもが体内に於いて糖誘導作用を発現していること
を突き止めた。このことより、糖は津液改善剤に留まら
ず、津液作用の体内のメディエーターであることが理解
できた。又、インシュリンなどの投与により尿量の低下
や便秘等が時として認められることもこのことを裏付け
ている。即ち、糖の動態を調べることにより、津液作用
の良悪、津液改善の要否などを鑑別することが出来る。
又、糖の局所分布を調べることにより、局所に於ける津
液作用の程度を知ることもできるし、その部位に津液改
善剤の投与が必要か否かも鑑別することが出来る。更
に、実験動物などに於いて、生体内の糖の動態をモニタ
ーすることにより、津液改善作用を有する成分などの鑑
別が出来る。
【0009】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ限
定を受けないことは言うまでもない。
【0010】<実施例1>ICRマウス(雄性、4週
齢)1群5匹を用いて、津液作用の動物に及ぼす影響を
確かめた。即ち、津液改善剤を1μg/ボディーの用量
で0.1mlの1%CMC生理食塩水溶液に分散又は溶
解させて腹腔内に投与した。その1時間後に採血し、血
中のグルコース濃度を測定した。対照群は1%CMC生
理食塩水溶液のみを投与した。各群のグルコースの血中
濃度の平均値を、対照群のそれで除し、グルコース比を
求めた。結果を、表1に示す。これより、津液改善剤が
血中のグルコース量を高めていることがわかる。即ち、
これによりグルコースが津液作用のメディエーターにな
っていることがわかる。
【0011】
【表1】
【0012】<実施例2>ICRマウス(雄性、4週
齢)1群5匹を用いて、各種糖類を1μg/ボディ投与
して、実施例1と同様にグルコース比を求めた。結果を
表2に示す。この結果より、糖類は津液作用を示すにも
関わらず、グルコース比に影響を及ぼさないことがわか
る。即ち、これより糖類は他の津液改善剤と異なり、直
接的に津液改善作用を示していることがわかる。言い換
えれば、グルコースと同様に、津液作用のメディエータ
ーとして働いていることがわかる。又、このことより、
グルコース以外の糖の関与する津液改善作用は糖の総量
を指標とすることが必要であることもわかる。又、津液
作用と生体内の糖の動態を比較することにより、メディ
エーターとして働く糖類を知ることができる。これによ
り、津液の特質を鑑別することもできる。
【0013】
【表2】
【0014】<実施例3>実施例1と同様にエストラジ
オールとスチルベスチロールについても、グルコース比
と同様にガラクトース比を求めた。結果を表3に示す。
これより、これらの津液改善剤はガラクトースをメディ
エーターとして津液改善作用を発現していることがわか
る。
【0015】
【表3】
【0016】<実施例4>実施例1、3の津液改善剤に
ついて、ICRマウス(雄性、4週齢)1群5匹を用い
て、代謝ケージを使用し、利尿作用を調べた。投与量と
対照群は実施例1と同じ設計とし、対照群の総尿量に対
する各群の総尿量の百分率として求めた。結果を表4に
示す。これより、津液改善作用と糖類(グルコース+ガ
ラクトース)の誘導率とが良く相関していることがわか
る。(相関係数0.9826)従って、体内に於けるグ
ルコースやガラクトース等の糖類の動態を調べることに
より、津液作用の鑑別・評価が出来ることがわかる。更
に、これを利用すれば、津液改善剤のスクリーニングが
しうることがわかる。
【0017】
【表4】
【0018】<実施例5>実施例4と同様の設計で、糞
量増加も調べた。結果を表5に示す。これより、糞量増
加と血中のグルコースやガラクトースなどの糖の総量と
は良好な相関関係(相関係数0.9753)を有してい
ることがわかる。実施例4と同様にグルコースやガラク
トースなどの糖類が津液作用の指標となりうることが示
された。
【0019】
【表5】
【0020】<実施例6>14Cでラベルしたグルコー
スを含む飼料で1週間予飼育したICRマウスの背部を
剃毛し、これに紫外線を照射し、皮膚の津液機能を低下
させた。このものを屠殺し、オートラジオグラフを撮っ
たところ、紫外線照射部の放射線強度は有意に低く、グ
ルコースの分布が少ないことがわかった。これより、局
部の津液作用についても糖を指標として鑑別できること
がわかった。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、全身に於いて、或いは
どこかの局所に於いて津液の作用がどの様な状態にある
かを鑑別する手段を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 克夫 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 河合 充夫 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内 Fターム(参考) 2G045 AA13 AA25 AA29 AA40 CA25 CB17 DA31 DA33 JA06 4C086 AA01 AA02 EA01 MA01 MA04 ZC78

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体内の糖の動態を指標とする、津液作
    用の鑑別法。
  2. 【請求項2】 糖がグルコース及び/又はガラクトース
    であることを特徴とする、請求項1に記載の鑑別法。
  3. 【請求項3】 生体内の糖の動態を指標とする、津液改
    善剤の評価法。
  4. 【請求項4】 糖がグルコース及び/又はガラクトース
    であることを特徴とする、請求項3に記載の津液改善剤
    の評価法。
JP11054209A 1999-03-02 1999-03-02 津液作用の鑑別法 Pending JP2000249697A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11054209A JP2000249697A (ja) 1999-03-02 1999-03-02 津液作用の鑑別法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11054209A JP2000249697A (ja) 1999-03-02 1999-03-02 津液作用の鑑別法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000249697A true JP2000249697A (ja) 2000-09-14

Family

ID=12964176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11054209A Pending JP2000249697A (ja) 1999-03-02 1999-03-02 津液作用の鑑別法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000249697A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Fairley et al. Clinical and biochemical syndrome in lymphadenoma
Lloyd et al. Cowden's disease: a possible new symptom complex with multiple system involvement
Strachan Insulin and cognitive function in humans: experimental data and therapeutic considerations
DE69434121T2 (de) Pharmazeutische zusammensetzung zur immunverstärkenden therapie
von Krogh Topical treatment of penile condylomata acuminata with podophyllin, podophyllotoxin and colchicine A comparative study
Michaelsson et al. Zinc in epidermis and dermis in healthy subjects
Morley et al. Choriocarcinoma as a cause of thyrotoxicosis
CN101637491B (zh) 一种具有辅助降血糖、辅助降血脂功能的保健食品及其制备方法
US5093106A (en) Method for contrasting malignant neoplasms using fluorescein and a sugar
Bjerring et al. Topical treatment of psoriatic skin with methotrexate cream: a clinical, pharmacokinetic, and histological study
CN1086289C (zh) 大黄酸或大黄酸盐在制备治疗糖尿病肾病药中的用途
JP2000249697A (ja) 津液作用の鑑別法
Nilsson Self-limiting episodes of jodbasedow
CN1213750C (zh) 岩白菜素在制备治疗前列腺增生的药物中的应用
CN1133612C (zh) 竹红菌素外用制剂的制备方法
Sass et al. Chronic arsenicism: criminal poisoning or drug-intoxication? Report of two cases
Weide et al. Study of immune function of cancer patients influenced by supplemental zinc or selenium-zinc combination
Ghoreishi et al. Therapeutic effect of antihypertensive drug on diabetic nephropathy: Functional and structural kidney investigation
CN1265797C (zh) 知母皂苷aiii作为制备治疗ⅱ型糖尿病药物的应用
Sriskandabalan et al. Aspergillus infection of the epiglottis in a HIV positive patient
Zhurakivska et al. Morphological characteristics of diabetic glossitis
Espino-Montoro et al. Idiopathic eosinophilic myositis associated with vasculitis and symmetrical polyneuropathy.
Lang et al. The disappearance of radioactivity from the tissues of rats of different ages after subcutaneous administration of radiovitamin B12
Mir et al. Metastatic neuroblastoma after 52 years of dormancy
WO2004048358A1 (en) Control of cancer with annonaceous extracts