JP2000244542A - 二重ループ伝送装置 - Google Patents

二重ループ伝送装置

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JP2000244542A
JP2000244542A JP11039666A JP3966699A JP2000244542A JP 2000244542 A JP2000244542 A JP 2000244542A JP 11039666 A JP11039666 A JP 11039666A JP 3966699 A JP3966699 A JP 3966699A JP 2000244542 A JP2000244542 A JP 2000244542A
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transmission
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transmission device
loop
failure
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JP11039666A
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English (en)
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Takushi Hamada
卓志 浜田
Takao Nouchi
隆夫 野内
Yoshiaki Adachi
芳昭 足達
Yoshihiro Nakano
義弘 中野
Mamoru Ichimura
守 市村
Hironori Adachi
広典 安達
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Process Computer Engineering Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二重ループ伝送装置において、障害がない時の
高性能化と、障害がある時の伝送情報の喪失が少ない高
信頼化をはかる。 【解決手段】トークンパス型のメディアアクセス方式を
採用し、各伝送装置では高低二種類の伝送情報を有する
二重ループ伝送装置で、障害がない時にはそれぞれのル
ープで二種類の情報伝送を並列しておこない、障害があ
る時には優先度の高い情報のみを両方のループで伝送す
る。このため、伝送装置1はネットワーク内の伝送障害
の有無を検出する障害検知111と、各伝送装置1が採
るべき伝送モードを通知するモード通知112と、通知
された伝送モード指示に従って自伝送装置の伝送モード
を変更するモード設定113の3機能を持つ網構成制御
部11を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二重ループ伝送路を
有する伝送システムに係わり、伝送障害の有無により2
つの伝送路の利用形態を変更する、高性能で高信頼な伝
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】分散システム構築に必要とされるネット
ワークの条件は高性能、高信頼、経済性がある。必要と
する伝送路数が少なく、かつ広域網の構築が容易なルー
プネットワークは近年の目覚ましいLAN技術の進歩と
合せ有力な候補である。高信頼化のための二重ループ伝
送路を有する伝送システムの例としては、ISO931
4として国際標準化されたFDDI(Fiber Distribute
d Data Interface)がよく知られている。
【0003】図2に示す様に、複数(本図では5台)の
分散設置された伝送装置間を互いに逆方向の二重ループ
伝送路で接続して、相互の情報伝送を実現している。ル
ープ伝送路のメディアアクセス制御は、トークンパスと
して知られている方式で、ある1台の伝送装置が自伝送
装置より下流の伝送装置に対して同時には1台だけが送
信可能である事を通知する送信許可情報(トークン)
を、閉じたループ伝送路内で周回させる事により低遅延
で高スループットな伝送を実現している。また、本機能
を実現するLSIは市販されており小型、経済化が図ら
れている。同図(a)は伝送路に障害がない場合のルー
プ伝送状態で、一方のループ(本図ではA系)を現用、
他方(本図ではB系)を待機と決めて現用のみで情報伝
送をおこなう。各伝送装置内の丸印はどちらのループで
情報の送受信を実行するかを示しており、特に黒丸はル
ープ内で1台のトークン(送信権)を初期生成、管理す
る伝送装置を示している。
【0004】一方、同図(b)、(c)は伝送装置ST
2、ST3間の伝送路に障害がある場合のループ伝送状態
で、前者が片系(本図ではA系)障害、後者が両系障害
の場合である。いずれのケースでも障害に隣接する伝送
装置ST2、ST3に示す様に、伝送路を折り返す、いわゆる
ループバック構成を採ることで、障害箇所をネットワー
クから切り離す。障害箇所はループバック構成を採った
伝送装置が、他の全伝送装置にその旨通知する事から割
り出せる。
【0005】ただ、本方法では同図(b)、(c)のル
ープバック構成になった場合、同図(a)の通常状態の
時と比べてループを一巡する伝送経路長が変化(約2
倍)するので、ループバック状態から通常の単一ループ
使用状態に戻る時、伝送路上にある情報が失われるとい
う欠点がある。失なわれる情報量は伝送速度が高い程、
また網の規模が大きい(ループ一巡時間が長い)程多く
なり、さらに伝送ノイズとか伝送部品の品質劣化等によ
る不安定な障害箇所発生の場合には伝送路の、構成が繰
り返される事となり、この影響が大きくなる。
【0006】これに対し、特開平9−36903号では、各伝
送装置で同一情報を常時両方の系に送信する事で、前出
のループバック構成を採らずに伝送障害を回避する手段
を開示している。各伝送装置は同一情報を常時両方のル
ープに送信するので、図3(b)、(c)に示す様に伝
送装置ST2、ST3間の伝送路に障害がある場合でも、全て
の伝送装置間で伝送経路が確保され(ST0とST3間
を例示すると、ST0からST3へはB系ループを、S
T3からST0へはA系ループを使用する)、伝送障害
の回避が可能である。また、障害回避をループバック構
成によらない為、伝送障害の変動による情報の喪失を少
なくできる。
【0007】ただ、本方法では上記効果を得る為に同一
情報を常時、両方のループに送信することが必要で、図
3(a)の様に伝送障害がない場合には、一方のループ
での伝送が無駄になると言う欠点がある。さらに、伝送
障害は通常、発生箇所から下流の全ての伝送装置で検出
されるので、明確な伝送路構成変化(ループバック構
成)を伴わない場合には、障害隣接の検出、通知が困難
で、ネットワーク管理の面から障害箇所を特定しにくい
と言う欠点もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来技
術の二重ループ伝送装置では、伝送障害時の高信頼性を
確保するのみならず、通常時の性能を向上することが考
慮されていない。つまり、障害がない時にはそれぞれの
ループで別々の情報伝送をおこない、障害がある時には
同一情報を両方のループで伝送すると言う様に、ループ
伝送路の障害の有無に応じて伝送モードを切り換えて運
用する事ができない。
【0009】本発明の目的は、従来の二重ループ伝送装
置の問題点を克服し、通常時の高性能化と、伝送障害時
の構成変化による伝送情報の喪失が少ない高信頼化と、
を両立させた二重ループ伝送装置を提供する事にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、各伝送装置が
高低二種類の伝送情報を有する二重ループ伝送装置にお
いて、障害がない時にはそれぞれのループで二種類の情
報伝送を並列しておこない、障害がある時には優先度の
高い情報のみを両方のループで伝送する様にして、高性
能化と網の構成変化時にも伝送情報の喪失が少ない高信
頼化を両立させる。このために、ループ全体の伝送障害
を集中検出する機能、検出した障害状態から取るべき伝
送モードを他の伝送装置に通知する機能、通知内容に基
づき各伝送装置が伝送モードを切り換える機能を、以下
のように構成している。
【0011】すなわち、本発明の二重ループ伝送装置
は、分散設置された複数の情報機器と、それら情報機器
の一つまたは複数を収容する伝送装置と、それら伝送装
置間を接続して共有使用され、かつ、伝送方向の異なる
二重ループ伝送路からなり、任意の情報機器間で高低2
種類の優先度の情報を伝送するネットワークにおいて、
各伝送装置は、前記二重ループ伝送路の両系とも伝送障
害のない場合に一方の伝送路で高優先の情報を、他方の
伝送路で低優先の情報を伝送し、いずれかの伝送路に伝
送障害を検出した場合に両方の伝送路に高優先の情報の
みを伝送するように構成したことを特徴とする。
【0012】前記二重ループ伝送路の伝送障害の検出
は、複数の伝送装置中の親となる伝送装置(以下、親伝
送装置)が自送出の親管理情報(POL0)がループを
一巡するか否かにより判断し、伝送障害の有無に応じて
前記親管理情報の内容を維持(POL0)または変更
(POL1)して、他の子となる伝送装置(以下、子伝
送装置)に通知するようにしたことを特徴とする。
【0013】また、前記ループ伝送路を共有使用するた
めのメディアアクセス制御方式は、ある1台の伝送装置
が下流の伝送装置に対して、同時には1台だけが送信可
能である事を通知する送信許可情報を供給する、トーク
ンパス型のメディアアクセス方式を採用している。
【0014】そして、前記伝送障害を通知された伝送装
置は、自装置の上流に障害があるか否かを判定し、障害
がある場合に下流の伝送装置に対して前記送信許可情報
を供給する構成としたことを特徴とする。具体的には、
一方の伝送路で前記伝送障害を検出した子伝送装置が、
前記親管理情報(POL0/POL1)と異なる内容の
子管理情報(POL2)を伝送路に送出するとともに、
上流側から前記子管理情報を受信しない場合は下流の子
伝送装置に対して前記送信許可情報を供給することを特
徴とする。なお、親または子の限定がない伝送装置は、
親子に共通であることを意味している。
【0015】また、伝送障害時に、両系の伝送路より同
一の高優先情報を受信した伝送装置は、先着の一方のみ
を有効として情報機器に転送することを特徴とする。
【0016】本発明によれば、ループ内の一伝送装置
(例えば、ループ制御上での親装置)で周期的に管理情
報を送信するとともに、本管理情報のループ一巡確認に
より障害判断をおこない、常時伝送障害を監視する。こ
の結果を、前記管理情報内に障害有無と採るべき伝送モ
ードの指示を含めて同報伝送する。各伝送装置は、前記
管理情報の指示により自装置の伝送モードを判断し、変
更する。また、自装置が障害隣接個所であるか判別し、
隣接している場合に正常な下流ループに送信権を発行し
て、下流の伝送を維持する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して詳細に説明する。図1は、本発明による二重ルー
プ伝送装置の概略構成を示す一実施例である。分散設置
された複数の伝送装置1が二重の伝送路2A、2Bにより
順次シリアルに接続されてループネットワークを構成し
ている。ここでは、仮に伝送路2AをA系、2BをB系と
呼んで区別する。
【0018】本伝送装置は複数の情報機器3を機器イン
ターフェース17を介して収容し、ネットワーク内にあ
る他の任意の情報機器間での伝送を可能としている。1
4は送信機、13は受信機でそれぞれ伝送路毎に伝送信
号の送受信を実行する。アクセス部12はループ伝送路
2を複数の伝送装置で共有使用する為の機能部で、受信
伝送路からの自宛情報の分岐取り込み、送信伝送路への
自発情報の挿入処理をおこなう。伝送制御15は情報機
器3間で情報転送する為の伝送プロトコル処理を実行す
る部分で通常プロセッサのソフトウェア処理で実現され
る。メモリ16はプロセッサの処理プログラムおよび伝
送情報の格納部分である。
【0019】網構成制御部11はループ伝送路の伝送経
路や伝送モードを制御する為の機能部で、ネットワーク
内の1ヵ所で伝送障害の有無を検出する障害検知111
と各伝送装置が採るべき伝送モードを通知する為のモー
ド通知112および通知された伝送モード指示に従って
自伝送装置の伝送モードを変更するモード設定113の
3機能部より成る。送受信機を除く各機能部は内部バス
18により相互に接続され情報交換が可能な構成となっ
ている。
【0020】次に、情報の流れに沿って各部の関連を説
明しそれらの機能をより明確にする。A系伝送路2Aか
ら受信される情報は受信機13Aによって増幅、復調、
リタイミング等の操作の後ディジタル信号列に変換され
てアクセス部12Aに入力される。アクセス部12Aで
は自宛情報を分岐しながらチェックし、そうであれば内
部バッファに一時格納する。なおアクセス部12Aへの
入力信号は送信機14Aにも送られ、変調等の処理後A
系伝送路に再度送信される。
【0021】格納情報が情報機器間の伝送情報の場合、
その情報は内部バス18を介してメモリ16に転送され
た後、伝送制御15により取り出されてプロトコル処理
後該当の情報機器3に機器インターフェースを経由して
渡される。これに対し、格納情報が網構成制御の伝送情
報の場合には、ここから直接障害検知111もしくはモ
ード設定113に送られ内容解読後処理が実行される。
【0022】次に、情報機器3からの情報送信の場合、
機器インターフェース17経由で伝送制御15に渡され
プロトコル処理された後内部バス18を介してメモリ1
6に格納される。送信情報は優先度の異なる2種類を設
定する事ができ、優先度の高い情報は必ずどちらかのア
クセス部に転送される。一方、優先度の低い情報はネッ
トワークに障害がある場合、モード設定113の指示に
よりアクセス部12送られず、ここで廃棄される。アク
セス部12Aに転送された情報は一時格納され、伝送路
に送信されるタイミングを待つ。そして送信権を得る
と、送信機14Aを経由してA系伝送路2Aに送信され
る。
【0023】障害検知111あるいはモード設定112
からの網構成制御情報も、アクセス部12Aに転送され
た後は同様の手順で送信される。
【0024】図4は二重ループ伝送装置のアクセス部1
2の詳細構成図である。ループ伝送路2からの受信情報
はアクセス制御121、管理フレーム受信バッファ12
2、受信データバッファ123に供給される。
【0025】アクセス制御121は伝送経路に直列に挿
入される様に構成され、自伝送装置が情報を送信する
か、受信情報をそのまま中継するかを制御する。このた
め、受信情報を短時間だけ遅延し、送信権の判別を可能
にしている。前記のトークンパスタイプのループアクセ
ス方式では、送信権の獲得や送信情報のループ一巡消去
等の為に必須の機能である。管理フレーム受信バッファ
122、受信データバッファ123はそれぞれ入力前段
に受信情報フィルタを備えて目的の情報のみを選択して
格納する一時メモリである。
【0026】一方、送信情報格納用の一時メモリである
管理フレーム送信バッファ124、送信権パターンバッ
ファ125、送信データバッファ126は、アクセス制
御121の中継出力とともにセレクタ127に集めら
れ、その内の1情報だけが選択されて伝送路2に出力さ
れる構成である。これらの送信タイミングは図示してい
ないがアクセス制御121より制御される。セレクタ1
27および送信権パターンバッファ125を除く各機能
モジュールは内部バス18に接続されており、図1で示
した網構成制御部11、伝送制御15、メモリ16等と
情報交換が可能である。
【0027】図5は、本発明のループアクセス方式の一
例を示す伝送タイムチャートである。ここでは説明を簡
単にする為、トークンパスタイプのループアクセス方式
として、GAポーリングの場合を二重ループ伝送路内の
A系ループについて示している。
【0028】本方式では、ループネットワーク内の1伝
送装置ST0がマスター(中継動作をしない1次局モー
ド)となって他の伝送装置(中継動作をする2次局モー
ド)に対し一般にGA(Go Ahead)とよばれる送信権を
意味する信号Tを供給する。送信要求のある伝送装置は
伝送路上にTを検出したら、これを下流に中継しない様
にして(すなわち自伝送装置より下流の伝送装置が同時
に送信する事を避ける為)、フレームと呼ぶ伝送情報を
送信する。
【0029】フレーム送信が完了すると、中継状態に戻
る事で自伝送装置より下流伝送装置にTを転送する。こ
の様にして、送信権を時間遅れなく順次下流に移してゆ
く事で、全伝送装置の送信要求を効率的に処理して行
く。全伝送装置の送信が完了したらマスター伝送装置は
再度Tの生成が必要で、これを伝送サイクルと呼び、本
例ではある固定の長さとする。
【0030】なお、図5では全ての伝送装置で送信要求
があり、ループ内に伝送障害がない場合の例を示してい
る。横軸は時間、縦軸は伝送装置の物理的な位置を示し
ている。マスター伝送装置ST0は各伝送サイクルで情
報フレームDataだけでなく、管理フレームPOLを必ず
送信する。
【0031】図6は、伝送情報のフォーマットの一例で
ある。伝送情報としては管理フレームPOL、情報フレ
ームData、送信権Tの3種があり、フレーム形式は
HDLC(High level Data Link Control)に準じてい
る。従って、図中の記号Fはフレームの境界を表わすフ
ラグ、DAは宛先アドレス、SAは送元アドレス、Cは
制御バイト、Iはデータ、FCSはエラー検出部を各々
示しており、管理フレームPOLはデータIを含んでい
ない。
【0032】制御バイトCの内容は、管理フレームPO
Lと情報フレームDataで多少異なっている。先頭の
ビットはPが管理フレーム、Dが情報フレームを意味
し、フレームを区別している。PLはデータIの送信優
先度を示すもので高低2種類を設定できる。これはマス
ター伝送装置が他の伝送装置に対してループ伝送障害が
ない場合に、どちらのループでどちらの優先度の伝送を
実行すべきかを通知する為に用いられる。管理フレーム
POLでのM、Nビットは管理フレームの種類を示すも
ので、2ビットの組み合わせにより以下の3種類があ
る。
【0033】M=1、N=0(POL0)の組合せは、
両ループに伝送障害がないこと示すマスター指示、これ
により各伝送ループで別々の優先度の情報伝送が同時に
可能である事を通知する。M=1、N=1(POL1)
の組合せは、両ループのいずれかに伝送障害があること
を示すマスター指示である。これにより、各伝送装置は
両伝送ループで高優先度の情報を伝送しなければならな
い事を通知する。M=0(POL2)の場合は、マスタ
ーでない伝送装置から送信される管理フレームで、自装
置より上流で伝送障害がある事を通知する。マスター伝
送装置では、一定時間以上このフレームを送信する伝送
装置(フレーム内送元アドレスSAにより認識できる)
が、障害箇所に隣接していると判断する。
【0034】情報フレームのSNは、各伝送装置から送
信される情報フレームの送出順序を示すフレームシーケ
ンス番号で、ループ伝送障害時全ての伝送装置が同一情
報を両ループに送信するので、それら両フレームを受信
した伝送装置が後着の一方を廃棄する為に使用する。
【0035】図7は、本発明のマスター伝送装置の動作
の一例を示すフローである。マスター伝送装置では、一
定の時間毎に管理フレームの送信と他伝送装置への送信
権供給が必要で、まず管理フレームPOLの送信起動を
行い(s101)、情報フレームData、トークン
(GA)信号を順次送信する(s102,s103)。
これは図4のアクセス制御121が管理フレーム送信バ
ッファ124、送信権パターンバッファ125、送信デ
ータバッファ126およびセレクタ127を制御する事
によって実現される。
【0036】その後、管理フレームPOLがループを一
巡する時間待って(s104)、管理フレームPOLを
取り込み(s105)、両ループでのPOL一巡結果か
ら伝送路障害の有無をチェックし(s106)、モード
変更の要否を判定する(s107)。伝送路障害の有る
ときは、管理フレームの内容を変更し、各伝粗装置に採
るべき伝送モードを指示し(s108)、以後この動作
を伝送サイクル毎に繰り返す(s109)。
【0037】図8は、マスター伝送装置のPOL一巡チ
エックの処理例で、処理内容を状態遷移マトリクスで表
現している。ここで、横軸は自装置送信の管理フレーム
(POL0、POL1)の受信イベント、縦軸はマスタ
ー伝送装置の送信状態を示している。また、記号○は現
状態のまま遷移がない事、×は発生し得ないケースであ
る事、⇒は番号で指定された別状態に移行する事、−は
POLを受信していない事を、それぞれ示している。
【0038】マスター伝送装置が両ループ伝送路にPO
L0を送信している場合(障害のない伝送モード中)
は、受信イベントはaとeしかなく、前者は伝送障害が
無い場合(従って現在の状態のまま継続する)で、後者
は伝送障害が発生している可能性があり障害有時の伝送
モードに移行する。なお、実際の運用ではマスター伝送
装置で伝送障害発生とみなすのは、受信イベントeがあ
る一定時間継続した場合や、一定の比率以上に出現した
場合である。
【0039】マスター伝送装置が両ループ伝送路にPO
L1を送信している場合(障害のある伝送モード中)
は、受信イベントはb、c、d、e4ケースで、bが伝
送障害の回復、その他のケースは伝送障害が継続してい
るとみなし、各々処理する。
【0040】図9は、マスター以外の伝送装置の動作例
を示すフローである。これらの伝送装置では、通常マス
ター伝送装置から受信した管理フレームPOL0、PO
L1によって伝送モードを決めるが、伝送障害の発生状
態によってはマスター以外の伝送装置から送信される管
理フレームPOL2を受け、これにより伝送モードを判
断する場合もある。
【0041】マスター以外の伝送装置は、伝送サイクル
毎に受信した情報フレームの処理(s201)や送信す
る情報フレームの作成処理(s202)をおこなう。具
体的には、受信データバッファ123にある受信情報を
メモリ16に転送し、また、メモリ16にある送信情報
を送信データバッファ126に転送する。
【0042】次に、モード設定113が管理フレーム受
信バッファ122から管理フレームPOLを取り出し
(s203)、POL受信状況のチェックをおこなう
(s204)。チェックの結果、両伝送路ともに伝送障
害のない両パス状態、一方の伝送路に伝送障害のある
端局状態,、両伝送路ともに伝送障害のある孤立状
態の3モードに分かれ、モードに応じた網構成制御が
行われ、以後この動作を繰り返す。
【0043】両系パス状態では、伝送装置は両ループ
より管理フレームPOL及び送信権Tが受信されるの
で、図4のアクセス制御121は両系ともパス状態とな
り(s205)、網構成制御部11のモード設定113
は現状の動作を継続する。両系パス状態の処理内容
は、送信権Tを獲得後伝送フレームを送信する場合を除
いて、受信信号を送信側に中継しながら自装置当ての伝
送フレームの受信を行う。すなわち、ここでのパス処理
は伝送フレームの送受信動作を含めた広義の状態を指し
ている。なお、Data送出や送信権送出の処理ステッ
プは図示を省略している。
【0044】孤立状態では、伝送装置は両ループとも
管理フレームPOL及び送信権Tを受信できないので、
アクセス制御121は両系とも受信信号中継を阻止した
状態となり、網構成制御部11のモード設定113は伝
送障害の回復を待つ、孤立処理を行う(s209)。後
述のように、本実施例では情報フレームの送信のみを行
い、中継動作は行なわない。
【0045】端局状態,では、一方のループから管
理フレームPOL及び送信権Tが受信され、他方のルー
プから管理フレームPOL及び送信権Tが受信されな
い。この状態を判別すると、受信されない方のループで
自ら管理フレームPOL2、情報フレームData及び
送信権Tを送信し始める(s206〜s208)。これ
は、図4のアクセス制御121が管理フレーム送信バッ
ファ124、送信権パターンバッファ125、送信デー
タバッファ126およびセレクタ127を制御すること
によって実現される。それとともに、網構成制御部11
のモード設定113は伝送障害の回復を待つ。なお、管
理フレームPOL及び送信権Tを受信している側のルー
プでは、前述の広義のパス処理を実行する。
【0046】これにより、トークンパス型のループアク
セス方式を採用したネットワークにおいて、障害より下
流の伝送装置でも情報の送受信が可能になるとともに、
マスター伝送装置での障害箇所特定が容易になる。
【0047】図10は、マスターでない伝送装置の管理
フレーム受信処理例で、処理内容を状態遷移マトリクス
で表現している。ここで、横軸は自装置送信の管理フレ
ーム(POL0、POL1、POL2)の受信イベント
で、a、b、c、d、e、f、gの7ケースの組み合わ
せがある。縦軸は伝送装置の採る送信状態1〜4を示し
ている。また、記号○は現状態のまま遷移がない事、×
は発生し得ないケースである事、⇒は番号で指定された
別状態に移行する事、−はPOLを受信していない事、
Pはパス状態、Sは中継阻止状態である事を各々示して
いる。
【0048】ネットワーク内に伝送障害がない場合に
は、マスター以外の各伝送装置は両ループともパス状態
であり、発生する受信イベントは両系からマスター伝送
装置の送信するPOL0を受信する事になる(マトリク
ス1,a)。
【0049】ネットワーク内に伝送障害がある場合に
は、マスター伝送装置が両系からPOL1を送信してお
り、受信イベントはb、c、d、e、f、gのいずれか
となる。ここで受信イベントb、c、dの様に両系ルー
プから管理フレームPOLを受信している場合には、伝
送装置は両系ともパス状態1となって情報フレームDa
taの送受信をおこなう。また受信イベントe、fの様
に片系ループからのみマスター伝送装置の送信した管理
フレームPOL1を受信している場合には、伝送装置は
送信状態1と同じ動作を実行し、他方の受信していない
側では自ら管理フレームPOL2を生成する送信状態2
もしくは3に移行して、情報フレームDataの送受信
をおこなう。
【0050】一方、受信イベントgの様に、両系ループ
で管理フレームPOLを受信していない場合には、伝送
装置は受信側では送信状態4(上記の孤立状態)とな
り、通常の中継動作を停止する。したがって、伝送障害
が除かれて管理フレームを受信する様になるまで、ルー
プ伝送路からの受信情報を下流の伝送装置に渡す事はな
い。
【0051】図11は、本発明の伝送障害がない場合の
ネットワーク動作の説明図で、マスター伝送装置ST0
とマスターでない4つの伝送装置ST1、ST2、ST
3、ST4の伝送動作を示している。図1および図4の
伝送装置を参照しながら、詳細動作の説明をおこなう。
【0052】マスター伝送装置ST0のモード通知11
2は、アクセス部12Aおよびアクセス部12B内の各
管理フレーム送信BUF124に対して、管理フレーム
POL0のパターンをセットする。この時、A系ループ
2Aには制御バイトCのPLビットに0を設定して高優
先情報の伝送を指示し、B系ループ2BにはPL=1を設
定して低優先情報の伝送を指示する。
【0053】アクセス制御121は伝送サイクルの開始
時刻になると、管理フレーム送信BUF124に対し管
理フレームの送信を起動する。この結果、マスター伝送
装置ST0から周期的に両ループ伝送路に対しPOL0
が送信される。両ループともに障害がないと、送信され
た管理フレームPOL0がループ伝送路を一巡して、ア
クセス部A12Aおよびアクセス部B12B内の管理フ
レーム受信BUF122に格納される。障害検知111
はこれらの格納情報を読み出し、その結果をモード設定
113に伝える。
【0054】モード設定113は状態遷移マトリクス
(図8)に基ずく状況判断を行う。ここでは、両ループ
でPOL0を検出するので障害無しと判定(1,a)
し、アクセス制御121およびモード通知112に対し
現動作状態の継続を指示する。また、モード設定113
はこの結果を伝送制御15に伝える。伝送制御15はメ
モリ16に蓄積されている情報機器3間の送受信情報
と、それらの転送先であるアクセス部12の対応関係を
決める。ここでは、メモリ16に蓄積されている高優先
度の送受信情報はアクセス部12Aに対応させ、低優先
度の送受信情報をアクセス部12Bに対応させる。
【0055】一方、マスターでない4台の伝送装置ST
1、ST2、ST3、ST4では、アクセス部12内の
管理フレーム受信BUF122にマスターが送信した管
理フレームPOL0が蓄積され、これを障害検知111
が読み出し、どの様な管理フレームが受信されたのかを
検出し、その結果をモード設定113に連絡する。モー
ド設定113では状態遷移マトリクス(図10)に基ず
く状況判断を行う。ここでは、両ループでPOL0を検
出するので、両系ループで障害無しと判定し(1,
a)、アクセス制御121、モード通知112および伝
送制御15に対し動作状態を指示する。これを受けたア
クセス部12内のアクセス制御121は、送信権を得て
送信するケース以外はパス状態となる様に動作し、モー
ド通知112でも特別の動作はしない。
【0056】一方、伝送制御15はメモリ16に蓄積さ
れている情報機器3間の送受信情報とそれらの転送先で
あるアクセス部12の対応関係を決める。ここでは、メ
モリ16に蓄積されている高優先度の送受信情報はアク
セス部12Aに対応させ、低優先度の送受信情報はアク
セス部12Bに対応させる。
【0057】この結果、マスターでない伝送装置は情報
伝送を、マスターより定期的に通知されるPOL情報で
指示されたループ伝送路にて実行する(本例ではA系ル
ープで高優先情報伝送D0、B系ループで低優先情報伝
送D1)。本実施例によれば、ネットワーク中に伝送障
害がない場合、2つのループ伝送路で別々の情報伝送が
同時に実行されるので、伝送性能を大幅に向上できる。
【0058】図12は、伝送障害がある場合のネットワ
ーク動作の説明図で、(a)〜(e)のケースについ
て、図1および図4の伝送装置を参照しながら説明す
る。
【0059】同図(a)のケースは、A系ループ伝送路
に伝送障害が発生した場合で、障害箇所は伝送装置ST
2とST3間である。図11の正常な状態から本状態に
変化した場合、マスター伝送装置ST0より送信された
管理フレームPOL0は、B系ループでは伝送路を一巡
してアクセス部12B内の管理フレーム受信BUF12
2に格納される。しかし、障害のあるA系ループではP
OL0は伝送路を一巡せず、アクセス部12A内の管理
フレーム受信BUF122にはPOL0が格納される事
はない。
【0060】障害検知111がこれらの格納情報を読み
出しその結果をモード設定113に伝える。モード設定
113では障害発生と判定し、これをモード通知112
に伝える。モード通知112はアクセス部12Aおよび
アクセス部12B内の各管理フレーム送信BUF124
に対して、管理フレームPOL1のパターンをセットす
る。本パターンを受け取ったアクセス制御121は、伝
送サイクルの開始時刻になると管理フレーム送信BUF
124に対し管理フレームの送信を起動する。この結果
マスター伝送装置ST0から周期的に、両ループ伝送路
に対しPOL1が送信される。
【0061】送信された管理フレームPOL1はB系ル
ープでは伝送路を一巡してアクセス部12B内の管理フ
レーム受信BUF122に格納されるが、障害のあるA
系ループでは伝送路を一巡せずアクセス部12A内の管
理フレーム受信BUF122にはPOL1が格納される
事はない。障害検知111がこれらの格納情報を読み出
し、その結果をモード設定113に伝える。モード設定
113は状態遷移マトリクス(図8)に基ずく状況判断
を行う。ここでは、BループでPOL1を検出するが、
AループではPOL1を検出せず、障害有と判定する。
そして、マトリクスの状態(2,d)に従い、モード通
知112に対して現動作継続を指示するとともに、伝送
制御15に対し動作変更を指示する。
【0062】すなわち、伝送制御15はメモリ16に蓄
積されている情報機器3間の送受信情報とそれらの転送
先であるアクセス部12の対応関係を決めるが、ここで
はメモリ16に蓄積されている高優先度の送受信情報を
アクセス部12Aとアクセス部12Bの両方に対応させ
る。その結果、マスター伝送装置ST0では両ループで
高優先度情報D0の送受信を実行するようになる。
【0063】なお、本ケースではマスター伝送装置ST
0は伝送装置ST3、ST4が送信した情報を両ループ
伝送路から受信するので、同一情報を2度受信する。こ
の為、伝送制御15で、フレームの制御バイトCのフレ
ームシーケンス番号SNを用い、先着フレームのみを選
択して情報機器に渡す。
【0064】(a)のケースで、伝送装置ST1、ST
2は次の様に動作する。アクセス部12内の管理フレー
ム受信BUF122に、マスターが送信した管理フレー
ムPOL1が蓄積され、これを障害検知111が読み出
し、どの様な管理フレームが受信されたのかを検出し、
その結果をモード設定113に連絡する。モード設定1
13では状態遷移マトリクス(図10)に基ずく状況判
断を行う。ここでは、両ループでPOL1を検出するの
で状態(1,b)となり、アクセス制御121、モード
通知112および伝送制御15に対し動作状態を指示す
る。
【0065】これを受けたアクセス部12内のアクセス
制御121およびモード通知112では、現状態を維持
する。一方、伝送制御15はメモリ16に蓄積されてい
る情報機器3間の送受信情報とそれらの転送先であるア
クセス部12の対応関係を決める。ここでは、メモリ1
6に蓄積されている高優先度の送受信情報をアクセス部
12Aとアクセス部12Bの両方に対応させる。その結
果、両ループで高優先度情報D0の送受信を実行する様
になる。
【0066】なお、伝送装置ST1、ST2も、マスタ
ー伝送装置ST0が送信した情報を両ループ伝送路から
受信するので、同一情報を2度受信する。そこで、伝送
制御15は、制御バイトCのフレームシーケンス番号S
Nを用いて、先着フレームのみを選択して情報機器に渡
す。
【0067】(a)のケースで、伝送装置ST3は次の
様に動作する。網構成制御部11内の障害検知111が
両ループのアクセス部12内管理フレーム受信BUF1
22を読み出し、どの様な管理フレームが受信されたの
かを検出し、その結果をモード設定113に連絡する。
モード設定113で状態遷移マトリクスに基ずく状況判
断を行う。
【0068】ここでは、BループでのみPOL1を検出
するので状態(3,f)となり、モード通知112およ
び伝送制御15に対し動作状態を指示する。これを受け
たモード通知112では、POL1を受信していないA
系ループにて管理フレームPOL2を送信するために、
A系の管理フレーム送信BUF124に送信パターンを
セットし、アクセス制御121Aに対して動作指示す
る。
【0069】アクセス制御121Aは伝送サイクルの開
始時刻になると管理フレーム送信BUF124Aに対し
管理フレームPOL2の送信を起動する。この結果、伝
送装置ST3のA系ループから周期的にPOL2が送信
される。伝送装置ST3は1周期後、A系ループ側では
再び管理フレームPOL1も、POL2も受信できな
い。これは自伝送装置が障害個所の最上流に隣接してい
ることを意味する。そこで、ST3は管理フレームPO
L2及び情報Dataの送出後(s206、s20
7)、アクセス部12Aは送信権Tを発行して(s20
8)下流の伝送装置ST4に供給する。なお、伝送装置
ST3より情報Dataの送出がない場合、管理フレー
ムPOL2の送出後(s206)、直ちに送信権Tを発
行する(s208)ようにしてもよい。
【0070】一方、伝送制御15はメモリ16に蓄積さ
れている情報機器3間の送受信情報とそれらの転送先で
あるアクセス部12の対応関係を決める。ここでは、メ
モリ16に蓄積されている高優先度の送受信情報をアク
セス部A12Aとアクセス部B12Bの両方に対応させ
る。その結果両ループで高優先度情報D0の送受信を実
行する様になる。
【0071】(a)のケースで、伝送装置ST4は次の
様に動作する。障害検知111が両ループの管理フレー
ム受信BUF122を読み出し、どの様な管理フレーム
が受信されたのかを検出し、その結果をモード設定11
3に連絡する。モード設定113では状態遷移マトリク
スに基ずく状況判断を行う。ここでは、BループでPO
L1を、AループでPOL2を検出するので状態(1,
d)となり、伝送制御15に対し動作状態を指示する。
【0072】障害発生直後は伝送装置ST4も、POL
1を受信していないA系ループにて管理フレームPOL
2を送信するために、A系の管理フレーム送信BUF1
24に送信パターンをセットし、伝送サイクルの開始時
刻になると、アクセス制御121Aは管理フレーム送信
BUF124Aに対し管理フレームPOL2の送信を起
動する。この結果、伝送装置ST4のA系ループからも
POL2が送信される。しかし、次の周期までに上流側
から伝送装置ST3が発行したPOL2を受信する。こ
れは、自伝送装置が障害個所に隣接していないことを意
味するので、以後POL2の送信を中止する。
【0073】伝送制御15はメモリ16に蓄積されてい
る情報機器3間の送受信情報とそれらの転送先であるア
クセス部12の対応関係を決める。ここでは、メモリ1
6に蓄積されている高優先度の送受信情報をアクセス部
12Aとアクセス部12Bの両方に対応させる。その結
果両ループで高優先度情報D0の送受信を実行する様に
なる。なお、ST4のA系伝送も、上記のようにST3
からの送信権Tの供給により可能になる。
【0074】このように、図12(a)のケースでは、
全ての伝送装置が両ループ伝送路にて高優先情報D0の
送信を実行しているので、全ての伝送装置間でに情報伝
送が可能であり、伝送路切り換えと同じ効果が得られ
る。また、伝送装置ST3の送信する管理フレームPO
L2の送元アドレスSAより、伝送障害箇所が伝送装置
ST3のA系直上流にある事がマスター伝送装置ST0
によって識別できる。
【0075】図12(b)のケースは、B系のループ伝
送路のみに1ヵ所の伝送障害が発生した場合で、障害箇
所は伝送装置ST2とST3間である。
【0076】図11の状態から(b)の状態に変化した
場合、マスター伝送装置ST0より送信された管理フレ
ームPOL0はA系ループでは伝送路を一巡してアクセ
ス部12Aの管理フレーム受信BUF122Aに格納さ
れるが、障害のあるB系ループでは伝送路を一巡せずア
クセス部12Bの管理フレーム受信BUF122Bには
該情報が格納される事はない。
【0077】障害検知111がこれらの格納情報を読み
出しその結果をモード設定113に伝える。モード設定
113では障害発生と判定し、これをモード通知112
に伝える。モード通知112はアクセス部12Aおよび
アクセス部12Bの各管理フレーム送信BUF124に
対して、管理フレームPOL1のパターンをセットす
る。
【0078】POL1のパターンを受け取ったアクセス
制御121は、伝送サイクルの開始時刻になると管理フ
レーム送信BUF124に対し管理フレームの送信を起
動する。この結果、マスター伝送装置ST0から周期的
に両ループ伝送路に対しPOL1が送信される。送信さ
れた管理フレームPOL1はA系ループでは伝送路を一
巡してアクセス部A12A内の管理フレーム受信BUF
122Aに格納されるが、障害のあるB系ループでは伝
送路を一巡せずアクセス部B12B内の管理フレーム受
信BUF122Bに該情報が格納される事はない。
【0079】障害検知111がこれらの格納情報を読み
出しその結果をモード設定113に伝える。モード設定
113では状態遷移マトリクスに基ずく状況判断を行
う。ここでは、AループでPOL1を検出するがBルー
プではPOL1を検出せず、図8の状態(2,c)であ
り、障害有と判定する。そして、モード通知112に対
して現動作継続を指示するとともに、伝送制御15に対
し動作変更指示をする。
【0080】伝送制御15は、メモリ16に蓄積されて
いる情報機器3間の送受信情報とそれらの転送先である
アクセス部12の対応関係を決める。ここでは、メモリ
16に蓄積されている高優先度の送受信情報をアクセス
部12Aとアクセス部12Bの両方に対応させる。その
結果、マスター伝送装置ST0では両ループで高優先度
情報D0の送受信を実行する様になる。本ケースでも、
マスター伝送装置ST0は伝送装置ST1、ST2が送
信した情報を両ループ伝送路から2度受信するので、情
報フレームのフレームシーケンス番号SNを用いて、先
着フレームのみを選択する。
【0081】また、本ケースで、伝送装置ST3、ST
4は次の様に動作する。アクセス部12の管理フレーム
受信BUF122に、マスターが送信した管理フレーム
POL1が蓄積され、これを障害検知111が読み出
し、どの様な管理フレームが受信されたのかを検出し、
その結果をモード設定113に連絡する。
【0082】モード設定113は状態遷移マトリクス
(図10)に基ずく状況判断を行う。ここでは、両ルー
プでPOL1を検出するので状態(1,b)となり、ア
クセス制御121、モード通知112および伝送制御1
5に対し動作状態を指示する。これを受けたアクセス制
御121およびモード通知112では現状を維持する。
【0083】一方、伝送制御15はメモリ16に蓄積さ
れている情報機器3間の送受信情報と、それらの転送先
であるアクセス部12の対応関係を決める。本例では、
メモリ16に蓄積されている高優先度の送受信情報をア
クセス部12Aとアクセス部12Bの両方に対応させ
る。その結果、両ループで高優先度情報D0の送受信を
実行する様になる。ここでも、マスター伝送装置ST0
が送信した情報を両ループ伝送路から2度受信するの
で、伝送制御15は情報フレームのフレームシーケンス
番号SNを用いて、先着フレームのみを選択する。
【0084】また、伝送装置ST2は次の様に動作す
る。網構成制御部11の障害検知111が両ループのア
クセス部12の管理フレーム受信BUF122を読み出
し、どの様な管理フレームが受信されたのかを検出し、
その結果をモード設定113に連絡する。モード設定1
13では状態遷移マトリクスに基ずく状況判断を行う。
本例ではAループでのみPOL1を検出するので状態
(2,e)となり、モード通知112および伝送制御1
5に対し動作状態を指示する。
【0085】これを受けたモード通知112では管理フ
レームを受信していないB系ループにて管理フレームP
OL2の送信の為B系の管理フレーム送信BUF124
に送信パターンをセットし、アクセス制御121Bに対
して動作指示する。アクセス制御121Bは伝送サイク
ルの開始時刻になると管理フレーム送信BUF124B
に対し管理フレームの送信を起動する。この結果伝送装
置ST2のB系ループから周期的にPOL2が送信され
る様になる。
【0086】一方、伝送制御15はメモリ16に蓄積さ
れている情報機器3間の送受信情報とそれらの転送先で
あるアクセス部12の対応関係を決める。本例では、メ
モリ16に蓄積されている高優先度の送受信情報をアク
セス部12Aとアクセス部12Bの両方に対応させる。
その結果、両ループで高優先度情報D0の送受信を実行
する様になる。
【0087】また、伝送装置ST1は次の様に動作す
る。障害検知111が両ループの管理フレーム受信BU
F122を読み出し、どの様な管理フレームが受信され
たのかを検出し、その結果をモード設定113に連絡す
る。モード設定113では状態遷移マトリクスに基ずく
状況判断を行う。本例では、AループでPOL1を、B
ループでPOL2を検出するので状態(1,C)とな
り、伝送制御15に対し動作状態を指示する。
【0088】伝送制御15はメモリ16に蓄積されてい
る情報機器3間の送受信情報と、それらの転送先である
アクセス部12の対応関係を決める。本例では、メモリ
16に蓄積されている高優先度の送受信情報をアクセス
部12Aとアクセス部12Bの両方に対応させる。その
結果、両ループで高優先度情報D0の送受信を実行する
様になる。
【0089】このように、図12(b)のケースでは、
全ての伝送装置が両ループ伝送路にて高優先情報D0の
送信を実行しているので、全ての伝送装置間での情報伝
送が可能になり、伝送路切り換えと同じ効果が得られ
る。また、伝送装置ST2の送信する管理フレームPO
L2内の送元アドレスSAより、マスター伝送装置ST
0はST2のB系直上流に伝送障害箇所のある事を検出
する。
【0090】図12(c)のケースは、伝送障害が両系
のループ伝送路に1ヵ所づつ発生し、障害箇所は同一伝
送区間(伝送装置ST2とST3間)の場合である。
【0091】図11の状態から本状態に変化した場合、
マスター伝送装置ST0より送信された管理フレームP
OL0は両ループで伝送路を一巡せず、アクセス部12
内の管理フレーム受信BUF122には該情報が格納さ
れる事がない。障害検知111がこれらの格納情報を読
み出しその結果をモード設定113に伝える。モード設
定113では障害発生と判定し、これをモード通知11
2に伝える。モード通知112はアクセス部12Aおよ
びアクセス部12B内の各管理フレーム送信BUF12
4に対して、管理フレームPOL1のパターンをセット
する。
【0092】本指示を受け取ったアクセス制御121
は、伝送サイクルの開始時刻になると管理フレーム送信
BUF124に対し管理フレームの送信を起動する。こ
の結果マスター伝送装置ST0から周期的に両ループ伝
送路に対しPOL1が送信される。送信された管理フレ
ームPOL1は両系ループで伝送路を一巡せず、管理フ
レーム受信BUF122に該情報が格納される事がな
い。障害検知111がこれらの格納情報を読み出しその
結果をモード設定113に伝える。
【0093】モード設定113は状態遷移マトリクス
(図8)に基ずく状況判断を行う。本例では両ループで
POL1を検出しない状態(2,e)で、障害有と判定
する。そして、モード通知112に対して現動作継続を
指示するとともに、伝送制御15に対し動作変更指示を
する。
【0094】伝送制御15はメモリ16に蓄積されてい
る情報機器3間の送受信情報と、それらの転送先である
アクセス部12の対応関係を決める。本例では、メモリ
16に蓄積されている高優先度の送受信情報を、アクセ
ス部12Aとアクセス部12Bの両方に対応させる。そ
の結果、マスター伝送装置ST0は両ループで高優先度
情報D0の送受信を実行する。なお、ST4のA系伝送
は、ST3による送信権の供給で可能になる。
【0095】(c)のケースで、伝送装置ST1、ST
2の動作は、それぞれ(b)のケースにおけるST1、
ST2と同じになる。また、伝送装置ST3、ST4の
動作は、それぞれ(a)のケースの同装置と同じにな
る。なお、ST1のB系伝送はST2が、ST4のA系
伝送はST3がそれぞれ送信権を供給している。
【0096】このように、(c)のケースでも、全ての
伝送装置が両ループ伝送路にて高優先情報D0の送信を
実行しているので、これら伝送装置間では情報伝送が可
能であり、ループバックと同じ効果が得られる。
【0097】なお、A系の伝送障害箇所は伝送装置ST
3の送信する監視フレームPOL2の送元アドレスSA
より、B系伝送障害箇所は伝送装置ST2の送信する監
視フレームPOL2の送元アドレスSAより、それぞれ
当該伝送装置の直上流(ST2とST3間)にあること
が、マスター伝送装置ST0により検出される。
【0098】図12(d)のケースは、伝送障害が両系
のループ伝送路に1ヵ所づつ、別の伝送区間に発生した
場合で、障害箇所はA系が伝送装置ST3とST4間、
B系が伝送装置ST1とST2間である。
【0099】マスター伝送装置ST0の動作は、(c)
ケースの同装置と同じである。また、伝送装置ST1の
動作は、(b)ケースの伝送装置ST2と同じである。
伝送装置ST4の動作は(a)ケースの伝送装置ST3
と同じである。さらに、伝送装置ST2、ST3の動作
は、それぞれ(a)ケースの伝送装置ST3と同じであ
る。
【0100】(d)ケースでも、全ての伝送装置が両ル
ープ伝送路にて高優先情報D0の送信を実行している
が、本ケースの場合、ST2とST3は他の伝送装置と
伝送できない。これはループバックと同じである。
【0101】また、A系の伝送障害箇所は伝送装置ST
4の送信するPOL2の送元アドレスSAより、B系の
伝送障害箇所は伝送装置ST1の送信するPOL2の送
元アドレスSAより、それぞれ当該伝送装置の直上流に
ある事がマスター伝送装置ST0で判明する。
【0102】図12(e)のケースは両系のループ伝送
路に1ヵ所づつの伝送障害が発生した場合で、障害箇所
はA系が伝送装置ST1とST2間、B系が伝送装置S
T3とST4間で、(d)ケースの障害個所がA、B系
で入れ替わっている。
【0103】マスター伝送装置ST0の動作は、(c)
ケースの同装置と同じである。また、伝送装置ST1の
動作は(d)ケースの同装置と同じである。伝送装置S
T4の動作は(d)ケースの同装置と同じである。さら
に、伝送装置ST2、ST3の動作は次の様になる。
【0104】アクセス部12の管理フレーム受信BUF
122に、マスターが送信した管理フレームPOL1が
蓄積され、これを網構成制御部11の障害検知111が
読み出し、どの様な管理フレームが受信されたのかを検
出し、その結果をモード設定113に連絡する。モード
設定113では状態遷移マトリクス(図10)に基ずく
状況判断を行う。本例では両ループとも管理フレームP
OLを検出できないので状態(4,g)となり、アクセ
ス制御121および伝送制御15に対し孤立状態を通知
する。
【0105】この結果、伝送制御15はメモリ16に蓄
積されている高優先度の送受信情報を、アクセス部A1
2Aとアクセス部B12Bの両方に対応させ、両ループ
で一定周期に高優先度情報D0の送受信を実行する。た
だし、アクセス制御121では中継動作を停止する。
【0106】この結果、伝送装置ST2とST3を除く
伝送装置間では高優先情報の交換が可能である。これは
ループバックと同じである。また、A系の伝送障害箇所
は伝送装置ST4の送信するPOL2の送元アドレスS
Aより、B系の伝送障害箇所は伝送装置ST1の送信す
るPOL2の送元アドレスSAより、それぞれ当該伝送
装置の直上流にある事が判明する。
【0107】以上、本実施例によれば、トークンパス型
のメディアアクセス方式を採用し、各伝送装置では高低
二種類の伝送情報を有する二重ループ伝送装置におい
て、障害がない時には別々のループで二種類の情報伝送
を並列しておこない、ネットワーク中に伝送障害がある
場合、障害の直下流にある伝送装置で送信権を発行する
ことで、全ての伝送装置で優先度の高い情報のみを両方
のループで同時伝送する様にしているので、伝送路切り
換えやループバック制御をせずに同様の効果を実現で
き、通常時の伝送性能と、障害時のネットワークの信頼
性をともに向上できる。
【0108】
【発明の効果】本発明によれば、二重ループで接続され
た複数の伝送装置間で、障害がない時には別々のループ
で二種類の情報伝送を並列しておこない、障害がある場
合には高優先度情報のみを両ループで伝送するので、通
常時の伝送性能と、障害時のネットワークの信頼性をと
もに向上できる効果がある。
【0109】また、障害時にその直下流にある伝送装置
で送信権を発行して下流側に供給するので、全ての伝送
装置が優先度の高い情報のみを両ループで伝送できるの
で、従来の網構成制御によることなく同等の性能を維持
でき、かつ、網構成変化時の伝送情報の喪失を低減でき
る効果がある。
【0110】また、障害に隣接する伝送装置で周期的に
自装置のアドレス情報を含んだ管理フレームを送信する
ので、障害箇所の探索が容易になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による二重ループ伝送装置の
概略構成図。
【図2】従来の二重ループ伝送装置の網構成動作の説明
図。
【図3】従来の二重ループ伝送装置の網構成動作説明
図。
【図4】本発明の二重ループ伝送装置のアクセス部の一
例を示す構成図。
【図5】本発明のループアクセス方式の一例を示す伝送
タイムチャート。
【図6】伝送情報の一例を示すフォーマットの説明図。
【図7】マスター伝送装置の動作の一例を示すフロー
図。
【図8】マスター伝送装置の管理フレーム受信処理のた
めの状態遷移マトリクスを示す説明図。
【図9】マスター以外の伝送装置の動作の一例を示すフ
ロー図。
【図10】マスター以外の伝送装置の管理フレーム受信
処理のための状態遷移マトリクスを示す説明図。
【図11】本発明の二重ループ伝送装置で、伝送障害が
ない場合の動作を示す説明図。
【図12】本発明の二重ループ伝送装置で、伝送障害が
ある場合の動作を示す説明図。
【符号の説明】
1…伝送装置、2…伝送路、3…情報機器、11…網構
成制御部、12…アクセス部、13…受信機、14…送
信機、15…伝送制御、16…メモリ、17…機器イン
ターフェース、18…内部バス、111…障害検知、1
12…モード通知、113…モード設定、121…アク
セス制御、122…管理フレーム受信バッファ、123
…受信データバッファ、124…管理フレーム送信バッ
ファ、125…送信権パターンバッファ、126…送信
データバッファ、127…セレクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野内 隆夫 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 足達 芳昭 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 中野 義弘 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 市村 守 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 安達 広典 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 Fターム(参考) 5K031 AA02 AA08 BA01 CB01 CB10 CB12 DA02 DA12 DB14 EA01 EA07 EA12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散設置された複数の情報機器と、それ
    ら情報機器の一つまたは複数を収容する伝送装置と、そ
    れら伝送装置間を接続して共有使用され、かつ、伝送方
    向の異なる二重ループ伝送路からなり、任意の情報機器
    間で高低2種類の優先度の情報を伝送するネットワーク
    の二重ループ伝送装置において、 各伝送装置は、前記二重ループ伝送路の両系とも伝送障
    害のない場合に一方の伝送路で高優先の情報を、他方の
    伝送路で低優先の情報を伝送し、いずれかの伝送路で伝
    送障害を検出した場合に両方の伝送路に高優先の情報の
    みを伝送するように構成したことを特徴とする二重ルー
    プ伝送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記二重ループ伝送路の伝送障害の検出は、複数の伝送
    装置中の親となる伝送装置(以下、親伝送装置)が自送
    出の親管理情報がループを一巡するか否かにより判断
    し、伝送障害の有無に応じて前記親管理情報の内容を維
    持または変更して、他の子となる伝送装置(以下、子伝
    送装置)に通知するようにしたことを特徴とする二重ル
    ープ伝送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記ループ伝送路を共有使用するためのメディアアクセ
    ス制御方式は、ある伝送装置が下流の伝送装置に対し
    て、同時には1台だけが送信可能である事を通知する送
    信許可情報を供給することを特徴とする二重ループ伝送
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記伝送障害を通知された伝送装置は、自装置の上流に
    障害があるか否かを判定し、障害がある場合に下流の伝
    送装置に対して前記送信許可情報を供給する構成とした
    ことを特徴とする二重ループ伝送装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 一方の伝送路で前記伝送障害を検出した子伝送装置が、
    前記親管理情報と異なる内容の子管理情報を伝送路に送
    出するとともに、上流側から前記子管理情報を受信しな
    い場合は下流の子伝送装置に対して前記送信許可情報を
    供給することを特徴とする二重ループ伝送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 伝送障害時に、両系の伝送路より同一の高優先情報を受
    信した伝送装置は、先着の一方のみを有効として前記情
    報機器に転送することを特徴とする二重ループ伝送装
    置。
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