JP2000244512A - 無線回線アクセス制御方法及び無線送信装置 - Google Patents

無線回線アクセス制御方法及び無線送信装置

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JP2000244512A
JP2000244512A JP4066099A JP4066099A JP2000244512A JP 2000244512 A JP2000244512 A JP 2000244512A JP 4066099 A JP4066099 A JP 4066099A JP 4066099 A JP4066099 A JP 4066099A JP 2000244512 A JP2000244512 A JP 2000244512A
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transmission
packet
radio
cell
wireless
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JP4066099A
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Hiromasa Uchida
大誠 内田
Toru Otsu
徹 大津
Hiroshi Kazama
宏志 風間
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝搬遅延時間の大きいパケット無線通信シス
テムにランダム型アクセス方法を適用する場合に、伝搬
遅延の影響を受けることなく、パケット衝突を極力回避
できるようなトラヒック制御が実現できる無線回線アク
セス制御方法及び無線送信装置を提供する。 【解決手段】 パケット源1はパケットを発生させて送
信装置2に送出する。送出装置2において、インターフ
ェース変換部21はパケット源1から流れてくるデータ
信号用のビット情報を送信用の電気的信号に変換する。
送信バッファ部22はインターフェース変換部22から
流れてくる送信信号用パケットが実際に無線回線に送信
されるまで当該パケットを蓄積する。制御部23は無線
回線へ送信する送信信号用パケットの送信間隔をある一
定時間以上あけるように送信バッファ部22を制御す
る。送信部24は送信バッファ部22から流れてくる送
信信号用パケットを実際に無線回線へ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星通信や移動通
信のような複数の無線局が同一無線回線を共有してデー
タ通信を行う無線通信システムにおいて、各無線局の信
号伝送時に用いられる無線回線アクセス制御方法及び無
線送信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の無線局が同一無線回線を共有して
データ通信を行う無線通信システムにおいて、各々の無
線局が該同一無線回線ヘデータを送信する際に用いるア
クセス方法の代表の一つとして、各無線局がデータ信号
送信前に回線を確保することなく、各無線局が共通して
使用する無線回線に勝手気ままにデータ信号を伝送する
ランダム型アクセス方法が挙げられる。
【0003】このランダム型アクセス方法では、1無線
局が1無線回線を占有することなく複数の無線局が1無
線回線を共用できる。このため、例えば、各無線局から
の送信データがパケットと呼ぶある不定の大きさの固ま
りに分割されて送信される無線通信システム(以後、
「パケット無線通信システム」という)にランダム型ア
クセス方法を用いることにより、各無線局からの間欠的
パケット信号を同一の無線回線にて効率良く伝送するこ
とが可能となり、回線使用効率を高めることができる。
【0004】こうしたことから、発生トラヒック量が小
さいパケット無線通信システムにおけるアクセス方法と
しては、ランダム型アクセス方法が好的に用いられる場
合が多い。しかしながら、ランダム型アクセス方法は各
無線局が共有回線を用いて他の無線局と競合しながらパ
ケット伝送を行うので、常にパケット衝突の危険性をは
らんでいる。そのため、トラヒック量が増加すると、パ
ケット衝突が発生し、信号が正しく伝送されない分、回
線使用効率は悪くなり、又、パケット衝突にともなうパ
ケット再送の時間分、信号伝送時間は長くなるため、伝
送効率は悪くなる。したがって、ランダム型アクセス方
法を適用する際は、通常、パケット衝突を極力回避する
ような何かしらのトラヒック制御を行うことが必要であ
る。
【0005】トラヒック制御を行う従来のランダム型ア
クセス方法の代表としては、各無線局が無線回線の使用
状況を確認してからパケット伝送を行う分散制御型のC
SMA (Carrier Sense Multiple Access)方法(図1
5参照)と、回線制御局が無線回線の使用状況を監視し
てこの監視情報を各無線局へ報知し、この報知情報を元
に各無線局がパケット伝送を行う集中制御型のISMA
(Inhibit Sense Multiple Access)方法(図16参
照)がある。ここで、CSMA方法の場合は各無線局が
他無線局からの信号を即時に探知出来ることが前提とな
っており、又、ISMA方法の場合は回線制御局が全無
線局からの信号を即時に探知し、該探知情報を全無線局
へ即時に報知できることが前提となっている。このた
め、CSMA方法,ISMA方法の両方法は、陸上無線
局だけを対象とするような伝搬遅延時間の小さいパケッ
ト無線通信システムにおいてのみ適用可能であり、衛星
通信のような伝搬遅延時間の大きいパケット無線通信シ
ステムにおいては、以下のような情報誤差が発生するた
め、両方法の適用は難しいと考えられてきた。
【0006】[CSMA方法の情報誤差] (1)図15において、無線局100は、観測(モニタ
リング)した無線回線101が“使用中(Busy)”
(図15の)だったため、パケット送信を中止した
(図15の(A)送信不可)が、モニタリングが行われ
てから送信すべきパケットが無線回線101に到達する
までの間には伝搬遅延があるため、実際には送信しても
(図中の破線部)パケット衝突を起こすことはなかった
(図15の衝突なし)。 (2)無線局100は、観測した無線回線101が“空
き(Idle)”(図15の)だったため、パケット
送信を行った(図15の(B)送信可)が、上記伝搬遅
延の間に無線回線101が使用中となったため、パケッ
ト送信後に無線回線101上でパケット衝突を起こした
(図15の衝突発生)。
【0007】[ISMA方法の情報誤差] (1)図16において、無線局100は、回線制御局1
02から報知された無線回線使用情報(図中の「使用状
況情報」)が“使用中(Busy)”だった(図16の
)ため、パケット送信を中止した(図16の(C)送
信不可)が、上記伝搬遅延のために、実際には送信(図
中の破線部)してもパケット衝突を起こすことはなかっ
た(図16の衝突なし)。 (2)無線局100は、回線制御局102から報知され
た無線回線使用情報が“空き(Idle)”だった(図
16の)ため、パケット送信を行った(図16の
(D)送信可)が、上記伝搬遅延の間に無線回線101
が使用中となったために、パケット送信後に無線回線1
01上でパケット衝突を起こした(図16の衝突発
生)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】伝搬遅延時間の大きい
通信システムの代表例としては、図17に示したよう
に、複数の地球局(図中の「各無線局」)がパケット信
号を衛星に向けて送信する(以下、「衛星にアクセスす
る」という)パケット衛星通信システム(以下、これを
単に「パケット衛星通信システム」という)が挙げられ
る。該システムにおいては、近年、衛星搭載アンテナの
大型化,マルチビーム技術の進歩,通信衛星発電能力の
向上等により、小型で経済的な送信地球局が実現可能と
なっており、今後は一般ユーザーを想定した小型地球局
も衛星にアクセスしてくることが考えられてきている。
従って、今後のパケット衛星通信システムでは、より多
数の地球局が衛星にアクセスしてくることが想定され、
仮に該システムにおけるアクセス方法としてランダム型
アクセス方法を適用した場合には、パケット衝突を極力
回避するようなトラヒック制御がより一層必要となって
くる。
【0009】しかしながら、先に述べた通り、伝搬遅延
時間の大きいパケット衛星通信システムでは、各無線局
からの信号を即時に探知することが不可能であるため
に、CSMA方法やISMA方法に代表される従来のラ
ンダム型アクセス方法におけるトラヒック制御法の制御
効果は殆ど期待することができない。本発明は、以上の
ような背景の下になされたものであり、パケット衛星通
信システムのような伝搬遅延時間の大きいパケット無線
通信システムにランダム型のアクセス方法を適用する場
合に、伝搬遅延の影響を受けることなく、パケット衝突
を極力回避できるようなトラヒック制御が実現できる無
線回線アクセス制御方法及び無線送信装置を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、伝搬遅延の影響を受けないトラヒッ
ク制御方法として、各無線局が独立に各無線局自身の制
御によって送信パケットの送信間隔やパケット長を規制
することを特徴としている。該規制によって各無線局か
らパケットが長時間、連続的に送出されることを防ぎ、
各無線局から送出されるパケットを間欠的にすることに
よって無線通信システム全体のトラヒックを時間的に平
均化し、各無線局で共有する無線回線上で各無線局から
送信されるパケットが互いに衝突を起こす確率を軽減し
ている。
【0011】この点について図1〜図3を参照してさら
に詳しく説明する。なお、これらの図において、ハッチ
ングをかけた矩形は無線回線上で衝突を起こしたパケッ
トやセルを示し、一方で、白抜きの矩形は無線回線上で
衝突を起こさなかったパケットやセルを示している。ま
ず、図3は本発明による無線回線アクセス制御を行って
いない場合を示している。同図から明らかなように、無
線局A〜Cよりそれぞれ送信されるパケットの全てが衝
突を起こしている。すなわち、無線局Aから送信される
パケットPAは、無線局Bから送信されるパケットPB
1,PB2及び無線局Cから送信されるパケットPC1
と衝突しており、無線局Bから送信されるパケットPB
3は無線局Cから送信されるパケットPC2と衝突して
いる。
【0012】一方、図1は本発明による無線回線アクセ
ス制御のうち、パケット送信間隔を制限するようにした
場合について示したものである。すなわち、無線局Bは
あるパケット送信間隔をおいてパケットPB1〜PB3
を順次送信しており、無線局Cも所定のパケット送信間
隔を空けてパケットPC1及びPC2を送信している。
その結果、パケットPAとパケットPB1,パケットP
AとパケットPC1は衝突を起こすものの、それ以外の
パケットPB2,PB3,PC2については他のパケッ
トと衝突することなく送信される。
【0013】他方、図2は本発明による無線回線アクセ
ス制御のうち、パケットをセルと呼ぶある一定の大きさ
の固まりに分割してパケット長を制限するようにした場
合を示したものである。すなわち、無線局Aは図3に示
したパケットPAを5個のセルCA1〜CA5に分割し
てこれらセルを所定のセル送信間隔で順次送信してい
る。同様に、無線局Bは図3に示したパケットPB1〜
PB3をそれぞれセルCB1〜CB3としてあるセル送
信間隔で順に送信している。また、無線局Cも図3に示
したパケットPC1及びPC2をそれぞれセルCC1〜
CC2及びセルCC3〜CC5に分割して、これらセル
を一定のセル送信間隔で順番に送信している。その結
果、図示した全てのセルが互いに衝突を起こすことなく
送信される。
【0014】上述した本発明を具体的に説明すると、請
求項1記載の発明は、複数の無線局相互間を各無線局で
共用される無線回線によって接続し、前記各無線局から
の送信データがパケットと呼ぶある不定の大きさの固ま
りに分割されて送信されるパケット無線通信システムに
おいて、前記各無線局は、送信パケットを蓄積し、該送
信パケットの送信間隔を一定時間以上あけて前記無線回
線へ送信することを特徴としている。また、請求項2記
載の発明は、請求項1記載の発明において、前記各無線
局が前記送信パケットを送信する際の各パケット送信間
隔の設定方法として、前記各無線局は該各無線局ごとに
予め定められた固定量を前記パケット送信間隔として設
定することを特徴としている。また、請求項3記載の発
明は、請求項1記載の発明において、前記各無線局が前
記送信パケットを送信する際の各パケット送信間隔の設
定方法として、ある特定局から前記各無線局へ通知され
るパケット送信間隔制御情報により前記各無線局が前記
パケット送信間隔を設定することを特徴としている。
【0015】また、請求項4記載の発明は、送信データ
をパケットと呼ぶある不定の大きさの固まりに分割して
送信する無線送信装置において、前記送信データの情報
を電気的信号の形をした送信用のパケットに変換する変
換手段と、該変換された送信用のパケットを送信待ちの
パケットとして蓄積する送信バッファ手段と、前記送信
待ちのパケットを無線信号で送出するための送信手段
と、請求項1〜3の何れかの項記載の無線回線アクセス
制御方法に従って前記送信待ちのパケットを前記送信手
段に送信させる制御手段とを有することを特徴としてい
る。また、請求項5記載の発明は、複数の無線局相互間
を各無線局で共用される無線回線によって接続し、前記
各無線局からの送信データがパケットと呼ぶある不定の
大きさの固まりに分割されて送信されるパケット無線通
信システムにおいて、前記各無線局は、該各無線局内で
発生した前記パケットをさらにセルと呼ぶある一定の大
きさの固まりに分割し、分割された該セルを蓄積し、分
割された該セルの送信間隔を一定時間以上あけて前記無
線回線へ送信することを特徴としている。
【0016】また、請求項6記載の発明は、複数の無線
局相互間を各無線局で共用される無線回線によって接続
し、前記各無線局からの送信データがパケットと呼ぶあ
る不定の大きさの固まりに分割されて送信されるパケッ
ト無線通信システムにおいて、前記各無線局は、該各無
線局内で発生した前記パケットをさらにセルと呼ぶある
一定の大きさの固まりに分割し、分割された該セルを蓄
積し、分割された該セルを一定時間以上の時間間隔をあ
けて複数個まとめて前記無線回線へ送信することを特徴
としている。また、請求項7記載の発明は、請求項5又
は6記載の発明において、前記各無線局が前記セルを送
信する際の各セル送信間隔及びセル長及び伝送セル数の
設定方法として、前記各無線局は該各無線局ごとに予め
定められた固定量を前記セル送信間隔及び前記セル長及
び前記伝送セル数として設定することを特徴としてい
る。
【0017】また、請求項8記載の発明は、請求項5又
は6記載の発明において、前記各無線局が前記セルを送
信する際の各セル送信間隔及びセル長及び伝送セル数の
設定方法として、ある特定局から前記各無線局へ通知さ
れるセル送信間隔制御情報及びセル長制御情報及び伝送
セル数制御情報により前記各無線局が前記セル送信間隔
及び前記セル長及び前記伝送セル数を設定することを特
徴としている。また、請求項9記載の発明は、送信デー
タをパケットと呼ぶある不定の大きさの固まりに分割し
て送信する無線送信装置において、前記送信データの情
報を電気的信号の形をした送信用のパケットに変換する
変換手段と、該送信用のパケットをさらにセルと呼ぶあ
る一定の大きさの固まりに分割するパケット分割手段
と、該分割されたセルを送信待ちのセルとして蓄積する
送信バッファ手段と、該送信待ちのセルを無線信号で送
出するための送信手段と、請求項5〜8の何れかの項記
載の無線回線アクセス制御方法に従って前記送信待ちの
セルを前記送信手段に送信させる制御手段とを有するこ
とを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明していく。 〔第1実施形態〕図4は本実施形態による無線送信装置
を含む通信端末の構成を示すブロック図であり、符号1
はパケット源,符号2は送信装置である。パケット源1
は送信すべきパケットを発生させる論理的手段であり、
コンピューター等の独立した装置であってもよいし、送
信装置2内に内蔵される制御信号発生源でもよいが、こ
こでは送信装置2から独立した装置であるものとして説
明を進める。又、送信装置2は、送信機能だけでなく受
信機能も有すると考えた場合でも、以下の話は全く同様
であるが、ここでは送信機能だけを有するものとして説
明を進める。なお、図4に示した構成における無線回線
アクセス制御方法が請求項1記載の発明に対応してい
る。また、同図に示されている送信装置2の構成が請求
項4記載の発明に対応する実施形態であって、上記の無
線回線アクセス制御方法を実現するために必要な各無線
局の無線送信装置の構成に関してである。
【0019】図4において、送信装置2内の符号21
は、パケット源1から流れてくるデータ信号用のビット
情報を送信用の電気的信号に変換して後述する送信バッ
ファ部22に出力する機能を有するインターフェース変
換部である。符号22は前記インターフェース変換部2
1から流れてくる送信信号用パケットが実際に無線回線
(図示省略)に送信されるまで該パケットを蓄積する機
能を有する送信バッファ部である。こうした機能を実現
するために、送信バッファ部22は、次に述べる制御部
23から送られるパケットの送信開始を指示する信号を
トリガとして送信すべきパケットがあるかどうかを判断
し、送信パケットがあるときにはこの送信パケットを後
述する送信部24へ送出する。符号23は無線回線へ送
信する送信信号用パケットの送信間隔をある一定時間以
上あけるように制御する機能を有する制御部である。こ
うした機能を実現するために、制御部23は、あるパケ
ットの送信から次のパケットの送信までの待ち時間をカ
ウントしてゆき、次のパケットを送信しても良い時刻に
なったときに、上述したパケット送信開始指示の信号を
送信バッファ部22に送出する。符号24は前記送信バ
ッファ部22から流れてくる送信信号用パケットを実際
に無線回線へ送信する機能を有する送信部である。
【0020】次に、本実施形態についてその動作を説明
していく。なお、図5は本実施形態による無線送信装置
の動作を時系列的に示したフローチャートであり、図6
は本実施形態の基本概念を示した説明図である。本実施
形態では、各無線局はランダム型アクセス方法を用いて
無線回線にパケットを伝送することを前提としている。
各無線局が通信を開始してパケット伝送を行う際(図5
のステップa1)は、まず、図4における送信バッファ
部22により、該送信バッファ部内に送信待ちパケット
が蓄積されているかどうかが判別(図5のステップa
2)される。いま、パケット源1の発生したデータ信号
用のビット情報がインターフェース変換部21で送信用
の電気的信号に変換されて送信バッファ部22に蓄積さ
れている場合(同ステップの判断結果が“YES”)
は、同じく前記送信バッファ部22によって該送信バッ
ファ部内の先頭の送信待ちパケットが取り出され、図4
における前記送信部24へ送られる(図5のステップa
3)。
【0021】前記送信部24に送られてきたパケット
は、前記送信部24により無線回線へ送信される(図5
のステップa4)。パケット送信後は、図4における制
御部23により、送信間隔tが設定(図5のステップa
5)されて、該送信間隔tの時間が経過した後(図5の
ステップa6の判断結果が“YES”)に、再び、前記
送信バッファ部22内の送信待ちパケットの蓄積判別
(図5のステップa2)に戻る。以後は、通信が終了す
るまで、前述の一連の動作(図5のステップa2〜a
6)が繰り返される。なお、上記の送信間隔tの設定
は、各無線局が各無線局に予め定められた固定量を送信
間隔tとして設定するような方法(請求項2記載の発明
による設定方法に対応)をとってもよいし、もしくは、
ある特定局から各無線局へ通知される送信間隔制御情報
により各無線局が送信間隔tを設定するような方法(請
求項3記載の発明による設定方法に対応)をとってもよ
い。
【0022】以上の手順を踏むことにより、図6に示し
た通り、各無線局50から無線回線51へ送信されるパ
ケットは、各無線局50ごとに送信間隔t以上の時間間
隔を置いて伝送されることになる。従って、上記制御を
行うと、各無線局50が各無線局自身の制御によりパケ
ットの送信間隔を制限し、該制限によって各無線局50
がパケットを連続的に送出することを防ぎ、各無線局5
0から送出されるパケットを間欠的にすることができ
る。これによって通信システム全体のトラヒック量を時
間的に平均化することができるので、通信システム全体
のトラヒック量の時間密度を低くすることが可能とな
り、各無線局50で共有する無線回線51上で各無線局
50から送信されるパケットが互いに衝突を起こす危険
性を軽減することができる。又、上記の制御では、各無
線局50が独立に上記のようなパケット送信制御を行っ
ているため、各無線局50はCSMA方法やISMA方
法のトラヒック制御のように他無線局からの信号を探知
する必要がなく、これらCSMA方法やISMA方法の
ように伝搬遅延による影響を受けることは全くないと考
えられる。
【0023】〔第2実施形態〕図7は本実施形態による
無線送信装置を含む通信端末の構成を示すブロック図で
あり、同図において図4(第1実施形態)に示したもの
と同じ構成要素については同一の符号を付してその説明
を省略する。なお、図7に示した送信装置12の構成
は、請求項9記載の発明に対応する実施形態を説明する
ものであるとともに、同図における無線回線アクセス制
御方法は請求項5記載の発明に対応している。このた
め、本実施形態の説明を進める上では、請求項5記載の
発明の実施形態に対応する送信装置の構成として、該送
信装置12内の制御部28はパケット送信を請求項5記
載の発明による無線回線アクセス制御方法により制御す
る機能を有しているものとして考える。
【0024】すなわち、図7において、送信装置12内
のインターフェース変換部21は図4に示したものと同
一の機能を有するものであって、その出力先が後述する
パケット分割部25となっている点のみが図4と異なっ
ている。符号25は前記インターフェース変換部21か
ら流れてくる不定の大きさを持つ送信信号用のパケット
をさらにセルと呼ぶある一定の大きさの固まりに分割す
る機能を有するパケット分割部である。送信バッファ部
26,送信部27,制御部28はそれぞれ図4(第1実
施形態)に示した送信バッファ部22,送信部24,制
御部23とほぼ同様の機能を有するものであって、パケ
ットの代わりにセルを扱うものである。
【0025】送信バッファ部26は前記パケット分割部
25で分割されたセルが実際に無線回線に送信されるま
で該セルを蓄積する機能を有している。こうした機能を
実現するために、送信バッファ部26は、制御部28か
ら送られるセルの送信開始を指示する信号をトリガとし
て送信すべきセルがあるかどうかを判断し、送信セルが
あるときにはこの送信セルを送信部27へ送出する。ま
た、送信部27は前記送信バッファ部26から流れてく
る該セルを実際に無線回線へ送信する機能を有してい
る。さらに、制御部28は無線回線へ送信するセルの送
信間隔をある一定時間以上あけるように制御する機能を
有している。こうした機能を実現するために、制御部2
8は、あるセルの送信から次のセルの送信までの待ち時
間をカウントしてゆき、次のセルを送信しても良い時刻
になったときに、上述したセル送信開始指示の信号を送
信バッファ部26に送出する。このほかにも、制御部2
8は、パケット分割部25がパケットをセルに分割する
際に使用する各セルのセル長や伝送セル数(本実施形態
の場合は固定値“1”)の値をそれぞれパケット分割部
25や送信バッファ部26に通知する機能を有してい
る。
【0026】次に、本実施形態についてその動作を説明
していく。なお、図8及び図9は本実施形態による無線
送信装置の動作を時系列的に示したフローチャートであ
り、図10は本実施形態の基本概念を示した説明図であ
る。本実施形態でも、各無線局はランダム型アクセス方
法を用いて無線回線にパケットを伝送することを前提と
している。各無線局は、通信を開始してパケット伝送を
行う際(図8のステップb1)は、まず、図7における
制御部28によってセル長Lを設定する。このセル長L
は制御部28からパケット分割部25に通知される(図
8のステップb2)。そして、図7におけるパケット源
1からパケットが発生し、該パケットが同図におけるイ
ンターフェース変換部21を通じてパケット分割部25
へ流入してきた際(図8のステップb3の判断結果が
“YES”)には、該パケット分割部25によって、流
入してきた該パケットを前記セル長Lの固定長セルに分
割(図8のステップb4)し、分割した該セルを送信バ
ッファ部26へ送出する(図8のステップb5)。
【0027】ただし、流入してきたパケットのパケット
長が前記セル長Lで割り切れない場合、該パケットを前
記セル長Lの固定長セルに分割していくと、最終的に前
記セル長L未満の長さを持った余りのセル部分を生ずる
ことになる。該セル部分の処理方法に関し、パケット分
割部25は、該セル部分をセル長L未満のまま図7にお
ける送信バッファ部26に送出するような方法をとって
もよいし、合計のセル長が丁度前記セル長Lになるよう
に該セル部分に冗長データを加え、最終的に合計セル長
Lの固定長セルの形にして送信バッファ部26へ送出す
るような方法をとってもよい。
【0028】又、該パケットのパケット長が前記セル長
Lよりも小さい場合、該パケットの処理方法としてパケ
ット分割部25は、上記方法と同様に、該パケットをそ
のまま送信バッファ部26へ送出するような方法をとっ
てもよいし、合計のパケット長が丁度前記セル長Lにな
るように該パケット部分に冗長データを加え、最終的に
合計パケット長Lの固定長パケットの形にして送信バッ
ファ部26へ送出するような方法をとってもよい。なお
以下では、便宜上、上記方法に従って送信バッファ部2
6へ送出されたパケット長L未満の前記パケット及びパ
ケット長Lを持つ前記固定長パケットもセルという名で
表現することにする。
【0029】以後、通信が終了するまで、前述の一連の
動作(図8のステップb3〜b5)が繰り返されること
により、発生されたパケットは全てセル長L以下の大き
さを持つセルに変換される。そして、各々の該セルが図
7における送信バッファ部26へ送出されると、以後
は、以下に記す一連の動作手順を踏むことにより該セル
は無線回線へ送信される。そこで図9のフローチャート
を参照して該動作手順について以下に説明する。
【0030】各無線局は、通信を開始してパケット伝送
を行う際(図9のステップc1)に、まず、図7におけ
る送信バッファ部26により、該送信バッファ部内に送
信待ちセルが蓄積されているかどうかが判別(図9のス
テップc2)され、蓄積されている場合(同ステップの
判断結果が“YES”)は、同じく該送信バッファ部2
6によって該送信バッファ部内の先頭の送信待ちセルが
取り出され、図7における送信部27へ送られる(図9
のステップc3)。該送信部27に送られてきた前記セ
ルは、該送信部27により無線回線へ送信される(図9
のステップc4)。該セル送信後は、図7における制御
部28により、送信間隔tがセットされ(図9のステッ
プc5)、該送信間隔tの時間が経過した後(図9のス
テップc6の判断結果が“YES”)に、再び、前記送
信バッファ部26内の送信待ちセルの蓄積判別(図9の
ステップc2)に戻る。以後は、通信が終了されるま
で、前述の一連の動作(図9のステップc2〜c6)が
繰り返される。
【0031】なお、上記送信間隔tの設定は第1実施形
態と同様にすれば良い。すなわち、各無線局が各無線局
に予め定められた固定量を該送信間隔tとして設定する
ような方法(請求項7記載の発明による設定方法に対
応)をとってもよいし、もしくは、ある特定局から各無
線局へ通知される送信間隔制御情報により各無線局が送
信間隔tを設定するような方法(請求項8記載の発明に
よる設定方法に対応)をとってもよい。又、これと同様
に、前記セル長Lの設定は、各無線局が各無線局に予め
定められた固定量を該セル長Lとして設定するような方
法をとってもよいし、もしくは、ある特定局から各無線
局へ通知されるセル長制御情報により各無線局が該セル
長Lを採用するような方法をとってもよい。
【0032】以上の手順を踏むことにより、図10に示
した通り、各無線局50から無線回線51に送信される
パケットはセル分割により各無線局50ごとに常にある
所定のセル長以下の大きさで送出され、かつ、ある所定
の送信間隔t以上の時間間隔を置いて送信されることに
なる。従って、上記制御により、各無線局50から無線
回線51へ送信されるパケットは大きさ及び送信時間が
規制されることになる。該規制によって各無線局50が
バースト的にパケットを送出することを防ぎ、各無線局
50からのパケットを間欠的にすることができる。これ
によって通信システム全体のトラヒック量を時間的に平
均化できるため、通信システム全体のトラヒック量の時
間密度を低くすることが可能となり、各無線局50で共
有する無線回線51上で各無線局50から送信されるパ
ケットが互いに衝突を起こす危険性を軽減することがで
きる。
【0033】又、第1実施形態と同様に、上記の制御
は、各無線局50が独立に上記のようなセル分割による
パケット送信制御を行っているため、各無線局50はC
SMA方法やISMA方法のトラヒック制御のように他
無線局からの信号を探知する必要がないので、これらC
SMA方法やISMA方法のように伝搬遅延による影響
を受けることは全くないと考えられる。本実施形態と第
1実施形態との違いは、各無線局50が送信するパケッ
トに対し、送信時間を制限するだけでなく、セル分割に
より大きさも制限することにある。そうすることで、一
無線局の送信できるパケットをより間欠的にすることが
でき、各無線局50で共有する無線回線51上で各無線
局50から送信されるパケットが互いに衝突を起こす危
険性をより一層軽減することができる。
【0034】〔第3実施形態〕本実施形態による無線送
信装置を含む通信端末の構成は第2実施形態による無線
送信装置を含む通信端末の構成(図7参照)と全く同一
であり、送信バッファ部26および制御部28の備える
機能のみが異なっている。すなわち、本実施形態におけ
る制御部28は、無線回線へ送信するセルを一定時間以
上の時間間隔をあけて複数個まとめて無線回線へ送信す
るように制御する機能を有している。また、本実施形態
の送信バッファ部26は制御部28からの指示に従っ
て、複数個のセルをまとめて送信部27に送出する機能
を有している。
【0035】なお、図7に示した送信装置12の構成
は、第2実施形態において述べたように請求項9記載の
発明に対応する実施形態を説明するものである。また、
同図における無線回線アクセス制御方法は請求項6記載
の発明に対応している。このため、本実施形態の説明を
進める上では、請求項6記載の発明の実施形態に対応す
る送信装置の構成として、該送信装置12内の制御部2
8はパケット送信を請求項6記載の発明による無線回線
アクセス制御方法により制御する機能を有しているもの
として考える。
【0036】以下、本実施形態についてその動作を説明
していく。なお、図11は本実施形態による無線送信装
置の動作を時系列的に示したフローチャートであり、図
12は本実施形態の基本概念を示した説明図である。本
実施形態でも、各無線局はランダム型アクセス方法を用
いて無線回線にパケットを伝送することを前提としてい
る。各無線局では、図7におけるパケット源1からパケ
ットが発生すると、第2実施形態と全く同様の手順を踏
むことにより、発生されたパケットはパケット分割部2
5でセルに分割され、分割されたセルは送信バッファ部
26へ送出される(図8に示した手順を参照)。以後、
図8に示したステップb3〜b5の一連の動作を繰り返
すことにより、発生パケットは全てセル長L以下の大き
さのセルに変換される。そして、該セルが送信バッファ
部26へ送出された後は、以下に記す一連の動作手順を
踏むことにより該セルは無線回線へ送信される。
【0037】そこで、図11のフローチャートを参照し
て以下に該動作手順を記すと、各無線局は、通信を開始
してパケット伝送を行う際(図11のステップd1)に
は、まず、図7における制御部28が伝送セル数Nを設
定して、これをパケット分割部25に通知する(図11
のステップd2)。次に、図7における送信バッファ部
26により、該送信バッファ部内に送信待ちセルが蓄積
されているかどうかが判別(図11のステップd3)さ
れ、蓄積されている場合(同ステップの判断結果が“Y
ES”)は、同じく該送信バッファ部26によって該送
信バッファ部内の先頭から前記伝送セル数N個分だけ複
数の送信待ちセルが取り出され、図7における送信部2
7へ送出される(図11のステップd4)。
【0038】ただし、上記において、送信バッファ部2
6内の送信待ちセルの蓄積判別(図11のステップd
3)の際に、該送信バッファ部内に蓄積されている送信
待ちセル数がN個未満であった場合には、該送信待ちセ
ルを図7における送信部27へ送出する方法として以下
のものが考えられる。すなわち送信バッファ部26は、
該蓄積判別後、即座に蓄積されているN個未満の該送信
待ちセルを全て取り出して図7における送信部27へ送
出するような方法をとってもよい。あるいは、送信バッ
ファ部26は、該蓄積判別後、該送信バッファ部26内
に送信待ちセルが合計N個蓄積されるまで待機し、送信
待ちセルがN個蓄積された時に、該送信待ちセルをN個
分取り出して図7における送信部27へ送出するような
方法をとってもよい。
【0039】そして、上記によって送信バッファ部26
から送信部27に送られてきた全てのセルは、該送信部
27によりN個まとめて無線回線へ送信される(図11
のステップd5)。該セル送信後は、図7における制御
部28によって送信間隔tが設定され(図11のステッ
プd6)、該送信間隔tの時間が経過した後(図11の
ステップd7の判断結果が“YES”)に、再び、伝送
セル数Nの設定(図11のステップd2)に戻る。以後
は、通信が終了するまで、前述の一連の動作(図11の
ステップd2〜d7)が繰り返される。
【0040】なお、上記送信間隔tの設定は第1実施形
態あるいは第2実施形態と同様にすれば良い。すなわ
ち、各無線局が各無線局に予め定められた固定量を該送
信間隔tとして設定するような方法(請求項7記載の設
定方法に対応)をとってもよいし、もしくは、ある特定
局から各無線局へ通知される送信間隔制御情報により各
無線局が送信間隔tを設定するような方法(請求項8記
載の設定方法に対応)をとってもよい。又、これと同様
に、上記のセル長L及び伝送セル数Nの設定は、各無線
局が各無線局に予め定められた各々の固定量を該セル長
L及び伝送セル数Nとしてもよいし、もしくは、ある特
定局から各無線局へ通知されるセル長制御情報又は伝送
セル数制御情報により各無線局が該セル長L及び該伝送
セル数Nを採用するような方法をとってもよい。さら
に、伝送セル数Nの設定値に関しては、図7におけるパ
ケット源1からパケットが発生する毎に該パケットを分
割した際の分割セル数と同じ値を設定するような方法を
とってもよい。
【0041】以上の手順を踏むことにより、図12に示
す通り、各無線局50から無線回線51に送信されるパ
ケットは、セルというより小さな固まりを複数個連続的
にまとめた形で送出され、かつ、ある所定の送信間隔t
以上の時間間隔を置いて伝送されることになる。従っ
て、上記制御により、各無線局50から無線回線51へ
送信されるパケットは大きさ及び送信時間が規制され
る。該規制によって各無線局50がバースト的にパケッ
トを送出することを防ぎ、各無線局50からのパケット
を間欠的にすることができる。これによって通信システ
ム全体のトラヒック量を時間的に平均化することができ
るため、通信システム全体のトラヒック量の時間密度を
低くすることが可能となり、各無線局50で共有する無
線回線51上で各無線局50から送信されるパケットが
互いに衝突を起こす危険性を軽減することができる。
【0042】又、第1実施形態や第2実施形態と同様
に、上記の制御は、各無線局50が独立に上記のような
セル分割によるパケット送信制御を行っているため、各
無線局50はCSMA方法やISMA方法のトラヒック
制御のように他無線局からの信号を探知する必要がな
く、これらCSMA方法やISMA方法のように伝搬遅
延による影響を受けることは全くないと考えられる。本
実施形態と第2実施形態との違いは、送信パケットから
分割されたセルを単独ではなく複数個まとめて或る所定
の時間間隔を置いて送信できることにある。そして、こ
のような方法を採用するのは次のような理由による。
【0043】すなわち、対応する無線ネットワークのプ
ロトコルとして送信信号にATM(非同期転送モード)
セルのような固定長セルを用い、かつ受信側で受信信号
である固定長セルを再び組み立てて元のデータを復元す
るようなプロトコルを想定した場合に、該データを誤り
なく伝送するためには該データに対応する固定長セルが
全て無線回線上で衝突無く伝送される必要がある。こう
したことから、固定長セルを単独で送信するよりも固定
長セルをまとめて送信した方が該データを正しく伝送で
きる可能性があることによるものである(参考文献 松
田他:“マルチメディア衛星通信システムにおける衛星
回線アクセス方式の検討”,信学技報,SAT98−4
(1998−05))。従って、上記のようなプロトコ
ルを持つ無線ネットワークにおいては、第2実施形態の
アクセス制御方法よりも本実施形態のアクセス制御方法
を用いる方が、より伝送効率のよいアクセス制御方法を
実現できる可能性がある。
【0044】〔第4実施形態〕(請求項2,7記載の発
明に対応) 次に、図13のフローチャートを参照して本実施形態に
ついて説明する。なお、本実施形態は、前述した第1実
施形態〜第3実施形態における手順に先だって行われる
処理をこれら実施形態に追加したことを特徴とするもの
である。本実施形態による無線送信装置を含む通信端末
の構成はこれら第1実施形態〜第3実施形態による無線
送信装置を含む通信端末の構成(即ち、図4又は図7参
照)と同一であって、以下に説明する処理を行う制御部
28の機能だけが異なる。
【0045】本実施形態では、予め、各無線局における
送信装置(即ち、図4の送信装置2又は図7の送信装置
12)に対して、パケット送信間隔又はセル送信間隔及
びセル長及び伝送セル数として、各無線局固有のデフォ
ルトパケット送信間隔値to(p)又はデフォルトセル
送信間隔値to(c)及びデフォルトセル長値Lo及び
デフォルト伝送セル数値Noが設定されているものとす
る。なお、上述したように、パケット送信間隔の設定は
第1実施形態で行われ、セル送信間隔及びセル長さの設
定は第2実施形態及び第3実施形態で行われ、伝送セル
数の設定は第3実施形態で行われるようになっており、
これはこれ以降の説明においても同じである。
【0046】そして、各無線局が通信を開始してパケッ
ト伝送を行う際(図13のステップe1)、各無線局は
これらデフォルト値to(p),to(c),Lo,N
oをそれぞれ読むことによって、パケット送信間隔又は
セル送信間隔及びセル長及び伝送セル数をこれらデフォ
ルト値to(p),to(c),Lo,Noに設定する
(図13のステップe2)。これ以後、各無線局は、設
定された該パケット送信間隔to(p),該セル送信間
隔to(c),該セル長Lo,該伝送セル数Noを用い
て、第1実施形態〜第3実施形態でそれぞれ説明した無
線回線アクセス制御方法に従いパケット伝送を行う。
【0047】なお、これらデフォルト値to(p),t
o(c),Lo,Noの設定方法としては、全ての無線
局に対して同じ値を設定するような設定方法でもよい
し、各無線局に対してサービスの関係上等で優劣をつけ
ておき、該優劣差によって該デフォルト値にも差をつけ
るような設定方法をとってもよい。又、パケット送信間
隔又はセル送信間隔及びセル長及び伝送セル数の設定時
期は、各無線局が通信を実際に行う直前でもよいし、各
無線局の送信装置が起動した直後でもよい。
【0048】〔第5実施形態〕(請求項3,8記載の発
明に対応) 次に、図14のフローチャートを参照して本実施形態に
ついて説明する。なお、本実施形態においては、対象と
する通信システム全体の構成の中に、パケット送信間隔
又はセル送信間隔及びセル長及び伝送セル数の設定を制
御するための制御情報を各無線局へ常時、報知する特定
局(図示省略)が存在しているものとする。また、本実
施形態も第4実施形態と同じく、前述した第1実施形態
〜第3実施形態における手順に先だって行われる処理を
これら実施形態に追加したことを特徴としている。本実
施形態による無線送信装置を含む通信端末の構成はこれ
ら第1実施形態〜第3実施形態による無線送信装置を含
む通信端末の構成(即ち、図4又は図7)と基本的に同
一である。すなわち、本実施形態では、以下に説明する
処理を司っている制御部28の機能が異なっているの
と、図4の送信装置2又は図7の送信装置12に受信機
能を持たせている点が異なっている。
【0049】初めに、各無線局には、通信を開始する前
に、予めデフォルトパケット送信間隔値to(p)又は
デフォルトセル送信間隔値to(c)及びデフォルトセ
ル長値Lo及びデフォルト伝送セル数値Noが設定され
ているものとする。各無線局は、通信を開始してパケッ
ト伝送を行う際(図14のステップg1)に、パケット
送信間隔又はセル送信間隔及びセル長及び伝送セル数と
して、上述の各デフォルト値to(p),to(c),
Lo,Noを設定する(図14のステップg2)。な
お、これらデフォルト値to(p),to(c),L
o,Noとしては、各無線局に固有に定められた固定値
であると考えてもよいし、前回の通信時において、最後
の設定時に設定されたパケット送信間隔又はセル送信間
隔及びセル長及び伝送セル数であると考えてもよい。
【0050】次に、各無線局は、上記の特定局からの制
御情報を受信したかどうかを判断する(図14のステッ
プg3)。なお、第1実施形態の冒頭で述べたように、
送信装置2又は送信装置12が送信機能のみならず受信
機能も備える形態であっても良いことから、上記制御情
報を受信するにはこの受信機能を用いるようにすれば良
い。そのためには、例えば、図4の送信部24や図7の
送信部27に受信機能を持たせるようにしてこれら送信
部を送受信部で構成するようにすれば良い。そして、無
線局がこの制御情報を受信した際(同ステップの判断結
果が“YES”)には、該制御情報に基づき、該無線局
のパケット送信間隔又はセル送信間隔及びセル長及び伝
送セル数の値を設定し直す(図14のステップg4)。
以後、各無線局は、図14のステップg3〜g4の一連
の動作を繰り返すことにより、随時、前記特定局からの
制御情報に基づいて、各無線局におけるパケット送信間
隔又はセル送信間隔及びセル長及び伝送セル数の値を設
定し直す。
【0051】なお、上記特定局から報知される制御情報
としては、各無線局が設定するパケット送信間隔の値又
はセル送信間隔及びセル長及び伝送セル数の値そのもの
であってもよいし、又、該特定局が観測した通信全体の
トラヒック量であってもよい。要するに、各無線局のパ
ケット送信間隔又はセル送信間隔及びセル長及び伝送セ
ル数を各々制御できる情報であればいかなる情報でもよ
い。
【0052】又、前記特定局からの制御情報に基づいた
各無線局のパケット送信間隔又はセル送信間隔及びセル
長及び伝送セル数の値の設定方法としては、次のような
方法が考えられる。すなわち、該制御情報が該パケット
送信間隔又は該セル送信間隔及びセル長及び伝送セル数
の値そのものであれば、これら各々の値をそのまま該パ
ケット送信間隔又は該セル送信間隔及びセル長及び伝送
セル数の値に設定するような方法であってよい。また、
該制御情報が上記トラヒック量であれば、各無線局が該
トラヒック量に基づいて最適なパケット送信間隔又はセ
ル送信間隔及びセル長及び伝送セル数の値を算出するこ
とにより、算出したこれら各々の値を該パケット送信間
隔又はセル送信間隔及びセル長及び伝送セル数の値に設
定するような方法をとってもよい。要するに、上記特定
局がパケット送信間隔又はセル送信間隔及びセル長及び
伝送セル数を各々制御できる設定方法であればいかなる
方法でもよい。
【0053】又、データ信号をセルで送信する際(即
ち、第2実施形態及び第3実施形態)におけるセル送信
間隔及びセル長及び伝送セル数の各々3つの設定値の設
定方法としては、上記のように該3つの設定値全てをあ
る特定局からの制御情報により設定する方法や、該3つ
の設定値全てを各無線局が各無線局ごとに予め定められ
た固定値で設定する方法(請求項2,7記載の発明によ
る設定方法に対応)がある。また、これら以外にも、該
3つの設定値のうちのいずれかの設定値を請求項2,7
記載の発明のように各無線局が各無線局ごとに予め定め
られた固定値で設定し、残りの設定値を上記のようにあ
る特定局からの制御情報により設定することにより、各
々の該3つの設定値を設定するような方法をとってもよ
い。なお、第2実施形態と第3実施形態では伝送セル数
が“1”か“複数”かに違いがあるため、第2実施形態
においても、上記特定局からの制御情報に基づいて、伝
送セル数として“1”を設定するようにしても良い。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、パケッ
ト衛星通信システムのような伝搬遅延時間の大きいパケ
ット無線通信システムにおいて、ランダム型アクセス方
法を適用する際に、各無線局が各無線局自身の制御によ
ってパケットやセルの送信間隔(請求項1〜9)のほか
送信パケット長(即ち、セル長;請求項5〜9)を制限
している。これによって、各無線局からバースト的にパ
ケットが送出されることを防ぐことができ、各無線局か
らはパケット又はセルが無線回線へ間欠的に送信され
る。そのため、通信システム全体のトラヒック量を時間
的に平均化することができ、通信システム全体のトラヒ
ック量の時間密度を低くすることが可能となり、各無線
局で共有する無線回線上で各無線局から送信されるパケ
ットが互いに衝突を起こす危険性を軽減することができ
る。又、本発明のトラヒック制御は、各無線局が独立に
パケット送信間隔の制限やセル分割によるパケット長の
規制を行っている。このため、各無線局は、従来のCS
MA方法やISMA方法におけるトラヒック制御のよう
に他無線局からの信号を探知する必要がないので、伝搬
遅延による影響を受けることなく、各無線局で共有する
無線回線上で各無線局から送信されるパケットが互いに
衝突を起こす危険性を軽減することができる。そして、
請求項5〜9記載の発明では、パケットをセルに分割す
ることで送信時間のみならずその大きさも制限している
ため、請求項1〜4記載の発明に比べてパケットをより
間欠的に送信することが可能となり、送信されるパケッ
トが互いに衝突する危険性をより一層軽減することがで
きる。加えて、請求項6記載の発明では、セルを複数個
まとめて送信するようにしているため、送信側ではAT
Mセルのような固定長セルを用いて送信データを送信
し、受信側では受信した固定長セルを組み立てて元の送
信データを復元するようなプロトコルを持つ無線ネット
ワークに適用することで、より伝送効率のよいアクセス
制御方法を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のうち、パケット送信間隔
を制限する無線回線アクセス制御技術の概念について示
した説明図である。
【図2】 本発明の実施形態のうち、パケットをセルに
分割してパケット長を制限する無線回線アクセス制御技
術の概念について示した説明図である。
【図3】 本発明の無線回線アクセス技術を適用しない
場合に頻繁に発生するパケット間の衝突の様子を示した
概念図である。
【図4】 本発明の第1実施形態における無線送信装置
を含む通信端末の構成を示すブロック図である。
【図5】 同実施形態における無線送信装置の動作を時
系列的に示したフローチャート図である。
【図6】 同実施形態の基本概念を示した説明図であ
る。
【図7】 本発明の第2実施形態および第3実施形態に
おける無線送信装置を含む通信端末の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】 本発明の第2実施形態における無線送信装置
の動作を時系列的に示した第1のフローチャート図であ
る。
【図9】 同実施形態における無線送信装置の動作を時
系列的に示した第2のフローチャート図である。
【図10】 同実施形態の基本概念を示した説明図であ
る。
【図11】 本発明の第3実施形態における無線送信
装置の動作を時系列的に示したフローチャート図であ
る。
【図12】 同実施形態の基本概念を示した説明図であ
る。
【図13】 本発明の第4実施形態における無線送信装
置の動作を時系列的に示したフローチャート図である。
【図14】 本発明の第5実施形態における無線送信装
置の動作を時系列的に示したフローチャート図である。
【図15】 従来から行われているCSMA方法の実施
形態の基本概念を示した説明図である。
【図16】 従来から行われているISMA方法の実施
形態の基本概念を示した説明図である。
【図17】 パケット衛星通信システムのシステム構成
を示した説明図である。
【符号の説明】
1 パケット源 2,12 送信装置 21 インターフェース変換部 22,26 送信バッファ部 23,28 制御部 24,27 送信部 25 パケット分割部 50 各無線局 51 無線回線 A〜C 無線局 CA1〜CA5,CB1〜CB3,CC1〜CC5 セ
ル PA,PB1〜PB3,PC1,PC2 パケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 風間 宏志 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K030 HA08 HC09 JA05 JL01 JT09 KA03 MB12 5K033 CA06 CC01 DA19 5K067 AA12 BB21 CC08 DD13 DD51 EE02 EE10 GG04 HH23 KK15 9A001 CC05 CC06 EE01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線局相互間を各無線局で共用さ
    れる無線回線によって接続し、前記各無線局からの送信
    データがパケットと呼ぶある不定の大きさの固まりに分
    割されて送信されるパケット無線通信システムにおい
    て、 前記各無線局は、送信パケットを蓄積し、該送信パケッ
    トの送信間隔を一定時間以上あけて前記無線回線へ送信
    することを特徴とした無線回線アクセス制御方法。
  2. 【請求項2】 前記各無線局が前記送信パケットを送信
    する際の各パケット送信間隔の設定方法として、前記各
    無線局は該各無線局ごとに予め定められた固定量を前記
    パケット送信間隔として設定することを特徴とする請求
    項1記載の無線回線アクセス制御方法。
  3. 【請求項3】 前記各無線局が前記送信パケットを送信
    する際の各パケット送信間隔の設定方法として、ある特
    定局から前記各無線局へ通知されるパケット送信間隔制
    御情報により前記各無線局が前記パケット送信間隔を設
    定することを特徴とする請求項1記載の無線回線アクセ
    ス制御方法。
  4. 【請求項4】 送信データをパケットと呼ぶある不定の
    大きさの固まりに分割して送信する無線送信装置におい
    て、 前記送信データの情報を電気的信号の形をした送信用の
    パケットに変換する変換手段と、 該変換された送信用のパケットを送信待ちのパケットと
    して蓄積する送信バッファ手段と、 前記送信待ちのパケットを無線信号で送出するための送
    信手段と、 請求項1〜3の何れかの項記載の無線回線アクセス制御
    方法に従って前記送信待ちのパケットを前記送信手段に
    送信させる制御手段とを有することを特徴とした無線送
    信装置。
  5. 【請求項5】 複数の無線局相互間を各無線局で共用さ
    れる無線回線によって接続し、前記各無線局からの送信
    データがパケットと呼ぶある不定の大きさの固まりに分
    割されて送信されるパケット無線通信システムにおい
    て、 前記各無線局は、該各無線局内で発生した前記パケット
    をさらにセルと呼ぶある一定の大きさの固まりに分割
    し、分割された該セルを蓄積し、分割された該セルの送
    信間隔を一定時間以上あけて前記無線回線へ送信するこ
    とを特徴とした無線回線アクセス制御方法。
  6. 【請求項6】 複数の無線局相互間を各無線局で共用さ
    れる無線回線によって接続し、前記各無線局からの送信
    データがパケットと呼ぶある不定の大きさの固まりに分
    割されて送信されるパケット無線通信システムにおい
    て、 前記各無線局は、該各無線局内で発生した前記パケット
    をさらにセルと呼ぶある一定の大きさの固まりに分割
    し、分割された該セルを蓄積し、分割された該セルを一
    定時間以上の時間間隔をあけて複数個まとめて前記無線
    回線へ送信することを特徴とした無線回線アクセス制御
    方法。
  7. 【請求項7】 前記各無線局が前記セルを送信する際の
    各セル送信間隔及びセル長及び伝送セル数の設定方法と
    して、前記各無線局は該各無線局ごとに予め定められた
    固定量を前記セル送信間隔及び前記セル長及び前記伝送
    セル数として設定することを特徴とする請求項5又は6
    記載の無線回線アクセス制御方法。
  8. 【請求項8】 前記各無線局が前記セルを送信する際の
    各セル送信間隔及びセル長及び伝送セル数の設定方法と
    して、ある特定局から前記各無線局へ通知されるセル送
    信間隔制御情報及びセル長制御情報及び伝送セル数制御
    情報により前記各無線局が前記セル送信間隔及び前記セ
    ル長及び前記伝送セル数を設定することを特徴とする請
    求項5又は6記載の無線回線アクセス制御方法。
  9. 【請求項9】 送信データをパケットと呼ぶある不定の
    大きさの固まりに分割して送信する無線送信装置におい
    て、 前記送信データの情報を電気的信号の形をした送信用の
    パケットに変換する変換手段と、 該送信用のパケットをさらにセルと呼ぶある一定の大き
    さの固まりに分割するパケット分割手段と、 該分割されたセルを送信待ちのセルとして蓄積する送信
    バッファ手段と、 該送信待ちのセルを無線信号で送出するための送信手段
    と、 請求項5〜8の何れかの項記載の無線回線アクセス制御
    方法に従って前記送信待ちのセルを前記送信手段に送信
    させる制御手段とを有することを特徴とした無線送信装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7706783B2 (en) 2004-10-08 2010-04-27 Lg Electronics Inc. Channel switching in a mobile station
JPWO2013042383A1 (ja) * 2011-09-22 2015-03-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 無線装置
JP2017516324A (ja) * 2014-03-12 2017-06-15 テンセント・テクノロジー・(シェンジェン)・カンパニー・リミテッド ソーシャルネットワーキングプラットフォームを介して周辺デバイスをコントロールするための方法およびデバイス

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