JP2000243547A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JP2000243547A
JP2000243547A JP11042865A JP4286599A JP2000243547A JP 2000243547 A JP2000243547 A JP 2000243547A JP 11042865 A JP11042865 A JP 11042865A JP 4286599 A JP4286599 A JP 4286599A JP 2000243547 A JP2000243547 A JP 2000243547A
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Japan
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frequency heating
power
unit
supply amount
power supply
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Yoshiharu Omori
義治 大森
Masakazu Sano
正和 佐野
Katsu Noda
克 野田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明手段に電力を供給しつつ、高周波加熱手
段の高出力化が図られた高周波加熱装置を提供する。 【解決手段】 電子レンジにおいて、スタートキーが押
圧されると(スタートキー入力ON)、マグネトロンに
電力を供給するためのインバータ電源用リレーがONす
る。なお、マグネトロンは、インバータ電源用リレーが
ONされてから所定時間経過した後に電力が供給され始
める。照明ランプは、インバータ電源用リレーがONさ
れたときにONされ、マグネトロンに電力が供給され始
める直前にOFFされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波加熱装置に
関し、特に、加熱室内に光を供給し、かつ、高周波加熱
手段と同一の電源から電力を供給される照明手段を含む
高周波加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高周波加熱装置おいて、高周波加熱手段
が、該高周波加熱手段と同一の電源から電力を供給され
る照明手段等の付属機器とともに搭載された場合、高周
波加熱手段の加熱出力は、該付属機器の消費電力に影響
を受ける。高周波加熱手段に供給される電力量は、電源
が供給できる電力量から、付属機器の消費電力量を差引
いたものとなるからである。なお、付属機器の中で、特
に、消費電力量の大きいものとしては、加熱室に光を供
給する照明手段が挙げられる。
【0003】一方、従来から、高周波加熱装置におい
て、高周波加熱手段の高出力化が望まれていた。上記し
たように、付属機器の中では、照明手段の消費電力量が
特に大きいため、該照明手段に電力を供給しなければ、
高周波加熱手段の高出力化が容易に図れると考えられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、照明手
段に電力を供給しなければ、ユーザにおける、加熱室内
の食品の様子を見たいという要求を無視することにな
る。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、照明手段に電力を供給しつ
つ、高周波加熱手段の高出力化が図られた高周波加熱装
置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
にかかる高周波加熱装置は、食品を収納するための加熱
室と、所定の電源から電力を供給されることによりマイ
クロ波を放射して、前記加熱室内の食品を加熱する高周
波加熱手段と、前記所定の電源から電力を供給されるこ
とにより前記加熱室内に光を供給する照明手段と、前記
照明手段への電力の供給量を調整する電力調整手段と、
操作されることにより、前記所定の電源から前記加熱手
段への電力の供給を開始させる供給開始手段とを含み、
前記電力調整手段は、前記供給開始手段が操作されてか
ら所定時間経過したときに、前記照明手段への電力の供
給量を低下させることを特徴とする。
【0007】請求項1に記載の本発明によれば、供給開
始手段が操作されてから所定時間が経過すると、照明手
段への電力の供給量が低下するため、高周波加熱手段へ
の電力の供給量を増加させることができる。
【0008】これにより、高周波加熱装置において、照
明手段に電力を供給しつつ、高周波加熱手段の高出力化
を図ることができる。また、照明手段への電力の供給量
は、供給開始手段が操作されてから所定時間が経過する
までは、それ以降の供給量よりも大きいものとされる。
すなわち、食品を加熱室にセットする等の作業が行なわ
れる期間には、照明手段の供給する光度は、比較的大き
いものとされる。したがって、電力調整手段は、高周波
加熱装置においてユーザが作業をし易いように、照明手
段への電力量を変化させることになる。
【0009】請求項2に記載の本発明にかかる高周波加
熱装置は、請求項1に記載の発明にかかる高周波加熱装
置の構成に加えて、前記高周波加熱手段は、前記供給開
始手段が操作されてから、準備時間が経過すると、マイ
クロ波の放射を開始し、前記所定時間は、前記準備時間
よりも短いことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明による作用に加えて、高周波加熱手段
は、マイクロ波を放射する状態になったときには、すで
に、電力の供給量が増加された状態となっている。
【0011】請求項3に記載の本発明にかかる高周波加
熱装置は、請求項1または請求項2に記載の発明にかか
る高周波加熱装置の構成に加えて、前記高周波加熱装置
の外部から、前記照明手段への電力の供給量を調整する
外部調整手段をさらに含むことを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1または請求項2に記載の発明による作用に加えて、照
明手段の供給する光度は、ユーザの希望に従っても、調
整可能となる。
【0013】請求項4に記載の本発明にかかる高周波加
熱装置は、請求項3に記載の発明にかかる高周波加熱装
置の構成に加えて、前記電力調整手段は、前記外部調整
手段が操作されることにより前記照明手段への電力の供
給量が増加した場合には、当該供給量が増加されてから
一定時間が経過した時点で、前記照明手段への電力の供
給量を低下させることを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
3に記載の発明による作用に加えて、高周波加熱装置に
おいて、照明手段への電力の供給量がなるべく抑えられ
るよう、制御される。
【0015】請求項5に記載の本発明にかかる高周波加
熱装置は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の
発明にかかる高周波加熱装置の構成に加えて、前記電力
調整手段は、前記高周波加熱手段への電力の供給量を調
整し、前記照明手段への電力の供給量が増加した場合に
は前記高周波加熱手段への電力の供給量を低下させるこ
とを特徴とする。
【0016】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明による作用に
加えて、高周波加熱手段への電力の供給量を増加させつ
つ、高周波加熱装置における消費電力の総量を、電源に
より定められた範囲内に収めることができる。
【0017】請求項6に記載の本発明にかかる高周波加
熱装置は、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の
発明にかかる高周波加熱装置の構成に加えて、前記電力
調整手段は、前記高周波加熱手段への電力の供給量を調
整し、前記照明手段への電力の供給量が低下した場合に
は前記高周波加熱手段への電力の供給量を増加させるこ
とを特徴とする。
【0018】請求項6に記載の本発明によれば、請求項
1〜請求項5のいずれか1項に記載の発明による作用に
加えて、高周波加熱装置において、高周波加熱手段への
電力の供給量がなるべく増加させるよう、制御される。
【0019】請求項7に記載の本発明にかかる高周波加
熱装置は、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の
発明にかかる高周波加熱装置の構成に加えて、前記高周
波加熱装置の外部から、当該高周波加熱装置における動
作モードを設定できる設定手段をさらに含み、前記動作
モードは、前記供給開始手段が操作されてから所定時間
経過したときに前記電力調整手段が前記照明手段への電
力の供給量を低下させる供給量自動低下処理が実行され
るモードと、前記供給量自動低下処理が実行されないモ
ードとを含むことを特徴とする。
【0020】請求項7に記載の本発明によれば、請求項
1〜請求項6のいずれか1項に記載の発明による作用に
加えて、高周波加熱装置において、ユーザが、照明手段
の供給する光度が低下することを希望しない場合には、
その希望に沿った制御を実行できる。
【0021】請求項8に記載の本発明にかかる高周波加
熱装置は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の
発明にかかる高周波加熱装置の構成に加えて、前記動作
モードの設定内容を記憶する記憶手段をさらに含むこと
を特徴とする。
【0022】請求項8に記載の本発明によれば、請求項
7に記載の発明による作用に加えて、ユーザの希望する
動作モードが、記憶手段に記憶される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態であ
る電子レンジについて、図面を参照しつつ、説明する。
【0024】図1に、本実施の形態の電子レンジの斜視
図を示す。電子レンジ1は、主に、本体2とドア3とか
らなる。本体2には、本体2の外郭を覆う外装部4と、
操作パネル6と、複数の脚8が設けられている。脚8
は、本体2の底部に備えられ、電子レンジ1を支持して
いる。
【0025】ドア3は、ユーザがドア3を開閉するため
に用いる取手3aを備え、その左端を軸として開閉され
る。ドア3の奥の本体2内部には、加熱室50が設けら
れている。また、ドア3は、ドアラッチ31,32を備
えている。ドアラッチ31,32は、ドア3から突出
し、ドア3が閉じられいるときには本体2内に嵌込まれ
ている。なお、加熱室50の底部には、加熱室50内の
食品を回転させるためのターンテーブル51が備えられ
ている。
【0026】また、図1では図示を省略しているが、本
体2の内部であって、操作パネル6の後方には、照明ラ
ンプ(後述する照明ランプ52)、および、マグネトロ
ン(後述するマグネトロン7)が設けられている。照明
ランプは、加熱室50内を照らすために設けられ、マグ
ネトロンは、加熱室50内の食品を加熱するために設け
られる。
【0027】操作パネル6は、ユーザが電子レンジ1を
操作するために、電子レンジ1の前面に設けられてい
る。また、ユーザは、操作パネル6を介して、電子レン
ジ1の動作に関する種々の設定を行なうことができる。
【0028】たとえば、電子レンジ1では、後述するよ
うに、マグネトロンによる加熱の開始時には、照明ラン
プを点灯させ、加熱開始時から所定時間が経過すると、
自動的に照明ランプを消灯する動作モード(自動消灯モ
ード)が設定可能である。また、電子レンジ1では、自
動消灯モードのような、自動的な照明ランプの消灯を実
行させない動作モード(自動消灯禁止モード)が設定可
能である。
【0029】また、操作パネル6には、照明ランプの光
度を調整できる調光スイッチが備えられている。なお、
調光スイッチが操作されると、照明ランプへの、電力の
供給量が調整されることにより、照明ランプの光度が調
整される。また、操作パネル6には、電子レンジ1にお
いて、加熱動作を開始させるためのスタートキーが備え
られている。
【0030】図2は、電子レンジ1における制御ブロッ
ク図であり、図3は、電子レンジ1の電気的構成を示す
図である。
【0031】まず、図2を参照して、電子レンジ1は、
電子レンジ1の全体的な動作を制御する電子レンジ制御
回路10を備える。電子レンジ制御回路10は、操作パ
ネル6と、冷却ファン11と、ターンテーブル51と、
照明ランプ52と、制御回路61に接続され、不揮発性
メモリからなるメモリ10Aを内蔵している。
【0032】冷却ファン11は、マグネトロン7等の部
品を冷却するために備えられている。制御回路61は、
発振回路62の発振周波数を制御するものである。発振
回路62は、マグネトロン7に供給される電力量を制御
するためのものであり、発振回路62の発振周波数が変
化すると、マグネトロン7に供給される電力量が変化す
る。
【0033】電子レンジ制御回路10は、操作パネル6
から入力される情報等に従って、冷却ファン11,ター
ンテーブル51,照明ランプ52,制御回路61の動作
を制御することができる。なお、後述するように、電子
レンジ制御回路10は、照明ランプ52の点灯のオン/
オフだけでなく、照明ランプ52が供給する光の強度も
制御することができる。
【0034】次に、図3を参照して、電子レンジ1は、
外部の交流電源70に接続されている。また、電子レン
ジ1は、カレントトランス71と、ダイオードブリッジ
72と、チョークコイル73と、平滑コンデンサ74
と、スイッチング素子63と、共振コンデンサ64と、
トランス65と、コンデンサ69と、抵抗66と、ダイ
オード67,68とをさらに備えている。
【0035】スイッチング素子63と共振コンデンサ6
4により、図2を用いて説明した発振回路62が構成さ
れている。なお、スイッチング素子63と共振コンデン
サ64ではインバータ回路が構成されていることにな
る。また、共振コンデンサ64とトランス65により、
共振回路が構成されている。そして、制御回路61は、
発振回路62の発振周波数を変化させることにより、マ
グネトロン7に供給される電力量を制御する。ここで、
制御回路61は、電子レンジ制御回路10に制御される
ことにより、発振回路62の発振周波数を変化させる。
【0036】なお、図3では、照明ランプ52、冷却フ
ァン11等の、電力の供給を必要とする部材が省略され
ているが、これらも、電子レンジ1において、交流電源
70から電力を供給されるように、図3に示す各要素と
電気的に接続されている。
【0037】図4は、電子レンジにおける各要素の動作
状態についてのタイミングチャートである。ここで、図
4を参照して、電子レンジ1の動作について説明する。
なお、図4では、上から、スタートキーのオン/オフ状
態(「スタートキー入力」)と、発振回路62における
発振のオン/オフ状態(「インバータ電源用リレー」)
と、マグネトロン7の作動状態(「マイクロ波発振」)
と、操作パネル6上の調光スイッチの操作状態(「ラン
プキー入力」)と、冷却ファン11の駆動のオン/オフ
状態(「冷却ファンモータ」)と、ターンテーブル51
の駆動のオン/オフ状態(「ターンテーブルモータ」)
とが示されている。なお、図4において、マイクロ波発
振の欄については、縦軸は、マグネトロン7に供給され
る電力量を表わす。そして、それ以外のものについて
は、各要素がオン/オフのいずれかの状態を取るかが示
されている。
【0038】電子レンジ1において、スタートキーが押
圧されると、電子レンジ制御回路10は、発振回路62
に電力を供給し、かつ、冷却ファン11とターンテーブ
ル51の駆動を開始する。また、電子レンジ制御回路1
0は、照明ランプ52を点灯させる。なお、この時点で
は、マグネトロン7はマイクロ波を発振しない。
【0039】そして、スタートキーの押圧から約3秒後
に、マグネトロン7は電力を供給されてマイクロ波を発
振し始める。スタートキーの押圧とともに、発振回路6
2に電力が供給されるにもかかわらず、その約3秒後に
マグネトロン7がマイクロ波の発振を開始するのは、次
の理由による。すなわち、マグネトロン7は、発振回路
62への電力の供給が開始されてから、当該マグネトロ
ン7がある程度暖気されるまでは、マイクロ波を発振す
ることができない。インバータ発振回路(発振回路6
2)の持つ時定数のため、制御回路61からの発振命令
が来てから実際に発振するまで時間を要するからであ
る。そして、これらを合計して、マイクロ波の発振まで
に約3秒の時間を要するのである。
【0040】なお、マグネトロン7においてマイクロ波
の発振が開始される直前に、電子レンジ制御回路10
は、照明ランプ52を消灯する。以下では、このように
自動的に照明ランプ52が消灯される制御を自動消灯制
御という。そして、この自動消灯制御が実行されること
により、マグネトロン7に、予め総量が定められた交流
電源70からの供給電力の中から、より多くの電力が供
給される。
【0041】なお、自動消灯制御は、操作パネル6にお
いて、上記した自動消灯モードが設定されている場合に
のみ実行される。一方で、操作パネル6において、上記
した自動消灯禁止モードが設定されている場合には、自
動消灯制御は実行されない。
【0042】再び図4を参照して、マグネトロン7によ
る加熱が実行されている期間中に、ユーザが調光スイッ
チを操作すると、電子レンジ制御回路10は、マグネト
ロン7に供給する電力量を低下させ、そして、照明ラン
プ52を点灯させる。これにより、電子レンジ1におけ
る消費電力の総量が、交流電源70の容量を上回ること
を回避できる。
【0043】なお、電子レンジ制御回路10は、上記の
自動消灯制御を実行した後、マグネトロン7による加熱
が実行されている期間中にユーザが調光スイッチを操作
した場合、一定時間照明ランプ52を点灯させた後、再
度、照明ランプ52を消灯する制御を実行することがで
きる。このような制御内容を、図5に示す。図5は、図
4と同様の各要素の動作状態についてのタイミングチャ
ートである。
【0044】図5を参照して、マグネトロン7がマイク
ロ波を発振している期間中に、調光スイッチが操作され
ると(図5中の「ランプキー入力」のPに対応)、電子
レンジ制御回路10は、一定期間だけ照明ランプ52を
点灯させ、その後消灯する(図5中の「照明ランプ」の
Qに対応)。このように、照明ランプ52を自動的に消
灯することにより、電子レンジ1において、マグネトロ
ン7以外の構成要素による電力の消費を抑制することが
できる。なお、図5に示す例において、電子レンジ制御
回路10は、Qで示した、照明ランプ52が点灯してい
る期間中には、マグネトロン7に供給する電力量をそれ
以前のものから低下させている。これにより、電子レン
ジ1における消費電力の総量が、交流電源70の容量を
上回ることを回避できる。
【0045】次に、電子レンジ1において自動消灯禁止
モードが設定されている場合の動作について、図6を用
いて説明する。なお、図6は、図4と同様の各要素の動
作状態についてのタイミングチャートである。
【0046】自動消灯禁止モードが設定されている場合
には、マグネトロン7においてマイクロ波の発振が開始
されても、電子レンジ制御回路10は、照明ランプ52
を消灯しない。なお、ユーザが、照明ランプ52を消灯
するために調光スイッチを操作すると(図6中のYに対
応)、電子レンジ制御回路10は、照明ランプ52を消
灯する。なお、この時点で、電子レンジ制御回路10
は、マグネトロン7に供給する電力量を増加させるよ
う、制御回路61を制御する。これに応じて、照明ラン
プ52が消灯した後、マグネトロン7に供給される電力
量が増加する。
【0047】次に、自動消灯モードが設定されている場
合にマグネトロン7による加熱が行なわれる際の、電子
レンジ制御回路10の照明ランプ52の点灯/消灯切替
処理について、図7を用いて説明する。なお、図7は、
電子レンジ制御回路10の照明ランプ52の点灯/消灯
切替処理のフローチャートである。
【0048】マグネトロン7により加熱を開始させるた
めに発振回路62に電力を供給すると、電子レンジ制御
回路10は、S11で、照明ランプ52を点灯させる。
次に、S12で、発振回路62に電力を供給させてか
ら、「所定時間1」が経過しているか否かが判断する。
【0049】所定時間1が経過していると判断すると、
S13で、照明ランプ52を消灯し、S14に進む。な
お、ここで、所定時間1経過後に照明ランプ52が消灯
されることにより、図4等を用いて説明したように、マ
グネトロン7がマイクロ波を発生させるまでには、照明
ランプ52が消灯される。
【0050】次に、電子レンジ制御回路10は、S14
で、照明ランプ52を点灯させるように、調光スイッチ
が操作されたか否かを判断する。操作がなされたと判断
すると、S15に進み、操作がなされなかったと判断す
ると、S21に進む。
【0051】S15では、マグネトロン7の出力として
現在設定されている電力量(図7では設定出力)が、所
定値以上であるか否かを判断する。所定値以上であれ
ば、S16で、マグネトロン7の出力を所定値以下に切
替えて、S17に進む。一方、所定値未満であれば、そ
のままS17に進む。S17では、照明ランプ52を点
灯させる処理を行ない、S18に進む。S15〜S17
の処理が行なわれることにより、照明ランプ52を点灯
させることによって、電子レンジ1における消費電力の
総量が、交流電源70の供給電力をオーバーすることを
回避できる。したがって、S15における所定値とは、
照明ランプ52が点灯しても、電子レンジ1における消
費電力の総量が、交流電源70の供給電力をオーバーし
ないようなマグネトロン7の出力の最大値となる。
【0052】S18では、S17で照明ランプ52を点
灯させてから「所定時間2」が経過したか否かを判断す
る。所定時間2が経過すると、S19で、照明ランプ5
2を消灯し、S20に進む。これにより、所定時間2と
は、図5のQで示した証明ランプ52の点灯時間とな
る。なお、所定時間2とは、具体的には、たとえば10
秒とすることができる。
【0053】S20では、S16でマグネトロン7の出
力を切替えた場合、マグネトロン7の出力を、該切替え
る前の出力に戻す処理を行なって、S21に進む。
【0054】S21では、電子レンジ1が加熱を終了さ
せるべき状態にあるか否かを判断する。まだそのような
状態にはないと判断すると、S14に戻り、そのような
状態にあると判断すると、処理を終了する。
【0055】次に、自動消灯禁止モードが設定されてい
る場合にマグネトロン7による加熱が行なわれる際の、
電子レンジ制御回路10の照明ランプ52の点灯/消灯
切替処理について、図8を用いて説明する。なお、図8
は、このような場合に実行される電子レンジ制御回路1
0の照明ランプ52の点灯/消灯切替処理のフローチャ
ートである。
【0056】マグネトロン7により加熱を開始させるた
めに発振回路62に電力を供給すると、電子レンジ制御
回路10は、S31で、照明ランプ52を点灯させる。
【0057】次に、S32で、調光スイッチにより、照
明ランプ52の点灯/消灯を切替える操作がなされたか
否かを判断する。このような操作が無かったと判断する
と、S40に進む。一方、このような操作があったと判
断すると、S33に進む。
【0058】S33では、照明ランプ52が点灯してい
るか否かを判断する。点灯している場合には、S32に
おける操作が、照明ランプ52を消灯させるものである
ため、S34で照明ランプを消灯させる処理を行ない、
S35に進む。
【0059】S35では、マグネトロン7の出力として
現在設定されている電力量(図8では設定出力)が、所
定値以上であるか否かを判断する。所定値以上であれ
ば、S40に進む。一方、設定出力が所定値未満である
場合には、S36で、設定出力を所定値にする処理を行
ない、S40に進む。
【0060】一方、S33で、照明ランプ52が点灯し
ていないと判断した場合には、S37に進む。
【0061】S37では、マグネトロン7の出力として
現在設定されている電力量(図8では設定出力)が、所
定値以上であるか否かを判断する。所定値以上であると
判断すれば、SS38で、設定出力を所定値以下にする
処理を行ない、S39に進む。一方、所定値未満である
と判断すれば、そのまま、S39に進む。S39では、
照明ランプ52を点灯させて、S40に進む。
【0062】S40では、電子レンジ1が加熱を終了さ
せるべき状態にあるか否かを判断する。まだそのような
状態にはないと判断すると、S32に戻り、そのような
状態にあると判断すると、S41で照明ランプ52を消
灯して、処理を終了する。
【0063】なお、本実施の形態において図4〜図8を
用いて説明したように、電子レンジ制御回路10は、照
明ランプ52を自動的に消灯したが、照明ランプ52を
消灯せずその光度を低下させる処理を行なっても良い。
【0064】また、電子レンジ1において、自動消灯モ
ードが設定されたこと、または、自動消灯禁止モードが
設定されたことを、メモリ10Aに記憶させることがで
きる。これにより、電子レンジ1に対して電力の供給が
一旦停止されても、上記のモードの設定を再度行なう必
要がなくなる。
【0065】なお、以上説明した本実施の形態では、操
作パネル6上のスタートキーにより、操作されることに
より、所定の電源から加熱手段への電力の供給を開始さ
せる供給開始手段が構成されている。また、操作パネル
6上の調光スイッチにより、高周波加熱装置の外部か
ら、照明手段への電力の供給量を調整する外部調整手段
が構成されている。。なお、ここで、照明手段への電力
の供給量の調整とは、ランプ等の照明手段のオン/オフ
だけでなく、光度の変更をも含むものである。
【0066】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である電子レンジの斜視図
である。
【図2】図1の電子レンジにおける制御ブロック図であ
る。
【図3】図1の電子レンジの電気的構成を示す図であ
る。
【図4】図1の電子レンジにおける各要素の動作状態に
ついてのタイミングチャートである。
【図5】図1の電子レンジにおける各要素の動作状態に
ついてのタイミングチャートである。
【図6】図1の電子レンジにおける各要素の動作状態に
ついてのタイミングチャートである。
【図7】自動消灯モードが設定されている際の、電子レ
ンジ制御回路の照明ランプ点灯/消灯切替処理のフロー
チャートである。
【図8】自動消灯禁止モードが設定されている際の、電
子レンジ制御回路の照明ランプ点灯/消灯切替処理のフ
ローチャートである。
【符号の説明】 1 電子レンジ 6 操作パネル 7 マグネトロン 10 電子レンジ制御回路 50 加熱室 52 照明ランプ 70 交流電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 克 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3K086 AA10 BA08 BA09 BB10 CC13 CC20 CD08 DA04 3K090 AA20 BA01 EC01 3L086 AA01 BB15 CA20 CC10 DA30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を収納するための加熱室と、 所定の電源から電力を供給されることによりマイクロ波
    を放射して、前記加熱室内の食品を加熱する高周波加熱
    手段と、 前記所定の電源から電力を供給されることにより前記加
    熱室内に光を供給する照明手段と、 前記照明手段への電力の供給量を調整する電力調整手段
    と、 操作されることにより、前記所定の電源から前記加熱手
    段への電力の供給を開始させる供給開始手段とを含み、 前記電力調整手段は、前記供給開始手段が操作されてか
    ら所定時間経過したときに、前記照明手段への電力の供
    給量を低下させる、高周波加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記高周波加熱手段は、前記供給開始手
    段が操作されてから、準備時間が経過すると、マイクロ
    波の放射を開始し、 前記所定時間は、前記準備時間よりも短い、請求項1に
    記載の高周波加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記高周波加熱装置の外部から、前記照
    明手段への電力の供給量を調整する外部調整手段をさら
    に含む、請求項1または請求項2に記載の高周波加熱装
    置。
  4. 【請求項4】 前記電力調整手段は、前記外部調整手段
    が操作されることにより前記照明手段への電力の供給量
    が増加した場合には、当該供給量が増加されてから一定
    時間が経過した時点で、前記照明手段への電力の供給量
    を低下させる、請求項3に記載の高周波加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記電力調整手段は、 前記高周波加熱手段への電力の供給量を調整し、 前記照明手段への電力の供給量が増加した場合には前記
    高周波加熱手段への電力の供給量を低下させる、請求項
    1〜請求項4のいずれか1項に記載の高周波加熱装置。
  6. 【請求項6】 前記電力調整手段は、 前記高周波加熱手段への電力の供給量を調整し、 前記照明手段への電力の供給量が低下した場合には前記
    高周波加熱手段への電力の供給量を増加させる、請求項
    1〜請求項5のいずれか1項に記載の高周波加熱装置。
  7. 【請求項7】 前記高周波加熱装置の外部から、当該高
    周波加熱装置における動作モードを設定できる設定手段
    をさらに含み、 前記動作モードは、前記供給開始手段が操作されてから
    所定時間経過したときに前記電力調整手段が前記照明手
    段への電力の供給量を低下させる供給量自動低下処理が
    実行されるモードと、前記供給量自動低下処理が実行さ
    れないモードとを含む、請求項1〜請求項6のいずれか
    1項に記載の高周波加熱装置。
  8. 【請求項8】 前記動作モードの設定内容を記憶する記
    憶手段をさらに含む、請求項7に記載の高周波加熱装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013087962A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Panasonic Corp 加熱調理装置

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JP2013087962A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Panasonic Corp 加熱調理装置

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