JP2000241409A - 尿分析方法、装置及びトイレ用尿分析装置 - Google Patents

尿分析方法、装置及びトイレ用尿分析装置

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JP2000241409A
JP2000241409A JP11040651A JP4065199A JP2000241409A JP 2000241409 A JP2000241409 A JP 2000241409A JP 11040651 A JP11040651 A JP 11040651A JP 4065199 A JP4065199 A JP 4065199A JP 2000241409 A JP2000241409 A JP 2000241409A
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JP
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diluting
toilet
solution
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JP11040651A
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English (en)
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Hitoshi Ohara
仁 大原
Ariyoshi Ogami
有美 大神
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】排尿時に尿の採取を行う手段を備えた機構と尿
成分を検出、測定できる手段を備えた装置からなる、既
存のトイレットに容易に取り付け可能な尿検査装置を提
供すること。 【解決手段】尿成分を検出、測定する複数のセンサを備
えた分析手段と、便器に取り付け可能な支持体と、揺動
可能に前記支持体に支持された揺動アームと、前記揺動
アームの自由端に担持された採尿容器と、前記揺動アー
ムを揺動させる駆動手段とを備えた採尿手段とを備える
ことにより、尿成分を高精度/低コストで測定できる装
置の提供を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、尿分析にあたり住
宅やオフィスなどのトイレットにおいて個人が排泄した
尿をその場でサンプリングし、尿中に含まれる複数の成
分を検出、測定する尿分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】長寿高齢化に伴い、健康管理に関する個
人の関心が高まっている。特に近年では疾病の早期発見
と疾病治療中あるいは治療後の健康管理を目的とした自
己健康チェックが重要なテーマとなっており、糖尿病の
管理用に、患者が自宅で血糖値を測定できるような装置
が一般化してきている。血液検査によって得られる情報
は有用であるが、侵襲的な試料のサンプリングが精神
的、肉体的な負荷となりうる。
【0003】一方、尿も個人の健康状態に関する重要な
情報源であり、尿糖、尿蛋白、ウロビリノーゲン、潜
血、その他の成分を定量分析することにより、糖尿病の
ような膵臓障害や肝臓障害や腎臓障害、その他の障害を
非侵襲方式で検査することができる。
【0004】従来、尿中成分を定量分析する装置として
特公平7−84752に記載されたものがあり、これは
測定成分毎に液状の測定試薬を変えて複数の成分を測定
するものであり、その方法は基本的に臨床検査に準じた
ものであった。
【0005】さらに、より簡便な検出手段として生体成
分吸着膜を利用して尿成分を初めとする種々の生体成分
を測定する装置として特開平10−2850に記載され
たものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術
(特公平7−84752)は測定成分数の増加とともに
測定試薬数も増えるため、測定試薬タンク容量が増大
し、装置も測定項目数に比例して大型化する問題点があ
った。
【0007】また、特開平10−2850に述べられた
生体成分吸着膜による測定は、従来から臨床検査で用い
られてきた方式とは大きく異なるという問題点があっ
た。
【0008】本発明は、使用する液状試薬数の増加を抑
制し、複数項目測定に対応、臨床検査に匹敵する測定を
行える小型化装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、複数のバイオセンサを測定装置に備えること
とした。
【0010】即ち、本発明は、尿を採集し、この採集さ
れた尿を希釈し、希釈された尿の成分を複数のバイオセ
ンサにより分析するようにした尿分析方法を提供する。
【0011】また、本発明は、尿を採集し、この採集さ
れた尿をpH緩衝液で希釈し、希釈された尿の成分を複
数のバイオセンサにより分析した後、このバイオセンサ
を洗浄、再生するようにした尿分析方法を提供する。
【0012】さらに、本発明は、尿を採集する採尿手段
と、この採尿手段で採集された尿を希釈する希釈手段
と、前記採尿手段で採集された尿の成分を分析する複数
のバイオセンサとを備えた尿分析装置を提供している。
【0013】また、本発明は、尿を採集する採尿手段
と、この採尿手段で採集された尿を希釈する希釈手段
と、前記採尿手段で採集された尿の成分を分析する複数
のバイオセンサと、このバイオセンサを洗浄、再生する
再生手段とを備えた構成としている。
【0014】また、本発明は、尿を採集する採尿手段
と、この採尿手段で採集された尿をpH緩衝液で希釈す
る希釈手段と、前記採尿手段で採集された尿の成分を分
析する複数のバイオセンサと、これらのバイオセンサを
洗浄、再生する再生手段と、各手段を制御する制御手段
とを備えた構成としている。
【0015】また、前記複数のバイオセンサは、電気化
学的な酵素センサと、抗体を用いた免疫センサとから構
成している。
【0016】また、尿の分析に必要な溶液を収納する溶
液タンクを、一つ又は複数備えた構成としている。
【0017】また、前記溶液タンクは、尿の希釈や流路
の洗浄に用いる緩衝液と、既知濃度の測定成分標準物質
を含む校正液を収納するよう構成している。
【0018】あるいは、前記溶液タンクは、尿の希釈や
流路の洗浄に用いる緩衝液と、既知濃度の測定成分標準
物質を含む校正液と、抗原抗体の結合を解離させる再生
液とを収納するよう構成している。
【0019】また、前記溶液タンクは単一のタンクであ
り、尿の希釈に用いる緩衝液と、測定値算出のために既
知濃度の測定成分標準物質を含む校正液と、抗原抗体の
結合を解離させる再生液とを分画して収納するよう構成
している。
【0020】また、前記緩衝液と校正液は、それぞれ、
前記酵素センサと前記免疫センサとに共用可能なものと
している。
【0021】また、前記複数のバイオセンサは、酵素反
応を利用して尿糖を分析する電気化学的センサと、免疫
反応を利用して尿蛋白を分析する表面プラズモン共鳴セ
ンサとから構成されている。
【0022】さらに、前記バイオセンサは流路の一部に
検出素子を含むフローセル構造に構成している。
【0023】また、前記バイオセンサの検出素子を含む
部分を交換可能に構成している。
【0024】また、本発明は、尿分析装置中に備えた温
度を測定する手段と、その測定温度に基づきバイオセン
サの信号を補正する手段を備えた構成としている。
【0025】また、本発明は、複数の分析項目より1つ
以上の分析項目を使用者が自由に選択可能とした構成と
している。
【0026】さらに、前記希釈手段は、流路の一部に尿
試料を挟むようにしてセンサに流入させることで希釈も
同時に行うフローインジェクションアナリシス(FIA)
による。
【0027】また、前記pH緩衝液には、流路、センサ
セル、センサ素子表面などに非特異的吸着した汚れ成分
などを洗浄する効果のある洗浄溶液を、バイオセンサに
よる測定に影響しない範囲で添加するよう構成してい
る。
【0028】さらに、前記pH緩衝液には、酵素や抗体
などの蛋白質構造を安定化させる作用のある薬剤を添加
してもよい。
【0029】さらに、前記pH緩衝液には、前記洗浄溶
液として非特異的吸着した汚れ成分などを洗浄する効果
のある界面活性剤および防腐剤を含むようにしてもよ
い。
【0030】さらに、本発明は、便器に取り付けられた
尿を採集する採尿手段と、この採尿手段と、採集された
尿を希釈する希釈手段と、尿の成分を分析する複数のバ
イオセンサと、このバイオセンサを洗浄、再生する再生
手段と、各手段を制御する制御手段とを備えた測定装置
本体とから構成されたトイレ用尿分析装置を提供する。
【0031】また、便器に取り付けられた尿を採集する
採尿手段を備えた部分と、この部分とは別体に設けられ
た、採集された尿を希釈する希釈手段と尿の成分を分析
する複数のバイオセンサとこのバイオセンサを洗浄再生
する再生手段と各手段を制御する制御手段とを備えた測
定装置本体とから構成されている。
【0032】さらに、前記測定装置本体と、前記採尿手
段を備えた部分とは、送液管及び制御信号や電源用の導
線とで連結されている。
【0033】さらに、本発明は、前記採尿手段が、便器
に取付可能な支持体と、便器の横断方向に延長しリム側
部の上面から上方に離間した水平な回転軸線を中心とし
て揺動可能に前記支持体に支持された揺動アームと、前
記揺動アームの自由端に担持された採尿容器と、便器リ
ムの内側に近接する休止位置と便鉢空間内に位置する採
尿位置との間で前記採尿容器を移動させるべく前記揺動
アームを揺動させる駆動手段とを備えた構成としてい
る。
【0034】さらに、前記支持体は平面視において便器
のリムの略前半の輸郭に沿って湾曲しかつ該略前半を覆
う形状に形成し、前記支持体を便器リムの略前半の上面
に載置することにより採尿手段をリムに取付けるように
構成している。
【0035】次に、本発明の尿分析方法、装置及びトイ
レ用尿分析装置を、より詳細に説明する。
【0036】バイオセンサは流路の一部に検出素子を含
むフローセル構造とすることができ、流路系の複雑化、
大型化を防ぐ効果がある。また、尿成分に固有の反応は
センサ素子上で行われるため、特定の成分に対応した試
薬を用意する必要がなく、溶液タンクの種類と大きさが
抑制できるという利点も有している。
【0037】このような構成の尿分析装置に備えるバイ
オセンサとしては種々のものが考えられ、どのような疾
病の発見、管理に用いるかによって任意に選択される。
【0038】以下に代表例として、尿中成分の測定用バ
イオセンサを、電気化学的な酵素センサと抗体を用いた
免疫センサの2種類に集約させた例に基づき説明する。
【0039】両バイオセンサに必要とされる溶液類は、
酵素センサでは緩衝液と校正液、免疫センサでは同じく
緩衝液と校正液に加えて抗原抗体の結合を解離させる再
生液である。ここで緩衝液と校正液を両センサで共通化
することで、最多でも3種類の溶液を用意すれば、酵素
センサと免疫センサを複数組み合わせて複数の尿成分の
測定が可能な構成とすることができる。
【0040】緩衝液の主目的は、尿試料を希釈して一定
のpH範囲内でバイオセンサによる測定を行えるように
することであり、たとえばpHとしては生理的pH範囲
に準じる弱酸性〜中性〜弱アルカリ性の範囲より選択さ
れる。より具体的に述べれば、pH6〜8の範囲で好適
な測定を行うことができる。
【0041】このような緩衝液に用いる薬剤としては、
従来より頻用されているリン酸塩や有機系のGood緩衝剤
などを選択できる。また、この緩衝液には流路、センサ
セル、センサ素子表面などに非特異的吸着した汚れ成分
などを洗浄する効果のある界面活性剤などを、バイオセ
ンサによる測定に影響しない範囲で添加することもでき
る。さらには、酵素や抗体などの蛋白質構造を安定化さ
せる作用のある薬剤、たとえば塩類なども必要に応じて
添加する。経時的な腐敗を防ぐ防腐剤の添加も長期間の
使用には有効である。
【0042】また、臨床検査分野では酵素や抗体の特異
性を利用した測定方式が一般的であり、複雑な組成の尿
などから特定の成分を精度良く検出・定量することが行
われている。たとえば、尿成分であれば、尿糖、尿酸、
尿クレアチニンなどが酵素を利用した比色分析などで、
蛋白(アルブミン)、ミクログロブリン、絨毛性ゴナド
トロピン、黄体形成ホルモンなどが抗体を利用した免疫
分析法で測定されている。
【0043】このように酵素や抗体を用いる測定は、対
象とする成分に対する特異性がきわめて高いため、校正
液を共通化することができる。すなわち、既知濃度の尿
中成分の標準物質を複数種、溶解させたものを校正液と
して使用できる。この校正液は有機成分を含むため、長
期間の使用には適当な防腐剤の添加が必要である。
【0044】免疫センサに用いる再生液としては、100m
M以下の希塩酸などを用いることができる。
【0045】本例では、使用センサを酵素センサと免疫
センサに集約させたことで、これらの成分を従来の臨床
検査法と同じ特異性で検出・定量できるため、たとえ自
宅のトイレで得られたデータであったとしても、それは
従来の臨床検査結果に匹敵するものとなる。
【0046】
【発明の実施の形態】本発明は上記目的を達成するた
め、排尿時に採尿し、pH緩衝液で希釈した後、複数の
バイオセンサに希釈尿を搬送する。希釈尿中の成分は酵
素センサあるいは免疫センサにより測定され、結果は適
当な表示手段で使用者に報告される。
【0047】(実施例)本発明の実施例を図1、図2、
図3に基づいて説明する。
【0048】図1は尿分析装置をトイレットに装着した
状態を示す外観図であり、図2は採尿手段を備えた装置
(採尿部)の内部概観図である。排尿時に採尿する手段
は、便器20に取付可能な支持体1と、便器20の横断
方向に延長しリム21側部の上面から上方に離間した水
平な回転軸線を中心として揺動可能に前記支持体1に支
持された揺動アーム2と、前記揺動アーム2の自由端に
取付けられた採尿容器3と、便器リム21の内側に近接
する休止位置と便鉢22空間内に位置する採尿位置との
間で前記採尿容器3を移動させるべく前記揺動アーム2
を揺動させるモータなどの駆動手段4とを備える。
【0049】支持体1は平面視において便器20のリム
21の略前半の輸郭に沿って湾曲しかつ該略前半を覆う
形状に形成し、前記支持体1を便器リム21の略前半の
上面に載置することにより採尿手段をリム21に取り付
けるようにしている。
【0050】測定装置本体(計測部)5には、前記採尿
手段で収集された尿をpH緩衝液で希釈する手段と、前
記採尿手段で収集された尿の成分を分析する複数のバイ
オセンサと、前記バイオセンサを洗浄、再生する手段
と、各手段を制御する手段とを備える。本体上部には測
定開始ボタンなどと測定結果を表示するパネルなどを備
えた操作・表示パネル6を備える。
【0051】また、計測部内には尿の希釈や流路の洗浄
に用いる緩衝液と既知濃度の測定成分標準物質を含む校
正液に加えて抗原抗体の結合を解離させる再生液を収納
する溶液タンク11も備える。溶液タンク11は、溶液
毎に別体とすることも、単一のタンクを分画することも
できる。
【0052】また、必要に応じて溶液タンク11、流
路、バイオセンサ内の温度を制御するためのヒーター、
冷却器を備えることもできる。
【0053】さらに、適当な部位に温度測定手段(熱電
対やサーミスタ)を配置して、測定時の温度を測定し、
その情報をもとにバイオセンサからの信号を補正する手
段を備えることもできる。このような温度制御や温度補
正は、計測部内の制御部15(図3)に備えたマイコン
などを用いて行うことができる。採尿部と計測部は連結
部7で接続されている。
【0054】連結部7内は、採尿した尿を計測部に搬送
する流路、採尿部を洗浄するための水や緩衝液を搬送す
る流路、バイオセンサにて測定終了した尿試料や測定時
に発生した余剰の溶液などを便鉢22内に排出するため
の流路、採尿部を駆動するための電力、制御信号などを
通す電線類などを適当なサイズのチューブ中に配管、配
線したものである。
【0055】図3は計測部の内部構成をブロック図とし
て示したものである。
【0056】採尿された尿は、シリンジポンプ10によ
って計測部内に搬送され、溶液タンク11中の緩衝液と
適当な手段によって希釈される。ここで言う適当な希釈
手段とは、たとえば、流路の一部に尿試料を挟むように
してセンサ13、14に流入させることで希釈も同時に
行うフローインジェクションアナリシス(FIA)などが
あり、これらは測定時のシリンジポンプ10やバルブ1
2の動作を制御することで達成できる。
【0057】このようにして希釈された尿は、尿糖セン
サ13(酵素センサ)と蛋白センサ14(免疫センサ)
へ搬送され、これらのセンサ13、14によって尿糖、
尿蛋白濃度が測定される。尿糖、尿蛋白は並列流路であ
れば、順番にバルブを切り換えて両成分の測定を行う
が、流路を直列とすることでバルブを切り換えることな
く両成分を測定することもできる。また、いずれか一方
のみの測定を行うように使用者が選択可能な、バルブを
切り換えるためのボタンをスイッチ部16に備えること
もできる。
【0058】測定終了後、蛋白センサ素子上に結合した
尿蛋白を取り除き、再使用を可能とするため、溶液タン
ク11中の再生液を蛋白センサ14へ搬送し、一定時間
後、再び緩衝液を搬送して再生液を排出する。
【0059】測定の開始はスイッチ部16にて操作す
る。この時、採尿アームの位置を変えるために「男性」
「女性」を区別するための選択スイッチを備えることも
できる。スイッチ部16より送られた信号をトリガーと
して、制御部15は一連の動作(採尿部の作動、採尿、
尿の搬送、尿の希釈、希釈尿のセンサへの搬送、(免疫
センサの再生)、センサの洗浄、採尿部の洗浄)を行
う。
【0060】同時に演算部18において、センサ13、
14から得られた信号を、既知濃度の校正液を用いて測
定した場合の信号と比較して尿中成分の濃度の算出も行
う。算出された結果は、表示部17のパネルに表示さ
れ、使用者に報告される。
【0061】また、校正液は溶液タンク11中に収納さ
れている。校正液を用いた測定(校正)の動作は、校正
液のセンサ13、14への搬送、(免疫センサの再
生)、センサ13、14の洗浄の順番に行い、この時得
られた信号を尿成分測定時に参照する。
【0062】ここで、尿糖センサ13の一例としては、
過酸化水素電極上にグルコース酸化酵素を担持させ、尿
中のグルコースとの反応で生じる過酸化水素を検知する
ようなものを使用することができる。
【0063】尿蛋白センサ14の一例としては、表面プ
ラズモン共鳴を励起できるような金属薄膜上に尿蛋白
(アルブミン)を特異的に検出する抗体を担持し、尿蛋
白との結合に伴うセンサ上の屈折率変化を検出するよう
なものを使用することができる。また、圧電素子の上に
同様の抗体を担持し、尿蛋白との結合に伴うセンサ14
上の質量変化を圧電素子の共振周波数の変化として検出
するようなものも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の尿分析装置をトイレットに装着した状
態を示す図
【図2】本発明の実施例の採尿手段を備える採尿部の内
部構造を示す図
【図3】本発明の実施例の尿分析装置の計測部の概略を
示す図
【符号の説明】
1 支持体 2 揺動アーム 3 採尿容器 4 駆動部 5 測定装置本体(計測部) 6 操作・表示パネル 7 連結部 10 シリンジポンプ 11 溶液タンク 12 バルブ 13 尿糖センサ 14 蛋白センサ 15 制御部 16 スイッチ部 17 表示部 18 演算部 20 便器 21 リム 22 便鉢
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D038 ZA03 2G045 AA16 AA20 AA36 BB14 BB19 BB29 BB42 BB50 BB52 CB03 DA31 DA36 FA03 FA37 FB01 FB03 FB05 HA06 HA09 JA01 JA02 JA04 JA07 JA08

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】尿を採集し、この採集された尿を希釈し、
    希釈された尿の成分を複数のバイオセンサにより分析す
    るようにしたことを特徴とする尿分析方法。
  2. 【請求項2】尿を採集し、この採集された尿をpH緩衝
    液で希釈し、希釈された尿の成分を複数のバイオセンサ
    により分析した後、このバイオセンサを洗浄、再生する
    ようにしたことを特徴とする尿分析方法。
  3. 【請求項3】尿を採集する採尿手段と、この採尿手段で
    採集された尿を希釈する希釈手段と、前記採尿手段で採
    集された尿の成分を分析する複数のバイオセンサとを備
    えたことを特徴とする尿分析装置。
  4. 【請求項4】尿を採集する採尿手段と、この採尿手段で
    採集された尿を希釈する希釈手段と、前記採尿手段で採
    集された尿の成分を分析する複数のバイオセンサと、こ
    のバイオセンサを洗浄、再生する再生手段とを備えたこ
    とを特徴とする尿分析装置。
  5. 【請求項5】尿を採集する採尿手段と、この採尿手段で
    採集された尿をpH緩衝液で希釈する希釈手段と、前記
    採尿手段で採集された尿の成分を分析する複数のバイオ
    センサと、これらのバイオセンサを洗浄、再生する再生
    手段と、各手段を制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とする尿分析装置。
  6. 【請求項6】前記複数のバイオセンサは、電気化学的な
    酵素センサと、抗体を用いた免疫センサとからなること
    を特徴とする請求項3から5に記載の尿分析装置。
  7. 【請求項7】尿の分析に必要な溶液を収納する溶液タン
    クを、一つ又は複数備えてなることを特徴とする請求項
    3から6に記載の尿分析装置。
  8. 【請求項8】前記溶液タンクは、尿の希釈や流路の洗浄
    に用いる緩衝液と、既知濃度の測定成分標準物質を含む
    校正液を収納することを特徴とする請求項7に記載の尿
    分析装置。
  9. 【請求項9】前記溶液タンクは、尿の希釈や流路の洗浄
    に用いる緩衝液と、既知濃度の測定成分標準物質を含む
    校正液と、抗原抗体の結合を解離させる再生液とを収納
    することを特徴とする請求項7に記載の尿分析装置。
  10. 【請求項10】前記溶液タンクは単一のタンクであり、
    尿の希釈に用いる緩衝液と、測定値算出のために既知濃
    度の測定成分標準物質を含む校正液と、抗原抗体の結合
    を解離させる再生液とを分画して収納することを特徴と
    する請求項7及び請求項9に記載の尿分析装置。
  11. 【請求項11】前記緩衝液と校正液は、それぞれ、前記
    酵素センサと前記免疫センサとに共用可能なものとした
    ことを特徴とする請求項8から10に記載の尿分析装
    置。
  12. 【請求項12】前記複数のバイオセンサが、酵素反応を
    利用して尿糖を分析する電気化学的センサと、免疫反応
    を利用して尿蛋白を分析する表面プラズモン共鳴センサ
    であることを特徴とする請求項6に記載の尿分析装置。
  13. 【請求項13】前記バイオセンサは流路の一部に検出素
    子を含むフローセル構造であることを特徴とする請求項
    3から6、及び請求項12に記載の尿分析装置。
  14. 【請求項14】前記バイオセンサの検出素子を含む部分
    を交換可能としたことを特徴とする請求項3から6、及
    び請求項12から13に記載の尿分析装置。
  15. 【請求項15】尿分析装置中に備えた温度を測定する手
    段と、その測定温度に基づきバイオセンサの信号を補正
    する手段を備えたことを特徴とする請求項3〜6に記載
    の尿分析装置。
  16. 【請求項16】複数の分析項目より1つ以上の分析項目
    を使用者が自由に選択可能としたことを特徴とする請求
    項3〜6に記載の尿分析装置。
  17. 【請求項17】前記希釈手段は、流路の一部に尿試料を
    挟むようにしてセンサに流入させることで希釈も同時に
    行うフローインジェクションアナリシス(FIA)による
    ことを特徴とする請求項3から6に記載の尿分析装置。
  18. 【請求項18】前記pH緩衝液には、流路、センサセ
    ル、センサ素子表面などに非特異的吸着した汚れ成分な
    どを洗浄する効果のある洗浄溶液を、バイオセンサによ
    る測定に影響しない範囲で添加していることを特徴とす
    る請求項8から11に記載の尿分析装置。
  19. 【請求項19】前記pH緩衝液には、酵素や抗体などの
    蛋白質構造を安定化させる作用のある薬剤を添加してい
    ることを特徴とする請求項8から11及び請求項18に
    記載の尿分析装置。
  20. 【請求項20】前記pH緩衝液には、前記洗浄溶液とし
    て非特異的吸着した汚れ成分などを洗浄する効果のある
    界面活性剤および防腐剤を含むことを特徴とする請求項
    19に記載の尿分析装置。
  21. 【請求項21】便器に取り付けられた尿を採集する採尿
    手段と、この採尿手段と、採集された尿を希釈する希釈
    手段と、尿の成分を分析する複数のバイオセンサと、こ
    のバイオセンサを洗浄、再生する再生手段と、各手段を
    制御する制御手段とを備えた測定装置本体とから構成さ
    れたことを特徴とするトイレ用尿分析装置。
  22. 【請求項22】便器に取り付けられた尿を採集する採尿
    手段を備えた部分と、この部分とは別体に設けられた、
    採集された尿を希釈する希釈手段と尿の成分を分析する
    複数のバイオセンサとこのバイオセンサを洗浄再生する
    再生手段と各手段を制御する制御手段とを備えた測定装
    置本体とから構成されたことを特徴とするトイレ用尿分
    析装置。
  23. 【請求項23】前記測定装置本体と、前記採尿手段を備
    えた部分とは、送液管及び制御信号や電源用の導線とで
    連結されたことを特徴とする請求項21から22に記載
    のトイレ用尿分析装置。
  24. 【請求項24】前記採尿手段が、便器に取付可能な支持
    体と、便器の横断方向に延長しリム側部の上面から上方
    に離間した水平な回転軸線を中心として揺動可能に前記
    支持体に支持された揺動アームと、前記揺動アームの自
    由端に担持された採尿容器と、便器リムの内側に近接す
    る休止位置と便鉢空間内に位置する採尿位置との間で前
    記採尿容器を移動させるべく前記揺動アームを揺動させ
    る駆動手段とを備えた採尿手段であることを特徴とする
    請求項21から23記載のトイレ用尿分析装置。
  25. 【請求項25】前記支持体は平面視において便器のリム
    の略前半の輸郭に沿って湾曲しかつ該略前半を覆う形状
    に形成し、前記支持体を便器リムの略前半の上面に載置
    することにより採尿手段をリムに取付けるようにしたこ
    とを特徴とする請求項24に記載のトイレ用尿分析装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100459318B1 (ko) * 2000-04-17 2004-12-03 닛뽄덴끼 가부시끼가이샤 재택 건강 관리 서비스 제공 방법과 재택 건강 관리서비스 제공 시스템
WO2015192725A1 (zh) * 2014-06-16 2015-12-23 叶之谦 自动集尿及检测的座便器
KR20160059500A (ko) * 2014-11-18 2016-05-27 가천대학교 산학협력단 바이오센서의 센서 헤드의 재생방법

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