JP2000240929A - スートブロワの圧力制御方法及び装置 - Google Patents

スートブロワの圧力制御方法及び装置

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JP2000240929A
JP2000240929A JP11042558A JP4255899A JP2000240929A JP 2000240929 A JP2000240929 A JP 2000240929A JP 11042558 A JP11042558 A JP 11042558A JP 4255899 A JP4255899 A JP 4255899A JP 2000240929 A JP2000240929 A JP 2000240929A
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JP
Japan
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pressure
soot blower
fluid
fuel
pressure control
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JP11042558A
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English (en)
Inventor
Fumio Kojima
史生 小島
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝熱面からの灰の除去を確実に行い得るスー
トブロワの圧力制御方法及び装置を提供する。 【解決手段】 スートブロワ2から噴射される蒸気や空
気等の流体の圧力10を検出する圧力検出器11を設け
ると共に、燃料混焼率12に基づくスートブロワ2の圧
力設定値13と前記圧力検出器11で検出された流体の
圧力10との圧力偏差14をなくすための開度指令15
を圧力調節弁5へ出力する制御器16を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スートブロワの圧
力制御方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボイラにおいては、伝熱面に付
着した灰を除去するためにスートブロワが用いられる。
【0003】図3は従来のスートブロワの一例を表わす
ものであって、1はボイラ本体、2はボイラ本体1の所
要箇所に挿入配置されたスートブロワであり、該スート
ブロワ2には、蒸気や空気等の流体の圧力源から延びる
補助流体ライン3が接続され、該補助流体ライン3途中
には、補助流体取出弁4と圧力調節弁5とが設けられて
いる。
【0004】尚、図3中、6は圧力調節弁5より下流側
の補助流体ライン3途中から分岐された分岐ライン、7
は分岐ライン6途中に設けられた圧力調節弁、8は分岐
ライン6に接続された補助流体管寄、9は補助流体管寄
8に接続されその他の使用先へつながる枝管である。
【0005】前述の如き従来のスートブロワ2の場合、
その使用時においては、補助流体取出弁4が開かれると
共に、圧力調節弁5の開度が調節され、圧力源から供給
される蒸気や空気等の流体が所定の圧力でスートブロワ
2から伝熱面(図示せず)に対し噴射されるようになっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば重油
とオリマルジョンといった複数種類の燃料を使用するボ
イラの場合、伝熱面に対する灰の付着性は、重油を使用
する場合よりオリマルジョンを使用する場合の方が強く
なるが、従来のスートブロワ2では、伝熱面に対する灰
の付着性が強くなったときには、スートブロワ2から伝
熱面への流体の噴射回数を増加させることにより対応し
ていた。
【0007】しかしながら、前述の如く、スートブロワ
2から伝熱面への流体の噴射回数を増加させても、灰の
付着状況によっては、伝熱面から灰を充分に除去できな
いことがあった。
【0008】本発明は、斯かる実情に鑑み、伝熱面から
の灰の除去を確実に行い得るスートブロワの圧力制御方
法及び装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数種類の燃
料を使用するボイラの伝熱面に対し、圧力源から供給さ
れる流体を、圧力調節弁の開度を調節することにより所
要圧力で噴射するスートブロワの圧力制御方法であっ
て、燃料混焼率に基づいてスートブロワの圧力設定値を
求め、該スートブロワの圧力設定値とスートブロワから
噴射される流体の圧力との圧力偏差をなくすよう圧力調
節弁の開度を調節することを特徴とするスートブロワの
圧力制御方法にかかるものである。
【0010】又、本発明は、複数種類の燃料を使用する
ボイラの伝熱面に対し、圧力源から供給される流体を、
圧力調節弁の開度を調節することにより所要圧力で噴射
するスートブロワの圧力制御装置であって、スートブロ
ワから噴射される流体の圧力を検出する圧力検出器と、
燃料混焼率に基づく圧力設定値と前記圧力検出器で検出
された流体の圧力との圧力偏差をなくすための開度指令
を圧力調節弁へ出力する制御器とを備えたことを特徴と
するスートブロワの圧力制御装置にかかるものである。
【0011】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0012】本発明のスートブロワの圧力制御方法の場
合、スートブロワの使用時には、燃料混焼率に基づいて
スートブロワの圧力設定値が求められ、該スートブロワ
の圧力設定値とスートブロワから噴射される流体の圧力
との圧力偏差をなくすよう圧力調節弁の開度が調節さ
れ、スートブロワから噴射される流体の圧力が燃料混焼
率に基づく圧力設定値に保持される。
【0013】又、本発明のスートブロワの圧力制御装置
の場合、スートブロワの使用時には、圧力検出器によっ
てスートブロワから噴射される流体の圧力が検出され
て、制御器へ入力され、該制御器において、燃料混焼率
に基づく圧力設定値と前記圧力検出器で検出された流体
の圧力との圧力偏差をなくすための開度指令が圧力調節
弁へ出力され、該圧力調節弁の開度が調節され、スート
ブロワから噴射される流体の圧力が燃料混焼率に基づく
圧力設定値に保持される。
【0014】この結果、本発明のスートブロワの圧力制
御方法及び装置においては、伝熱面への灰の付着性の強
い燃料の燃料混焼率が高く、伝熱面への灰の付着性が強
くなったときには、スートブロワから噴射される流体の
圧力が高められ、伝熱面から灰が確実に除去される一
方、伝熱面への灰の付着性の強い燃料の燃料混焼率が低
く、伝熱面への灰の付着性が弱くなったときには、スー
トブロワから噴射される流体の圧力が伝熱面からの灰の
除去に支障を来さない程度に抑えられ、流体の消費量が
削減され、経済的にも有利となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0016】図1は本発明を実施する形態の一例であっ
て、図中、図3と同一の符号を付した部分は同一物を表
わしており、基本的な構成は図3に示す従来のものと同
様であるが、本図示例の特徴とするところは、図1に示
す如く、スートブロワ2から噴射される蒸気や空気等の
流体の圧力10を検出する圧力検出器11を設けると共
に、燃料混焼率12に基づくスートブロワ2の圧力設定
値13と前記圧力検出器11で検出された流体の圧力1
0との圧力偏差14をなくすための開度指令15を圧力
調節弁5へ出力する制御器16を設けた点にある。
【0017】前記制御器16は、燃料混焼率12に基づ
きスートブロワ2の圧力設定値13を求めて出力する関
数発生器17と、該関数発生器17から出力されるスー
トブロワ2の圧力設定値13と圧力検出器11で検出さ
れた流体の圧力10との差を求め、圧力偏差14を出力
する減算器18と、該減算器18から出力される圧力偏
差14を比例積分処理し、該圧力偏差14をなくすため
の開度指令15を求めて圧力調節弁5へ出力する比例積
分調節器19とを備えてなる構成を有している。
【0018】例えば、燃料として重油とオリマルジョン
とを使用するボイラの場合、前記スートブロワ2から噴
射される流体の圧力10は、伝熱面への灰の付着性の強
い燃料(この場合にはオリマルジョン)の燃料混焼率1
2が高いほど高く設定する必要があるため、前記関数発
生器17には、図2に示す如く、燃料混焼率12の増加
に伴ってスートブロワ2の圧力設定値13を略比例させ
る形で増加させるような関数を入力してある。
【0019】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0020】スートブロワ2の使用時には、補助流体取
出弁4が開かれると共に、圧力調節弁5が開かれた状態
で、圧力検出器11によってスートブロワ2から噴射さ
れる蒸気や空気等の流体の圧力10が検出されて、制御
器16の減算器18へ入力される一方、制御器16の関
数発生器17において、燃料混焼率12に基づきスート
ブロワ2の圧力設定値13が求められて減算器18へ出
力され、該減算器18において、前記関数発生器17か
ら出力されるスートブロワ2の圧力設定値13と前記圧
力検出器11で検出された流体の圧力10との差が求め
られ、圧力偏差14が比例積分調節器19へ出力され、
該比例積分調節器19において、前記減算器18から出
力される圧力偏差14が比例積分処理され、該圧力偏差
14をなくすための開度指令15が求められて圧力調節
弁5へ出力され、該圧力調節弁5の開度が調節され、ス
ートブロワ2から噴射される流体の圧力10が燃料混焼
率12に基づく圧力設定値13に保持される。
【0021】この結果、伝熱面への灰の付着性の強い燃
料の燃料混焼率12が高く、伝熱面への灰の付着性が強
くなったときには、スートブロワ2から噴射される流体
の圧力10が高められ、伝熱面から灰が確実に除去され
る一方、伝熱面への灰の付着性の強い燃料の燃料混焼率
12が低く、伝熱面への灰の付着性が弱くなったときに
は、スートブロワ2から噴射される流体の圧力10が伝
熱面からの灰の除去に支障を来さない程度に抑えられ、
流体の消費量が削減され、経済的にも有利となる。
【0022】こうして、スートブロワ2から噴射される
流体の圧力10を燃料混焼率12に基づく適切な圧力設
定値13に保持し得、伝熱面からの灰の除去を確実に行
い得ると共に、経済性をも向上し得る。
【0023】尚、本発明のスートブロワの圧力制御方法
及び装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のスートブ
ロワの圧力制御方法及び装置によれば、スートブロワか
ら噴射される流体の圧力を燃料混焼率に基づく適切な圧
力設定値に保持し得、伝熱面からの灰の除去を確実に行
い得ると共に、経済性をも向上し得るという優れた効果
を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の概要構成図であ
る。
【図2】図1に示す関数発生器に入力された関数を表わ
す線図である。
【図3】従来例の概要構成図である。
【符号の説明】
1 ボイラ本体 2 スートブロワ 5 圧力調節弁 10 流体の圧力 11 圧力検出器 12 燃料混焼率 13 圧力設定値 14 圧力偏差 15 開度指令 16 制御器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の燃料を使用するボイラの伝熱
    面に対し、圧力源から供給される流体を、圧力調節弁の
    開度を調節することにより所要圧力で噴射するスートブ
    ロワの圧力制御方法であって、燃料混焼率に基づいてス
    ートブロワの圧力設定値を求め、該スートブロワの圧力
    設定値とスートブロワから噴射される流体の圧力との圧
    力偏差をなくすよう圧力調節弁の開度を調節することを
    特徴とするスートブロワの圧力制御方法。
  2. 【請求項2】 複数種類の燃料を使用するボイラの伝熱
    面に対し、圧力源から供給される流体を、圧力調節弁の
    開度を調節することにより所要圧力で噴射するスートブ
    ロワの圧力制御装置であって、 スートブロワから噴射される流体の圧力を検出する圧力
    検出器と、 燃料混焼率に基づく圧力設定値と前記圧力検出器で検出
    された流体の圧力との圧力偏差をなくすための開度指令
    を圧力調節弁へ出力する制御器とを備えたことを特徴と
    するスートブロワの圧力制御装置。
JP11042558A 1999-02-22 1999-02-22 スートブロワの圧力制御方法及び装置 Pending JP2000240929A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103851635A (zh) * 2014-03-18 2014-06-11 焦作市新气源电器制造有限公司 一种燃气脉冲吹灰器阻火装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103851635A (zh) * 2014-03-18 2014-06-11 焦作市新气源电器制造有限公司 一种燃气脉冲吹灰器阻火装置
CN103851635B (zh) * 2014-03-18 2016-07-06 焦作市新气源电器制造有限公司 一种燃气脉冲吹灰器阻火装置

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