JP2000238698A - 飛行船型成層圏プラットフォームの地上支援用設備 - Google Patents

飛行船型成層圏プラットフォームの地上支援用設備

Info

Publication number
JP2000238698A
JP2000238698A JP11042156A JP4215699A JP2000238698A JP 2000238698 A JP2000238698 A JP 2000238698A JP 11042156 A JP11042156 A JP 11042156A JP 4215699 A JP4215699 A JP 4215699A JP 2000238698 A JP2000238698 A JP 2000238698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hull
bogie
airship
ground support
platform
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11042156A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3588650B2 (ja
Inventor
Masahiko Onda
田 昌 彦 恩
Tsunehiko Takakusaki
常 彦 高草木
Hiroshi Sugimoto
本 洋 杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SKY PIA KK
Hitachi Ltd
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
SKY PIA KK
Agency of Industrial Science and Technology
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SKY PIA KK, Agency of Industrial Science and Technology, Hitachi Ltd filed Critical SKY PIA KK
Priority to JP04215699A priority Critical patent/JP3588650B2/ja
Publication of JP2000238698A publication Critical patent/JP2000238698A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3588650B2 publication Critical patent/JP3588650B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 船体を適宜回転中心の回りで回頭させること
ができるコントロール機能を持たせ、そのハンドリング
を容易にした飛行船型成層圏プラットフォームの地上支
援用設備を提供する。 【解決手段】 船体2を載置できる低床ボディーの台車
1を備え、この台車にステアリング制御される多数の車
輪12を設けて、その台車を任意回転中心の回りにおい
て旋回可能にする。台車1を船体2に固縛するため、船
体2の周面には、ロープ21等を係止させる係留リング
を備えた大型で外表面の空気抵抗を小さくしたパッチ構
造体20を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巨大な飛行船型成
層圏プラットフォームを格納庫等から引き出し、あるい
は、そのプラットフォームを回収後に基地に収容するた
めに用いる地上支援用台車、及びその飛行船型成層圏プ
ラットフォームにおける上記台車への固縛に適した構造
等からなる地上支援用設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、低層で運用される飛行船は、経費
等の面から格納庫を保有しない例が多く、飛行船の船首
の一点を係留塔に繋ぎ、塔の周囲を風に任せて回転させ
る方式を採っている。そのため、飛行船は船首にパテン
と呼ぶ骨材を配置し、係留に要する力を船体に分散させ
ている。また、従来の大型硬式飛行船には、トロッコ状
の台車で飛行船を引き回す例があるが、地上移動は基本
的に機首係留によるものであり、そのため、パテンによ
り船首補強され、そのパテンにより引き回す方式が採用
されている。
【0003】このような低層で運用される飛行船に対
し、主として成層圏に滞留させて地球環境観測や電波中
継等に利用しようとする飛行船型成層圏プラットフォー
ムは、船体長が200〜300mに達する程度に非常に
巨大なものであり、そのため、軟式構造として極限の軽
量化を追求する必要があり、また、船首を回転中心とし
て旋回するスペースを含む基地の確保が不可能に近いも
のである。
【0004】このような軟式構造の巨大な成層圏プラッ
トフォームにおいては、構造上船首一点係留方式を採り
難く、また、船体を重くするパテン構造を採用すること
は困難であり、そのためパテン構造に代えて船全体にス
トレスを分散させる固縛(ラッシング)構造を採用する
必要がある。更に、狭いマヌーバリングスペースで船体
の方向転換及び横風回避等を行う必要があり、そのため
の手段を考慮する必要もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、飛行船型成
層圏プラットフォームにおける上記の問題を解消するた
めになされたもので、その技術的課題は、適宜回転中心
の回りにおいて船体を回頭させることができるコントロ
ール機能を持たせた地上支援用設備を提供することにあ
る。本発明の他の技術的課題は、船体が軟式の膜構造か
らなる飛行船型成層圏プラットフォームの固縛手段とし
て、船体の重量を大きくする前記パテンに代えて、軽量
で空気抵抗が小さく、船全体にストレスを分散させるこ
とができるようにしたパッチ構造体を含む地上支援用設
備を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の飛行船型成層圏プラットフォームの地上支援
用設備は、その船体を載置できる低床ボディーの台車を
備え、この台車には多数の車輪を設けて、その台車を任
意回転中心の回りにおいて旋回可能にするステアリング
制御手段を設け、上記台車と船体との間に、その船体を
台車に対して固縛するための固縛手段を設けたことを特
徴とするものである。
【0007】上記飛行船型成層圏プラットフォームにお
いては、船体の周面における固縛位置に船体の固縛手段
の一部として付設し、台車に対して固縛するロープ等を
係止させるパッチ構造体を、外表面がスムーズで空気抵
抗が小さい高強度シートからなり、周囲の環状貼着部が
船体のエンベロープに貼着され、中心に係留リングの導
出孔が形成されたカバーシートと、該シートの裏面また
はエンベロープにおける上記環状貼着部の内側に外端部
が貼着され、その外端部から中心に向かって伸びる多数
の連結部が設けられた連結部材と、上記連結部材の連結
部の内端に係合する係留リングとによって構成するのが
有効である。また、上記地上支援用設備においては、台
車上に、搭載船体の搭載高さを調節できる膜材を張設し
てなる支持用構造物を装備するのが望ましい。
【0008】上記構成を有する成層圏プラットフォーム
の地上支援用の台車は、成層圏に打ち上げるために基地
格納庫等で調整、整備されたプラットフォームを乗せ
て、格納庫から引き出し、ランチャーとして打ち上げ支
援を行い、あるいは、プラットフォームを回収後に基地
に収容するもので、その台車自体がステアリング制御手
段の動作によりその場で回頭できるため、必要最小限度
のスペースで船体の方向転換及び横風回避等を行うこと
が可能になり、また、船体に軽量で高強度を有する固縛
用のパッチ構造体を設けているので、パテン構造による
場合よりも巨大な船体を安全確実にハンドリングするこ
とができ、しかも、上記パッチ構造体を軽量で船体への
空気抵抗が可及的に小さくなるように形成しているの
で、軟式構造の成層圏プラットフォームを極限的に軽量
化するのに有効であるばかりでなく、滞空時における風
の抵抗をできるだけ小さくすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は、本発明に係る
飛行船型成層圏プラットフォーム及びその地上支援用設
備の実施例を示している。この地上支援用設備の主要部
を構成する台車1は、成層圏プラットフォームの船体2
を載置できる低床ボディーのもので、図ではこの台車1
を三つの台車部分10A,10B,10Cに分割して、
それらをコネクティングロッド11により一体に連結し
た場合を示しているが、これらの台車部分10A〜10
Cに分割することは本質的に必要ではなく、また、さら
に他数の台車部分に分割することもできる。上記台車1
は、成層圏プラットフォームの船体2を収容する格納庫
等の開口サイズのぎりぎりの車幅を持たせて構成され、
また、全部または一部の台車部分にアウトリガー16を
設置するなどにより、風による転倒モーメントに耐える
構造とすることが望まれる。
【0010】上記台車部分10A〜10Cには、それぞ
れ多数の車輪12を設け、それらの車輪12の一部に駆
動装置13を設けて、その動力により車輪12を回転駆
動可能にし、また、少なくともそれらの車輪12の一部
に、台車1を任意回転中心の回りにおいて旋回可能にす
るステアリング制御手段14を設けている。このステア
リング制御手段14は、台車1の車輪12の方向を転向
させ、台車1を任意の方向に直進させたり、特定の点、
例えば台車1の略中心位置等を回転中心として船体2を
回頭させたりするものであり、コンピュータ等を利用し
て各車輪12の向きを制御可能にすることにより、台車
1に各種走行態様についてのコントロール機能を持たせ
ることができる。なお、台車1の一定方向への走行及び
回頭動作は、台車自体の走行機能によることなく、トレ
ーラによる牽引を行うこともできる。
【0011】上記台車部分10A〜10Cには、必要に
応じて搭載船体2の搭載高さを部分的に調節できるよう
にするため、図2に示すように、支持部材15a間に張
設した膜材15bによって船体2を支持する支持用構造
物15を装備している。これにより、船体2の支持姿勢
を調整し、車輪12によるその場での回頭や移動等のハ
ンドリングに際しての安全性、確実性を高めることがで
きる。また、成層圏プラットフォームを海上輸送し、あ
るいは海上で回収することを考慮すると、上記台車1
は、船体2を搭載したままで、あるいは台車1のみを、
回収支援船に搭載固定できる構造とすることが望まれ
る。
【0012】上記台車1と船体2との間には、その船体
2を台車1に対して固縛するための固縛手段を設けてい
る。図4及び図5は、船体2の周面における適宜固縛位
置に固縛手段の一部として付設される大型のパッチ構造
体20の構成を例示するものである。このパッチ構造体
20は、船体2を台車1に対して固縛するロープ21等
を係止させるためのもので、図4の(A)及び図5に示
すパッチ構造体20では、外表面がスムーズで空気抵抗
が小さい高強度シートからなるカバーシート22と、該
カバーシート22の裏面に貼着される環状の外端部24
aから中心に向かって伸びる多数のスポーク状連結部2
4bが設けられた輪状の連結部材24と、上記スポーク
の連結部24bの内端に係合する係留リング26とを備
えている。
【0013】上記カバーシート22は、その周囲の環状
貼着部22aが船体2のエンベロープ2aにおける固縛
位置に貼着されるものであり、その環状貼着部22aの
貼着部分により固縛に必要な力を支持するため、カバー
シート22自体が必要な大きさに形成され、このカバー
シート22の中心には、係留リング26の導出孔22b
が形成される。図示の例では、輪状の連結部材24の環
状の外端部24aをこのカバーシート22の裏面におけ
る環状貼着部22aの内側に貼着しているが、この環状
外端部24aは、エンベロープ2aにおける上記環状貼
着部22aの内側に貼着することもできる。
【0014】図4の(B)は、パッチ構造体20の他の
構成例を示すもので、このパッチ構造体20では、前記
輪状の連結部材24に代えて、多数の扇状の連結部材3
4を用い、それらの広幅の外端部34aを、カバーシー
ト22の裏面における環状貼着部22aの内側、あるい
は、エンベロープ2aにおける上記環状貼着部22aの
内側に貼着し、その外端部34aから内側に伸びる先細
の連結部34bの内端に係留リング26を係合させるよ
うにしている。また、図4の(C)に示すパッチ構造体
20では、連結部材44として、多数の帯状または線状
の連結部材44を放射状に、あるいは適当に編組して用
い、それらの外端部44aを、カバーシート22の裏面
における環状貼着部22aの内側、あるいは、エンベロ
ープ2aにおける上記環状貼着部22aの内側に貼着
し、その外端部44aから内側に伸びる連結部44bの
内端に係留リング26を係合させるようにしている。な
お、これらのパッチ構造体20のその他の構成は、図4
の(A)及び図5によって説明したところと変わるとこ
ろがないので、同一部分に同一の符号を付してそれらの
説明を省略する。
【0015】上記構成を有する成層圏プラットフォーム
の地上支援用の台車は、成層圏に打ち上げるために基地
格納庫等で調整、整備されたプラットフォームの船体2
を乗せて、該格納庫から引き出し、ランチャーとして打
ち上げ支援を行い、あるいは、プラットフォームを回収
後に基地に収容するためのもので、その台車自体がステ
アリング制御手段14の動作によりその場で回頭できる
ため、必要最小限度のスペースで船体2の方向転換及び
横風回避等を行うことが可能になる。また、船体に軽量
で高強度を有する固縛用のパッチ構造体20を設けてい
るので、パテン構造による場合よりも、巨大な船体2を
安全確実にハンドリングすることができ、しかも、上記
パッチ構造体20は、外表面がスムーズで空気抵抗が小
さいカバーシート22をエンベロープ2aに貼着するこ
とにより、軽量で船体への空気抵抗が可及的に小さくな
るように形成しているので、滞空時における風の抵抗を
できるだけ小さくすることができる。
【0016】さらに、台車1と船体2の固縛は、船体2
が軟式の膜構造であることから、船全体にストレスを分
散させて固縛を行う必要があり、そのため、船体に重量
のかさむパテンに代えて大型の軽量パッチ構造体20を
設け、そのカバーシート22の裏面に貼着された大径の
環状外端部24a等から中心に向かって伸びる多数のス
ポーク状連結部24b等の内端の係留リング26にロー
プ21を結合して固縛できるようにすることは、十分な
強度を持たせることができるので地上における軟式構造
の成層圏プラットフォームのハンドリングに有効である
ばかりでなく、その軟式構造の成層圏プラットフォーム
を極限的に軽量化するためにも有効なものである。
【0017】風に弱い飛行船を安全確実にハンガーアウ
トして打ち上げる場合などの飛行船のハンドリングにお
いて、最大の課題は、風に対する対応である。過去にお
いて飛行船が起こした事故の多くが、ハンガーアウトま
たはハンガーインの時、またはパテンによる一点係留時
にあったが、この種の事故を防止し、安全確実にハンド
リングし、成層圏往還を実現するには、風の状況判断を
適切に行うことは当然として、地上でのハンドリング中
の安全確保のために、台車1の構造と操作性、船体側の
パッチ構造体20の強度と安全性が問題になるが、上述
した地上支援用設備はこのような問題の解決に極めて有
効なものである。
【0018】
【発明の効果】以上に詳述した本発明によれば、飛行船
型成層圏プラットフォームの船体を台車に固縛し、その
台車自体をステアリング制御手段の動作によりその場で
回頭できるため、必要最小限度のスペースで船体の方向
転換及び横風回避等を行うことができ、また、船体には
軽量で高強度を有する固縛用のパッチ構造体を設けてい
るので、パテン構造による場合よりも巨大な船体を安全
確実にハンドリングすることができ、しかも、上記パッ
チ構造体を軽量で船体への空気抵抗が可及的に小さくな
るように形成しているので、軟式構造の成層圏プラット
フォームを極限的に軽量化するのに有効であるばかりで
なく、滞空時における風の抵抗をできるだけ小さくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る飛行船型成層圏プラットフォーム
及びその地上支援用設備の実施例を示す側面図である。
【図2】同実施例の後面図である。
【図3】同実施例の下面図である。
【図4】(A)ないし(C)は、上記成層圏プラットフ
ォームに設けるパッチ構造体の異なる構造例を示す正面
図である。
【図5】図4の(A)に示すパッチ構造体の拡大断面図
である。
【符号の説明】
1 台車 2 船体 2a エンベロープ 12 車輪 14 ステアリング制御手段 15 支持用構造物 15b 膜材 21 ロープ 22 カバーシート 22a 環状貼着部 22b 導出孔 24,34,44 連結部材 24a,34a,44a 外端部 24b,34b,44b 連結部 26 係留リング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月5日(1999.3.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巨大な飛行船型成
層圏プラットフォームを格納庫等から引き出し、あるい
は、そのプラットフォームを回収後に基地に収容するた
めに用いる地上支援用台車、及びその飛行船型成層圏プ
ラットフォームにおける上記台車への固縛に適した構造
等からなる地上支援用設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、低層で運用される飛行船は、経費
等の面から格納庫を保有しない例が多く、飛行船の船首
の一点を係留塔に繋ぎ、塔の周囲を風に任せて回転させ
る方式を採っている。そのため、飛行船は船首にバテン
と呼ぶ骨材を配置し、係留に要する力を船体に分散させ
ている。また、従来の大型硬式飛行船には、トロッコ状
の台車で飛行船を引き回す例があるが、地上移動は基本
的に機首係留によるものであり、そのため、バテンによ
り船首補強され、そのバテンにより引き回す方式が採用
されている。
【0003】このような低層で運用される飛行船に対
し、主として成層圏に滞留させて地球環境観測や電波中
継等に利用しようとする飛行船型成層圏プラットフォー
ムは、船体長が200〜300mに達する程度に非常に
巨大なものであり、そのため、軟式構造として極限の軽
量化を追求する必要があり、また、船首を回転中心とし
て旋回するスペースを含む基地の確保が不可能に近いも
のである。
【0004】このような軟式構造の巨大な成層圏プラッ
トフォームにおいては、構造上船首一点係留方式を採り
難く、また、船体を重くするバテン構造を採用すること
は困難であり、そのためバテン構造に代えて船全体にス
トレスを分散させる固縛(ラッシング)構造を採用する
必要がある。更に、狭いマヌーバリングスペースで船体
の方向転換及び横風回避等を行う必要があり、そのため
の手段を考慮する必要もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、飛行船型成
層圏プラットフォームにおける上記の問題を解消するた
めになされたもので、その技術的課題は、適宜回転中心
の回りにおいて船体を回頭させることができるコントロ
ール機能を持たせた地上支援用設備を提供することにあ
る。本発明の他の技術的課題は、船体が軟式の膜構造か
らなる飛行船型成層圏プラットフォームの固縛手段とし
て、船体の重量を大きくする前記バテンに代えて、軽量
で空気抵抗が小さく、船全体にストレスを分散させるこ
とができるようにしたパッチ構造体を含む地上支援用設
備を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の飛行船型成層圏プラットフォームの地上支援
用設備は、その船体を載置できる低床ボディーの台車を
備え、この台車には多数の車輪を設けて、その台車を任
意回転中心の回りにおいて旋回可能にするステアリング
制御手段を設け、上記台車と船体との間に、その船体を
台車に対して固縛するための固縛手段を設けたことを特
徴とするものである。
【0007】上記飛行船型成層圏プラットフォームにお
いては、船体の周面における固縛位置に船体の固縛手段
の一部として付設し、台車に対して固縛するロープ等を
係止させるパッチ構造体を、外表面がスムーズで空気抵
抗が小さい高強度シートからなり、周囲の環状貼着部が
船体のエンベロープに貼着され、中心に係留リングの導
出孔が形成されたカバーシートと、該シートの裏面また
はエンベロープにおける上記環状貼着部の内側に外端部
が貼着され、その外端部から中心に向かって伸びる多数
の連結部が設けられた連結部材と、上記連結部材の連結
部の内端に係合する係留リングとによって構成するのが
有効である。また、上記地上支援用設備においては、台
車上に、搭載船体の搭載高さを調節できる膜材を張設し
てなる支持用構造物を装備するのが望ましい。
【0008】上記構成を有する成層圏プラットフォーム
の地上支援用の台車は、成層圏に打ち上げるために基地
格納庫等で調整、整備されたプラットフォームを乗せ
て、格納庫から引き出し、ランチャーとして打ち上げ支
援を行い、あるいは、プラットフォームを回収後に基地
に収容するもので、その台車自体がステアリング制御手
段の動作によりその場で回頭できるため、必要最小限度
のスペースで船体の方向転換及び横風回避等を行うこと
が可能になり、また、船体に軽量で高強度を有する固縛
用のパッチ構造体を設けているので、バテン構造による
場合よりも巨大な船体を安全確実にハンドリングするこ
とができ、しかも、上記パッチ構造体を軽量で船体への
空気抵抗が可及的に小さくなるように形成しているの
で、軟式構造の成層圏プラットフォームを極限的に軽量
化するのに有効であるばかりでなく、滞空時における風
の抵抗をできるだけ小さくすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は、本発明に係る
飛行船型成層圏プラットフォーム及びその地上支援用設
備の実施例を示している。この地上支援用設備の主要部
を構成する台車1は、成層圏プラットフォームの船体2
を載置できる低床ボディーのもので、図ではこの台車1
を三つの台車部分10A,10B,10Cに分割して、
それらをコネクティングロッド11により一体に連結し
た場合を示しているが、これらの台車部分10A〜10
Cに分割することは本質的に必要ではなく、また、さら
に他数の台車部分に分割することもできる。上記台車1
は、成層圏プラットフォームの船体2を収容する格納庫
等の開口サイズのぎりぎりの車幅を持たせて構成され、
また、全部または一部の台車部分にアウトリガー16を
設置するなどにより、風による転倒モーメントに耐える
構造とすることが望まれる。
【0010】上記台車部分10A〜10Cには、それぞ
れ多数の車輪12を設け、それらの車輪12の一部に駆
動装置13を設けて、その動力により車輪12を回転駆
動可能にし、また、少なくともそれらの車輪12の一部
に、台車1を任意回転中心の回りにおいて旋回可能にす
るステアリング制御手段14を設けている。このステア
リング制御手段14は、台車1の車輪12の方向を転向
させ、台車1を任意の方向に直進させたり、特定の点、
例えば台車1の略中心位置等を回転中心として船体2を
回頭させたりするものであり、コンピュータ等を利用し
て各車輪12の向きを制御可能にすることにより、台車
1に各種走行態様についてのコントロール機能を持たせ
ることができる。なお、台車1の一定方向への走行及び
回頭動作は、台車自体の走行機能によることなく、トレ
ーラによる牽引を行うこともできる。
【0011】上記台車部分10A〜10Cには、必要に
応じて搭載船体2の搭載高さを部分的に調節できるよう
にするため、図2に示すように、支持部材15a間に張
設した膜材15bによって船体2を支持する支持用構造
物15を装備している。これにより、船体2の支持姿勢
を調整し、車輪12によるその場での回頭や移動等のハ
ンドリングに際しての安全性、確実性を高めることがで
きる。また、成層圏プラットフォームを海上輸送し、あ
るいは海上で回収することを考慮すると、上記台車1
は、船体2を搭載したままで、あるいは台車1のみを、
回収支援船に搭載固定できる構造とすることが望まれ
る。
【0012】上記台車1と船体2との間には、その船体
2を台車1に対して固縛するための固縛手段を設けてい
る。図4及び図5は、船体2の周面における適宜固縛位
置に固縛手段の一部として付設される大型のパッチ構造
体20の構成を例示するものである。このパッチ構造体
20は、船体2を台車1に対して固縛するロープ21等
を係止させるためのもので、図4の(A)及び図5に示
すパッチ構造体20では、外表面がスムーズで空気抵抗
が小さい高強度シートからなるカバーシート22と、該
カバーシート22の裏面に貼着される環状の外端部24
aから中心に向かって伸びる多数のスポーク状連結部2
4bが設けられた輪状の連結部材24と、上記スポーク
の連結部24bの内端に係合する係留リング26とを備
えている。
【0013】上記カバーシート22は、その周囲の環状
貼着部22aが船体2のエンベロープ2aにおける固縛
位置に貼着されるものであり、その環状貼着部22aの
貼着部分により固縛に必要な力を支持するため、カバー
シート22自体が必要な大きさに形成され、このカバー
シート22の中心には、係留リング26の導出孔22b
が形成される。図示の例では、輪状の連結部材24の環
状の外端部24aをこのカバーシート22の裏面におけ
る環状貼着部22aの内側に貼着しているが、この環状
外端部24aは、エンベロープ2aにおける上記環状貼
着部22aの内側に貼着することもできる。
【0014】図4の(B)は、パッチ構造体20の他の
構成例を示すもので、このパッチ構造体20では、前記
輪状の連結部材24に代えて、多数の扇状の連結部材3
4を用い、それらの広幅の外端部34aを、カバーシー
ト22の裏面における環状貼着部22aの内側、あるい
は、エンベロープ2aにおける上記環状貼着部22aの
内側に貼着し、その外端部34aから内側に伸びる先細
の連結部34bの内端に係留リング26を係合させるよ
うにしている。また、図4の(C)に示すパッチ構造体
20では、連結部材44として、多数の帯状または線状
の連結部材44を放射状に、あるいは適当に編組して用
い、それらの外端部44aを、カバーシート22の裏面
における環状貼着部22aの内側、あるいは、エンベロ
ープ2aにおける上記環状貼着部22aの内側に貼着
し、その外端部44aから内側に伸びる連結部44bの
内端に係留リング26を係合させるようにしている。な
お、これらのパッチ構造体20のその他の構成は、図4
の(A)及び図5によって説明したところと変わるとこ
ろがないので、同一部分に同一の符号を付してそれらの
説明を省略する。
【0015】上記構成を有する成層圏プラットフォーム
の地上支援用の台車は、成層圏に打ち上げるために基地
格納庫等で調整、整備されたプラットフォームの船体2
を乗せて、該格納庫から引き出し、ランチャーとして打
ち上げ支援を行い、あるいは、プラットフォームを回収
後に基地に収容するためのもので、その台車自体がステ
アリング制御手段14の動作によりその場で回頭できる
ため、必要最小限度のスペースで船体2の方向転換及び
横風回避等を行うことが可能になる。また、船体に軽量
で高強度を有する固縛用のパッチ構造体20を設けてい
るので、バテン構造による場合よりも、巨大な船体2を
安全確実にハンドリングすることができ、しかも、上記
パッチ構造体20は、外表面がスムーズで空気抵抗が小
さいカバーシート22をエンベロープ2aに貼着するこ
とにより、軽量で船体への空気抵抗が可及的に小さくな
るように形成しているので、滞空時における風の抵抗を
できるだけ小さくすることができる。
【0016】さらに、台車1と船体2の固縛は、船体2
が軟式の膜構造であることから、船全体にストレスを分
散させて固縛を行う必要があり、そのため、船体に重量
のかさむバテンに代えて大型の軽量パッチ構造体20を
設け、そのカバーシート22の裏面に貼着された大径の
環状外端部24a等から中心に向かって伸びる多数のス
ポーク状連結部24b等の内端の係留リング26にロー
プ21を結合して固縛できるようにすることは、十分な
強度を持たせることができるので地上における軟式構造
の成層圏プラットフォームのハンドリングに有効である
ばかりでなく、その軟式構造の成層圏プラットフォーム
を極限的に軽量化するためにも有効なものである。
【0017】風に弱い飛行船を安全確実にハンガーアウ
トして打ち上げる場合などの飛行船のハンドリングにお
いて、最大の課題は、風に対する対応である。過去にお
いて飛行船が起こした事故の多くが、ハンガーアウトま
たはハンガーインの時、またはバテンによる一点係留時
にあったが、この種の事故を防止し、安全確実にハンド
リングし、成層圏往還を実現するには、風の状況判断を
適切に行うことは当然として、地上でのハンドリング中
の安全確保のために、台車1の構造と操作性、船体側の
パッチ構造体20の強度と安全性が問題になるが、上述
した地上支援用設備はこのような問題の解決に極めて有
効なものである。
【0018】
【発明の効果】以上に詳述した本発明によれば、飛行船
型成層圏プラットフォームの船体を台車に固縛し、その
台車自体をステアリング制御手段の動作によりその場で
回頭できるため、必要最小限度のスペースで船体の方向
転換及び横風回避等を行うことができ、また、船体には
軽量で高強度を有する固縛用のパッチ構造体を設けてい
るので、バテン構造による場合よりも巨大な船体を安全
確実にハンドリングすることができ、しかも、上記パッ
チ構造体を軽量で船体への空気抵抗が可及的に小さくな
るように形成しているので、軟式構造の成層圏プラット
フォームを極限的に軽量化するのに有効であるばかりで
なく、滞空時における風の抵抗をできるだけ小さくする
ことができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
フロントページの続き (72)発明者 高草木 常 彦 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 杉 本 洋 東京都渋谷区上原1−7−15 株式会社ス カイピア内 Fターム(参考) 3D050 AA11 AA32 BB01 BB22 DD03 EE03 EE11 GG01 KK02 KK03 KK12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】飛行船型成層圏プラットフォームの船体を
    載置できる低床ボディーの台車を備え、 この台車には多数の車輪を設けて、その台車を任意回転
    中心の回りにおいて旋回可能にするステアリング制御手
    段を設け、 上記台車と船体との間に、その船体を台車に対して固縛
    するための固縛手段を設けた、ことを特徴とする飛行船
    型成層圏プラットフォームの地上支援用設備。
  2. 【請求項2】船体の周面における固縛位置に船体の固縛
    手段の一部として付設し、台車に対して固縛するロープ
    等を係止させるパッチ構造体を、 外表面がスムーズで空気抵抗が小さい高強度シートから
    なり、周囲の環状貼着部が船体のエンベロープに貼着さ
    れ、中心に係留リングの導出孔が形成されたカバーシー
    トと、 該シートの裏面またはエンベロープにおける上記環状貼
    着部の内側に外端部が貼着され、その外端部から中心に
    向かって伸びる多数の連結部が設けられた連結部材と、 上記連結部材の連結部の内端に係合する係留リングと、
    によって構成した、ことを特徴とする請求項1に記載の
    飛行船型成層圏プラットフォームの地上支援用設備。
  3. 【請求項3】台車上に、搭載船体の搭載高さを調節でき
    る膜材を張設してなる支持用構造物を装備した、ことを
    特徴とする請求項1または2に記載の飛行船型成層圏プ
    ラットフォームの地上支援用設備。
JP04215699A 1999-02-19 1999-02-19 飛行船型成層圏プラットフォームの地上支援用設備 Expired - Lifetime JP3588650B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04215699A JP3588650B2 (ja) 1999-02-19 1999-02-19 飛行船型成層圏プラットフォームの地上支援用設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04215699A JP3588650B2 (ja) 1999-02-19 1999-02-19 飛行船型成層圏プラットフォームの地上支援用設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000238698A true JP2000238698A (ja) 2000-09-05
JP3588650B2 JP3588650B2 (ja) 2004-11-17

Family

ID=12628097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04215699A Expired - Lifetime JP3588650B2 (ja) 1999-02-19 1999-02-19 飛行船型成層圏プラットフォームの地上支援用設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3588650B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100442887B1 (ko) * 2001-09-17 2004-08-09 한국과학기술연구원 부양기구와 차륜의 복합 이동장치와 그 장치가 구비된원격안내용 로봇 및 제어방법
CN103332083B (zh) * 2013-06-13 2016-05-25 李彦征 气囊安全运输工具
CN108891576A (zh) * 2018-07-13 2018-11-27 陕西铁鹰特种车有限公司 用于大型飞艇放飞系留装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111605469B (zh) * 2020-05-12 2021-07-30 天峋创新(北京)科技有限公司 一种小型无人直升机的陆地滑撬结构

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100442887B1 (ko) * 2001-09-17 2004-08-09 한국과학기술연구원 부양기구와 차륜의 복합 이동장치와 그 장치가 구비된원격안내용 로봇 및 제어방법
CN103332083B (zh) * 2013-06-13 2016-05-25 李彦征 气囊安全运输工具
CN108891576A (zh) * 2018-07-13 2018-11-27 陕西铁鹰特种车有限公司 用于大型飞艇放飞系留装置
CN108891576B (zh) * 2018-07-13 2023-10-27 陕西铁鹰特种车有限公司 用于大型飞艇放飞系留装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3588650B2 (ja) 2004-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4402479A (en) Small tethered aerostat relocatable system
US9802690B2 (en) Cargo airship
EP2421757B1 (en) Systems and methods for recovering and controlling post-recovery motion of unmanned aircraft
US6527223B1 (en) Platform-type airship
EP1772375B1 (en) Airship retrieval system
KR100311671B1 (ko) 공기보다 가벼운 항공기용 도킹시스템
EP0784565B1 (en) A mooring tower assembly for a lighter-than-air vehicle
CA2516938A1 (en) Air vehicle
US20120181380A1 (en) System for providing a rapidly elevated aerostat platform
US5516065A (en) Landing and anchoring mechanism for an airship
JP3339686B2 (ja) 貨物と乗客の搬送のための飛行船
US8403260B2 (en) Airship handling devices and associated systems and methods
JP2000238698A (ja) 飛行船型成層圏プラットフォームの地上支援用設備
EP0088460B1 (en) Aircraft having buoyant gas balloon
GB2098951A (en) Launching a tethered sail for marine and other uses
JP2000159198A (ja) 大型飛行船回収システム及びそれを用いた飛行船回収方法
JP3952126B2 (ja) 飛行船の発進方法及び飛行船発進装置
RU2783321C1 (ru) Устройство грузовой зоны дирижабля
AU2015275315B2 (en) Systems and methods for recovering and controlling post-recovery motion of unmanned aircraft
RU2058910C1 (ru) Причальное устройство для летательного аппарата легче воздуха
CA1168643A (en) Aircraft having buoyant gas balloon
JPH034640Y2 (ja)
Christoforato et al. A new airship ground handling system that works
DK201770541A1 (en) A transport method and an air transport assembly

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040430

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070827

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120827

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term