JP2000237161A - 磁気共鳴イメージング用マーカー、磁気共鳴イメージング用位置検出器及び磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング用マーカー、磁気共鳴イメージング用位置検出器及び磁気共鳴イメージング装置

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JP2000237161A
JP2000237161A JP11040327A JP4032799A JP2000237161A JP 2000237161 A JP2000237161 A JP 2000237161A JP 11040327 A JP11040327 A JP 11040327A JP 4032799 A JP4032799 A JP 4032799A JP 2000237161 A JP2000237161 A JP 2000237161A
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magnetic resonance
signal
markers
resonance imaging
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Yoshiaki Hamamura
良紀 濱村
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MR信号増強のオン・オフ制御が可能なマー
カー、MR装置の観測領域内における位置と方向を容易
に検出可能な検出器及びそのような検出器を用いたMR
I装置を提供する。 【解決手段】 MR信号を発する物質を封入したマーカ
ー20と、ラーモア周波数で共振する共振回路を構成す
るコイル12とコンデンサ14と、共振回路のオン・オ
フを制御するダイオード16からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気共鳴イメージ
ング(以下、MRIとする。)用マーカー、MRI用位
置検出器及びMRI装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より手術中の被検体から断層像を得
ることができるMRI装置が提案されている。これは、
被検体が入るMRIの磁界の周囲に、術者が被検体にア
クセスするための空間を設けて、手術の進行中に所望の
MRI画像を収集することを可能とするものである。
【0003】また、このようなMRI装置の磁気シール
ド内で使用可能な超音波診断装置も提案されている。そ
して、各装置が収集する断層画像の相互の位置関係を把
握可能とするため、術者が自由にプローブを操りながら
被検体の断層像を観察可能であり、かつプローブの位置
と方向とを検出可能な検出手段を有する装置が提案され
ている(特開平9−24034)。
【0004】また、被検体内に挿入されたカテーテル等
の器具の位置を監視するために磁気共鳴信号を用いた追
跡システムも提案されている(特開平6−1490
5)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
プローブの位置及び方向を検出可能な検出手段を有する
装置においては、方向検出の機構が単純とは言い難く、
プローブの動きを制限してしまう等の問題点があった。
また、前記の追跡システムにおいては、カテーテル等の
器具の位置のみ検出可能であって、方向は検出できない
という問題点があった。
【0006】以上の問題点に鑑み、本発明の目的は、M
RI装置の磁気シールド内でプローブ等の器具の位置及
び方向を容易かつ正確に検出可能な検出器を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次の構成を有する。すなわち、請求項1記
載の磁気共鳴イメージング用マーカーは、磁気共鳴信号
を発生するマーカー物質と、前記物質の発生する磁気共
鳴信号の強度を制御する制御手段と、を具備することを
要旨とする。
【0008】磁気共鳴信号(以下、MR信号とする。)
を発生するマーカー物質とは、その物質の原子核を構成
する陽子又は中性子のいずれか少なくとも一方が奇数個
であることにより、原子核が磁気モーメントを有する物
質を言う。前記条件を満たす物資としては、例えば
1H、19F、23Na、31P等が挙げられるが、現在MR
Iにおいて画像化の対象となっているのは、1Hが一般
的である。その理由は、生体中に豊富に含まれ、また感
度が高いため、もっともMR信号を検出し易いためであ
る。
【0009】MR信号の強度を制御する手段としは、例
えば、マーカー物質のラーモア周波数で共振する、並列
共振回路、直列共振回路等が挙げられる。かかる共振回
路をオン・オフ制御することにより、MR信号の強度を
制御することができる。共振回路のオン・オフ制御手段
としては、共振回路に並列にダイオードを接続し、この
ダイオードに順方向に電圧を加えることにより共振回路
をオフ状態とし、逆方向に電圧を加えることにより共振
回路をオン状態とする手段や、FET(fieldeffect tr
ansistor)で構成されたRF(radio frequency)スイ
ッチを駆動してオン・オフ制御する手段などが適用でき
る。
【0010】請求項1記載のマーカーでは、マーカー物
質が発生するMR信号の強度、及びMRI装置のMR信
号検出感度を適当に選択することにより、信号増強時の
みMR信号がMRI装置に検出され、信号非増強時には
MR信号がMRI装置に検出されないようにすることが
できる。
【0011】また、請求項2記載の磁気共鳴イメージン
グ用位置検出器は、請求項1に記載のマーカーを少なく
とも3つ具備することを要旨とする。
【0012】請求項2記載の検出器は、請求項1記載の
マーカーを少なくとも3つ備えるため、それらマーカー
のいずれか1つについてのみ信号を増強し、増強された
信号のみをMRI装置で検出することができる。第1の
マーカーのみ検出可能として、第1のマーカーの空間座
標を求め、次に第2のマーカーのみ検出可能として、第
2のマーカーの空間座標を求め、さらに第3のマーカー
のみ検出可能として、第3のマーカーの空間座標を求め
ることにより、3つのマーカーの空間座標を、他のマー
カーの影響を受けることなく、求めることができ、それ
ら3つのマーカーの全てが含まれる唯一の平面を特定す
ることができる。このため、それら3つのマーカーを備
える位置検出器の位置及び方向を、簡易かつ迅速に求め
ることができる。
【0013】また、請求項3記載の磁気共鳴イメージン
グ用位置検出器は、異なる磁気共鳴信号を発生する少な
くとも3つのマーカーを具備することを要旨とする。
【0014】磁気モーメントの異なるマーカー物質を使
用する、又はマーカー物質の量を異ならせることによ
り、各マーカーの発生する磁気共鳴信号を異ならせるこ
とができる。
【0015】請求項3記載の検出器では、各マーカーが
発生する磁気共鳴信号が異なるため、すべてのマーカー
が磁気共鳴信号を発生している状態であっても、各マー
カーの位置を検出することができる。
【0016】また、請求項4記載の磁気共鳴イメージン
グ装置は、請求項1に記載のマーカー又は請求項2若し
くは3に記載の検出器を具備することを要旨とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明をする。図1は、本発明の第1実施形態
のマーカーの概略を示す図である。
【0018】マーカー20は、たとえば直径5mmの球
状の内容積をもつ樹脂容器にオイルなどMR信号を発す
る物質を封入して作成する。マーカー20のそばにはラ
ーモア周波数で共振する共振回路を設置しマーカー20
からの信号を強調する。共振回路は、コイル12とコン
デンサ14から構成される。PINダイオード16は、
共振回路と並列に接続される。チョークコイル18は、
高周波電流の流れ込みを阻止している。
【0019】マーカー20から発せられるMR信号の強
度を制御することにより、効率良いマーカー検出が可能
となる。これを実現するためにマーカー20のそばに設
置される共振回路をオン・オフ制御する。PINダイオ
ード16へ加える電圧の向きを切り替えることによっ
て、共振回路をオン・オフ制御できる。具体的には、P
INダイオード16へ順方向の電圧を加えることにより
共振回路をオフとし、PINダイオード16へ逆方向の
電圧を加えることにより共振回路をオンとすることがで
きる。共振回路オフ時にマーカー20から発せられるM
R信号は、弱い。このためオフ時にはMR信号はMRI
装置の検出コイル(図示せず)に検出されない。一方、
共振回路オン時は、マーカー20から発せられるMR信
号は共振によって強められ、MRI装置で検出可能とな
る。このように、共振回路のオン・オフを制御し、MR
信号の強弱を制御することにより、MRI装置によるマ
ーカー20の検出・非検出を制御することができる。
【0020】超音波(以下、USとする。)診断装置で
観察しながらバイオプシーを実施する場合を例にとり第
2実施形態を説明する。US診断装置で観察しながらバ
イオプシーを実施する場合に、MRI装置でもモニター
すると、US診断装置でモニターしていない断面をMR
I装置により画像化できる、という利点がある。
【0021】図2は、MRI装置とUS診断装置の厚さ
方向の観測領域の違いを示す図である。そして、線2は
MRI装置による厚さ方向の観測領域、線4はUS診断
装置による厚さ方向の観測領域、10はUSプローブを
示す。同図に示すように、MRI装置による観測領域は
線4で囲まれる範囲であり、この観測領域の厚さは任意
に設定できる。一方、US診断装置による観測領域は線
2で挟まれる範囲であり、観測領域の厚さを任意に設定
することはできない。このため、US診断装置では困難
な断面の厚さ方向の管理が、MRI装置を使用すること
により容易にできる、という利点もある。
【0022】図3は、本発明の第2実施形態の位置検出
器の概略を示す図である。10はUSプローブ、20は
マーカー、21はバイオプシー用の針を示す。本実施形
態では、USプローブ10にMR信号を発するマーカー
20を埋設しているが、USプローブ10の表面にマー
カー20を張り付けても良い。MRI装置を用いてUS
プローブ10の位置のみを特定するのであれば、マーカ
ー20は1つあれば良い。しかし、USプローブ10の
向きも特定するためには、マーカー20は3個所以上必
要となる。マーカー20が2個以下では、それらマーカ
ー20を含む面は複数存在してしまうため、USプロー
ブ10の向きを特定することができない。しかし、マー
カー20が3個以上あれば、それらマーカー20を全て
含む面は1つしか存在し得ないため、USプローブ10
の向きを特定することができる。
【0023】マーカー20の位置を検出するために、直
交する3方向からのプロジェクションデータを収集す
る。このデータをもとに各マーカー20の位置を検出
し、USプローブ10の向きを特定する。1個のマーカ
ーしか存在しない場合は、直交する3方向から1プロジ
ェクションずつデータを収集すれば、1個のマーカーの
空間座標を検出できる。しかし、複数のマーカーが存在
する場合に、直交する3方向から1プロジェクションず
つデータを収集しても、各マーカーの空間座標を特定す
ることはできない。
【0024】複数のマーカー20のそれぞれの空間座標
を検出するには、1個のマーカーの信号のみMRI装置
により検出され、他のマーカーの信号は検出されないと
いう状況下で、各マーカーについて3方向から1プロジ
ェクションずつデータを収集する必要がある。
【0025】1個のマーカーの信号のみを強める方法と
しては、各マーカーに図1に示すようなコイル12、コ
ンデンサ14からなる共振回路を設け、これをPINダ
イオード16等を用いてオン・オフ制御する等の方法が
挙げられる。なお、これらオン・オフ制御可能なマーカ
ーを、以下では能動的マーカーと称する。
【0026】オン状態のマーカーについて3方向からの
プロジェクションデータを収集し、空間座標を特定す
る。これをマーカー20の各々について繰り返す。3個
のマーカー20のそれぞれについて、3方向のプロジェ
クションデータを収集する必要があるため、3個のマー
カー20の全てについて空間座標を特定するにはプロジ
ェクションデータを9回収集する。しかし、分解能に応
じて32〜256回のデータ収集が必要な画像撮影をし
て空間座標を特定する場合に比べれば十分高速である。
【0027】なお、1個のマーカーをオフとし、残りの
2個のマーカーをオンとするなど、前記以外の方法も適
用可能である。
【0028】図4は、マーカーの発する信号を増強した
時又は増強しなかった時に得られるデータ等の概略を示
す図である。Aはすべてのマーカー20の信号非増強時
に得られるデータ、Bはマーカー20aの信号のみ増強
した時に得られるデータ、Cはマーカー20bの信号の
み増強したときに得られるデータを示す。
【0029】同図に示すように、マーカー20aの信号
のみ増強した時のデータBから、全てのマーカーの信号
を増強しない時のデータAを差し引くと、マーカー20
aからの信号だけを得ることができる(B−A)。同様
にして、マーカー20bの信号のみ増強した時のデータ
Cから、全てのマーカーの信号を増強しない時のデータ
Aを差し引くと、マーカー20bからの信号だけを得る
ことができる(C−A)。このように被検体からの信号
を消し去ることによって得られる各マーカー20からの
信号に対し、適当なしきい値を設けると、ひとつのプロ
ジェクションから1次元方向のマーカーの位置(例え
ば、X軸に対するマーカーのX座標)を特定することが
できる。そして、3方向からのプロジェクションデータ
から、3次元空間におけるマーカーの絶対位置を判別す
ることができる。
【0030】このように、全てのマーカーの信号を増強
しないときのデータを基準データとして使用することに
より、検出の精度は高くなる。
【0031】図3に示すような、プローブ10の3個の
マーカー20のそれぞれの位置から、それらマーカー2
0の全てを含む唯一の面が特定される。3個のマーカー
20の全てが含まれる面とUSプローブ10の観測面を
予め一致させておけば、3個のマーカー20の位置か
ら、USプローブ10が観測している面を特定すること
できる。USプローブ10が観測している面についてM
R撮影する場合は、3個のマーカー20の全てが含まれ
る面をMRI装置により撮影すれば良い。また、USプ
ローブ10の観測面と直交する面をMRI装置により撮
影する場合は、3個のマーカー20の全てが含まれる面
と直交する面をMRI装置により撮影すれば良い。
【0032】図5は、US診断装置とMRI装置とで同
一断面を撮影した場合の概要を示す図である。両装置で
同一断面を撮影している間は、MRI画像には所定の個
数だけマーカー20が写っている。そして、各マーカー
20の3次元空間における絶対位置もMRI装置により
検出できる。
【0033】リアルタイムにMRI撮影を続けている
間、MRI装置は所定の位置にマーカー20があること
を監視し続ける。USプローブ10を動かしたことによ
り、マーカー20がMRIのモニター画面の外へ出てし
まったときには、再度3つのマーカー20のそれぞれに
対し3方向からプロジェクションを実施し、3つのマー
カー20の絶対位置を検出する。
【0034】この際、マーカー20は、もとあった位置
から大きくはずれていないという知識を利用できるの
で、捜索範囲は狭く、短時間に精度よく検出できる。な
お、便宜上、プローブ10を点線で図示したが、実際に
はプローブ10はMRIモニター画面には写らない。
【0035】マーカー20のそばに配されるコイル12
は、マーカー20の発するMR信号を増強する機能のみ
ならず、マーカー20の発するMR信号を検出する機能
を有しても良い。この場合には、マーカー20の発する
信号を検出するコイル12及び被検体の発する信号を検
出するコイル(図示せず)は、アレイコイルとしても良
いし、スイッチャブルコイルとしても良い。
【0036】次に、図3に基づいて第3実施形態を説明
する。また、第2実施形態と同じくUSプローブにマー
カーを配置した位置検出器を例に述べる。マーカー20
は、第2実施形態と同様に、たとえば直径5mmの球状
の内容積をもつ樹脂容器にオイルなどMR信号を発する
物質を封入して作成する。
【0037】本実施形態では、各マーカー20は、異な
る磁気共鳴信号を発生するものとする。具体的には、磁
気モーメントの異なるマーカー物質を使用する、マーカ
ー20内のマーカー物質の量を異ならせる等により、各
マーカー20の発生する磁気共鳴信号を異ならせる。
【0038】各マーカー20が発生する磁気共鳴信号が
異なるため、すべてのマーカー20が磁気共鳴信号を発
生している状況下であっても、各マーカー20の位置を
検出することができる。従って、検出対象であるか否か
に応じて、マーカーから発せられるMR信号をMRI装
置で検出可能な強度にまで増強したり、しなかったりと
いう切り替えをする必要がない。このため、図1に示す
ダイオード16やチョークコイル18等が不要となり、
位置検出器は簡略化される。
【0039】また、マーカー20内にMRI装置により
検出可能な強度の信号を発するに充分な量のマーカー物
質を封入すれば、マーカー20の信号強度を増強する手
段も必須ではない。このため、図1に示すコイル12や
コンデンサ14により構成される共振回路等も必須では
なくなり、位置検出器はより一層簡略化される。
【0040】各マーカー20のMR信号強度が異なるの
で、一組(3方向)のプロジェクションデータから、3
個のマーカーの位置を検出することができる。つまり、
各マーカー毎に3方向のプロジェクションを必要とする
第2実施形態に比し、プロジェクション数が少なくて済
む。
【0041】また、低速ではあるが、プロジェクション
より確実な方法は、プローブを含む空間で、2D(2次
元)マルチスライスか3D(3次元)の画像を撮影する
ことである。また、各マーカーが発するMR信号の違い
が強調されるように、励起用高周波パルスのパルスシー
ケンスを選択することが好ましい。例えば、マーカー2
0aのスピン縦緩和時間T1aが短く、マーカー20b
のスピン縦緩和時間T1bが長い場合は、T1aよりわず
かに長くかつT1bよりかなり短い周期で励起用高周波
パルスを照射することにより、マーカー20aについて
は縦緩和が観測できるが、マーカー20bについては縦
緩和が観測されないという状態にしうる。
【0042】なお、マーカーの写っている画像、例えば
Maximum Intensity Projection画像(以下、MIP画像
とする。)をモニター画面に表示し、オペレータがマー
カーと判断した画像上の各位置をマウスを用いてクリッ
クし、その情報からマーカーの位置を特定しても良い。
マーカーが3個存在する場合は、3カ所クリックするこ
とになる。この際、3方向からのMIP画像をオペレー
タへ提示しても良いが、オペレータの入力は1方向の画
像についてのみ行えば十分で、奥行き方向の位置は自動
判別するようにすることもできる。
【0043】以上、USプローブによるバイオプシーを
例にとって、本発明の実施形態を説明した。しかし、本
発明は、普通の超音波プローブ、体腔内USプローブ、
内視鏡、超音波結石破砕装置、超音波ホットナイフ、外
科用器具など、様々な物の位置と向きを検出することに
使用できる。
【0044】また、第3実施形態においては、制御回路
のみならず、共振回路を設置しなくても良い。従って、
第2実施形態に比し、小型化することが可能である。こ
のため、内視鏡や体腔内USプローブなど体腔内に挿入
するためにスペースが限られる装置に対して特に有効で
ある。
【0045】
【発明の効果】マーカーの発するMR信号の強度を制御
することにより、所望のマーカーのみを検出可能とする
ことができる。
【0046】また、3次元空間における各マーカーの位
置を検出することにより、それらマーカーを配置された
器具の位置と向きを容易に特定することができる。
【0047】さらに、能動的なマーカーを用いれば、前
記のようにクリアな信号を受信でき、一方、受動的なマ
ーカーを用いた場合は、小さな器具についても位置と向
きを容易に特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るマーカーを示す
図。
【図2】US診断装置とMRI装置の厚さ方向の観測領
域の違いを示す図。
【図3】本発明の第2、3実施形態に係る位置検出器を
示す図。
【図4】マーカーの発する信号を増強した時又は増強し
なかった時に得られるデータ等の概略を示す図
【図5】US診断装置とMRI装置とで同一断面を撮影
した場合の概要を示す図。
【符号の説明】
10 USプローブ 12 コイル 14 コンデンサ 16 ダイオード 18 チョークコイル 20 マーカー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気共鳴信号を発生するマーカー物質
    と、 前記物質の発生する磁気共鳴信号の強度を制御する制御
    手段と、 を具備することを特徴とする磁気共鳴イメージング用マ
    ーカー。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマーカーを少なくとも
    3つ具備することを特徴とする磁気共鳴イメージング用
    位置検出器。
  3. 【請求項3】 異なる磁気共鳴信号を発生する少なくと
    も3つのマーカーを具備することを特徴とする磁気共鳴
    イメージング用位置検出器。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のマーカー又は請求項2
    若しくは3に記載の検出器を具備することを特徴とする
    磁気共鳴イメージング装置。
JP11040327A 1999-02-18 1999-02-18 磁気共鳴イメージング用マーカー、磁気共鳴イメージング用位置検出器及び磁気共鳴イメージング装置 Pending JP2000237161A (ja)

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