JP2000233997A - 引き上げ法による単結晶の製造装置 - Google Patents
引き上げ法による単結晶の製造装置Info
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- JP2000233997A JP2000233997A JP2000017873A JP2000017873A JP2000233997A JP 2000233997 A JP2000233997 A JP 2000233997A JP 2000017873 A JP2000017873 A JP 2000017873A JP 2000017873 A JP2000017873 A JP 2000017873A JP 2000233997 A JP2000233997 A JP 2000233997A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 組成制御の難しい単結晶を二重坩堝を用いて
製造するための引き上げ法による単結晶の製造装置の開
発。 【構成】 引き上げ法による単結晶育成装置において、
内側坩堝の底に外側坩堝から内側坩堝に通じる穴を設け
た二重坩堝と、坩堝を加熱する手段と、二重坩堝を種結
晶の回転方向と反対方向へ回転させる手段と、内側坩堝
内の融液から引き上げ法により育成される結晶の成長重
量を測定する結晶重量モニター手段と、該結晶重量モニ
ター手段による測定値に基づいて結晶化した成長量に見
合った量の原料粉末を外側坩堝の融液の表面に自動的に
供給する原料供給システム、とからなる。この装置は、
Li2O/(Nb2O5+Li2O)のモル分率が0.49
5〜0.50のニオブ酸リチウム単結晶の製造に適す
る。
製造するための引き上げ法による単結晶の製造装置の開
発。 【構成】 引き上げ法による単結晶育成装置において、
内側坩堝の底に外側坩堝から内側坩堝に通じる穴を設け
た二重坩堝と、坩堝を加熱する手段と、二重坩堝を種結
晶の回転方向と反対方向へ回転させる手段と、内側坩堝
内の融液から引き上げ法により育成される結晶の成長重
量を測定する結晶重量モニター手段と、該結晶重量モニ
ター手段による測定値に基づいて結晶化した成長量に見
合った量の原料粉末を外側坩堝の融液の表面に自動的に
供給する原料供給システム、とからなる。この装置は、
Li2O/(Nb2O5+Li2O)のモル分率が0.49
5〜0.50のニオブ酸リチウム単結晶の製造に適す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単結晶、特にニオ
ブ酸リチウム(LiNbO3)(以下LNと略記する)
単結晶の製造に適する引き上げ法による単結晶製造装置
に関するものである。
ブ酸リチウム(LiNbO3)(以下LNと略記する)
単結晶の製造に適する引き上げ法による単結晶製造装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LN単結晶の相図は古くから知られてお
り、従来、組成の均質性の高いLN単結晶を製造するた
めには、結晶と融液が同じ組成で平衡共存する一致溶融
(コングルエント)組成であるLi2O/(Nb2O5+
Li2O)のモル分率が0.485の融液から回転引き
上げ法で育成されていた。
り、従来、組成の均質性の高いLN単結晶を製造するた
めには、結晶と融液が同じ組成で平衡共存する一致溶融
(コングルエント)組成であるLi2O/(Nb2O5+
Li2O)のモル分率が0.485の融液から回転引き
上げ法で育成されていた。
【0003】育成されたアズグロウンLN単結晶は多分
域状態となっているため、育成後の結晶をキュリー温度
である約1150℃以上に加熱した状態で結晶のZ軸方
向に電圧を印加し、単一分域化した後、結晶を冷却する
ポーリングという処理を施されていた。単一分域化処理
された結晶は所定の大きさに加工された後、各種用途に
使用されていた。
域状態となっているため、育成後の結晶をキュリー温度
である約1150℃以上に加熱した状態で結晶のZ軸方
向に電圧を印加し、単一分域化した後、結晶を冷却する
ポーリングという処理を施されていた。単一分域化処理
された結晶は所定の大きさに加工された後、各種用途に
使用されていた。
【0004】これまで、電気光学結晶であるLN単結晶
の光誘起屈折率変化は、結晶にFe、Mn、Cu等の遷
移金属を添加することで光感度及び回折効率がさらに向
上することが知られていた。
の光誘起屈折率変化は、結晶にFe、Mn、Cu等の遷
移金属を添加することで光感度及び回折効率がさらに向
上することが知られていた。
【0005】また、遷移金属を添加しない一致溶融組成
のLN単結晶は、ホログラム回折効率が極端に低いため
これら応用には適さず、従来は一致融液組成のLN単結
晶に数百ppmのFeを添加した結晶が製造され、レー
ザー光の応用技術に使用されていた。
のLN単結晶は、ホログラム回折効率が極端に低いため
これら応用には適さず、従来は一致融液組成のLN単結
晶に数百ppmのFeを添加した結晶が製造され、レー
ザー光の応用技術に使用されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】可視光のレーザー光を
用いて単結晶内に三次元ホログラムを書き込む光レーザ
ー装置に用いる単結晶として、遷移金属を添加しない一
致溶融組成のLN単結晶は、比較的透明であるが、ホロ
グラム回折効率が極端に低すぎるため、応用上ホログラ
ム書き込みが困難であるという問題があった。
用いて単結晶内に三次元ホログラムを書き込む光レーザ
ー装置に用いる単結晶として、遷移金属を添加しない一
致溶融組成のLN単結晶は、比較的透明であるが、ホロ
グラム回折効率が極端に低すぎるため、応用上ホログラ
ム書き込みが困難であるという問題があった。
【0007】一方、通常の一致溶融組成に数百ppmの
Feを添加したLN単結晶はホログラム回折効率は高い
ものの、約400〜600nmの可視光領域での吸収が
大きく茶色に着色していた。また、結晶製造の観点から
みても、遷移金属は結晶中で偏析するためこれを一様に
添加した結晶育成は難しく、Feを添加したLN単結晶
には光散乱の原因となるマクロな結晶欠陥が多く含まれ
光学素子としては十分な品質のものが得られていなかっ
た。
Feを添加したLN単結晶はホログラム回折効率は高い
ものの、約400〜600nmの可視光領域での吸収が
大きく茶色に着色していた。また、結晶製造の観点から
みても、遷移金属は結晶中で偏析するためこれを一様に
添加した結晶育成は難しく、Feを添加したLN単結晶
には光散乱の原因となるマクロな結晶欠陥が多く含まれ
光学素子としては十分な品質のものが得られていなかっ
た。
【0008】また、このようなフォトリフラクティブ効
果を示す結晶材料を比較する性能指数として結合係数が
用いられているが、これまで知られているFeを添加し
たLN単結晶の場合には約4〜12cm-1であると言わ
れており(例えば「光学結晶」200頁宮沢信太郎著培
風館社)、光学応用上必ずしも十分な性能を有している
とは言えない問題もあった。
果を示す結晶材料を比較する性能指数として結合係数が
用いられているが、これまで知られているFeを添加し
たLN単結晶の場合には約4〜12cm-1であると言わ
れており(例えば「光学結晶」200頁宮沢信太郎著培
風館社)、光学応用上必ずしも十分な性能を有している
とは言えない問題もあった。
【0009】ところで、一般に光学素子材料は光吸収、
光散乱ができるだけ小さいことが望ましいが、光学結晶
においてレーザー光の吸収が増大することは、結晶の特
性を劣化させる場合が多く、位相型三次元ホログラム素
子においても、その特性が同じならば吸収の少ない方が
望ましいといえる。
光散乱ができるだけ小さいことが望ましいが、光学結晶
においてレーザー光の吸収が増大することは、結晶の特
性を劣化させる場合が多く、位相型三次元ホログラム素
子においても、その特性が同じならば吸収の少ない方が
望ましいといえる。
【0010】また、結晶製造の観点からみても、遷移金
属は結晶中で偏析するためこれを一様に添加した結晶育
成は難しく、Feを添加したLN単結晶には光散乱の原
因となるマクロな結晶欠陥が多く含まれ光学素子として
は十分な品質のものが得られていなかった。
属は結晶中で偏析するためこれを一様に添加した結晶育
成は難しく、Feを添加したLN単結晶には光散乱の原
因となるマクロな結晶欠陥が多く含まれ光学素子として
は十分な品質のものが得られていなかった。
【0011】さらに、従来の結晶は、単一分域化するた
めにポーリングという数十時間の工程時間を要する分極
処理をする必要があるが、LN単結晶中に添加されたF
eは分極処理により結晶中を容易に動くため、結晶中に
濃度の著しい勾配ができ結晶の光学特性が不均一になる
という問題があった。さらに、Fe添加LN単結晶の不
均一性によるランダムな光散乱が原因とされる雑音がホ
ログラムの記録密度の向上を妨げる問題であるとされて
いた。
めにポーリングという数十時間の工程時間を要する分極
処理をする必要があるが、LN単結晶中に添加されたF
eは分極処理により結晶中を容易に動くため、結晶中に
濃度の著しい勾配ができ結晶の光学特性が不均一になる
という問題があった。さらに、Fe添加LN単結晶の不
均一性によるランダムな光散乱が原因とされる雑音がホ
ログラムの記録密度の向上を妨げる問題であるとされて
いた。
【0012】本発明者らは、上記の欠点を改良し、LN
単結晶中に遷移金属を添加せずとも光誘起屈折率変化を
制御し、回折効率が高く、しかも光散乱がなく透過特性
に非常に優れたLN単結晶を提供すべく種々検討し、二
重坩堝を用いた引き上げ法による単結晶製造装置を開発
し、この製造装置をLN単結晶の育成に用いた場合、L
N単結晶の結晶組成を制御することにより目的を達成し
うることを見出した。
単結晶中に遷移金属を添加せずとも光誘起屈折率変化を
制御し、回折効率が高く、しかも光散乱がなく透過特性
に非常に優れたLN単結晶を提供すべく種々検討し、二
重坩堝を用いた引き上げ法による単結晶製造装置を開発
し、この製造装置をLN単結晶の育成に用いた場合、L
N単結晶の結晶組成を制御することにより目的を達成し
うることを見出した。
【0013】すなわち、本件発明は、引き上げ法による
単結晶育成装置において、内側坩堝の底に外側坩堝から
内側坩堝に通じる穴を設けた二重坩堝と、坩堝を加熱す
る手段と、二重坩堝を種結晶の回転方向と反対方向に回
転させる手段と、内側坩堝内の融液から引き上げ法によ
り育成される結晶の成長重量を測定する結晶重量モニタ
ー手段と、該結晶重量モニター手段による測定値に基づ
いて結晶化した成長量に見合った量の原料粉末を外側坩
堝の融液の表面に自動的に供給する原料供給システム、
とからなることを特徴とする引き上げ法による単結晶の
製造装置である。この単結晶の製造装置は、Li2O/
(Nb2O5+Li2O)のモル分率が0.495〜0.
50のニオブ酸リチウム単結晶の育成に適する。
単結晶育成装置において、内側坩堝の底に外側坩堝から
内側坩堝に通じる穴を設けた二重坩堝と、坩堝を加熱す
る手段と、二重坩堝を種結晶の回転方向と反対方向に回
転させる手段と、内側坩堝内の融液から引き上げ法によ
り育成される結晶の成長重量を測定する結晶重量モニタ
ー手段と、該結晶重量モニター手段による測定値に基づ
いて結晶化した成長量に見合った量の原料粉末を外側坩
堝の融液の表面に自動的に供給する原料供給システム、
とからなることを特徴とする引き上げ法による単結晶の
製造装置である。この単結晶の製造装置は、Li2O/
(Nb2O5+Li2O)のモル分率が0.495〜0.
50のニオブ酸リチウム単結晶の育成に適する。
【0014】本発明の製造装置を用いて得られるLN単
結晶は、Li2O/(Nb2O5+Li2O)のモル分率が
0.485である通常のコングルエント組成よりも化学
量論比に近いモル分率が0.495〜0.50の組成を
持つ単結晶であるため結晶の完全性が高く欠陥密度も低
い。さらに、遷移金属などが無添加であることから、光
散乱が少なく400〜600nmの可視光域での光吸収
係数が1cm-1以下と光透過特性にも優れる。
結晶は、Li2O/(Nb2O5+Li2O)のモル分率が
0.485である通常のコングルエント組成よりも化学
量論比に近いモル分率が0.495〜0.50の組成を
持つ単結晶であるため結晶の完全性が高く欠陥密度も低
い。さらに、遷移金属などが無添加であることから、光
散乱が少なく400〜600nmの可視光域での光吸収
係数が1cm-1以下と光透過特性にも優れる。
【0015】本発明の製造装置を用いてLN単結晶を育
成する場合、LN融液の組成を、従来のような結晶と融
液が同じ組成で平衡共存する一致溶融組成でなく、リチ
ウム成分の過剰なLi2O/(Nb2O5+Li2O)のモ
ル分率を0.56〜0.60の特定範囲の保った融液か
ら結晶を育成する。
成する場合、LN融液の組成を、従来のような結晶と融
液が同じ組成で平衡共存する一致溶融組成でなく、リチ
ウム成分の過剰なLi2O/(Nb2O5+Li2O)のモ
ル分率を0.56〜0.60の特定範囲の保った融液か
ら結晶を育成する。
【0016】また、上記の融液から育成すれば、結晶さ
れる結晶組成のキュリー温度が約1200℃と通常のコ
ングルエント組成結晶の1150℃よりも高く結晶成長
温度に近いため、アズグロウンの状態でも結晶の大部分
は単一分域状態となっている。このため、従来のコング
ルエント組成融液から育成した多分域状態の結晶とは大
きく異なり、多分域結晶で必要となる育成後のポーリン
グ処理を施す必要性が無いという利点がある。
れる結晶組成のキュリー温度が約1200℃と通常のコ
ングルエント組成結晶の1150℃よりも高く結晶成長
温度に近いため、アズグロウンの状態でも結晶の大部分
は単一分域状態となっている。このため、従来のコング
ルエント組成融液から育成した多分域状態の結晶とは大
きく異なり、多分域結晶で必要となる育成後のポーリン
グ処理を施す必要性が無いという利点がある。
【0017】さらに、結晶育成方法を二重坩堝法とし、
坩堝を回転させることにより、結晶が育成される融液の
組成は常に一定に保たれ、かつ、内側坩堝内の融液の温
度変動はきわめて少ないという特徴があるため、きわめ
て均一組成で光学的均質性も良いLN単結晶を製造する
ことが可能である。
坩堝を回転させることにより、結晶が育成される融液の
組成は常に一定に保たれ、かつ、内側坩堝内の融液の温
度変動はきわめて少ないという特徴があるため、きわめ
て均一組成で光学的均質性も良いLN単結晶を製造する
ことが可能である。
【0018】Feを添加したLN単結晶は、約400〜
600nmの可視光領域での吸収や散乱が大きく、ま
た、試料による特性のばらつきも大きいためホログラム
記録材料として実用に供するには至っていなかった。本
発明者らは、遷移金属を添加せずともLN単結晶の組成
を制御することにより結晶的にも均質かつ高品質で、レ
ーザー装置で要求されるに十分な回折効率が得られると
言う現象を初めて見いだした。本発明の製造装置を用い
て得られたLN単結晶を用いた三次元ホログラムを書き
込む光増幅装置は本発明者によって初めて見いだされた
ものである。
600nmの可視光領域での吸収や散乱が大きく、ま
た、試料による特性のばらつきも大きいためホログラム
記録材料として実用に供するには至っていなかった。本
発明者らは、遷移金属を添加せずともLN単結晶の組成
を制御することにより結晶的にも均質かつ高品質で、レ
ーザー装置で要求されるに十分な回折効率が得られると
言う現象を初めて見いだした。本発明の製造装置を用い
て得られたLN単結晶を用いた三次元ホログラムを書き
込む光増幅装置は本発明者によって初めて見いだされた
ものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明をさらに詳細に説明
する。本発明の製造装置を用いてLN単結晶を製造する
場合に使用する原料としては、Li成分及びNb成分は
これらの酸化物もしくは加熱により酸化物と成るような
化合物、例えば、Li2O、Li2CO 3、Nb2O5等を
使用する。そして、これらの成分をLi2O/(Nb2O
5+Li 2O)のモル分率が0.485である通常のコン
グルエント組成(コングルエント組成)よりも化学量論
比に近いモル分率が0.495〜0.50の組成を持つ
単結晶を得るのであって、この単結晶は400〜600
nmの可視光域での光吸収係数が1cm-1以下である特
性を有し、遷移金属を添加することなしにホログラム回
折効率が高いのである。
する。本発明の製造装置を用いてLN単結晶を製造する
場合に使用する原料としては、Li成分及びNb成分は
これらの酸化物もしくは加熱により酸化物と成るような
化合物、例えば、Li2O、Li2CO 3、Nb2O5等を
使用する。そして、これらの成分をLi2O/(Nb2O
5+Li 2O)のモル分率が0.485である通常のコン
グルエント組成(コングルエント組成)よりも化学量論
比に近いモル分率が0.495〜0.50の組成を持つ
単結晶を得るのであって、この単結晶は400〜600
nmの可視光域での光吸収係数が1cm-1以下である特
性を有し、遷移金属を添加することなしにホログラム回
折効率が高いのである。
【0020】そして、このホログラム回折効率が高いと
は、レーザ光を照射することで、より大きな屈折率変化
を結晶中に書き込むことを意味する。更に、このニオブ
酸リチウムに熱処理を加えることによってホログラムの
書き込み速度とホログラムの記録時間を制御することこ
とができる。この際の熱処理条件としては酸素濃度を制
御した雰囲気中で900〜1000℃である。
は、レーザ光を照射することで、より大きな屈折率変化
を結晶中に書き込むことを意味する。更に、このニオブ
酸リチウムに熱処理を加えることによってホログラムの
書き込み速度とホログラムの記録時間を制御することこ
とができる。この際の熱処理条件としては酸素濃度を制
御した雰囲気中で900〜1000℃である。
【0021】本発明の装置を用いたニオブ酸リチウムの
製造方法として、好ましい方法は二重坩堝法における結
晶の育成方法である。二重坩堝法における結晶の育成方
法の原理について図1及び図2を用いて説明する。
製造方法として、好ましい方法は二重坩堝法における結
晶の育成方法である。二重坩堝法における結晶の育成方
法の原理について図1及び図2を用いて説明する。
【0022】図1は、LNの相図を、図2は、二重坩堝
法による本発明の単結晶育成装置の説明図である。図1
に見られるように、LN単結晶のコングルエント組成は
Li 2O/(Nb2O5+Li2O)のモル分率が0.48
5であるため、コングルエント組成融液から通常の引き
上げ法で得られるLN単結晶はNb成分過剰となるが、
融液の組成を著しくLi成分過剰(例えばLi2O/
(Nb2O5+Li2O)のモル分率が0.56〜0.6
0、好ましくは0.58)にすると化学量論比組成に近
い、すなわち不定比欠陥濃度を極力抑えた単結晶を得る
ことができる。
法による本発明の単結晶育成装置の説明図である。図1
に見られるように、LN単結晶のコングルエント組成は
Li 2O/(Nb2O5+Li2O)のモル分率が0.48
5であるため、コングルエント組成融液から通常の引き
上げ法で得られるLN単結晶はNb成分過剰となるが、
融液の組成を著しくLi成分過剰(例えばLi2O/
(Nb2O5+Li2O)のモル分率が0.56〜0.6
0、好ましくは0.58)にすると化学量論比組成に近
い、すなわち不定比欠陥濃度を極力抑えた単結晶を得る
ことができる。
【0023】しかし、成長する結晶組成と融液組成が異
なると、通常の引き上げ法では育成が進むに連れ、融液
と結晶の組成がより離れるため結晶は困難となる。そこ
で、不定比欠陥の密度や構造を精密に制御するために図
2に示した二重坩堝法による単結晶育成装置を開発し
た。
なると、通常の引き上げ法では育成が進むに連れ、融液
と結晶の組成がより離れるため結晶は困難となる。そこ
で、不定比欠陥の密度や構造を精密に制御するために図
2に示した二重坩堝法による単結晶育成装置を開発し
た。
【0024】二重坩堝法においては坩堝が二重構造とな
っており、内側坩堝の底に外側坩堝から内側坩堝に通じ
る穴を設けた。さらに、Li2O/(Nb2O5+Li
2O)のモル分率が0.56〜0.60のLi成分過剰
の内側坩堝の融液から育成される結晶成長重量を結晶重
量モニター手段のロードセルにより測定し、 その測定
値に基づいて、結晶化した成長量に見合った量のLi2
O2O/(Nb2O5+Li2O)のモル分率が0.50の
化学量論組成比の原料を原料供給システムにより外側坩
堝の融液の表面に自動的に供給した。この方法により、
外側から内側への原料の流れ込みにより、結晶を常に一
定深さで一定組成を保った内側坩堝の融液から育成でき
るため、均質組成の大型単結晶を育成することが初めて
可能となった。
っており、内側坩堝の底に外側坩堝から内側坩堝に通じ
る穴を設けた。さらに、Li2O/(Nb2O5+Li
2O)のモル分率が0.56〜0.60のLi成分過剰
の内側坩堝の融液から育成される結晶成長重量を結晶重
量モニター手段のロードセルにより測定し、 その測定
値に基づいて、結晶化した成長量に見合った量のLi2
O2O/(Nb2O5+Li2O)のモル分率が0.50の
化学量論組成比の原料を原料供給システムにより外側坩
堝の融液の表面に自動的に供給した。この方法により、
外側から内側への原料の流れ込みにより、結晶を常に一
定深さで一定組成を保った内側坩堝の融液から育成でき
るため、均質組成の大型単結晶を育成することが初めて
可能となった。
【0025】
【実施例及び比較例】次に本発明の製造装置を用いてL
N単結晶を製造する実施例および比較例を示す。 実施例1 市販の高純度Li2CO3、Nb2O5(それぞれ純度9
9.999%)の原料粉末を準備し、Li成分過剰原料
としてLi2CO3:Nb2O5の比が0.56〜0.6
0:0.44〜0.40の割合で混合し、化学量論比組
成原料としてLi2CO3:Nb2O5=0.50:0.5
0の割合で混合した。次に1000kg/cm2の静水
圧でラバープレス成形し、それぞれを約1050℃の酸
素中で焼結し原料棒を作成した。また、連続供給用粉末
原料として混合済みの化学量論比組成原料を約1050
℃の酸素中で焼結して化学量論比組成原料も作成した。
N単結晶を製造する実施例および比較例を示す。 実施例1 市販の高純度Li2CO3、Nb2O5(それぞれ純度9
9.999%)の原料粉末を準備し、Li成分過剰原料
としてLi2CO3:Nb2O5の比が0.56〜0.6
0:0.44〜0.40の割合で混合し、化学量論比組
成原料としてLi2CO3:Nb2O5=0.50:0.5
0の割合で混合した。次に1000kg/cm2の静水
圧でラバープレス成形し、それぞれを約1050℃の酸
素中で焼結し原料棒を作成した。また、連続供給用粉末
原料として混合済みの化学量論比組成原料を約1050
℃の酸素中で焼結して化学量論比組成原料も作成した。
【0026】次に、二重坩堝法による単結晶育成に際し
て、Li成分過剰原料を内側坩堝に、化学量論比組成原
料を外側坩堝に予め充填し、次に坩堝を加熱して融液を
作成した。ここで、育成に用いた坩堝は白金でできてお
り、種結晶はZ軸方位に切り出した5mm×5mm×長
さ70mmの単一分域状態にあるLN単結晶を用いた。
育成条件は結晶回転速度を5rpm、引き上げ速度を
0.5〜2mm/h、雰囲気を大気中とした。
て、Li成分過剰原料を内側坩堝に、化学量論比組成原
料を外側坩堝に予め充填し、次に坩堝を加熱して融液を
作成した。ここで、育成に用いた坩堝は白金でできてお
り、種結晶はZ軸方位に切り出した5mm×5mm×長
さ70mmの単一分域状態にあるLN単結晶を用いた。
育成条件は結晶回転速度を5rpm、引き上げ速度を
0.5〜2mm/h、雰囲気を大気中とした。
【0027】また、融液組成の均一化のために坩堝を
0.2rpmの早さで種結晶と反対方向にゆっくり回転
させた。約1.5週間の育成により直径40mm、長さ
70mmでクラックのない無色透明のLN結晶体を得
た。得られたアズグロウン結晶を種々の方位に切断し、
内部の分域状態を観察したところ結晶の表面近傍のごく
一部を除いて内部は均一に単一分域状態になっているこ
とが認められた。
0.2rpmの早さで種結晶と反対方向にゆっくり回転
させた。約1.5週間の育成により直径40mm、長さ
70mmでクラックのない無色透明のLN結晶体を得
た。得られたアズグロウン結晶を種々の方位に切断し、
内部の分域状態を観察したところ結晶の表面近傍のごく
一部を除いて内部は均一に単一分域状態になっているこ
とが認められた。
【0028】実施例2 実施例1で得られたLN単結晶は化学分析により、ほぼ
化学量論比組成に近くLi2O/(Nb2O5+Li2O)
のモル分率が0.495〜0.500にあり不定比欠陥
濃度が極力抑えられた単結晶であることを確認した。次
に育成した結晶のキュリー温度を示唆熱分析法により測
定したところ、結晶の各部分から切り出された試料のキ
ュリー温度は、いづれも1198〜1200.0℃の範
囲にあり、さらに一本の結晶から切り出した試料のキュ
リー温度は試料の切り出し位置に依らず一定で、結晶組
成の均質性は極めて良いことを確認した。
化学量論比組成に近くLi2O/(Nb2O5+Li2O)
のモル分率が0.495〜0.500にあり不定比欠陥
濃度が極力抑えられた単結晶であることを確認した。次
に育成した結晶のキュリー温度を示唆熱分析法により測
定したところ、結晶の各部分から切り出された試料のキ
ュリー温度は、いづれも1198〜1200.0℃の範
囲にあり、さらに一本の結晶から切り出した試料のキュ
リー温度は試料の切り出し位置に依らず一定で、結晶組
成の均質性は極めて良いことを確認した。
【0029】さらに育成したアズグロウンの単結晶から
10mm×10mmで厚みが2mmおよび10mmのY
カット試料を切り出し、メカノケミカル研磨により表面
研磨を行った。試料は各種条件のアニーリング処理を施
しその酸化還元状態を制御した。アニーリング処理後の
試料の光透過率を分光光度計で測定した。図3aに示す
ように、アズグロウン状態のストイキオメトリ組成のL
N単結晶の波長が400〜600nmにおける光吸収係
数は1cm-1以下と非常に高く、その特性はアニーリン
グによっても大きく低下することは見られなかった。
10mm×10mmで厚みが2mmおよび10mmのY
カット試料を切り出し、メカノケミカル研磨により表面
研磨を行った。試料は各種条件のアニーリング処理を施
しその酸化還元状態を制御した。アニーリング処理後の
試料の光透過率を分光光度計で測定した。図3aに示す
ように、アズグロウン状態のストイキオメトリ組成のL
N単結晶の波長が400〜600nmにおける光吸収係
数は1cm-1以下と非常に高く、その特性はアニーリン
グによっても大きく低下することは見られなかった。
【0030】一方、従来の鉄を添加したコングルエント
組成のアズグロウンと熱処理を施した結晶では、いずれ
の試料も、波長が400〜600nmにおける光透過率
は60%以下と低い透過特性を示すことが確認された。
さらに、図3bに基礎吸収端近傍での光吸収係数特性を
示すが、無添加化学量論比組成結晶ではコングルエント
組成結晶よりもより短波長側に基礎吸収端が伸びてお
り、しかもその光吸収も小さく良好であることがわか
る。
組成のアズグロウンと熱処理を施した結晶では、いずれ
の試料も、波長が400〜600nmにおける光透過率
は60%以下と低い透過特性を示すことが確認された。
さらに、図3bに基礎吸収端近傍での光吸収係数特性を
示すが、無添加化学量論比組成結晶ではコングルエント
組成結晶よりもより短波長側に基礎吸収端が伸びてお
り、しかもその光吸収も小さく良好であることがわか
る。
【0031】さらに、試料の光学的均質性をレーザー干
渉装置により観察したところ、結晶欠陥により引き起こ
されるストリエーションやボイドなどの欠陥が見られ
ず、試料全体で変動が1×10-5以下の高い屈折率均質
性があることが確認された。さらに、結晶中に含まれる
散乱についてレーザーマイクロプローブ法により評価し
た。図4は10mm角の試料に波長633nmのHe−
Neレーザーを入射したときの試料内の様子を模式的に
示したものであるが、本発明で育成されたLN結晶では
レーザーの散乱は全く観察されず、市販のコングルエン
ト組成にFeを数100ppm添加したLN単結晶に比
べて、格段に結晶品質が優れていることが認められた。
渉装置により観察したところ、結晶欠陥により引き起こ
されるストリエーションやボイドなどの欠陥が見られ
ず、試料全体で変動が1×10-5以下の高い屈折率均質
性があることが確認された。さらに、結晶中に含まれる
散乱についてレーザーマイクロプローブ法により評価し
た。図4は10mm角の試料に波長633nmのHe−
Neレーザーを入射したときの試料内の様子を模式的に
示したものであるが、本発明で育成されたLN結晶では
レーザーの散乱は全く観察されず、市販のコングルエン
ト組成にFeを数100ppm添加したLN単結晶に比
べて、格段に結晶品質が優れていることが認められた。
【0032】
【発明の効果】以上詳しく述べたように、本発明の製造
装置を用いれば、外側から内側への原料の流れ込みによ
り、結晶を常に一定深さで一定組成を保った内側坩堝の
融液から育成できるため、均質組成の大型単結晶を育成
することが可能となり、LN単結晶を育成すれば、結晶
的にも均質かつ高品質で、透過特性も高く、レーザー装
置で要求されるに十分な回折効率が得られるLN単結晶
が得られる。
装置を用いれば、外側から内側への原料の流れ込みによ
り、結晶を常に一定深さで一定組成を保った内側坩堝の
融液から育成できるため、均質組成の大型単結晶を育成
することが可能となり、LN単結晶を育成すれば、結晶
的にも均質かつ高品質で、透過特性も高く、レーザー装
置で要求されるに十分な回折効率が得られるLN単結晶
が得られる。
【図1】LNの相図である。
【図2】化学量論比組成のLN単結晶を育成するための
二重坩堝法による単結晶育成装置を説明する図である。
二重坩堝法による単結晶育成装置を説明する図である。
【図3】化学量論比組成と鉄添加一致溶融組成LN単結
晶の可視光領域での光透過率、(a)、および化学量論
比組成と一致溶融組成LN単結晶の光吸収係数(b)を
示した図である。
晶の可視光領域での光透過率、(a)、および化学量論
比組成と一致溶融組成LN単結晶の光吸収係数(b)を
示した図である。
【図4】化学量論比組成のLN単結晶およびFeを添加
したコングルエント組成のLN単結晶に波長633nm
のHe−Neレーザーを入射したときの試料内光散乱の
様子を模式的に示した図である。
したコングルエント組成のLN単結晶に波長633nm
のHe−Neレーザーを入射したときの試料内光散乱の
様子を模式的に示した図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 引き上げ法による単結晶育成装置におい
て、内側坩堝の底に外側坩堝から内側坩堝に通じる穴を
設けた二重坩堝と、坩堝を加熱する手段と、二重坩堝を
種結晶の回転方向と反対方向に回転させる手段と、内側
坩堝内の融液から引き上げ法により育成される結晶の成
長重量を測定する結晶重量モニター手段と、該結晶重量
モニター手段による測定値に基づいて結晶化した成長量
に見合った量の原料粉末を外側坩堝の融液の表面に自動
的に供給する原料供給システム、とからなることを特徴
とする引き上げ法による単結晶の製造装置。 - 【請求項2】 単結晶が、Li2O/(Nb2O5+Li2
O)のモル分率が0.495〜0.50のニオブ酸リチ
ウムであることを特徴とする請求項1記載の引き上げ法
による単結晶の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000017873A JP2000233997A (ja) | 2000-01-24 | 2000-01-24 | 引き上げ法による単結晶の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000017873A JP2000233997A (ja) | 2000-01-24 | 2000-01-24 | 引き上げ法による単結晶の製造装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8216584A Division JP3049308B2 (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 光誘起屈折率特性を改善したニオブ酸リチウム単結晶の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000233997A true JP2000233997A (ja) | 2000-08-29 |
Family
ID=18544802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000017873A Pending JP2000233997A (ja) | 2000-01-24 | 2000-01-24 | 引き上げ法による単結晶の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000233997A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010120821A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 結晶成長装置及び結晶成長方法 |
US7794539B2 (en) | 2004-03-31 | 2010-09-14 | Panasonic Corporation | Method for producing III group element nitride crystal, production apparatus for use therein, and semiconductor element produced thereby |
US7985294B2 (en) | 2005-03-04 | 2011-07-26 | Sumitomo Osaka Cement Co., Ltd. | Optical device and method of manufacturing the same |
-
2000
- 2000-01-24 JP JP2000017873A patent/JP2000233997A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7794539B2 (en) | 2004-03-31 | 2010-09-14 | Panasonic Corporation | Method for producing III group element nitride crystal, production apparatus for use therein, and semiconductor element produced thereby |
US7985294B2 (en) | 2005-03-04 | 2011-07-26 | Sumitomo Osaka Cement Co., Ltd. | Optical device and method of manufacturing the same |
JP2010120821A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 結晶成長装置及び結晶成長方法 |
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