JP2000232853A - 冷菓供給装置 - Google Patents

冷菓供給装置

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JP2000232853A
JP2000232853A JP11355204A JP35520499A JP2000232853A JP 2000232853 A JP2000232853 A JP 2000232853A JP 11355204 A JP11355204 A JP 11355204A JP 35520499 A JP35520499 A JP 35520499A JP 2000232853 A JP2000232853 A JP 2000232853A
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container
eating
frozen dessert
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container holder
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Kazuyuki Koyama
和之 小山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷菓の滴が喫食用容器と接触するのを防止し
て衛生性を向上させるると共に、喫食用容器の供給及び
取り出しを容易として操作性を向上させる。 【解決手段】 喫食用容器3を保持するリング48は、
回転本体18と間隔を開けて配置されている。リング4
8は、喫食用容器3を保持することができると同時に冷
菓1の滴を通過させることができる中空部50を有す
る。リング48は、スタンド52Aの回転により、冷菓
供給装置10の外側へ変位することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器、特に、可塑
性を有する小分け容器に収納された、例えば、ソフトク
リーム等のアイスクリーム、ホイップドクリーム、ムー
ス、ババロア等のソフトクリーム状冷菓(本発明におい
て、単に「冷菓」と称する。)を押し出して、コーンや
カップ等の喫食用容器に供給する冷菓供給装置の改良に
関し、特に、衛生性及び操作性を向上させることに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、スーパーマーケットやコンビニ
エンスストア、また、アイスクリーム等の冷菓専門店等
の店舗においては、コーンやカップ等の喫食用容器に冷
菓を供給して提供することが行われる。従来、このよう
な冷菓の供給のための装置としては、一般に、図18に
示すように、冷凍機等の冷却機構を有し供給すべき冷菓
を収納して蓄えておくタンク型の容器4を備えたソフト
クリーム専用フリーザー型の冷菓供給装置10が使用さ
れ、このフリーザー型の冷菓供給装置10により、顧客
の要求毎にそれに応じて冷菓を喫食用容器3に供給して
いた。
【0003】しかし、この図18に示すフリーザー型の
冷菓供給装置10では、冷菓供給装置10自体に冷却機
構を設けるため、装置全体が大型化すると共に高価とな
り、スペースやコストの点で効率化を図ることができな
い問題があった。この問題は、特に、多様な種類のアイ
スクリーム等の冷菓を希望する顧客の要求に応えるため
に、容器4内を複数のタンク5等に区分けして、この各
タンク5内に複数の種類の冷菓を収納した場合には、一
層顕著となる。一方、この点を考慮して、容器4を小型
化すると、多種多様な顧客の要求に充分に応えることが
できない問題が生ずる。
【0004】このような点に鑑み、図19に示すよう
に、冷菓供給装置10自体には冷却機構を設けることな
く、別途、予め供給すべき冷菓を小分け容器2に収納し
て、適切な温度下で保存し、この冷菓が収納された小分
け容器2を冷菓の供給時に冷菓供給装置10に設置して
押圧し、これにより冷菓を喫食用容器3に押し出して供
給する冷菓供給装置10が提案されている(実公平7−
19273号公報、実公平7−19274号公報等参
照)。
【0005】このような小分け容器2を用いた従来の冷
菓供給装置10は、一般に、図19に示すように、冷菓
が収納された小分け容器2を水平台6に載置して、この
小分け容器2を上方からプレスハンマー26等により加
圧して、この小分け容器2に形成された押出口2aから
冷菓1を押し出す一方、その下方で有底の容器保持孔7
aを有する回転自在な容器保持台7により、コーン等の
喫食用容器3を回転させながら保持して、この喫食用容
器3に冷菓を供給するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この図19に
示す従来技術の冷菓供給装置10では、図19に示すよ
うに、特に、押し出しが完了して冷菓が供給された喫食
用容器3を取り出した後、水平台6から小分け容器2を
取り除くまでの間に、小分け容器2内に残存した冷菓1
が溶けて、この小分け容器2から液状クリームとして滴
り落ちた場合に、下方の容器保持孔7aの底に溜まる。
【0007】このように、容器保持台7の容器保持孔7
a内に冷菓1の滴りが溜まったまま放置すると、この容
器保持孔7a内に雑菌が繁殖して衛生上好ましくない問
題が生ずる欠点があった。特に、この図19に示す容器
保持孔7aでは、需要者が食すこともある喫食用容器3
の底部付近に直接接触して保持することを考慮すると、
より一層の衛生面への配慮が必要であるといえる。
【0008】この問題を回避するためには、容器保持孔
7aの内面を、店舗の従業員その他の作業者が頻繁に清
掃しなければならず、特に、清掃に際しても、容器保持
孔7aは、図19に示すように、コーン等の喫食用容器
3の形状に合わせて下端に行くに連れ細径となる逆円錐
形状を有するため、清掃が面倒で、かつ、必ずしも最下
端の底部まで充分に清掃することができない問題があっ
た。とりわけ、冷菓供給装置10が設置された店舗等が
人手不足等により繁忙を極めると、清掃の仕方や回数等
が不充分となる傾向が生ずるため、できるだけ清掃作業
者の手間、作業者への依存度を軽減することが望まれ
る。
【0009】また、この図19に示す従来技術の冷菓供
給装置10では、図19に示すように、容器保持台7の
容器保持孔7aが一定の形状、大きさに決定して形成さ
れているため、決まった1つの形状、大きさを有する喫
食用容器3しか保持することができなかった。
【0010】従って、例えば、同種の喫食用容器3(例
えば、コーン)であっても、異なった大きさや形状を有
する他の喫食用容器3(コーン)は保持することができ
ないのは勿論のこと、例えば、コーンとカップ等の異な
る複数種の喫食用容器3にも対応することができなかっ
た。このため、顧客の多様な要望に応じて、様々な種類
や大きさ、形状を有する喫食用容器3に冷菓を供給して
提供することができず、きめ細かなサービスを行うこと
ができないという問題を招いていた。
【0011】この場合に顧客の要求に応えるためには、
冷菓1の押出供給の度毎に、顧客の要望する種類の喫食
用容器3を保持することができる容器保持台7に、その
都度、交換することが考えられるが、作業が面倒であり
操作性が低下すると共に、複数種の容器保持台7を用意
することが必要となるため、コストも上昇するという問
題が生ずる。
【0012】更に、この図19に示す従来技術の冷菓供
給装置10では、容器保持孔7aが喫食用容器3に密着
して、この喫食用容器3を拘束しながら保持していたた
め、この容器保持孔7aから喫食用容器3を取り出す際
に、喫食用容器3を誤って手前等に引き倒すと、喫食用
容器3の下部が折れる等して破損することがあった。
【0013】また、この従来技術では、押し出し作業の
完了後、水平台6は再び上昇するものの、冷菓が盛りつ
けられた喫食用容器3は、押出前の喫食用容器3のみで
あったときの高さよりも、約1.5倍乃至は2倍程度は
高くなるため、この従来技術における水平台6の上昇程
度では、決して冷菓が盛りつけられた喫食用容器3を容
易に取り出すことはできなかった。この場合、水平台6
を相当程度高い位置まで退避して対応することが考えら
れるが、これでは、水平台6の上昇に時間を要すると同
時に、冷菓供給装置10の大型化、構造の複雑化、コス
トの上昇も招くという問題が生ずる。
【0014】このように、従来技術では、種々の点で、
喫食用容器3の取り出しが必ずしも容易ではなく、従っ
て、作業者が、慎重に操作することが必要となり、充分
に簡易な操作性を確保することができなかった。なお、
以上の冷菓の滴による不衛生化や喫食用容器3の取り出
しの困難性という問題は、図18に示す従来技術におい
ても、容器保持台7を用いた場合には、同様に生じる。
【0015】本発明が解決しようとする課題は、上記の
問題点に鑑み、冷菓の滴と喫食用容器との接触を防止し
て衛生を保持することができると共に、様々な種類の喫
食用容器に簡易に対応することができ、また、清掃や冷
菓が盛りつけられた喫食用容器の取り出しを容易として
操作性を向上させることができる冷菓供給装置を提供す
ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するための第1の手段として、冷菓に加圧して冷菓
を押し出す押出機構と、この押出機構の下方に設置され
押出機構により押し出された冷菓を供給すべき喫食用容
器を保持する喫食用容器保持具と、冷菓の押出時に喫食
用容器を保持した喫食用容器保持具を回転させる回転本
体を有する回転機構とを備えた冷菓供給装置において、
喫食用容器保持具は、回転本体との間に間隔を開けて配
置され、かつ、喫食用容器の一部が貫通が貫通すること
ができる共に喫食用容器の非保持時には押出機構から落
下した冷菓の滴を下方に通過させることができる中空部
を有することを特徴とする冷菓供給装置を提供するもの
である。
【0017】このように、喫食用容器保持具と回転本体
とを間隔を開けて分離して配置することにより、喫食用
容器保持具を、冷菓の滴を下方に通過させることができ
る中空部を有する、例えば、円形のリング等とすること
ができるため、喫食用容器と接触する喫食用容器保持具
に冷菓の滴が溜まることがなく衛生を保持することがで
きる。なお、この場合、喫食用容器保持具は、例えば、
スタンド等の連結部材により回転機構の回転本体と連結
されて回転本体と間隔を開けながらにして回転自在とす
ることができる。
【0018】また、この喫食用容器保持具は、その中空
部に喫食用容器の一部を貫通させて、保持すべき喫食用
容器の途中の一部分でのみ喫食用容器を係止して保持す
るため、任意の1箇所においてでも、この中空部に係止
することができる形状、大きさを有する喫食用容器であ
れば保持することができ、1つの喫食用容器保持具で、
特に交換等することなく、様々な形状や大きさを有する
喫食用容器や、例えば、コーンやカップ等の異なる種類
の喫食用容器に対応することができ、操作性も高めるこ
とができると共に、その結果、顧客の多様な要望に簡易
に応えることができる。
【0019】更に、この喫食用容器保持具は、喫食用容
器の途中の一部分のみに係合し、その係合部分より下方
の部分に密着してこれを拘束することなく自由状態で保
持することができるため、喫食用容器が取り出しの際に
誤って折れる等して破損するおそれが低下し、この点で
も操作性を向上させることができる。
【0020】本発明は、上記の課題を解決するための第
2の手段として、上記第1の解決手段において、喫食用
容器保持具の下方に設置され、喫食用容器の中空部を通
過等して落下した冷菓の滴を受け止める受け止め部材を
備えていることを特徴とする冷菓供給装置を提供するも
のである。
【0021】このように、喫食用容器保持具とは別に、
冷菓の滴を受け止めることができる受け止め部材を設け
ると、この受け止め部材の形状を容器の保持のための形
状を考慮することなく決定することができるため、例え
ば、平板状の円盤等とすることにより、この受け止め部
材が受け止めた冷菓を、拭き取り等により非常に簡易に
除去することができ、清掃のための操作性が向上すると
共に、その結果、頻繁に清掃が行われて衛生性も向上す
る。
【0022】本発明は、上記の課題を解決するための第
3の手段として、上記第2の解決手段において、受け止
め部材は、回転機構の回転本体であることを特徴とする
冷菓供給装置を提供するものである。
【0023】このように、受け止め部材として、回転機
構の回転本体とすると、新たに別途、受け止めのための
特別な部材を設けることなく、清掃の容易化による操作
性の向上及び衛生性を向上させることができるため、製
造工程の複雑化やコストの上昇を抑制して、簡易に操作
性及び衛生性を向上させることができる。また、この場
合、回転本体は、喫食用容器保持具との間に間隔を開け
て配置され、この回転本体が喫食用容器と直接接触する
ことはない点で、この回転本体により冷菓1の滴を受け
止めても、冷菓の滴と喫食用容器との接触を回避するこ
とができる点でも、衛生的である。即ち、この第2の解
決手段は、喫食用容器保持具と回転本体とを間隔を開け
て分離して配置したことにより、初めて可能となった解
決手段である。
【0024】本発明は、上記の課題を解決するための第
4の手段として、上記第2又は第3のいずれかの解決手
段において、受け止め部材は、少なくとも冷菓の滴を受
け止める部分に取替可能な滴吸収材が着脱自在に取り付
けられていることを特徴とする冷菓供給装置を提供する
ものである。
【0025】このように、受け止め部材の冷菓を受け止
める部分に、例えば、脱脂綿や紙、布等の、着脱により
取替可能な滴吸収材を設けると、冷菓を度々拭き取るこ
となく、この滴吸収材を交換するだけで、簡易に冷菓を
除去することができるため、より一層清掃が容易とな
り、操作性及び衛生性が向上する。
【0026】本発明は、上記の課題を解決するための第
5の手段として、上記第1乃至第4のいずれかの解決手
段において、喫食用容器保持具は、収縮可能に形成さ
れ、中空部の大きさを収縮により調整することができる
ことを特徴とする冷菓供給装置を提供するものである。
【0027】このように、喫食用容器保持具を、収縮可
能とすると、様々な種類や大きさ、形状の喫食用容器に
適切に係合して係止により喫食用容器を保持することが
できると共に、この喫食用容器保持具からの喫食用容器
の取り出しの際に弾性変形することができるため必要以
上に喫食用容器を拘束することがなく、喫食用容器の破
損を防止することができる。
【0028】本発明は、上記の課題を解決するための第
6の手段として、上記第1乃至第5のいずれかの解決手
段において、喫食用容器保持具は、喫食用容器を取り出
すことができる取り出し口を形成するように横方向に開
口可能であることを特徴とする冷菓供給装置を提供する
ものである。
【0029】このように、喫食用容器保持具を、喫食用
容器を横方向に取り出すことができる取り出し口を形成
するように、上記第5の手段による収縮や、また、開閉
等により、開口可能とすると、冷菓が盛りつけられた喫
食用容器の上方に充分なスペースがなくても、冷菓が盛
りつけられた喫食用容器を横方向に引き出して簡易に取
り出すことができるため、喫食用容器の取り出しのため
の操作性が格段に向上すると共に省スペース化により、
装置を小型化することができる。また、喫食用容器を、
上方ではなく、比較的に取り出しやすい手前に引き抜い
ても喫食用容器が破損することがなく、この点でも操作
性を向上させることができる。
【0030】本発明は、上記の課題を解決するための第
7の手段として、冷菓に加圧して冷菓を押し出す押出機
構と、この押出機構の下方に設置され押出機構により押
し出された冷菓を供給すべき喫食用容器を保持する喫食
用容器保持具と、冷菓の押出時に喫食用容器を保持した
喫食用容器保持具を回転させる回転本体を有する回転機
構とを備えた冷菓供給装置において、喫食用容器保持具
は、回転本体との間に間隔を開けて配置され、かつ、喫
食用容器保持具の一部又は全部が上方に冷菓供給装置の
他の部位が存在しない位置まで変位することができるこ
とを特徴とする冷菓供給装置を提供するものである。
【0031】このように、喫食用容器保持具の一部又は
全部が上方に冷菓供給装置の他の部位が存在しない位置
まで変位可能とすると、喫食用容器の挿入や、特に冷菓
が盛りつけられた後の喫食用容器の取り出し等の作業を
する上で、冷菓供給装置の他の部位が障害となることが
抑制されるため、喫食用容器の挿入及び取り出し作業が
非常に簡易となり、操作性が向上する。同時に、冷菓が
滴り落ちる可能性が最も高い冷菓の押出完了後から小分
け容器の取り出しまでの間、喫食用容器を押出位置の下
方から退避させることができるため、冷菓の滴は、落下
したとしても、この喫食用容器保持具に入り込むことが
ないため、冷菓の滴と喫食用容器との接触を効果的に防
止することができ、衛生性も向上させることができる。
従って、この場合には、喫食用容器保持具は、上記の中
空部を有するものに限定されず、カップ状等の有底の喫
食容器保持具を使用する場合にも、その底部に冷菓の滴
が溜まるのを効果的に防止することができる。
【0032】本発明は、上記の課題を解決するための第
8の手段として、上記第1乃至第7のいずれかの解決手
段において、喫食用容器保持具は、喫食用容器に供給さ
れた冷菓の量が増加するに従って降下移動することを特
徴とする冷菓供給装置を提供するものである。
【0033】このように、中空部を備える、あるいは、
装置の外側へ変位可能等の本発明の特徴のある喫食用容
器保持具を、更に、喫食用容器に供給された冷菓の量が
増加するに従って降下移動させると、喫食用容器に盛り
つけられた冷菓と、冷菓の押出機構との接触を回避する
ことができ、より一層衛生性を向上させることができ
る。
【0034】本発明は、上記の課題を解決するための第
9の手段として、上記第1乃至第8のいずれかの解決手
段において、喫食用容器保持具の高さ位置を調整するこ
とができる高さ調整機構を備えていることを特徴とする
冷菓供給装置を提供するものである。
【0035】このように、喫食用容器保持具の高さ位置
を調整することができる高さ調整機構を備えると、種々
の大きさや種類の喫食用容器に合わせて、適切に喫食用
容器の保持高さを調整することができるため、喫食用容
器保持具に多種多様な喫食用容器を保持させることがで
きる。特に、この高さ調節機構は、上記第7の解決手段
との組合せにおいて、降下移動する喫食用容器の適切な
初動高さ位置を設定することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳細に説明すると、図1乃至図8は、本発明の冷菓
供給装置10を示し、この冷菓供給装置10は、冷菓1
に加圧して冷菓1を押し出す押出機構12と、この押出
機構12の下方に設置され押出機構12により押し出さ
れた冷菓1を供給すべき喫食用容器3を保持する喫食用
容器保持具14と、冷菓1の押出時に喫食用容器3を保
持した喫食用容器保持具14を回転させる回転本体18
を有する回転機構16とを備えている。
【0037】また、冷菓供給装置10は、特に図1乃至
図3から解るように、基台20と、この基台20上に立
設された左右1対のサイドフレーム22と、これらのサ
イドフレーム22の前面に取り付けられたフロントフレ
ーム24と、これらのサイドフレーム22及びフロント
フレーム24に取り付けられたフレームカバー26とを
備えている。押出機構12、喫食用容器保持具14、回
転本体18を含む回転機構16は、これらの基台20や
フレーム等により構成される支持フレーム28に保持さ
れて配設されている。
【0038】押出機構12は、図示の実施の形態では、
図1乃至図8に示すように、冷菓1が収納された小分け
容器2を押出位置A(図5及び図6参照)において支持
し、この小分け容器2に加えられた圧力を受け止める円
盤30A等の受圧部材30と、この受圧部材30に支持
された小分け容器2を押圧する押圧部材32とを備えて
いる。なお、小分け容器2は、図9に示すように、内部
に収納された冷菓1を押し出すための押出口2aを有
し、この受圧部材30には、この小分け容器2の押出口
2aから押し出された冷菓1が通過することができる冷
菓通過孔30aが形成されている。
【0039】押圧部材32は、図示の実施の形態では、
小分け容器2に押圧して小分け容器2の押出口2aから
冷菓1を押し出すべき押出位置Aの上方に設置されたプ
レスハンマー34から成っており、このプレスハンマー
34は、図6に示すように、下降により小分け容器2を
上方から押圧して、冷菓1を小分け容器2の押出口2か
ら押し出して小分け容器2の下方の喫食用容器3に供給
する。
【0040】但し、本発明では、冷菓1を押し出すため
の押し出しの方法・手段は特に問わない。従って、冷菓
1を小分け容器2の押出口2aから押し出すことができ
れば、必ずしも、図示したプレスハンマー34により上
方から押圧する方法には限られず、押圧部材32とし
て、他の、例えば、図示しないロール等を用いて小分け
容器2を挟み込んで押し出す等の他の適宜な手段・方法
を採ることができる。同様に、小分け容器2の形状等
も、押出口2aを有すれば、特に、図9に示すようなカ
ップ状の形態には限られず、他の、袋状、チューブ状等
の形態をとるものであってもよい。
【0041】更に、図1乃至図8に示すように、小分け
容器2を用いる冷菓供給装置10や冷菓供給方法に限ら
れず、図18に示すように、例えば、冷凍機等を備え押
し出すべき冷菓1を貯蔵したタンク5等の容器4から冷
菓1を直接供給するフリーザー型の冷菓供給装置10、
冷菓供給方法等にも適用することができる。
【0042】なお、小分け容器2は、作業者自らが押出
位置Aに直接設置することもできるが、この小分け容器
2の設置に際しては、図1乃至図8に示すように、冷菓
サプライヤー36を用いることが望ましい。この冷菓サ
プライヤー36は、小分け容器2を位置決めして保持す
ることができる容器支持部材38と、この容器支持部材
38に一体に形成され押出位置Aにおいて小分け容器2
及び押圧部材32を覆うことができるカバー部材40と
から成り、冷菓1の押出位置Aに対して水平移動により
進退することができる。
【0043】従って、小分け容器2を内部に位置決めし
て保持、格納した状態で、この冷菓サプライヤー36
を、押出位置Aに対して水平移動により進退させること
で、作業者が押出位置Aに直接アクセスすることなく、
小分け容器2を、押出位置Aに供給したり、押出位置A
から取り除くことができる。このように、冷菓サプライ
ヤー36により小分け容器2を供給すると、容器支持部
材38により、小分け容器を簡易に適正な位置に設置す
ることができ、操作性、安全性が高まると共に、カバー
部材40による防塵により衛生性も高めることができ、
好適である。
【0044】なお、この冷菓サプライヤー36の底部
(容器支持部材38)には、円盤30A等の受圧部材3
0と同様に、図示しない冷菓通過孔が穿たれており、そ
の位置は、冷菓サプライヤー36が押出位置Aに進出し
たときに、円盤30A等の受圧部材30の冷菓通過孔3
0aと一致するように設定されている。小分け容器2
は、その押出口2aが、この冷菓サプライヤー36の冷
菓通過孔に適正に望むようにして位置決めされて保持さ
れ、従って、この冷菓サプライヤー36の冷菓通過孔、
受圧部材30の冷菓通過孔30aを介して、下方の喫食
用容器3に供給される。
【0045】この場合、受圧部材30は、押出位置Aに
おいて、この冷菓サプライヤー36の容器支持部材38
を介して間接的に小分け容器2を支持するが、この冷菓
サプライヤー36を設けない場合には、小分け容器2を
受圧部材30に直接載置して、この受圧部材30により
小分け容器2を直接支持させることができる。なお、図
面において、符号42は、滴止めの受け皿を示し、この
滴止めの受け皿42を、本発明と併用すると、冷菓1の
滴と喫食用容器3との接触をより一層確実に防止するこ
とができるため、衛生を保持する上で、好ましい。
【0046】また、回転機構16は、図1及び図3乃至
図8に示すように、基台20上に設けられたモーター4
4と、このモーター44に固定して取り付けられてモー
ター4により回転する円形の回転盤18A等の回転本体
18とから成っている。この回転機構16は、適宜、喫
食用容器3を偏心回転等させることにより、喫食用容器
3に体裁良く冷菓1を盛りつけることができる。
【0047】本発明においては、喫食用容器保持具14
は、図1乃至図8に示すように、この回転本体18との
間に間隔を開けて配置され、かつ、図10に示すよう
に、喫食用容器3の一部が貫通が貫通することができる
共に喫食用容器3の非保持時には押出機構12から落下
した冷菓1の滴を下方に通過させることができる中空部
50を有する。
【0048】具体的には、喫食用容器保持具14は、特
に図10に示すように、中空部50を有する円形のリン
グ48から成っている。従って、このリング48が、小
分け容器2の押出口2aの下方等、冷菓1の滴の通過経
路に位置している場合において、押出機構12から冷菓
1の滴が落下した場合であっても、図10(B)に示す
ように、この冷菓1の滴は、このリング48の中空部5
0を通過して下方に落下していくため、喫食用容器3と
接触する喫食用容器保持具14に、冷菓1の滴が溜まる
ことがなく衛生を保持することができる。
【0049】また、このリング48は、図10(C)乃
至(F)に示すように、その中空部50に喫食用容器3
の一部を貫通させて、保持すべき喫食用容器3の途中の
一部分でのみ喫食用容器3を係止して保持する。このた
め、図10(C)(D)に示すように、任意の1箇所に
おいてでも、この中空部50に係止することができる形
状、大きさを有する喫食用容器3であれば、その種類、
形状、大きさを問わず保持することができる。
【0050】特に、喫食用容器保持具14を交換等する
ことなく、この1つのリング48で、様々な形状や大き
さを有する喫食用容器3を保持することができる点で有
益である。このため、図10(C)乃至(F)に示すよ
うに、異なる大きさ、形状のコーン3a、又は、カップ
3bのように、同種類の喫食用容器3のみならず、例え
ば、コーン3aやカップ3b等の異なる種類の喫食用容
器3も適切に保持して、これに対応することができる。
従って、操作性も高めることができると共に、その結
果、顧客の多様な要望に簡易に応えることができる。
【0051】更に、このリング48は、図10(C)乃
至(F)に示すように、喫食用容器3の途中の一部分の
みに係合し、その係合部分より下方の部分に密着してこ
れを拘束することなく自由状態で保持することができる
ため、喫食用容器3が取り出しの際に誤って折れる等し
て破損するおそれが低下し、この点でも操作性を向上さ
せることができる。
【0052】この喫食用容器保持具14であるリング4
8は、図1乃至図8に示すように、回転本体18である
回転盤18Aの辺縁に設けられたスタンド52A等の連
結部材52に支持されて、このスタンド52Aにより回
転機構46と連結されている。これにより、リング48
は、この連結部材52であるスタンド52Aにより、回
転本体18との間に間隔を開けて配置されつつ、同時に
回転することができる。喫食用容器保持具14に中空部
50を形成することは、このように、従来技術と異なり
喫食用容器保持具14と回転本体18とを間隔を開けて
分離して配置したことにより、初めて可能となったこと
である。
【0053】また、このリング48は、図10に示すよ
うに、一定の内径の中空部50を有する輪状に完全に連
続する形態のものでもよいが、図11(A)に示すよう
に、収縮可能に形成して、中空部50の大きさをこの収
縮により調整することができるようにすることもでき
る。具体的には、例えば、リング48をばね性の材料か
ら製造し、このばね性の材料を、図11(A)に示すよ
うに、一部を開口するように加工成型することにより、
リング48を収縮可能とすることができる。
【0054】この場合、喫食用容器3は、コーン3a、
カップ3bのいずれの場合も、通常は、上方に行くに従
い若干外径が大きくなる形状を有し、最上部には、図1
0(A)に示すように、フランジ3Aが設けられている
ことが多い。従って、このようにフランジ3Aを有する
喫食用容器3に適用する場合には、このリング48の中
空部50の内径を、提供する可能性がある喫食用容器3
の中で最も小径のものの最大外径、即ち、フランジ3A
の直下部分の外径に合わせて設定することにより、リン
グ48は、この最小サイズの喫食用容器3のフランジ3
Aを下方から支持して、喫食用容器3を安定的に保持す
ることができる。
【0055】一方、この最小サイズの喫食用容器3より
も、大きな外径を有する喫食用容器3を保持させる場合
には、喫食用容器3をリング48のばねの付勢力に抗し
て拡径するように中空部50の大きさを調整しながら挿
入することにより、リング48に喫食用容器を保持させ
ることができる。勿論、リング48の初期内径は、必ず
しも、上記の設定に限られるものではなく、他に、例え
ば、全ての喫食用容器3の外径よりも小さく設定する
等、喫食用容器3を確実に保持することができれば、特
に問わない。
【0056】このように、喫食用容器保持具14を、収
縮可能とすると、様々な種類や大きさ、形状の喫食用容
器3に適切に係合して係止により喫食用容器3を保持す
ることができると共に、この喫食用容器保持具14から
の喫食用容器3の取り出しの際に弾性変形することがで
きるため必要以上に喫食用容器3を拘束することがな
く、喫食用容器の破損を防止することができる。
【0057】また、喫食用容器保持具14であるリング
48は、図11に示すように、喫食用容器3を取り出す
ことができる取り出し口54を形成するように横方向に
開口可能とすることができる。
【0058】具体的には、リング48を、図11(A)
に示すように、上記の収縮により、横方向に開口可能と
して取り出し口54を形成することができる。この場
合、ばね性材料による付勢力は、喫食用容器3を確実に
保持することができる一方、取り出しの際には、喫食用
容器3に必要以上に大きな力を負荷して喫食用容器3を
破損することがないように、充分に大きな取り出し口5
4を形成することができる程度に調整して設定される。
【0059】また、この取り出し口54の形成は、収縮
以外にも、次のような手段で達成することができる。即
ち、図11(B)に示すように、リング48を、リング
48を支持するスタンド52を枢軸として相対的に離反
するように揺動自在で相互に連結自在な2つの半円状ド
アー部材48A、48Bから形成して、開閉自在にする
ことにより、横方向に開口可能とすることができる。ま
た、図11(C)に示すように、リング48を、同様
に、2つの半円状ドアー部材48A、48Bから形成し
た上で、一方の半円状ドアー部材48Aをスタンド52
に固定的に取り付ける一方、他方の半円状ドアー部材4
8Bを、この一方の半円状ドアー部材48Bに枢軸等に
より揺動自在で連結可能に取り付けて、開閉自在とする
ことにより、横方向に開口可能とすることができる。
【0060】このように、喫食用容器保持具14を、喫
食用容器3を横方向に引き出して取り出すことができる
取り出し口54を形成するように、収縮や、また、開閉
等により、開口可能とすると、冷菓1が盛りつけられた
喫食用容器3の上方に充分なスペースがなくても、冷菓
1が盛りつけられた喫食用容器3を簡易に取り出すこと
ができるため、喫食用容器3の取り出しのための操作性
が格段に向上すると共に省スペース化により、冷菓供給
装置10全体を小型化することができる。また、喫食用
容器3を、上方ではなく、比較的に取り出しやすい手前
に引き抜いても喫食用容器3が破損することがなく、こ
の点でも操作性を向上させることができる。
【0061】なお、喫食用容器保持具14の形態は、必
ずしも、図10及び図11に示す円形のリング48に限
定されるものではなく、喫食用容器3の一部が貫通が貫
通することができる共に喫食用容器3の非保持時には押
出機構12から落下した冷菓1の滴を下方に通過させる
ことができる中空部50を有すれば、他の形態とするこ
ともできる。
【0062】具体的には、他に、例えば、図12に示す
ように、三角形状枠体56や、四角形状枠体58等の形
態とすることができる。これらの三角形状枠体56や四
角形状枠体58等の喫食用容器保持具14においても、
図12(A)(C)に示すように、一般的には円形の形
状を有するコーン3aやカップ3b等の喫食用容器3の
外周の一部に外接するようにして、これらの喫食用容器
3を係止して保持することができる。
【0063】更に、これらの三角形状枠体56や四角形
状枠体58等の喫食用容器保持具14においても、図1
2(B)(D)に示すように、その一辺部分を、枢軸等
により揺動して、開閉することができるドアー部材56
A、58Aとすることにより、取り出し口54を形成す
るように開口可能とすることができる。
【0064】また、本発明においては、喫食用容器保持
具14は、上記のように、回転本体18との間に間隔を
開けて配置された上で、更に、図1乃至図8に示すよう
に、喫食用容器保持具14の一部又は全部が上方に冷菓
供給装置10の他の部位が存在しない位置まで変位する
ことができる。
【0065】具体的には、リング48等の喫食用容器保
持具14を支持するスタンド52A等の連結部材52
を、回転本体18である回転盤18Aに回転自在に取り
付けることにより、喫食用容器保持具14を回転盤18
Aの中心から外周方向に回転しながら離れるようにして
移動可能として、上方に冷菓供給装置10の他の部位が
存在しない位置まで変位させることができる。このよう
に、喫食用容器保持具14の一部又は全部が、上方に冷
菓供給装置10の他の部位が存在しない位置まで変位す
ると、喫食用容器3の喫食用容器保持具14への挿入
や、特に、図8に示すように、冷菓1が盛りつけられた
後の喫食用容器3の取り出し等の作業をする上で、冷菓
供給装置10の他の部位が障害となることが抑制される
ため、喫食用容器3の挿入及び取り出し作業が非常に簡
易となり、操作性が向上する。
【0066】従って、この喫食用容器保持具14は、喫
食用容器保持具14への喫食用容器3の挿入時には、図
1、図2及び図4に示すように、回転本体18である回
転盤46の外周方向へ変位させることにより、喫食用容
器3を簡易に喫食用容器保持具14に保持させることが
できる。
【0067】次に、冷菓1の押出時には、喫食用容器3
を、図5乃至図7に示すように、冷菓1の押出口の下方
に位置するように変位させることにより、押出機構12
により喫食用容器3に冷菓1を供給することができる。
【0068】その後、押出が完了した場合には、図8に
示すように、再び、回転本体18である回転盤46の外
周方向へ変位させることにより、冷菓1が盛りつけられ
た後の喫食用容器3を簡易に喫食用容器保持具14から
取り出すことができる。この場合、喫食用容器3を、喫
食用容器保持具14から上方に持ち上げて取り出す場合
は勿論のこと、上述したように、横方向に形成された取
り出し口54から横方向に引き出して取り出す場合にも
簡易に取り出すことができると同時に、相乗効果によ
り、喫食用容器3の取り出しをより一層容易とすること
ができる。
【0069】なお、この喫食用容器保持具14の変位
は、作業者が手動で行うこともできるし、機械的、電気
的に制御して行うこともできる。また、いずれの場合で
あっても、図示の実施の形態のように、冷菓サプライヤ
ー36を用いる場合には、この冷菓サプライヤー36の
動きに連動するように、スタンド52Aを冷菓サプライ
ヤー36にリンクさせることもできる。
【0070】即ち、図1、図2、図4に示すように、冷
菓サプライヤー36が開いた状態においては、スタンド
52Aが、喫食用容器保持具14を回転本体18である
回転盤18Aの外周方向へ変位させるように回転し、こ
の状態から冷菓サプライヤー36を閉じると、スタンド
52Aは、図5乃至図7に示すように、喫食用容器保持
具14が押出口の下方に変位するように回転し、更に、
図8に示すように、その後再び冷菓サプライヤー36が
開き始めた場合に、その動きに連動して回転本体18で
ある回転盤18Aの中心から外周方向に回転しながら離
れるように、予め設定することができる。これにより、
冷菓1の押出のための一連の作業が更に簡易となり、よ
り一層操作性が向上する。なお、全ての操作が終了した
後は、図3に示すように、冷菓サプライヤー36と共に
押出機構12の下方に位置するようにして収納すること
もできる。
【0071】また、特に、図8に示すように、冷菓1が
滴り落ちる可能性が最も高い冷菓1の押出完了後から小
分け容器2の取り出しまでの間、喫食用容器3を押出位
置の下方から退避させておくと、冷菓1の滴は、落下し
たとしても、この喫食用容器保持具14に入り込むこと
がないため、冷菓1の滴と喫食用容器3との接触を効果
的に防止することができ、衛生性も向上させることがで
きる。
【0072】従って、このように喫食用容器保持具14
を変位可能とする場合には、喫食用容器保持具14は、
上述した中空部50を有するものに限定されず、例えば
カップ状等の有底の喫食容器保持具3を使用する場合に
も、喫食用容器保持具14を冷菓供給装置10の外側へ
変位可能とすることにより、その底部に冷菓1の滴が溜
まるのを効果的に防止することができる。勿論、図示の
実施の形態のように、中空部50を有する喫食用容器1
4とした上で、更に、この喫食用容器3を変位可能とす
ると、相乗効果により、より一層、冷菓1の滴と喫食用
容器3との効果的に防止することができる。更に、この
場合に、図示の実施の形態に示すように、滴止めの受け
皿42をも併用すれば、ほぼ完全に冷菓1の滴による不
衛生化を防止することができ、衛生を保持する上で、望
ましい。
【0073】なお、図示の実施の形態においては、特
に、図2に示すように、喫食用容器保持具14の一部の
みが、上方に冷菓供給装置10の他の部位が存在しない
位置まで変位するようにされているが、喫食用容器保持
具14の全部が上方に冷菓供給装置10の他の部位が存
在しない位置まで変位するようにすることもでき、これ
によれば、喫食用容器3の挿入、取り出しが一層容易と
なる。この場合、喫食用容器保持具14の全部を上方に
冷菓供給装置10の他の部位が存在しない位置まで変位
させることができるかどうかは、左右のサイドフレーム
22間の間隔やフレームカバー26の大きさ、また、喫
食用容器保持具14や回転本体である回転盤18Aの大
きさ等から相対的に決まるので、これらを適切に調整し
て、喫食用容器保持具14の変位量を適切に設定して対
応することができる。
【0074】更に、喫食用容器保持具14は、図5乃至
図7に示すように、喫食用容器3に供給された冷菓1の
量が増加するに従って降下移動することができるように
することが望ましい。
【0075】具体的には、図5乃至図7に示すように、
喫食用容器保持具14を支持するスタンド52A等の連
結部材52を、タイマー制御等により時間の経過に伴っ
て、自動的に喫食用容器3に注ぎ込まれた冷菓1が盛り
上がって押出機構12と接触しないように、回転しなが
ら降下移動させることができる。また、スタンド52A
等の連結部材52ではなく、このスタンド52A及び喫
食用容器保持具14を保持する回転機構16全体を基台
20内に沈み込むように、タイマー制御等により降下可
能なテーブル等の上に載置することにより、喫食用容器
保持具14を、回転させながら降下移動可能とすること
ができる。
【0076】更に、他の簡易な方法としては、喫食用容
器保持具14及びこれに保持された喫食用容器3と、こ
の喫食用容器3に供給された冷菓1の自重により下方に
下がっていくようにすることもできる。
【0077】即ち、具体的には、図13に示すように、
スタンド52A及びこのスタンド52Aを回転させるた
めのギヤ46等の部材を、支持板60上に取り付け、こ
の支持板60を、自然長において最も高い位置に押し上
げるように付勢されたスプリング62によりばね付勢し
て、喫食用容器3に供給された冷菓1の量が増加するに
従って増加した重量による加圧によって、このスプリン
グ62による付勢力に抗するようにして、喫食用容器保
持具14を降下移動させることもできる。なお、このス
プリング62による方法は、回転機構16全体について
も適用することができる。その他、スタンド52A等の
連結部材52自体を伸縮自在とすることにより、喫食用
容器保持具14を降下移動可能とすることができる。
【0078】このように、中空部50を備える、あるい
は、冷菓供給装置10の外側へ変位可能等の本発明の特
徴のある喫食用容器保持具14を、更に、喫食用容器3
に供給された冷菓1の量が増加するに従って降下移動さ
せると、喫食用容器3に盛りつけられた冷菓1と、押出
機構12との接触を回避することができ、より一層衛生
性を向上させることができる。即ち、一般的な冷菓供給
装置10においては、盛りつけられた冷菓1の最上部
と、押出機構12との間に間隙があまりなかったため、
この喫食用容器3に盛りつけられた冷菓1を取り出すと
きには、喫食用容器3を若干斜めに傾けて取り出してい
た。しかし、斜めに傾けて取り出す際に、冷菓1の形状
崩れが起こり、作業性並びに効率が低かった。従って、
このように、喫食用容器保持具14を降下移動可能とす
ることにより、これらの問題点を改善することができ
る。
【0079】また、本発明の冷菓供給装置10は、この
喫食用容器保持具14の高さ位置を調整することができ
る高さ調整機構64を備えている。具体的には、上述し
たように、喫食用容器保持具14を降下移動することが
できる実施の形態においては、その初動高さ位置を機械
的又は電気的手段により任意に設定することができるよ
うにすることで、この高さ調整機構64とすることがで
きる。
【0080】また、それ以外に、この高さ調整機構64
は、例えば、図14(A)に示すように、スタンド52
Aの任意の位置で、このスタンド52Aに横方向から係
合して、スタンド52Aを締め付けるボルト部材66か
ら構成することができる。
【0081】また、高さ調整機構64を、図14(B)
に示すように、スタンド52Aに形成された複数のピン
貫通孔68と、この複数のピン貫通孔68のうちの任意
のいずれか及びストッパ70を貫通することができるピ
ン72等から構成し、スタンド52Aを段階的に支持す
ることにより、喫食用容器保持具14の高さ位置を調整
することができる。
【0082】このように、喫食用容器保持具14の高さ
位置を調整すると、種々の大きさや種類の喫食用容器3
に合わせて、適切に喫食用容器3の保持高さを調整する
ことができるため、喫食用容器保持具14に多種多様な
喫食用容器3を保持させることができる。特に、この高
さ調節機構64は、上述したように、喫食用容器保持具
14を降下移動可能とした場合においては、降下移動す
る喫食用容器3の初動位置を、そのサイズや大きさ等に
合わせて適切に設定することができる。
【0083】更に、本発明の冷菓供給装置10は、図1
乃至図8に示すように、喫食用容器保持具14の下方に
設置され、喫食用容器14の中空部50等を通過して落
下した冷菓1の滴を受け止める受け止め部材74を備え
ている。
【0084】この受け止め部材74としては、具体的に
は、例えば、図3乃至図8に示すように、回転機構16
の回転本体18を使用することができる。従って、この
受け止め部材74としての、回転盤18A等の回転本体
18は、押出機構12から落下した冷菓1の滴を、敢え
て受け止めるための役割をも有する。
【0085】このように、喫食用容器保持具14とは別
に、冷菓1の滴を受け止めることができる受け止め部材
74を設けると、この受け止め部材74の形状を喫食用
容器3の保持のための形状を考慮することなく決定する
ことができる。このため、図3乃至図8に示すように、
平板状の回転盤18Aを受け止め部材74とすることが
でき、この回転盤18Aが図3乃至図8に示すよう、平
板状であるため、受け止めた冷菓1を、拭き取り等によ
り非常に簡易に除去することができ、清掃のための操作
性が向上すると共に、その結果、頻繁に清掃が行われて
衛生性も向上する。
【0086】特に、この場合、回転本体18は、喫食用
容器保持具14との間に間隔を開けて配置され、図4乃
至図8に示す用に、この回転本体18が喫食用容器3と
直接接触することはない点で、この回転本体18により
冷菓1の滴を受け止めても、冷菓1の滴と喫食用容器3
との接触を回避することができる点でも、衛生的であ
る。
【0087】また、このように、回転機構16の回転本
体18を受け止め部材74とすると、新たに別途、受け
止めのための特別な部材を設けることなく、清掃の容易
化による操作性の向上及び衛生性を向上させることがで
きるため、製造工程の複雑化やコストの上昇を抑制し
て、簡易に操作性及び衛生性を向上させることができ
る。即ち、この回転本体18を受け止め部材74とする
ことも、喫食用容器保持具14に中空部50を形成する
こととと同様、喫食用容器保持具14と回転本体18と
を間隔を開けて分離して配置したことにより、初めて可
能となったことである。
【0088】但し、この受け止め部材74は、必ずし
も、この回転本体18に限定されるものではなく、この
回転本体18とは別途に設けることもできる。具体的に
は、図15に示すように、冷菓1の滴の落下経路の下方
に設けられた回転しない単なる円形の受け板76を、受
け止め部材74とすることができる。この場合には、回
転本体18である回転盤18Aとしては、図15に示す
ように、円形ではなく、この円形の受け板74の外周で
回転するリング状の回転盤18Aとすることができる。
【0089】このように、回転本体18を受け止め部材
74としない場合には、冷菓1の滴の落下経路の下方に
設ける必要があるのは、受け止め部材74のみである。
従って、この場合には、回転本体18の位置は、図1乃
至図8に示すように、基台20の上には限定されず、他
の位置に設置することもできる。
【0090】具体的には、図16に示すように、回転本
体18Aを受圧部材30の下方に回転自在に設置し、喫
食用容器保持具14を、この回転本体18Aから吊り下
げるように配置することもできる。この場合であって
も、他の実施の形態と同様に、喫食用容器保持具14
を、回転本体18と間隔を開けて配置しつつ、回転自在
に保持することができる。また、このことから、モータ
ー44の位置も、必ずしも、図1乃至図8に示すよう
に、基台20上には限定されず、回転本体18の設置位
置に合わせて、冷菓供給装置10の上方に設けたり、ま
た横方向に設けて傘歯歯車等により適宜回転本体18に
回転力を伝達する等してもよい。
【0091】なお、このように、回転本体18の位置を
適宜任意の位置に設定することができることは、受け止
め部材74自体を設けない場合においても、同様であ
る。更に、本発明においては、回転本体18の形状も特
に問わず、回転力を付与されて回転することができれ
ば、上述した円形やリング状以外の他の適宜な形状とす
ることができる。
【0092】なお、受け止め部材74には、図17に示
すように、冷菓1の滴を受け止める部分に取替可能な滴
吸収材78を着脱自在に取り付けることが望ましい。こ
の滴吸収材78としては、例えば、脱脂綿、紙、布等の
冷菓が浸透することができる適宜な材料を用いることが
でき、これを、図16に示すように、受け止め部材74
のうち、少なくとも冷菓1を受け止める部分に形成され
た溝74A等に着脱自在に嵌合することができる支持部
材80により支持することにより、受け止め部材74に
着脱自在に取り付けることができる。
【0093】この場合、冷菓1の滴を充分に受け止めて
吸収した滴吸収材78を取り外し、替わりに新しい滴吸
収材78を装着して交換するだけで、受け止め部材74
上の冷菓1を度々拭き取ることなく、簡易に冷菓1を除
去することができるため、より一層清掃が容易となり、
操作性及び衛生性が向上する。なお、この滴吸収材78
は、少なくとも冷菓1の滴が落下する部分のみに設けれ
ば足りるが、受け止め部材74の全面を覆うように取り
付けることもできる。このことから、受け止め部材74
自体も、冷菓1の滴の落下経路の下方に設置されて冷菓
1の滴を確実に受け止めることができれば、特にその大
きさや形状は問われない。
【0094】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、喫食用
容器保持具と回転本体とを間隔を開けて分離して配置し
ているため、喫食用容器保持具を、冷菓の滴を下方に通
過させることができる中空部を有する、例えば、円形の
リング等とすることができるので、喫食用容器と接触す
る喫食用容器保持具に冷菓の滴が溜まることがなく衛生
を保持することができる実益がある。
【0095】また、この場合、この喫食用容器保持具
は、その中空部に喫食用容器の一部を貫通させて、保持
すべき喫食用容器の途中の一部分でのみ喫食用容器を係
止して保持するため、任意の1箇所においてでも、この
中空部に係止することができる形状、大きさを有する喫
食用容器であれば保持することができ、1つの喫食用容
器保持具で、特に交換等することなく、様々な形状や大
きさを有する喫食用容器や、例えば、コーンやカップ等
の異なる種類の喫食用容器に対応することができ、操作
性も高めることができると共に、その結果、顧客の多様
な要望に簡易に応えることができる実益がある。
【0096】更に、この場合、この喫食用容器保持具
は、喫食用容器の途中の一部分のみに係合し、その係合
部分より下方の部分に密着してこれを拘束することなく
自由状態で保持することができるため、喫食用容器が取
り出しの際に誤って折れる等して破損するおそれが低下
し、この点でも操作性を向上させることができる実益が
ある。
【0097】本発明によれば、上記のように、喫食用容
器保持具とは別に、冷菓の滴を受け止めることができる
受け止め部材を設けているため、この受け止め部材の形
状を容器の保持のための形状を考慮することなく決定す
ることができるので、例えば、平板状の円盤等とするこ
とにより、この受け止め部材が受け止めた冷菓を、拭き
取り等により非常に簡易に除去することができ、清掃の
ための操作性が向上すると共に、その結果、頻繁に清掃
が行われて衛生性も向上する実益がある。
【0098】本発明によれば、上記のように、回転機構
の回転本体を受け止め部材としているため、新たに別
途、受け止めのための特別な部材を設けることなく、清
掃の容易化による操作性の向上及び衛生性を向上させる
ことができるので、製造工程の複雑化やコストの上昇を
抑制して、簡易に操作性及び衛生性を向上させることが
できる実益がある。
【0099】また、この場合、回転本体は、喫食用容器
保持具との間に間隔を開けて配置され、この回転本体が
喫食用容器と直接接触することはない点で、この回転本
体により冷菓1の滴を受け止めても、冷菓の滴と喫食用
容器との接触を回避することができる点でも、衛生的で
ある実益がある。
【0100】本発明によれば、上記のように、受け止め
部材の冷菓を受け止める部分に、例えば、脱脂綿や紙、
布等の、着脱により取替可能な滴吸収材を設けているた
め、冷菓を度々拭き取ることなく、この滴吸収材を交換
するだけで、簡易に冷菓を除去することができるため、
より一層清掃が容易となり、操作性及び衛生性が向上す
る実益がある。
【0101】本発明によれば、上記のように、喫食用容
器保持具を、収縮可能としているため、様々な種類や大
きさ、形状の喫食用容器に適切に係合して係止により喫
食用容器を保持することができると共に、この喫食用容
器保持具からの喫食用容器の取り出しの際に弾性変形す
ることができるため必要以上に喫食用容器を拘束するこ
とがなく、喫食用容器の破損を防止することができる実
益がある。
【0102】本発明によれば、上記のように、喫食用容
器保持具を、喫食用容器を横方向に取り出すことができ
る取り出し口を形成するように開口可能としているた
め、冷菓が盛りつけられた喫食用容器の上方に充分なス
ペースがなくても、冷菓が盛りつけられた喫食用容器を
横方向に引き出して簡易に取り出すことができるので、
喫食用容器の取り出しのための操作性が格段に向上する
と共に省スペース化により、装置を小型化することがで
きる実益がある。また、喫食用容器を、上方ではなく、
比較的に取り出しやすい手前に引き抜いても喫食用容器
が破損することがなく、この点でも操作性を向上させる
ことができる実益がある。
【0103】本発明によれば、上記のように、喫食用容
器保持具の一部又は全部が上方に冷菓供給装置の他の部
位が存在しない位置まで変位可能としているため、喫食
用容器の挿入や、特に冷菓が盛りつけられた後の喫食用
容器の取り出し等の作業をする上で、冷菓供給装置の他
の部位が障害となることが抑制されるので、喫食用容器
の挿入及び取り出し作業が非常に簡易となり、操作性が
向上する実益がある。
【0104】同時に、冷菓が滴り落ちる可能性が最も高
い冷菓の押出完了後から小分け容器の取り出しまでの
間、喫食用容器を押出位置の下方から退避させることが
できるため、冷菓の滴は、落下したとしても、この喫食
用容器保持具に入り込むことがないため、冷菓の滴と喫
食用容器との接触を効果的に防止することができ、衛生
性も向上させることができる実益がある。
【0105】本発明によれば、上記のように、喫食用容
器保持具を、更に、喫食用容器に供給された冷菓の量が
増加するに従って降下移動させるため、喫食用容器に盛
りつけられた冷菓と、冷菓の押出機構との接触を回避す
ることができ、より一層衛生性を向上させることができ
る実益がある。
【0106】本発明によれば、上記のように、喫食用容
器保持具の高さ位置を調整することができる高さ調整機
構を備えているため、種々の大きさや種類の喫食用容器
に合わせて、適切に喫食用容器の保持高さを調整するこ
とができるので、喫食用容器保持具に多種多様な喫食用
容器を保持させることができる実益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷菓供給装置の概略正面図である。
【図2】本発明の冷菓供給装置の概略平面図である。
【図3】本発明の冷菓供給装置の概略側面図である。
【図4】本発明に用いられる喫食用容器保持具に喫食用
容器を挿入した状態を示す概略正面図である。
【図5】本発明に用いられる喫食用容器保持具により喫
食用容器を押出位置に供給した状態を示す概略正面図で
ある。
【図6】本発明の冷菓供給装置により冷菓を押し出して
いる状態を示す概略正面である。
【図7】本発明の冷菓供給装置による冷菓の押し出しが
完了した直後の状態を示す概略正面である。
【図8】本発明に用いられる喫食用容器保持具から冷菓
が供給された喫食用容器を取り出し可能とした状態を示
す概略正面図である。
【図9】本発明が適用される冷菓を収納した小分け容器
の概略平面図である。
【図10】図10は、本発明に用いられる喫食用容器保
持具を示し、同図(A)はその平面図、同図(B)乃至
(D)はその種々の状況における縦断面図である。
【図11】本発明に用いられる喫食用容器保持具の他の
実施の形態平面図である。
【図12】本発明に用いられる喫食用容器保持具の更に
他の実施の形態平面図である。
【図13】本発明に用いられる喫食用容器保持具を降下
移動可能とする機構の概略側面図である。
【図14】本発明に用いられる高さ調整機構の概略側面
図である。
【図15】図15は、本発明に用いられる回転本体と受
圧部材との位置関係を示し、同図(A)はその概略側面
図、同図(B)はその平面図である。
【図16】本発明に用いられる回転本体と受圧部材との
他の位置関係を示す概略側面図である。
【図17】本発明に用いられる滴吸収材の側面図であ
る。
【図18】従来技術の冷菓供給装置の概略正面図であ
る。
【図19】他の従来技術の概略側面図である。
【符号の説明】
1 冷菓 2 小分け容器 3 喫食用容器 3a コーン 3b カップ 3A 喫食用容器のフランジ 4 容器 5 タンク 10 冷菓供給装置 12 押出機構 14 喫食用容器保持具 16 回転機構 18 回転本体 18A 回転盤 20 基台 22 サイドフレーム 24 フロントフレーム 26 フレームカバー 28 支持フレーム 30 受圧部材 30A 円盤 30a 冷菓通過孔 32 押圧部材 34 プレスハンマー 36 冷菓サプライヤー 38 容器支持部材 40 カバー部材 42 滴止めの受け皿 44 モーター 46 ギヤ 48 リング 48A、48B 半円状ドアー部材 50 中空部 52 連結部材 52A スタンド 54 取り出し口 56 三角形状枠体 56A ドアー部材 58 四角形状枠体 58A ドアー部材 60 支持板 62 スプリング 64 高さ調整機構 66 ボルト部材 68 ピン貫通孔 70 ストッパ 72 ピン 74 受け止め部材 76 円形の受け板 78 滴吸収材 80 滴吸収材の支持部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月22日(2000.3.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月17日(2000.4.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】また、回転機構16は、図1及び図3乃至
図8に示すように、基台20上に設けられたモーター4
4と、このモーター44に固定して取り付けられてモー
ター44により回転する円形の回転盤18A等の回転本
体18とから成っている。この回転機構16は、適宜、
喫食用容器3を偏心回転等させることにより、喫食用容
器3に体裁良く冷菓1を盛りつけることができる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷菓に加圧して前記冷菓を押し出す押出
    機構と、前記押出機構の下方に設置され前記押出機構に
    より押し出された冷菓を供給すべき喫食用容器を保持す
    る喫食用容器保持具と、前記冷菓の押出時に前記喫食用
    容器を保持した前記喫食用容器保持具を回転させる回転
    本体を有する回転機構とを備えた冷菓供給装置におい
    て、前記喫食用容器保持具は、前記回転本体との間に間
    隔を開けて配置され、かつ、前記喫食用容器の一部が貫
    通することができると共に前記喫食用容器の非保持時に
    は前記押出機構から落下した前記冷菓の滴を下方に通過
    させることができる中空部を有することを特徴とする冷
    菓供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載に記載された冷菓供給装
    置であって、前記喫食用容器保持具の下方に設置され、
    落下した前記冷菓の滴を受け止める受け止め部材を備え
    ていることを特徴とする冷菓供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された冷菓供給装置であ
    って、前記受け止め部材は前記回転機構の前記回転本体
    であることを特徴とする冷菓供給装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3のいずれかに記載
    された冷菓供給装置であって、前記受け止め部材は、少
    なくとも前記冷菓の滴を受け止める部分に取替可能な滴
    吸収材が着脱自在に取り付けられていることを特徴とす
    る冷菓供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    された冷菓供給装置であって、前記喫食用容器保持具
    は、収縮可能に形成され、前記中空部の大きさを収縮に
    より調整することができることを特徴とする冷菓供給装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    された冷菓供給装置であって、前記喫食用容器保持具
    は、前記喫食用容器を取り出すことができる取り出し口
    を形成するように横方向に開口可能であることを特徴と
    する冷菓供給装置。
  7. 【請求項7】 冷菓に加圧して前記冷菓を押し出す押出
    機構と、前記押出機構の下方に設置され前記押出機構に
    より押し出された冷菓を供給すべき喫食用容器を保持す
    る喫食用容器保持具と、前記冷菓の押出時に前記喫食用
    容器を保持した前記喫食用容器保持具を回転させる回転
    本体を有する回転機構とを備えた冷菓供給装置におい
    て、前記喫食用容器保持具は、前記回転本体との間に間
    隔を開けて配置され、かつ、前記喫食用容器保持具の一
    部又は全部が上方に前記冷菓供給装置の他の部位が存在
    しない位置まで変位することができることを特徴とする
    冷菓供給装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    された冷菓供給装置であって、前記喫食用容器保持具
    は、前記喫食用容器に供給された前記冷菓の量が増加す
    るに従って降下移動することを特徴とする冷菓供給装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載
    された冷菓供給装置であって、前記喫食用容器保持具の
    高さ位置を調整することができる高さ調整機構を備えて
    いることを特徴とする冷菓供給装置。
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Cited By (3)

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CN109315580A (zh) * 2018-10-12 2019-02-12 北京古点日世科技有限公司 一种旋转承接机构
WO2019156276A1 (ko) * 2018-02-07 2019-08-15 조재원 아이스크림 압출 장치
WO2022107597A1 (ja) * 2020-11-20 2022-05-27 サンデン・リテールシステム株式会社 半固形食品押出装置

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CN109315580B (zh) * 2018-10-12 2024-04-02 古点投资有限公司 一种旋转承接机构
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