JP2000232470A - スイッチングハブ - Google Patents

スイッチングハブ

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JP2000232470A
JP2000232470A JP11030090A JP3009099A JP2000232470A JP 2000232470 A JP2000232470 A JP 2000232470A JP 11030090 A JP11030090 A JP 11030090A JP 3009099 A JP3009099 A JP 3009099A JP 2000232470 A JP2000232470 A JP 2000232470A
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JP
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port
data
switching hub
flow control
frame
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Yuichi Anzai
裕一 安斎
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全てのポートに対する送信が一時停止してし
まう確率を下げ、ネットワーク全体としてのスループッ
トを向上させるスイッチングハブを提供する。 【解決手段】 LANにフレームを送受信する複数のポ
ート108a〜108dと、受信したフレームの宛先ア
ドレスから転送先を判定するアドレス検索部103と、
判定した転送先にフレームのデータを転送する転送制御
部105a〜105dと、そのフレームのデータをポー
ト別に一時的に格納するバッファ106a〜106d
と、このバッファ内に蓄積されるデータの蓄積量を監視
してフロー制御を行う監視部101とを備えたスイッチ
ングハブにおいて、前記監視部101は、データ蓄積量
の監視に複数の敷居値S,A,B,Cを用い、データ蓄
積量が超えた敷居値に応じて異なるフロー制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロー制御を行う
スイッチングハブに係り、特に、全てのポートに対する
送信が一時停止してしまう確率を下げ、ネットワーク全
体としてのスループットを向上させるスイッチングハブ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、スイッチングハブは、ネットワー
クの帯域を容易に拡張可能なLAN器機として注目され
ている。スイッチングハブは、所定のポート速度を維持
したまま、複数のポート間通信を同時に実現できるもの
で、フレームに格納されているLANアドレスを読取
り、その端末が接続されるLANにのみフレーム中継を
行うものである。
【0003】スイッチングハブの基本動作を図8により
説明する。スイッチングハブ601は、複数の入出力ポ
ート(以下、ポートと記す)と、入力ポート(入力に使
用されているポート)と出力ポート(出力に使用されて
いるポート)とを接続するスイッチング部とを持ち、遅
延時間が短く、ポートが重複しない限り複数のポート間
で同時通信が可能な装置である。例えば、ポート1(6
02)とポート5(606)とが、ポート2(603)
とポート4(605)とが、ポート3(604)とポー
ト6(607)とがそれぞれ同時に通信可能である。
【0004】従来のスイッチングハブの内部構成を図9
により説明する。スイッチングハブは、フレームの送受
信の制御を行うポート毎の通信制御LSI706、MA
Cアドレスとポート番号とを対にして格納するテーブル
を構成するアドレス登録メモリ702、受信したフレー
ムの宛先アドレスでアドレス登録メモリを検索して転送
先のポート番号を判定するアドレス検索部701、その
転送先へのフレームのデータの転送を制御するデータ転
送制御部704、受信又は転送されたフレームのデータ
を一時的に格納するバッファメモリ705、フレームの
データを転送するための共有バス703を備えている。
【0005】データ転送制御部704は、通信制御LS
I706が受信したフレームより宛先MACアドレスを
抽出すると共に、アドレス検索部701に対しアドレス
登録メモリ702の検索を依頼し、受信したフレームの
データをバッファメモリ705に一時的に格納する。ア
ドレス検索部701は、アドレス登録メモリ702を検
索することによって転送先ポートを判定し、データ転送
制御部704に転送先ポートのポート番号を通知する。
転送先ポートのポート番号の通知を受けたデータ転送制
御部704は、バッファメモリ705から当該フレーム
のデータを読み出し、共有バス703を介して転送先ポ
ートにデータを転送し、この転送先ポートの通信制御L
SI706は、フレームの送信を開始する。
【0006】スイッチングハブにおいては、一般に、ス
トア・アンド・フォワードと呼ばれるスイッチング方式
が用いられている。スイッチング方式は、受信フレーム
全体を一時的にバッファメモリに格納した後、送信を開
始する方式であり、エラーフレーム等の判定が可能であ
るため、この方式を採用しているスイッチングハブが最
も多い。
【0007】図9のスイッチングハブの場合、バッファ
メモリ705が送信待ち又は転送待ちのフレームのデー
タで満杯になると、バッファメモリ705の容量以上の
データは溢れてしまい、フレームが廃棄されることにな
る。この問題を解決するためには、ネットワーク上を流
れるデータ量を調節するフロー制御が必要となる。
【0008】図10を用いて従来のフロー制御について
説明する。
【0009】スイッチングハブ1401は、各ポート共
通のバッファメモリ1403を有する。このバッファメ
モリ1403には、データ蓄積量が敷居値1403aを
超えたか否かを監視するバッファデータ蓄積量監視部
(以下、監視部という)1402が接続されており、こ
の監視部1402にはネットワークI/F部1405a
〜1405dが接続されている。バッファメモリ140
3内に蓄積されているデータの量が敷居値1403aを
超えると同時に、ネットワークI/F部1405a〜1
405dが接続されている端末に対し、ネットワークI
/F部1405a〜1405dから送信停止命令140
6を出力する。送信停止命令1406は、送信停止を続
ける固定の時間(送信停止時間)を含んでおり、その時
間が経過すると端末は送信停止が解除となるが、バッフ
ァメモリ1401内のデータ量が敷居値1403aより
小さいある値以下に下がるまでは送信停止命令1406
が継続して出力される。イーサネット(登録商標)にお
いては、送信停止命令1406としてバックプレッシャ
と呼ばれる方式が用いられている。バックプレッシャ方
式は、ジャム(jam)信号を意図的に出力して衝突状
況を発生させることによって、送信側(端末)を送信待
機状態にするものである。ただし、この方式は、半二重
(片方向)通信の場合のみに適用され、全二重(双方
向)通信の場合には適用できない。
【0010】イーサネットの規格を審議するIEEE8
02.3X委員会において、特殊な制御用フレームを用
いて、全二重通信の場合でもフロー制御を実現できる方
法が既に規格化されている。
【0011】フロー制御用フレームの構成を説明する。
図11に示されるように、フロー制御用フレーム801
は、宛先アドレス802、送信元アドレス803、タイ
プ識別領域804、フロー制御識別領域805、送信停
止時間指定値806、予備807、FCS808より構
成されている。フロー制御用フレーム801を受信した
器機は、送信停止時間指定値806により指定された時
間、送信を停止する。この方式により、バッファがオー
バーフローするのを未然に防ぐと共に。ネットワーク上
のデータ量を適切に保つことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来技術には、以下の
ような問題がある。一般に、スイッチングハブを用いた
ネットワークにおいては、各ポート間の通信が同頻度で
行われることは、皆無に等しく、大抵は、ある特定ポー
ト間の通信に偏る場合が多い。図12に示されるよう
に、スイッチングハブ1101は、スイッチングハブ1
401と同様に共通のバッファメモリ1102を有す
る。スイッチングハブ1101において、ポート110
4aからポート1104bへの通信、ポート1104c
からポート1104bへの通信、ポート1104bから
ポート1104dへの通信(全二重通信)が同時に行わ
れていたとすると、ポート1104aからの通信とポー
ト1104cからの通信とがポート1104bにおいて
競合し、ポート1104bでの伝送容量が限界を越え、
ポート1104bは全ての通信を処理できなくなり、ポ
ート1104a及びポート1104cからのデータはバ
ッファメモリ1102に次々と格納されることになる。
すると、バッファがオーバーフローするのを避けるた
め、フロー制御が働き、全てのポートに送信停止命令が
出力される。このため、ポート1104a及びポート1
104cのみから端末に送信停止命令を出力すればよい
にもかかわらず、全てのポートから端末に送信停止命令
が出力される。このため全てのポートに対する送信が一
時停止してしまう。また、フロー制御用フレーム801
の送信停止時間指定値806が固定されているため、必
要以上の送信停止を余儀なくされるポートが生じてしま
い(必要と想定される最も長時間の送信停止時間が指定
してあるため)、ネットワーク全体としてのスループッ
トを低下させてしまう。
【0013】また、従来のスイッチングハブには、仮想
LANに適したフロー制御を行うものがなかった。
【0014】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、全てのポートに対する送信が一時停止してしまう確
率を下げ、ネットワーク全体としてのスループットを向
上させるスイッチングハブを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、LANにフレームを送受信する複数のポー
トと、受信したフレームの宛先アドレスから転送先を判
定するアドレス検索部と、判定した転送先にフレームの
データを転送する転送制御部と、そのフレームのデータ
をポート別に一時的に格納するバッファと、このバッフ
ァ内に蓄積されるデータの蓄積量を監視してフロー制御
を行う監視部とを備えたスイッチングハブにおいて、前
記監視部は、データ蓄積量の監視に複数の敷居値を用
い、データ蓄積量が超えた敷居値に応じて異なるフロー
制御を行うものである。
【0016】あるポートのバッファのデータ蓄積量があ
る敷居値を超えたとき、そのポートのデータから優先的
に転送するフロー制御を行ってもよい。
【0017】あるポートのバッファのデータ蓄積量があ
る敷居値を超えたとき、そのポートを競合して転送先と
しているポートに接続されたLAN上の送信機器に対し
て送信停止命令を送信するフロー制御を行ってもよい。
【0018】仮想LANのグループ別に通信頻度を統計
し、その通信頻度に応じてグループ別にフロー制御を行
う通信頻度監視部を設けてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0020】図1に示されるように、本発明に係るスイ
ッチングハブは、LANにフレームを送受信する複数の
ポート108a〜108dと、フレームの送受信の制御
を行うポート毎の通信制御LSI107a〜107d
と、MACアドレスとポート番号とを対にして格納する
テーブルを構成するアドレス登録メモリ104と、受信
したフレームの宛先アドレスでアドレス登録メモリを検
索して転送先ポートを判定するアドレス検索部103
と、その転送先ポート又は転送先ポートのバッファメモ
リにフレームのデータを転送するポート毎のデータ転送
制御部105a〜105dと、フレームのデータの転送
に使用される共有バス109と、自ポートで受信したフ
レームのデータ及び自ポートから送信するべく他のバッ
ファメモリより転送されたデータを一時的に格納するポ
ート毎のバッファメモリ106a〜106dと、各バッ
ファメモリに蓄積されるデータの量(データ蓄積量)を
複数の敷居値を用いて監視し、ポート別にデータ蓄積量
が超えた敷居値に応じて異なるフロー制御を行うデータ
蓄積量監視部101と、仮想LANのグループ別に通信
頻度を監視してフロー制御を行う通信頻度監視部102
とを備えている。
【0021】このスイッチングハブは全二重通信を行う
ものであるが、本発明は、半二重通信を行うものにも適
用することができる。
【0022】図2に示されるように、各ポートに対応す
る4つのバッファメモリ201〜204について、それ
ぞれ複数の敷居値S,A,B,C(S>A>B>C)が
データ蓄積量監視部101に設定されている。図中、
「格納されたフレーム」と記した黒点部の高さがデータ
蓄積量を表している。
【0023】通信制御LSI107a〜107dがフレ
ームを受信すると、アドレス検索部103は、アドレス
登録メモリ104を検索することにより、転送先ポート
を判定し、データ転送制御部105a〜105dに対し
て転送先ポートを指示する。このとき、転送されたフレ
ームのデータは、送信の順番待ちのため、一時的にバッ
ファメモリ106a〜106dに格納される。バッファ
メモリ106a〜106dに蓄積されるデータの量は、
データ蓄積量監視部101において複数の敷居値S,
A,B,Cをもって常時監視される。
【0024】なお、バッファメモリ106a〜106d
は、図1のように各ポートに分散して設けるのではな
く、各ポート共通のバッファメモリをスイッチングハブ
全体に1個だけ設けてもよい。その場合、格納フレーム
をポート番号に対応させて管理するなどにより、各ポー
トに分散したバッファメモリ106a〜106dと等価
的にポート別のバッファとしての機能を持たせることが
でき、図2のように、それぞれのポートのバッファのデ
ータ蓄積量に対して複数の敷居値を設定して本発明を実
施することができる。以下では、スイッチングハブ全体
に1個だけ設けた構成のスイッチングハブを図示する。
【0025】ここで、図3に示されるように、スイッチ
ングハブ301のポート304aに接続される端末30
5aは、ポート304bに接続される端末305bと通
信を行っている。同様に他のポートでも通信を行ってい
るが、ポート304aで受信したフレームがポート30
4cで受信したフレームに対して、転送先のポート30
4bが同じため競合する。このように競合が起きると、
バッファメモリ302のポート304bに対応するバッ
ファに次々とフレームのデータが格納される。同様に、
端末305bからポート304bへ送信されたフレーム
のデータもポート304bのバッファに格納される。
【0026】データ蓄積量が敷居値Cを超過した場合、
図4に示されるように、敷居値Cを超過したポート50
2のバッファメモリに格納されているデータから優先的
に送信又は転送を行うようにする。図中、「格納される
フレーム」と記した長方形は1フレームのデータを表
し、丸囲み数字は、本フロー制御によって生じる送信又
は転送の優先順序を表している。このようにして、敷居
値Cを超過したポート502のバッファメモリからデー
タが送出される機会を多くする。図示例では、丸囲み数
字の順序でデータが送出されるので、ポート503,5
04のバッファメモリよりもポート502のバッファメ
モリからデータが送出される機会が多いことになる。こ
の一時的な優先度の変更は、データ蓄積量が敷居値C以
下となるまで継続的に実施する。これにより、ポート5
02のバッファメモリは送出されるデータが多くなり、
蓄積されているデータが減ることになる。
【0027】しかし、上記の優先度の変更を行っても、
なお、データ蓄積量の増加を抑えきれず、データが増え
続けることがある。この場合、上記の優先度の変更だけ
では、オーバーフローが起こるおそれがある。そこで、
データ蓄積量が敷居値B或いは敷居値Aを超過した場
合、図5に示されるように、競合が発生しているポート
へ転送を行っているポートに対し、送信停止命令を発行
する。図5では、スイッチングハブ401のデータ蓄積
量監視部402は、バッファメモリ403においてデー
タ蓄積量が敷居値B或いは敷居値Aを超過した場合、例
えば、ポート405a,405cに対して送信停止命令
406を発行し、これにより、ポート405a,405
cから端末に対して送信停止命令406が送信される。
これらの端末が送信を停止することにより、競合が発生
しているポートのバッファメモリは新たに格納されるデ
ータが少なくなり、蓄積されているデータが減ることに
なる。
【0028】また、本発明では、送信停止命令406に
含まれている送信停止時間を可変に設定することができ
る。ここでは、データ蓄積量が敷居値Bを超過した場合
の送信停止時間よりも敷居値Aを超過した場合の送信停
止時間を長くする。これにより、より競合が激しい場合
における端末の送信停止時間をより長くして新たに蓄積
されるデータをより少なくすることができる。この送信
停止時間の設定は、敷居値に限らず、ネットワーク構成
やポート数等を条件にして適切に変化させてもよい。
【0029】ポートへの競合がさらに高密度に行われる
と、データ蓄積量が敷居値Sを超過する場合もある。こ
の場合は、全ポートに対して送信停止命令406を発行
する。
【0030】以上のように、本発明のスイッチングハブ
は、データ蓄積量の監視に複数の敷居値を用い、データ
蓄積量が超えた敷居値に応じて異なるフロー制御を行
う。即ち、データ蓄積量がある敷居値を超えたときに
は、そのポートのデータから優先的に転送することによ
ってデータ蓄積量を減らし、送信停止命令は発行しな
い。また、データ蓄積量が別の敷居値を超えたときに
は、そのポートを競合して転送先としているポートに対
して送信停止命令を発行する。そして、送信停止命令に
含まれる送信停止時間指定値を可変とし、敷居値の高低
により送信停止時間を長短異ならせる。このように段階
的に敷居値を設定し、敷居値に応じて異なるフロー制御
を実行するようにしたので、必要以上の送信停止を極力
回避することができる。
【0031】次に、他の実施形態として、図1に示した
スイッチングハブの仮想LANシステムにおける動作を
説明する。図6の仮想LANシステムは、本発明のスイ
ッチングハブ901〜904から構成され、端末905
〜916が接続されている。これらの端末は、A〜Cの
各グループ(セグメントともいう)にグループ分けされ
ており、同じグループ内の端末同士のみでの通信が可能
である。仮想LANシステムには、ポート番号でグルー
プ分けするものや、MACアドレスでグループ分けする
ものがある。MACアドレスでグループ分けするスイッ
チングハブは、スイッチングハブ内部に図7に示すよう
なMACアドレス、ポート番号、VLAN−ID(仮想
LAN識別番号)を対応する1組としたテーブルを持っ
ており、このテーブルの対応関係に基づいて通信セグメ
ントを構成する。
【0032】これらのスイッチングハブは、図1に示さ
れるように、通信頻度監視部102を具備しており、ア
ドレス検索部103において検索を行った回数をカウン
トすることにより、通信頻度を常に監視しておくことが
可能である。これにより、仮想LANのグループ別に通
信頻度を監視することが可能なため、ある特定のグルー
プにおける通信頻度が偏って大きい場合、その通信頻度
の偏りの状態をフロー制御にフィードバックできる。
【0033】例えば、図6においてグループCに属する
端末905及び906が端末915及び916と通信し
ていた場合、グループBに属する端末911と端末91
3とが通信を開始すると、スイッチングハブ901のポ
ート4では競合が発生し、バッファのオーバーフローが
発生する可能性が生じる。この場合、通信頻度のより高
いグループCに属する端末905及び906が接続され
るスイッチングハブ901のポート1に対し送信停止命
令を発行することによりオーバーフローを回避する。つ
まり、通信頻度の高いグループを認識した上で、送信停
止命令を発行することが可能となる。
【0034】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0035】(1)バッファ内のデータ蓄積量を段階的
な敷居値をもって把握することができ、データ蓄積量に
応じたフロー制御が可能となるため、全てのポートに対
する送信が一時停止してしまう確率を大幅に下げること
ができると共に、ネットワーク上のデータ量を適切に保
つことができる。
【0036】(2)仮想LANのグループ別の通信頻度
の情報をフロー制御にフィードバックでき、バッファメ
モリの使用効率が高められるため、ネットワーク全体と
してのスループットを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すスイッチングハブの
内部構成図である。
【図2】本発明により敷居値を適用したバッファメモリ
におけるデータ蓄積量を示す図である。
【図3】本発明のスイッチングハブにおける、ある通信
状態を示す図である。
【図4】本発明のフロー制御によるバッファメモリから
のデータ送出順序を示す図である。
【図5】本発明のフロー制御による送信停止命令発行を
示す図である。
【図6】本発明のスイッチングハブを用いた仮想LAN
システムの構成図である。
【図7】仮想LANのためのテーブルの構成図である。
【図8】スイッチングハブの基本的な通信中継の動作を
示す図である。
【図9】従来のスイッチングハブの内部構成図である。
【図10】従来のフロー制御による送信停止命令発行を
示す図である。
【図11】フロー制御用フレームの構成図である。
【図12】従来のスイッチングハブにおける、ある通信
状態を示す図である。
【符号の説明】
101 データ蓄積量監視部 102 通信頻度監視部 103 アドレス検索部 104 アドレス登録メモリ 105a〜105d データ転送制御部 106a〜106d バッファメモリ 107a〜107d 通信制御LSI 108a〜108d ポート 201〜204 バッファメモリ A,B,C,S 敷居値

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LANにフレームを送受信する複数のポ
    ートと、受信したフレームの宛先アドレスから転送先を
    判定するアドレス検索部と、判定した転送先にフレーム
    のデータを転送する転送制御部と、そのフレームのデー
    タをポート別に一時的に格納するバッファと、このバッ
    ファ内に蓄積されるデータの蓄積量を監視してフロー制
    御を行う監視部とを備えたスイッチングハブにおいて、
    前記監視部は、データ蓄積量の監視に複数の敷居値を用
    い、データ蓄積量が超えた敷居値に応じて異なるフロー
    制御を行うことを特徴とするスイッチングハブ。
  2. 【請求項2】 あるポートのバッファのデータ蓄積量が
    ある敷居値を超えたとき、そのポートのデータから優先
    的に転送するフロー制御を行うことを特徴とする請求項
    1記載のスイッチングハブ。
  3. 【請求項3】 あるポートのバッファのデータ蓄積量が
    ある敷居値を超えたとき、そのポートを競合して転送先
    としているポートに接続されたLAN上の送信機器に対
    して送信停止命令を送信するフロー制御を行うことを特
    徴とする請求項1又は2記載のスイッチングハブ。
  4. 【請求項4】 仮想LANのグループ別に通信頻度を統
    計し、その通信頻度に応じてグループ別にフロー制御を
    行う通信頻度監視部を設けたことを特徴とする請求項1
    〜3いずれか記載のスイッチングハブ。
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