JP2000231737A - 光ピックアップ及び光ディスク装置 - Google Patents

光ピックアップ及び光ディスク装置

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JP2000231737A
JP2000231737A JP11030828A JP3082899A JP2000231737A JP 2000231737 A JP2000231737 A JP 2000231737A JP 11030828 A JP11030828 A JP 11030828A JP 3082899 A JP3082899 A JP 3082899A JP 2000231737 A JP2000231737 A JP 2000231737A
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JP
Japan
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light
laser beam
optical
return light
emitted
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JP11030828A
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English (en)
Inventor
Satoshi Nakano
聡 中野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光ピックアップ及び光ディスク装
置に関し、例えばDVD(Digital Video Disk)の再生
装置に適用して、偏向面により戻り光が変化する光ディ
スクでも光集積素子を用いて確実に再生することができ
るようにする。 【解決手段】 光集積素子24の出射面に1/4波長板
38を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ピックアップ及
び光ディスク装置に関し、例えばDVD(Digital Vide
o Disk)に適用することができる。本発明は、光集積素
子の出射面に1/4波長板を配置することにより、偏向
面により戻り光が変化する光ディスクでも光集積素子を
用いて確実に再生することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク装置であるコンパクト
ディスクプレイヤーにおいては、光ピックアップよりコ
ンパクトディスクの情報記録面にレーザービームを照射
してその戻り光の受光結果を処理することにより、コン
パクトディスクに記録された各種のデータを再生するよ
うになされている。
【0003】このような光ピックアップにおいては、発
光素子及び受光素子を個別に配置した形式のものと、発
光素子及び受光素子を一体化してなる光集積素子を使用
したものとが提案されている。
【0004】すなわち図5は、この前者の光ピックアッ
プをコンパクトディスクの側面側より見て示す側面図で
ある。光ピックアップ1は、レーザーダイオード2より
レーザービームLを出射し、ビームスプリッタ3を透過
させてこのレーザービームLをミラー4に導く。ここで
光ピックアップ1は、レーザービームLを反射してレー
ザービームLの光路をコンパクトディスク5側に折り曲
げ、対物レンズ6によりコンパクトディスク5の情報記
録面に集光する。これによりコンパクトディスクプレイ
ヤーにおいては、コンパクトディスク5にレーザービー
ムを照射する。
【0005】さらに光ピックアップ1は、レーザービー
ムLをコンパクトディスク5に照射して得られる戻り光
を対物レンズ6により受光し、ミラー4に導く。ここで
光ピックアップ1は、戻り光の光路を折り曲げてビーム
スプリッタ3に出射し、このビームスプリッタ3でレー
ザービームLと戻り光とを分離する。光ピックアップ1
は、このビームスプリッタ3より出射される戻り光を所
定の受光素子7により受光し、コンパクトディスクプレ
イヤーにおいては、この受光素子7の受光結果を処理し
て光ディスク5に記録された種々の情報を再生するよう
になされている。
【0006】これに対して光集積素子を使用した光ピッ
クアップは、図5について上述したレーザーダイオード
2、ビームスプリッタ3、ミラー4、受光素子7に代え
て光集積素子が使用され、コリメータレンズを間に挟ん
で、この光集積素子が対物レンズ6の真下に配置され
る。
【0007】ここで図6は、コンパクトディスクを半径
方向に横切る面と直交する面により断面を取って示す光
集積素子の断面図である。光集積素子11は、受光素子
を構成する半導体基板13上にプリズム14、半導体レ
ーザーダイオードチップ15を配置して光学系16が形
成され、この光学系16をパッケージ12に収納して配
線した後、透明部材であるリッドガラス17により封止
して作成される。
【0008】ここでプリズム14は、レーザービームと
戻り光とを分離する光学素子であり、一の側面に斜面を
有する略長方形形状に形成される。光集積素子11は、
このプリズム14の斜面と対向するように、半導体レー
ザーダイオードチップ15が半導体基板13上に配置さ
れる。これにより光集積素子11は、半導体レーザーダ
イオードチップ15より出射されるレーザービームをこ
の斜面により反射してコンパクトディスクに向けて出射
する。また光集積素子11は、このレーザービームの光
路を逆に辿って入射する戻り光をこの斜面よりプリズム
14の内部に導く。
【0009】プリズム14は、このようにして斜面より
入射した戻り光が半導体基板13側の面(以下下面と呼
ぶ)に入射し、ここで約50〔%〕の光量を透過し、残
る光量の戻り光をこの下面と対向する面(以下上面と呼
ぶ)に向けて反射する。さらにプリズム14は、この上
面にて、下面で反射された戻り光を下面に向けてほぼ1
00〔%〕反射し、この上面で反射した戻り光を下面よ
り出射する。
【0010】図6において部分的に拡大してプリズム1
4側より半導体基板13の受光面を見て示すように、光
集積素子11は、ジャストフォーカスの状態で、このよ
うにしてプリズム14を透過する戻り光により半導体基
板13上に形成されるビームスポット形状が、斜面より
遠ざかった側(以下リア側と呼ぶ)ではほぼ焦線形状と
なるように、また斜面側(以下フロント側と呼ぶ)では
リア側の焦線延長方向と直交する方向に長軸を有する楕
円形状となるように、半導体レーザーダイオードチップ
15の向き、プリズム14の大きさ等が選定されるよう
になされている。
【0011】半導体基板13においては、プリズムより
戻り光が入射する部分にそれぞれ第1及び第2の受光面
13A及び13Bが形成される。ここでこれら受光面1
3A及び13Bは、コンパクトディスクの円周接線方向
に並んでそれぞれ略長方形形状に形成される。これら受
光面13A及び13Bは、この円周接線方向に延長する
分割線によりコンパクトディスクの半径方向に分割さ
れ、これによりジャストトラッキングの状態で、各受光
面に形成されるビームスポットをコンパクトディスクの
半径方向に4分割して受光するようになされている。
【0012】これにより光集積素子11においては、こ
れら分割された受光面の受光結果を加減算処理して、ト
ラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号等を生成
できるようになされている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで光集積素子を
使用する場合にあっては、全体形状を小型化、簡略化で
きることにより、DVDを再生する光ディスク装置にお
いても、光集積素子を用いて光ピックアップを構成する
ことができれば便利であると考えられる。
【0014】ところがDVDにあっては、レーザービー
ムの偏向面により戻り光の受光結果である再生信号の信
号レベルが変化するものがあり、このようなディスクに
ついては、上述した光集積素子を用いて確実に情報を再
生することが困難な問題がある。
【0015】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、偏向面により戻り光が変化する光ディスクでも光集
積素子を用いて確実に再生することができる光ピックア
ップ、この光ピックアップを用いた光ディスク装置を提
案しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1又は請求項3に係る発明においては、光ピッ
クアップ又は光ディスク装置に適用して、光集積素子よ
り出射されるレーザービームの光路上に1/4波長板を
配置する。
【0017】請求項1又は請求項3に係る構成により、
光集積素子より出射されるレーザービームの光路上に1
/4波長板を配置すれば、直線偏向により出射されたレ
ーザービームを円偏向により出射することができ、これ
により偏向面による受光結果の変化が防止される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0019】(1)実施の形態の構成 図2は、本発明の実施の形態に係る光ディスク装置の光
学系を示す断面図である。この光ディスク装置21は、
DVDである光ディスク22に記録されたデータを再生
する。
【0020】すなわち光ディスク装置21において、光
ピックアップ23は、所定のスレッド機構により光ディ
スクの半径方向に可動できるように配置される。光ピッ
クアップ23は、光集積素子24より出射したレーザー
ビームをリレーレンズ25、対物レンズ26を介して光
ディスク22に照射し、またこの光ディスク22より得
られる戻り光を対物レンズ26、リレーレンズ25によ
り光集積素子24に入射する。光ディスク装置21は、
この光集積素子24における戻り光の受光結果を処理し
てトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、再
生信号を生成する。光ディスク装置21は、これらトラ
ッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号に基づい
て対物レンズ26を可動してトラッキング制御及びフォ
ーカス制御し、また再生信号を処理して光ディスク22
に記録されたデータを再生する。
【0021】図1は、図6との対比により光集積素子2
4を示す断面図である。この図1に示す構成において、
図6について上述した構成と同一の構成は、対応する符
号を付して示し、重複した説明は省略する。
【0022】この光集積素子24は、半導体基板33上
にプリズム34、半導体レーザーダイオードチップ35
を配置して光学系36が形成され、この光学系36をパ
ッケージ12に収納して配線した後、封止部材を兼用す
る1/4波長板38により封止して作成される。
【0023】ここで半導体レーザーダイオードチップ3
5は、セルフパルセージョンレーザーであり、DVDに
対応する波長780〔μm〕のレーザービームをプリズ
ム34に向けて出射する。
【0024】ここでプリズム34は、レーザービームと
戻り光とを分離する光学素子であり、一の側面に斜面を
有する略長方形形状に形成される。プリズム34は、偏
向面により透過特性、反射特性が変化しないビームスプ
リッタがこの斜面に形成される。これによりプリズム3
4は、半導体レーザーダイオードチップ35より出射さ
れる直線偏向によるレーザービームをこの斜面により反
射してリレーレンズ25に向けて出射し、またこのレー
ザービームの光路を逆に辿って入射する戻り光をこの斜
面より内部に導く。
【0025】プリズム34は、この斜面より入射した戻
り光が下面に入射し、ここで約50〔%〕の光量を透過
し、残る光量の戻り光を上面に向けて反射する。さらに
プリズム34は、この上面にて、戻り光を下面に向けて
ほぼ100〔%〕反射し、この上面で反射した戻り光を
下面より出射する。
【0026】プリズム34は、このため蒸着により、偏
向面により透過特性、反射特性が変化しないミラー面が
上面に形成される。また下面のフロント側及びリア側よ
り出射される戻り光の光量比がほぼ等しくなるように、
同様の蒸着の処理により、フロント側下面には偏向面に
より透過特性、反射特性が変化しない透過率50〔%〕
のビームスプリッタ面が形成されるのに対し、リア側に
は偏向面により透過特性、反射特性が変化しない透過率
100〔%〕の反射防止膜が形成される。
【0027】図1において部分的に拡大してプリズム3
4側より半導体基板33の受光面を見て示すように、光
集積素子24は、ジャストフォーカスの状態で、このよ
うにしてプリズム34を透過する戻り光により半導体基
板33上に形成されるビームスポット形状が、リア側で
はほぼ焦線形状となるように、またフロント側ではリア
側の焦線延長方向と直交する方向に長軸を有する楕円形
状となるように、半導体レーザーダイオードチップ35
の向き、プリズム34の大きさ等が選定されるようにな
されている。
【0028】半導体基板33においては、プリズム34
からの戻り光が入射する部分にそれぞれフロント側及び
リア側の受光面33A及び33Bが形成される。ここで
これら受光面33A及び33Bは、コンパクトディスク
の円周接線方向に並んでそれぞれ略長方形形状に形成さ
れ、リア側の受光面33Bは、図6について上述したコ
ンパクトディスクプレイヤーに係る光集積素子11の場
合と同様に作成される。
【0029】これに対してフロント側の受光面33A
は、コンパクトディスクプレイヤーに係る光集積素子1
1における構成に加えて、さらに光ディスクの円周接線
方向に受光面が2分割されるようになされている(以
下、このようにして分割された各受光面を受光面33A
及び33Bと区別して受光面部と呼ぶ)。これにより半
導体基板33においては、いわゆるDPD(Differenci
al phase Detection)法によりトラッキングエラー信号
を生成できるようになされている。
【0030】半導体基板33においては、これら受光面
33A、33Bと共に複数の電流電圧変換回路が形成さ
れ、各受光面部の受光結果を各電流電圧変換回路により
電流電圧変換してそれぞれ出力するようになされてい
る。
【0031】1/4波長板38は、パッケージ12を封
止すると共に、プリズム34より入射する直線偏向のレ
ーザービームを円偏向に変換して出射し、またこれに対
応して円偏向により入射する戻り光をレーザービームの
偏向方向と直交する方向の略直線偏向によりプリズム3
4に出射する。
【0032】図3は、光ディスク装置21のマトリック
ス演算回路の一部を示すブロック図である。光ディスク
装置21は、このマトリックス演算回路41において、
光ピックアップ23より出力される受光結果を演算処理
してトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、
再生信号を生成する。なおこの図3は、これらの処理系
のうち、トラッキングエラー信号の生成系である。
【0033】マトリックス演算回路41は、フロント側
受光面33Aの受光結果を処理してトラッキングエラー
信号TEを生成する。すなわちマトリックス演算回路4
1は、受光面33A及び33Bの並び方向に分割された
受光面部のグループ毎に、それぞれ光ディスク22の内
周側及び外周側に対応する各2つの受光面部の受光結果
を加算回路42A〜42Dによりそれぞれ加算し、これ
によりこれらグループについて、内周側及び外周側の受
光光量を検出する。さらにマトリックス演算回路41
は、位相比較回路43A及び43Bにより、それぞれ各
グループ毎に、内周側及び外周側の受光結果を位相比較
した後、加算回路44により加算してトラッキングエラ
ー信号を生成する。
【0034】これに対して図4は、マトリックス演算回
路41のフォーカスエラー信号生成系を示すブロック図
であり、マトリックス演算回路41は、いわゆるスポッ
トサイズディテクション法によりフォーカスエラー信号
FEを生成する。すなわちマトリックス演算回路41
は、受光面33A側については、受光面33A及び33
Bの並び方向に分割された受光面部をまとめて、加算回
路45A及び45Bにより、それぞれ両端及び内側に配
置された受光面部の受光結果を加算する。また受光面3
3Bについては、同様に、加算回路46A及び46Bに
より、それぞれ両端及び内側に配置された受光面部の受
光結果を加算する。
【0035】さらにマトリックス演算回路41は、加算
回路47により受光面33Aの両端受光結果、受光面3
3Bの内側受光結果を加算し、また加算回路48により
受光面33Aの内側受光結果、受光面33Bの両端受光
結果を加算し、これら加算回路47及び48の加算結果
を減算回路49により減算してフォーカスエラー信号を
生成する。
【0036】なおマトリックス演算回路41は、全ての
受光面部の受光結果を加算して再生信号を生成する。
【0037】(2)実施の形態の動作 以上の構成において、光ディスク装置21(図2)にお
いては、光ピックアップ23より光ディスク22にレー
ザービームを照射して得られる戻り光が光ピックアップ
23で受光され、その受光結果を処理することにより光
ディスク22に記録されたデータが再生される。
【0038】このレーザービームの照射及び戻り光の受
光において、光ピックアップ23は、光集積素子24よ
り出射されるレーザービームがリレーレンズ25、対物
レンズ26を介して光ディスク22に照射され、また対
物レンズ26により受光した戻り光がリレーレンズ25
を介して光集積素子24に導かれて内蔵の受光素子によ
り受光される。
【0039】すなわち光集積素子24においては(図
1)、半導体レーザーダイオードチップ35よりDVD
の再生に好適な波長650〔μm〕による直線偏波のレ
ーザービームが出射され、このレーザービームがプリズ
ム34の斜面により反射されてコリメータレンズ25に
向けて出射される。またコリメータレンズ25より入射
する戻り光がプリズム34の斜面よりプリズム34の内
部に入射し、このプリズム34の内部で反射を繰り返し
て受光面33A及び33Bにより受光される。
【0040】このようにしてレーザービームを出射し、
また戻り光を受光するにつき、光集積素子24において
は、封止部材を兼用する1/4波長板38により、直線
偏向によるレーザービームが円偏向に変換されて出射さ
れ、また円偏向による戻り光が略直線偏向に変換され
る。これにより光ディスク装置21にあっては、光ディ
スクより得られる戻り光の強度がレーザービームの偏向
面により変化する場合でも、すなわちDVDが偏向面依
存性を有する場合でも、この偏向面依存性による戻り光
の変化を防止することができ、何なるDVDについても
確実に記録された情報を再生することができる。
【0041】またレーザーダイオードへの戻り光の再入
射を低減できることにより、その分レーザービームのC
N比を向上することもできる。またこの半導体レーザー
ダイオードチップ35がセルフパルセージョンレーザー
であることによっても、ノイズを低減することができ
る。
【0042】またこの1/4波長板38が封止部材を兼
用することにより、その分全体構成を簡略化することが
できる。
【0043】さらにプリズム34において、このように
レーザービームを反射し、また戻り光を内部に導く斜面
が偏向面により透過特性、反射特性が変化しないビーム
スプリッタにより構成されることにより、偏向面依存性
による受光結果の変化を防止することができ、これによ
っても何なるDVDについても確実に記録された情報を
再生することができる。
【0044】かくするにつきこのようにしてプリズム3
4の内部に入射した戻り光は、プリズム34の下面にて
50〔%〕の光量が透過して受光面33Aで受光され、
残る50〔%〕の光量が反射された後、上面で反射して
下面に入射し、ここで100〔%〕の光量が透過して受
光面33Bで受光される。
【0045】このようにして反射を繰り返して受光面3
3A及び33Bにて戻り光が受光されるにつき、プリズ
ム34においては、これら反射面、透過面についても、
偏向面により透過特性、反射特性が変化しないように処
理されていることにより、これによっても偏向面依存性
による受光結果の変化を防止することができる。
【0046】またこのようにして戻り光を受光する受光
面33A及び33Bあっては、フロント側及びリア側の
受光面33A及び33Bがビームスポットを内側及び外
側に分割するように、光ディスク22の円周接線方向に
延長する分割線により分割され、またフロント側の受光
面33Aにあっては、さらに光ディスクの円周接線方向
に受光面が分割される。
【0047】これにより光ディスク装置21においては
(図4)、受光面33A及び33Bにおける内側及び外
側の受光面部間の受光結果の比較によりスポットサイズ
ディテクション法によりフォーカスエラー信号FEを生
成することができる。またフロント側受光面33Aの受
光結果より、内周側及び外周側受光結果を位相比較して
処理することにより、いわゆるDPD法によりトラッキ
ングエラー信号TEを生成することができ、これにより
DVDでも確実にトラッキング制御することができる。
【0048】すなわちコンパクトディスクにあっては、
ピットの深さがλ/8波長であることにより、図6につ
いて説明した方式によりトラッキングエラー信号を生成
できのに対し、DVDにあっては、ピットの深さがλ/
4波長であることにより、図6について説明した方式に
よっては、トラッキングエラー信号を生成することが困
難になる。これによりこの実施の形態では、いわゆるD
PD法によりトラッキングエラー信号TEを生成して、
DVDを再生できるようになされている。
【0049】(3)実施の形態の効果 以上の構成によれば、光集積素子の出射面に1/4波長
板を配置し、またいわゆるDPD法によりトラッキング
エラー信号を生成することにより、偏向面により戻り光
が変化するDVDでも光集積素子を用いて確実に再生す
ることができる。これにより信頼性の高い光ディスク装
置を得ることができる。
【0050】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、フロント側及びリア
側で光量比が1:1になるようにプリズム34の各面を
処理した場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、種々の光量を比を設定するようにしてもよい。なお
フロント側の光量を増大すると、その分トラッキングエ
ラー信号のSN比を向上することができる。
【0051】また上述の実施の形態においては、レーザ
ービーム及び戻り光を分離する光分離素子としてプリズ
ムを用いる場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えばホログラム等の種々の素子を使用する場合に
も広く適用することができる。なおこの場合、トラッキ
ングエラー信号の生成方法については、種々の方法を適
用することが考えられる。
【0052】さらに上述の実施の形態においては、DV
Dを再生する光ディスク装置に本発明を適用する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、偏光面光依存
性を有する光ディスクを再生する光ディスク装置、さら
にこの種の所望のデータを記録し、また再生する光ディ
スク装置に広く適用することができる。
【0053】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、光集積素
子の出射面に1/4波長板を配置することにより、偏向
面により戻り光が変化する光ディスクでも光集積素子を
用いて確実に再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光ディスク装置に適
用される光集積素子を示す断面図である。
【図2】図1の光集積素子が適用される光ディスク装置
を示す断面図である。
【図3】図1の光集積素子によるトラッキングエラー信
号の生成系を示すブロック図である。
【図4】図1の光集積素子によるフォーカスエラー信号
の生成系を示すブロック図である。
【図5】従来の光ピックアップを示す略線図である。
【図6】従来の光集積素子を用いた光ピックアップを示
す断面図である。
【符号の説明】
1、23……光ピックアップ、11、24……光集積素
子、12……パッケージ、13、33……半導体基板、
13A、13B、33A、33B……受光面、14、3
4……プリズム、15、35……半導体レーザーダイオ
ードチップ、38……1/4波長板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光記録媒体にレーザービームを照射すると
    共に、前記光記録媒体より得られる戻り光を受光して受
    光結果を出力する光ピックアップにおいて、 前記レーザービーム及び戻り光を分離する光分離素子
    と、前記レーザービームを前記光分離素子に出射する光
    源と、前記光分離素子により分離された前記戻り光を受
    光する受光素子とを一体に保持する光集積素子と、 前記光集積素子より出射されるレーザービームを集光す
    ると共に、前記戻り光を受光して前記光集積素子に出射
    する対物レンズと、 前記光集積素子より出射される前記レーザービームの光
    路上に配置された1/4波長板とを備えることを特徴と
    する光ピックアップ。
  2. 【請求項2】前記光分離素子は、 光源より出射されたレーザービームを斜面により反射す
    ると共に、前記戻り光を前記斜面より内部に入射するこ
    とにより、前記レーザービーム及び戻り光を分離する硝
    材であり、 前記斜面より入射した戻り光を内部で反射して2つの光
    束により出射し、 前記受光素子は、 前記2つの光束をそれぞれ受光して受光結果を出力し、 前記2つの光束を受ける受光面の少なくとも1の受光面
    が、前記レーザービームの走査方向と、前記走査方向と
    直交する方向とに分割されて、各分割された受光面より
    受光結果を出力することを特徴とする請求項1に記載の
    光ピックアップ。
  3. 【請求項3】光ディスクにレーザービームを照射すると
    共に、前記光ディスクより得られる戻り光を受光して受
    光結果を処理することにより、前記光ディスクに記録さ
    れた情報を再生する光ディスク装置において、 前記レーザービーム及び戻り光を分離する光分離素子
    と、前記レーザービームを前記光分離素子に出射する光
    源と、前記光分離素子により分離された前記戻り光を受
    光する受光素子とを一体に保持する光集積素子と、 前記光集積素子より出射されるレーザービームを集光す
    ると共に、前記戻り光を受光して前記光集積素子に出射
    する対物レンズと、 前記光集積素子より出射される前記レーザービームの光
    路上に配置された1/4波長板とを備えることを特徴と
    する光ディスク装置。
  4. 【請求項4】前記光分離素子は、 光源より出射されたレーザービームを斜面により反射す
    ると共に、前記戻り光を前記斜面より内部に入射するこ
    とにより、前記レーザービーム及び戻り光を分離する硝
    材であり、 前記斜面より入射した戻り光を内部で反射して2つの光
    束により出射し、 前記受光素子は、 前記2つの光束をそれぞれ受光して受光結果を出力し、 前記2つの光束を受ける受光面の少なくとも1の受光面
    が、前記レーザービームの走査方向と、前記走査方向と
    直交する方向とに分割されて、各分割された受光面より
    受光結果を出力することを特徴とする請求項3に記載の
    光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003038923A1 (de) * 2001-10-30 2003-05-08 Covion Organic Semiconductors Gmbh Verfahren zur trocknung von schichten organischer hablaiter, letier oder farbfilter mittels ir und/oder nir-strahlung

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WO2003038923A1 (de) * 2001-10-30 2003-05-08 Covion Organic Semiconductors Gmbh Verfahren zur trocknung von schichten organischer hablaiter, letier oder farbfilter mittels ir und/oder nir-strahlung

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