JP2000231654A - データ照合装置、データ照合システムおよびデータ照合プログラム記憶媒体 - Google Patents

データ照合装置、データ照合システムおよびデータ照合プログラム記憶媒体

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JP2000231654A
JP2000231654A JP3237299A JP3237299A JP2000231654A JP 2000231654 A JP2000231654 A JP 2000231654A JP 3237299 A JP3237299 A JP 3237299A JP 3237299 A JP3237299 A JP 3237299A JP 2000231654 A JP2000231654 A JP 2000231654A
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洋二 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗号アルゴリズムや暗号鍵の複数化に対処す
る。 【解決手段】 双方とも暗号化された売上金額および買
上金額がリーダライタ300から入力され、売上金額お
よび買上金額のうち自分が復号化することができるもの
を復号化する復号化部110と、売上金額および買上金
額のうち復号化部110による復号化が不能であるもの
をインターネット200に送り出して他のデータ照合装
置10に復号化を依頼するとともに、復号化された売上
金額あるいは買上金額を、インターネット200を経由
して受け取る通信部120と、双方とも復号化された売
上金額および買上金額を照合するデータ照合部130を
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれが暗号化
された2つのデータからなる暗号化データ対を受信し、
その暗号化データ対を構成する2つのデータを互いに照
合するデータ照合装置、そのようなデータ照合装置を含
むデータ照合システム、およびコンピュータシステムを
そのようなデータ照合装置として動作させる暗号化デー
タ照合プログラムが記憶されてなる暗号化データ照合プ
ログラム記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通貨としての価値を有するいわゆ
る「電子マネー」と称される電子的なデータを流通させ
るシステムを実用化するための技術が盛んに研究されて
おり、そのような技術の1つとして、上述したようなデ
ータ照合装置を用いて売買行為の正当性を確認する確認
技術が知られている。この確認技術では、電子マネーが
納められて財布代わりに用いられる個人用ICカードか
ら暗号化されて出力される買上金額と、電子マネーが納
められて金庫代わりに用いられる店舗用ICカードから
暗号化されて出力される売上金額との双方がデータ照合
装置に入力され、データ照合装置によって買上金額と売
上金額が照合されることにより売買行為の正当性が確認
される。このような確認技術が用いられることによっ
て、売買行為を偽装するいわゆる「なりすまし」が防止
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のデー
タ照合装置は、1つの暗号化アルゴリズムおよび1つの
暗号鍵によってデータが暗号化されていることを前提と
しているが、将来、電子マネーが実用化される場合に
は、電子マネーが複数の発行体によって発行され、各発
行体によって発行された各電子マネーを格納するために
各発行体によって提供された各ICカードは、互いに異
なる各暗号化アルゴリズムや互いに異なる各暗号鍵を用
いてデータを暗号化することが予測される。しかも、電
子マネーは、金銭同様に相互利用が可能であることが求
められるにもかかわらず、電子マネーの安全を確保する
ために、各発行体によって用いられる各暗号鍵は、他の
発行体には非公開であることも予測される。
【0004】このため、従来のデータ照合装置では、近
い将来に実現が予測されている、暗号アルゴリズムや暗
号鍵の複数化に対処することができないという問題があ
る。
【0005】上述した問題は、買上金額と売上金額とを
表すデータを照合するデータ照合装置に限られた問題で
はなく、一般に、2つの暗号化されたデータを照合する
データ照合装置において生じる問題である。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、暗号アルゴリ
ズムや暗号鍵の複数化に対処することができるデータ照
合装置、そのようなデータ照合装置を含むデータ照合シ
ステム、およびコンピュータシステムをそのようなデー
タ照合装置として動作させるデータ照合プログラムが記
憶されてなるデータ照合プログラム記憶媒体を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のデータ照合装置は、暗号化された2つのデータから
なる暗号化データ対を受信してこれら2つのデータを相
互に照合するデータ照合装置において、このデータ照合
装置が、所定の暗号化規則により暗号化されたデータを
復号化する復号化装置の機能を含み、このデータ照合装
置を含む複数の復号化装置が、ネットワークを介して相
互に接続され互いに異なる複数の暗号化規則それぞれに
より暗号化された各データの復号化を暗号化規則毎に分
担するものであって、このデータ照合装置が、受信した
暗号化データ対を構成する一方もしくは双方のデータが
自分が復号化を分担する暗号化規則により暗号化された
データであった場合にそれら一方もしくは双方のデータ
を復号化する復号化手段と、受信した暗号化データ対を
構成する一方もしくは双方のデータが前記復号化手段に
よる復号化が不能なデータであった場合にそれら一方も
しくは双方のデータをネットワークに送り出して他の復
号化装置に復号化を依頼するとともに、該ネットワーク
を経由して、復号化を依頼したデータに対応する復号化
されたデータが送信されてきた場合に、その復号化され
たデータを受け取る通信手段と、受信した暗号化データ
対を構成する双方のデータがそれぞれ復号化されてなる
2つのデータどおしを照合するデータ照合手段とを備え
たことを特徴とする。
【0008】ここで「暗号化規則」が異なる場合には、
暗号化アルゴリズムが異なる場合と暗号鍵が異なる場合
との双方が含まれる。
【0009】本発明のデータ照合装置によれば、通信手
段によって、データ照合装置の復号化手段による復号化
が不能なデータの復号化が他の復号化装置に依頼される
とともに、その後、復号化を依頼したデータに対応す
る、復号化されたデータが受け取られるので、上記複数
の復号化装置によって分担されている複数の暗号化規則
のうちのいずれの暗号化規則で暗号化されたデータであ
っても照合することができることとなり、暗号アルゴリ
ズムや暗号鍵の複数化に対処することができる。
【0010】本発明のデータ照合装置は、上記暗号化デ
ータ対が、その暗号化データ対を構成する各データを復
号化する各復号化装置を示す情報が添付されたものであ
って、上記通信手段が、受信した暗号化データ対を構成
する一方もしくは双方のデータをネットワークに送り出
すに当たり、そのデータを、その受信した暗号化データ
対に添付された情報が示す、該データを復号化する復号
化装置に向けて送り出すものであることが望ましい。
【0011】このように、データが、暗号化データ対に
添付された情報が示す復号化装置に向けて送り出される
場合には、その送り出されたデータに対応する復号化さ
れたデータが短時間で返送されてくることとなる。
【0012】また、本発明のデータ照合装置は、上記暗
号化データ対を構成する2つのデータが、ある売買行為
における、それぞれ売上金額および買上金額を表すもの
であって、上記データ照合手段が、受信した暗号化デー
タ対を構成する双方のデータがそれぞれ復号化されてな
る2つのデータどおしを照合した結果、売上金額と買上
金額とが互いに同一の金額であった場合に、売買行為が
正常である旨を示す情報を出力するものであることが望
ましい。
【0013】この望ましい構成のデータ照合装置を用い
ることによって、売買行為の偽装を防止することができ
る。
【0014】上記目的を達成する本発明のデータ照合シ
ステムは、ネットワークを介して相互に接続され、互い
に異なる複数の暗号化規則それぞれにより暗号化された
各データの復号化を暗号化規則毎に分担する複数の復号
化装置からなるデータ照合システムであって、これら複
数の復号化装置のうちの少なくとも1台が、暗号化され
た2つのデータからなる暗号化データ対を受信してこれ
ら2つのデータを相互に照合するデータ照合装置であ
り、このデータ照合装置が、受信した暗号化データ対を
構成する一方もしくは双方のデータが自分が復号化を分
担する暗号化規則により暗号化されたデータであった場
合にそれら一方もしくは双方のデータを復号化する復号
化手段と、受信した暗号化データ対を構成する一方もし
くは双方のデータが復号化手段による復号化が不能なデ
ータであった場合にそれら一方もしくは双方のデータを
ネットワークに送り出して他の復号化装置に復号化を依
頼するとともに、そのネットワークを経由して、復号化
を依頼したデータに対応する復号化されたデータが送信
されてきた場合に、その復号化されたデータを受け取る
通信手段と、受信した暗号化データ対を構成する双方の
データがそれぞれ復号化されてなる2つのデータどおし
を照合するデータ照合手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0015】本発明のデータ照合システムにおいて、上
記復号化装置は、ネットワークを経由して受け取ったデ
ータが、自分が復号化を分担する暗号規則により暗号化
されたデータであった場合にはそのデータを復号化して
返送し、その受け取ったデータが、自分では復号化が不
能なデータであった場合にはそのデータを他の復号化装
置に向けて送り出して他の復号化装置に復号化を依頼す
るものであることが望ましい。
【0016】このような望ましいデータ照合システムに
よれば、暗号化されたデータがネットワーク上に送り出
されると、そのデータを復号化する復号化装置にたどり
着くまで次々と復号化装置を渡り歩くこととなる。この
ため、この望ましいデータ照合システムに含まれている
データ照合装置は、データ照合システムに含まれている
復号化装置の数や種類などを知らなくても、暗号化され
たデータをネットワークに送り出すことによって、送り
出したデータに対応する復号化されたデータを受け取る
ことができる。また、この望ましいデータ照合システム
では、復号化装置数の増加や、復号化装置のアドレスの
変更などを自由に行うことができる。
【0017】上記目的を達成する本発明のデータ照合プ
ログラム記憶媒体は、コンピュータシステムに組み込ま
れ、そのコンピュータシステムを、所定の暗号化規則に
より暗号化されたデータを復号化する復号化装置の機能
を含み、暗号化された2つのデータからなる暗号化デー
タ対を受信してこれら2つのデータを相互に照合するデ
ータ照合装置として動作させるデータ照合プログラムが
記憶されてなるデータ照合プログラム記憶媒体であっ
て、このデータ照合プログラムが組み込まれたコンピュ
ータシステムを含む複数の復号化装置が、ネットワーク
を介して相互に接続されこれら複数の復号化装置の間
で、互いに異なる複数の暗号化規則それぞれにより暗号
化された各データの復号化を暗号規則毎に分担するもの
であって、このデータ照合プログラムが、このデータ照
合プログラムが組み込まれたコンピュータシステムが受
信した暗号化データ対を構成する一方もしくは双方のデ
ータが、そのコンピュータシステムが復号化を分担する
暗号化規則により暗号化されたデータであった場合にそ
れら一方もしくは双方のデータを復号化する復号化手段
と、受信した暗号化データ対を構成する一方もしくは双
方のデータが復号化手段による復号化が不能なデータで
あった場合にそれら一方もしくは双方のデータをネット
ワークに送り出して他の復号化装置に復号化を依頼する
とともに、そのネットワークを経由して、復号化を依頼
したデータに対応する、復号化されたデータが送信され
てきた場合にその復号化されたデータを受け取る通信手
段と、受信した暗号化データ対を構成する双方のデータ
がそれぞれ復号化されてなる2つのデータどおしを照合
するデータ照合手段とを備えたものであることを特徴と
する。
【0018】なお、上記本発明のデータ照合装置および
データ照合システムと、上記中継プログラムとでは、そ
れらを構成する構成要素名として、データ照合手段等と
いった互いに同一の名称を付しているが、データ照合装
置およびデータ照合システムの場合は、そのような作用
をなすソフトウェアとハードウェアとの結合を指し、デ
ータ照合プログラムの場合は、そのような作用をなすソ
フトウェアの部分のみを指している。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0020】図1は、本発明のデータ照合装置の一実施
形態を示す図である。
【0021】このデータ照合装置10は、コンピュータ
システムで構成されており、CPU、RAMメモリ、ハ
ードディスク、通信ボード等を内蔵した本体11、本体
11からの指示により蛍光面12aに画面表示を行うC
RTディスプレイ12、このコンピュータシステム内に
オペレータの指示や文字情報を入力するためのキーボー
ド13、蛍光面12a上の任意の位置を指定することに
よりその位置に表示されていたアイコン等に応じた指示
を入力するマウス14を備えている。
【0022】また、このデータ照合装置10は、本体1
1の通信ボードを介して通信ネットワーク20に接続さ
れる。
【0023】さらに、本体11には、光磁気ディスク
(MO)15が装填、取り出し自在に装填され、MO1
5に記憶されたプログラムやデータを本体11にアップ
ロードしたり、本体11内部のプログラムやデータを、
その装填されたMO15にダウンロードするための、M
Oドライブ装置も内蔵されている。
【0024】ここでは、MO15に、本発明にいうデー
タ照合プログラムが記憶されており、このMO15が本
体11内に装填され、MOドライブ装置によりそのMO
15に記憶されたデータ照合プログラムがこのコンピュ
ータシステムのハードディスク内にインストールされ
る。このコンピュータシステムのハードディスク内にイ
ンストールされたデータ照合プログラムが起動される
と、このコンピュータシステムは、本発明のデータ照合
装置の一実施形態として動作する。
【0025】従って、データ照合プログラムが記憶され
たMO15は、本発明のデータ照合プログラム記憶媒体
の一実施形態に相当する。
【0026】また、このMO15に記憶されたデータ照
合プログラムは、上記のようにしてそのコンピュータシ
ステムのハードディスク内にインストールされるが、そ
のデータ照合プログラムがインストールされた状態のハ
ードディスクも、本発明のデータ照合プログラム記憶媒
体の一実施形態に相当する。
【0027】図2は、図1に示すデータ照合装置を含
む、本発明のデータ照合システムの一例である電子マネ
ー運用システムを示す図である。
【0028】この図2には、3台のデータ照合装置10
が示されており、各データ照合装置10は、それぞれが
電子マネーを発行する、例えば銀行やクレジット会社等
といった各発行体によって管理されている。また、デー
タ照合装置10は、図1に示す通信ネットワーク20等
によって構成されたインターネット200を介して互い
に接続されている。さらに、各データ照合装置10に
は、そのデータ照合装置10を管理する発行体と契約し
ている複数の店舗それぞれに設置された複数のリーダラ
イタ300が、電話回線等を介して接続されている。但
し、この図2では、1台のリーダライタ300が代表と
して示されている。
【0029】各データ照合装置10を管理する各発行体
によって発行される電子マネーが格納されるために各発
行体が提供するICカードは、本実施形態では、全発行
体に共通のアルゴリズムと、各発行体に固有の暗号鍵と
を用いてデータを暗号化する。また、各発行体の暗号鍵
は他の発行体に対して非公開である。
【0030】リーダライタ300には、個人の財布代わ
りに用いられる個人用ICカード400と、店舗の金庫
代わりに用いられる店舗用ICカード500が挿入さ
れ、売買行為が行われると、リーダライタ300によっ
て、個人用ICカード400から店舗用ICカード50
0への電子マネーの移動が仲介される。ここで、個人用
ICカード400は、上述した3つの発行体のうちのい
ずれかの発行体によって提供されたICカードであり、
店舗用ICカード500は、その店舗が契約を結んでい
る発行体が提供したICカードである。個人用ICカー
ド400から店舗用ICカード500への電子マネーの
移動に先だって、個人用ICカード400からは、暗号
化された買上金額が出力され、店舗用ICカード500
からは、暗号化された売上金額が出力され、それらの買
上金額と売上金額がリーダライタ300を介してデータ
照合装置10に送られて、これら買上金額と売上金額が
後述するように照合される。そして、その照合の結果、
買上金額と売上金額が一致し、データ照合装置10によ
って、売買行為が正常である旨がリーダライタ300に
通知された場合にのみ買上金額および売上金額に相当す
る電子マネーの移動が行われる。これにより売買行為の
偽装が防止される。
【0031】上述したように、各データ照合装置10は
コンピュータシステムで構成されており、このコンピュ
ータシステム内には、復号化部110と、通信部120
と、データ照合部130と、記憶部140が実現されて
いる。但し、図2では、復号化部110等が実現されて
いる様子を1つのデータ照合装置10にのみ代表的に図
示し、他のデータ照合装置10については図示を省略し
た。
【0032】復号化部110は、リーダライタ300か
ら取得したデータを、データ照合装置10を管理してい
る発行体が有する暗号鍵を用いて復号化する。通信部1
20は、他のデータ照合装置10の通信部120と、イ
ンターネット200を介してデータのやり取りを行う。
データ照合部130は、双方とも復号化された買上金額
と売上金額を比較してそれらが互いに一致するか否かを
判定し、記憶部140は売買の履歴を記憶する。
【0033】また、各データ照合装置10は、本発明に
いう他の復号化装置として動作し、暗号化されたデータ
がインターネット200を介して送られてくると、復号
化部110において復号化し、復号化したデータを通信
部120によって送り返す。
【0034】以下、データ照合装置10の動作を、図3
〜図6を参照しながら説明するが、説明の簡便のため、
本発明にいう他の復号化装置としての動作についてはこ
れ以上の説明を省略する。
【0035】図3は、図2に示すリーダライタ300か
らデータ照合装置10に送られるデータの概念図であ
る。
【0036】リーダライタからデータ照合装置に送られ
るデータd100には、図2に示す店舗用ICカード5
00から出力された暗号化された売上金額d101と、
個人用ICカード400から出力された暗号化された買
上金額d102が含まれており、まず売上金額d101
がリーダライタ300からデータ照合装置10に送ら
れ、続けて買上金額d102が送られる。
【0037】図4は、図2に示す復号化部の動作を示す
フローチャートである。
【0038】先ず、ステップS101において、暗号化
されたデータが取得され、ステップS102に進み、取
得されたデータの復号化が試行される。その後、ステッ
プS103に進み、データの復号化に成功したか否かが
判定され、復号化に成功したと判定されるとステップS
104に進み、復号化されたデータがデータ照合部に送
られて終了する。
【0039】ステップS103において、データの復号
化に失敗したと判定された場合には、ステップS105
に進み、データが通信部に送られて終了する。
【0040】図5は、図2に示す通信部の動作を示すフ
ローチャートである。
【0041】先ず、ステップS201において、暗号化
されたデータが復号化部から取得され、ステップS20
2に進み、取得されたデータが他のデータ照合装置に向
けてインターネットを介して送られる。インターネット
を介してデータを受け取った他のデータ照合装置は、復
号化部においてデータの復号化を試み、復号化に成功し
た場合には、復号化したデータを送信元に返送し、復号
化に失敗した場合には、さらに別のデータ照合装置に向
けてデータを送る。
【0042】ステップS202においてデータが送信さ
れた後、通信部の動作はステップS203に進み、他の
データ照合装置によって復号化されたデータがインター
ネットから取得され、ステップS204に進み、復号化
されたデータがデータ照合部に送られて終了する。
【0043】図6は、図2に示すデータ照合部の動作を
示すフローチャートである。
【0044】先ず、ステップS301において、復号化
された2つのデータが取得され、ステップS302に進
み、取得された2つのデータが互いに同一のデータであ
るか否かが判定される。同一のデータであると判定され
ると、売買行為が正常であることとなるので、ステップ
S303に進み、記憶部に売買の履歴が記録され、ステ
ップS304に進み、売買行為が正常である旨がリーダ
ライタに通知されて終了する。
【0045】ステップS302において、取得された2
つのデータが互いに異なるデータであると判定された場
合には、売買行為が偽装された可能性があるため、ステ
ップS305に進み、売買行為が異常である旨が発行体
に通知され、異常時の処理が行われる。異常時の処理に
ついては、本発明の主題とは直接関係しないので、これ
以上の説明は省略する。
【0046】以下、本発明のデータ照合装置の他の実施
形態を含む、本発明のデータ照合システムの他の実施形
態について説明する。
【0047】この実施形態では、ICカードから暗号化
されたデータが出力される際に、そのICカードを提供
した発行体を示す番号もICカードから出力され、その
番号が、暗号化されたデータとともにデータ照合装置に
入力され、暗号化されたデータが通信部によって送られ
る際にそのデータがその番号が示す発行体へと向けて送
られる点を除いて、上述した実施形態とほぼ同様であ
る。
【0048】図7は、本発明のデータ照合装置の他の実
施形態において、リーダライタからデータ照合装置に送
られるデータの概念図である。
【0049】リーダライタからデータ照合装置に送られ
るデータd110には、図3に示すデータd100同様
に、暗号化された売上金額d101と、暗号化された買
上金額d102が含まれており、さらに、売上金額d1
01を出力したICカードを提供した発行体を示す番号
d103と、買上金額d102を出力したICカードを
提供した発行体を示す番号d104が含まれている。こ
の図7には、番号d103,d104の一例として値
「10」,「20」が示されている。このデータd11
0がリーダライタからデータ照合装置に送られる際に
は、先ず、2つの番号d103,d104が送られ、次
に売上金額d101と買上金額d102が順次送られ
る。
【0050】上述したように、売上金額d101は、店
舗用ICカードによって暗号化されており、店舗用IC
カードは、データd110が送られるデータ照合装置を
管理する発行体によって提供されたものであり、番号d
103の値「10」は、データd110が送られるデー
タ照合装置を管理する発行体を示す値である。そして、
番号d104の値「20」は、データd110が送られ
るデータ照合装置を管理する発行体以外の発行体を示す
値である。このため、この図7に示すデータd110を
受け取ったデータ照合装置の復号化部は、売上金額d1
01のみを復号化して買上金額d102を通信部に送
り、買上金額d102を受け取った通信部は、その買上
金額d102を、値「20」が示すデータ照合装置に向
けて送り出すこととなる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
暗号アルゴリズムや暗号鍵の複数化に対処することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ照合装置の一実施形態を示す図
である。
【図2】図1に示すデータ照合装置を含む、本発明のデ
ータ照合システムの一例である電子マネー運用システム
を示す図である。
【図3】リーダライタからデータ照合装置に送られるデ
ータの概念図である。
【図4】復号化部の動作を示すフローチャートである。
【図5】通信部の動作を示すフローチャートである。
【図6】データ照合部の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】本発明のデータ照合装置の他の実施形態におい
て、リーダライタからデータ照合装置に送られるデータ
の概念図である。
【符号の説明】
10 データ照合装置 15 光磁気ディスク(MO) 20 通信ネットワーク 110 復号化部 120 通信部 130 データ照合部 140 記憶部 200 インターネット 300 リーダライタ 400 個人用ICカード 500 店舗用ICカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/14 G06F 15/30 350 9A001 H04L 9/00 641 Fターム(参考) 3E040 AA03 CB01 DA01 DA10 FL04 3E044 BA04 DD01 DD10 DE01 5B017 BA07 BB03 CA14 CA16 5B055 CB10 EE27 HA12 JJ05 KK05 KK16 5J104 AA01 AA16 EA04 NA32 NA35 NA37 PA12 9A001 CC02 EE03 JJ67 KK08 LL03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暗号化された2つのデータからなる暗号
    化データ対を受信してこれら2つのデータを相互に照合
    するデータ照合装置において、 このデータ照合装置が、所定の暗号化規則により暗号化
    されたデータを復号化する復号化装置の機能を含み、こ
    のデータ照合装置を含む複数の復号化装置が、ネットワ
    ークを介して相互に接続され互いに異なる複数の暗号化
    規則それぞれにより暗号化された各データの復号化を暗
    号化規則毎に分担するものであって、 このデータ照合装置が、 受信した暗号化データ対を構成する一方もしくは双方の
    データが自分が復号化を分担する暗号化規則により暗号
    化されたデータであった場合に該一方もしくは双方のデ
    ータを復号化する復号化手段と、 受信した暗号化データ対を構成する一方もしくは双方の
    データが前記復号化手段による復号化が不能なデータで
    あった場合に該一方もしくは双方のデータをネットワー
    クに送り出して他の復号化装置に復号化を依頼するとと
    もに、該ネットワークを経由して、復号化を依頼したデ
    ータに対応する復号化されたデータが送信されてきた場
    合に、その復号化されたデータを受け取る通信手段と、 受信した暗号化データ対を構成する双方のデータがそれ
    ぞれ復号化されてなる2つのデータどおしを照合するデ
    ータ照合手段とを備えたことを特徴とするデータ照合装
    置。
  2. 【請求項2】 前記暗号化データ対が、該暗号化データ
    対を構成する各データを復号化する各復号化装置を示す
    情報が添付されたものであって、 前記通信手段が、受信した暗号化データ対を構成する一
    方もしくは双方のデータをネットワークに送り出すに当
    たり、該データを、該受信した暗号化データ対に添付さ
    れた情報が示す、該データを復号化する復号化装置に向
    けて送り出すものであることを特徴とする請求項1記載
    のデータ照合装置。
  3. 【請求項3】 前記暗号化データ対を構成する2つのデ
    ータが、ある売買行為における、それぞれ売上金額およ
    び買上金額を表すものであって、 前記データ照合手段が、受信した暗号化データ対を構成
    する双方のデータがそれぞれ復号化されてなる2つのデ
    ータどおしを照合した結果、前記売上金額と前記買上金
    額とが互いに同一の金額であった場合に、前記売買行為
    が正常である旨を示す情報を出力するものであることを
    特徴とする請求項1記載のデータ照合装置。
  4. 【請求項4】 ネットワークを介して相互に接続され、
    互いに異なる複数の暗号化規則それぞれにより暗号化さ
    れた各データの復号化を暗号化規則毎に分担する複数の
    復号化装置からなるデータ照合システムであって、 これら複数の復号化装置のうちの少なくとも1台が、暗
    号化された2つのデータからなる暗号化データ対を受信
    してこれら2つのデータを相互に照合するデータ照合装
    置であり、 このデータ照合装置が、 受信した暗号化データ対を構成する一方もしくは双方の
    データが自分が復号化を分担する暗号化規則により暗号
    化されたデータであった場合に該一方もしくは双方のデ
    ータを復号化する復号化手段と、 受信した暗号化データ対を構成する一方もしくは双方の
    データが前記復号化手段による復号化が不能なデータで
    あった場合に該一方もしくは双方のデータをネットワー
    クに送り出して他の復号化装置に復号化を依頼するとと
    もに、該ネットワークを経由して、復号化を依頼したデ
    ータに対応する復号化されたデータが送信されてきた場
    合に、その復号化されたデータを受け取る通信手段と、 受信した暗号化データ対を構成する双方のデータがそれ
    ぞれ復号化されてなる2つのデータどおしを照合するデ
    ータ照合手段とを備えたことを特徴とするデータ照合シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記復号化装置は、ネットワークを経由
    して受け取ったデータが、自分が復号化を分担する暗号
    規則により暗号化されたデータであった場合にはそのデ
    ータを復号化して返送し、該受け取ったデータが、自分
    では復号化が不能なデータであった場合にはそのデータ
    を他の復号化装置に向けて送り出して該他の復号化装置
    に復号化を依頼するものであることを特徴とする請求項
    4記載のデータ照合システム。
  6. 【請求項6】 コンピュータシステムに組み込まれ、該
    コンピュータシステムを、所定の暗号化規則により暗号
    化されたデータを復号化する復号化装置の機能を含み、
    暗号化された2つのデータからなる暗号化データ対を受
    信してこれら2つのデータを相互に照合するデータ照合
    装置として動作させるデータ照合プログラムが記憶され
    てなるデータ照合プログラム記憶媒体であって、 このデータ照合プログラムが組み込まれたコンピュータ
    システムを含む複数の復号化装置が、ネットワークを介
    して相互に接続され互いに異なる複数の暗号化規則それ
    ぞれにより暗号化された各データの復号化を暗号化規則
    毎に分担するものであって、 このデータ照合プログラムが、 該データ照合プログラムが組み込まれたコンピュータシ
    ステムが受信した暗号化データ対を構成する一方もしく
    は双方のデータが、該コンピュータシステムが復号化を
    分担する暗号化規則により暗号化されたデータであった
    場合に該一方もしくは双方のデータを復号化する復号化
    手段と、 受信した暗号化データ対を構成する一方もしくは双方の
    データが前記復号化手段による復号化が不能なデータで
    あった場合に該一方もしくは双方のデータをネットワー
    クに送り出して他の復号化装置に復号化を依頼するとと
    もに、該ネットワークを経由して、復号化を依頼したデ
    ータに対応する復号化されたデータが送信されてきた場
    合に、その復号化されたデータを受け取る通信手段と、 受信した暗号化データ対を構成する双方のデータがそれ
    ぞれ復号化されてなる2つのデータどおしを照合するデ
    ータ照合手段とを備えたものであることを特徴とする暗
    号化データ照合プログラム記憶媒体。
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