JP2000231653A - 支払媒体発行装置、及びこの媒体を用いる料金収受用システム - Google Patents

支払媒体発行装置、及びこの媒体を用いる料金収受用システム

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JP2000231653A
JP2000231653A JP3232199A JP3232199A JP2000231653A JP 2000231653 A JP2000231653 A JP 2000231653A JP 3232199 A JP3232199 A JP 3232199A JP 3232199 A JP3232199 A JP 3232199A JP 2000231653 A JP2000231653 A JP 2000231653A
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payment
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card
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JP3232199A
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English (en)
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Junichi Kumada
淳一 熊田
Toshihiko Matsumoto
俊彦 松本
Takao Yoda
隆夫 余田
Makoto Okano
誠 岡野
Takeshi Horie
武 堀江
Takahiro Saida
貴弘 斎田
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Hitachi Ltd
Hitachi Credit Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Credit Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、クレジットカードの情報をもとにし
た別媒体を準備することにより、これまで利用場所の環
境制限のあった環境や用途でもクレジット利用が可能に
なるようにし、またクレジットカードを所有していれ
ば、即時に別媒体によりクレジット支払を可能にするシ
ステムを提供する。 【解決手段】利用者1がクレジットカード25を支払媒
体発行機20に挿入し、この装置20とクレジット会社
3との間で与信照会と与信承認を行って第2の支払媒体
32を発行し、この媒体32を用途限定にてクレジット
カード25に準じた扱いで利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は支払媒体発行装置と
その利用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりクレジットカードは所謂加盟
店,利用可能施設等において直接利用されてきた。
【0003】一方、各種プリペイドカードも普及され、
現金による発行装置が各地に設置されるようになった。
尚、市中の販売店等においてもクレジットカードが適時
発行できるシステムも提案されており、例えば特開平8
−16894号公報開示の技術がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現行のクレジットカー
ドでは、支払いの為に券面上にある磁気ストライプ或い
はエンボスの情報が読めなければならない。また、クレ
ジットカードでの支払いを可能にする為には、磁気スト
ライプ,エンボス共、専用の読み取り装置(カードリー
ダ)が必要である。ところがカードリーダやクレジット
カードの制約により利用クレジットカードでは支払いし
ずらいことがある。例えば、情報の読み取りに時間がか
かる、エンボスの場合は読み取りデータが電子化されて
いない、利用履歴の記録等特定用途における要求への対
応が困難、接触方式の為に屋外等環境条件の悪いところ
では信頼性が低い、等である。特に、塵埃や湿気などの
影響の大きい屋外では、対環境性の観点からカードと機
器の双方の信頼性が低い場合がある。
【0005】このようにクレジットカードを利用しづら
い特定用途において、クレジット払いを実現する手段と
して、用途に応じたカード等の支払い媒体とそれ専用の
リーダを利用する例がある。そのような媒体は、クレジ
ット支払いの情報を保持する例えばICカードのような
媒体である。尚、この例では発行も精算も施設側の人手
を介することになる。しかも第2媒体の発行には相当の
時間を要する。これはクレジットでの支払いを承認する
為の与信確認の手続きに関係し、クレジットカード発行
会社が、郵送等で申込みを受け、与信確認してから媒体
を作成し、利用者に送付する、という手順を踏むので、
利用者の手元に届くまで時間がかかるのである。
【0006】ところでクレジットカードには信用の機能
があり、前記のプリペイドカードやそれを購入する現金
自体にはその機能は存在しない。
【0007】尚、前掲の特開平8−16894号公報開示のも
のは、あくまでクレジットカードの即時発行システムを
開示するものであって、その際の不正防止を図らんとす
る提案を開示するに留まるものである。
【0008】そこで本発明は、クレジットカードの情報
をもとにした別媒体を準備することにより、これまでの
クレジットカードの利用に難点のあった環境や用途でも
クレジット利用が可能になるようにし、またクレジット
カードを所有していれば、即時に別媒体によりクレジッ
ト支払いを可能にするシステムを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、すでに正規の
手続きを経て発行されたクレジットカード,キャッシュ
カード,電子マネーカード等をもとに、利用用途に応じ
た別の支払媒体を即時発行するものであり、特開平8−1
6894号公報開示のようなクレジットカード自体の即時発
行とは目的が異なる。
【0010】本発明においては、支払媒体発行装置に収
納された支払媒体は、クレジットカード等の正当性をも
とに発行され、媒体発行に必要な情報はオンラインでク
レジットカードやキャッシュカード等の発行者より送信
されるので、不正発行を抑止することができる。つまり
前記課題を解決するため、本発明はクレジットカードに
より別の支払媒体を発行させて、その媒体にも信用を化
体させんとするものである。
【0011】すなわち本発明の支払媒体発行装置は、ク
レジットカードの情報を読み取る読み取り部と、その情
報に基づく第2の支払媒体を発行する機構とを備えるこ
とを特徴とし、或いはクレジットカードの情報を読み取
る読み取り部と、その情報に基づいて用途限定にてクレ
ジット支払いを可能にする第2の支払媒体を発行する機
構とを備えることを特徴とし、或いはクレジットカード
を挿入する挿入部、この挿入部内でカード情報を読み取
る読み取り部、個人データを入力する入力部、前記の読
み取り情報により外部のセンタと照会の為の送受信を行
う送信及び/又は受信機能部、第2の支払媒体を貯蔵す
る収納部、第2の支払媒体に情報を書き込む書き込み
部、第2の支払媒体を発行する発行部、の少なくとも以
上の設備を箱体に備えてなることを特徴とする。
【0012】本願明細書において第2の支払媒体は、も
とになるクレジットカードを第1の支払媒体とした場合
の新たに発行される媒体の意味であって、その形状は問
わない。第2の支払媒体は、例えばカード状,ディスク
状,腕時計式,首かけ式等2種以上のタイプから選択で
きるようにしてなることが好ましく、箱体の外観寸法が
80cm×60cm×25cmに納まることが設置上も利用上
も便利である。尚、第2の支払媒体がクレジット支払用
であることが有効である。
【0013】また本発明の料金収受方法は、クレジット
カードをベースに作成された第2の支払媒体を用いるこ
とを特徴とする。第2の支払媒体はICの組み込まれた
用途限定の媒体であることが好ましい。対象用途は道路
料金収受,屋内施設利用,屋外施設利用等広く使える。
勿論第2の支払媒体にクレジット支払用機能を具備させ
ることが好ましい。
【0014】本発明の支払媒体発行方法は、クレジット
カードの情報を読み取り、個別データの入力を経てクレ
ジット会社との与信照会,与信承認を行い、第2の支払
媒体(好ましくはクレジット支払機能を具備)へのデー
タ書込を行って第2の支払媒体を発行することを特徴と
する。勿論料金収受はこの方法で発行された第2の支払
媒体利用が望ましい。
【0015】尚、本願明細書において、クレジット会社
とは、契約会員に対して加盟店での支払いの立て替えサ
ービスなどを行い、契約会員からは会費を、加盟店から
は取扱手数料を得ることを業務とする会社をいう。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例につき、図
面に従って説明する。
【0017】図1に第2支払媒体発行装置の動作フロー
を例示し、図2にその第2支払媒体発行装置の外観を、
そして図3にその支払媒体発行装置の内部構成を例示す
る。利用者1は支払媒体発行装置20のクレジットカー
ド挿入口21にクレジットカード25を挿入4する。こ
こで支払媒体発行装置20内部ではカード読取部26に
てクレジットカード25の番号の読み取り5を行う。次
に利用者1は入力用テンキー23によりクレジットカー
ド25の暗証番号入力6を行い、支払媒体発行装置20
では暗証番号受付7を行う。入力用テンキー23は支払
媒体発行装置20の入力部27に直結している。支払媒
体発行装置20内では、カード読取部26,入力部2
7,表示部22はいずれも制御部28に接続され、更に
制御部28にはモデム29(電文送受信に必要な接続ツ
ールとして)、支払媒体収納部30(支払媒体のストッ
ク機能設備)、支払媒体情報書込部31に接続されて、
更に支払媒体排出口24の排出機構24′にも接続され
ている。
【0018】次に利用者1は支払媒体の選択8を入力用
テンキー23にて行い、支払媒体発行装置20では支払
媒体を確定9する。尚、支払媒体が一つの場合は、この
処理も装置側の機能も不要であり、支払媒体が複数ある
場合、利用者は用途により希望する媒体を判断すること
になる。尚、選択情報等はLCD等の表示部22に表示
される。選択対象媒体としてはカード状のほか、ディス
ク状,腕時計型タグ,首かけ式タグ等が挙げられる。
【0019】その後、支払媒体発行装置20は発行承認
申請の電文をモデム29,33を介してクレジット会社
3等のセンタシステムに送信10し、クレジット会社3
のセンタシステムにて発行承認審査12を行ってから発
行承認電文を支払媒体発行装置20へ行い、支払媒体発
行装置20にてこれを受信13する。支払媒体発行装置
は広義にはクレジット会社3等の支払媒体発行者側のシ
ステムも有り、こちらにもモデム33、このモデム33
に接続される制御部34,制御部34に接続されるネガ
ティブリストの記憶部35と支払媒体発行リストの記憶
部36が含まれている。
【0020】発行承認申請電文ではクレジットカードの
番号(16桁)及び暗証番号(4桁)を送信する。発行承
認審査12においては、保有者正当性の確認,ネガリス
トチェック,既登録カードの確認(つまり架空の番号を
持ったカードでないことの確認)を行い、送受信はオン
ラインで行われる。
【0021】センタシステム側では発行承認審査12の
後、支払媒体番号の割付け17を行い、発行承認電文受
信13後の支払媒体発行装置20では割付け17による
支払媒体番号(有効期限を含むことが好ましい)と、利
用者1がテンキー23にて入力14した支払媒体用暗証
番号とによって第2の媒体への書き込みデータを編集1
5する。しかる後第2の支払媒体へのデータ書き込み1
8を行い、支払媒体排出口24より第2の支払媒体32
を発行19する。
【0022】尚、図2の箱型装置は台やスタンドなどで
適当な高さ(操作性を考慮すると入力用テンキー23等
の操作部が床から140〜150cmが適する)に置かれ
ることになり、適宜カバーが設けられることが好まし
い。公衆電話機のように適当な場所に設置されることに
なるが、コンパクトにする為に、例えば高さを60cmか
ら80cm(望ましくは70cm程度)、幅を40cmから6
0cm(望ましくは50cm程度)、奥行きを10cmから2
5cm(望ましくは15cm程度)の大きさとする。尚、本
実施例では第2の支払媒体の選択8を与信照会10の前
に行っているが、媒体書込データ編集15の後に行って
も差し支えない。
【0023】(1)高速道路利用におけるカードの入手
〜利用の例:次に以上のシステムを高速道路の料金収受
に適用する場合について図1,図2,図3に加え図4を
用いて説明する。
【0024】高速道路において無線通信により料金収受
を行うシステム(以下、「ETC」と呼ぶ)を利用する
ためには、路側の無線通信機器との通信を可能とする車
載通信装置と利用料金の支払いを可能とするような情報
を保持したカードが必要となる。利用希望者がカードを
入手する手順は次の通りである。
【0025】先ずサービスエリア(SA)或いはパーキ
ングエリア(PA)やガソリンスタンド,自動車機器量
販店などに設置された支払媒体発行装置20に利用者、
この場合は当該道路利用者1がETCの支払いに利用し
たいクレジットカードを挿入する。
【0026】次に支払媒体発行装置20に対してETC
支払用ICカードの発行を要求する。そして支払媒体発
行装置20より第2の支払媒体32が発行され(1
9)、ETC支払用ICカードを得る。
【0027】以上のようにして得たETC支払用ICカ
ードを、車両30に取り付けられた車載通信装置(利用
者により別途入手、図示省略)に挿入して高速道路を利
用することにより、利用者が希望するクレジットカード
にて利用料金を支払うことが可能となる。
【0028】車両37は料金所39通過時に車載通信装
置38により当該道路を利用したことを道路管理者側4
0に第2の支払媒体32(つまりETC支払用ICカー
ド)番号の送信41によって知らせる。
【0029】道路管理者側40では、料金所39通過の
際に車載通信装置38より送信された第2の支払媒体3
2の番号をもとに道路利用者1に対する課金処理を行
う。支払媒体番号をもとにクレジットカード25の番号
を求める処理が必要になるが、この処理は道路管理者側
40、或いはクレジットカード会社3(或いは他の機関)
が行うことになる。例えば車両37から道路管理者側4
0の施設へ第2の媒体32の番号の送信を行い、道路管
理者側40の施設のシステムからクレジット会社3側シ
ステムへ料金請求を行い(42)、クレジット会社3で
はクレジットカード25と第2の支払媒体32との関連
付けを行って道路管理者側40に料金立替え処理をする
(43)。次にクレジット会社3から利用者1へ料金請
求を行い(44)、利用者1が直接に或いは金融機関を
経て料金支払い(45)を行うことになる。クレジット
会社3,道路管理者40間は夫々の端末と通信手段で結
ばれている。尚、ケースとして第2媒体からクレジット
カードの番号変換は道路管理者でも行い得る。
【0030】(2)クレジットカードとETC支払用I
Cカードの関係:ETC支払用ICカード32での支払
いは、当該カード32を発行する際に支払媒体発行装置
20に挿入したクレジットカード25に与えられた信用
に基づいて行われるものであり、両者の間には以下のよ
うな関係がある。
【0031】第1にETC支払用ICカード32のカー
ド番号はクレジットカード(以下、親カードということ
がある)25の番号とは別にする(同一のものとすると
紛失・盗難時に親カードの再発行まで必要になってしま
う)。第2にETC支払用ICカード32の有効期限
は、信用の基になるクレジットカード25の有効期限に
準じる(親カード25の有効期限が延長された場合、別
途処理を行い、ETC支払用ICカード32の有効期限
を変更する)。第3に親カード25及びそれに基づいて
発行されているETC支払用ICカード32についての
情報(カード番号発行日時など)は、関連付けて管理
し、同じ番号を持つETC支払用ICカード32の発行
(二重発行)などを防止する(管理の仕方により、一つ
の親カード25に対して複数のETC支払用ICカード
32を発行することも可能)。第4にETC支払用IC
カード32を利用した場合の利用料金は、ETC支払用
ICカード32と親カード25の関連付けに基づき、親
カード25に対して請求される。第5にETC支払用I
Cカード32での利用額を親カード25の利用限度額に
含めるか、それとも別枠にするかはクレジットカード会
社3の判断による(支払媒体発行装置20にて、どちら
の扱いになるかを利用者に提示することができる)。
【0032】ETC利用においてはICカードは、磁気
+エンボスのクレジットカードに比べ、利用履歴の記録
等の特定用途における要求の対応に便利である。
【0033】ETC用支払媒体32の形状は、例えばJ
IS6301(一般のプラスチックカードに関する規
格)及びJIS6303(外部端子付きICカードの物
理的特性に関する規格)に準拠したものが挙げられる。
【0034】ETC用支払媒体32は例えば演算処理を
実行するICチップ部とそれを装着するプラスチック・
カードから構成される。ETC用アプリケーションの機
能を持ったICチップを搭載することにより、磁気スト
ライプのカードでは困難な通行記録等の記録保持が可能
になる。また、ICチップを搭載するプラスチック・カ
ードには、車両内の温度特性を考慮した耐熱性素材が利
用される。ETC用支払媒体32の場合、ICカード自
体はISO,JIS準拠の標準品を利用することが望ま
しい。また、カードの材質については、車載の観点で耐
熱性の高い材質が好ましい。
【0035】(3)親カードにマネーカードを用いる
例:親カード25にマネーカードを用いる場合は、支払
媒体発行装置20に電子マネー情報が記録されたカード
(クレジットカード4に代わるもの)を挿入する。次に
支払媒体発行装置20にて電子マネー情報を読み出す。
そして保有者の希望に応じてカード内の電子マネーの全
部または一部を支払媒体に移し替える。しかる後、支払
媒体32を発行することになる。
【0036】本例においては、電子マネーの移し替えを
行う前に暗証番号入力などによる本人認証を実施するこ
とにより、盗難・紛失カードの不正利用を防止すること
ができる。また、支払媒体発行装置20は発行後の支払
媒体32への電子マネー移転装置として利用することが
可能である。
【0037】電子マネーの記録媒体として例えば接触式
ICカードが挙げられる。このカードはリーダ/ライタ
と物理的な接点を持つために塵埃や湿気などの影響の大
きい環境での利用に制限がある。別媒体としてこれらの
環境条件に耐性のある非接触式のICカードやタグなど
を用いることで環境条件の悪いところでも電子マネーを
利用することが可能になる。
【0038】(4)親カードにキャッシュカードを用い
る例:キャッシュカード(デビットカード)は利用の都
度、加盟店より残高を確認するのが前提となっており、
支払媒体もそれに準じた利用の仕方になる。これに対し
て、クレジットカードは、加盟店・サービスによっては
オンラインでの与信確認をしない場合もあり、支払媒体
でもそれに準じた利用が得られる。
【0039】よって支払媒体32自体の発行はキャッシ
ュカードで可能となるが、その場合、支払媒体32の用
途は利用時のオンラインでの残高確認が可能なものとな
ろう。
【0040】(5)プールでの利用例:レジャープール
において、飲食・各種サービス等を購入する支払手段が
現金のみの場合、利用者は水着のままで現金を持ち歩く
か、或いは財布を置いて施設を利用しなければならな
い。濡れることを考慮すると紙幣を持ち歩くことは困難
であり、また財布を置き去りにすると盗難のおそれがあ
る。
【0041】いくつかのレジャープールでは、その対策
として耐水性・携帯性を考慮した非接触式の腕時計型タ
グを使い、前払い方式で残高を退出時に返金するものや
利用額を記録し退出時に現金やクレジットで料金を精算
するものがある。
【0042】しかし、前払い方式の場合は、退出時の残
高の返金に手間がかかる、紛失時に残高が保証されな
い、などの問題がある。退出時に料金を精算する方式の
場合、利用後の支払いであるので、利用者の所持金の不
足,クレジットカードの利用停止など事業者の回収リス
クがある。
【0043】レジャープールでの支払いに本願明細書に
示した支払媒体及びそれを用いた料金収受システムを利
用することにより、前払い方式及び退出時に精算する方
式の問題を解決することができる。
【0044】プール利用の場合の利用手順は次の通りで
ある。利用希望者が支払媒体を入手して利用するまでの
流れは、まず、レジャープール周辺等に設置された支払
媒体発行装置20にレジャープールでの支払いに利用し
たいクレジットカード25を挿入する。
【0045】次に支払媒体発行装置20に対してレジャ
ープール支払媒体(例として非接触式の腕時計型タグの
概要を図5に示す)の発行を要求する。そして支払媒体
発行装置20より発行される非接触式(電波で情報のや
りとりをする)の腕時計型タグ46を得る。図5に斜視
図を示した支払媒体例では、ICチップ47と通信用コ
イル48が本体ケース49に内蔵され、このケース49
とベルト50とから構成されている。また、この媒体は
防水処置がなされている。
【0046】レジャープール内の販売施設に設置された
タグ読取機にてタグ内の支払用情報などを読みとること
により、タグでの支払が可能になる。利用毎に暗証番号
を入力することにしておけば紛失盗難時の不正利用を防
ぐことができる。レジャープール管理者は利用毎或いは
一定期間集計毎にクレジット会社に利用料金の請求を行
う。
【0047】レジャープールの場合、大抵は年間数回し
か利用しないものであり、次回に同一のタグを利用でき
るとしても保管中に紛失する可能性もある。そのため利
用日毎に発行・回収するほうが利用者にとって便利であ
る。
【0048】回収にあたって問題となるのは、返却され
たタグの他者の不正利用である。これは利用時の本人認
証を実施することにより防ぐことができる。また、タグ
の有効期限を発行日に限定することでたとえ認証番号が
ばれた場合でも被害額を抑えることができる。
【0049】尚、従来より遊戯施設などでのキャッシュ
レスタグが知られているが、その利用方法は、まずロッ
カーキーと兼用のキャッシュレスタグを入場時に受け取
り、次に場内での物品購入時に購入記録をタグに記録し
たりタグの番号と利用額をセンタに送信して集計したり
し、最終的にロッカーキー返却時に利用額支払い処理
(現金またはクレジットカード利用)するという工程で
あった。この方式の場合、退出時に料金を精算すること
になり、利用者の所持金不足,クレジットカードの利用
停止など事業者の回収リスクがあった。また退出時に料
金の精算を行う為、営業終了時に精算処理が集中し、処
理窓口が混雑し利用者に迷惑をかける可能性があった。
【0050】これに対し、本発明の実施例に示したタグ
方式ならば、支払媒体発行時にオンラインでクレジット
カードの与信確認を行うことで、カード与信停止による
回収リスクを回避することができる。また、利用者への
課金はクレジットカード会社を経由して行われるので退
場時に支払い処理をせずに済み、窓口処理が混雑するよ
うなこともない。
【0051】レジャープール用支払媒体は、支払情報の
記録・演算処理を実行するICチップ47とICチップ
47が外部の処理機能と情報をやりとりする通信機構
(例えば通信用コイルなど)48より構成される。防水
性の観点からICチップと通信機構はプラスチックなど
に密閉されることが好ましく、ICチップ47と通信機
構48を密閉したものは、取付けのし易さ、支払い時の
扱い易さから、利用者の手首に装着するのが妥当であ
る。
【0052】レジャープール用支払媒体は、支払情報の
記録・演算処理を実行するICチップとICチップが外
部の処理機能と情報をやりとりする通信機構(例えば通
信用コイルなど)は水分に弱く、それが外部に露出して
いる形状ではレジャープールでの利用は困難である。ま
た、電波等を利用して通信を行うので通信機構を金属な
どの伝導率の高い物質で密閉することは最良の策とは言
えない。プラスチック等、耐水性があり伝導性の低い物
質によりICチップと通信機構を密閉することで目的を
達することが可能である。
【0053】尚、本発明は、ETCシステムとレジャー
プールに限らず、他の遊戯施設,レストラン等各種利用
形態に応じ、幅広く展開できるし、各用途専用カードに
限定されず兼用カードも可能である。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、幅広い環境,用途にお
いてクレジット利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる支払媒体発行装置の
動作フロー図である。
【図2】本発明の一実施例にかかる支払媒体発行装置の
外観斜視図である。
【図3】本発明の一実施例にかかる支払媒体発行装置の
内部構成の説明図である。
【図4】本発明をETCシステムに利用した場合の利用
概念説明図である。
【図5】本発明の第2支払媒体例の斜視図である。
【符号の説明】
20…支払媒体発行装置、25…クレジットカード、3
2…第2の支払媒体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 俊彦 東京都品川区南大井六丁目26番2号 株式 会社日立製作所新金融システム推進本部内 (72)発明者 余田 隆夫 東京都港区西新橋二丁目15番12号 日立ク レジット株式会社内 (72)発明者 岡野 誠 東京都港区西新橋二丁目15番12号 日立ク レジット株式会社内 (72)発明者 堀江 武 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所システム事業部内 (72)発明者 斎田 貴弘 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所システム事業部内 Fターム(参考) 3E044 AA02 BA05 DA06 DB02 DD02 DE01 DE07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クレジットカードの情報を読み取る読み取
    り部と、その情報に基づく第2の支払媒体を発行する機
    構とを備えることを特徴とする支払媒体発行装置。
  2. 【請求項2】クレジットカードの情報を読み取る読み取
    り部と、その情報に基づいて用途限定にてクレジット支
    払いを可能にする第2の支払媒体を発行する機構とを備
    えることを特徴とする支払媒体発行装置。
  3. 【請求項3】クレジットカードを挿入する挿入部、該挿
    入部内でカード情報を読み取る読み取り部、個人データ
    を入力する入力部、前記読み取り情報により外部のセン
    タと照会の為の送受信を行う送信及び/又は受信機能
    部、第2の支払媒体を貯蔵する収納部、第2の支払媒体
    に情報を書き込む書き込み部、該第2の支払媒体を発行
    する発行部、の少なくとも以上の設備を箱体に備えてな
    ることを特徴とする支払媒体発行装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかにおいて、第2
    の支払媒体は、カード状,ディスク状,腕時計式,首か
    け式等2種以上のタイプから選択できるようにしてなる
    ことを特徴とする支払媒体発行装置。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記箱体の外観寸法が
    80cm×60cm×25cmに納まることを特徴とする支払
    媒体発行装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかにおいて、前記
    第2の支払媒体がクレジット支払用であることを特徴と
    する支払媒体発行装置。
  7. 【請求項7】クレジットカードをベースに作成された第
    2の支払媒体を用いることを特徴とする料金収受方法。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記第2の支払媒体が
    ICの組み込まれた用途限定の媒体であることを特徴と
    する料金収受方法。
  9. 【請求項9】請求項8において、対象用途が道路料金収
    受,屋内施設利用,屋外施設利用から選択されることを
    特徴とする料金収受方法。
  10. 【請求項10】請求項7乃至9のいずれかにおいて、前
    記第2の支払媒体がクレジット支払用であることを特徴
    とする料金収受方法。
  11. 【請求項11】クレジットカードの情報を読み取り、個
    別データの入力を経てクレジット会社との与信照会,与
    信承認を行い、第2の支払媒体へのデータ書き込みを行
    って第2の支払媒体を発行することを特徴とする支払媒
    体発行方法。
  12. 【請求項12】請求項11において、前記第2の支払媒
    体がクレジット機能を有することを特徴とする支払媒体
    発行方法。
  13. 【請求項13】請求項12の発行方法により発行された
    第2の支払媒体を用いることを特徴とする料金収受方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006031286A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Toshiba Corp カード発行システム、発行端末装置および携帯可能電子装置
JP2014235567A (ja) * 2013-06-03 2014-12-15 株式会社エポスカード バーチャルカードシステム

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