JP2000228727A - ネットワークファクシミリ装置およびその通信制御方法 - Google Patents
ネットワークファクシミリ装置およびその通信制御方法Info
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Abstract
うネットワークファクシミリ装置において、画像データ
の暗号化に対応する場合であっても、ネットワーク上の
各通信相手に対して迅速かつ簡便な画像データの送信を
可能にする。 【解決手段】 ネットワーク20上の通信相手に対し、
その通信相手側で復号化可能な形式で暗号化した後に画
像データを送信するように構成されるとともに、前記暗
号化に必要となる暗号化情報を記憶する記憶手段16
a,16bを備えたネットワークファクシミリ装置10
において、通信相手に対応する暗号化情報が前記記憶手
段16a,16b内に記憶されていなければ、その通信
相手に対する画像データの送信処理の一部として、その
画像データの暗号化に必要となる暗号化情報をその通信
相手から能動的に取得する。
Description
下においてファクシミリ装置として用いられるネットワ
ークファクシミリ装置に関するものである。
ネットワークを通じて画像データの授受を行うネットワ
ークファクシミリ装置が広く用いられつつある。このよ
うなネットワークファクシミリ装置としては、例えばイ
ンターネットと呼ばれる広域ネットワークを通じて画像
データの授受を行う、いわゆるインターネットファクシ
ミリ装置が知られている。
すべき画像データを、例えばIETF(Internet Engin
eering Task Force)で規定されたプロトコルであるSM
TP(Simple Mail Transfer Protocol)に従いつつ、電
子メールとして送受信することで、インターネット上の
他装置との間で画像データを授受し得るように構成され
たものである。すなわち、インターネットファクシミリ
装置では、授受すべき画像データをメール内容とする電
子メールを、アドレスが指定されたインターネット上の
他装置に対して送信したり、また他装置から受信した電
子メールに含まれる画像データを、可視画像として出力
用紙上に出力するようになっている。したがって、イン
ターネットファクシミリ装置を用いれば、公衆回線網を
利用した一般的なファクシミリ伝送(例えばG4ファク
シミリ)に比べて通信コストの低減を図りつつ、例えば
一つの電子メールを複数の送信先に対して送信するとい
ったような、より柔軟性の高いファクシミリ伝送が可能
となる。
置を始めとしたネットワークファクシミリ装置には、通
信の秘匿性を確保すべく、画像データの暗号化に対応し
たものがある。例えば、特開平6−224898号公報
には、周知の暗号化方式の一つである公開鍵暗号方式に
より電子メールの暗号化または復号化を行うことで、通
信の秘匿性を確保するものが開示されている。また、こ
れと同様に、周知の暗号化方式の一つである共通鍵暗号
方式を用いることも考えられる。
クファクシミリ装置であれば、ネットワークを通じて画
像データの授受を行っても、送信側装置で暗号化を行
い、受信側装置でこれを復号化することで、そのデータ
内容の秘匿性を確保できるようになる。特に、インター
ネットファクシミリ装置では、授受すべき画像データを
メール内容とする電子メールが、インターネット上の不
特定のメールサーバ装置を経由することが考えられるた
め、暗号化に対応するための機能が非常に重要なものと
なる。
暗号化に対応したネットワークファクシミリ装置では、
暗号化を行うのにあたって、以下に述べるような問題が
生じてしまう。
開示された公開鍵暗号方式を用いたものでは、画像デー
タの送信を行うのにあたって、その送信先に対応した公
開鍵を、予め送信側装置で保持しておく必要がある。そ
のため、送信側装置では、送信先に対応した公開鍵を保
持していない場合に、画像データの送信および暗号化に
先立って、例えばその送信先に公開鍵を問い合わせた
り、ネットワーク上に存在するキーサーバ装置(公開鍵
の一括管理を行う装置)から公開鍵を取得する必要があ
る。すなわち、秘匿性確保のために、画像データの送信
処理とは別に、上述した問い合わせまたはキーサーバ装
置へのアクセス等の処理が必要になるので、迅速な送信
処理が困難になるとともに、送信側装置を使用するユー
ザにとっても操作が煩わしいものとなってしまう。
のや、特開平9−116728号公報に開示された独自
方式の暗号化を行うものでは、送信側装置と受信側装置
との双方が、共通鍵または独自の暗号化アルゴリズムを
共有している必要がある。したがって、送信側装置で
は、画像データの送信および暗号化に先立って、受信側
装置と共通鍵等を共有しているか否かを確認しなければ
ならず、結果として迅速な送信処理が困難になるととも
に、通信し得る範囲が制約されてしまうことになる。ま
た、共通鍵等を共有していない場合に、共有のための処
理(一方から他方への共通鍵等の送付)を行うことも考
えられるが、そのためには共通鍵等の送付内容について
秘匿性を十分に確保し得る安全かつ確実な送付手段が必
要になるので、実現が容易ではなく、しかもその処理の
ために多くの手間を費やしてしまうこととなる。
鑑み、画像データの秘匿性を確保すべく暗号化に対応す
る場合であっても、ネットワーク上の各通信相手に対し
て迅速かつ簡便に画像データの送信を行うことを可能に
するネットワークファクシミリ装置およびその通信制御
方法を提供することを目的とする。
成するために案出されたネットワークファクシミリ装置
で、ネットワーク上の通信相手に画像データを送信する
送信手段と、前記送信手段が画像データの送信を行うの
にあたって当該画像データを前記通信相手側で復号化可
能な形式で暗号化する暗号化手段と、前記暗号化手段が
暗号化を行うのに必要となる暗号化情報を記憶する記憶
手段と、前記記憶手段が前記暗号化手段での暗号化に必
要な暗号化情報を記憶していなければ、当該暗号化され
る画像データの送信先である通信相手から当該暗号化情
報を取得する情報取得手段とを備えることを特徴とする
ものである。
に案出されたネットワークファクシミリ装置の通信制御
方法で、ネットワーク上の通信相手に画像データを送信
するのにあたって、当該画像データを前記通信相手側で
復号化可能な形式で暗号化するように構成されるととも
に、前記暗号化に必要となる暗号化情報を記憶する記憶
手段を備えたネットワークファクシミリ装置にて用いら
れる方法であって、画像データを送信すべき通信相手が
特定されると、当該通信相手側で復号化可能な形式で暗
号化を行うのに必要となる暗号化情報が、前記記憶手段
に記憶されているか否かを判断し、前記記憶手段に記憶
されていなければ、前記必要となる暗号化情報を特定さ
れた通信相手から取得し、取得した暗号化情報を用いて
送信すべき画像データを暗号化し、その暗号化後の画像
データを前記特定された通信相手へ前記ネットワークを
介して送信することを特徴とする。
または上記手順の通信制御方法によれば、画像データを
送信すべき通信相手が特定されると、その通信相手に対
応する暗号化情報として例えば公開鍵に関する情報が記
憶手段内に記憶されている場合であれば、その記憶手段
内の暗号化情報を用いて送信すべき画像データを暗号化
するとともに、その暗号化後の画像データを通信相手に
対してネットワークを介して送信する。ただし、通信相
手に対応する暗号化情報が記憶手段内に記憶されていな
ければ、その暗号化情報を先に特定された通信相手から
取得するとともに、その取得した暗号化情報を用いて送
信すべき画像データに対する暗号化を行う。つまり、記
憶手段内に暗号化情報が記憶されていない場合には、通
信相手に対する画像データの送信処理の一部として、そ
の暗号化情報の取得を行う。したがって、このネットワ
ークファクシミリ装置または通信制御方法を用いれば、
記憶手段内における暗号化情報の有無に拘わらず、通信
相手側で復号化可能な形式で暗号化した後の画像データ
を送信し得るようになる。しかも、そのために、画像デ
ータの送信処理とは別に、暗号化情報を取得するための
処理を改めて行う必要がない。さらには、例えばネット
ワークファクシミリ装置のユーザに対しても、暗号化情
報を取得するための処理を意識させることがない。
るネットワークファクシミリ装置およびその通信制御方
法について説明する。ただし、ここでは、本発明を、イ
ンターネットファクシミリ装置(以下「インターネット
FAX」と称す)に適用した場合を例に挙げて説明す
る。
用した場合における概略構成の一例を示すブロック図で
あり、図2はそのインターネットFAXが用いられるネ
ットワーク環境の概要の一例を示すブロック図である。
いられるネットワーク環境について説明する。図2に示
すように、インターネットFAX10は、広域ネットワ
ークであるインターネット20に接続した状態で用いら
れるものである。このインターネット20上には、イン
ターネットFAX10の通信相手となり得る、他のイン
ターネットFAX21a,21b…、サーバ装置22お
よびコンピュータ装置(以下「PC」と称す)23a,
23b…等が存在している。なお、インターネットFA
X10に接続するネットワークは、インターネット技術
を利用したイントラネット等であってもよい。
…、サーバ装置22およびPC23a,23b…等に
は、予めそれぞれに個別の暗号化情報が設定されている
ものとする。ここでいう暗号化情報とは、公開鍵暗号方
式による暗号化および復号化に必要となる情報のことを
いう。
一つで、数学的処理により互いに関連した2つの鍵を生
成することにより、一方の鍵で暗号化したデータの復号
化はそれと対をなす他方の鍵でしかできないようにする
ものである。公開鍵暗号方式では、これら2つの鍵のう
ち、一方を公開鍵、他方を秘密鍵という。なお、公開鍵
は誰に教えてもよいが、秘密鍵は秘密にしておかなけれ
ばならない。
a,21b…、サーバ装置22およびPC23a,23
b…等には、暗号化情報として、公開鍵および秘密鍵に
関する情報が設定されている。ただし、例えば他のイン
ターネットFAX21a,21b…等において複数ユー
ザの使用が想定されている場合には、各ユーザ毎に異な
る暗号化情報が設定されているものとする。すなわち、
他のインターネットFAX21a,21b…等には、そ
れぞれ複数の異なる暗号化情報が設定されていることも
考えられる。
DN(Integrated Services Digital Network)等の公衆
回線網30にも接続している。この公衆回線網30上に
は、一般的なファクシミリ伝送(例えばG4ファクシミ
リ)を行うファクシミリ装置31および電話機32等が
存在している。なお、この公衆回線網30は、PBX
(Private Branch Exchange)によって管理される構内回
線網であってもよい。
衆回線網30に接続するインターネットFAX10は、
インターネット20上の通信相手または公衆回線網30
上の通信相手と画像データの授受を行うために、図1に
示すように構成されている。すなわち、インターネット
FAX10は、ネットワークインタフェース(以下、イ
ンタフェースを「I/F」と略す)11と、公衆回線I
/F12と、スキャナ13と、操作パネル14と、プリ
ンタエンジン15と、ハードディスク装置(Hard Disk
Drive;以下「HDD」と略す)16aと、RAM(Rand
om Access Memory)16bと、ROM(Read Only Memo
ry)16cと、CPU(Central Processing Unit)17
と、これらを互いに接続するバス(アドレスバスおよび
データバス)18と、を備えて構成されている。以下、
これらの各部について順に説明する。
トFAX10をインターネット20に接続するためのI
/Fであり、そのインターネット20上の通信相手との
間の通信を可能にするものである。そのために、ネット
ワークI/F11では、例えばIETFから発行された
RFC(Request For Comments)821によって規定さ
れるSMTPを始めとした、所定のネットワークプロト
コルに従ってネットワーク通信を行うようになってい
る。
AX10を公衆回線網30に接続するためのI/Fであ
り、その公衆回線網30上の通信相手との間の通信を可
能にするものである。
通信相手または公衆回線網30上の通信相手へ送るべき
画像データを取得するためのものである。詳しくは、ス
キャナ13では、原稿に描かれた画像を周知技術を利用
して光学的に読み取ることで、その原稿から例えばビッ
トマップ状の画像データを取得するようになっている。
10のユーザが操作するためのものである。さらに詳し
くは、ユーザによる情報入力が行われるとともに、ユー
ザに対する情報表示を行うものである。この操作パネル
14において入力される情報としては、例えばスキャナ
13で取得した画像データの送信先についての情報(ア
ドレス、電話番号等)がある。また、この操作パネル1
4が表示する情報としては、例えばユーザによる情報入
力結果やインターネットFAX10の装置状態に関する
情報などがある。
20上の通信相手または公衆回線網30上の通信相手か
ら受け取ったデータの出力を行うためのものである。詳
しくは、プリンタエンジン15では、周知の電子写真技
術を利用して、受け取ったデータの画像形成を行い、そ
のデータを可視画像として出力用紙上に印刷出力するよ
うになっている。
の記憶装置であり、各種データ等の保持蓄積に使用され
るものである。例えば、HDD16aでは、インターネ
ット20上の通信相手または公衆回線網30上の通信相
手から受け取ったデータのスプールを行うようになって
いる。また、HDD16a内には、詳細を後述するよう
に、インターネットFAX10の通信相手となり得る、
他のインターネットFAX21a,21b…、サーバ装
置22およびコンピュータ装置(以下「PC」と称す)
23a,23b…等についての公開鍵に関する情報を記
憶するためのテーブル(以下、このテーブルを「公開鍵
テーブル」と称す)が設けられている。この公開鍵テー
ブルは、インターネットFAX10についての暗号化情
報(公開鍵および秘密鍵に関する情報)も記憶している
ものとする。
置であり、例えばCPU17が処理を実行する際のワー
クメモリとして使用されたり、ネットワークI/F1
1、公衆回線I/F12またはプリンタエンジン15が
処理を実行する際のバッファメモリとして使用されるも
のである。なお、RAM16bは、HDD16aに代わ
って公開鍵テーブルを格納しているものであってもよ
い。
り、CPU17が実行する所定プログラムや、その実行
の際に用いられる各種データ(パラメータ)等が、予め
格納されているものである。
グラムを実行することで、詳細を後述するように、イン
ターネットFAX10全体の動作制御およびその状態管
理を行うものである。このCPU17が行う制御処理の
一つには、詳細を後述するように、公開鍵暗号方式によ
る暗号化および復号化がある。
ネットFAX10における処理動作例について説明す
る。ただし、このインターネットFAX10は、公衆回
線網30上の通信相手との通信時には、一般的なファク
シミリ装置と同様のファクシミリ伝送を行うため、ここ
では、インターネット20上の通信相手との通信を行う
場合についてのみ説明するものとする。
ンターネットFAX21a,21b…のいずれかに対し
て画像データの送信を企図した場合を例に挙げて、これ
らの間における特徴的な処理動作の概略を、図3を参照
しながら説明する。なお、インターネットFAX10と
他のインターネットFAX21a,21b…とは、それ
ぞれが同様に構成されているものとする。
送信側装置FX1」と称す)は、他のインターネットF
AX21a,21b…のいずれか(以下「データ受信側
装置FX2」と称す)に対して、授受すべき画像データ
をメール内容とする電子メールを送信することで、これ
らの間における画像データの授受を実現する。このと
き、データ送信側装置FX1では、画像データの秘匿性
を確保すべく、公開鍵暗号方式による暗号化を行う。詳
しくは、データ受信側装置FX2に係る公開鍵を用い
て、そのデータ受信側装置FX2にて復号化可能な形式
で、画像データの暗号化を行う。
信側装置FX2に係る公開鍵が、データ送信側装置FX
1の公開鍵テーブル内に記憶されていなければ、データ
送信側装置FX1は、データ受信側装置FX2にて復号
化可能な形式での暗号化が行えない。したがって、かか
る場合に、データ送信側装置FX1は、画像データをメ
ール内容とする電子メールの送信に先立ち、データ受信
側装置FX2に係る公開鍵に関する情報を取得すべく、
公開鍵の送付要求をメール内容とする電子メール(以下
「公開鍵送付要求メール」と称す)ML1を作成し、こ
れをデータ受信側装置FX2に送信する(ステップ10
1、以下ステップをSと略す)。
は、データ送信側装置FX1から公開鍵送付要求メール
ML1を受信すると、データ送信側装置FX1が暗号化
を行うのに必要となる暗号化情報としてデータ受信側装
置FX2に係る公開鍵に関する情報を通知すべく、デー
タ受信側装置FX2に係る公開鍵をメール内容とする電
子メール(以下「公開鍵通知メール」と称す)ML2を
作成し、これをデータ送信側装置FX1に返信する(S
102)。
鍵通知メールML2を受信すると、データ送信側装置F
X1は、その公開鍵通知メールML2に含まれている公
開鍵を抽出し、その抽出によって取得した公開鍵をデー
タ送信側装置FX1の公開鍵テーブル内に記憶するとと
もに、取得した公開鍵を用いて暗号化を行った後に、そ
の暗号化後の画像データをメール内容とする電子メール
(以下「暗号化された画像データメール」と称す)ML
3をデータ受信側装置FX2へ送信する(S103)。
は、データ受信側装置FX2に係る公開鍵を公開鍵テー
ブル内に記憶しているか否かに拘わらず、データ受信側
装置FX2にて復号化可能な形式で暗号化した後の画像
データを、そのデータ受信側装置FX2送信し得るよう
になるので、送信する画像データについての秘匿性を十
分に確保することができる。
その処理動作を電子メールを送信する場合、電子メ
ールを受信した場合、公開鍵を受け取った場合に分け
て、それぞれ図4,5および6のフローチャートを参照
しながら説明する。
は、インターネットFAX10がデータ送信側装置FX
1となり、インターネット20上のデータ受信側装置F
X2に対して公開鍵送付要求メールML1または暗号化
された画像データメールML3を送信する場合に、その
インターネットFAX10のCPU17が行う制御処理
の手順について説明する。
相手のメールアドレスが指定され、かつ、原稿に対する
スキャン動作の開始指示が入力されると、CPU17
は、スキャナ13にスキャン動作を開始させる(S20
1)。なお、このとき、操作パネル14では、データ受
信側装置FX2を使用するユーザに対応したメールアド
レスが指定されているものとする。そして、このスキャ
ン動作によってスキャナ13が原稿から画像データを取
得すると、CPU17は、その画像データを一時的にH
DD16aに保持蓄積させる(S202)。
と、CPU17は、暗号化送信の設定が為されているか
否か、すなわち画像データの送信を行うのにあたってそ
の画像データに対する暗号化を行う旨が予め設定されて
いるか否かを判断する(S203)。この判断は、例え
ばHDD16aまたはRAM16b内の所定領域に予め
登録されている設定情報を参照することで行えばよい。
いれば、CPU17は、HDD16aまたはRAM16
b内の公開鍵テーブルを検索して、メールの宛先となる
ユーザについての公開鍵に関する情報が、その公開鍵テ
ーブルに記憶されているか否かを判断する(S20
4)。
開鍵テーブルに記憶されていれば、CPU17は、その
公開鍵テーブルから宛先ユーザに係る公開鍵を取り出す
とともに(S205)、取り出した公開鍵を用いてHD
D16a内に保持蓄積された画像データに対する暗号化
を行う(S206)。
ータをメール内容とし、かつ、指定された宛先メールア
ドレスおよび送信元のメールアドレスをヘッダ部に明示
した電子メールを、SMTPに則した形式で作成する。
つまり、CPU17は、暗号化された画像データメール
ML3を作成する。そして、CPU17は、その暗号化
された画像データメールML3の送信を、ネットワーク
I/F11に行わせる。これにより、スキャナ13が取
得した画像データは、その宛先ユーザに係る秘密鍵を用
いて復号化可能な形式で暗号化された後に、ネットワー
クI/F11によって、宛先ユーザが使用するデータ受
信側装置FX2に送信されることとなる(S207)。
ンターネットFAX10のユーザに係る公開鍵を公開鍵
テーブルから取り出して、暗号化された画像データメー
ルML3のメール内容に含めて送信するようにしてもよ
い。すなわち、暗号化された画像データメールML3の
中に、その送信元に係る公開鍵を含めることで、送信先
からの要求があるか否かに拘わらず、公開鍵の配付を行
うことも考えられる。
ルに記憶されているか否かの判断(S204)の結果、
公開鍵に関する情報が記憶されていなければ、CPU1
7は、暗号化を行うのに必要となる公開鍵を取得すべ
く、公開鍵送付要求メールML1を作成する。詳しく
は、公開鍵の送付要求をメール内容とし、かつ、指定さ
れた宛先メールアドレスおよび送信元のメールアドレス
をヘッダ部に明示した公開鍵送付要求メールML1を、
SMTPに則した形式で作成する。そして、作成した公
開鍵送付要求メールML1の送信を、HDD16a内に
画像データが保持蓄積された状態のまま、ネットワーク
I/F11に行わせる。これにより、公開鍵送付要求メ
ールML1は、ネットワークI/F11によって、画像
データの宛先ユーザが使用するデータ受信側装置FX2
に送信されることとなる(S208)。
否かの判断(S203)の結果、暗号化送信が設定され
ていない場合には、CPU17は、HDD16a内に保
持蓄積された画像データに対する暗号化を行うことな
く、その画像データをメール内容とする電子メールを作
成するとともに、作成した電子メールの送信をネットワ
ークI/F11に行わせる(S207)。この電子メー
ルの作成および送信は、上述の暗号化された画像データ
メールML3の場合と同様に行われるものとする。
ルML1または暗号化されていない画像データをメール
内容とする電子メールの送信を行うときにも、そのメー
ルの中に、暗号化された画像データメールML3で説明
した場合と同様に、送信元に係る公開鍵を含めるように
してもよい。
は、インターネットFAX10がデータ受信側装置FX
2となり、インターネット20上のデータ送信側装置F
X1から公開鍵送付要求メールML1または暗号化され
た画像データメールML3を受信した場合に、そのイン
ターネットFAX10のCPU17が行う制御処理の手
順について説明する。
1から送信された電子メールをネットワークI/F11
が受信すると(S301)、CPU17は、その電子メ
ールがデータ送信側装置FX1からの公開鍵送付要求メ
ールML1である否かを判断する(S302)。この判
断は、受信した電子メールのメール内容またはヘッダ部
をCPU17が解析することによって行えばよい。
開鍵送付要求メールML1であれば、CPU17は、そ
の要求に応じてデータ送信側装置FX1へ公開鍵を送付
するために、公開鍵送付要求メールML1の宛先ユーザ
に係る公開鍵を、公開鍵テーブルに記憶されているイン
ターネットFAX10についての暗号化情報の中から取
り出して(S303)、公開鍵通知メールML2を作成
する(S304)。詳しくは、取り出した公開鍵をメー
ル内容とするとともに、公開鍵送付要求メールML1の
宛先を送信元メールアドレスとし、かつ、公開鍵送付要
求メールML1の送信元を宛先メールアドレスとする公
開鍵通知メールML2を、SMTPに則した形式で作成
する。
ると、CPU17は、その公開鍵通知メールML2の送
信を、ネットワークI/F11に行わせる。これによ
り、公開鍵通知メールML2は、ネットワークI/F1
1によって、画像データの送信元ユーザを宛先として、
その送信元ユーザが使用するデータ送信側装置FX1へ
送信されることとなる(S305)。
電子メールが、公開鍵送付要求メールML1ではなく、
例えば暗号化された画像データメールML3、暗号化さ
れていない画像データをメール内容とする電子メール、
または、データ送信側装置FX1からの公開鍵通知メー
ルML2である場合には、CPU17は、受信した電子
メールに対して、後述するような所定処理を行う(S4
00)。
インターネットFAX10がデータ送信側装置FX1と
なり、インターネット20上のデータ受信側装置FX2
から公開鍵送付要求メールML1以外の電子メールを受
信した場合に、そのインターネットFAX10のCPU
17が行う制御処理の手順について、すなわち上述した
所定処理(S400)の詳細について、詳しく説明す
る。
た電子メールが公開鍵送付要求メールML1でなけれ
ば、その電子メールの中からの公開鍵の検出を行う(S
401)。この検出は、電子メールのメール内容をCP
U17が解析することによって行えばよい。そして、C
PU17は、電子メールの中から公開鍵が検出されたか
否か、すなわちその電子メールのメール内容に公開鍵が
含まれているか否かを判断する(S402)。
信した電子メールはデータ受信側装置FX2からの暗号
化された画像データメールML3または暗号化されてい
ない画像データをメール内容とする電子メールであると
考えられるため、CPU17では、その電子メールに含
まれる画像データの出力処理を行う(S403)。
メールからメール内容を抽出し、必要に応じてそのメー
ル内容をプリンタエンジン15で出力し得る形式の画像
データに変換する。すなわち、CPU17は、電子メー
ルのメール内容から印刷用画像データを得る。また、こ
のときに、電子メールに含まれる画像データが暗号化さ
れていれば、CPU17は、その電子メールの宛先ユー
ザに係る秘密鍵をHDD16aまたはRAM16b内の
公開鍵テーブルから取り出して、その秘密鍵を用いて画
像データの復号化を行う。
ネットワークI/F11で受信した電子メールのメール
内容が、可視画像として出力用紙上に印刷出力されるこ
ととなる。
鍵が検出された場合には、その電子メールはデータ受信
側装置FX2からの公開鍵通知メールML2、または公
開鍵がメール内容に含められた暗号化された画像データ
メールML3等であると考えられるため、CPU17
は、その電子メールのメール内容を解析して公開鍵の抽
出および取得を行うとともに(S404)、その電子メ
ールのヘッダ部を解析してその送信元に関する情報、す
なわち送信元ユーザのメールアドレスを取得する(S4
05)。
ルアドレスを取得すると、CPU17は、これらを互い
に関連付けて、HDD16aまたはRAM16b内の公
開鍵テーブルに記憶させる(S406)。つまり、CP
U17は、公開鍵を取得すると、その公開鍵がどの宛先
ユーザに対応するものかを識別し得るように、その公開
鍵をその取得元に付されたメールアドレスと関連付けて
記憶させる。
では、データ受信側装置FX2において設定されている
暗号化情報のうち、そのデータ受信側装置FX2を使用
する宛先ユーザへ送信すべき画像データの暗号化を行う
のに必要となる暗号化情報として、その宛先ユーザに係
る公開鍵に関する情報を取得したこととなる。
スを公開鍵テーブルに記憶させると、次いで、CPU1
7は、受信した電子メールのメール内容に、公開鍵の他
に画像データが含まれているか否かを判断する(S40
7)。この判断も、電子メールのメール内容をCPU1
7が解析することによって行えばよい。
れば、受信した電子メールは公開鍵がメール内容に含め
られた暗号化された画像データメールML3等であると
考えられるため、CPU17は、その画像データメール
ML3等に含まれる画像データについて、上述した場合
(S403)と同様に、必要に応じた印刷用画像データ
の生成および秘密鍵を用いた復号化を経た後に、プリン
タエンジン15での画像出力を行わせる(S408)。
ただし、画像データが含まれていなければ、受信した電
子メールはデータ受信側装置FX2からの公開鍵通知メ
ールML2であると考えられるため、CPU17は、上
述した画像出力処理を行わない。
406)で公開鍵と共に公開鍵テーブルに記憶されたメ
ールアドレスについて、そのメールアドレスが宛先とし
て指定されており、かつ、その宛先への送信待ちの状態
にある画像データが、HDD16a内に保持蓄積されて
いるか否かを判断する(S409)。つまり、CPU1
7は、例えば公開鍵送付要求メールML1の送信によっ
て、HDD16a内に保持蓄積された状態のままの画像
データが存在するか否かを判断する。
タが存在すると、CPU17は、先のステップ(S40
6)で公開鍵テーブルに記憶させた公開鍵を取り出すと
ともに(S410)、取り出した公開鍵を用いてHDD
16a内に保持蓄積された画像データに対する暗号化を
行う(S411)。そして、CPU17は、暗号化した
画像データをメール内容とする、暗号化された画像デー
タメールML3を作成し、これをネットワークI/F1
1に送信させる。これにより、送信待ちの状態にあった
画像データは、その宛先ユーザに係る秘密鍵を用いて復
号化可能な形式で暗号化された後に、ネットワークI/
F11によって、宛先ユーザが使用するデータ受信側装
置FX2に送信されることになる(S412)。
ターネットFAX10は、請求項1および5に記載の発
明の如く、宛先ユーザに係る公開鍵に関する情報が公開
鍵テーブル内に記憶されていない場合には、その宛先ユ
ーザに対する画像データの送信処理の一部として、その
宛先ユーザに係る公開鍵を能動的に取得するようになっ
ているので、宛先ユーザの公開鍵に関する情報を公開鍵
テーブルが記憶しているか否かに拘わらず、その宛先ユ
ーザが使用するデータ受信側装置FX2にて復号化可能
な形式で暗号化した後の画像データを送信し得るように
なる。
0では、画像データの秘匿性確保のために、その画像デ
ータをメール内容とする電子メールの送信範囲が不当に
制約されてしまうことがなく、さらにはその電子メール
がインターネット20上の不特定のサーバ装置22を経
由する場合であっても、画像データの秘匿性を十分に確
保し得るようになる。
は、画像データの送信処理の一部として公開鍵の取得を
行うので、画像データの送信処理とは別に公開鍵の問い
合わせ処理等を改めて行う必要がなく、結果として迅速
な送信処理の実現が可能になる。また、これに伴い、画
像データの送信元ユーザ、すなわちインターネットFA
X10を使用するユーザに対し、公開鍵の取得プロセス
を意識させることもないので、そのユーザが煩わしさを
感じたり、多くの手間を費やしてしまうのを防ぐことも
でき、結果として簡便な送信処理の実現が可能になる。
さらに、宛先ユーザが使用するデータ受信側装置FX2
から直接公開鍵の取得を行うので、インターネット20
上に公開鍵の一括管理を行うキーサーバ装置を設けた
り、そのキーサーバ装置へのアクセスを行う必要もなく
なる。
トFAX10は、請求項2に記載の発明の如く、宛先ユ
ーザのメールアドレスが指定された場合に、その宛先ユ
ーザに係る公開鍵を公開鍵テーブルが記憶していなけれ
ば、CPU17がその公開鍵を取得するようになってい
るので、画像データの送信処理を行うのにあたって必要
となる公開鍵を確実かつ適時に取得することができ、ま
たHDD16aまたはRAM16bの記憶容量を無駄に
費やしてしまうこともない。
るタイミングとして、画像データの送信のために宛先ユ
ーザのメールアドレスが指定された時を例に挙げて説明
したが、請求項2に記載の発明はこれに限定されるもの
ではない。例えば、一般的なファクシミリ装置における
短縮ダイヤル機能等と同様に、HDD16a等に複数の
宛先ユーザのメールアドレスを予め登録しておく機能が
設けられている場合には、その登録のために宛先ユーザ
のメールアドレスが特定された時に公開鍵を取得するよ
うにしてもよい。このようにすれば、更なる画像データ
の送信処理の迅速化が期待できる。
トFAX10は、請求項3に記載の発明の如く、公開鍵
を取得すると、その公開鍵がどの宛先ユーザに対応する
ものかを識別し得るように、公開鍵テーブルがその公開
鍵をその取得元に付されたメールアドレスと関連付けて
記憶するようになっている。これにより、このインター
ネットFAX10では、公開鍵テーブルにおける公開鍵
の管理が容易かつ的確なものとなるのに加えて、データ
受信側装置FX2を複数のユーザが使用する場合であっ
ても、各ユーザに送信する画像データの秘匿性確保が確
実なものとなる。
トFAX10は、請求項4に記載の発明の如く、このイ
ンターネットFAX10のユーザに係る公開鍵を、暗号
化された画像データメールML3等のメール内容に含め
て送信し得るようになっている。そのために、このイン
ターネットFAX10では、公開鍵送付要求メールML
1を受信するのに先立って、その送信元に公開鍵を通知
することが可能となるので、その送信元における画像デ
ータの送信処理を迅速化させることができるようにな
る。
ーネットFAX10に適用した場合を例に挙げて説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわ
ち、ネットワーク環境下においてファクシミリ装置とし
て用いられるものであれば、他のネットワークファクシ
ミリ装置(例えば、コピー機能、プリント機能およびフ
ァクシミリ機能を兼ね備えたいわゆる複合機)であって
も、同様に適用することが可能である。
20を介した通信を例に挙げて説明したが、LAN(ロ
ーカル・エリア・ネットワーク)等の他のネットワーク
を介して通信を行う場合であっても、同様に適用するこ
とが考えられる。
定されたSMTPに従いつつ通信相手との間の通信を行
う場合について説明したが、例えばTCP/IP(Tran
smission Control Protocol/Internet Protocol)に順ず
る他のプロトコルに従ってネットワーク通信を行っても
よいことはいうまでもない。
ワークファクシミリ装置およびその通信制御方法は、通
信相手に対応する暗号化情報が記憶手段内に記憶されて
いなければ、その通信相手に対する画像データの送信処
理の一部として、その画像データの暗号化に必要となる
暗号化情報をその通信相手から能動的に取得するように
なっている。そのため、記憶手段が暗号化情報を記憶し
ているか否かに拘わらず、通信相手側て復号化可能な形
式で暗号化した後の画像データを送信し得るようにな
る。つまり、このネットワークファクシミリ装置および
その通信制御方法によれば、画像データの送信範囲が不
当に制約されてしまうことがなく、その画像データの秘
匿性を十分に確保することができる。しかも、画像デー
タの送信処理の一部として暗号化情報の取得を行うこと
から、画像データの送信処理とは別に暗号化情報の問い
合わせ処理等を改めて行う必要がなく、結果として迅速
な送信処理の実現が可能になる。また、これに伴い、こ
のネットワークファクシミリ装置を使用するユーザに対
し、暗号化情報の取得プロセスを意識させることもない
ので、そのユーザが煩わしさを感じたり、多くの手間を
費やしてしまうのを防ぐこともでき、結果として簡便な
送信処理の実現が可能になる。
の実施の形態の一例の概略構成を示すブロック図であ
る。
られるネットワーク環境の概要の一例を示すブロック図
である。
て電子メールの送信および暗号化を行う場合の通信手順
の一例の概略を示す説明図である。
子メールを送信する場合の制御処理例を示すフローチャ
ートである。
子メールを受信する場合の制御処理例を示すフローチャ
ートである。
開鍵を受け取って抽出する場合の制御処理例を示すフロ
ーチャートである。
リ装置)、11…ネットワークI/F、12…公衆回線
I/F、13…スキャナ、14…操作パネル、15…プ
リンタエンジン、16a…HDD、16b…RAM、1
6c…ROM、17…CPU、20…インターネット、
21a,21b…他のインターネットFAX、22…サ
ーバ装置、23a,23b…PC、FX1…データ送信
側装置(インターネットFAX)、FX2…データ受信
側装置(インターネットFAX)、ML1…公開鍵送付
要求メール、ML2…公開鍵通知メール、ML3…暗号
化された画像データメール
Claims (5)
- 【請求項1】 ネットワーク上の通信相手に画像データ
を送信する送信手段と、 前記送信手段が画像データの送信を行うのにあたって当
該画像データを前記通信相手側で復号化可能な形式で暗
号化する暗号化手段と、 前記暗号化手段が暗号化を行うのに必要となる暗号化情
報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段が前記暗号化手段での暗号化に必要な暗号
化情報を記憶していなければ、当該暗号化される画像デ
ータの送信先である通信相手から当該暗号化情報を取得
する情報取得手段とを備えることを特徴とするネットワ
ークファクシミリ装置。 - 【請求項2】 前記情報取得手段は、前記送信手段が画
像データを送信すべき通信相手が特定されると、前記記
憶手段が暗号化情報を記憶しているか否かに応じて、当
該暗号化情報の取得を行うものであることを特徴とする
請求項1記載のネットワークファクシミリ装置。 - 【請求項3】 前記記憶手段は、前記情報取得手段が暗
号化情報を取得すると、当該暗号化情報を、これを取得
した通信相手を識別するための識別情報と関連付けて記
憶するものであることを特徴とする請求項1または2記
載のネットワークファクシミリ装置。 - 【請求項4】 前記ネットワーク上の通信相手から画像
データを受信する受信手段と、 前記受信手段で受信した画像データが暗号化されている
場合に当該画像データを復号化する復号化手段と、 前記復号化手段で復号化可能な形式で暗号化を行うのに
必要となる暗号化情報を、前記送信手段が送信する画像
データと共に前記送信手段に送信させる情報配付手段と
を備えることを特徴とする請求項1、2または3記載の
ネットワークファクシミリ装置。 - 【請求項5】 ネットワーク上の通信相手に画像データ
を送信するのにあたって、当該画像データを前記通信相
手側で復号化可能な形式で暗号化するように構成される
とともに、前記暗号化に必要となる暗号化情報を記憶す
る記憶手段を備えたネットワークファクシミリ装置にて
用いられる通信制御方法であって、 画像データを送信すべき通信相手が特定されると、当該
通信相手側で復号化可能な形式で暗号化を行うのに必要
となる暗号化情報が、前記記憶手段に記憶されているか
否かを判断し、 前記記憶手段に記憶されていなければ、前記必要となる
暗号化情報を特定された通信相手から取得し、 取得した暗号化情報を用いて送信すべき画像データを暗
号化し、 その暗号化後の画像データを前記特定された通信相手へ
前記ネットワークを介して送信することを特徴とするネ
ットワークファクシミリ装置の通信制御方法。
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-
1999
- 1999-02-08 JP JP02954699A patent/JP3731371B2/ja not_active Expired - Fee Related
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