JP2000228661A - デジタル無線通信システム - Google Patents
デジタル無線通信システムInfo
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- JP2000228661A JP2000228661A JP11028768A JP2876899A JP2000228661A JP 2000228661 A JP2000228661 A JP 2000228661A JP 11028768 A JP11028768 A JP 11028768A JP 2876899 A JP2876899 A JP 2876899A JP 2000228661 A JP2000228661 A JP 2000228661A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】他のシステムのサービス・エリアであっても、
自身のシステムの信号のみを受信できるようにする。 【解決手段】送信機10、受信機20のUW(ユニーク
・ワード)可変設定部16、29には、同一のユニーク
・ワードが設定されている。送信機は、設定されたユニ
ーク・ワードを含んだデジタル信号を変調して、アンテ
ナ15から送信する。受信機のRF受信部22は、受信
信号からデジタル信号を得、UW検出部23は、該デジ
タル信号に含まれるユニーク・ワードを検出することに
より信号の同期/非同期を検出するとともに、検出され
たユニーク・ワードとUW可変設定部29に設定された
ユニーク・ワードとを比較して一致/不一致を検出す
る。同期がとれかつユニーク・ワードが一致していると
きに、ユニーク・ワードが適切に検出されたものとす
る。他のシステムと異なるユニーク・ワードを設定する
ことにより、他のシステムの信号を受信不能とすること
ができる。
自身のシステムの信号のみを受信できるようにする。 【解決手段】送信機10、受信機20のUW(ユニーク
・ワード)可変設定部16、29には、同一のユニーク
・ワードが設定されている。送信機は、設定されたユニ
ーク・ワードを含んだデジタル信号を変調して、アンテ
ナ15から送信する。受信機のRF受信部22は、受信
信号からデジタル信号を得、UW検出部23は、該デジ
タル信号に含まれるユニーク・ワードを検出することに
より信号の同期/非同期を検出するとともに、検出され
たユニーク・ワードとUW可変設定部29に設定された
ユニーク・ワードとを比較して一致/不一致を検出す
る。同期がとれかつユニーク・ワードが一致していると
きに、ユニーク・ワードが適切に検出されたものとす
る。他のシステムと異なるユニーク・ワードを設定する
ことにより、他のシステムの信号を受信不能とすること
ができる。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、デジタル無線通信システ
ムに関し、特に、他のデジタル無線通信システムからの
信号を誤って受信することがないようにしたデジタル無
線通信システムに関する。
ムに関し、特に、他のデジタル無線通信システムからの
信号を誤って受信することがないようにしたデジタル無
線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の通信技術の発展により、複数のデ
ジタル無線通信システムがユーザに提供されており、こ
れにより、これらのシステムのサービス・エリアが混在
している状態にある。したがって、ある無線通信システ
ムにおける受信機が他の無線通信システムのサービス・
エリア内に存在している場合、自身の無線通信システム
の送信機から信号が送信されていないにも拘わらず、誤
って他の無線通信システムの信号を受信してしまうこと
がある。このような受信の誤りは、2つの無線通信シス
テムにおけるデジタル信号のキャリア周波数が近接して
いる場合等において、生じる可能性が高い。本発明はこ
のような従来例の問題点に鑑みてなされたものであり、
その目的は、デジタル無線通信システムにおいて、他の
デジタル無線通信システムにおける信号を誤って受信し
てしまう恐れがないようにすることである。
ジタル無線通信システムがユーザに提供されており、こ
れにより、これらのシステムのサービス・エリアが混在
している状態にある。したがって、ある無線通信システ
ムにおける受信機が他の無線通信システムのサービス・
エリア内に存在している場合、自身の無線通信システム
の送信機から信号が送信されていないにも拘わらず、誤
って他の無線通信システムの信号を受信してしまうこと
がある。このような受信の誤りは、2つの無線通信シス
テムにおけるデジタル信号のキャリア周波数が近接して
いる場合等において、生じる可能性が高い。本発明はこ
のような従来例の問題点に鑑みてなされたものであり、
その目的は、デジタル無線通信システムにおいて、他の
デジタル無線通信システムにおける信号を誤って受信し
てしまう恐れがないようにすることである。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明のデジタル無線通信システムにおいて
は、符号化されたデジタル信号を、誤り訂正符号化し、
変調して出力する送信機であって、予め記憶された複数
のユニーク・ワードの中から1つのユニーク・ワードを
選択して設定するユニーク・ワード可変設定手段を備え
ている送信機と、受信した信号から得られたデジタル信
号を復号して出力する受信機であって、予め記憶された
複数のユニーク・ワードの中から、送信機のユニーク・
ワード可変設定手段と同一のユニーク・ワードを設定す
るユニーク・ワード可変設定手段と、デジタル信号中に
含まれるユニーク・ワードを検出し、それに基づいて信
号の同期/非同期を検出して同期/非同期を表すUW信
号を出力するユニーク・ワード検出手段であって、検出
されたユニーク・ワードとユニーク・ワード可変設定手
段に設定されたユニーク・ワードとを比較し、これらの
一致/不一致を信号の同期/非同期に対応させることに
より、UW信号がユニーク・ワードの一致/不一致をも
表すようにしたユニーク・ワード検出手段とを備えてい
る受信機とからなることを特徴としている。上記したデ
ジタル無線通信システムにおいて、受信機がさらに、
(a)受信機の出力をミューティングするミューティン
グ手段と、(b)受信した信号の受信強度を表すRSS
I信号を提供する受信強度検出手段と、(c)デジタル
信号の誤り率を表すBER信号を提供する誤り率検出手
段と、(d)RSSI信号、UW信号及びBER信号が
入力され、これらの信号に基づいて、ミューティング手
段を制御する手段とを備えていることが好ましい。
ために、本発明のデジタル無線通信システムにおいて
は、符号化されたデジタル信号を、誤り訂正符号化し、
変調して出力する送信機であって、予め記憶された複数
のユニーク・ワードの中から1つのユニーク・ワードを
選択して設定するユニーク・ワード可変設定手段を備え
ている送信機と、受信した信号から得られたデジタル信
号を復号して出力する受信機であって、予め記憶された
複数のユニーク・ワードの中から、送信機のユニーク・
ワード可変設定手段と同一のユニーク・ワードを設定す
るユニーク・ワード可変設定手段と、デジタル信号中に
含まれるユニーク・ワードを検出し、それに基づいて信
号の同期/非同期を検出して同期/非同期を表すUW信
号を出力するユニーク・ワード検出手段であって、検出
されたユニーク・ワードとユニーク・ワード可変設定手
段に設定されたユニーク・ワードとを比較し、これらの
一致/不一致を信号の同期/非同期に対応させることに
より、UW信号がユニーク・ワードの一致/不一致をも
表すようにしたユニーク・ワード検出手段とを備えてい
る受信機とからなることを特徴としている。上記したデ
ジタル無線通信システムにおいて、受信機がさらに、
(a)受信機の出力をミューティングするミューティン
グ手段と、(b)受信した信号の受信強度を表すRSS
I信号を提供する受信強度検出手段と、(c)デジタル
信号の誤り率を表すBER信号を提供する誤り率検出手
段と、(d)RSSI信号、UW信号及びBER信号が
入力され、これらの信号に基づいて、ミューティング手
段を制御する手段とを備えていることが好ましい。
【0004】
【発明の実施の態様】図1は、本発明のデジタル無線通
信システムのブロック図を示しており、図1において、
10は送信機、20は受信機である。送信機10は、音
声信号を入力するマイクロフォン11、入力された音声
信号をデジタル符号化するデジタル符号化部12、符号
化されたデジタル信号を誤り訂正符号化する誤り訂正符
号化部13、誤り符号化されたデジタル信号で高周波信
号をデジタル変調する変調部14、及び変調された信号
を送信する送信アンテナ15を備えている。送信機10
はまた、本発明の特徴であるユニーク・ワード(UW)
可変設定部16を備えている。
信システムのブロック図を示しており、図1において、
10は送信機、20は受信機である。送信機10は、音
声信号を入力するマイクロフォン11、入力された音声
信号をデジタル符号化するデジタル符号化部12、符号
化されたデジタル信号を誤り訂正符号化する誤り訂正符
号化部13、誤り符号化されたデジタル信号で高周波信
号をデジタル変調する変調部14、及び変調された信号
を送信する送信アンテナ15を備えている。送信機10
はまた、本発明の特徴であるユニーク・ワード(UW)
可変設定部16を備えている。
【0005】一方、受信機20は、受信アンテナ21、
RF受信部22を含み、該RF受信部22は、受信アン
テナ1からの信号の内で所定の帯域内に存在する高周波
信号を受信してデジタル信号に復調するために、高周波
帯域フィルタ、高周波増幅器、ミキサ、局部発振器(O
SC)、受信信号強度RSSIを検出するためのRSS
I回路等を含んでいる。受信機20はさらに、ユニーク
・ワード(UW)検出部23、誤り検出回路を含む誤り
訂正部24を備え、ユニーク・ワード検出部23は、同
期を取るためにデジタル信号中に一定間隔で付加された
ユニーク・ワードを検出し、ユニーク・ワードが正しく
検出された場合に、フレーム・サンプル信号を誤り訂正
部24に供給するとともに、正しく検出されたか否かを
表すUW信号を出力する。UW信号はまた、以下に説明
するように、設定されたユニーク・ワードと受信デジタ
ル信号から検出されたユニーク・ワードとが一致してい
るか否かも表している。
RF受信部22を含み、該RF受信部22は、受信アン
テナ1からの信号の内で所定の帯域内に存在する高周波
信号を受信してデジタル信号に復調するために、高周波
帯域フィルタ、高周波増幅器、ミキサ、局部発振器(O
SC)、受信信号強度RSSIを検出するためのRSS
I回路等を含んでいる。受信機20はさらに、ユニーク
・ワード(UW)検出部23、誤り検出回路を含む誤り
訂正部24を備え、ユニーク・ワード検出部23は、同
期を取るためにデジタル信号中に一定間隔で付加された
ユニーク・ワードを検出し、ユニーク・ワードが正しく
検出された場合に、フレーム・サンプル信号を誤り訂正
部24に供給するとともに、正しく検出されたか否かを
表すUW信号を出力する。UW信号はまた、以下に説明
するように、設定されたユニーク・ワードと受信デジタ
ル信号から検出されたユニーク・ワードとが一致してい
るか否かも表している。
【0006】受信機20はさらに、ミューティング部2
5、及びミューティング部25をオン/オフ制御するミ
ューティング制御部26を備え、ミューティング制御部
26は、RF受信部22からのRSSI信号、ユニーク
・ワード検出部23からのUW信号、及び誤り訂正ブロ
ック24からのビット誤りが検出されたか否かを表すB
E信号に基づいて、音声信号をミューティングするか否
かを決定し、ミューティング部25に対してミューティ
ング制御信号Scを出力する。受信機20はさらに、音
声復号部27、スピーカ28、及び本発明の特徴である
ユニーク・ワード(UW)可変設定部29を備えてい
る。
5、及びミューティング部25をオン/オフ制御するミ
ューティング制御部26を備え、ミューティング制御部
26は、RF受信部22からのRSSI信号、ユニーク
・ワード検出部23からのUW信号、及び誤り訂正ブロ
ック24からのビット誤りが検出されたか否かを表すB
E信号に基づいて、音声信号をミューティングするか否
かを決定し、ミューティング部25に対してミューティ
ング制御信号Scを出力する。受信機20はさらに、音
声復号部27、スピーカ28、及び本発明の特徴である
ユニーク・ワード(UW)可変設定部29を備えてい
る。
【0007】ユニーク・ワード可変設定部16及び26
はそれぞれ、複数のユニーク・ワードを記憶するメモリ
を備えており、ユーザは、これら記憶されたユニーク・
ワードから任意に選択して、UW可変設定部16及び2
9に同一のユニーク・ワードを設定しておく。通信時
に、送信機10では、誤り訂正符号化部13において、
ユニーク・ワード可変設定部16に設定されたユニーク
・ワードをデジタル信号に付加し、変調部14、送信ア
ンテナ15を介して送信する。一方、受信機20では、
RF受信部22において、受信アンテナ21介して受信
した信号をデジタル信号に復調し、ユニーク・ワード検
出部23において、該デジタル信号に含まれるユニーク
・ワードを検出する。このとき、ユニーク・ワード検出
部23は、ユニーク・ワード可変設定部29に設定され
たユニーク・ワードと、受信信号のデジタル信号に含ま
れるユニーク・ワードとが同一か否か判定し、同一であ
る場合にのみ、フレーム・サンプル信号を誤り訂正部2
4に供給するとともに、一致しているか否かをを表すU
W信号をミューティング制御部26に出力する。なお、
UW信号が信号の同期/非同期をも表していることは、
上記した通りであり、したがって、UW信号が高レベル
の場合、信号の同期が取れているか又はユニーク・ワー
ドが一致しているかのいずれかを表し、低レベルの場
合、非同期状態かユニーク・ワードの不一致かのいずれ
かを表している。
はそれぞれ、複数のユニーク・ワードを記憶するメモリ
を備えており、ユーザは、これら記憶されたユニーク・
ワードから任意に選択して、UW可変設定部16及び2
9に同一のユニーク・ワードを設定しておく。通信時
に、送信機10では、誤り訂正符号化部13において、
ユニーク・ワード可変設定部16に設定されたユニーク
・ワードをデジタル信号に付加し、変調部14、送信ア
ンテナ15を介して送信する。一方、受信機20では、
RF受信部22において、受信アンテナ21介して受信
した信号をデジタル信号に復調し、ユニーク・ワード検
出部23において、該デジタル信号に含まれるユニーク
・ワードを検出する。このとき、ユニーク・ワード検出
部23は、ユニーク・ワード可変設定部29に設定され
たユニーク・ワードと、受信信号のデジタル信号に含ま
れるユニーク・ワードとが同一か否か判定し、同一であ
る場合にのみ、フレーム・サンプル信号を誤り訂正部2
4に供給するとともに、一致しているか否かをを表すU
W信号をミューティング制御部26に出力する。なお、
UW信号が信号の同期/非同期をも表していることは、
上記した通りであり、したがって、UW信号が高レベル
の場合、信号の同期が取れているか又はユニーク・ワー
ドが一致しているかのいずれかを表し、低レベルの場
合、非同期状態かユニーク・ワードの不一致かのいずれ
かを表している。
【0008】したがって、同一のデジタル無線通信シス
テムにおける送信機10と受信機20であれば、同一の
ユニーク・ワードが設定されているので、送信機10か
ら送られた信号を誤り訂正部24、ミューティング部2
5、音声復号部27、スピーカ28を介して出力するこ
とができる。これに対して、異なるデジタル無線通信シ
ステムの送信機からの信号は、ユニーク・ワードが異な
る確率が極めて高くなるので、誤って受信することがな
い。
テムにおける送信機10と受信機20であれば、同一の
ユニーク・ワードが設定されているので、送信機10か
ら送られた信号を誤り訂正部24、ミューティング部2
5、音声復号部27、スピーカ28を介して出力するこ
とができる。これに対して、異なるデジタル無線通信シ
ステムの送信機からの信号は、ユニーク・ワードが異な
る確率が極めて高くなるので、誤って受信することがな
い。
【0009】ミューティング制御部26は、上記したよ
うに、RF受信部22からのRSSI信号、ユニーク・
ワード検出部23からのUW信号、及び誤り訂正ブロッ
ク24からのビット誤りが検出されたか否かを表すBE
信号に基づいて、音声信号をミューティングするか否か
を決定するが、RSSI信号が所定レベル以上で、UW
信号が同期がとれていることを表し、かつ、BE信号が
ビット誤りが検出されないことを表している場合に、ミ
ューティングすべきであると判定している。しかしなが
ら、ミューティングすべきか否かを、ビット誤りが生じ
たか否かではなく、ビット誤りの程度によって判定する
ことが好ましい場合がある。図2は、このようにビット
誤りの程度を検出することができるようにしたミューテ
ィング制御回路26の構成を示している。
うに、RF受信部22からのRSSI信号、ユニーク・
ワード検出部23からのUW信号、及び誤り訂正ブロッ
ク24からのビット誤りが検出されたか否かを表すBE
信号に基づいて、音声信号をミューティングするか否か
を決定するが、RSSI信号が所定レベル以上で、UW
信号が同期がとれていることを表し、かつ、BE信号が
ビット誤りが検出されないことを表している場合に、ミ
ューティングすべきであると判定している。しかしなが
ら、ミューティングすべきか否かを、ビット誤りが生じ
たか否かではなく、ビット誤りの程度によって判定する
ことが好ましい場合がある。図2は、このようにビット
誤りの程度を検出することができるようにしたミューテ
ィング制御回路26の構成を示している。
【0010】図2において、61は測定時間設定回路
(T)、62はカウンタ、63は除算回路、64は基準
レベル設定回路、65は比較器である。なお、比較器6
5はデジタル比較器であり、基準レベル設定回路64も
デジタル的に数値を出力するものである。比較器65と
してアナログ比較器を用いる場合は、除算回路63から
の出力をD/A変換する変換器を設けること、基準レベ
ル設定回路64から設定数値に対応する直流電圧を発生
すること、等の変形が必要となることは言うまでもな
い。また、66は基準レベル設定回路、67は比較器で
あり、比較器67は、RF受信部22からのRSSI信
号と基準レベルRFRSSIとを対比して、RSSIが基準
レベル以上のときに高レベル(H)をそれ以外のときに
低レベル(L)を出力する。基準レベル設定回路66及
び比較器67も、アナログ回路又はデジタル回路のいず
れでも実現可能であることは勿論である。本発明はさら
に、判定回路68において、比較器65及び67からの
信号並びにユニーク・ワード検出部3からのUW信号に
基づいて、伝送路の状態を評価判定することを特徴とし
ている。
(T)、62はカウンタ、63は除算回路、64は基準
レベル設定回路、65は比較器である。なお、比較器6
5はデジタル比較器であり、基準レベル設定回路64も
デジタル的に数値を出力するものである。比較器65と
してアナログ比較器を用いる場合は、除算回路63から
の出力をD/A変換する変換器を設けること、基準レベ
ル設定回路64から設定数値に対応する直流電圧を発生
すること、等の変形が必要となることは言うまでもな
い。また、66は基準レベル設定回路、67は比較器で
あり、比較器67は、RF受信部22からのRSSI信
号と基準レベルRFRSSIとを対比して、RSSIが基準
レベル以上のときに高レベル(H)をそれ以外のときに
低レベル(L)を出力する。基準レベル設定回路66及
び比較器67も、アナログ回路又はデジタル回路のいず
れでも実現可能であることは勿論である。本発明はさら
に、判定回路68において、比較器65及び67からの
信号並びにユニーク・ワード検出部3からのUW信号に
基づいて、伝送路の状態を評価判定することを特徴とし
ている。
【0011】以下に、受信されたデジタル信号の誤り率
(BER)すなわち誤りの程度が、許容できる範囲内か
否かを検出するための動作について、説明する。本発明
においては、誤り訂正のために誤り検出を必要とするB
CH符号を用いており、誤り訂正部24は、ユニーク・
ワード検出部23からフレーム・サンプル信号が供給さ
れる度に、誤りビットを検出しかつ誤り訂正を行う。誤
り訂正部24はまた、それぞれのビットを取り込んで誤
りビットを検出する毎に、誤りビットを検出したことを
表すBE信号を出力し、ミューティング制御部26のカ
ウンタ62に供給する。
(BER)すなわち誤りの程度が、許容できる範囲内か
否かを検出するための動作について、説明する。本発明
においては、誤り訂正のために誤り検出を必要とするB
CH符号を用いており、誤り訂正部24は、ユニーク・
ワード検出部23からフレーム・サンプル信号が供給さ
れる度に、誤りビットを検出しかつ誤り訂正を行う。誤
り訂正部24はまた、それぞれのビットを取り込んで誤
りビットを検出する毎に、誤りビットを検出したことを
表すBE信号を出力し、ミューティング制御部26のカ
ウンタ62に供給する。
【0012】カウンタ62は、供給されるBE信号の数
を計数して除算回路63に供給するが、カウンタ62の
クリア端子には、測定時間設定回路61において設定さ
れた所定時間Tがタイムアップする毎にクリア信号が供
給され、それによりカウンタ62はクリアされる。ま
た、除算回路63には、T時間中に誤り訂正部4に取り
込まれるビットの総数が予め記憶設定されており、除算
回路63は、測定時間設定回路61からタイムアップ信
号が出力された時点で、カウンタ62の計数値を分子と
し、予め設定されたビット総数を分母として割り算を行
い、その値すなわち誤り率を表すBER信号を比較器6
5に供給する。なお、除算回路63に、T時間中に誤り
訂正部4に取り込まれるビット総数を予め設定する代わ
りに、該ビット総数を検出するカウンタを設けてその計
数値を除算回路63に供給するよう構成しても良い。
を計数して除算回路63に供給するが、カウンタ62の
クリア端子には、測定時間設定回路61において設定さ
れた所定時間Tがタイムアップする毎にクリア信号が供
給され、それによりカウンタ62はクリアされる。ま
た、除算回路63には、T時間中に誤り訂正部4に取り
込まれるビットの総数が予め記憶設定されており、除算
回路63は、測定時間設定回路61からタイムアップ信
号が出力された時点で、カウンタ62の計数値を分子と
し、予め設定されたビット総数を分母として割り算を行
い、その値すなわち誤り率を表すBER信号を比較器6
5に供給する。なお、除算回路63に、T時間中に誤り
訂正部4に取り込まれるビット総数を予め設定する代わ
りに、該ビット総数を検出するカウンタを設けてその計
数値を除算回路63に供給するよう構成しても良い。
【0013】比較器65は、BER信号と基準レベル設
定回路64に設定された基準レベルRFBERとを比較
し、BER信号が基準レベルRFBER以下の場合に高レ
ベルの出力を判定回路68に供給する。基準レベルRF
BERは、使用状況に応じて設定されるが、信号の品質を
重要視する場合には低く設定し、多少の劣化を許容でき
る状況である場合には高く設定する。基準レベルRF
BERは、ユーザが可変設定できるようにすることが好ま
しい。なお、誤り率BERを検出する替わりに、所定時
間Tにおける誤りビットの数を計数して、該計数値が所
定値を超えたときに判定回路68に高レベルを供給する
ようにしてもよい。比較器67は、RY受信部22から
のRSSI信号と基準レベル設定回路66に設定された
基準レベルRFRSSIと比較して、RSSI信号が大きい
場合に高レベルを、小さい場合に低レベルを、判定回路
68に出力する。基準レベルRFRS SIは、使用エリアが
比較的狭く他からの妨害波の影響を低減する必要がある
場合には高く設定し、逆に、使用エリアが広く低い受信
レベルでも受信する必要がある場合には低く設定する。
定回路64に設定された基準レベルRFBERとを比較
し、BER信号が基準レベルRFBER以下の場合に高レ
ベルの出力を判定回路68に供給する。基準レベルRF
BERは、使用状況に応じて設定されるが、信号の品質を
重要視する場合には低く設定し、多少の劣化を許容でき
る状況である場合には高く設定する。基準レベルRF
BERは、ユーザが可変設定できるようにすることが好ま
しい。なお、誤り率BERを検出する替わりに、所定時
間Tにおける誤りビットの数を計数して、該計数値が所
定値を超えたときに判定回路68に高レベルを供給する
ようにしてもよい。比較器67は、RY受信部22から
のRSSI信号と基準レベル設定回路66に設定された
基準レベルRFRSSIと比較して、RSSI信号が大きい
場合に高レベルを、小さい場合に低レベルを、判定回路
68に出力する。基準レベルRFRS SIは、使用エリアが
比較的狭く他からの妨害波の影響を低減する必要がある
場合には高く設定し、逆に、使用エリアが広く低い受信
レベルでも受信する必要がある場合には低く設定する。
【0014】判定回路68は、以下の表1に示したよう
に、ユニーク・ワード検出部23からのUW信号並びに
比較器65及び67からの出力信号の高レベル(H)又
は低レベル(L)に基づいて、伝送路の状態すなわち受
信したデジタル信号の品質を判定する。なお、表1にお
いて、入力状態を表すXは、H及びLのいずれの場合も
含み、出力状態の決定に影響を与えないことを表してい
る。また、出力状態を表すMUTEはミューティング状態
を、OUTは信号出力状態を表している。
に、ユニーク・ワード検出部23からのUW信号並びに
比較器65及び67からの出力信号の高レベル(H)又
は低レベル(L)に基づいて、伝送路の状態すなわち受
信したデジタル信号の品質を判定する。なお、表1にお
いて、入力状態を表すXは、H及びLのいずれの場合も
含み、出力状態の決定に影響を与えないことを表してい
る。また、出力状態を表すMUTEはミューティング状態
を、OUTは信号出力状態を表している。
【表1】 表 1 UW信号 H L H H 比較器65の出力 H X L H比較器67の出力 H X X L 音声信号 OUT MUTE MUTE MUTE
【0015】上記の表1から明らかなように、UW信号
が同期がとれていることを表し、BER信号が誤り率が
基準レベル以下であることを表し、しかもRSSI信号
が受信信号強度が基準レベル以上であることを表してい
る場合に、ミューティングすることを無く信号を復号化
し、それ以外の場合にミューティングしている。なお、
ミューティング制御部26におけるデジタル信号の品質
の評価判定を、コンピュータ・ソフトウエアで実現する
ことも可能である。従って、図2に示した構成のミュー
ティング制御部26を採用した場合は、受信したデジタ
ル信号を出力するか否かを使用状況に応じて設定するこ
とができる。また、妨害波が存在したり、また受信レベ
ルが低い信号を受信しなければならない受信環境におい
て、高品位の受信信号のみを出力することができる。
が同期がとれていることを表し、BER信号が誤り率が
基準レベル以下であることを表し、しかもRSSI信号
が受信信号強度が基準レベル以上であることを表してい
る場合に、ミューティングすることを無く信号を復号化
し、それ以外の場合にミューティングしている。なお、
ミューティング制御部26におけるデジタル信号の品質
の評価判定を、コンピュータ・ソフトウエアで実現する
ことも可能である。従って、図2に示した構成のミュー
ティング制御部26を採用した場合は、受信したデジタ
ル信号を出力するか否かを使用状況に応じて設定するこ
とができる。また、妨害波が存在したり、また受信レベ
ルが低い信号を受信しなければならない受信環境におい
て、高品位の受信信号のみを出力することができる。
【0016】以上、説明したように、本発明のデジタル
無線通信システムにおいては、ユニーク・ワードを可変
設定できるので、他の通信システムのユニークワードと
相違するように設定することができ、これにより、受信
誤りを回避することができる。また、ビット誤り率(ま
たは所定期間中のビット誤り数)を検出する機能を備え
れば、使用状況に応じてミューティングするか否かを設
定することができ、所望の品質の受信信号を出力するこ
とができる。
無線通信システムにおいては、ユニーク・ワードを可変
設定できるので、他の通信システムのユニークワードと
相違するように設定することができ、これにより、受信
誤りを回避することができる。また、ビット誤り率(ま
たは所定期間中のビット誤り数)を検出する機能を備え
れば、使用状況に応じてミューティングするか否かを設
定することができ、所望の品質の受信信号を出力するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例のデジタル無線通信システム
のブロック図である。
のブロック図である。
【図2】図1のシステムの受信機に具備されるミューテ
ィング制御回路の好適例を示すブロック図である。
ィング制御回路の好適例を示すブロック図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 デジタル無線通信システムにおいて、 符号化されたデジタル信号を、誤り訂正符号化し、変調
して出力する送信機であって、 予め記憶された複数のユニーク・ワードの中から1つの
ユニーク・ワードを選択して設定するユニーク・ワード
可変設定手段を備えている送信機と、 受信した信号から得られたデジタル信号を復号して出力
する受信機であって、 予め記憶された複数のユニーク・ワードの中から、送信
機のユニーク・ワード可変設定手段と同一のユニーク・
ワードを設定するユニーク・ワード可変設定手段と、 デジタル信号中に含まれるユニーク・ワードを検出し、
それに基づいて信号の同期/非同期を検出して同期/非
同期を表すUW信号を出力するユニーク・ワード検出手
段であって、検出されたユニーク・ワードとユニーク・
ワード可変設定手段に設定されたユニーク・ワードとを
比較し、これらの一致/不一致を信号の同期/非同期に
対応させることにより、UW信号がユニーク・ワードの
一致/不一致をも表すようにしたユニーク・ワード検出
手段とを備えている受信機とからなることを特徴とする
デジタル無線通信システム。 - 【請求項2】 請求項1記載のデジタル無線通信システ
ムにおいて、受信機はさらに、 受信機の出力をミューティングするミューティング手段
と、 受信した信号の受信強度を表すRSSI信号を提供する
受信強度検出手段と、 デジタル信号の誤り率を表すBER信号を提供する誤り
率検出手段と、 RSSI信号、UW信号及びBER信号が入力され、こ
れらの信号に基づいて、ミューティング手段を制御する
手段とを備えていることを特徴とするデジタル無線通信
システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11028768A JP2000228661A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | デジタル無線通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11028768A JP2000228661A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | デジタル無線通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000228661A true JP2000228661A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12257593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11028768A Pending JP2000228661A (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | デジタル無線通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000228661A (ja) |
-
1999
- 1999-02-05 JP JP11028768A patent/JP2000228661A/ja active Pending
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