JP2000227918A - 情報フィルタリング方法及びその装置並びに情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報フィルタリング方法及びその装置並びに情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JP2000227918A
JP2000227918A JP11028104A JP2810499A JP2000227918A JP 2000227918 A JP2000227918 A JP 2000227918A JP 11028104 A JP11028104 A JP 11028104A JP 2810499 A JP2810499 A JP 2810499A JP 2000227918 A JP2000227918 A JP 2000227918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
requester
fitness
evaluation
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11028104A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Ariyoshi
勇介 有吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP11028104A priority Critical patent/JP2000227918A/ja
Publication of JP2000227918A publication Critical patent/JP2000227918A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】情報フィルタリングの精度を向上させること。 【解決手段】要求者が情報に与えた評価と要求者以外の
利用者が情報に与えた評価と属性とを利用して利用者の
情報に対する第1適合度を算出する適合度推定手段22
と、第1適合度と要求者が情報に与えた評価と要求者以
外の利用者が情報に与えた評価と属性とによって第1適
合度の精度を算出する誤差予測手段23と、利用者が情
報に与えた評価と第1適合度と第1適合度の精度と属性
とを利用することによって要求者が評価していない情報
に対する要求者の第2適合度を算出する適合度推定手段
207と、第2適合度と要求者が情報に与えた評価と要
求者以外の利用者が情報に与えた評価と適合度と適合度
の精度と属性とを利用することによって第2適合度の精
度を算出する誤差予測手段208と、第2適合度と第2
適合度の精度を用いて情報の推薦を行う情報選択手段2
09を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータベースやWW
W(World Wide Web)などの情報システ
ムなどのコンピュータ等から、利用者の興味や嗜好に合
った情報の推薦やフィルタリング(本明細書では単に、
フィルタリングという。)を行う情報フィルタリング方
法及び情報フィルタリング装置並びに情報フィルタリン
グプログラムを記録した記録媒体に関し、特に適合度の
予測精度を利用する情報フィルタリング方法及びその装
置並びに情報フィルタリングプログラムを記録した記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の情報フィルタリング方法
や装置や情報フィルタリングプログラム(以下、まとめ
て情報フィルタリングシステムと記載する。)はデータ
ベースやパソコン通信やWWWなどの情報システムが提
供する大量の情報や多数のサービス(以下、本明細書に
おいて、単に「情報」と記載した場合は、このことを指
す。)の中から利用者の興味や嗜好に適合するものを推
薦したりフィルタリングを行うために用いられている。
【0003】従来の情報フィルタリングシステムは利用
者が情報に与える評価を予測することで、大量の情報の
中から利用者が必要とする情報の選別を行う。評価を予
測する方式には、一般にCBF(Constant Based Filterin
g)方式とSIF(Social Information Filtering)方式の二
つが存在し、更に、このCBF方式とSIF方式とを組み合わ
せた方式(以下、組合せ方式)が知られている。以下で
は、これらの従来の方式で用いられている評価の予測値
のことを適合度と呼ぶ。
【0004】CBF方式は、情報の中に含まれているキ
ーワードや単語頻度などデータ(以下、本明細書では、
このデータのことを属性と記載する。)から、各情報の
内容の特徴を表現し、利用者の過去の興味などをキーワ
ードの重みなどで表現したものとのマッチングに基づい
て情報のフィルタリングを行う方式である。
【0005】SIF方式は、利用者が個々の情報に与え
た評価(以下、本明細書では、評価と記載する。)を記
憶しておき、自分(情報フィルタリングの要求者)が過
去に行った評価と、要求者以外の利用者の評価を比較し
て、要求者と嗜好が似た利用者を見つけだし、その利用
者が高い評価を付けた情報を選び出して要求者に推薦す
ることで情報のフィルタリングを行う方式である。
【0006】CBF方式の情報フィルタリング方式の従
来の技術の公知例としては、特開平3−94375号公
報「文書検索装置」が知られている。SIF方式の例と
してはプロシーディングス・オブ・ザ・シーエスシーダ
ブリュ1994(proceedings of th
e cscw 1994)1994年エイシーエムプレ
ス(acm press)175頁から186頁米国で
GroupLensというシステムについて、プロシー
ディングス・オブ・ザ・シーエイチアイ95(proc
eedings of the chi95)1995
年エイシーエムプレス(acm press)210頁
から217頁に記載の米国のRingoというシステム
が知られている。CBF方式とSIF方式の組合せ方式の一例
が、本願出願人が過去に特許出願し、公開された特開平
10−240749号公報に記載されている。
【0007】次に、従来の技術について図面を参照して
説明する。
【0008】従来技術を図18、図19を参照して説明
する。図18を参照すると、従来の技術においては入出
力装置1とデータ処理装置9と、記憶装置3とを含んで
構成されている。
【0009】入出力装置1は要求入力部11と、情報提
示部12と、評価入力部13とを備えている。
【0010】記憶装置3は情報記憶部31と、属性記憶
部32と評価記憶部33を備えている。情報記憶部31
は、検索対象となる登録情報30をあらかじめ記憶して
いる。評価記憶部33は、情報に対する利用者の評価値
を、要求者および要求者以外の利用者による評価値も含
めてあらかじめ記憶している。
【0011】データ処理装置9は、属性抽出手段21
と、適合度推定手段220と、情報選択手段221を備
えている。
【0012】属性抽出手段21は情報記憶部31に記憶
された情報から特徴となる属性(例えば単語頻度)を抽
出し属性記憶部32に格納する。
【0013】適合度推定手段220は、要求入力部11
で要求者からの推薦要求を受けとると、評価記憶部33
に記憶された要求者の評価や要求者以外の利用者の評
価、属性記憶部32に記憶された情報の属性を利用し
て、情報の要求者に対する適合度を推定する。
【0014】情報選択手段221は、適合度推定手段2
20が算出した情報の要求者に対する適合度を利用し
て、要求者の興味に合う情報を情報提示部12に出力す
る。要求者は情報提示部12で提示された情報が自分の
興味に合うか評価する。
【0015】評価入力部13から入力された情報に対す
る評価は評価記憶手段33に格納される。
【0016】次に、図19を参照して、図18に示され
る従来技術の動作について説明する。
【0017】要求入力部11から要求者が推薦要求を入
力すると、適合度推定手段220は、評価記憶部33に
記憶された要求者の評価と要求者以外の利用者の評価
と、属性記憶部32に記憶された情報の属性を利用し
て、情報の要求者に対する適合度を推定する(D1)。
【0018】情報選択手段221は、適合度推定手段2
20が算出した適合度を利用して、要求者の興味に合う
情報を選択し(D2)、結果を情報提示部12に出力す
る(D3)。
【0019】次に、図面を参照して従来技術のCBF方
式、SIF方式を説明する。
【0020】まず、CBF方式について説明する。CB
F方式の適合度推定手段220のより具体的な実施の形
態について、図面の図20、図21を参照して説明す
る。また、前述した従来の技術と同様な機能をもつ構成
については、図中、同一符合をつけており、これらの機
能については説明を省略する。
【0021】図20を参照すると、CBF方式の適合度
推定手段220は利用者プロファイル学習手段222
と、適合度推定手段223とを備える。
【0022】属性抽出手段21は情報記憶部31に記憶
された情報から、特徴となる属性を抽出し属性記憶部3
2に格納する。また、ここでいう属性とは、先に説明し
た通り、情報の内容をキーワードや単語頻度などから特
徴づけたものである。例えば、「ある情報の中には、
「野球」と「サッカー」いうキーワードが含まれる。」
というもので、情報の特徴を抽出したものである。
【0023】利用者プロファイル学習手段222は、要
求入力部11より要求者からの推薦要求を受けとると、
評価記憶部33に記憶された、要求者が過去に行った情
報に対する評価と、属性記憶部32に記憶された情報の
属性のうち、要求者が評価済みの情報の属性から、要求
者の評価と属性の間の関係を表すプロファイルを学習す
る。
【0024】このプロファイルの学習は、例えば、要求
者は、過去に「野球」というキーワードを含む情報に対
して高い評価を行っていたが、逆に「サッカー」という
キーワードを含む情報に対しては、低い評価を行ってい
たというように、要求者の評価と属性との間の関係が分
かるものであり、言い換えれば、利用者興味を情報に含
まれる単語(キーワード)の重みで表現したものであ
る。
【0025】適合度推定手段223は利用者プロファイ
ル学習手段222が学習した要求者のプロファイルと、
属性記憶部32が記憶している情報の属性から、各情報
の要求者に対する適合度を推定する。
【0026】次に、情報選択手段221は、適合度推定
手段23が推定した適合度を利用して、要求者に適合す
る情報を情報記憶部に記憶している情報の中から選択し
情報提示部12に出力する。
【0027】この例では、適合度推定手段223が、要
求者が「野球」の属性を持った情報に対して興味がある
というプロファイルを学習し、逆に「サッカー」の属性
を持った情報に対しては興味がないというプロファイル
を学習した結果を受け取り、要求者には、「野球」とい
うキーワードを持った情報が適合すると推定する。情報
選択手段221は、適合度推定手段の推定結果を受け取
り、「野球」という属性を持った情報のマッチングを行
い情報記憶部の中から過去に要求者が評価を行っていな
い情報を選択して情報提示部12に出力する。
【0028】要求者は情報提示部12で提示された情報
が自分の興味に合うか評価する。評価入力部13から入
力された評価は評価記憶部33に記憶される。
【0029】よって、このことにより、適合フィードバ
ックが行われ、利用者の興味にあった情報に含まれる単
語(キーワード)の重要度を上げ、興味に合わなかった
情報に含まれる単語の重要度は下げることができ、より
利用者の興味に合った情報フィルタリングを行うことが
可能である。
【0030】次に、従来のCBF方式の動作について図
21を参照して説明する。
【0031】要求入力部11から推薦要求が入力される
と、利用者プロファイル学習手段222は、評価記憶部
33に記憶された要求者の評価と、属性記憶部31に記
憶された情報の属性のうち、要求者が評価済みの情報の
属性から、要求者の評価と属性の間の関係を表すプロフ
ァイルを学習する(D11)。
【0032】続いて適合度推定手段223は利用者プロ
ファイル学習手段222が学習した要求者のプロファイ
ルと、属性記憶部32が記憶している情報の属性から、
各情報の要求者に対する適合度を推定する(D12)。
【0033】情報選択手段221は、適合度推定手段2
23が推定した適合度を利用して、要求者の興味に合う
情報を選択し(D2)結果を情報提示部12に出力する
(D3)。
【0034】情報提示部12に提示された情報に対し
て、要求者は自分の興味に合うか評価し、評価結果を評
価入力部13から入力する。入力された評価情報は評価
記憶部33に記憶される。
【0035】よって、上述したCBF方式を用いた情報
フィルタリングシステムでは、情報の中に含まれている
キーワードや単語頻度などの属性から、各情報の内容の
特徴を表現し、利用者の過去の興味をキーワードなどで
表現したプロファイルとのマッチングに基づいて情報の
フィルタリングを行うことが可能である。
【0036】また、この説明に使用した例は、簡単に説
明するための例であり、実際のプロファイル学習の方法
としては、例えば次のことが考えられる。情報の特徴ベ
クトルとして情報の属性の値を並べたものを考え、情報
の評価値は1から−1の間に正規化してあるものとす
る。ただし正規化された評価値は1が利用者の要求に合
っている、−1が要求に合っていないものとする。この
ときプロファイルは式1で計算することができる。
【0037】
【数1】 適合度の推定方法としていは情報の特徴ベクトルとプロ
ファイルとのピアソンの積率相関係数を使うことが考え
られる。
【0038】次に、SIF方式について説明する。ここ
では、SIF方式の適合度推定手段220のより具体的
な構成について、図面の図22、図23を参照して説明
する。また、前述した従来の技術と同様な機能をもつ構
成については、説明を省略する。
【0039】図22を参照すると、SIF方式の適合度
推定手段220は、利用者間類似度算出手段224と、
適合度推定手段225とを備える。
【0040】利用者間類似度算出手段224は、要求入
力部11で要求者からの推薦要求を受けとると、評価記
憶部33に記憶された要求者の情報に対する評価と要求
者以外の利用者の評価から利用者間の類似度を算出す
る。つまり、自分(要求者)と似た嗜好を持つ別の利用
者を見つけだす。ただし、自分の嗜好に似た別の利用者
は1人でなくても、複数でもよい。
【0041】適合度推定手段225は、評価記憶部33
が記憶している評価と、利用者間類似度算出手段224
が算出した利用者間類似度から、各情報の要求者に対す
る適合度を推定しする。
【0042】情報選択手段221は、適合度推定手段2
25が推定した適合度を利用して、要求者の興味に合う
情報を選択し情報提示部12に出力する。つまり、利用
者間類似度算出手段224が算出した利用者間類似度か
ら、自分の嗜好に似た利用者が良い評価を付けた要求者
がまだ見ていない情報を、適合度推定手段225で適合
度を推定することによって、情報選択手段221を用い
て選択して情報提示部12に提示する。
【0043】要求者は情報提示部12で提示された情報
が自分の興味に合うか評価する。評価入力部13から入
力された評価は評価記憶部33に記憶される。
【0044】このSIF方式を、さらに例を挙げて説明
する。「野球」について興味があるが、「サッカー」に
ついては興味のない要求者に、情報フィルタリング(推
薦)することを前提に考える。このSIF方式では、要
求者と同じように「野球」に興味があるが、「サッカ
ー」に興味のない利用者を探しだし、その探し出された
利用者が高い評価をした情報について要求者に提供す
る。よって、探し出された利用者が、「野球」の他に
「バレーボール」に興味があれば、要求者に対して「バ
レーボール」の情報が提供されることになる。もちろ
ん、提供される情報は、要求者がまだ見ていない情報で
あることが望ましい。
【0045】次に、図23を参照して、従来のSIF方
式の動作について説明する。
【0046】要求入力部11から推薦要求があると、利
用者間類似度算出手段224は評価記憶部33に記憶さ
れている評価を利用して利用者間類似度を算出する(D
13)。例えば前述したGroupLensとRing
oでは利用者間類似度としてピアソンの積率相関係数を
使っている。
【0047】続いて適合度推定手段225は、評価記憶
部33が記憶している評価と、利用者間類似度算出手段
224が算出した利用者間類似度から、各情報の要求者
に対する適合度を推定する(D14)。例えば前述した
GroupLensでは適合度を次にあげる式2により
推定している。
【0048】情報選択手段221は、適合度推定手段2
25が推定した適合度を利用して、要求者の興味に合う
情報を選択し(D2)、結果を情報提示部12に出力す
る(D3)。
【0049】
【数2】 情報提示部12に提示された情報に対して、要求者は自
分の興味に合うか評価し、評価結果を評価入力部13か
ら入力する。入力された評価情報は評価記憶部33に記
憶される。
【0050】よって、SIF方式では、要求者が過去に
行った評価と、要求者以外の利用者が過去に行った評価
を比較して、要求者の嗜好に似た利用者を見つけだし、
その嗜好の似た利用者が良い評価を付けた、要求者がま
だ見ていない情報を選び出して要求者に対して情報のフ
ィルタリングを行うことができる。
【0051】次に、CBF方式とSIF方式の組合せ方式につ
いて説明する。ここでは、組合せ方式の適合度推定手段
220のより具体的な構成について、図面の図24、図
25を参照して説明する。また、前述したCBF方式お
よびSIF方式の従来の技術と同様な機能をもつ構成につ
いては、説明を省略する。
【0052】図24を参照すると、この従来の組合せ方
式の適合度推定手段220は、利用者間類似度算出手段
224と第1の適合度推定手段225と利用者プロファ
イル学習手段226と第2の適合度推定手段227と適
合度統合手段228を備える。
【0053】利用者間類似度算出手段224は、要求入
力部11で要求者からの推薦要求を受けとると、評価記
憶部33に記憶された情報に対する要求者の評価と要求
者以外の利用者の評価を利用して利用者間の類似度を算
出する。
【0054】第1の適合度推定手段225は、評価記憶
部33が記憶している要求者以外の利用者の評価と、利
用者間類似度算出手段224が算出した利用者間類似度
から、要求者以外の利用者が評価した情報の要求者に対
する適合度を推定する。
【0055】利用者プロファイル学習手段226は、属
性記憶部32に記憶された情報の属性と、評価記憶部3
3に記憶された要求者の評価と、第1の適合度推定手段
225で推定された適合度から、情報の属性と要求者の
評価との関係をあらわすプロファイルを学習する。ただ
しこのとき、第1の適合度推定手段225で推定された
適合度を要求者の評価として扱い、第1の適合度推定手
段225で推定された適合度と要求者の評価の両者を合
わせたものと情報の属性との関係をあらわすプロファイ
ルを学習する。
【0056】例えば、要求者は「野球」というキーワー
ドが含まれる情報に対して過去に高い評価をしていたこ
とを考える。この場合、要求者と同様に「野球」という
キーワードを含む情報について高い評価をしている要求
者以外の利用者が、要求者以外の利用者は評価している
が、要求者がまだ評価していない情報について評価した
情報を取り出し、この情報に含まれる属性を抽出する。
【0057】例えば、要求者と似た嗜好を持つ別の利用
者が、「野球」の他に「バレーボール」というキーワー
ドを持つ情報に対して高い評価をしている場合は、「要
求者には、「野球」の他に「バレーボール」というキー
ワードを持つ情報について適合度が高そうだ。」とい
う、属性と要求者に対する適合度の関係をあらわすプロ
ファイルを学習する。
【0058】次に、第2の適合度推定手段227は属性
記憶部32が記憶している情報の属性と、利用者プロフ
ァイル学習手段226が学習した要求者のプロファイル
から、要求者が評価していない情報の要求者に対する適
合度を算出し、適合度統合手段228に伝える。つま
り、この例の場合、「野球」というキーワードを含む情
報については算出される適合度は高くなるが、同様に
「バレーボール」というキーワードを持つ情報について
算出される適合度も高くなる。
【0059】適合度統合手段228は第1の適合度推定
手段225と第2の適合度推定手段227から算出され
る適合度を統合して、情報選択手段221に伝える。
【0060】次に図24に示した組み合わせ方式の動作
を、図25を参照して説明する。
【0061】利用者間類似度算出手段224は、要求入
力部11から要求者の推薦要求を受けとると、評価記憶
部33に記憶された要求者と要求者以外の利用者の評価
を利用して利用者間の類似度を算出する(D13)。
【0062】第1の適合度推定手段225は、評価記憶
部33が記憶している要求者以外の利用者の評価と、利
用者間類似度算出手段224が算出した利用者間類似度
から、要求者が評価していない情報の要求者に対する適
合度を推定する(D14)。
【0063】利用者プロファイル学習手段226は、属
性記憶部32に記憶された情報の属性と評価記憶部33
に記憶された要求者の評価と第1の適合度推定手段22
5で推定された適合度から、情報の属性と要求者の評価
との関係をあらわすプロファイルを学習する。ただしこ
のとき、第1の適合度推定手段225で推定された適合
度を要求者の評価として扱い、第1の適合度推定手段2
25で推定された適合度と要求者の評価の両者を合わせ
たものと情報の属性との関係をあらわすプロファイルを
学習する(D15)。
【0064】第2の適合度推定手段227は属性記憶部
32が記憶している情報の属性と、利用者プロファイル
学習手段226が学習した要求者のプロファイルから、
要求者が評価していない情報の要求者に対する適合度を
推定し、適合度統合手段228に伝える(D16)。
【0065】適合度統合手段228は第1の適合度推定
手段225と第2の適合度推定手段227から適合度を
統合して、情報選択手段221に伝える。適合度統合手
段228では2つの適合度推定手段225と227が同
じ情報について異なる適合度を推定したときに、適合度
の一本化を行なう(D17)。
【0066】情報選択手段221は、適合度統合手段2
28が一本化した適合度を利用して、要求者の興味に合
う情報を選択し(D2)、結果を情報提示部12に出力
する(D3)。
【0067】利用者間類似度は従来のSIF方式と同じ
ものが使える。例えば、利用者の各情報に対する評価値
を要素としたベクトルを評価ベクトルとして、利用者間
の類似度を利用者の評価ベクトル間のピアソンの積率相
関係数を使うことが考えられる。
【0068】プロファイル学習方法としては、従来のC
BF方式と同じものが使える。ただし、従来は情報の属
性と評価値の間の関係を学習していたが、本発明では情
報の属性と評価値と情報の属性と第1の適合度推定手段
が推定した適合度との関係を学習すればよい。例えばプ
ロファイルの学習結果は式3で計算できる。式3中の、
評価値もしくは推定適合度、とは評価があれば評価値
を、評価が無ければ推定適合度を用いることを示してい
る。
【0069】
【数3】 第2の適合度推定手段で用いる適合度の推定方法は従来
のCBF方式と同じものが使える。例えば情報の特徴ベ
クトルとプロファイルとのピアソンの積率相関係数を使
うことが考えられる。
【0070】第2の適合度推定手段では、第1の適合度
推定手段で適合度が推定できない情報や、推定できても
精度が低い情報について、適合度を推定すれば良い。例
えば、利用者が誰も評価していない情報や、評価した利
用者人数が少ない情報について適合度を推定すれば良
い。
【0071】
【発明が解決しようとする課題】次に、上記説明した従
来の技術の問題点について説明する従来技術の第1の問
題点は、適合率、つまり、推薦された情報のうち実際に
要求者の嗜好に合う情報の割合が低いことである。
【0072】その理由は、従来の情報選択手段(図18
の221)は適合度だけを考慮して要求者に推薦する情
報を決めていた、つまり、適合度が高い情報を要求者に
推薦していたためである。
【0073】というのは、適合度が同じ情報であって
も、適合度の算出に使用した評価や属性の量の違いなど
によって、推定した適合度の精度は異なるはずである。
しかし、従来は適合度の大きさだけを考慮して、その精
度は考慮せずに要求者に推薦する情報を決めていたた
め、適合度の精度が悪い情報も要求者に推薦してしまっ
ていたため、適合率が低くなっていた。
【0074】従来技術の第2の問題点は、従来の組合せ
方式において推薦の精度が低いことである。
【0075】その第1の理由は、1段目(図24の適合
度推定手段225)が算出した適合度を次段(図24の
適合度推定手段227)がそのまま使用しているためで
ある。
【0076】同じ適合度であっても、適合度の算出に使
用した評価や属性の量の違いなどによって、推定した適
合度の精度は異なるはずである。しかし、従来は精度を
考慮せずに1段目が算出した適合度を次段で利用してい
るため、2段目が算出する適合度の精度も悪くなり、最
終的な推薦の精度が悪くなっていた。
【0077】また第2の理由は、各段が算出した適合度
を、その精度を考慮せずに統合して最終的な適合度にし
ているためである。
【0078】よって、本発明の目的は、上記の従来技術
の問題点に鑑み、上記問題点を軽減または解消し、従来
技術より推薦の適合率と精度の高い情報フィルタリング
システムを提供することにある。
【0079】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
要求者に推薦する情報を選ぶ際に、適合度に加えて適合
度の精度も考慮する。より具体的には誤差予測手段(図
1の23)と情報選択手段(図1の24)を有し、誤差
予測手段が適合度や評価記憶部に記憶されている評価
や、属性記憶部に記憶されている情報の属性を利用し
て、適合度の誤差を予測することにより適合度の精度を
推定し、情報選択手段(図1の24)が適合度に加えて
適合度の精度も考慮して要求者に推薦する情報を選別す
る。
【0080】次に、本発明の第2の発明は、組合せ方式
において、1段目が算出した適合度を、2段目は適合度
の精度も考慮して利用する。より具体的には、誤差予測
手段(図7の23)と第2の適合度推定手段(図7の2
07)と第2の誤差予測手段(図7の208)を有し、
誤差予測手段が第1の適合度推定手段が算出した適合度
(以下第1適合度)や評価記憶部に記憶されている評価
や、属性記憶部に記憶されている情報の属性を利用し
て、適合度の誤差を予測することにより第1適合度の精
度を推定し、第2の適合度推定手段が評価記憶部に記憶
されている評価や、属性記憶部に記憶されている情報の
属性、第1適合度に加えて第1適合度の精度も利用して
要求者に推薦する情報の第2の適合度を推定する。
【0081】また、第2の誤差予測手段が評価記憶部に
記憶されている評価や、属性記憶部に記憶されている情
報の属性、第2の適合度に加えて、第1適合度と第1適
合度の精度も利用して要求者に推薦する情報の第2の適
合度の精度を予測する。
【0082】また、本発明の第3の発明は、組合せ方式
において、1段目が算出した適合度と2段目が算出した
適合度(以下第2適合度)とを、それぞれの精度を考慮
して統合する。
【0083】より具体的には、第1の誤差予測手段(図
11の23)と第2の誤差予測手段(図11の208)
と適合度統合手段(図11の213)を有し、第1の誤
差予測手段が第1の適合度推定手段が算出した適合度
(以下第1適合度)や評価記憶部に記憶されている評価
や、属性記憶部に記憶されている情報の属性を利用し
て、適合度の誤差を予測することにより第1適合度の精
度を推定し、第2の誤差予測手段が第2の適合度推定手
段が算出した適合度や、第1適合度や第1適合度の精度
や評価記憶部に記憶されている評価や属性記憶部に記憶
されている情報の属性を利用して第2適合度の誤差を予
測することにより第2適合度の精度を推定し、適合度統
合手段は第1適合度と第2適合度を第1適合度の精度と
第2適合度の精度を考慮して統合する。
【0084】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳しく説明する。また、この発明の実
施の形態においては、上述した従来の技術と同様な構成
については、図面に同一符合を付けている。特に説明が
無い限り、従来の技術と同様な構成であるため説明を省
略する。
【0085】[第1の発明の実施の形態]まず、第1の
発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0086】図1を参照すると、本発明の実施の形態は
入出力装置1とデータ処理装置2と、記憶装置3とを含
んで構成される。
【0087】入出力装置1は要求入力部11と、情報提
示部12と、評価入力部13とを備えている。
【0088】記憶装置3は情報記憶部31と、属性記憶
部32と評価記憶部33を備えている。情報記憶部31
は、登録情報30をあらかじめ記憶している。評価記憶
部33は、情報に対する利用者の評価値を、要求者およ
び要求者以外の利用者による評価値も含めてあらかじめ
記憶している。
【0089】データ処理装置2は、属性抽出手段21
と、適合度推定手段22と、誤差予測手段23と、情報
選択手段24を備えている。
【0090】属性抽出手段21は情報記憶部31に記憶
された情報から特徴となる属性(例えば、単語頻度)を
抽出し属性記憶部32に格納する。
【0091】適合度推定手段22は、要求入力部11で
要求者からの推薦要求を受けとると、評価記憶部33に
記憶された要求者の評価や要求者以外の利用者の評価、
属性記憶部32に記憶された情報の属性を利用して、情
報の要求者に対する適合度を推定する。
【0092】誤差予測手段23は、適合度推定手段22
が算出した各情報の要求者に対する適合度と、評価記憶
部33に記憶された要求者の評価や要求者以外の利用者
の評価、属性記憶部32に記憶された情報の属性を利用
して、適合度の誤差を予測する。
【0093】情報選択手段24は、適合度推定手段22
が算出した情報の要求者に対する適合度と、誤差予測手
段23が算出した適合度の誤差の予測値を利用して、要
求者の興味に合う情報を選択し、情報提示部12に出力
する。要求者は情報提示部12で提示された情報が自分
の興味に合うか評価する。
【0094】評価入力部13から入力された情報に対す
る評価は評価記憶手段33に格納される。
【0095】(動作の説明)次に、図2を参照して、第
1の発明の一実施の形態の動作について説明する。
【0096】要求入力部11から要求者が推薦要求を入
力すると、適合度推定手段22は、評価記憶部33に記
憶された要求者の評価と要求者以外の利用者の評価と、
属性記憶部32に記憶された情報の属性を利用して、利
用者の評価値と情報の属性の間の関係を分析し、情報の
要求者に対する適合度を推定する(A1)。
【0097】誤差予測手段23は、適合度推定手段22
から各情報の要求者に対する適合度を受け取ると、その
適合度と、評価記憶部33に記憶された要求者の評価や
要求者以外の利用者の評価、属性記憶部32に記憶され
た情報の属性を利用して、適合度の誤差を予測する(A
2)。
【0098】情報選択手段24は、適合度推定手段22
が推定した適合度と誤差予測手段23が予測した適合度
の誤差を利用して、要求者の興味に合う情報を選択し
(A3)、結果を情報提示部12に出力する(A4)。
【0099】(実施例)次に具体的な実施例を用いて本
実施の形態の動作を説明する。
【0100】情報選択手段24で情報を要求者に推薦す
るか決める基準としては、例えば、(適合度−係数×誤
差予測値)や(適合度/誤差予測値)の値が閾値以上か
で決めることが考えられる。
【0101】係数と閾値は利用者やコンテンツの種類に
合わせて決めればよい。たとえば、実際に情報フィルタ
リングサービスを行いながら、集まった評価と属性のデ
ータから最適な係数を最小二乗法などで決めればよい。
【0102】例えば、情報1と情報2があり、適合度推
定手段22が算出した要求者に対する適合度が共に4
で、誤差予測手段23が算出した適合度の誤差予測値が
それぞれ1と2だったとする。そして、情報選択手段2
4が、情報を利用者に推薦するか決める基準が、(適合
度−係数×誤差予測値)の値が閾値以上かで決まり、仮
に今、係数の値が0.2で閾値が3.7だったとする
と、情報1は4−0.2×1=3.8で閾値以上である
ため情報提示部12に送られるが、情報2は4−0.2
×2=3.6で閾値以下となり情報提示部12に送られ
ない。
【0103】この例のように、本発明は、適合度が同じ
であっても、適合度の誤差が小さい、すなわち、適合度
の精度が高い情報が要求者に推薦される。そのため、要
求者に推薦された情報のうち実際に要求者の嗜好に合う
情報の割合が従来より増加し、適合率が向上する。
【0104】また、この説明に使用した例は、簡単に説
明するための例であり、情報の種類によっては評価とし
て利用者から入力された評価値そのままではなく、評価
値の平均を引いたものを用いる方が精度が良い場合や、
評価値の平均からの偏差を標準偏差で割った値を用いる
方が精度が良い場合もある。
【0105】[第1の発明の第2の実施の形態]次に、
第1の発明の適合度推定手段22および誤差推定手段2
3の第2の実施の形態について、図面を参照して詳細に
説明する。
【0106】図3を参照すると、適合度推定手段22
は、利用者プロファイル学習手段201と適合度推定手
段202を備える。
【0107】利用者プロファイル学習手段201は、要
求入力部11から要求者の推薦要求を受けとると、属性
記憶部32に記憶された情報の属性と評価記憶部33に
記憶された要求者の評価から、情報の属性と要求者の評
価との関係をあらわすプロファイルを学習する。
【0108】適合度推定手段202は属性記憶部32が
記憶している情報の属性と、利用者プロファイル学習手
段201が学習した要求者のプロファイルから、要求者
が未評価の情報の要求者に対する適合度を算出する。
【0109】誤差予測手段203は、利用者プロファイ
ル学習手段201が学習した要求者のプロファイルと、
適合度推定手段202が算出した各情報の要求者に対す
る適合度と、評価記憶部33に記憶された要求者の評価
や要求者以外の利用者の評価、属性記憶部32に記憶さ
れた情報の属性を利用して、適合度の誤差を予測する。
【0110】情報選択手段24は、適合度推定手段20
2が算出した情報の要求者に対する適合度と、誤差予測
手段23が算出した適合度の誤差の予測値を利用して、
要求者の興味に合う情報を選択し、情報提示部12に出
力する。
【0111】(動作の説明)次に図3の実施の形態の動
作を図4を参照して説明する。
【0112】要求入力部11から要求者の推薦要求を受
けとると、利用者プロファイル学習手段201は、属性
記憶部32に記憶された情報の属性と評価記憶部33に
記憶された要求者の評価から、情報の属性と要求者の評
価の関係をあらわすプロファイルを学習する(A1
1)。
【0113】適合度推定部202は属性記憶部32が記
憶している情報の属性と、利用者プロファイル学習手段
201が学習した要求者のプロファイルから、要求者が
未評価の情報の要求者に対する適合度を算出する(A1
2)。
【0114】誤差予測手段203は、利用者プロファイ
ル学習手段201が学習した要求者のプロファイルと、
適合度推定手段202が算出した各情報の要求者に対す
る適合度と、評価記憶部33に記憶された要求者の評価
や要求者以外の利用者の評価、属性記憶部32に記憶さ
れた情報の属性を利用して、適合度の誤差を予測する
(A2)。
【0115】情報選択手段24は、適合度推定手段20
2が算出した情報の要求者に対する適合度と、誤差予測
手段23が算出した適合度の誤差の予測値を利用して、
要求者の興味に合う情報を選択し(A3)、結果を情報
提示部12に出力する(A4)。
【0116】プロファイル学習方法としては、従来のC
BF方式と同じものが使える。
【0117】適合度推定部で用いる適合度の推定方法は
従来のCBF方式と同じものが使える。情報選択手段2
4で用いる情報選択方法としては、第1の発明の第1の
実施の形態と同じものが使える。
【0118】次に、誤差予測手段203で用いる適合度
の誤差の予測方式について述べる。適合度の誤差とは、
要求者がある情報に与えた評価と、情報フィルタリング
システムが予測した適合度との差、もしくは差の二乗で
ある。
【0119】適合度は属性とプロファイルから算出され
るので、属性の量とプロファイルの学習量が多いほど適
合度の精度は高いと考えられる。そのため、適合度の誤
差は属性の情報量とプロファイルの学習量を利用して算
出する。
【0120】具体的なプロファイル学習量としては、プ
ロファイル中の単語数、プロファイルが学習した情報の
総数、プロファイルが学習した単語の総数、情報1の属
性とプロファイルの両方に含まれる単語の数、プロファ
イルが学習した単語の総数のうち情報1の属性とプロフ
ァイルの両方に含まれる語の学習総回数などが考えられ
る。属性の情報量としては、情報1の属性の単語の総
数、情報1の属性とプロファイルの両方に含まれる単語
の数、情報1の属性とプロファイルの両方に含まれる単
語の情報1中の総数などが考えられる。
【0121】適合度の誤差を算出する方式としては、属
性の情報量とプロファイル学習量による関数を決めれば
よい。たとえば、属性の情報量とプロファイル学習量に
よる多項式が考えられる。具体的な例として、属性の情
報量をX、プロファイル学習量をYとし、a1〜a12
を多項式の係数とすると、 a1×X+a2×X^2+a3×Y+a4×Y^2+a
5×X×Y+a6 や 1/(a1×X+a2×X^2+a3×Y+a4×Y^
2+a5×X×Y+a6) や a1×X+a2×X^2+a3×Y+a4×Y^2+a
5×X×Y+a6+1/(a7×X+a8×X^2+a
9×Y+a10×Y^2+a11×X×Y+a12) などが考えられる。
【0122】a1〜a12の係数は利用者やコンテンツ
の種類に合わせて決めればよい。たとえば、実際に使用
しながら集まった評価と属性のデータから誤差が最小に
なるように最小二乗法などで決めればよい。
【0123】[第1の発明の第3の実施の形態]次に、
第1の発明の適合度推定手段22および誤差推定手段2
3の第3の実施の形態について、図面を参照して詳細に
説明する。
【0124】図5を参照すると、適合度推定手段22
は、利用者間類似度算出手段204と適合度推定手段2
05を備える。
【0125】利用者間類似度算出手段204は、要求入
力部11で要求者からの推薦要求を受けとると、評価記
憶部33に記憶された情報に対する要求者の評価と要求
者以外の利用者の評価を利用して利用者間の類似度を算
出する。
【0126】適合度推定手段205は、評価記憶部33
が記憶している要求者以外の利用者の評価と、利用者間
類似度算出手段204が算出した利用者間類似度から、
要求者が未評価の情報の要求者に対する適合度を推定す
る。
【0127】誤差予測手段206は、利用者間類似度算
出手段204が算出した利用者間類似度と、適合度推定
手段205が算出した情報の要求者に対する適合度と、
評価記憶部33に記憶された要求者の評価や要求者以外
の利用者の評価を利用して、適合度の誤差を予測する。
【0128】情報選択手段24は、適合度推定手段20
5が算出した情報の要求者に対する適合度と、誤差予測
手段206が算出した適合度の誤差の予測値を利用し
て、要求者の興味に合う情報を選択し、情報提示部12
に出力する。
【0129】(動作の説明)次に図5の実施の形態の動
作を図6を参照して説明する。
【0130】要求入力部11から要求者の推薦要求を受
けとると、利用者間類似度算出手段204は、評価記憶
部33に記憶された要求者と要求者以外の利用者の評価
を利用して利用者間の類似度を算出する(A13)。
【0131】適合度推定手段205は、評価記憶部33
が記憶している要求者以外の利用者の評価と、利用者間
類似度算出手段204が算出した利用者間類似度から、
要求者が評価していない情報の要求者に対する適合度を
推定する(A14)。
【0132】誤差予測手段206は、利用者間類似度算
出手段204が算出した利用者間類似度と、適合度推定
手段205が算出した情報の要求者に対する適合度と、
評価記憶部33に記憶された要求者の評価や要求者以外
の利用者の評価を利用して、適合度の誤差を予測する
(A2)。
【0133】情報選択手段24は、適合度推定手段20
5が算出した情報の要求者に対する適合度と、誤差予測
手段206が算出した適合度の誤差の予測値を利用し
て、要求者の興味に合う情報を選択し(A3)、情報提
示部12に出力する(A4)。
【0134】利用者間類似度と適合度推定は従来のSI
F方式と同じものが使える。情報選択手段24で用いる
情報選択方法は、第1の発明の第1の実施の形態と同じ
ものが使える。
【0135】誤差予測手段206で用いる適合度の誤差
の予測方式について述べる。
【0136】適合度は利用者間類似度と要求者以外の利
用者の評価から算出されるので、利用者間類似度の精度
と要求者の適合度算出に使われた利用者が多いほど適合
度の精度は高いと考えられる。そのため、適合度の誤差
は利用者間類似度の精度と適合度算出に使われた利用者
数を利用して算出する。
【0137】利用者間類似度の精度を表す具体的なもの
としては、利用者間類似度算出に使われた評価情報総
数、利用者間類似度算出で重み付けした利用者間類似度
算出に使われた評価情報総数などが考えられる。
【0138】適合度算出に使われた利用者数を表す具体
的なものとしては、要求者と興味が類似した利用者の人
数、利用者間類似度算出で重み付けした要求者と興味が
類似した利用者の人数などが考えられる。
【0139】また、適合度の精度を算出する方式として
は、利用者間類似度の精度と要求者の適合度算出に使わ
れた利用者数による関数を決めればよい。たとえば、利
用者間類似度の精度と要求者の適合度算出に使われた利
用者数による多項式が考えられる。具体的な例として、
利用者間類似度の精度をX、要求者の適合度算出に使わ
れた利用者数をYとし、a1〜a12を多項式の係数と
すると、 a1×X+a2×X^2+a3×Y+a4×Y^2+a
5×X×Y+a6 や 1/(a1×X+a2×X^2+a3×Y+a4×Y^
2+a5×X×Y+a6) や a1×X+a2×X^2+a3×Y+a4×Y^2+a
5×X×Y+a6+1/(a7×X+a8×X^2+a
9×Y+a10×Y^2+a11×X×Y+a12) などが考えられる。
【0140】a1〜a12の係数は利用者やコンテンツ
の種類に合わせて決めればよい。たとえば、実際に使用
しながら集まった評価と属性のデータから誤差が最小に
なるように最小二乗法などで決めればよい。
【0141】[第2の発明の実施の形態]次に、第2の
発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明
する。
【0142】図7を参照すると、本発明の実施の形態は
入出力装置1とデータ処理装置4と、記憶措置5とを含
む。
【0143】記憶装置5は情報記憶部31と、属性記憶
部34と、評価記憶部35を備えている。情報記憶部3
1は、登録情報30をあらかじめ記憶している。評価記
憶部35は、情報に対する利用者の評価値を、要求者お
よび要求者以外の利用者による評価値も含めてあらかじ
め記憶している。
【0144】データ処理装置4は、属性抽出手段21
と、第1の適合度推定手段22と、第1の誤差予測手段
23と、第2の適合度推定手段207と、第2の誤差予
測手段208と、情報選択手段209を備えている。
【0145】属性抽出手段21は、情報記憶部31に記
憶された情報から特徴となる属性(例えば、単語頻度)
を抽出し属性記憶部34に格納する。
【0146】第1の適合度推定手段22は、要求入力部
11で要求者からの推薦要求を受けとると、評価記憶部
35に記憶された要求者の評価や要求者以外の利用者の
評価、属性記憶部34に記憶された情報の属性を利用し
て、情報の利用者に対する適合度(以下、第1適合度)
を推定する。
【0147】第1の誤差予測手段23は、第1の適合度
推定手段22が算出した各情報の利用者に対する第1適
合度と、評価記憶部35に記憶された要求者の評価や要
求者以外の利用者の評価、属性記憶部34に記憶された
情報の属性を利用して、適合度の誤差を予測する。
【0148】第2の適合度推定手段207は、第1の適
合度推定手段22が算出した情報の利用者に対する第1
適合度と、第1の誤差予測手段23が算出した適合度の
誤差と、評価記憶部35に記憶された要求者の評価や要
求者以外の利用者の評価、属性記憶部34に記憶された
情報の属性を利用して、要求者が評価していない情報の
要求者に対する適合度(以下、第2適合度)を推定す
る。
【0149】第2の誤差予測手段208は、適合度推定
手段22が算出した情報の利用者に対する第1適合度
と、誤差予測手段23が算出した適合度の誤差と、第2
の適合度推定手段207が算出した要求者が評価してい
ない情報の要求者に対する第2適合度と、評価記憶部3
5に記憶された要求者の評価や要求者以外の利用者の評
価、属性記憶部34に記憶された情報の属性を利用し
て、第2適合度の誤差を予測する。
【0150】情報選択手段209は、要求者が未評価の
情報に対して、適合度推定手段207が算出した第2適
合度と、誤差予測手段208が算出した適合度の誤差の
予測値を利用して、要求者の興味に合う情報を選択し、
情報提示部12に出力する。要求者は情報提示部12で
提示された情報が自分の興味に合うか評価する。
【0151】(動作の説明)次に図7の実施の形態の動
作を図8を参照して説明する。
【0152】要求入力部11から要求者の推薦要求を受
けとると、第1の適合度推定手段22は、評価記憶部3
5に記憶された要求者の評価や要求者以外の利用者の評
価、属性記憶部34に記憶された情報の属性を利用し
て、情報の利用者に対する適合度を推定する(B1)。
【0153】誤差予測手段23は、第1の適合度推定手
段22が算出した各情報の利用者に対する第1適合度
と、評価記憶部35に記憶された要求者の評価や要求者
以外の利用者の評価、属性記憶部34に記憶された情報
の属性を利用して、適合度の誤差を予測する(B2)。
【0154】第2の適合度推定手段207は、第1の適
合度推定手段22が算出した情報の利用者に対する第1
適合度と、誤差予測手段23が算出した適合度の誤差
と、評価記憶部35に記憶された要求者の評価や要求者
以外の利用者の評価、属性記憶部34に記憶された情報
の属性を利用して、要求者が評価していない情報の要求
者に対する第2適合度を推定する(B3)。
【0155】第2の誤差予測手段208は、第1の適合
度推定手段22が算出した情報の利用者に対する第1適
合度と、誤差予測手段23が算出した適合度の誤差と、
第2の適合度推定手段207が算出した要求者が評価し
ていない情報の要求者に対する第2適合度と、評価記憶
部35に記憶された要求者の評価や要求者以外の利用者
の評価、属性記憶部34に記憶された情報の属性を利用
して、第2適合度の誤差を予測する(B4)。
【0156】情報選択手段209は、要求者が未評価の
情報に対して、第2の適合度推定手段207が算出した
第2適合度と、第2の誤差予測手段208が算出した第
2適合度の誤差の予測値を利用して、要求者の興味に合
う情報を選択し(B5)、情報提示部12に出力する
(B6)。要求者は情報提示部12で提示された情報が
自分の興味に合うか評価する。
【0157】(実施例)情報選択手段209における要
求者の興味に合う情報の選択方法は、第1の発明と同じ
方法を用いればよい。
【0158】第2の適合度推定手段207おける適合度
推定方法は、第1の適合度推定手段22と同じ方法を用
いれば良い。ただし、適合度推定手段22で推定された
適合度に誤差予測手段23が予測した誤差を考慮したも
のも利用者の評価として扱い、第2の適合度を算出す
る。
【0159】適合度に予測誤差を考慮したものの算出方
法としては(適合度−係数×誤差予測値)や((係数×
適合度)/誤差予測値)などが考えられる。
【0160】係数は利用者やコンテンツの種類に合わせ
て決めればよい。たとえば、実際に情報フィルタリング
サービスを行いながら、集まった評価と属性のデータか
ら最適な係数を最小二乗法などで決めればよい。
【0161】例えば、情報1と情報2があり、第1の適
合度推定手段22が算出した要求者に対する適合度が共
に4で、誤差予測手段23が算出した適合度の誤差予測
値がそれぞれ1と2だったとする。そして、第2の適合
度推定手段207が、適合度に誤差を考慮したものの算
出方法が、(適合度−係数×誤差予測値)だったとす
る。仮に今、係数の値が0.2だったとすると、適合度
に誤差を考慮したものの値は、情報1は4−0.2×1
=3.8、情報2は4−0.2×2=3.6となる。
【0162】第2の誤差予測手段208における誤差予
測方法は、誤差予測手段23と同じ方法を用いればよ
い。ただし、適合度推定手段22で推定された適合度に
誤差予測手段23が予測した誤差を考慮したものも利用
者の評価として扱い、誤差を予測する。適合度に予測誤
差を考慮したものの算出方法としては、第2の適合度推
定手段207と同じ方法を用いれば良い。
【0163】このように、本発明は、適合度が同じであ
っても、適合度の誤差が大きいものが、適合度に誤差を
考慮したものの値が小さくなり、第2の適合度の算出と
第2の適合度の誤差の算出に与える影響が小さい。その
ため、第2の適合度と第2の適合度の誤差の精度が向上
し、最終的な要求者への情報の推薦の精度も向上する。
【0164】また、この説明に使用した例は、簡単に説
明するための例であり、情報の種類によっては評価とし
て利用者から入力された評価値そのままではなく、評価
値の平均を引いたものを用いる方が精度が良い場合や、
評価値の平均からの偏差を標準偏差で割った値を用いる
方が精度が良い場合もある。
【0165】[第2の発明の第2の実施の形態]次に、
第2の発明の第2の実施の形態について図面を参照して
詳細に説明する。
【0166】図9を参照すると、第2の発明の第2の実
施の形態はデータ装置6が、第2の発明の第1の実施の
形態のデータ装置4と比較して、誤差予測手段23と第
2の適合度推定手段211の間に、第1の適合度選択手
段210をさらに備えることに特徴がある。
【0167】適合度選択手段210は、第1の適合度推
定手段22が算出した情報の利用者に対する適合度と、
誤差予測手段23が算出した第1適合度の誤差の予測値
を利用して、精度の高い適合度だけを選択する。
【0168】第2の適合度推定手段211は、適合度選
択手段210が選択した適合度と、評価記憶部35に記
憶された要求者の評価や要求者以外の利用者の評価、属
性記憶部34に記憶された情報の属性を利用して、要求
者が評価していない情報の要求者に対する第2適合度を
推定する
【0169】第2の誤差予測手段212は、適合度選択
手段210が選択した適合度と、第2の適合度推定手段
211が算出した要求者が評価していない情報の要求者
に対する第2適合度と、評価記憶部35に記憶された要
求者の評価や要求者以外の利用者の評価、属性記憶部3
4に記憶された情報の属性を利用して、第2適合度の誤
差を予測する。
【0170】(動作の説明)次に図9の実施の形態の動
作を図10を参照して説明する。
【0171】要求入力部11から要求者の推薦要求を受
けとると、第1の適合度推定手段22は、評価記憶部3
5に記憶された要求者の評価や要求者以外の利用者の評
価、属性記憶部34に記憶された情報の属性を利用し
て、情報の利用者に対する第1適合度を推定する(B
1)。
【0172】誤差予測手段23は、第1の適合度推定手
段22が算出した各情報の利用者に対する第1適合度
と、評価記憶部35に記憶された要求者の評価や要求者
以外の利用者の評価、属性記憶部34に記憶された情報
の属性を利用して、適合度の誤差を予測する(B2)。
【0173】適合度選択手段210は、適合度推定手段
22が算出した情報の利用者に対する適合度と、誤差予
測手段23が算出した適合度の誤差の予測値を利用し
て、精度の高い適合度だけを選択する(B7)。
【0174】第2の適合度推定手段211は、適合度選
択手段210が選択した適合度と、評価記憶部35に記
憶された要求者の評価や要求者以外の利用者の評価、属
性記憶部34に記憶された情報の属性を利用して、要求
者が評価していない情報の要求者に対する第2適合度を
推定する(B8)。
【0175】第2の誤差予測手段212は、適合度選択
手段210が選択した適合度と、第2の適合度推定手段
211が算出した要求者が評価していない情報の要求者
に対する第2適合度と、評価記憶部35に記憶された要
求者の評価や要求者以外の利用者の評価、属性記憶部3
4に記憶された情報の属性を利用して、第2適合度の誤
差を予測する(B9)。
【0176】情報選択手段209は、要求者が未評価の
情報に対して、第2の適合度推定手段211が算出した
第2適合度と、第2の誤差予測手段212が算出した第
2適合度の誤差の予測値を利用して、要求者の興味に合
う情報を選択し(B10)、情報提示部12に出力する
(B6)。要求者は情報提示部12で提示された情報が
自分の興味に合うか評価する。
【0177】適合度選択手段210における情報の選別
方法は、第1の発明の情報選択手段で使われていると同
じ方法を用いることが考えられる。
【0178】また、利用者の嗜好は、評価の値が中ぐら
いよりも、評価の値が大きいものや小さいものからのほ
うが、良く知ることが出来る。そのため、単に精度の高
い適合度を選ぶのではなく、精度が高く且つ適合度の値
が大きなものや、精度が高く且つ適合度の値が小さいも
のを選ぶことが考えられる。
【0179】第2の適合度推定手段211における適合
度の算出法は、適合度推定手段22で使われているのと
同じ方法を用いればよい。ただし、適合度選択手段21
0が選択した第1適合度も、利用者の評価として扱い、
第2の適合度を算出する。
【0180】第2の誤差予測手段212における予測誤
差の算出方法は、誤差予測手段23と同じ方法を持ちい
ればよい。ただし、適合度選択手段210が選択した第
1適合度も、利用者の評価として扱い、第2の適合度の
誤差予測を算出する。
【0181】[第3の発明の実施の形態]次に、第3の
発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明
する。
【0182】図11を参照すると、第3の発明の一実施
の形態はデータ装置7が、第2の発明の第1の実施の形
態のデータ処理装置4と比較して、第2の誤差予測手段
208と情報選択手段214の間に適合度統合手段21
3を更に有すること特徴がある。
【0183】適合度統合手段214は、要求者が未評価
の情報に対して、第1の適合度推定手段22が算出した
第1適合度と、誤差予測手段22が算出した第1適合度
の誤差の予測値と、第2の適合度推定手段207が算出
した第2適合度と、第2の誤差予測手段208が算出し
た第2適合度の誤差の予測値を利用して、2つの適合度
を統合した最終的な適合度(以下、統合適合度)を算出
する。
【0184】情報選択手段214は、適合度統合手段2
13が算出した統合適合度を利用して、要求者の興味に
合う情報を選択し、情報提示部12に出力する。
【0185】(動作の説明)次に図11の実施の形態の
動作を図12を参照して説明する。
【0186】要求入力部11から要求者からの推薦要求
を受けとると、第1の適合度推定手段22は、評価記憶
部35に記憶された要求者の評価や要求者以外の利用者
の評価、属性記憶部34に記憶された情報の属性を利用
して、情報の利用者に対する適合度を推定する(C
1)。
【0187】誤差予測手段23は、第1の適合度推定手
段22が算出した各情報の利用者に対する適合度と、評
価記憶部35に記憶された要求者の評価や要求者以外の
利用者の評価、属性記憶部34に記憶された情報の属性
を利用して、適合度の誤差を予測する(C2)。
【0188】第2の適合度推定手段207は、第1の適
合度推定手段22が算出した情報の利用者に対する第1
の適合度と、誤差予測手段23が算出した適合度の誤差
と、評価記憶部35に記憶された要求者の評価や要求者
以外の利用者の評価、属性記憶部34に記憶された情報
の属性を利用して、要求者が評価していない情報の要求
者に対する第2適合度を推定する(C3)。
【0189】第2の誤差予測手段208は、第1の適合
度推定手段22が算出した情報の利用者に対する第1適
合度と、誤差予測手段23が算出した適合度の誤差と、
第2の適合度推定手段207が算出した要求者が評価し
ていない情報の要求者に対する第2適合度と、評価記憶
部35に記憶された要求者の評価や要求者以外の利用者
の評価、属性記憶部34に記憶された情報の属性を利用
して、第2適合度の誤差を予測する(C4)。
【0190】適合度統合手段213は、要求者が未評価
の情報に対して、適合度推定手段22が算出した第1適
合度と、誤差予測手段22が算出した第1適合度の誤差
の予測値と、第2の適合度推定手段207が算出した第
2適合度と、第2の誤差予測手段208が算出した第2
適合度の誤差の予測値を利用して、2つの適合度を統合
した統合適合度を算出する(C5)。
【0191】情報選択手段214は、適合度統合手段2
13が算出した統合適合度を利用して、要求者の興味に
合う情報を選択し(C6)、情報提示部12に出力する
(C7)。要求者は情報提示部12で提示された情報が
自分の興味に合うか評価する。
【0192】情報選択手段214における情報選択の方
法は、従来方式の情報選択手段221同じ方法を用いれ
ばよい。
【0193】適合度統合手段213における適合度の統
合方法としては、適合度の誤差の小さい方を統合適合度
にえらぶ方法が考えられる。例えば、(第1適合度の誤
差/第2適合度の誤差)や(第1適合度の誤差 − 第
2適合度誤差)が閾値より小さい場合は第1の適合度
を、大きい場合は第2の適合度を統合適合度に選ぶ。閾
値は利用者やコンテンツの種類に合わせて決めればよ
い。たとえば、実際に情報フィルタリングサービスを行
いながら、集まった評価と属性のデータから最適な係数
を最小二乗法などで決めればよい。
【0194】例えば、ある情報に関して、適合度推定手
段22が算出した要求者に対する第1適合度が4で、誤
差予測手段23が算出した第1適合度の誤差予測値が1
だったとし、第2の適合度推定手段207が算出した要
求者に対する第2適合度が5で、第2の誤差予測手段2
08が算出した第2適合度の誤差が2だったとする。そ
して、適合度推定手段213が統合適合度を選ぶ基準
が、(第1適合度の誤差/第2適合度の誤差)の値が閾
値以上かで決まり、仮に今、閾値が0.9だったとする
と、(第1適合度の誤差/第2適合度の誤差)=(1/
2)=0.5<0.9であるので、第1適合度の4が統
合適合度に選ばれる。
【0195】また、別の適合度の統合方法として、2つ
の適合度を適合度の誤差に応じて合わせたものを統合適
合度とする方法が考えられる。例えば、式((第1適合
度×第2適合度の誤差+第2適合度×第1適合度の誤
差)/(第1適合度の誤差+第2適合度の誤差))によ
って、2つの適合度を適合度の誤差に応じて合わせるこ
とが考えられる。先の例の数値を当てはめると統合適合
度は((第1適合度×第2適合度の誤差+第2適合度×
第1適合度の誤差)/(第1適合度の誤差+第2適合度
の誤差))=((4×2+5×1)/(1+2))=
(13/3)≒4.33となり、第2適合度より誤差の
小さい第1適合度に近い値となる。
【0196】[第3の発明の第2の実施の形態]次に、
第3の発明の第2の実施の形態について図面を参照して
詳細に説明する。
【0197】図13を参照すると、第3の発明の第2の
実施の形態はデータ処理装置8が、第2の発明の第2の
実施の形態のデータ装置6と比較して、第2の誤差予測
手段212と情報選択手段216の間に適合度統合手段
215を更に有することに特徴がある。
【0198】適合度統合手段215は、要求者が未評価
の情報に対して、適合度推定手段22が算出した第1適
合度と、誤差予測手段22が算出した第1適合度の誤差
の予測値と、第2の適合度推定手段211が算出した第
2適合度と、第2の誤差予測手段212が算出した第2
適合度の誤差の予測値を利用して、2つの適合度を統合
した最終的な適合度(以下、統合適合度)を算出する。
【0199】情報選択手段216は、適合度統合手段2
15が算出した統合適合度を利用して、要求者の興味に
合う情報を選択し、情報提示部12に出力する。
【0200】(動作の説明)次に図13の実施の形態の
動作を図14を参照して説明する。
【0201】要求入力部11から要求者の推薦要求を受
けとると、第1の適合度推定手段22は、評価記憶部3
5に記憶された要求者の評価や要求者以外の利用者の評
価、属性記憶部34に記憶された情報の属性を利用し
て、情報の利用者に対する第1適合度を推定する(C
1)。
【0202】誤差予測手段23は、第1の適合度推定手
段22が算出した各情報の利用者に対する適合度と、評
価記憶部35に記憶された要求者の評価や要求者以外の
利用者の評価、属性記憶部34に記憶された情報の属性
を利用して、第1適合度の誤差を予測する(C2)。
【0203】適合度選択手段210は、第1の適合度推
定手段22が算出した情報の利用者に対する第1適合度
と、誤差予測手段23が算出した第1適合度の誤差の予
測値を利用して、精度の高い第1適合度だけを選択する
(C8)。
【0204】第2の適合度推定手段211は、適合度選
択手段210が選択した適合度と、評価記憶部35に記
憶された要求者の評価や要求者以外の利用者の評価、属
性記憶部34に記憶された情報の属性を利用して、要求
者が評価していない情報の要求者に対する第2適合度を
推定する(C9)。
【0205】第2の誤差予測手段212は、適合度選択
手段210が選択した適合度と、第2の適合度推定手段
211が算出した要求者が評価していない情報の要求者
に対する第2適合度と、評価記憶部35に記憶された要
求者の評価や要求者以外の利用者の評価、属性記憶部3
4に記憶された情報の属性を利用して、第2適合度の誤
差を予測する(C10)。
【0206】適合度統合手段215は、要求者が未評価
の情報に対して、第1の適合度推定手段22が算出した
第1適合度と、誤差予測手段22が算出した第1適合度
の誤差の予測値と、第2の適合度推定手段211が算出
した第2適合度と、第2の誤差予測手段212が算出し
た第2適合度の誤差の予測値を利用して、2つの適合度
を統合した統合適合度を算出する(C11)。
【0207】情報選択手段216は、適合度統合手段2
15が算出した統合適合度を利用して、要求者の興味に
合う情報を選択し(C12)、情報提示部12に出力す
る(C7)。要求者は情報提示部12で提示された情報
が自分の興味に合うか評価する。
【0208】適合度統合手段215における適合度の統
合方法としては、第3の発明の第1の実施の形態におけ
る情報統合手段213と同じ方法を用いればよい。
【0209】情報選択手段216における情報選択の方
法は、従来方式の情報選択手段221と同じ方法を用い
ればよい。
【0210】[第3の発明の第3の実施の形態]次に、
第3の発明の第3の実施の形態について図面を参照して
詳細に説明する。
【0211】図15を参照すると、第3の発明の第3の
実施の形態は、第3の発明の第2の実施の形態におい
て、1段目にSIF方式、つまり第1の発明の第3の実
施の形態を、2段目にCBF方式、つまり第1の発明の
第2の実施の形態を用いたものである。
【0212】また、適合度推定手段217は選択した第
1適合度を2段目に直接渡さずに、評価記憶部36に一
旦格納し、2段目は第1適合度を評価記憶部36から受
け取っている。
【0213】[第3の発明の第4の実施の形態]次に、
第3の発明の第4の実施の形態について図面を参照して
詳細に説明する。
【0214】図16を参照すると、第3の発明の第4の
実施の形態は、第3の発明の第2の実施の形態におい
て、1段目にCBF方式、つまり第1の発明の第2の実
施の形態を、2段目にSIF方式、つまり第1の発明の
第3の実施の形態を用いたものである。
【0215】また、適合度推定手段217は選択した第
1適合度を2段目に直接渡さずに、評価記憶部36に一
旦格納し、2段目は第1適合度を評価記憶部36から受
け取っている。
【0216】[第3の発明の第5の実施の形態]次に、
第3の発明の第5の実施の形態について図面を参照して
詳細に説明する。
【0217】図17を参照すると、第3の発明の第5の
実施の形態は、第3の発明の第2の実施の形態におい
て、1段目にSIF方式、つまり第1の発明の第3の実
施の形態を、2段目もSIF方式、つまり第1の発明の
第3の実施の形態を用いたものである。
【0218】また、適合度推定手段217は選択した第
1適合度を2段目に直接渡さずに、評価記憶部36に一
旦格納し、2段目は第1適合度を評価記憶部36から受
け取っている。
【0219】また、本発明の情報表示システムをコンピ
ュータによって実施するため、例えば上記した実施の形
態の構成においては、コンピュータの内部に上記したデ
ータ処理装置や記憶装置の機能を生成せしめるコンピュ
ータプログラムを作成し、そのコンピュータプログラム
をCD−ROMやフロッピー(登録商標)ディスクや半
導体メモリに代表される記録媒体に記録しておき、コン
ピュータ側では、このプログラムが記録された記録媒体
を読み出すことにより、上記データ処理装置や記憶装置
が持つ機能を生成するようにすれば、本発明の実施の形
態に記載された構成をコンピュータによって構築するこ
とができる。また、このコンピュータプログラムは、例
えばサーバ内の記録装置に記録されている形態でもかま
わなく、ネットワークを介し提供される形態でもかまわ
ない。
【0220】
【発明の効果】第1の発明の効果は、適合率、つまり、
推薦された情報のうち実際に要求者の嗜好に合う情報の
割合の増加である。
【0221】その理由は、要求者に推薦する情報を選ぶ
際に、適合度に加えて適合度の精度も考慮することによ
り、適合度が高くかつ適合度の精度も高い情報しか推薦
されないためである。
【0222】第2の発明の効果は、推薦の精度の向上で
ある。
【0223】その理由は、1段目が算出した適合度を、
2段目は適合度の精度も考慮してい利用することによ
り、1段目が算出した適合度のうち精度の低いものが、
2段目が算出する適合度に与える影響を減らすとが出来
るためである。
【0224】第3の発明の効果は、推薦の精度の向上で
ある。
【0225】その理由は、1段目が算出した適合度と2
段目が算出した適合度とを、それぞれの精度を考慮して
統合できるため、精度の低い方の適合度の最終的な適合
度に与える影響を小さく出来るからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の構成の一実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図2】第1の発明の動作の一実施の形態を示すフロー
チャートである。
【図3】第1の発明の適合度推定手段および誤差予測手
段の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図4】第1の発明の第2の実施の形態の動作例を示す
フローチャートである。
【図5】第1の発明の適合度推定手段および誤差予測手
段の第3の構成例を示すブロック図である。
【図6】第1の発明の第3の実施の形態の動作例を示す
フローチャートである。
【図7】第2の発明の構成の一実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図8】第2の発明の動作の一実施の形態を示すフロー
チャートである。
【図9】第2の発明の第2の実施の形態の構成を示すブ
ロック図である。
【図10】第2の発明の第2の実施の形態の動作を示す
フローチャートである。
【図11】第3の発明の構成の一実施の形態を示すブロ
ック図である。
【図12】第3の発明の動作の一実施の形態を示すフロ
ーチャートである。
【図13】第3の発明の第2の実施の形態の構成を示す
ブロック図である。
【図14】第3の発明の第2の実施の形態の動作を示す
フローチャートである。
【図15】第3の発明の第3の実施の形態の構成を示す
ブロック図である。
【図16】第3の発明の第4の実施の形態の構成を示す
ブロック図である。
【図17】第3の発明の第5の実施の形態の構成を示す
ブロック図である。
【図18】従来の方式の構成を示すブロック図である。
【図19】従来の方式の動作を示すフローチャートであ
る。
【図20】従来のCBF方式の適合度推定手段の構成を
示すブロック図である。
【図21】従来のCBF方式の適合度推定手段の動作を
示すフローチャートである。
【図22】従来のSIF方式の適合度推定手段の構成を
示すブロック図である。
【図23】従来のSIF方式の適合度推定手段の動作を
示すフローチャートである。
【図24】従来の組合せ方式の適合度推定手段の構成を
示すブロック図である。
【図25】従来の組合せ方式の適合度推定手段の動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 入出力装置 2 データ処理装置 3 記憶装置 4 データ処理装置 5 記憶装置 6 データ処理装置 8 データ処理装置 11 要求入力部 12 情報提示部 13 評価入力部 21 属性抽出手段 22 適合度推定手段 23 誤差予測手段 24 情報選択手段 30 登録情報 31 情報記憶部 32 属性記憶部 33 評価記憶部 34 属性記憶部 35 評価記憶部 51 記憶装置 52 記憶装置 53 記憶装置 81 データ処理装置 82 データ処理装置 83 データ処理装置 201 利用者プロファイル学習手段 202 適合度推定手段 203 誤差予測手段 204 利用者間類似度算出手段 205 適合度推定手段 206 誤差予測手段 207 適合度推定手段 208 誤差予測手段 209 情報選択手段 210 適合度選択手段 211 適合度推定手段 212 誤差予測手段 213 適合度統合手段 214 情報選択手段 215 適合度統合手段 216 情報選択手段 217 適合度選択手段 218 利用者プロファイル学習手段 219 利用者間類似度算出手段 220 適合度推定手段 221 情報選択手段 222 利用者プロファイル学習手段 223 適合度推定手段 224 利用者間類似度算出手段 225 適合度推定手段 226 利用者プロファイル学習手段 227 適合度推定手段 228 適合度統合手段 229 利用者間類似度算出手段

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記憶部に記憶された情報の要求者に対
    する適合度を算出し、 前記算出された適合度の精度を算出し、この算出された
    適合度の精度と前記適合度とを利用して前記情報記憶部
    に記憶された情報のフィルタリングを行うことを特徴と
    する情報フィルタリング方法。
  2. 【請求項2】情報記憶部に記憶された情報に含まれる属
    性を抽出して記憶するとともに、前記情報に対する利用
    者の評価を記憶しておき、 前記記憶された属性と評価とに基づいて、前記要求者に
    対する前記情報記憶部に記憶されている情報の適合度を
    算出し、 この算出された適合度と、前記記憶された属性と評価と
    を利用して、前記適合度の精度を算出し、 前記適合度と前記適合度の精度を用いて前記要求者に適
    合する情報のフィルタリングを行うことを特徴とする情
    報フィルタリング方法。
  3. 【請求項3】情報記憶部に記憶された情報に含まれる属
    性を抽出して記憶するとともに、前記情報に対する利用
    者の評価を記憶しておき、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価と前記属性とを利用することによ
    って、前記要求者が評価していない情報に対する前記要
    求者の適合度を算出し、 この算出された適合度と、前記要求者が情報に与えた評
    価と前記要求者以外の利用者が情報に与えた評価と前記
    属性とを利用することによって前記適合度の精度を算出
    し、 前記適合度と前記適合度の精度を用いて前記要求者に適
    合する情報のフィルタリングを行うことを特徴とする情
    報フィルタリング方法。
  4. 【請求項4】情報記憶部に記憶された情報に含まれる属
    性を抽出して記憶するとともに、前記情報に対する利用
    者の評価を記憶しておき、 前記情報に含まれる属性を抽出して記憶するとともに、
    前記情報に対する利用者の評価を記憶しておき、 前記要求者が情報に与えた評価と前記属性の関係を利用
    することによって、前記要求者が評価していない情報に
    対する前記要求者の適合度を算出し、 この算出された適合度と、前記要求者が情報に与えた評
    価と前記属性と前記要求者が情報与えた評価と前記属性
    の関係とを利用することによって前記適合度の精度を算
    出し、 前記適合度と前記適合度の精度を用いて前記要求者に適
    合する情報のフィルタリングを行うことを特徴とする情
    報フィルタリング方法。
  5. 【請求項5】情報記憶部に記憶された情報に対する利用
    者の評価を記憶しておき、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価を利用することによって、前記要
    求者が評価していない情報に対する前記要求者の適合度
    を算出し、 この算出された適合度と、前記要求者が情報に与えた評
    価と前記要求者以外の利用者が情報に与えた評価とを利
    用することによって前記適合度の精度を算出し、 前記適合度と前記適合度の精度を用いて前記要求者に適
    合する情報のフィルタリングを行うことを特徴とする情
    報フィルタリング方法。
  6. 【請求項6】情報記憶部に記憶された情報に対する利用
    者の評価を記憶しておき、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価を利用することによって、前記要
    求者と前記要求者以外の利用者間の類似度を算出し、 算出された利用者間の類似度から、前記要求者以外の利
    用者が評価した情報のうち、前記要求者が評価していな
    い情報に対する前記要求者の適合度を算出し、 この算出された適合度と、前記要求者が情報に与えた評
    価と前記要求者以外の利用者が情報に与えた評価とを利
    用することによって前記適合度の精度を算出し、 前記適合度と前記適合度の精度を用いて前記要求者に適
    合する情報のフィルタリングを行うことを特徴とする情
    報フィルタリング方法。
  7. 【請求項7】情報記憶部に記憶された情報に含まれる属
    性を抽出して記憶するとともに、前記情報に対する利用
    者の評価を記憶しておき、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価と前記属性とを利用することによ
    って、前記要求者を含む利用者の前記情報に対する第1
    適合度を算出し、 この算出された第1適合度と前記要求者が情報に与えた
    評価と前記要求者以外の利用者が情報に与えた評価と前
    記属性とを利用することによって、前記第1適合度の精
    度を算出し、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価と前記第1適合度と前記第1適合
    度の精度と前記属性とを利用することによって、前記要
    求者が評価していない情報に対する前記要求者の第2適
    合度を算出し、 この算出された第2適合度と前記要求者が情報に与えた
    評価と前記要求者以外の利用者が情報に与えた評価と前
    記第1適合度と前記第1適合度の精度と前記属性とを利
    用することによって、前記第2適合度の精度を算出し、 この算出された前記第2適合度と前記第2適合度の精度
    を用いて前記要求者に適合する情報のフィルタリングを
    行うことを特徴とする情報フィルタリング方法。
  8. 【請求項8】情報記憶部に記憶された情報に含まれる属
    性を抽出して記憶するとともに、前記情報に対する利用
    者の評価を記憶しておき、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価と前記属性とを利用することによ
    って、前記要求者を含む利用者の前記情報に対する第1
    適合度を算出し、 前記第1適合度と前記要求者が情報に与えた評価と前記
    要求者以外の利用者が情報に与えた評価と前記属性とを
    利用することによって、前記第1適合度の精度を算出
    し、 前記第1適合度と前記第1適合度の精度を用いて、第1
    適合度の選択を行い、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価と前記選択された第1適合度と前
    記属性とを利用することによって、前記要求者が評価し
    ていない情報に対する前記要求者の第2適合度を算出
    し、 前記第2適合度と前記要求者が情報に与えた評価と前記
    要求者以外の利用者が情報に与えた評価と前記選択され
    た第1適合度と前記第2適合度と前記属性とを利用する
    ことによって、前記第2適合度の精度を算出し、 前記第2適合度と前記第2適合度の精度を用いて前記要
    求者に適合する情報のフィルタリングを行うことを特徴
    とする情報フィルタリング方法。
  9. 【請求項9】情報記憶部に記憶された情報に含まれる属
    性を抽出して記憶するとともに、前記情報に対する利用
    者の評価を記憶しておき、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価と前記属性を利用することによっ
    て、前記要求者を含む利用者の前記情報に対する第1適
    合度を算出し、 前記第1適合度と前記要求者が情報に与えた評価と前記
    要求者以外の利用者が情報に与えた評価と前記属性とを
    利用することによって、前記第1適合度の精度を算出
    し、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価と前記第1適合度と前記第1適合
    度の精度と前記属性とを利用することによって、前記要
    求者が評価していない情報に対する前記要求者の第2適
    合度を算出し、 前記第2適合度と前記要求者が情報に与えた評価と前記
    要求者以外の利用者が情報に与えた評価と前記第1適合
    度と前記第1適合度の精度と前記属性とを利用すること
    によって、前記第2適合度の精度を算出し、 前記第1適合度と前記第1適合度の精度と前記第2適合
    度と前記第2適合度の精度を用いて前記第1適合度と前
    記第2適合度を統合した適合度を算出し、前記統合した
    適合度を利用して前記要求者に適合する情報のフィルタ
    リングを行うことを特徴とする情報フィルタリング方
    法。
  10. 【請求項10】情報記憶部に記憶された情報に含まれる
    属性を抽出して記憶するとともに、前記情報に対する利
    用者の評価を記憶しておき、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価と前記属性を利用することによっ
    て、前記要求者を含む利用者の前記情報に対する第1適
    合度を算出し、 前記第1適合度と前記要求者が情報に与えた評価と前記
    要求者以外の利用者が情報に与えた評価と前記属性とを
    利用することによって、前記第1適合度の精度を算出
    し、 前記第1適合度と前記第1適合度の精度を用いて、前記
    第1適合度の選択を行い、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価と前記選択された第1適合度と前
    記属性とを利用することによって、前記要求者が評価し
    ていない情報に対する前記要求者の第2適合度を算出
    し、 前記第2適合度と前記要求者が情報に与えた評価と前記
    要求者以外の利用者が情報に与えた評価と前記選択され
    た第1適合度と前記第2適合度と前記属性とを利用する
    ことによって、前記第2適合度の精度を算出し、 前記第1適合度と前記第1適合度の精度と前記第2適合
    度と前記第2適合度の精度とを用いて第1適合度と第2
    適合度を統合した適合度を算出し、前記統合した適合度
    を利用して前記要求者に適合する情報のフィルタリング
    を行うことを特徴とする情報フィルタリング方法。
  11. 【請求項11】情報記憶部に記憶された情報に含まれる
    属性を抽出して記憶するとともに、前記情報に対する利
    用者の評価を記憶しておき、 前記要求者が情報に与えた評価と、前記要求者以外の利
    用者が情報に与えた評価を利用することによって、前記
    要求者が評価していない情報に対する前記要求者の第1
    適合度を算出し、 前記第1適合度と前記要求者が情報に与えた評価と前記
    要求者以外の利用者が情報に与えた評価とを利用するこ
    とによって、前記第1適合度の精度を算出し、 前記要求者が情報に与えた評価と前記第1適合度と前記
    第1適合度の精度と前記属性とを利用することによっ
    て、前記要求者が評価していない情報に対する前記要求
    者の第2適合度を算出し、 前記第2適合度と前記要求者が情報に与えた評価と前記
    第1適合度と前記第1適合度の精度と前記属性とを利用
    することによって、前記第2適合度の精度を算出し、 前記第1適合度と前記第1適合度の精度と前記第2適合
    度と前記第2適合度の精度を用いて前記要求者に対して
    適合する情報のフィルタリングを行うことを特徴とする
    情報フィルタリング方法。
  12. 【請求項12】情報記憶部に記憶された情報に含まれる
    属性を抽出して記憶するとともに、前記情報に対する利
    用者の評価を記憶しておき、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価と前記属性を利用することによっ
    て、前記要求者を含む利用者の前記情報に対する第1適
    合度を算出し、 前記第1適合度と前記要求者が情報に与えた評価と前記
    要求者以外の利用者が情報に与えた評価と前記属性とを
    利用することによって、前記第1適合度の精度を算出
    し、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価と前記第1適合度と前記第1適合
    度の精度とを利用することによって、前記要求者が評価
    していない情報に対する前記要求者の第2適合度を算出
    し、 前記第2適合度と前記要求者が情報に与えた評価と前記
    要求者以外の利用者が情報に与えた評価と前記第1適合
    度と前記第1適合度の精度とを利用することによって、
    前記第2適合度の精度を算出し、 前記第1適合度と前記第1適合度の精度と前記第2適合
    度と前記第2適合度の精度とを用いて前記要求者に対し
    て適合する情報のフィルタリングを行うことを特徴とす
    る情報フィルタリング方法。
  13. 【請求項13】情報記憶部に記憶された情報に対する利
    用者の評価を記憶しておき、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価とを利用することによって、前記
    要求者を含む利用者の前記情報に対する第1適合度を算
    出し、 前記第1適合度と前記要求者が情報に与えた評価と前記
    要求者以外の利用者が情報に与えた評価を利用すること
    によって、前記第1適合度の精度を算出し、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価と前記第1適合度と前記第1適合
    度の精度を利用することによって、前記要求者が評価し
    ていない情報に対する前記要求者の第2適合度を算出
    し、 前記第2適合度と前記要求者が情報に与えた評価と前記
    要求者以外の利用者が情報に与えた評価と前記第1適合
    度と前記第1適合度の精度とを利用することによって、
    前記第2適合度の精度を算出し、 前記第1適合度と前記第1適合度の精度と前記第2適合
    度と前記第2適合度の精度を用いて前記要求者に対して
    適合する情報のフィルタリングを行うことを特徴とする
    情報フィルタリング方法。
  14. 【請求項14】情報記憶部に記憶された情報の要求者に
    対する適合度を算出し、 前記算出された適合度の精度を算出し、この算出された
    適合度の精度と前記適合度とを利用して前記情報記憶部
    に記憶された情報のフィルタリングを行うことを特徴と
    する情報フィルタリング装置。
  15. 【請求項15】情報記憶部に記憶された情報に含まれる
    属性を抽出して記憶するとともに、前記情報に対する利
    用者の評価を記憶する属性/評価記憶部と、 前記属性/評価記憶部に記憶された属性と評価とに基づ
    いて、前記要求者に対する前記情報記憶部に記憶されて
    いる情報の適合度を算出する適合度推定手段と、 前記適合度推定手段によって算出された適合度と前記記
    憶された属性と評価とを利用して、前記適合度の精度を
    算出する誤差予測手段と、 前記適合度と前記適合度の精度を用いて前記要求者に適
    合する情報のフィルタリングを行う情報選択手段とを有
    することを特徴とする情報フィルタリング装置。
  16. 【請求項16】情報記憶部に記憶された情報に含まれる
    属性を抽出して記憶するとともに、前記情報に対する利
    用者の評価を記憶する属性/評価記憶部と、 前記属性/評価記憶部に記憶された前記要求者が情報に
    与えた評価と前記要求者以外の利用者が情報に与えた評
    価と前記属性とを利用することによって、前記要求者が
    評価していない情報に対する前記要求者の適合度を算出
    する適合度推定手段と、 前記適合度推定手段で算出された適合度と、前記要求者
    が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用者が情報に
    与えた評価と前記属性とを利用することによって前記適
    合度の精度を算出する誤差予測手段と、 前記適合度と前記適合度の精度を用いて前記要求者に適
    合する情報のフィルタリングを行う情報選択手段とを有
    することを特徴とする情報フィルタリング装置。
  17. 【請求項17】情報記憶部に記憶された情報に含まれる
    属性を抽出して記憶するとともに、前記情報に対する利
    用者の評価を記憶する属性/評価記憶部と、 前記属性/評価記憶部に記憶された前記要求者が情報に
    与えた評価と前記属性の関係を利用することによって、
    前記要求者が評価していない情報に対する前記要求者の
    適合度を算出する適合度推定手段と、 前記適合度推定手段で算出された適合度と前記要求者が
    情報に与えた評価と前記属性と前記要求者が情報与えた
    評価と前記属性の関係とを利用することによって前記適
    合度の精度を算出する誤差予測手段と、 前記適合度と前記適合度の精度を用いて前記要求者に適
    合する情報のフィルタリングを行う情報選択手段とを有
    することを特徴とする情報フィルタリング装置。
  18. 【請求項18】情報記憶部に記憶された情報に対する利
    用者の評価を記憶する評価記憶部と、 前記評価記憶部に記憶された前記要求者が情報に与えた
    評価と前記要求者以外の利用者が情報に与えた評価を利
    用することによって、前記要求者が評価していない情報
    に対する前記要求者の適合度を算出する適合度推定手段
    と、 前記適合度推定手段で算出された適合度と前記要求者が
    情報に与えた評価と前記要求者以外の利用者が情報に与
    えた評価とを利用することによって前記適合度の精度を
    算出する誤差予測手段と、 前記適合度と前記適合度の精度を用いて前記要求者に適
    合する情報のフィルタリングを行う情報選択手段とを有
    することを特徴とする情報フィルタリング装置。
  19. 【請求項19】情報記憶部に記憶された情報に対する利
    用者の評価を記憶する評価記憶部と、 前記評価記憶部に記憶された前記要求者が情報に与えた
    評価と前記要求者以外の利用者が情報に与えた評価を利
    用することによって、前記要求者と前記要求者以外の利
    用者間の類似度を算出する利用者間類似度算出手段と、 前記利用者間類似度算出手段によって算出された利用者
    間の類似度から、前記要求者以外の利用者が評価した情
    報のうち、前記要求者が評価していない情報に対する前
    記要求者の適合度を算出する適合度推定手段と、 前記算出された適合度と、前記利用者間の類似度と前記
    要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用者が
    情報に与えた評価とを利用することによって前記適合度
    の精度を算出する誤差予測手段と、 前記適合度と前記適合度の精度を用いて前記要求者に適
    合する情報のフィルタリングを行う情報選択手段とを有
    することを特徴とする情報フィルタリング装置。
  20. 【請求項20】情報記憶部に記憶された情報に含まれる
    属性を抽出して記憶するとともに、前記情報に対する利
    用者の評価を記憶する属性/評価記憶部と、 前記属性/評価記憶部に記憶された前記要求者が情報に
    与えた評価と前記要求者以外の利用者が情報に与えた評
    価と前記属性とを利用することによって、前記要求者を
    含む利用者の前記情報に対する第1適合度を算出する第
    1の適合度推定手段と、 前記第1の適合度推定手段で算出された第1適合度と前
    記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用者
    が情報に与えた評価と前記属性とを利用することによっ
    て、前記第1適合度の精度を算出する第1の誤差予測手
    段と、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価と前記第1適合度と前記第1適合
    度の精度と前記属性とを利用することによって、前記要
    求者が評価していない情報に対する前記要求者の第2適
    合度を算出する第2の適合度推定手段と、 前記第2の適合度推定手段で算出された第2適合度と前
    記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用者
    が情報に与えた評価と前記第1適合度と前記第1適合度
    の精度と前記第2適合度と前記属性とを利用することに
    よって、前記第2適合度の精度を算出する第2の誤差予
    測手段と、 この算出された前記第2適合度と前記第2適合度の精度
    を用いて前記要求者に適合する情報のフィルタリングを
    行う情報選択手段とを有することを特徴とする情報フィ
    ルタリング装置。
  21. 【請求項21】情報記憶部に記憶された情報に含まれる
    属性を抽出して記憶するとともに、前記情報に対する利
    用者の評価を記憶する属性/評価記憶部と、 前記属性/評価記憶部に記憶された前記要求者が情報に
    与えた評価と前記要求者以外の利用者が情報に与えた評
    価と前記属性とを利用することによって、前記要求者を
    含む利用者の前記情報に対する第1適合度を算出する第
    1の適合度推定手段と、 前記第1の適合度推定手段が算出した第1適合度と前記
    要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用者が
    情報に与えた評価と前記属性とを利用することによっ
    て、前記第1適合度の精度を算出する第1の誤差予測手
    段と、 前記第1適合度と前記第1適合度の精度を用いて、第1
    適合度の選択を行う適合度選択手段と、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価と前記選択された第1適合度と前
    記属性とを利用することによって、前記要求者が評価し
    ていない情報に対する前記要求者の第2適合度を算出す
    る第2の適合度推定手段と、 前記適合度推定手段が算出した第2適合度と前記要求者
    が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用者が情報に
    与えた評価と前記選択された第1適合度と前記第2適合
    度と前記属性とを利用することによって、前記第2適合
    度の精度を算出する第2の誤差予測手段と、 前記第2適合度と前記第2適合度の精度を用いて前記要
    求者に適合する情報のフィルタリングを行う情報選択手
    段とを有することを特徴とする情報フィルタリング装
    置。
  22. 【請求項22】情報記憶部に記憶された情報に含まれる
    属性を抽出して記憶するとともに、前記情報に対する利
    用者の評価を記憶する属性/評価記憶部と、 前記属性/評価記憶部で記憶された前記要求者が情報に
    与えた評価と前記要求者以外の利用者が情報に与えた評
    価と前記属性を利用することによって、前記要求者を含
    む利用者の前記情報に対する第1適合度を算出する第1
    の適合度推定手段と、 前記第1の適合度推定手段で算出された第1適合度と前
    記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用者
    が情報に与えた評価と前記属性とを利用することによっ
    て、前記第1適合度の精度を算出する第1の誤差予測手
    段と、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価と前記第1適合度と前記第1適合
    度の精度と前記属性とを利用することによって、前記要
    求者が評価していない情報に対する前記要求者の第2適
    合度を算出する第2の適合度推定手段と、 前記第2の適合度推定手段で算出された第2適合度と前
    記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用者
    が情報に与えた評価と前記第1適合度と前記第1適合度
    の精度と前記属性とを利用することによって、前記第2
    適合度の精度を算出する第2の誤差予測手段と、 前記第1適合度と前記第1適合度の精度と前記第2適合
    度と前記第2適合度の精度を用いて前記第1適合度と前
    記第2適合度を統合した適合度を算出する適合度統合手
    段と、 前記適合度統合手段によって統合された適合度を利用し
    て前記要求者に適合する情報のフィルタリングを行う情
    報選択手段とを有することを特徴とする情報フィルタリ
    ング装置。
  23. 【請求項23】情報記憶部に記憶された情報に含まれる
    属性を抽出して記憶するとともに、前記情報に対する利
    用者の評価を記憶する属性/評価記憶部と、 前記属性/評価記憶部に記憶された前記要求者が情報に
    与えた評価と前記要求者以外の利用者が情報に与えた評
    価と前記属性を利用することによって、前記要求者を含
    む利用者の前記情報に対する第1適合度を算出する第1
    の適合度算出手段と、 前記第1の適合度算出手段で算出された第1適合度と前
    記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用者
    が情報に与えた評価と前記属性とを利用することによっ
    て、前記第1適合度の精度を算出する第1の誤差予測手
    段と、 前記第1適合度と前記第1適合度の精度を用いて、前記
    第1適合度の選択を行う適合度選択手段と、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価と前記選択された第1適合度と前
    記属性とを利用することによって、前記要求者が評価し
    ていない情報に対する前記要求者の第2適合度を算出す
    る第2の適合度推定手段と、 前記適合度推定手段で算出された第2適合度と前記要求
    者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用者が情報
    に与えた評価と前記選択された第1適合度と前記第2適
    合度と前記属性とを利用することによって、前記第2適
    合度の精度を算出する第2の誤差予測手段と、 前記第1適合度と前記第1適合度の精度と前記第2適合
    度と前記第2適合度の精度とを用いて第1適合度と第2
    適合度を統合した適合度を算出する適合度統合手段と、 前記適合度統合手段によって統合した適合度を利用して
    前記要求者に適合する情報のフィルタリングを行う情報
    選択手段とを有することを特徴とする情報フィルタリン
    グ装置。
  24. 【請求項24】情報記憶部に記憶された情報に含まれる
    属性を抽出して記憶するとともに、前記情報に対する利
    用者の評価を記憶する属性/評価記憶部と、 前記属性/評価記憶部で記憶された前記要求者が情報に
    与えた評価と、前記要求者以外の利用者が情報に与えた
    評価を利用することによって、前記要求者が評価してい
    ない情報に対する前記要求者の第1適合度を算出する第
    1の適合度推定手段と、 前記第1の適合度推定手段で算出された前記第1適合度
    と前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利
    用者が情報に与えた評価とを利用することによって、前
    記第1適合度の精度を算出する第1の誤差予測手段と、 前記要求者が情報に与えた評価と前記第1適合度と前記
    第1適合度の精度と前記属性とを利用することによっ
    て、前記要求者が評価していない情報に対する前記要求
    者の第2適合度を算出する第2の適合度推定手段と、 前記第2の適合度推定手段で算出された第2適合度と前
    記要求者が情報に与えた評価と前記第1適合度と前記第
    1適合度の精度と前記属性とを利用することによって、
    前記第2適合度の精度を算出する第2の誤差予測手段
    と、 前記第1適合度と前記第1適合度の精度と前記第2適合
    度と前記第2適合度の精度を用いて前記要求者に対して
    適合する情報のフィルタリングを行う情報選択手段とを
    有することを特徴とする情報フィルタリング装置。
  25. 【請求項25】情報記憶部に記憶された情報に含まれる
    属性を抽出して記憶するとともに、前記情報に対する利
    用者の評価を記憶する属性/評価記憶部と、 前記属性/評価記憶部で記憶された前記要求者が情報に
    与えた評価と前記要求者以外の利用者が情報に与えた評
    価と前記属性を利用することによって、前記要求者を含
    む利用者の前記情報に対する第1適合度を算出する第1
    の適合度推定手段と、 前記第1の適合度推定手段で算出された前記第1適合度
    と前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利
    用者が情報に与えた評価と前記属性とを利用することに
    よって、前記第1適合度の精度を算出する第1の誤差予
    測手段と、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価と前記第1適合度と前記第1適合
    度の精度とを利用することによって、前記要求者が評価
    していない情報に対する前記要求者の第2適合度を算出
    する第2の適合度推定手段と、 前記第2の適合度推定手段で算出された第2適合度と前
    記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用者
    が情報に与えた評価と前記第1適合度と前記第1適合度
    の精度とを利用することによって、前記第2適合度の精
    度を算出する第2の誤差予測手段と、 前記第1適合度と前記第1適合度の精度と前記第2適合
    度と前記第2適合度の精度とを用いて前記要求者に対し
    て適合する情報のフィルタリングを行う情報選択手段と
    を有することを特徴とする情報フィルタリング装置。
  26. 【請求項26】情報記憶部に記憶された情報に対する利
    用者の評価を記憶する評価記憶部と、 前記評価記憶部で記憶された前記要求者が情報に与えた
    評価と前記要求者以外の利用者が情報に与えた評価とを
    利用することによって、前記要求者を含む利用者の前記
    情報に対する第1適合度を算出する第1の適合度推定手
    段と、 前記第1の適合度推定手段で算出された第1適合度と前
    記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用者
    が情報に与えた評価を利用することによって、前記第1
    適合度の精度を算出する第1の誤差予測手段と、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価と前記第1適合度と前記第1適合
    度の精度を利用することによって、前記要求者が評価し
    ていない情報に対する前記要求者の第2適合度を算出す
    る第2の適合度推定手段と、 前記第2の適合度推定手段算出された第2適合度と前記
    要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用者が
    情報に与えた評価と前記第1適合度と前記第1適合度の
    精度とを利用することによって、前記第2適合度の精度
    を算出する第2の誤差予測手段と、 前記第1適合度と前記第1適合度の精度と前記第2適合
    度と前記第2適合度の精度を用いて前記要求者に対して
    適合する情報のフィルタリングを行う情報選択手段とを
    有することを特徴とする情報フィルタリング装置。
  27. 【請求項27】コンピュータに情報記憶部に記憶された
    情報の要求者に対する適合度を算出する機能と、 前記算出された適合度の精度を算出する機能と、 この算出された適合度の精度と前記適合度とを利用して
    前記情報記憶部に記憶された情報のフィルタリングを行
    う機能とを実現するためのプログラムを記録した情報フ
    ィルタリングプログラムを記録した記録媒体。
  28. 【請求項28】コンピュータに、 情報記憶部に記憶された情報に含まれる属性を抽出して
    記憶するとともに、前記情報に対する利用者の評価を記
    憶させる属性/評価記憶機能と、 前記属性/評価記憶機能によって記憶された属性と評価
    とに基づいて、前記要求者に対する前記情報記憶部に記
    憶されている情報の適合度を算出する適合度推定機能
    と、 前記適合度推定機能によって算出された適合度と前記記
    憶された属性と評価とを利用して、前記適合度の精度を
    算出する誤差予測機能と、 前記適合度と前記適合度の精度を用いて前記要求者に適
    合する情報のフィルタリングを行う情報選択機能とを実
    現するためのプログラムを記録した情報フィルタリング
    プログラムを記録した記録媒体。
  29. 【請求項29】コンピュータに、 情報記憶部に記憶された情報に含まれる属性を抽出して
    記憶するとともに、前記情報に対する利用者の評価を記
    憶させる属性/評価記憶機能と、 前記属性/評価記機能によって記憶された前記要求者が
    情報に与えた評価と前記属性の関係を利用することによ
    って、前記要求者が評価していない情報に対する前記要
    求者の適合度を算出する適合度推定機能と、 前記適合度推定機能で算出された適合度と前記要求者が
    情報に与えた評価と前記属性と前記要求者が情報与えた
    評価と前記属性の関係とを利用することによって前記適
    合度の精度を算出する誤差予測機能と、 前記適合度と前記適合度の精度を用いて前記要求者に適
    合する情報のフィルタリングを行う情報選択機能と、 を実現するためのプログラムを記録した情報フィルタリ
    ングプログラムを記録した記録媒体。
  30. 【請求項30】コンピュータに、 情報記憶部に記憶された情報に対する利用者の評価を記
    憶させる評価記憶機能と、 前記評価記憶機能によって記憶された前記要求者が情報
    に与えた評価と前記要求者以外の利用者が情報に与えた
    評価を利用することによって、前記要求者が評価してい
    ない情報に対する前記要求者の適合度を算出する適合度
    推定機能と、 前記適合度推定機能で算出された適合度と前記要求者が
    情報に与えた評価と前記要求者以外の利用者が情報に与
    えた評価とを利用することによって前記適合度の精度を
    算出する誤差予測機能と、 前記適合度と前記適合度の精度を用いて前記要求者に適
    合する情報のフィルタリングを行う情報選択機能とを実
    現するためのプログラムを記録した情報フィルタリング
    プログラムを記録した記録媒体。
  31. 【請求項31】コンピュータに、 情報記憶部に記憶された情報に対する利用者の評価を記
    憶させる評価記憶機能と、 前記評価記憶機能によって記憶された前記要求者が情報
    に与えた評価と前記要求者以外の利用者が情報に与えた
    評価を利用することによって、前記要求者と前記要求者
    以外の利用者間の類似度を算出する利用者間類似度算出
    機能と、 前記利用者間類似度算出機能によって算出された利用者
    間の類似度から、前記要求者以外の利用者が評価した情
    報のうち、前記要求者が評価していない情報に対する前
    記要求者の適合度を算出する適合度推定機能と、 前記算出された適合度と、前記利用者間の類似度と前記
    要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用者が
    情報に与えた評価とを利用することによって前記適合度
    の精度を算出する誤差予測機能と、 前記適合度と前記適合度の精度を用いて前記要求者に適
    合する情報のフィルタリングを行う情報選択機能とを実
    現するためのプログラムを記録した情報フィルタリング
    プログラムを記録した記録媒体。
  32. 【請求項32】コンピュータに、 情報記憶部に記憶された情報に含まれる属性を抽出して
    記憶するとともに、前記情報に対する利用者の評価を記
    憶させる属性/評価記憶機能と、 前記属性/評価記憶機能によって記憶された前記要求者
    が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用者が情報に
    与えた評価と前記属性とを利用することによって、前記
    要求者を含む利用者の前記情報に対する第1適合度を算
    出する第1の適合度推定機能と、 前記第1の適合度推定機能で算出された第1適合度と前
    記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用者
    が情報に与えた評価と前記属性とを利用することによっ
    て、前記第1適合度の精度を算出する第1の誤差予測機
    能と、 前記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用
    者が情報に与えた評価と前記第1適合度と前記第1適合
    度の精度と前記属性とを利用することによって、前記要
    求者が評価していない情報に対する前記要求者の第2適
    合度を算出する第2の適合度推定機能と、 前記第2の適合度推定機能で算出された第2適合度と前
    記要求者が情報に与えた評価と前記要求者以外の利用者
    が情報に与えた評価と前記第1適合度と前記第1適合度
    の精度と前記第2適合度と前記属性とを利用することに
    よって、前記第2適合度の精度を算出する第2の誤差予
    測機能と、 この算出された前記第2適合度と前記第2適合度の精度
    を用いて前記要求者に適合する情報のフィルタリングを
    行う情報選択機能とを実現するためのプログラムを記録
    した情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒
    体。
JP11028104A 1999-02-05 1999-02-05 情報フィルタリング方法及びその装置並びに情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体 Pending JP2000227918A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11028104A JP2000227918A (ja) 1999-02-05 1999-02-05 情報フィルタリング方法及びその装置並びに情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11028104A JP2000227918A (ja) 1999-02-05 1999-02-05 情報フィルタリング方法及びその装置並びに情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000227918A true JP2000227918A (ja) 2000-08-15

Family

ID=12239513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11028104A Pending JP2000227918A (ja) 1999-02-05 1999-02-05 情報フィルタリング方法及びその装置並びに情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000227918A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002269143A (ja) * 2001-03-13 2002-09-20 Nec Corp 情報フィルタリングシステムとそのフィルタリング方法、及び情報フィルタリングプログラム
US7434244B2 (en) 2003-08-28 2008-10-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and system for recommending content
JP2012248017A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 行動モデル学習装置、方法、及びプログラム
JP2013246503A (ja) * 2012-05-23 2013-12-09 Fujitsu Ltd 商品推薦方法及びサーバ装置
JP2019071043A (ja) * 2018-04-04 2019-05-09 株式会社発明通信社 サーバー装置
CN111460307A (zh) * 2020-04-03 2020-07-28 渭南双盈未来科技有限公司 一种移动终端精确搜索方法和装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08305729A (ja) * 1995-05-10 1996-11-22 Oki Electric Ind Co Ltd ネットワーク情報フィルタリングシステム
JPH09265478A (ja) * 1996-03-29 1997-10-07 Nec Corp 情報フィルタリング方式
JPH10240749A (ja) * 1997-02-24 1998-09-11 Nec Corp 情報フィルタリング方法及びその装置並びに情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08305729A (ja) * 1995-05-10 1996-11-22 Oki Electric Ind Co Ltd ネットワーク情報フィルタリングシステム
JPH09265478A (ja) * 1996-03-29 1997-10-07 Nec Corp 情報フィルタリング方式
JPH10240749A (ja) * 1997-02-24 1998-09-11 Nec Corp 情報フィルタリング方法及びその装置並びに情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002269143A (ja) * 2001-03-13 2002-09-20 Nec Corp 情報フィルタリングシステムとそのフィルタリング方法、及び情報フィルタリングプログラム
US7434244B2 (en) 2003-08-28 2008-10-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and system for recommending content
JP2012248017A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 行動モデル学習装置、方法、及びプログラム
JP2013246503A (ja) * 2012-05-23 2013-12-09 Fujitsu Ltd 商品推薦方法及びサーバ装置
JP2019071043A (ja) * 2018-04-04 2019-05-09 株式会社発明通信社 サーバー装置
JP7037815B2 (ja) 2018-04-04 2022-03-17 株式会社発明通信社 サーバー装置
CN111460307A (zh) * 2020-04-03 2020-07-28 渭南双盈未来科技有限公司 一种移动终端精确搜索方法和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3116851B2 (ja) 情報フィルタリング方法及びその装置
US6041311A (en) Method and apparatus for item recommendation using automated collaborative filtering
US6334127B1 (en) System, method and article of manufacture for making serendipity-weighted recommendations to a user
JP2800769B2 (ja) 情報フィルタリング方式
US6321221B1 (en) System, method and article of manufacture for increasing the user value of recommendations
JP3389948B2 (ja) 表示広告選択システム
US7707068B2 (en) Method and device for calculating trust values on purchases
KR101022886B1 (ko) 사용자에 따른 지능형 콘텐츠 추천 방법 및 시스템
EP0751471A1 (en) Method and apparatus for item recommendation using automated collaborative filtering
US20090006368A1 (en) Automatic Video Recommendation
JP5395729B2 (ja) 情報提示装置
CN101673286A (zh) 用于内容推荐的设备、方法和计算机程序以及记录介质
US11663661B2 (en) Apparatus and method for training a similarity model used to predict similarity between items
Huang et al. A novel recommendation model with Google similarity
JP2002014964A (ja) 情報提供システム及び情報提供方法
AU2008362901B2 (en) Method and apparatus for default rating estimation
KR20030058660A (ko) 개인화 시스템에서 사용자의 컨텐트 선호도를 이용한협업필터링 학습방법
JP2000242663A (ja) 情報提供システム及び情報提供方法
JP2002366838A (ja) リコメンデーション方法及びサーバ・システム並びにプログラム
JP2000227918A (ja) 情報フィルタリング方法及びその装置並びに情報フィルタリングプログラムを記録した記録媒体
JP2003167907A (ja) 情報提供方法およびシステム
JPWO2003017137A1 (ja) ユーザプロファイル管理装置および推薦装置
JP4059970B2 (ja) 情報源推薦装置
JP2002342366A (ja) 情報推薦システム及びその方法並びに情報推薦プログラム及びそれを記録した記録媒体
JP3646011B2 (ja) 検索システム、及び、当該検索システムのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030603